('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 06:44:39.29 ID:ZByHoT/o0
- http://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-7838.html
http://boonsoldier.web.fc2.com/mouitido.htm
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 06:46:05.49 ID:7mBJRjxXO
- キター
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 06:54:20.32 ID:ZByHoT/o0
- 注意書き
このスレは他の現行の最終話を書いてて詰まった>>1が発作的に立てた物です
すさまじく音速が遅いながら投下になるので、リアルタイムで追おうなどとはあまり思わず
他の事しながら気まぐれで覗く程度に留めてくださいめしませ
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:01:00.26 ID:ZByHoT/o0
- …………。
_,
( ゚∀゚)「んで、お前はそれにエントリーして来た…ってか?」
( ^ω^)「ですお」
あれから、最寄の登録場とやらに連れられて、早くも参加登録を済ませた僕は、
トーナメントの基本的なルールから準備するもの、手順などの説明を受けた後。
彼女の案内で町を見て回り、遅めのお昼を頂いて、それからようやく宿へと戻ってきた。
帰り着く頃にはすっかり時間も経って、既に時刻は夕暮れ時。
しかしエントリーの件で、すっかり舞い上がっていた僕は、
意気揚々に詳しいことを話せるだけ、包み隠さず話したのだった。
その間、三人とも唖然、と言った様子で耳を傾けていたけど。
話しが終わる頃には、それぞれ困惑した表情でうーん、と唸っていた。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:04:40.20 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)「あれ……駄目だったかお?」
ζ(゚、゚;ζ「ダメと言いますか…」
从 ゚∀从「まあ、こっちもこっちで色々調べてまわってみたんだがな、実際問題、
普通に王様に会うことさえ出来ないっぽいし、それしか今は手がない…か」
( ^ω^)「うん、まあでも大丈夫、心配いらないお」
ζ(゚ー゚;ζ「それは、まあ、ブーン様の実力はわかってますけど……」
从 ゚∀从「デレは心配性だなぁ、それくれー信じてやんなよ」
ζ(゚、゚;ζ「だって、こうまで毎回一人で突っ走られたら心配もしますよぉ」
从 ゚∀从「む、それもそうだぞ内藤! 俺たちに相談もしないで決めるなよ!」
(;^ω^)「……ごめんお」
ずい、と身をのりだしたハインが僕の鼻頭に指を向け、思わずのけぞってしまう。
コロコロと移ろいゆく態度はともかく、それを言われるとぐうの音も出ない。
今までにも色々心配かけてるのに加え、やはり話だけでも先にしておくべきだったかもしれない。
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:04:42.96 ID:JHNpadeBO
- 月曜の朝だぜ…?
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:07:49.04 ID:IDOUltv4O
- あれー酉はー?
- 8 名前:月曜?ぼこぼこにしてやんよ:2009/03/02(月) 07:08:07.39 ID:ZByHoT/o0
- _,
( ゚∀゚)「まあ、それは分かったけどよ……だが内藤、一つだけ聞かせろ」
(;^ω^)「え……は、はい?」
とか思ってたら、ジョルジュさんが僕を睨むように見据えたまま、低い声で問いかけてきた。
若干どもりながら応えると、言葉を溜めるように間が生まれた。
場の空気が一気に重くなる。
宿屋の一室に静寂が訪れ、外から聞こえてくる喧騒がやけに遠く感じた。
それから一呼吸の間をおいて、ジョルジュさんが口を開く。
_,
( ゚∀゚)「そのエントリーってのは、てめーだけがしてきたのか?」
( ^ω^)「いえ、もちろん二人分ですお、僕と、ジョルジュさんの分」
_,
(*゚∀゚)b「ならよし! ていうかよくやってくれた!!」
( ^ω^)b「えへへ」
ジョルジュさんは少年のような笑顔で、目をキラキラさせて親指を立てた。
分かりきった事だ、ここで僕だけエントリーなんてしたら、この人が納得するはずがない。
- 9 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:10:15.14 ID:ZByHoT/o0
- 続・男の友情、魂でわかりあった僕らからすれば、あまりに当然の事なのだ。
差し出された手を強く握り締めれば、僕の左手の骨がみしみしと悲鳴をあげる。
つい左手でのシェイクハンドに応じてしまったが、そっちは強化の布が巻かれた側。
(li゚ω゚)「ぎゃあああああああ骨が、骨があああああああ」
_,
(;゚∀゚)「ああっ、すまんつい力入りすぎた!」
( ;ω;)「ぐう……神具の力が身にしみる……ッ」
从;゚д从(ダメだこいつら……早く何とかしないと……)
そんな一悶着を済ませ、更に話は続く。
早くもやる気満々のジョルジュさんの押しもあって、残る二人も納得してくれたが、
まだ不安気ではあるようで、大丈夫なのかと似たような質問が続く。
流石に自分で何を見たわけでも無いし、実際がどうなのか不明な以上、それも当然だった。
( ^ω^)「ほんとに平気だってば、だって僕クウガだもん」
从*゚∀从「答えになってないぞ…! けど、この安心感と胸の高鳴りは何!?」
- 10 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:13:02.93 ID:ZByHoT/o0
- ζ(゚、゚*ζ「それに…ほら、そのヒートって人も…大丈夫なんですか?」
( ^ω^)「ていうと?」
ζ(゚、゚;ζ「初対面の相手をいきなりそんなのに誘うなんて…ちょっとその、怪しいというか…」
从 ゚∀从「だなぁ、どんな不審者だったんだそのヒート的な輩は?」
(;^ω^)「不審者て…いや普通の人だお、それどころか言葉遣いもすごい丁寧で、
なんていうか大人の女性って感じの…」
从 ゚∀从ζ(゚、゚*ζ「オトナノ……ジョセイ?」
(;^ω^)「…ん?」
_,
(;゚∀゚)「あー? なんだ、ヒートって女なのか?」
(;^ω^)「……あれ? 言わなかったですかお?」
- 11 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:15:18.39 ID:ZByHoT/o0
- ( ゚∀゚)「ああ、てーか名前からして男だと思ったわ」
( ^ω^)(ヒート…ひぃと……緋色、緋斗? ああ、確かに男っぽいかも)
( ゚∀゚)「そうか……てっきりライバルかと思ったが、違ったんだな」
( ^ω^)「あ、もしかして、それでそんなに心配してたのかお?」
_,
( ゚∀゚)「たりめーだろ、そういうのは早く言えってんだ
ほら、お前を蹴落とすとか、そういう何か企んでんだと勘繰っちまったじゃねーか」
( ^ω^)「いやいや、大丈夫だお、身体つきだってほっそりしてたし、
そういうのとは無縁そうな、こう、綺麗な赤い髪の美人さんだお」
_
( ゚∀゚)「お? なんだなんだ色気づきやがって、そんなにお前好みの女だったのか?」
(;^ω^)「ちっ違いますお! そうじゃなくて、ただ怪しくないって言いたいだけでですねぇ!?」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:16:30.55 ID:IDOUltv4O
- しえんぬ
- 13 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:17:58.61 ID:ZByHoT/o0
- _
( ゚∀゚)「まあまあ、そうムキになるなって、んでおっぱいはあったのかい?」
(;^ω^)「背の高さの割にはあんまり……って、だから!」
_,
( ゚∀゚)「見るとこは見てんじゃねーか、このむっつりめ」
(;^ω^)「〜〜〜っ……とにかく、大丈夫だお、なんか罠があるとかそういうのは」
ζ( ー *ζ「……怪しい」
( ^ω^)「なぃ…………え?」
- 14 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:20:06.76 ID:ZByHoT/o0
- 从 ∀从「……ああ、怪しいぜえ」
(;^ω^)「……ええ? いやだから」
ζ( 、 *ζ「確か……お昼もご馳走になったんでしたよね……その人に?」
从 ∀从「……そうかぁ、そんなかわいこちゃんと二人っきりでねぇ」
( ^ω^)「かわいこちゃんて、そんなもう誰も使わないような表現を……」
(;^ω^)「って、そうじゃなくて、案内してもらう流れでそうなっただけで、別に何も」
从#゚Д从「ふんだ、どうせ鼻の下のばしてたんだろ! もう知らない!!」
ζ(゚、゚;ζ「もしかして、年上が好みとか……?」
Σ从;゚∀从(あれ!? しまった、ここはツンデレする場面じゃないのか!?)
- 15 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:23:28.51 ID:ZByHoT/o0
- ζ(-、-liζ「それともやっぱり…細いのが好みなんですか……」
(;^ω^)「いや、だから、さっきのはただ普通である事を伝えようとしただけで、他意は何も」
从 ゚∀从「あー……わーってるよそんなの、空気も読み損ねたし、俺おまえの妻だし」
( ^ω^)「ごめん最後なに言ったかわからなかった」
从 ゚∀从「んん、お前にそんな甲斐性ないって言ったんだよ」
ζ(゚、゚*ζ「ぁ……それもそうですね」
从 ゚∀从(ほんとにさ……そんなのがあるなら)
ζ(゚、゚*ζ(こんなに苦労しませんよ……)
从;-∀从ζ(-、-;ζ「はあ……」
(;^ω^)「……なんなの?」
( ゚∀゚)「もっとマメになれって事だろ」
(;^ω^)(……豆?)ナンノコッチャ
- 16 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:29:28.98 ID:ZByHoT/o0
- 从 -∀从「……けど、まあ細いのを綺麗と称した事実は変わらないわけだが」
ζ(゚ー゚#ζ「……む…」
ζ(゚、゚*ζ(……ランニングでもしようかな…)
( ゚∀゚)「ダイエット頑張れよマイシスター」
ζ(゚д゚#ζ「うるさい黙れ」
…まあ、そんな感じで。
何はともあれ、新たに見え始めた進むべき道は、果たして正しいのだろうか。
そんな不安が見え隠れするも、いつも通りの光景がそれを誤魔化すように場を和ませていく。
僕は苦笑しつつ、肩の力が抜けるのを感じてほっと一息ついた、のだが。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 07:31:40.92 ID:/vqmhAEnO
- 続き楽しみにしてたわ
しえん!!
- 18 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:33:57.79 ID:ZByHoT/o0
- 頭の中に響いてくる声だけは、それとは正反対に重苦しい物だった。
( ^^ω)(……ヒート、だったか)
( ^ω^)(ん? どうしたんだお?)
( ^^ω)(確かに、どうも怪しい女だったと思ってな)
(;^ω^)(ええ……そうかなぁ? 普通にいい人っぽかったけど)
( ^^ω)(いや、いい人かどうかは知らんが、そういう類の話じゃないホマ)
( ^ω^)(ふむ?)
( ^^ω)(最初に展望台へ向かった時だ、あの入り組んだ道なりを走っていたにも関わらず、
着いてみればあの女、息一つ切らしてなかったんだぞ? しかもお前を先導したままな)
- 19 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:39:51.47 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)(そ、そうだったかな…そんなことまで覚えてないお)
(;^^ω)(どこ行ってもお気楽なやっちゃ…ああ、それにあの身のこなしもな、只者じゃなさそうだ)
( ^ω^)(よく見てるねぇ……けどあまり人の身体をじろじろ見るのはどうかと思うよ?)
( ^^ω)(風呂覗くやつに言われたくないホマ)
(;^ω^)(ぐ……あー、でもこの国は逞しい人が多いらしいから、それでじゃないの?)
( ^^ω)(だからおかしいんだろ、ていうかお前、それさえ気付かなかったんだな…)
(;^ω^)(え、なにを?)
( ^^ω)(あの女……この町で見かけた人間のなかで唯一、何も武器を持っていなかったんだよ)
( ^ω^)(ん……あ、そういえば…)
- 20 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:43:05.61 ID:ZByHoT/o0
- ( ^^ω)(単に隠しているだけだったかもしれんがな、だが他の連中がひけらかしてる中で、
一人だけそんな事をしているのもよく分からん)
そして、もう一つ思い出したのはそれ以前、広場での出来事だった。
ヒートさんが、僕に参加者なのかを問いかけた時の、あのぞわりとした感覚。
ただ見られているだけだった、なのに僕は身じろぎすらとれなかった。
恐怖でもなく、ただの動揺にも似てるけど、それとも違う感覚。
ただただ気圧されるような、不思議な瞳だった。
あれはいったい、何だったのだろう。
特に悪い感じでは無かったから、すっかり忘れていたけど、
そう思い返せば確かに、どうにも不審な点がいくつも浮かんでくる。
( ^ω^)(……普通の人ってわけじゃ無さそうだお)
- 21 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:45:24.00 ID:ZByHoT/o0
- けど、それを考えた所で何がわかる筈もない。
多少の警戒はすべきかもしれないけど、それも何だか失礼な気がするし。
そもそも、別に参加を勧められただけで、それ以上何をどうこうと言う訳でもない、
楽天的な考えかもしれないけど、やっぱり悪い人じゃないという確信もある。
だから今は、とりあえず明日からの事を考えよう。
( ゚∀゚)「んで、初戦はいつなんだ?」
( ^ω^)「三日後の正午、みたいですお」
_,
( ゚∀゚)「んじゃ、それまでに色々用意しとかねーとな!」
( ^ω^)「はいですお!」
- 22 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:48:45.47 ID:ZByHoT/o0
- _
(*゚∀゚)「んん、しっかしたのしみだなぁ! もう今日から寝れねーかも俺!」
(;^ω^)(遠足前の子供かお……)
ζ(-、-;ζ「……お兄ちゃん…」
从 ゚∀从「嬉シソウダナー」
………。
川 ゚ -゚)「行ったか……しかし、本当に大丈夫なんだろうか」
('A`)「どうだろ、けど…」
時は戻ってもう一方、場所は変わって豊穣の地エッダにある、アルスターの村。
ヒルトを目指し、旅立ったブーン達を乗せた陸船を、ドクオ達は見えなくなるまで見送っていた。
- 23 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:52:52.07 ID:ZByHoT/o0
- 川 ゚ -゚)「けど?」
('A`)「ブーンが居るから、きっと…」
川 ゚ー゚)「……信じているんだな」
(;-A-)「いや、うーん、でも…何とかなる、とは思わないんだけど、
きっと大丈夫だろう、と思うというか」
(;'A`)「何ていうんだろなぁこれ……うーん」
(´・ω・`)「まあ、信用ってのはまた違う気がするよね、危なっかしいし」
(;'A`)「あー…そうなんだよなぁ」
(´・ω・`)「能天気な癖に、一度考え込むと一つのことしか見えずに突っ走るからねぇ
僕と会ったばかりの頃だってさ、何回変な言いがかりをされた事か……」
ショボンは舌打ちを一つに、最後のほうはどこか忌々しそうに呟いていた。
- 24 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 07:59:39.86 ID:ZByHoT/o0
- ……何かあったのだろうか、何となく仲間はずれ感があって、一抹の寂しさが胸を駆ける。
でも、そういえば、ブーンとショボンっていつの間にか仲良くなってたけど、
その辺については何故か、聞いても答えてくれない。
(´・ω・`)(……あからさまに人をホモ扱いした事、絶対に許さないよ)
しかも、本人は気付かれないよう遠まわしにしている事が、余計に腹立たしい。
ショボンのブーンに対する態度があれなのも、そこに起因している事は誰も知らない。
川;゚ -゚)「信用があるのかないいのか」
(;'A`)「でも、まあ、最後にはどうにかなるんだろうな、ってさ
そういう変な安心感みたいなのがあるんだよ」
(´・ω・`)「あれで結構しつこいからねぇ、馬鹿だからあんまり引く事もしないし」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 08:07:01.33 ID:rSqXHS+6O
- 文猫蒼海春楽しみにしとるよ支援
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 08:17:18.35 ID:Fj5q3w7BO
- なんという時間に……
志穂
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 08:27:35.11 ID:kesJNN40O
- 好きです
支援
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 08:35:56.36 ID:FmQ7fz7RO
- おいw平日の朝から投下かよw
支援
- 29 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 08:49:41.53 ID:ZByHoT/o0
- 川 ゚ー゚)「……なるほどな」
二人で陰口めいたものを言い合っていると、不意にクーがくすりと微笑んだ。
そして、そう言うなり、一人で何かを納得するように頷いている。
(;'A`)「なるほどって……何が?」
川 ゚ -゚)「……ちょっと悔しいから、教えてやらん」
(;'A`)「ええ?」
けど訪ねたら、何故か口を尖らせてそっぽ向いてしまった。
どう見ても拗ねている様子だ、俺か、俺のせいか。
そうは思っても、どこに怒らせる要因があったのかさっぱり分からない。
- 30 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 08:52:07.00 ID:ZByHoT/o0
- 何が何だか分からなくて困っていると、やがてショボンが続けた。
(´・ω・`)「まあ、それは置いておいてさ、そろそろ準備を始めようか」
(;'A`)「準備?」
(´・ω・`)「うん、迎撃の準備だよ」
(;'A`)「迎撃って…? どうしてそんな、まだ攻めちゃこないんだろ?」
川 ゚ -゚)「……本格的には、だな」
(´・ω・`)「そう、ブーン達には向こうで頑張ってもらうために言わなかったけど、
いくら何でも完全にスルーしてくれる、なんて事はまず無いと考えた方がいい」
(;'A`)「そう……やっぱり、そうなのか?」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 08:52:52.40 ID:xM4WXtRsO
- 月曜の・・・朝・・・・
- 32 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 08:56:20.55 ID:ZByHoT/o0
- (´・ω・`)「…向こうにしてみれば、僕らは怨敵なんだよ、
なのに、足並み揃うのをいつまでも待てるはずがない」
(´・ω・`)「団結してくるのか、それとも別働でくるのかは分からないけど、
近いうちに必ず、もう一度どこかしら攻めてくるよ」
その気持ちだけは、俺もわかるつもりだ。
大事な何かを壊されて、それを黙っているなんて出来るはずがない。
気持ちだって、やがては薄れてしまう、そうなる前にと感情はいつも昂ぶるものだ。
事実はどうあれ、その感情だけは決して否定できるものじゃない。けど。
('A`)「かたき、か……誤解なのに…」
('A`)(……誤解?)
今しがた、不安めいた思いが胸をざわつかせた。
かたきが誤解だった、なんて、真実を知る術がなければ誰も知りようが無い。
なら、俺は?
- 33 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 08:58:28.62 ID:ZByHoT/o0
- (;'A`)(……)
俺にとっての仇。
浮かぶのは一つだ。
だけど、本当にそうだったのかな。
それは、本当に怒りだけだったんだろうか。
「そうでなければならない」
そういう使命感が、迷いを断ち切ろうとする心を奮わせたのが、
あの湧き上がる激昂だったのではないのか。
ずっと思っていた事がある、あの日、ジョルジュさんから弟であった事を聞かされた時から。
そして、神具の力によって人が操られる……ぺニサスさんの例を見て、更に強まったこの思い。
あの人も、
- 34 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:04:01.95 ID:ZByHoT/o0
- 誰かに、操ら川д川「じゃから、わし等はシャキン様の下迎え撃つのじゃよ!」
(;'A`)「っ!?」
(;´・ω・`)「ねえ、そのノリさ、いつまでやるの?」
川*д川「それはもちろん、救世主が闇を切り裂き、光をもたらすまでじゃよー」
川 ゚ -゚)「…ドクオ?」
(;'A`)「……あ、ちょっとぼーっとして…」
いつの間にか入り込んでいた、思考の海。
たぶん呆けていた俺を、貞子さんの元気のいい声が現実へ引き戻した。
思わず見回すと、クーの顔が目に飛び込んできた。
穏やかで、ほんの少しだけ微笑むような表情、そしてその凛とした声。
その全てがこの胸を温かくさせる、けど、それも最近になってからだ、
ちょっと前までは、本当にまるっきり別人だったんだ。
- 35 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:07:41.02 ID:ZByHoT/o0
- そして、元の彼女がどういう人だったか、もう俺以外は誰も知らない。
この世界に、もう誰も居ない、誰も……明るい彼女の笑顔を、知らない。
それを思うと……あまりの豹変ぶりに、見ているだけで辛くて、苦しかった。
それは誰のせいだ。
脳裏をよぎるのは、あの日の、感情さえも失くした様に、ただただ、涙だけをこぼす泣き顔。
(; A )(……馬鹿か俺は…理由なんかどうでもいいだろ、そんなの関係ねえよ)
( A )(……関係…ねえよ……)
- 36 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:17:09.85 ID:ZByHoT/o0
-
それなのに、この淀んだ迷いを振り切れない自分が居た。
漫画の登場人物のように、想いの一つも貫けないこの弱さが嫌で、
悔しさにひとり拳を握り締めれば、手のひらを抉る爪がやけに痛かった。
だから。
受け継いだ剣に宿るあの炎が、その心を写すように暴れている事にさえ、
この時の俺は、気付いてすら居なかった。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 09:22:25.72 ID:IDOUltv4O
- しえんぬ
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 09:29:20.25 ID:4iLaq8gNO
- 本物かw支援
- 39 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:29:43.32 ID:ZByHoT/o0
- 川 ゚ -゚)「……」
そして、そんなドクオを見据えて、思うのは。
川 ゚ -゚)(…ドクオは気付いているのだろうか)
どうにも彼は、内藤の存在を心の支えにしている節がある。
そして、自分の中にある物から目を背けている。
まるで少し前の自分を思わせる姿だった。
こうして外から見てみれば、その危うさを感じずにはいられなかった。
川 ゚ -゚)(なら、もし、その内藤が居なくなったら……)
どう転んでも、悪いほうにしか考えが浮かばない。
自分とてそうだった、依存か、拒絶か、あるいは現実からの逃避か。
川 - )(私は……私に、それを支えられるような存在に…なれるのだろうか…)
そうして、様々な不安と、思惑を重ね合わせ、時は続く。
もうじき訪れるであろう、二つの戦いを予感したままに―――――。
- 40 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:33:41.41 ID:ZByHoT/o0
-
【 次回予告 】カウンゼローカメンライダーアギィトォーー
- 41 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 09:42:02.92 ID:ZByHoT/o0
- ミ;゚Д゚彡「ぬわあ、128規制がこうまで厄介な代物だったとは…」
ミ,,゚Д゚彡「けどこのスレを見た時、え? という疑問を感じたと思う、
月曜の朝だからこそ、そんな気持ちを忘れないで欲しい」
ミ,,゚Д゚彡「とりあえず予告は入れるけど、このまま次の話までながら投下は続くのであった」
ミ,,゚Д゚彡「そんな感じで次回予告、ゲストお願いします>>42」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 09:55:38.50 ID:x3dKqykN0
- 川 ゚ -゚)
- 43 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 10:19:38.71 ID:ZByHoT/o0
- ミ,,゚Д゚彡『意外に早かったな……それはさておき保守を兼ねた次回のお話は!』
( ,,゚Д゚)『ブーン達ははやくもトーナメント戦開始、まずは軽く予選突破…と思いきや』
(;^ω^)「え、真剣は使っちゃ駄目ってことかお!?」
( ,,゚Д゚)『どうやら神具を使って戦うことはできないようだな』
ミ;゚Д゚彡『ていうかギコ? あれ、ゲスト違くね?』
( ,,゚Д゚)『知らん』
ミ;゚Д゚彡『知らんておま』
(´・ω・`)「どうせバレてるんだ、なら使わせてもらうよ…名高い破壊の剣の名前をね」
( ,,゚Д゚)『そして、エッダの地を守るべく立ち上がるドクオ達、その時ショボンは?』
ミ;゚Д゚彡『…まあいいか、えーと次回、異世界でもう一度 第29会 「双戦」』
ミ,,゚Д゚彡『読んでく( ,,゚Д゚)『うし、次が突っかえてるから撤収すんぞミ;゚Д゚彡『あるぇー!?』
………。
川 ゚ -゚)「あれ……誰も居ない?」
川 - )「……けど、何だろう……」
「………懐かしい、感じがする……」 つづく、、、I
- 44 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 10:26:41.59 ID:ZByHoT/o0
- ひとまず、これで前回のつづきはおわり、次はたぶん最初から最後までバトる
ああいやだ、バトルシーンは未だに苦手だ、でも書くよ、ほるひすは
一話分のプロット作りから始めるのでまだまだ時間はかかるよ
でも徹夜明けの狂ったテンションに任せてスレか俺が落ちるまで続けるよ
関係ないけど脳内物質を高めるために久しぶりに紅魔郷をやったら逆に疲れた
でもリプレイを見ようと思ったら一番新しいのでも2005年でやんの
思えばあれからずいぶん大きくなったもんだねぇとしみじみ以下省略
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 10:30:35.44 ID:hpdqnzqAO
- 乙です
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 10:33:02.26 ID:rSqXHS+6O
- 乙
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 10:49:39.08 ID:F7LVBGKgO
- 乙ー
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 11:24:35.07 ID:oT3sRyfSO
- おつ
- 49 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 11:25:26.07 ID:ZByHoT/o0
- 今回は…落とさせないぜふぅーはははー
ああテンションおかしくなってきた
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 11:36:20.85 ID:qKyJJGVdO
- 乙
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 11:37:24.47 ID:39msuqUu0
- 投下時間に感服した
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 12:08:32.77 ID:RGSrAio6O
- 2ヶ月振りじゃないか待ってたぜ
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 12:24:28.73 ID:K5Xn3Uq7O
- 乙!
なんでこんな時間にwww
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 12:42:05.93 ID:LXUb6dFWO
- スレ保持数減った?
400ぐらいしかない
はやめ保守
総合落ちたw
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 13:03:47.30 ID:wz4D/Vnq0
- 支援
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 13:09:29.95 ID:4iLaq8gNO
- しほ
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 13:21:46.68 ID:4hdZu+OP0
- sien
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 13:34:31.94 ID:K5Xn3Uq7O
- 志穂
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 13:46:17.17 ID:RGSrAio6O
- 作者は落ちたか?w
保守
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:08:14.63 ID:4hdZu+OP0
- sien
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:09:56.58 ID:W0mPDl8+0
- 落とさせはしない
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:20:23.45 ID:oT3sRyfSO
- しえん
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:26:41.91 ID:8bUnH2jYO
- 初遭遇なのにもう作者いない?保守
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:31:25.51 ID:/0Z/DYqB0
- 志穂
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:39:30.65 ID:NXz2QYuoO
- こんな時間にwww
作者頑張れ
志穂
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 14:47:50.03 ID:W0mPDl8+0
- ふふふ
- 67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:04:04.11 ID:rSqXHS+6O
- 保守
- 68 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:09:57.51 ID:ZByHoT/o0
- 月曜にぼこぼこにされたよ……KOされて気付いたらこの様だよ……
勢いだけで行動するもんじゃないね……
しかしまさか残っていいようとはありがたやありがたや
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:14:03.59 ID:RGSrAio6O
- おかえり
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:20:54.23 ID:W0mPDl8+0
- よくぞ帰ってきた
- 71 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:33:53.30 ID:ZByHoT/o0
- 【 第29会 「 双戦 "勝利と敗北"」 】
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ
壁越しに聞こえてくるのは、幾重にも混ざり合った人の雄叫び。
まるで地鳴りのように、籠もった音がビリビリと空気を震えさせる。
耳を澄ませば、どうにもやぶさかでない言葉が飛び交っているのが理解できる。
この盛り上がり方からして、どうやら終わりが近いのだろう。
そう思って間もなく、どこかに爆弾でも落ちたような大きな歓声が響き渡った。
( ゚∀゚)「お、前の奴、終わったっぽいな」
(;^ω^)「いよいよかお……」
- 72 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:36:42.53 ID:ZByHoT/o0
- ( ゚∀゚)「なんだ、緊張してんのか?」
(;^ω^)「そりゃしますお…」
時は流れて3日後、早くも初戦の日がやってきてしまった。
参加を決めたときこそ、平気平気と思っていたけど、本番となると緊張する。
まず、どんな物かを見に行ったのが一昨日のこと。
実はその時点で、あまりの凄まじさに、早くも僕は気が引けていた。
乱暴な野次と、罵声と咆哮。
やがて波のように静寂が訪れると、花火のような衝撃と共に巨大な歓声。
それらを前に、僕は暗いトンネルみたいな通路を抜けた先で、ただ立ちすくむばかり。
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:40:38.56 ID:W0mPDl8+0
- wktk
- 74 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:41:03.75 ID:ZByHoT/o0
- ( ゚∀゚)(盛り上がってんなぁ)
(;゚ω゚)(……)
目に飛び込んでくるのは、某会場を思わせるような数の人の頭。
こんなに沢山の人間が、いったい何処から集まってきたというのか。
疑問に思うほど、その光景は想定の範囲をかるく越えていた。
そして、そんな怒号が響く闘技場の中心部。
空け開かれた巨大な空間に、野草が茂る広場があった。
その広場を3階建てにも関わらず、人で埋め尽くされる観客席がぐるりと一周。
天井は無いが、風珠の力によって雪は入ってこないようになっている。
なので、ここだけは人の熱気で、いつも暖かいを通り越して熱いほどだった。
- 75 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:45:41.88 ID:ZByHoT/o0
- 更に中心では、今もそれぞれ武器を携えた人間が、駆けてはぶつかり合っていく。
この場に居る全ての視線を受けて、それでも怯むことなく、果敢に武器を振るう。
それは、まさに圧巻の一言、こんな場所で自分も戦わなければならないのかと思えば。
(;^ω^)「……うう」
それだけで、充分気が滅入る。けど時は残酷で、そんなの知った事じゃないと押してくる。
でも、ここまできて逃げるわけにはいかない、とにかく、やるだけの事はやらないと。
決意するように、鋼の棒を握り締めると、反動をつけて一気に立ち上がった。
(;^ω^)「じゃあ、行ってきますお」
( ゚∀゚)「おう、頑張れよ」
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:46:07.00 ID:LXUb6dFWO
- 平日昼だからさるには気をつけてな
スレ保持数も減ってるから落ちやすいようだ
ということで支援
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:50:54.67 ID:kesJNN40O
- 支援
- 78 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:52:52.23 ID:ZByHoT/o0
- 控え室のような場所から続く、一本の長い道。
この先に、闘技場のリングというか、舞台である野原がある。
周囲のやかましさに負けないくらい、はやる心臓は止めようがないので放っておいて、
感覚の鈍い両足で、先に見える光をめざして、どうにかこうにか進んでいく。
そして景色が開けると、身体の震えさえ吹き飛ばすほどの圧迫感と、
何故か頭の上のほうから降りかかるように聞こえてくる、割れんばかりの歓声。
もっと耳が馬鹿になるくらい、やかましい物かと思ったけど、不思議とそうでもなかった。
けど、それが逆に理性を保たせることになって、なんかもうちょっと泣きそう。
(; ω )「は、はは、あはははは……」
助け舟を求めて、ついつい頭の中で語りかけてしまうが、返事はない。
何せ僕の神具はいま、ここの何処かに居るであろうデレが持っているのだから。
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:54:33.85 ID:W0mPDl8+0
- kwsk
- 80 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 15:55:23.74 ID:ZByHoT/o0
- ながら中だからさるはむしろ好都ご……そうそう、スレ保持数に気付いたのは朝のこと。
そして128規制の恐怖に気付いたのも朝の事。すごい時に始めてしまったものだよ。
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:57:04.92 ID:W0mPDl8+0
- だけど悲しい事に、二時から三時、三時から四時といったふうに時間の区切り区切りで猿さんはいったん解除されるはず
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:57:08.79 ID:RexNj/dZ0
- パー速もこのくらいの保持数にすれば重くなるなんてことはないと思うんだ
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:57:45.19 ID:RGSrAio6O
- まぁ、前回の投下も年明けの凄まじい時だったがなwww
神具使わないのか支援
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 15:58:51.57 ID:LXUb6dFWO
- まあ、とにかく支援
誰かしら何か書いてりゃスレは持つだろ
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:05:59.32 ID:yjUIIlcmO
- 落ちるぞ支援
- 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:09:29.04 ID:wz4D/Vnq0
- パー速保持数2601ワロタ
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:10:43.16 ID:W0mPDl8+0
- wktk
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:21:11.98 ID:yjUIIlcmO
- 捕手
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:24:54.77 ID:IDOUltv4O
- 2話連続とは正月のあれを思い出すなしえんぬ
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:29:24.68 ID:LXUb6dFWO
- 保守支援
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:43:52.32 ID:rSqXHS+6O
- 支援
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:49:39.46 ID:LXUb6dFWO
- 色んな作者のブログに、パンツの色聞いて回ってるのがいるな
もちろん、この作者のブログにも
支援
- 93 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 16:53:33.17 ID:ZByHoT/o0
- 以前にも、似たような事があった時に神具を使わなかった事がある。
けど、あの時は自分の力を知るためだったけど、今回はまた違う理由だ。
それを決めたのは、今朝の事だった。
(;^ω^)(え、真剣は使っちゃ駄目ってことかお!?)
( ゚∀゚)(おいおい、相手の命を奪ったら失格なんだろ?)
( ゚∀゚)(そんな加減してる余裕あんのか?)
(;^ω^)(それは……どうだろう)
とまあ、一言で説明すれば、攻撃力が高すぎるのが原因だ。
- 94 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 16:56:51.97 ID:ZByHoT/o0
- 確かに使えば、普通の相手なら圧倒できる、殺さずに勝つ事だってできると思う。
だけどもし相手が死ぬ気でかかってきて、迂闊に反撃できずに負けたりしたら洒落にならない。
だからこの場では、何かしらの別に殺傷能力のない武器を持つべきだ、というわけで。
ここに来るまでに見つけた武器屋で、店長おすすめとかいう、奇妙な鋼の棒を装備してきたのだった。
ちなみにどう奇妙かというと、その色と形だ。
薄緑色の刀身部に、布が巻かれた柄の下には奇妙な紫色の球体が着いている。
最初はこっちの丸い部分で殴ればいいのか、と思ったが、
なんとなく、材質的にも位置的にも違うようだ、ていうか壊れやすそう。
パチッ
(;^ω^)「いてっ」
気を落ち着けようと、その部分を撫でてみたら静電気が走った。
ああもう、これだから寒い季節というのは困るんだ。
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 16:57:37.11 ID:LXUb6dFWO
- 支援
- 96 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 16:59:25.19 ID:ZByHoT/o0
- ( ^ω^)「む」
とか何とかしてる間に歓声が強まる、見れば反対側にとても大きな人影が現われた。
いやしかし、凄く大きな人です、なんだか入り口のゲートが小さく見える。
ていうかちょっと待って、あれって……。
(;゚ω゚)「はいぃーーー!?」
( -@∀@)『さあーーー!! それでは次の試合を始めようかな!?』
その相手の姿に、思わず仰天する僕をよそに、アナウンスの甲高い声が響く。
( -@∀@)『まずは西方から登場の少年は、なんと他所の国からのエントリー!!
名を内藤ホライゾン!! しかし、これは…ちょっと…大丈夫なのかあ!?』
- 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:01:02.69 ID:NJFlnOPo0
- 支援
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:01:22.46 ID:W0mPDl8+0
- ふむ
- 99 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 17:01:37.10 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)「…うっ」
あまり見ないようにしていたのだが、名前を出されて反射的に見上げてしまう、
視界めいっぱいに広がる、自分を飲み込まんばかりの壁にくらりとめまいがした。
きっと今の僕は、とても挙動不審に違いない。
なんとなく、野次の声に失笑が混じってる気がした。
気のせいだろうか、気のせいじゃないだろうなぁ。
僕が弱そうだとかもあるだろうけど、それ以上にそう見られるのも無理はないと思う。
なにせ、相手があれだ。
(・(エ)・)
( ^ω^)「……」
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:06:57.56 ID:HX4Kv6vhO
- クマー
- 101 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 17:09:38.46 ID:ZByHoT/o0
- 3メートルはありそうかと言う、全身毛むくじゃらな体躯。
ズボンは履いてるけど、明らかに短めで図太い足。
極めつけは、あのベアーナックル、爪だ、爪があるぞ。
やっぱり、何度見ても熊に見える。
( -@∀@)『対する相手は、東方より入場のクマゴロウ氏だ!!
過去にも数度参加しているが、その度に相手を惨殺し、失格となった恐ろしい選手だ!!』
(;^ω^)「いや、出場禁止にしなよ、そこは……」
( -@∀@)「ついたあだ名はそのままずばりクマ殺し、果たして内藤の命運はいかに!?」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:11:22.38 ID:RGSrAio6O
- ちょwwwwwクマ殺しってwwwwwwwwww
- 103 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 17:14:37.93 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)「……」
僕は死ぬかもしれない。ていうかあれ、どう見ても熊じゃん。
どうなってるんだ、いいのかこれ、人間限定じゃないのか?
(・(エ)・)「よろしく頼む」
(;゚ω゚)「しゃべった!!?」
( -@∀@)d『それではぁ、ガンダムファイト、レディィィ…ゴーーーーー!!!!』
(;゚ω゚)「いやちょっと待て!!」
(・(エ)・)「参る!!」
- 104 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 17:18:20.73 ID:ZByHoT/o0
- 何で開始の合図それなんだ、と突っ込んでいる間に、目の前の相手が地を蹴った。
ハッと気付いて構えを取るが、クマゴロウは既に大口を開け、その鋭い爪をふりかざす。
(;^ω^)「こなくそっ!!」
咄嗟に受けるべく、下方に構えた鋼棒をふりぬ、
(#・(エ)・)「ヴォオオオオオォォ!! クマ゛ァァアアアアアアアア!!!!」
(;゚ω゚)「無理!! 絶対に無理!!」
振りぬこうとした腕を引き、全力で緊急回避。
高音と低音の混ざった風切音が、ほんのこめかみのすぐ上を通過する。
それだけで、顔面にビリビリと痺れが走り、僕は表情を強張らせた。
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:19:46.80 ID:J8ZpJvrPO
- また異世界中断して文猫投下しようぜ糞作者
- 106 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 17:22:18.35 ID:ZByHoT/o0
- (;-ω^)「っ……!!」
体格に見合わず、信じられないほどの速度だ、しかも動きに無駄が無い。
低い姿勢から、相手を威圧するように身体を起き上がらせ、怯んだ瞬間を狙う。
このクマ、マジ洒落にならないくらい怖い。
あの勢いで繰り出される腕を、今の僕が止めるとか無理だ。
このままでは不味い、いきなり何だか大ピンチ、反撃しなきゃやられる。
しかし、そうは思えど次の瞬間にはクマゴロウが次の攻撃を繰り出してくる。
(・(エ)・)「マ゛ッ!!」
(;゚ω゚)「どわあ!!」
ほぼ上からの、打ち下ろしの右。
地面に落下するくらいの勢いで身を屈めて、どうにか回避、しかし背筋が凍る。
こんなの頭に喰らったら、ええと、その、ちょっとかなり残酷な事になるぞ。
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:25:39.19 ID:4tKE75qOP
- しえんwwwww
- 108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:44:22.19 ID:IDOUltv4O
- しえ
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:53:04.16 ID:yjUIIlcmO
- 私怨
- 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 17:55:23.45 ID:tZ7Ch/XUO
- 支援
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:03:41.10 ID:nESNL6Nh0
- しえん
- 112 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:06:53.01 ID:ZByHoT/o0
- ( ^ω^)(あっ、足下、がらあき!!)
そして目に飛び込んでくるのは、ほんの隙間。
ほぼ座り込んだ状態から、限界までひきしぼった足のバネを一気に放つ。
一呼吸も置かずに懐へ飛び込むと、脇を抜けつつ膝への一撃を叩き込む。
(;^ω^)(どうだお!?)
(#・(エ)・)「いてーなこのやろう!!」
(;^ω^)「うわぜんぜんきいてない」
叩いたときの感触も、まるでタイヤでも殴ったような感覚だった。
あのズボンに何か仕込まれてるのか、それともあのぶ厚い毛皮によるものか。
それは分からないが、これはつまり普通の打撃は通じない、という事だ。
自分でそう思いつつ、冷や汗がつたう。
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:09:56.37 ID:4tKE75qOP
- ふっふ!
- 114 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:15:07.02 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)「て、そんなこれ、どど、どうしたら!?」
こんな時、瀬川さえ居てくれれば、とつい考えてしまうが、
当たり前だが返事はなく、結果、隙を作るだけに終わる。
(#・(エ)・)「ゴァアアアアアアアアアア」
(;^ω^)「お前も野生まるだしかお!!」
………。
ζ(゚Δ゚;ζ「あ、ああ!! 危ない!!」
从;゚∀从「うわ!? 今の喰らったんじゃねえの!!?」
一方、観客席では、そんな戦いの様子をハラハラしながら見守る二人が居た。
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:22:29.96 ID:xZK1qLmBO
- 支援
- 116 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:22:44.18 ID:ZByHoT/o0
- ζ(-、-;ζ「うう、もう見てられない……ところで……ハインさん?」
从;゚∀从「お、なんだい?」
ζ(゚、゚;ζ「あの対戦相手の方、どうもクマに見えるんですけど、気のせいでしょうか?」
从 ゚∀从「だからクマに似た人だろ?」
ζ(゚、゚*ζ「いえクマそのものというか」
从 ゚∀从「馬鹿だなぁ、本物のクマがこんなのに参加するわけないだろ?」
ζ(゚、゚;ζ「……それは、まあ、そうですが」
从 ゚∀从「ほらほら、それよりちゃんと見ろよ、すげーぞ!」
ζ(゚、゚;ζ「え?」
从*゚∀从「おっ!! やった、いいぞもっとやれ!!」
ζ(>、<;ζ「あっ、ああっ、当てた!? って危ないいい!!」
- 117 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:26:06.76 ID:ZByHoT/o0
- 「おっ、姉ちゃん等もあの小僧の応援かい!?」
从 ゚∀从「おうともさ!」
「よっしゃ、ならもっと声出さなきゃ駄目だかんな!! いくぞ、せーの!!」
「がんばれー、まけんなー、ちからのかぎりいきてやれぇ〜〜」
と、ハラハラしながら見守りつつ、何だかんだ言って結局、
二人ともこの状況を、存分に満喫しているのであった。
「…!!」
そして始まってから、どれほど経っただろう。
最初はすぐに終わると思っていた観客達も、目を見張りはじめる。
- 118 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:29:07.50 ID:ZByHoT/o0
- 「お!? ああ、また駄目だ」
「しかし本当にすばしっこいなぁあの子!!」
「あれだけ受けて全部避けてるぞ!?」
「でも、そろそろ喰らうんじゃね?」
(#・(エ)・)「この、ちょこまか動クマ!!」
(; ω )「……っっ!!」
避けながら、何度か叩いては見るが効果なし、ある意味での膠着状態がつづく。
だが、しばらくすると、徐々にクマゴロウの攻撃が変化してきた。
先ほどまで一撃狙いの大振りだったのが、徐々に細かくなっていく。
その分、力は落ちているのだろうけど、それでも充分に驚異的だ。
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:30:56.25 ID:4OQTTPDr0
- 今来た 支援す
- 120 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:32:36.94 ID:ZByHoT/o0
- まともに喰らえば、軽い怪我では済みそうも無い。
当たる訳にはいかない、集中しろ、クールになるんだ僕。
それにちょっとずつだけど、クマゴロウの攻撃速度も落ちてきている。
このまま相手の体力が無くなるのを待てば、と言いたい所だけど。
(;゚ω゚)「ぐ、ううう……」
この緊張感と、常に全力で動き続ける回避運動。
どちらがより体力を消耗するかなんて、火を見るより明らかだった。
ていうか、野生のパワフルエナジーとヒューマンパワーでは分が悪い。
無酸素運動をつづけた肺が、もう無理だと深呼吸を強要してくる。
だけどそれさえ、必死すぎる僕は隙をつくりそうで怖かった。
でも、いよいよそれも限界。
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:33:11.55 ID:4tKE75qOP
- 支援だっ
- 122 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:36:12.39 ID:ZByHoT/o0
- (; ω )「せ、せつぞ………く、かい、し)
距離をとるべく、互いの中心から外側に向けて爆発的な風圧を発生させる。
クマゴロウは突然のことに姿勢を崩し、僕は粉塵まきあげながら一気に後退した。
そこでようやく、深く息を吸えば、ぐらりと視界が揺れる。
けど息は絶え絶え、今のはちょっと本気で危なかった。
(;゚ω゚)「ぜえっ、ぜえっ…!!」
(#・(エ)・)「おのれちょこざいな!」
熊が流暢にしゃべるな、と言いたいが、ちょっとそれ所じゃなくて声が出なかった。
そうして、ようやく一呼吸ついたとほぼ同時に、一際大きく歓声が沸く。
言葉をちょっと聞き取ると、驚かれてるというより、単に健闘を称えられているようだ。
けどそれ所じゃない僕は、とにかく息を整えるのに精一杯だった。
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:39:02.19 ID:4OQTTPDr0
- 128秒規制とかwwww超うぜーwwwww
支援す
- 124 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:41:41.56 ID:ZByHoT/o0
- ついでに、こいつをどうすればいいのか考える。
(;^ω^)(普通の攻撃じゃきかない…)
ワンダと巨像みたいに、どっかに弱点があればよじ登って攻撃できるけど、
それらしきマークは見当たらない、他にあえて狙うなら頭部だけど、位置が高すぎる。
届かない事はないが、下手に飛び上がったらむしろ格好の的だ、仕留め損ねたら詰んでしまう。
他の攻撃手段……接続か、けどあんな巨漢、いや巨熊、浮き上がらせる事なんて出来るだろうか。
そもそも、さっきので怯ませる事しかできないのは証明したのではないか。
だとしたら、接続を使ったところで、むしろ余計な体力を使うだけになってしまう。
(;^ω^)(まずい……打つ手がないぞ)
そういえば、野生の熊に出会ったら決して刺激はせず、
ゆっくりと逃げるのが大事なんだっけ。
つまり、熊には勝てませんと示されているわけだ。
- 125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:43:52.88 ID:4OQTTPDr0
- 支援す
- 126 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 18:47:48.58 ID:ZByHoT/o0
- って、だからって諦める訳にはいかない、初戦から躓くわけにはいかないんだ。
大体あいつは熊じゃない、クマゴロウであって、熊じゃない。
まあ3メートル越えとか、普通の熊より強そうだけど、とにかく熊じゃない。
こうなったら、もう全開で飛ばしてみるか。
次の攻撃で決着をつける勢いで、カミカゼアタック。
とにかく叩いて叩いて叩きまくれば、そのうち倒れるかもしれない。
そう思い直してもう一度、手にした鋼棒を両手でつよく握り締めた、その時。
バチッ
(;^ω^)「あたっ!」
またしても、静電気が手に走り、思わず片手を離してしまう。
またかよ、だから冬場ってのは……とまで思ってから、ようやく気付いた。
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:50:08.58 ID:4OQTTPDr0
- 支援す
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:51:30.23 ID:yjUIIlcmO
- 紫煙
- 129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 18:57:13.20 ID:4tKE75qOP
- しえんwwwっうぇwwwっうぇwwwwwwww
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:06:47.81 ID:4OQTTPDr0
- 落ちるぞ 志穂
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:08:45.12 ID:eD7mokup0
- 続きwktk
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:16:11.13 ID:yjUIIlcmO
- 支援
- 133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:17:51.58 ID:4OQTTPDr0
- 志穂
- 134 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:18:07.10 ID:ZByHoT/o0
- (;^ω^)「……あれ?」
手にした鋼の棒、その柄の下にある球体が、みれば淡く輝いて見える。
そっと触れてみると、一度、大きな音を立て、青白い線が指との間に走った。
(;^ω^)(こ、この球体って……まさか!?)
そうして、確たる意思をもって指先に神経を集中させると、一つ、大きく弾ける音が響く。
しかも輝きはどんどん増していく、そして球体からは青白い糸のような閃光がちらついた。
そうだ、この丸いのは間違いない……雷珠だ。
通常の接続のように、操ることは出来ないが、
その大元を発生させる力を持った特殊な物質、それが珠。
僕が持つこの鋼棒に、それが取り付けられている。
- 135 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:21:33.91 ID:ZByHoT/o0
- つまり。
(;^ω^)「この棒、もしかして……いわゆる属性持ちの」
(#・(エ)・)「ぬおおお!! 死ねよやあああああああ」
あからさまな油断を見せる僕に、勝機を見たのだろう、
クマゴロウが雄叫びをあげ、また凄まじい速度で迫り来る。
ていうか、よつんばいで、4本足で走ってる、そりゃ速いわ。
どうする、どうすれば。
ええい、まだ考えが纏まらない打ちに突っ込んできやがって。
(# ω )「ええい、こうなったら……男は度胸ぉ!!」
決断は一瞬、迎え撃つべく僕は電撃棒をおおきく横に構える。
そして、ついでに勢いをつけるべく接続開始、自らを守るように風が周囲を竜巻く。
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:22:20.17 ID:4tKE75qOP
- ktkr
- 137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:22:20.18 ID:4OQTTPDr0
- 電磁警棒みたいな感じか
支援す
- 138 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:24:13.89 ID:ZByHoT/o0
- (#゚ω゚)「なんでも試してみるんだああああおォォッ!!!!」
しかし、それが好をなしたのか、急激な気圧の変化が、雷をより活性化させた。
弾ける音は更につよまり、絶縁仕様にされた柄の部分以外が激しくバチバチる。
――――迸る電流と、竜巻く嵐。
その二つを従えて、内藤は向かい来る熊に向かって駆け出した。
(・(エ)・#)「クマァアアアアアアアアアアアア」
(#゚ω゚)「でぇぇええやあああああああああああ!!」
二つ分の咆哮が響き。
次いで、瞬きの間に起こる交差。
- 139 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:27:43.61 ID:ZByHoT/o0
-
起きたのは、大きな破裂音と、放たれた光。
ざざ、と砂煙を巻き上げ、両者が立ち止まってから、一呼吸の間をおいて。
( ω )「……これぞ、"擬似" 複合項目『鉄槌』 だお」
( (エ) ;)「……パクリ乙……ごぼっ!!」
最後に捨て台詞のような物だけを残し、口から泡を吹き出して、
大きなクマゴロウの体が、糸の切れた人形のように地に伏せた。
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:28:40.85 ID:wz4D/Vnq0
- ttp://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0792.jpg
支援
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:29:32.92 ID:rSqXHS+6O
- 赤ずきんか
支援
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:30:10.61 ID:sYaEh/8KO
- ぬるぽ
- 143 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:31:01.42 ID:ZByHoT/o0
-
やや遅れて、割れんばかりの大歓声が闘技場を揺らした
- 144 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 19:33:15.32 ID:ZByHoT/o0
- >>140
なんという熊……これは勝てる気がしない……
支援に保守にシホたんまでありがとうございます。
というわけで、ちょっと席を離れます、具体的には飯風呂。
メシブロっていうとなんかのプロみたいですね。
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:35:26.78 ID:4OQTTPDr0
- >>140
仕事早いなGJ
今夜はカレー志穂
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:35:29.94 ID:RGSrAio6O
- いてら
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:40:10.64 ID:4OQTTPDr0
- >>142
■―⊂( ・∀・)彡
ガッ☆`Д´)ノ
- 148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:46:28.17 ID:4OQTTPDr0
- 志穂志穂
- 149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:52:28.69 ID:4OQTTPDr0
- これは・・・また志穂タンの出番か?
ttp://www3.vipper.org/vip1133147.jpg
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:54:42.63 ID:RexNj/dZ0
- >>149
それはもういい
- 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 19:56:58.04 ID:4OQTTPDr0
- >>150
ウィ
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:06:26.28 ID:RGSrAio6O
- ほしゅ
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:06:55.53 ID:4OQTTPDr0
- 支保
- 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:07:51.94 ID:BZdhHt0Z0
- 保守
- 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:16:41.15 ID:rSqXHS+6O
- 志穂
- 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:26:25.33 ID:4OQTTPDr0
- ほ
- 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:27:59.11 ID:BZdhHt0Z0
- 保守
- 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:36:13.97 ID:4OQTTPDr0
- ほ
- 159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 20:55:12.27 ID:K5Xn3Uq7O
- 保守派
- 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:02:58.11 ID:yjUIIlcmO
- 捕手
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:11:19.84 ID:4OQTTPDr0
- もしかして作者寝た?
- 162 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 21:12:57.18 ID:ZByHoT/o0
- むしろ一段落したらネタが浮かんでこないのですね、ごめんね
それと、寝たら返事しますので……
- 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:17:34.58 ID:4OQTTPDr0
- >>162
ウィ
返事は大切だからなw
- 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:32:46.66 ID:IDOUltv4O
- うおおおおしほたんっ!!
- 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:43:10.16 ID:Fj5q3w7BO
- 志穂ぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:43:25.35 ID:la0MlxgA0
- 志穂
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:50:56.14 ID:ZByHoT/o0
- (´・ω・`)「とまあ、異世界の通貨が分からない以上はお金持ってても無意味ってことだから」
(´・ω・`)「なるべくなら武器防具や香辛料など、文明レベルの差に関わらず
重要なものにしておくのが良いって寸法です」
(*´・ω・`)「中でもとりわけコンドームは必須、有事の取り付け練習ですでに2箱あけちゃったけど…ネ」
( ,,゚Д゚)「それは用心深いのう!」
ξ゚听)ξ「でも二箱はないわ」
('A`)「・・・・・・ある!」
( ^ω^)「待てよ、微妙だろ」
( ;゚Д゚)「しかしエッチそのものを断られた場合はどうすんじゃ! レイプレイプレイプか!!」
(;´・ω・`)「いやそんな断られるとかなんでそういうこと言うかなお前
知識欲旺盛な若いエルフが見知らぬ種族のちんちんに興味持たないわけないって」
ミ,,゚Д゚彡「いや、そういう事ならとっ捕まえて解剖でもすりゃええですやん」
(*゚∀゚)「セックスせんでも判るだろ」
川 ゚ -゚)「何がちんちんだ」
( #゚Д゚)「エルフ族がそんなポルノなわけないだろ、なめてんのか!」
ξ゚听)ξ「ほうじゃ、先生はエルフを侮辱しとるぞ呪われるぞ」
('A`)「ヤロウ・・・タブー中のタブーに」( ^ω^)「触れやがった!」
- 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:53:50.04 ID:ZByHoT/o0
- 誤爆した
- 169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 21:59:40.00 ID:yjUIIlcmO
- ワラタ
- 170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:00:15.22 ID:ZKnOw3SJ0
- なにやってんだよw
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:05:21.99 ID:Fm8m97KFO
- wwww
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:05:39.40 ID:K5Xn3Uq7O
- ちょっと待て。
どこからの誤爆だ?
- 173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:16:47.44 ID:yjUIIlcmO
- 保守
- 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:24:42.66 ID:eD7mokup0
- まだかなぁ
- 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:31:27.89 ID:6+IBTC+DO
- 保守
- 176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:46:41.79 ID:yjUIIlcmO
- ホシュ
- 177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:47:10.71 ID:Fj5q3w7BO
- 志穂ったらいいの?落とすの?
- 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:56:01.54 ID:k5oQeB+4O
- 保守
- 179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 22:56:32.95 ID:la0MlxgA0
- 寝たら返事してくれるようだから、志穂ればいいんじゃないかな
- 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:04:18.37 ID:yjUIIlcmO
- 捕手
- 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:18:24.79 ID:K5Xn3Uq7O
- 保守
- 182 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:20:28.13 ID:ZByHoT/o0
- 30分から本気出す・・・んで、2時までには今回の話はおわりにしますです
もし終わらなくても、その時は落とす方向で・・・。
- 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:29:35.38 ID:4tKE75qOP
- 夜通し保守してやる^q^wwwwwwwwwwおぎゃwwwwwwwwwwwww
- 184 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:32:52.37 ID:ZByHoT/o0
- …………。
「村長! 大変だ!!」
その報せは、本当に突然やってきた。
遠方の村にいる、見張りの人からの伝書によれば、とうとう敵国の進行を始めたとの事。
予想はしていた事だったが、いざそれを聞かされると流石に緊張が走る。
川д川「そうかえ、いよいよ…」
(;'A`)「それで…どこが来たって?」
(´・ω・`)「うん、どうやら神教国の人たちみたいだよ」
- 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:33:27.22 ID:rSqXHS+6O
- 支援
- 186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:33:32.81 ID:4tKE75qOP
- しえん
- 187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:35:22.00 ID:7pLID88R0
- ゲームしながらだけど支援してやんよ
- 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:37:13.87 ID:IDOUltv4O
- しえんさせてもらおう
- 189 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:37:57.28 ID:ZByHoT/o0
- ('A`)「……それって、やっぱりあのセント…管理者が殺されたから?」
(´・ω・`)「そうだろうね、けど、まさかこんなに早く動いてくるとは…」
戦いの始まりは、いつだって怨恨に根ざすもの。
何の台詞だったろう、本当にその通りなんだ。
それは彼らに対してじゃなく、他でもない、俺自身にも言えることだ。
なら、果たして、その先に何があるんだろう。
(; A )(くそ……こんなの、考えるな…)
考えて、俺はそれを振り払うように一度首をふった。
('A`)「じゃあ……迎え撃つんだよな?」
(´・ω・`)「それは勿論、その為に今までいろいろ準備してきたんだからさ」
- 190 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:42:28.09 ID:ZByHoT/o0
- 川д川「ではショボン様、わしらに英知とその術を命じくだされ」
(´・ω・`)「うん……でも、その前に一つ」
川д川「なんじゃろう?」
(´・ω・`)「今回、迎撃に出るのは……僕一人でいいから」
川;д川「なっ!?」
(;'A`)「はあ!?」
川;゚ -゚)「……お前、死ぬ気か?」
(´・ω・`)「まさかまさか、ちゃんと考えあってのことだよ」
川;д川「つまり……わし等は必要ない、と?」
(´・ω・`)「そうじゃないってば、ただ今回に限ってはね、どうしても…それが必要なんだ」
- 191 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:45:18.14 ID:ZByHoT/o0
- そう言って、大丈夫だからと言わんばかりに笑顔を浮かべ、淡々と言葉を続ける。
思えばこの日までの間、ショボンは迎撃の前準備だとかで、よく村の人を連れて山に登っていた。
そして、例の化け物が眠っていたとされる祠に篭り、ずっと何かの作業をしていた。
何をしているのか訪ねても、曖昧に言葉を濁すばかりで答えてはくれず。
しかも、それは俺に限ったことではなく、ショボンはその行動の真意を誰にも伝えていない。
でも、多分その事が関係しているんだろう、それは、わかるけれど。
(;'A`)「ほんとに、大丈夫なのか?」
(´・ω・`)「ああ、ドクオには着いてきて貰おうかな」
(;'A`)「そ、それはいいけどさ……何をする気なんだ?」
(´・ω・`)「……僕としても、これはあまりやりたくない事なんだよ」
- 192 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:49:21.39 ID:ZByHoT/o0
- ('A`)「……あの変な匂いと、あの沢山詰まれた妙な樽と関係あるのか?」
(´-ω-`)「……」
(;'A`)「ショボン、答えてくれ、あれをどうする気なんだ?」
一度だけ、どうしても気になった俺は、その祠に行った事がある。
そこで見たのは、山積みにされた幾つもの小型の樽。
そして息をするのも躊躇ってしまうような、温泉卵のような匂い。
最後に、その奥地で見た、机の上にあった小さな粉粒。
何となくだけど、俺はあれが何なのかわかってしまった。
あれはこの世界に、いや、この世界では存在する必要がない物だ。
- 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:50:40.91 ID:F7LVBGKgO
- 支援
- 194 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:55:11.28 ID:ZByHoT/o0
- (;'A`)「なあ、だってあれはか…!」
(´・ω・`)「うん、多分、その通りだよ」
(;'A`)「え…?」
それから一つ、大きく溜め息をついて、ショボンは俯いてしまった。
何となく、かけられる言葉が見つからなくて、俺もつい黙ってしまう。
と、そこで不意に肩の力を抜き、軽口でも叩くような素振りで続けた。
(´・ω・`)「まあ、どうせバレてるんだ、なら使わせてもらうよ…名高い破壊の剣の名前をね」
……。
- 195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 23:56:48.49 ID:knWFZPBM0
- ば・・・支援
- 196 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/02(月) 23:58:14.32 ID:ZByHoT/o0
- 更に二日後、伝書に記されていた通り、神教国の兵が大部隊を率いてあらわれた。
同時に、手紙も送られてきた、その内容はたぶん、管理者の引渡しとか、だと思う。
川#д川「ええい! こんなもの! こんなもの!!」
川;゚ -゚)「あああ…なんて事を…」
けど、届くなり読むことさえせず、貞子さんが破り捨ててしまったので、
今となっては、その内容の真偽を確かめる術はなかった。
そして、もし失敗した場合の指示を村の皆に伝えてから、ショボンと俺は村を出た。
小型の陸船に揺られることしばらく、やがて所定の場所に到着。
(;'A`)「……うっ」
遠巻きながら、地面の一部を埋め尽くす森のような人の群れが見える。
しかも、それがどんどん迫ってくるのだ、何度経験しても、この光景には慣れない。
- 197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:02:55.01 ID:rP0FX5QzO
- 支援
- 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:07:56.44 ID:MWRdDoCYO
- 支援
- 199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:10:31.77 ID:MWRdDoCYO
- C円
- 200 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:14:38.76 ID:rP0FX5QzO
- >>200ゲト志穂
- 201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:16:37.39 ID:weIWGSx70
- このスレ在中に二度も総合が落ちた
シホたんの力恐るべし
- 202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:18:00.42 ID:QiW+VAL20
- 異世界キテたーー!
さすが志穂たんだぜ
- 203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:33:51.84 ID:LK4keslOi
- だが落とさせはしない
- 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:42:32.80 ID:LiedtjkaO
- 志穂たん↓
- 205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 00:51:27.49 ID:Z5jU2zsGO
- 支援
- 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:03:26.98 ID:3aTICkbo0
- 志穂
- 207 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:09:21.17 ID:mjalBRGp0
- 今すぐ、この剣を引き抜いてしまいたい、そんな衝動に駆られるが。
まだ剣に炎はつけられない、だからそれが余計に不安を煽る。
もし戦うなら、炎を全力で暴れさせればいい。
この距離からなら、熱風と熱された石つぶてで充分な威力を発揮できる。
だけどそれは許されない、俺に出来るのはただ、
今も侵攻を続ける壁を見据えたまま、こうして立ち続けるだけ。
(;'A`)「しししショボン!? まだだだなの!?」
(´・ω・`)「まだだよ、落ち着いて」
(´・ω・`)(さて、用意した分は全て埋め込んだ……あとは)
- 208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:09:46.08 ID:rP0FX5QzO
- ktkr支援
- 209 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:12:56.50 ID:mjalBRGp0
- と、そこで向こうも二人の存在に気づいたのか、歪に広がる群れが、その行進を止めた。
やがて、その先頭に立つ人が群れから離れ、こっちへ近づいてくる。
俺はもうどうすればいいのか分からず、てんぱっていた。
こういう駆け引きみたいなのは、駄目だ、苦手だ俺。
(´・ω・`)「ほら、もういいよ、剣を出して」
(;'A`)「うぇ?! お、おぉおう!」
そして、その人が何を言うよりも早く、ショボンが声高々に叫ぶ。
(`・ω・´)「 貴様達が欲する神具はここだ!! 」
(;'A`)(うお!?)
(`・ω・´)「 だが、こちらも渡すつもりは毛頭無い、即刻兵を退き、この地から去ることを要求する!! 」
- 210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:13:44.35 ID:rP0FX5QzO
- 支援
- 211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:15:09.49 ID:5GZ8oD+N0
- しえん
- 212 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:16:03.70 ID:mjalBRGp0
- すぐ隣から、これどこから声出てるの、ってくらいドスの利いた大音量が響く。
ていうか、あまりの迫力に俺の方が気圧されてしまった。
それを聞いた一人が、何かを言い返そうとしたようだが、それさえ掻き消してショボンは続ける。
(`・ω・´)「 さもなくば! 貴様達は全員残らず、炎の風に焼かれ灰燼と化すだろう!! 」
(;'A`)「ちょ、言いすぎってか、やりすぎだろそれ!」
(´・ω・`)「こういうのはさ、やり過ぎてなんぼなんだよ」
やがて群れの先頭に立っていた一人が、手を前方に振った。
次いで、群れが一斉に形を崩し、地震めいた雄叫びと足音を轟かせ始めた。
あからさまな挑発を前に、敵の士気はみるみる上がっているのがわかる。
突撃の際の雄叫びは、自身を奮い立たせる必要なものだ。
つまり、それを聞けばどんなテンション、もとい士気で迫ってくるか判るのだ。
- 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:16:40.12 ID:tmJX31YBO
- いらしてたのか支援
- 214 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:19:17.50 ID:mjalBRGp0
- (;'A`)「く、来るぞ!?」
(´・ω・`)「まだだよ……」
俺達に近づいていた一人を、後方から追いついた群れがいよいよ飲み込んだ。
そして、その勢いは全く衰えることなく迫り来る。
この調子では、きっと俺達を潰しても留まらない、きっとこのまま、村にまで……。
そしたら、残っている皆が。
(;'A`)「ショボン!!」
(;´・ω・`)「……っ」
(`・ω・´)「 …さあ、選ぶがいい!! 立ち去り生きるか、進みて今生に別れを告げるかを!! 」
最後に、ショボンは大げさな身振りで叫び。
- 215 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:22:19.40 ID:mjalBRGp0
-
(;`・ω・´)(よし行け、フレイ! 目標は敵の前方!!)
振り払うような仕草で振りぬかれた手から、飛び出したのは一振りの剣。
だが、その速度は矢の如く、瞬きする間に敵陣へと向かい、その前方の地面に突き立った。
一部の人間は、その不可思議な剣に気づいただろう。
だがそれが何かを理解するよりも先に。
膨れ上がった地面が爆ぜ、噴炎と飛礫を吐き出しながら、大きな黒煙となってその一部を飲み込んだ。
吹き飛ばされた姿は歪に宙を舞い、地を転がる姿は足を失くしていた。
しかし、爆発はそれだけに留まらず、連鎖するように次々に炎が地面を噴出させていく。
- 216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:25:16.39 ID:IGvGMTksO
- フレイって便利だな
- 217 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:25:52.10 ID:mjalBRGp0
- それに巻き込まれた人間は、まともに悲鳴を上げる事さえ出来ないまま炎に飲まれ。
巻き込まれなかった一部でさえ、全くの未知なる脅威に、気づけば足を止める者が現われ。
次々に味方が倒れていく、この状況の見えない中で、それでも行進を続けられるものは既に存在せず。
(`・ω・´)「ドクオ!!」
(;'A`)「お、おう!!」
(#'A`)「…行くぞ……熱波! 旋!」
人は、未知を畏れる、ゆえに栓なき事だった。
知るはずも無い。
何故なら、彼らは元より火を操る術を持っていたから、その存在を必要としなかった。
着火するだけで、容易く人を殺傷してしまう程の威力を持つ、火薬の存在を、知らないのだ。
- 218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:29:24.88 ID:QiW+VAL20
- まるで地雷のよう
- 219 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:31:33.10 ID:mjalBRGp0
- (#'A`)「風!」
そして、ショボンがこの周辺に埋め込んだ爆薬は、
二人からやや離れた位置から、まず扇状に広げて埋め込まれている。
ショボンが遠距離から爆破したのは、そのほんの一部だった。
しかし、近くの存在は互いの熱に引火し、連鎖的な爆発を起こし。
最後に。
(#'A`)「陣ィィイイン!!」
扇状の先端へ向かって、着火点を越えた温度を叩きつけたなら――――。
- 220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:34:33.23 ID:3aTICkbo0
-
- 221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:35:16.64 ID:0xRbef910
- 熱波旋風陣ってテイルズであったよな
- 222 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:36:05.23 ID:mjalBRGp0
-
閃光が視界を奪い。
炸裂音が聴覚を奪い。
叩きつけるような圧力が、身体の感覚さえも奪う。
そして、残ったのは。
土砂さえも巻上げた、巨大などす黒いきのこ雲と。
大地に空けられた、同じく大きな、クレーターと言う名の穴ぼこであった。
- 223 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:41:03.26 ID:mjalBRGp0
-
「………」
「………」
(メ´・ω・`)「……やあ、生きてるかい?」
(メ'A`)「ゲホッ、ゲホッ……あー、なんとか…」
積もった砂粒をパラパラと落としながら身を起こして、
二人して、身なりはボロボロのまま、被さった砂塵を払い落とす。
(メ´・ω・`)「どうやら、ちゃんと逃げ帰ってくれたみたいだね」
(メ'A`)「……だなぁ、まあそれはいいんだけどさ、それより、何か言う事はないか?」
(メ´・ω・`)「うん、すまない、ちょっと火薬が多すぎたかもしれないねぇ」
(メ'A`)「多すぎたってレベルじゃないだろこれ……」
一応、全力で水の壁を張ってたんだけど、それでもこの様だよ。
あの最後の爆発を前にした時はさ、もう流石にね、本気で死を覚悟したよ俺は。
- 224 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:42:12.02 ID:/Gh6+185O
- ディムロスですねわかります
- 225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:46:16.04 ID:iAcmiGwo0
- 明日まで残ってるといいなぁ
- 226 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 01:49:17.27 ID:mjalBRGp0
- (メ´・ω・`)「でもね、しょうがなかったんだよ」
(メ'A`)「…聞こう」
(メ´・ω・`)「ドクオだって、判ってるでしょ? アレはさ、この世界にあっちゃいけない物なんだよ」
(メ'A`)「………まあ、な」
(メ´・ω・`)「だから、作るにしても誰にも見られちゃいけないし、存在を知られてもいけない
今回限りで、もう全てを消し去らなきゃいけなかったんだよ…」
(メ'A`)「……」
じゃあ、そんなに量を作らなければよかったんじゃないのか、とか。
別に、あの最後の大爆発はなくても、撤退したんじゃないのか、とか。
色々言いたい事はあったけど、何だか精も根も尽き果てて、
とりあえず、生きてる事が有難くしてしょうがないので、
ああ、もういいやと、俺は肩を落としてうな垂れた。
ただ、一つ気付いたというか、再認識したのは。
ショボンって、ふだん結構クールな割には、派手好きというか、
変な意味で大胆だよなぁ…………と。
- 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 01:54:11.29 ID:8RFkkANKO
- まさか残ってるとはな
月曜マジックか火曜日だけど
- 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:03:36.17 ID:weIWGSx70
- ここで誰かが爆発のAAを
- 229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:05:26.93 ID:IGvGMTksO
- そして2時になった
- 230 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 02:09:23.99 ID:mjalBRGp0
-
ヽ`
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゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ 【 次回予告 】 ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
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゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
ダーレモタビーノトーチュゥー ホーントオノージブンジシン デアウタァーメェー
- 231 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 02:12:32.70 ID:mjalBRGp0
- ミ,,;Д;彡「120規制喰らって、喰らって、喰らって、挙句の果てにさるったよ……」
ミ,,;Д;彡「ひどいやひどいや」
ミ,,;Д;彡「2時でちょうど終われると思ったのに………」
ミ,,゚Д゚彡「…まあ、気を取り直して、予告ゲストお願いします>>232」
- 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:13:06.55 ID:wdAij3DyO
- でれ
- 233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:13:13.55 ID:IGvGMTksO
- ξ゚听)ξ
- 234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:23:27.92 ID:wdAij3DyO
- わくてか
- 235 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 02:27:53.20 ID:mjalBRGp0
- ζ(゚ー゚*ζ『ええと、次回のお話ですね!』
ミ,,゚Д゚彡『新技を取得しつつ、順調に初戦を勝ち抜いてゆく二人だったが!?』
_,
( -∀-)「わりいが、内藤……お前はちょっと、寝ててくれや」
ζ(゚Δ゚;ζ『お兄ちゃん!? え、なな、何してるの!!?』
ミ,,゚Д゚彡『まあトーナメントだし、単に戦うだけじゃないの?』
ζ(゚ー゚;ζ『そ、そうなんでしょうか……なんか違うような…』
人
(#0w0)「ナズェミテルンデスゥ!?」
ミ,,゚Д゚彡『そして、その姿を現した仮面の4人組ことミッシングエース、果たしてその実力は!!』
ζ(゚、゚*ζ『ちゃんと中の人は居るのかなぁ……』
ミ,,゚Д゚彡『というわけで、次回、異世界でもう一度 第30会 「 紅牙 - Ω - 」 』
ζ(゚ー゚*ζ『読んでくれなきゃ、泣いちゃいますよ!』
ミ,,゚Д゚彡『…予告が普通すぎる…』
ζ(゚ー゚;ζ(駄目なんですか……)
つづく、、、I
- 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:29:36.95 ID:wdAij3DyO
- 乙だりまんた
デレ可愛いよデレ
- 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:32:57.95 ID:8RFkkANKO
- >>1
乙!
大変だったなwwwww
- 238 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 02:35:58.53 ID:mjalBRGp0
- 終わったーー!やったー!支援ありがとうございました。
長いこと投下は続きましたが、乙でした、あと俺、乙……
でも本当に、絶対途中でスレ落ちると思ってたよ。
落ちたら終わりと思ってたのに……ありがたいことです。
さあ、冒険記の最終話を書く作業に戻りながら寝るか。
>>216
でも人体貫くほどの加速度では飛べないとか何とか
あとそれほど早くもないので、普通に剣で戦ったらわりと微妙な性能だとか
>>221
技名とか考えるの苦手だからオール他所からの引用します
- 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:38:04.46 ID:IGvGMTksO
- 乙!
久々に楽しめたよ。
- 240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:39:24.02 ID:iAcmiGwo0
- 乙……!
- 241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:41:17.11 ID:3aTICkbo0
- おつー
ちょうどいい時間だったお(^ω^)
- 242 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 02:42:20.08 ID:mjalBRGp0
- あ、あと最後に、29会のタイトルなのですが、考えてた内容とあまりに違くなっちゃったので
【 第29会 「 双戦 "勝利と敗北"」 】 となっているのを
【 第29会 「 双戦 "灼熱と迅雷"」 】 とでも直しておいて貰えるとありがたいです…
普段は気にしないとこだけど、なにせ誰も敗北してねーというあれこれでして。
- 243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 02:46:32.55 ID:IGvGMTksO
- まさか、ジョルジュは負ける予定だった?
- 244 名前: ◆6Ugj38o7Xg :2009/03/03(火) 03:01:31.95 ID:mjalBRGp0
- >>243
いえいえ、予告のジョルジュが言っている通り、負けるのはぶ(ry
単に展開がそこまで追いつかなかっただけなのですねぇ、kwskは次会で
- 245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 03:14:14.08 ID:mjalBRGp0
- ( ФωФ)「例えエルフのいる異世界に行けたとして、安全の保障は?
毒の沼や瘴気、伝染病で死ぬかもしれんし、
なんかものすっごい魔物の群れに出くわすかもしれんぞ?」
( ;゚Д゚)「えっ、マジ怖い!」
( ФωФ)「ぐはははははは!! さあ、明日はバイトが早番なんだからもう寝なさい」
(´゚ω゚`)「よーし魔方陣発動ー!」
( ;゚Д゚)「待てショボン!! お前ちょっとは聞く耳持て!」
(´・ω・`)「ギコ、何を感傷的になってるんだ」
(´゚ω゚`)「エルフの使う高貴な回復魔法なら、そんな窮地は窮地と言わない、
醜い姿になった俺を献身的に介護する、エルフ族のナースさん、
その回復方法とはお互いの肌を合わせ、魔力を直接流し込む
ああ…流し込むってそう言う…」
(#゚Д゚)「お前が一番感傷的だ!」
(´゚ω゚`)「あっでも治らないなら治らないで一生かけて面倒を見てもら『待てショボン!!』
(#^ω^)「エルフ族は自分達の魔力にとても誇りを持っている、治せないという言葉は、
最大の侮辱であり、敵視されるかもしれん、下手すると僕等の排泄器官が狙われて
僕のアナン事務総長がメルシーボーク(ありがとう友よ)」
( ;゚Д゚)「…」
(;´・ω・`)「気をつけます」
(#^ω^)「ほんと、これだから1年2年の初心者は」
- 246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 03:17:22.54 ID:mjalBRGp0
- 誤爆・・・
- 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 03:18:34.98 ID:etrsgUii0
- すげー楽しそうだなw
- 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 03:24:35.06 ID:iAcmiGwo0
- どこの誤爆だw
- 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 04:18:41.75 ID:eBt1Xzf0O
- ほ
- 250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/03(火) 05:12:00.73 ID:RbUEQAIKO
- し
全部
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