( ^ω^)ブーンがセイントになったようです
- 1 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:07:34.55 ID:CAks6kf30
- http://boonsoldier.web.fc2.com/seinto.htm
にてまとめていただいております。
厨臭いのはスルーしてください(´・ω・`)
読みにくいのは仕様です
セイントは聖闘士ではありません、、聖者です
しかし何という放置っぷり
自分でもストーリーが分からなくなっていて展開が無理やりすぎる
もうなんというか自分にとってセイントは間違いなく黒歴史
早く終わらせてしまいたい
全十二話なのでもうすぐ完結です
- 2 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:09:12.54 ID:CAks6kf30
- 第九話「運命の悪戯」
「数日前、ここからオズヴァに向かうオルミアの姿を見た人がいた」
クーを仲間に入れて、5人は宿屋で談義をしていた。
外では燦々と日差しが照っているが、部屋の中はカーテンを閉め切っているので薄暗く、少し不気味な雰囲気を醸し出している。
ショボの複雑な表情がそれと合い、語るショボの姿はまるで暗がりの住人のようであった。
「何日くらい前なんだ?」
ドクオが訊ねる。
「一週間ほど前だそうだ」
「誰が見たのだ? その話の信憑性は?」
淡々と答えるショボに、今度はクーが口を割って入れる。
当然の疑問であった。ブーンもツンも、一度クーを見た後、ショボから目線を離さなかった。
ショボは一息つくと、テーブルの上にあったお茶をすすり。
「この宿の親父がね。オルミアの似顔絵を見せたら、一週間ほど前にこの宿を出たって話さ」
「じゃあ何か、オルミアさ……オルミアもこの宿に泊まってたのかお」
「そういうことさね
というか、まさにこの部屋に泊まっていたらしいよ」
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:09:33.49 ID:LWm6860JO
- >>1
お前もう全部書いてからにしろよ
- 4 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:10:32.56 ID:CAks6kf30
- ショボは苦笑して言っていたが、他の全員はきょとんとしてしまった。
オルミアがこの部屋に泊まっていた。
心配性のブーンなんかは、その事を聞いただけで、この部屋にオルミアの仕掛けた結界みたいなものがあるのではないかと深く考えてしまったようで、冷や汗をたらたらと流している。
「……手がかりを残すはずは、ないわよね」
ツンがすっと立ち上がり、手近な棚の引き出しを開けながら言う。
昨日からこの部屋を使っているのだから、棚などは一通り調べているはずである。
それでいて今まで何もないというのだから、何かがあるという心配事態今更するのがよそよそしい事ではあるが、ツンもやはりブーンと同じような不安に駆られていた。
オルミアを実際に見たことがないツンにとって、敵としての対象こそあれど、その姿かたちは実際ぼやけている。
ツンが思い出せるのは、やはりエルの姿くらいだ。
だから、オルミアの事で敏感になってしまうのは必然なのかもしれない。
「発つ鳥後を濁さずという。オルミアもそこまで浅はかじゃないさ」
ショボの言葉で、場の空気はまた、少しだけ落ち着きを戻した。
そして当のショボも。何時の間に垂れてきたのか、冷や汗を拭い、ふうとため息をついてうなだれていた。
そんなショボを見て一呼吸おいた後、ブーンが重々しく口を開いた。
「あの……」
ショボがうなだれて、少しだけ静寂が戻った部屋だった。
ブーンの声はよく通り、全員がその方向を見る。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:11:28.37 ID:/DD4A84t0
- 始めてみたけど、顔文字ないのか
- 6 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:12:11.60 ID:CAks6kf30
- 「どうしたんだ? 何か気になることでも?」
うなだれていたショボが目線だけを上に上げ、こちらをじっと見る。
「気になること……っていえば、気になりまくることだお。
でも、信憑性が……一概にあるとはいえなくて……」
「言ってみろよ。いわねえよりマシだろ」
場の空気は重かった。
ドクオは少し苛立っているのか、言葉をかけた後、申し訳なさそうに俯いた。
「うん。昨日の夜の話だお。
ツン、君は昨晩、宿をでたおね?」
「え? ええ」
クーを説得し、仲間にすることの承諾をみんなに得るとき、昨晩の話をツンはしていた。
だから、全員がそれを知っているのは至極当然で、ブーンが言ったのは一応の確認のためであった。
「その時、不審な人物を見なかったかお?
ローブを深く羽織っていて、背格好は高かった……」
「…………知らないわ」
いったん間をおいてツンは何かを思い出すような仕草を見せたが、やがて首を横に振った。
だがしかし、だ。そのツンの横にいるクーがハッとしたように目を見開き、ブーンに向けて突然言葉を放ったのだ。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:12:37.55 ID:pEaFqoXr0
- 豆男?
え?
- 8 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:13:27.99 ID:CAks6kf30
- 「もしかしてその人物……左手に杖を持っていたか?」
「!! そうだお!」
ブーンの目が同じように見開かれる。
ブーンとクーの緊張した表情、何かあるのだと他の三人も二人から目をはずさなかった。
「僕は昨日の晩、トイレに行っていたお。
そしたらツンが宿から出て行くのが見えて、用をたしてから後を追ったお。
でも見失っちゃって。それで港のほうで呆けていたら、その男を見たんだお」
「ブーンよ、何時ごろだ?」
「午前1時だお」
「私がそいつを見たのは午後11時だ。
町広場の時計塔の前で見たんだ。間違いない」
その言葉を聴くなり、全員が妙な面持ちになった。
その疑問を、ドクオがぶつける。
「おかしくないか? そいつは二時間も町の中をふらふらしてたってのか? それも夜遅く」
「確かにおかしいわね。マドリアドは夜中の治安が悪いことで有名なのよ?」
「……で? その人物がどうかしたのかい?」
ショボの言葉には、だからどうしたという雰囲気が込められていたようにブーンは感じた。
だから、手っ取り早く本題を話すことにしたようで、立ち上がって、全員を見回すと、
- 9 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:14:36.95 ID:CAks6kf30
- 「その人物の顔に見覚えがあった。
ミルナ=アンデルハイン。その人だったお」
ツンとドクオ以外の三人に、戦慄が奔った。
ありえない名前なのだ。ミルナ=アンデルハインとは。
絶対に。そう、絶対に。何故なら。
「有り得るか! ミルナ様は他界しているんだぞ!?」
他界している。
二年前、オルミアの毒牙にかかって殺されているのだ。
ショボに至っては、その現場まで見ているし、ブーンもクーも葬式で遺体は見ている。
だのにブーンは、真っ直ぐな瞳でそんな馬鹿げたことを言うのだ。
- 10 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:15:48.94 ID:CAks6kf30
- 「やはり……そうか。私も、そんな感じがしていたんだ。
雰囲気、背の高さ、そして何より………あの杖………」
「おい! クーも何を言ってるんだ! ミルナ様は死んでいるんだよ!?」
ショボが困惑した顔で、少しだけ怒鳴る。
それはリスボン崩壊のときの表情とこの上なく似ていた。
ツンが一瞬だけ身震いし、だがしかしブーンとクーはその表情を変えない。
ドクオに至っては、唖然としていた。
「信憑性がないのは確かだお。
でも。僕は街灯の明かりで見たんだ。間違いなくミルナ様の顔だった。
そして。その手に持っていた杖。あの鷲の彫刻は間違いなくミルナ様のもの」
「鷲の彫刻……!」
神官の杖というのは、一般的に杖の頭に女神の胸像を彫り、宝玉を埋め込むものである。
だが、ミルナだけはどうしてか鷲の彫刻を彫り、そこに宝玉を埋めて使っていた。
だが、その杖も遺体と一緒に焼いてしまったはずなのだ。
この世にある筈がない。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:16:21.73 ID:cGfaQPoH0
- マジかよ……
- 12 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:17:00.70 ID:CAks6kf30
- 「偽者だ! いるはずがない!
そんなはずがあるもんか! 遺体は確かに焼いたはずなんだ! 焼いた………はず………?」
そしてショボは。最悪の可能性に辿り着いてしまった。
これは、雅の術をオルミアが得意だとしているショボだから考えられた仮説。
そして恐らく、間違っていない。だからショボの表情は突然青ざめてしまい、目の焦点は定まらず、歯をがたがたと震わせるようになってしまった。
「ショ、ショボ?」
「あ……そんな……ありえない……」
ブーンが心配して声をかけるが、ショボは相変わらず呆然としている。
そんなショボの前に、ぬうっとドクオが立ちふさがる。
「俺が説明するよ。部外者の俺が、不思議だろ?
そういえば退魔銀の剣を受け取るときにさ、水の精霊から聞いたんだよ。
多分、今ショボが考えているであろう事と同じ事に辿り着けるようなことをさ。
俺もミルナって人が死んだって言うのは何回も聞いていたから……この仮説に至った」
「ドクオ……」
全員が生唾を飲み、ドクオを見た。
ショボはその後ろで座り込み、深く考えるようにして座っている。
オルミアの事を憎み、そしてミルナの事を人一倍尊敬している彼だからなんだ。
と、ドクオは最初に補足して、喋り始めた。
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:18:12.42 ID:LT9cwBomO
- 死んだと思ってた
- 14 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:18:35.81 ID:CAks6kf30
- 「ミルナ=アンデルハイン。神官だな。
自分がオルミアに殺されるのを予測していたようだ。
紅の森の湖に水の精霊……ホムンクルスを配置し、自分の宝である退魔銀の剣を守らせていた
あ、ホムンクルスって言うのは術力で作る自分の媒体みたいなものらしいぜ」
「オルミアに殺されるのを予測していた? 何年前の話だと思っているんだ?
それに何故、何も対策を……オルミアの正体を知っていたなら、院生への配慮も出来たはずだ」
「まあ聞いててくれよ」
割って入ってきたクーを煽てるかのように黙らせ、ドクオはなおも続ける。
「で、そのホムンクルスが言うにはだな。
オルミアは雅の術が得意だと。雅というのは、相手を操る術のことだ。
だが、生きた者は操れない。だから、死んだものを操る。
で、ミルナを殺したのはオルミア。その目的が地位的なものでないとすると……?」
ドクオが口元を吊り上げながら、しかしその目は笑ってはおらず、言葉にしがたい表情で言う。
ブーンの表情もまた、ドクオには似つかないが、ショボの様に青ざめてしまっていた。
「僕は……遺体を……燃やされたところを……」
思い出すのはミルナの葬儀。
世話になった院生は、全員がその遺体の顔を見、焼香をつみ、帰るという単純なものであった。
実際に火葬された所を見た生徒はいない。
遺品の杖も、棺とともに納められているところしか見ていない。
- 15 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:19:47.71 ID:CAks6kf30
- なら、考えられる事態は? 一つしかない。今度はクーも、顔色を悪くした。
「馬鹿な……オルミアが、二年もミルナ様を操っているとでも言うのか……?」
「それしか考えられん。
オルミアはミルナに次ぐ優秀な者だったと俺は聞いている。
ならば、地位のためにそんな不正を働くとは考えにくい。ミルナは年配だったのだろう?
では、何のために殺したのか? さて、ここで俺は一つの考えにぶち当たった」
ドクオは手に持っていた退魔銀の剣をブーンに突きつけ、続ける。
「これ、さ。
オルミアはヴァンパイアだ。退魔銀の存在に困る。
で、オルミアは気づいてたか知らんが、ミルナはやつがヴァンパイアだということを知っていた。
さて、ここで邪魔になるのが…」
「退魔銀の剣、ね……」
ツンもまた、懐から退魔銀の杖を取り出し、その銀色に輝く宝玉を眺めながらつぶやく。
「二年前にミルナ様は死んだ。退魔銀が恐らくその目的。
そして私の母は十年前に殺されているわ。その真の目的は、退魔銀だったのかしら」
「それも否定は出来ない……。
それに、これは十年前から魔術士とヴァンパイアとに接点があった何よりの証拠だ」
クーが渋い表情で俯いた。
- 16 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:21:09.51 ID:CAks6kf30
-
あまりにも話題が飛躍しすぎた所為か、全員の頭は混乱し、談義は一時中断となった。
ドクオは頭を冷やすといって外へ出て行ったし、ツンとクーはそれぞれ寝室へ行った。
残ったのはブーンとショボだけで、二人は何も話さずに呆けていた。
「ねえ、ブーン」
そんな静寂も、ショボの突然の声で打ち破られた。
「なんだお?」
「どう思う、あの仮説は」
ショボも落ち着いたようで、しっかりと目を見ながら話をしてきた。
ブーンは一息つくと、同じように目を見ながら、
「真実に近いと思うお。それしか、考えられる事態はない。
現に僕らはミルナ様が焼かれるところを見ていないわけだし……オルミアなら情報操作も可能だお」
「………だよね。参ったな、もう」
ショボは右手で両の目を覆い隠し、大きくため息をつくと、やがてソファに仰向けに寝転がった。
それきり二人は何も言葉を発さなくなり、また静寂が訪れたのであった。
- 17 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:22:12.71 ID:CAks6kf30
- やがて、時間が発ち、それぞれが部屋に戻ってくる。
全員の顔がそろったとき、ショボはうなだれていた体を起こし、神妙な顔でこう言った。
「これから行動する部隊を二つに分けようと思う」
ショボの突然の提案に一瞬は全員が驚いていたが、すぐに表情を戻し、うなずいた。
その真意は分かりきっている。オルミアを追う部隊と、ミルナを追う部隊だ。
ミルナがこの町を昨日移動していたとなると、少なくともまだ近くにいる可能性が高い。
対して、オルミアは間違いなくオズヴァにいる。
これは身内のジョルジュの証言もあったから絶対である。
双方から攻め、何とかする。
これが今考えられる、最善の策であった。
「退魔銀を持つドクオとツンは、必然的に別れることになるよ。
ドクオはミルナを、ツンはオルミアの方に行ってもらって良いかい?」
「了解」
「わかったわ」
ツンとドクオがうなずく。
ショボはそれを見、今度はブーンとクーを見る。
- 18 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:23:28.61 ID:CAks6kf30
- 「ブーンもミルナの方へ行ってくれ。君は彼とゆかりが深い。
そしてクー、君はオルミアの方へ行ってもらう。良いかい?」
「おkだお」
「把握した」
「そして最後に僕。
ドクオには悪いけど、僕はオズヴァへオルミアを倒しに行く。
なに、ブーンも最近は術の質がよくなってきている。心配することないさ」
「おkおk。
どう考えてもオズヴァの方が敵兵は多そうだ。
俺とブーンは、ミルナの事も分かる。任せておけ」
ドクオが胸を張っていっていたが、その後ろでブーンはげんなりしていた。
まだ自分の術力に自身が持てていない。またドクオの足手まといになるのでは。
そんな考えからだったが、そんなブーンを見る者は誰もいなかった。
「では、すぐにでも出発しよう。
この先、双方で連絡が取れなくなる。とりあえず二十日後、またここに集合しよう」
「おk!!」
第九話:完
- 19 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:25:15.09 ID:CAks6kf30
- 第十話「本当の目的」
その日の夜、ブーンとドクオは早速マドリアドを徘徊している怪しい人物を見た。
薄い茶色の頭巾を深くかぶり、同じ色のローブを羽織っている。
そしてやはり、左手には鷲の彫刻がされた杖。
「間違いないと思うお」
「おk」
二人はそいつの尾行を開始した。
- 20 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:26:30.98 ID:CAks6kf30
- 「なんだ、ここ」
やがて二人が辿り着いたのは、薄暗い港の一介、波止場から程近い橋の下。
先ほどの人物はここら辺りで見失ってしまったが、その橋を支えている支柱の壁に更に不可思議なものがあった。
雑草や背の高いガマが生い茂っていて目に付きにくかったが、光でその壁を照らしてみると、うっすらと線のようなものが見える。
ドクオが剣でその壁を叩くと、薄っぺらい音がした。
それからすぐに、線の外の壁も叩いてみたが、明らかに音が違う。
「どうやら線の内側、空洞になってるみたいだお」
「みたいだな。さっきの野郎はこの中にいる可能性が高いな。
だが、分かったところで……」
ドクオが壁を力いっぱい押すが、びくともする様子はない。
「何か仕掛けがあるんだろうお」
腕に力を込めるドクオの背中をブーンが叩く。
ドクオもブーンのほうを向き、わかってらぁと小さく言うと、腕を組み俯いた。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:27:08.77 ID:Q8Ke3lAB0
- 支援
つか意外すぎて目を疑った・・・・・
- 22 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:27:51.66 ID:CAks6kf30
- 「どうするよ」
ドクオが顔を上げ、ブーンに尋ねる。
「どうせ僕らがこれからやるのは不法侵入だお」
当のブーンはというと、口元を吊り上げ、ブキミににやけている。
ドクオは内心でキメェと思っていたが、表情に出さないように気をつけ、首を縦に振った。
「不法侵入は犯罪。
なら更に犯罪を重ねれば良いだけだお」
「は?」
ドクオがその言葉を理解するより早く、ブーンは壁に近づく。
そして、壁との距離があと少しの辺りで、突然杖を掲げ、それを壁に向けた。
ブーンが何をしようとしているのか。ドクオにもやっと理解できた。
「壁を破壊して進入しようってのか」
「そうだお。ある意味で正攻法だお」
ドクオもやれやれとため息をつく。
- 23 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:29:26.26 ID:CAks6kf30
- ドクオもやれやれとため息をつく。
「しかしブーンよ。敵兵が大勢いたらどうすんだよ」
「そんときゃドクオに任せるお」
「へいへい。っていうか、お前の術で平気なわけ?」
「馬鹿にすんなお。修士一級の杖だお。
それに、ツンとショボの定理を少し頂戴したんだ。
今までの僕とは違うんだお。さて、ドクオは離れているお」
ドクオの気の抜けた返事を聞くと、ブーンはやはりいつものにっこりした表情を見せて、詠唱を始めた。
「ん?」
その時、ドクオはちょっとした異変に気づく。
ブーンの杖先にある宝玉が詠唱に反応して光を放つと同時に、それに共鳴するようなもう一つの光を見つけたからだ。
(なんだ?)
夜で、しかも端の下という薄暗い場所だから殊更よく分かる。
ブーンの右目が、薄青く光っている。杖先からほとばしる赤い光に混じって尚、はっきりと分かるほどに。
その光の強さも、杖の光と同時に大きくなっている。
- 24 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:31:09.86 ID:CAks6kf30
- 「おい、ブー……」
そしてドクオが声をかけようとした刹那。
「のぉおおわあああ!!!」
言葉を遮ったのは、凄まじい轟音と爆風だった。
ドクオの視界は一瞬で砂塵と煙幕に遮られ、衝撃に体が吹き飛ばされそうになる。
「グッ……!」
剣の先を地面に突き刺して、どうにか持ちこたえられる。
両の足で踏ん張っただけでは、軽い鉄製の鎧を着込んでいてさえ吹き飛ばされる。
おかしい。ブーンはあんなに術力を持っていないはずだ。
定理を変えたところであそこまで力が出るものなのか。
ドクオの頬を冷や汗が流れた時、突然吹いた突風に煙幕が消し飛ばされ、やがて視界がはっきりする。
そこには、呆然と立ち尽くし、口をあんぐり開けるブーンがいた。
「おいブーン……」
ドクオがブーンに声をかける。
ブーンは、術をかけた時のものであろう体制のまま停止している。
不安になるのは当然のことであった。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:31:45.63 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:32:05.46 ID:A0sFiIEwO
- まじか
- 27 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:32:24.19 ID:CAks6kf30
- 「おいってば!」
だが、ブーンは反応しない。
段々とうるさく感じてきた心臓の鼓動をどうにか落ち着け、ブーンの前へ駆け寄る。
そして、ドクオはブーンの表情を見て、腰をぬかしてしまった。
「お、おま……」
ブーンの顔全体に、先ほどの光と同じ青い紋様がはしっている。
いや、顔だけではない。ローブからかすかにのぞく首筋を伝い、ドクオがその腕をまくると、そこにも紋様はあった。
慌てて腹を見る。勿論、そこにもある。体全身に、紋様がある。
「ド……ドク……」
「ブ、ブーン!」
ブーンの口がかろうじて動いた。
のだが、ドクオの名前を言い切る前に、その体は重りを失ったようにふらりと倒れ、ドクオが慌ててそれを受け止める。
気がつくと、全身を覆っていた青い紋様は消えていた。
「どういうことだ? いったい何が……」
「不思議かい? そこの君」
ドクオの背中に戦慄が走る。
背後から聞こえたその声。ブーンのものではない。当然だ。
では、この男の声は壊された壁の中から出てきた者だ。
だからドクオは後ろに誰がいるのか、容易に想像がついた。
- 28 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:33:45.99 ID:CAks6kf30
- 「ああ。不思議だな……ミルナ」
後ろを振り向くと、そこにいたのは先ほどの男だった。
深く被っていた薄茶の頭巾を外している。
短く整えた金の髪に、暗闇に溶け込みそうな紅い瞳が美しく、ドクオが一瞬見入ってしまうほど端麗な風貌であった。
だが、その肌の色は薄黒い。
視界が暗いからそう見えるのではなく、腐敗した肉体を維持させている雅の術の影響だろう、とドクオは勝手に納得した。
「退魔銀の剣。君が持っているのか」
ミルナがドクオの両の目をギッとにらみつける。
そのあまりの目力に、ドクオは少しだけ身震いしてしまった。
「悪いかい。俺はあんたの目的のために退魔銀を持ってんだ」
ドクオはブーンをその場に寝かせ、剣を持つ手に力を込めると、ミルナと対峙した。
「私の目的。果て、なんだったかな」
「ヴァンパイアを倒す。そうだろう、ミルナ=アンデルハイン!」
ドクオが叫ぶ。
が、ミルナの方は苦笑するばかりだ。
ドクオはその態度に苛立ちを覚え、ミルナに剣を突きつける。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:34:21.07 ID:Q8Ke3lAB0
- 支援
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:34:59.67 ID:4mYAVWJOO
- 逃亡してなかった!wktk
- 31 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:35:14.68 ID:CAks6kf30
- 「お前はもう死んでいる。オルミアの方へ加勢しているならば、今この場で俺が殺す」
退魔銀の剣の刃先が、月明かりを浴びて鈍く光り、ミルナの顔と一緒に照らす。
その刃先を何処か懐かしそうな目で見るミルナ。
やがて何かを思ったかのようにため息をつくと、ドクオの方へ、その足を踏み出してきた。
ドクオは警戒し、迎撃態勢に入る。
が、次の瞬間には、ミルナはどうしてドクオの背後にいた。
気配を感じ取ったドクオが慌てて後ろを見ると、ミルナが倒れているブーンの前に屈みこみ、何かをしようとしているのが分かる。
「おまえ!!」
ドクオが慌ててミルナに切りかかるが、その前にミルナが短く詠唱する。
途端、ドクオの体はミルナから発せられる風に吹き飛ばされ、橋の壁に勢いよく叩きつけられた。
「安心しろ。私は君の敵ではない」
「何を……グッ」
ドクオが吐血する。
見た目以上にダメージは大きいらしく、両の足が折れているのか、立つことさえままならない。
ガクガクと震える両足で尚、剣を構えたが、もろくも体制が崩れ、剣を杖に体重をのせていることしか出来ない。
「そんな術力を……グッ、お前を殺した奴に渡していいのかよ……」
ブーンの前にかがむミルナに向けて、ドクオがか細い声で叫ぶ。
辺りからは風の音しか聞こえないほどの静けさだ。ドクオの声はミルナの耳にしっかり届いたようで、ミルナはドクオのほうを見る。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:35:51.63 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 33 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:36:37.77 ID:CAks6kf30
- 「オルミアのことか?」
ミルナの形相が変わったのが、ドクオには一瞬で見て取れた。
先ほどよりも目が強張り、視線を思わずそらしたくなってしまう。
だがしかし、ミルナがこちらに何故か近づいてきて、逃げ出したくなってしまいそうだというのに、ドクオは強がって目線を外さなかった。
やがて、ドクオの目前にミルナが立ち、杖をかざし、詠唱を始める。
これは俺の人生オワタか。ドクオは悟り、目を瞑る。
しかし、次に身体へ訪れたのは優しい暖かさ。
以前、ショボに同じ術をかけてもらったことがある。快癒だ。
身体からすうっと何かが抜けていくような感じがし、落ち着いた頃には手足が自由に動くようになっていた。
驚いてミルナのほうを見れば、先ほどからは想像も出来ないにこやかな表情で自分の前にかがんでいた。
何故。ドクオの表情はもうミルナを警戒するでもなく、呆然としていた。
「私はオルミアに操られているさ。表向きはね」
「表向き……?」
「ああ」
そういえば先ほどから気づいていたのだが、ミルナからは殺気が感じられなかった。
ジョルジュやエルと戦ったときには、身体がピリピリするくらいの殺気を感じたのに。
だからドクオはもう、退魔銀の剣など鞘に収め、よろける両足を何とか踏ん張らせて立ち上がり、自分より背の高いミルナをしっかりと見上げる。
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:38:32.02 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 35 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:40:03.13 ID:CAks6kf30
- 「退魔銀の剣を持っているなら、私のホムンクルスから事のあらましは聞いているだろう?
死人を操る術を、やはりオルミアは私にかけてきたよ。
だがね、私は自我を持てていた。何故だかは分からないけど、ね。
とりあえず保身の為に、この二年間はオルミアに従う振りをして生きてきた。
と言っても、私自身の肉体は既に死んでいる。日の本に出れば、腐敗が進んでいる肌を曝け出してしまう」
「だから夜にこそこそしてたのか。
っていうか、あんたは知っててオルミアにむざむざ殺されたのか?」
ドクオが言う。
が、ミルナは首を振った。
「私の術力は単純にオルミアに及ばなかった。それだけさ」
「ふうん……」
悲しげにいうミルナを見ると、何故だか納得せざるを得ない。
ドクオは気まずくなり、話題を振りなおした。
「っていうか、あんたはオルミアの術をも跳ね除けてんのか。流石だな」
ドクオが感心したように言う。
が、ミルナはやはり首を振った。
「オルミアの術は先ほども言ったが、本物とは異なる。
私の魔力は確かに大きいから、それと反応して何かが起きたのかも分からないな」
「……兎にも角にも、あんたが敵じゃないって事は大助かりだ」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:40:04.64 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 37 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:41:03.05 ID:CAks6kf30
- ドクオは一息つき、ブーンのほうに視線を送る。
相変わらず、ブーンは倒れたまま動かない。
先ほどミルナが何かブーンにしていたが、あれは何だったのだろうか。
ドクオが訊ねる。
「ブーンは?」
「君は退魔銀の剣を受け取っているね」
ミルナは、自分が質問したこととは全く関係ないことを口走る。
ドクオは少し苛立ちを覚えた。
「ブーンは大丈夫なんですか?」
「君は退魔銀の剣を受け取ったとき、ホムンクルスから聞かなかったかね。もう外せと」
「は?」
確かにそう聞いた。
だが何を外すのかが全く持ってわからない。
それをミルナに告げようとしたとき、ミルナは右の手をドクオに向かって差し出した。
その手の上には、何か丸い宝石のようなものが乗っている。
よくよく見ると、それは何処かで見たような青さを湛えており、ドクオはハッとしてその手の中を覗き込む。
「こ、これ……!」
眼球だった。
虹彩が未だに青さで一杯で、青い球のように見えてしまった。
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:41:13.87 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 39 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:42:06.32 ID:CAks6kf30
- 「まさか、ブーンの……!?」
「ああ」
ミルナは表情を変えずに、淡々としゃべる。
「ど、どういうことだ! 外せって、眼球をか!?」
「落ち着いて聞いて欲しい」
ミルナが、慌てるドクオをおだてる。
「数年前のことだ。私がこの子を拾ったとき、既に右目が何かに抉り取られていた。
慌てて快癒をかけたが、既に目玉が何処かへいってしまっていたし、視力を戻すことも難しかった」
「だが、ブーンは目の見えない素振りはしていなかったぞ」
「ああ。どうにかして私はその子の目を治してやりたくてね。
そういえば、教会と言うのは、死人の魂を清める祭事の影響で、死体がたくさん来るんだよ。
だから私は、そのうちの一人の目玉を抉り取り、私の魔力を込め、その子の右目に適合させた」
「……何年前の話だ」
「十年前だな。だからブーンは覚えてもいないだろう。
酷く真っ黒な死体でな、火達磨にされていたそうだが、何故か目玉だけは綺麗に残っていたんだ」
十年前と言う数字、そして真っ黒な死体と言う言葉がドクオの頭の中で渦巻く。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:42:27.47 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:43:27.07 ID:bm/5W5mEO
- おだてちゃ駄目なんじゃ……?
- 42 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:43:48.24 ID:CAks6kf30
- 魔力、十年前、真っ黒な死体と言う言葉がドクオの中で最悪の可能性を作っていた。
ドクオはガマみたいに脂汗をかいていた。暑くもなく、涼しいはずなのに。
「なあミルナさん。あんたがブーンを拾ったのはリスボンの近くか?」
「ん? そうだが、何故?」
ドクオの顔が更に青ざめる。
「まさかそんとき、あんたはリスボンの教会に勤めていたか?」
ミルナの表情が、本当に変化した。
先ほどドクオがしていたのと同じような訝しげな瞳。
相変わらずの目力に、ドクオはやはり背筋をぞくっとさせる。
「……君は何を知っている」
「その目玉の持ち主、デレと言うだろう」
「…………ああ」
「魔術士というグループに術力を買われそうになり、否定して殺された術士だ。
現存する術士の中でもかなりの術力を持っていると聞く。そのデレの娘が今、オズヴァにオルミアを倒しに向かっている」
「僕の目玉は、ツンのお母さんのものだったのかお……」
その声にハッと振り返ると、ブーンが立っていた。
右の目の穴は、ぽっかりと暗い空洞になってしまっている。
水の精霊の外せと言う言葉もあの目を意味していたのだろうと、ドクオは納得した。
- 43 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:44:42.10 ID:CAks6kf30
- >>41
なんという語彙ミス……おだてちゃいみがない
ここはなだてるですな…orz
- 44 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:45:25.56 ID:CAks6kf30
- なだめるだったヨー('A`lll)
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:46:26.98 ID:pEaFqoXr0
- 落ち着けwwwww
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:46:45.12 ID:bm/5W5mEO
- >>43
>>44
ワロタwww
支援
- 47 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:46:51.85 ID:CAks6kf30
- 「その目玉がお前の魔力に栓をしていた。
その魔力は何年もの間蓄えられ、今では最高になっているだろう」
「そりゃどうもだお。どうりで僕の術はダメだったわけだお。
しかし右目が見えないのは気分悪いお。僕の右目はもう、一生見えないのかお?」
「わるいな。術は全知全能ではないのだ」
「そうかお」
ブーンは相変わらずの笑みを絶やさぬまま、俯いた。
「さて、君」
ミルナがドクオのほうを今度は向き、話す。
「ドクオです」
「ではドクオ君。君はデレ氏の娘がオルミアの元に向かっていると言ったね」
「ええ」
「どこへ向かっている」
「オズヴァへです」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:48:48.73 ID:bm/5W5mEO
- 支援
- 49 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:48:58.55 ID:CAks6kf30
- 「そうか。ならば早々に追いかけるぞ。誰から聞いたか知らんが、危険だ。
オズヴァでは百を越えるヴァンパイアどもが待ち構えている。いくら術力が高くとも、一人でかなうわけはない!」
ミルナの剣幕に、ドクオもブーンも一瞬たじろいだが、落ち着いて言葉を返す。
「平気です、彼女は退魔銀の杖を持っている。
それに炎使いの術士と、もう一人強力な術士もいる」
「それでも追いかけるんだ。
オルミアはお前たちが思っているほど弱くはない。
オルミアは退魔銀を無効にする研究を進めている。それが完成していたとしたら、手も足も出せんぞ」
ミルナの言葉にハッとさせられる。
いくらこちらが強力であるとはいえ、三対百では勝ち目がないのは火を見るより明らかである。
「それは……確かにそうだ」
ドクオとブーンが納得し、うなずく。
「では、今から私の呪文で君たちをオズヴァに送り届ける。
私のそばから離れるなよ」
「呪文で移動!?」
聞いたことがない、呪文で空間を移動することなど。
と、驚くブーンとドクオをよそに、ミルナは詠唱を始める。
やがて暖かい光がそれぞれを包み始めたと思うと、次の瞬間にはもう、ブーンたちの姿はそこになかった。
第十話:完
- 50 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:51:49.39 ID:CAks6kf30
- 何という手抜き……
展開がもー無理やりすぎるし、地の文も同じような表現の使いまわしでいやになるorz
腕がなまったとか言い訳をします。クオリティ低くてすいません
とりあえず今考えていることは
「セイントは早く終わらせたい!」
「新作かきたい。構想は練りに練ってあるし、セイントが終わらなければかけない……」
と言うことで、全十二話のセイントですから次回の投下で最終回となります。
絶対今週中に投下します。約束です。守ります。
ではでは。
こんなイミフ作品についてきてくださってありがとう。
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:52:55.71 ID:bm/5W5mEO
- 乙。
ブーンに邪気眼ができたのかと思ったwww
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 20:53:19.19 ID:pEaFqoXr0
- 乙。がんばれ
- 53 名前: ◆X5HsMAMEOw :2007/07/04(水) 20:54:09.65 ID:CAks6kf30
- 何か質問などもしあればどうぞ。
馴れ合いにならない範囲で答えます。
何もなければこのまま落としてください。
ちなみにセイントは今まで一回も100いったことがない。
なんという平和スレ
- 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 21:02:39.63 ID:Q8Ke3lAB0
- 乙
読み直してくる
- 55 名前: ◆RDnvhIU7bw :2007/07/04(水) 21:17:33.93 ID:e6YZfCiQO
- ちんこマダー?
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 21:25:04.69 ID:8vZzTKAN0
- 乙〜
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 21:31:15.66 ID:bAjgIq2pO
- まとめ見たけど中々に古参のようだなwwww^^
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/07/04(水) 21:45:01.32 ID:Q8Ke3lAB0
- >>57
お前はあんだけアルファベット大好きッ子のくせにブーン芸見なかったのか
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