全部 1- 最新50


('A`)と( ^ω^)は異世界でもう一度出会うようです
1 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:15:47.84 ID:vV2Xdile0
遅くなりまして本当にすいませんでした
現行に差し支えるんじゃ最低ですね俺
そして今日も時間が無いので高速投下

まとめさんはこちら
ttp://hebiya.blog40.fc2.com/blog-entry-3215.html

2 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:20:59.87 ID:vV2Xdile0

(;^ω^)「ちょ、ちょっと待つお!」

(´・ω・`) 「?」

(;´ω`)「帰れないって、二人はそれでいいのかお?」

(´・ω・`) 「別に帰れないとは言ってないよ?
       ただ一年過ぎたら帰れないってだけで」

(;´ω`)「それはそうだけど」

(メ'A`)「ブーンは…帰りたいか?」

( ´ω`)「…昨日から家に帰ってないんだお 
       カーチャン達がきっと今頃心配してるお…」

(メ'A`)「…それなら、多分大丈夫だ」

(;´ω`)「何でだお?」

(メ'A`)「俺が前にこっちに来た時は元の世界の時間は進んでなかったからさ」

(´・ω・`) 「それに一年過ぎなければいいんだから、別にいいじゃないか」

( ´ω`)「……」

3 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:21:17.93 ID:vV2Xdile0

(メ'A`)「それと…俺はもう、帰らない」

(;´ω`)「…はい?」

(メ'A`)「もう逃げない…この世界で、守りたいものがあるんだ」

さらりと問題発言

(;´ω`)「そんな…本気かお?」

(メ'A`)「ああ、だから二人は帰りたいなら…その、いいんだぞ?」

ζ(゚ー゚;ζ「…」

( ゚∀゚)「…」

/ ,' 3 「…」


(´・ω・`) 「僕は付き合うよ」


(メ'A`)「…いいのか?」

4 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:21:46.38 ID:vV2Xdile0

(´・ω・`) 「うん、何だか面白そうだしね…それにまだ時間もあるし
       焦って今帰る必要も無いさ」

(;´ω`)(ショボまで…)

(メ'A`)「ブーンは…どうだ?」

僕は…

( ´ω`)「…じゃあ、とりあえずは…僕も付き合うお」

問題の先送りを選んだ
というかこの状況で僕一人帰りたいとか言い辛いってレベルじゃない


(メ'A`)「それで…ジョルジュさん」

( ゚∀゚)「おう、何だ?」

(メ'A`)「あの剣…いえ災いの杖でしたっけ、あれ持ってますか?」

( ゚∀゚)「……ああ、あるぜ」

(メ'A`)「貸してください、あれは…俺が持ちたいんです」

(;゚∀゚)「おいおい…駄目に決まってるだろ、お前あれがどういう物か分かってないのか?」


5 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:22:10.02 ID:vV2Xdile0

(メ'A`)「お願いします…俺が守りたいのは、ギコさん達との誓いだから
    …だからあの剣じゃないと駄目なんです」

( ゚∀゚)「…」

(メ'A`)「俺は強くなりたい、もう二度と…失わせない為に」

( ゚∀゚)「………」

ζ(゚Δ゚;ζ「駄目よ…だってあなた
あの剣を使ったせいで死ぬ所だったのに…」

(メ'A`)「それでも、お願いします…必ず使いこなしてみせるから…」

ζ(゚Δ゚;ζ「…でも」

( ゚∀゚)「そうか…良く言ったぞ」

ζ(゚Δ゚;ζ「…お兄ちゃん?」

( ゚∀゚)「デレ…お前には分からないかもしれないがな
     男にはどうしても守りたい物がある時、力が必要なんだ」


6 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:22:33.12 ID:vV2Xdile0

( ゚∀゚)「そう、それでこそ男だ! 分かるぜドクオ!」

(メ'A`)「ジョルジュさん…」

( ゚∀゚)「分かった、あの剣はお前に預ける! 見事使いこなし! 守ってやるんだ、お前の手で!!」

(メ'A`)「はい!」

そうしてお互いに手を出し、力強く握り合った
猛る荒波を背景に二人は視線を交差する


ζ(゚Δ゚;ζ「いやいやいや!」

ζ(゚Δ゚;ζ「大体使いこなすって…どうする気なの?」

(;'A`)「それは…その」

( ゚∀゚)「じゃあ…特訓でもすっか?」

ζ(゚Δ゚;ζ「特訓…?」

( ゚∀゚)「鍛えて鍛えて鍛えまくって心身ともに強くなれば何とかなるって」

ζ(゚Δ゚;ζ「そういう問題じゃないでしょ…

7 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:22:51.93 ID:vV2Xdile0

( ゚∀゚)「どうだ? ドクオ、やるか?」

(メ'A`)「お願いします!」

( ゚∀゚)「よし、いい返事だ! それでこそ俺の見込んだ男!」

ζ(゚Δ゚ζ(駄目だこいつら…早く何とかしないと…)

ζ(゚Δ゚;ζ「おじい様…いいんですか?」

/ ,' 3 「うむ、構わんよ…ワシも、一縷の望みに賭けてみたいからの」

ζ(゚−゚;ζ「そんな…」

/ ,' 3 「ドクオ…あやつは一度災杖を使ったにも関わらず無傷じゃった経緯がある
    もしかしたら本当に使いこなせるかもしれんぞ?」

ζ(゚−゚*ζ「そう…でしょうか」

/ ,' 3 「流石にあの馬鹿もそこまで考え無しに言っている訳でもあるまいて
    まあ、しばらくは任せて平気じゃろ」


/ ,' 3 (そして、本当に使いこなせるようになってくれれば…今後に大いに役立つだろう)


8 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:23:14.85 ID:vV2Xdile0



………。



次の日


(;`ω´)「おおおお!!」

(;´・ω・`)「…く」

(;'A`)「くそ…また負けた…」


( ゚∀゚)「おらー! 休むなー!!」


(;´ω`)(まだやるのかお…)

今、僕等は見果てぬ先まで続く荒野を歩いている

…いや走っていた



9 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:23:33.84 ID:vV2Xdile0

あれから、山を下り終えた頃には辺りは真っ暗になっていて
僕等はその辺で休む事になった

固い大地に腰を下ろし、火を焚く
その火を囲むように円陣を組み布団を被る
やはり皆疲れていたんだろう、横になるとすぐに静かになった

こうして…僕は初めて野宿という物を体験した

暗い中をオレンジの淡い光が僕等を照らし
静寂の中には唯一燃える木の弾ける音が響く

どこか物悲しい、けれど懐かしいような気分にさせる光景

ふと見ればジョルジュさんが細い枝を何本か火に投げ入れ、一際強くはじける音がした

目を閉じる

するとすぐにまどろみがやってきて、僕は眠りの中に落ちていった


………。


10 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:24:05.31 ID:vV2Xdile0

…ふと気付く

まぶた越しに感じる眩しさ、周囲はいつの間にか光に包まれていた

( ´ω`)「…ん…朝かお…」

仰向けのまま見上げる大空、それは山の向こうまで青く澄みきっていく
それに誘われるように僕は起き上がった

(;´ω`)「いたた…」

流石に固い上で寝たせいか、背中が少し痛む
以外にも寝覚めはすっきりとした物で思考はいやにすっきりしている

( ^ω^)「…お? ドクオ達が居ない…」

見下ろせば横になっているのはショボ、デレ…さん、新巻さんだけだった

(うω・`) 「…おはよう」

( ^ω^)「お、おいすー」

目を覚ましたショボは僕に挨拶すると辺りを見回した


11 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:24:28.09 ID:vV2Xdile0

(´・ω・`) 「…ドクオは?」

( ^ω^)「僕もさっき起きたばっかだから分からないお…トイレかな?」

(´・ω・`) 「んー……居た」

( ^ω^)「お?」

(´・ω・`) 「ほら、あそこ」

指差す方向を見る、そこには小さな人影が二つ

( ^ω^)「本当だ、何やってるんだお?」

(´・ω・`) 「さあ…? 行ってみようか」


……。


( ゚∀゚)「お、起きたか」

( ^ω^)「おいすー」

(´・ω・`) 「おはようございます……どうしたの?」

(;'A`)「……おはよ」

12 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:24:48.74 ID:vV2Xdile0

見るとドクオが息を切らし、その場にへたり込んていた

( ゚∀゚)「ああ、体力づくりだ」

(´・ω・`) 「ああ、昨日言ってた特訓ですか」

( ゚∀゚)「そういう事、どうだ? お前等も参加するか?」

(´・ω・`) 「うん…面白そうだし、混ざろうか?」

(;^ω^)「…」

(´・ω・`) 「よし決まり、じゃお願いします」

(;´ω`)(せめて一言くらい言わせてくれお…)


とそんなこんなで特訓とやらに参加する事になった
それで何をするのかと思えば…

( ゚∀゚)「んじゃダッシュ後100本追加な」

(;'A`)「は…はい…」

13 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:25:13.00 ID:vV2Xdile0

(;^ω^)「…お?」

(;´・ω・`)「…え?」

( ゚∀゚)「何呆けてんだ、走れ、本気で、死ぬまで!」

(;´・ω・`)「…もしかしてドクオ…さっきからずっと走ってるの?」

ドクオは喋る気力も無いのか、ただ静かに頷いた

( ゚∀゚)「いいか! どんな技術、力よりもまずは体力と根性だ! ほら行け!!」

(;´ω`)「ひぇぇ…」


………。



そんなこんなで…かれこれ一時間ほど走り続ける羽目になった

( ゚∀゚)「よし…まあ最初はこんなもんだろ」

(;´ω`)(や…やっと……終わった…)

3人して盛大に倒れ込む
もう口を開く事も煩わしい

14 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:25:30.90 ID:vV2Xdile0

川;゚ -゚)「大丈夫か…?」

(;'A`)「……ウn」

ζ(゚ー゚*ζ「お疲れ様です、お水をどうぞー」

デレ…さんは二人にコップを渡すと、俯き加減に僕に歩み寄ってきた

ζ(゚ー゚*ζ「はい…ブーン様…」

(;´ω`)「あ……ありがとう…」

ζ(゚ー゚*ζ「いえ…そんな……あっ…」

そうして受け取ろうとした僕の指が、彼女の手にそっと触れる

(;´ω`)「…えーと…?」

ζ('ー`*ζ「………………………」

呆けた様な表情で僕の目を見つめ続けるデレ…さん

…一体何なんだろう、僕は何かしたんだろうか、正直怖い、恐ろしい


15 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:25:56.17 ID:vV2Xdile0

(;´ω`)「デレ…どうしたんだお?」

ζ('ー`*ζ「頑張ってる男の人って…格好いいと思います…」

(;´ω`)「そ…そうですNE…」

ζ('ー`*ζ「はい…」


( ゚∀゚)「おーし、それじゃあ出発するぞー」

その時、ジョルジュさんの声が響く

(;^ω^)「り…了解だおー!」

まるで助け舟だ、僕は手を上げてそれに応えた



16 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:26:07.58 ID:U1/4Mc4V0
ktkr

17 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:26:24.40 ID:vV2Xdile0


ξ♯゚听)ξ「…ちっ」


(゚ω゚;)「!?」


ζ(゚ー゚*ζ「…?」


(;'A`)「え゛…もう?」

(;´・ω・`)「もうちょっと休ませてくれても…」

( ゚∀゚)「バーロー、これも特訓だ!」

(;'A`)(;´・ω・`)(鬼だ…)



18 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:26:42.27 ID:vV2Xdile0


…こうして、僕等は重い体を引きずる様に歩き始めた


DEN王国とやらに着く前に死ぬんじゃないか?

そんな疑惑を胸に秘めながら…



(;´ω`)(やっぱり帰った方がいい気がしてきたお…)





19 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:26:49.60 ID:PxWQ8c+2O
良いね良いね

20 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:27:15.28 ID:vV2Xdile0






【次回予告】ミゾレフルーソラニーーー








21 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:28:10.96 ID:vV2Xdile0

ミ,,゚Д゚彡『鬼教官ジョルジュの元、特訓を始めたブーン達』

(;´ω`)(僕は殺されるかもしれない…)

ミ,,゚Д゚彡『DEN王国への向かう旅路の中で彼等は一人の女性と知り合う』


从 ゚∀从「俺か? 俺は……ハインだ、ハインリッヒ」


ミ,,゚Д゚彡『果たして彼女の正体は?』

ミ,,゚Д゚彡『次回!!異世界でもう一度 第6会 「到着!DEN王国」』

ミ,,゚Д゚彡『読んでくれなきゃ…泣いちゃうぜ!!』

つづく、、、I


22 名前:◆6Ugj38o7Xg :2007/02/11(日) 23:30:11.72 ID:vV2Xdile0
ごめんね短くてごめんね
しかも投下間隔も早くてごめんね

本当は間潰しに裏設定でも書いておこうかと思ったけど
その時間もなくなってしまったorz

帰ってきたらそれも書くから読んでくれれば幸いです
それでは!

23 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:33:14.48 ID:5ilTJFzFO


24 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:35:16.47 ID:4hiJG0MoO
許す

25 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:37:11.92 ID:ECHeGgA40
('A`)「じゃぁな」
( ^ω^)「じゃぁね」


___________________________________________________

エターナルフォースブリザード
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる

相手は死ぬ
      V
      ('A`)     
   /     \   ( ^ω^)
.__| |    .| |_ /      ヽ

||\  ̄ ̄ ̄ ̄   / .|   | |

||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
||.  (    )     ~\_____ノ|   ∧_∧
  /   ヽ           \|   (    ) 
  |     ヽ           \/     ヽ.
  |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |
  .|    ヽ \∧_∧    (⌒\|__./ /

26 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/11(日) 23:46:10.88 ID:7gsE0Wpi0
今日読み始めたらはまって一気に此処まで読んじゃったんだぜ

27 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 00:01:18.84 ID:FzcU9Srj0


28 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 00:27:40.85 ID:1FnZmgM+O
今から読む乙


全部 最新50
DAT2HTML 0.32j Converted.
inserted by FC2 system