( ^ω^)ブーンは死んでいるようです
- 1 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:27:35.34 ID:y2dK9qia0
- タイトルがアレだが
書くわ
- 2 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:28:46.35 ID:KyD5ZcRg0
- (^ω^)
きれいな顔してるだろ?死んでるんだぜ・・・これ
- 3 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:29:27.64 ID:y2dK9qia0
- 「すいません……王立研究所へ行きたいんですお……」
「用件は?」
「……はやく!時間がないんだお!」
「お急ぎですかな?では、許可証は――――」
僕はもう死んでいるんです。
命など、とうになかったハズなんです。
だから、多少の命などどうでもよかったんです。
「はやくしてくれお!研究所!つうか邪魔だお!」
目の前の命が次々と潰えて行くんです。
全ては救えない、それを黙ってみているしか、僕には出来ないんです。
でも、それだけは嫌なんです。
「小僧、大概にしろ!」
「……嫌だお……」
人が人を殺す時、理由はあるのかい?
遠い、そして近い未来に、トラブルの原因、及び危害を加えるであろう存在が邪魔だったから殺した、自分が生きる為殺さざるを得なかった、或はただのストレス発散か……他には不慮の事故とかか。
愛おしいから、では駄目かな?
僕は死んでから罪人になりました。そんな僕にも命があります。
これが、最後の命です。
- 4 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:32:06.94 ID:y2dK9qia0
- 感染型ウィルス・ZV-01。
奴ら含めウィルス達は幾年後、地球温暖化とともに徐々に勢力を増していた。未開の密林奥地に潜んでいたウィルスは、暖まった地球の至る所にまで蔓延る事となる。
しかし、新種のウィルス達全てが熱帯地方にいたというワケではない。今回のZV-01がそうである。
感染した者は死を遂げ、その者を死してなお、無意識下で生き永らえさせるウィルス―――通称、『ZV』は、簡単に言えば、感染者の死体を『ゾンビ』化させる驚異のウィルスである。
数年後には、どんなウィルスも殺す特効薬なんかが開発されるかもしれないが、これは地球温暖化対策が世間で騒がれる以前の話である。
#01 ワールズエンド
- 5 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:33:21.03 ID:y2dK9qia0
- それは、ある晴れた昼下がり。僕はいつものように、街で一番高い丘で寝ていた。
眺めるヌソックの街は、近代化が進んだせいで緑が殆どない。毎日真っ黒なガスを吸って生きている街、それでも人は元気だった。
僕はというと、街に残された最後の自然である、今いるこの丘が大好きだった。朝起きて、すぐにここで寝転ぶ、僕にとって贅沢の極みだ。
煙だらけの街に嫌悪感をも抱くし、もうこんな街から出て行きたかった。
( ^ω^)「にしても…暇ってレベルじゃねぇぞ!」
働いたら負け、とは言うものの、やはりやることもなくなってしまった。
何故ならこの街は、閉鎖された空間であるからだ。
( ^ω^)「いや、マジで暇なんですが」
実は、こうなったのにはワケがある。
最近、ここから向かいに位置する廃屋が危ないと聞いた。もっぱらの噂だが、入った人が帰って来ないのだ。王立研究所の研究員も入っていったが、戻って来ても、五人に一人くらいしか戻らなかったとか…
勿論、研究どころではなく、命からがら逃げる形となるので、詳しい事はわからない。
だが、噂によれば、どうやら怪物が沢山いるらしい。
そして、そのせいで街は外界からの交流を絶たれている、と聞いたことがある。
だから僕は、近寄っては駄目だ、と何度も聞かされ、(半分)仕方なくこうしている。しかし、駄目駄目言われると、逆に行きたくなるという、おきまりのパターンに入ってしまうのだ。
- 6 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:33:28.33 ID:mBjrTaAi0
- 支援
- 7 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:34:59.46 ID:y2dK9qia0
- ('A`)「よォ」
Σ(;^ω^)ビクッ
とかなんだかやってる間、横にはドクオがいた事に気が付かなかった。
('A`)「あ、また良からぬ事でも企んでやがったか?」
雑にたたんであったか、皺だらけの気持ち悪い色のシャツで、微妙に伸びた髪がさらに相乗効果。付け加え、彼は顔色が悪いが、これがデフォである。眩しいくらいの太陽の下では尚更そう見える。
( ^ω^)「廃屋、い か な い か」
('A`)「…だが断る。あそこはな、危ないんだぞ?」
僕は、一人で行こうなどとは考えていなかった…ただ単に臆病なだけなのだが。
しかし、それ以上にドクオは臆病だった。
( ^ω^)「どう危ないのかお?」
('A`)「どう、って…そりゃ人が帰って来なくなるんだ、危ないに決まってる…とにかく嫌」
( ^ω^)「大人の都合を隠すための廃屋だとしたら…」
('A`)「どーいう事だ?」
(*^ω^)「そりゃあきっとテラウフフな事が盛り沢山だったり」
- 8 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:36:01.68 ID:y2dK9qia0
- 好奇心旺盛な僕は誰にも止められない。
廃屋に近付いてはいけない。危険だ。どう危険なんだろうか。大人達は答えない。答えられないんじゃなく、答えないんだ。金銀財宝か何かを隠す為に大人達が隠していないという保証もない。可能性は十分にあるハズ。
(*'A`)「…な、何かあったらすぐさま逃げればいいしな」
(*^ω^)「最初からそのつもりだお」
(*'A`)「とりあえず装備でも揃えるかね」
考えてる事は見事一致した。こうなったら、段々と話は軌道に乗ってくる。こういう時は、心配も糞もないのである。僕らは計画を立てはじめる。
持っていくもの、時間など必要事項を土の上に木の棒でガリガリと書き出していく。
ちなみに、まだ地面ばかり見ていて、誰かが近付いているとは思いもしなかった。
そして、気付く前に肩をポンと叩かれた。
ξ゚听)ξ「あら、楽しそうじゃない」
Σ(;^ω^)ビクッ
Σ(;'A`)ビビクッ
熱中されすぎていて存在に気付かれなかった人物が痺れを切らした。ツンだ。
ドクオとは違い健康的な肌の色をしている。髪にかかったくるくる具合は今日もバッチリといった感じか。
- 9 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:36:33.84 ID:y2dK9qia0
- ξ゚听)ξ「私も行くわ」
( ^ω^)「危ないお、やめたほうがいいお」
('A`)「それは俺に対する差別と受け取っていいかな?」
ツンは意外と淋しがり屋だった。一人だけ仲間外れなんてこと以っての外、何があろうと話を割って入る。
ツンデレという性格のせいもあるが、容姿なんかはいいのに友達に偏りが出来てしまったワケだ。ここに来たのも、それが原因なのかとも思われる。
所詮一般人だ、ツンデレの良さがわかるまい。心で笑ったのは内緒だ。
ξ゚听)ξ「アンタ達が遊ぶ事なくなったってんなら、私もないわよ!」
(;^ω^)「ごもっともで」
(*'A`)「へっ…何があっても知らねぇぜ」
ξ*゚听)ξ「フフ、それは覚悟の上よ」
( ^ω^)「じゃあもっかい最初から…」
ニヤリと薄気味悪い笑いを浮かべながら、三人はまた怪しい会議を始めた。何せ、人が帰って来なくなるくらいだ、ただ事では済まないとは思っていた。
だが、あまりに軽く考えすぎていた。
空にはまだ雲一つさえ覗かせる気配はなかった。
- 10 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:37:29.76 ID:y2dK9qia0
- ―――――――――――――――
('A`)「ここだ…」
(;^ω^)「…うわぁ」
汚い。一番しっくりくる言葉だ。誰にも使われなくなってから放置されっぱなしだけはある。
家の大きさからしたら、主人はかつて、そこそこの財力を持っていたであろう。今は、人が立ち入った形跡はあるものの、完全に獣道、庭には草木が生い茂り、家は完全に影に呑まれている。
ξ;゚听)ξ「…やっぱりやめましょう」
完全ホラーハウスな廃屋。目の前にしてみるとやっぱり怖いのか、ツンはなんだか強張っている。顔色もどんどん蒼白になってゆく。
('A`)「フッ…怖じけづいたのかな?」
(;^ω^)「まぁ女の子だし仕方ないお」
ξ゚听)ξ「…なんですって?」
挑発的なドクオの言葉に、彼のようだったツンの顔色が、次第によくなってゆく。
そして健康的な色に戻った所で、
ξ゚听)ξ「行ってやろうじゃない!」
ツンは結構負けず嫌いなようだ。…いや、意地っ張りのが正解だろうかもしれないが。
- 11 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:40:03.42 ID:y2dK9qia0
- ……そのまましばらく、「お前がやれよ、いやお前が」状態が続き、その後に「じゃあ俺が、いやいや俺が」状態になり、最終的に僕が扉を開ける事になったワケです。
(;^ω^)「…じゃ、いくお」
意を決して、扉の取っ手に手をかけた。日の射さない金属の取っ手は、かなり冷たい。
錆び付いた扉が音を立て開く。そこですぐ違和感を感じた。
ξ;゚听)ξ「ッッッ!」
中は予想外の異臭。埃っぽいのは覚悟していたが、この臭いは埃なんかではない。
動物が腐ったようなが漂っている。
(;^ω^)「ぅぉぇ……」
('A`)「ざっと見て部屋全部見るのでも時間がかかりそうだな」
ξ゚听)ξ「……」
ドクオは、臭いについても何も触れず、未だ恐怖感などない様子だった。
もはや、あるかどうかもわからないテラウフフな物で頭がいっぱいだったせいであろう。
が、一方ツンは比較的無口になっていた。恐怖感でそうなったのか、そう思ったが、どうやらそうではなさそうだ。
なんだろう、わからないけれど、何かが見えているような、見通しているような、そこに目などないくらい、綺麗で透き通った目をしていた。
- 12 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:40:59.07 ID:y2dK9qia0
- ('A`)「こりゃ手分けしたほうがいいな」
ξ゚听)ξ「…えっ?」
( ^ω^)「そりゃ効率重視なら…でも何があるかわからないお?」
(*'A`)「ゲームみたいでわくわくしてきたぜ! な、手分けして行こうぜ?」
( ^ω^)「ツンはいいのかお?」
ξ゚听)ξ「え…っと」
('A`)「じゃあ俺、一番右の奥から行くわ」
返事を待つなんて頭の中に全くないドクオは、埃だらけの階段を駆け登っていった。
( ^ω^)「…じゃ僕は一階の一番左いくお」
僕も駆け出した。とりあえず古びた欅の扉を開いて一番左の部屋に入ることにした。
- 13 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:41:26.72 ID:tjzCJwwp0
- しえn
- 14 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:42:28.10 ID:y2dK9qia0
- ―――――――――――――――
( ^ω^)「お、この木箱は……なんだ、また勲章か」
さっきからトロフィーだの勲章だの、なんで箱に入れっぱなしなのかわからないような品物ばかりが見付かる。僕らにとっては、微塵の価値もない。他人の栄光などに、経済的価値は付かない。無論、肝心なお宝など、気配さえ見えない。
( ^ω^)「…ん?」
…ドシャッ
背筋が凍り付きそうな、不気味で気持ちの悪い音がする。そう、例えるならば、生肉に貪りつく獣が口から肉を落としたような感じの音だ。……しかし、この部屋ではない、とすると……
( ^ω^)「ドクオ……? ツン……?」
小部屋から顔を覗かせる。
……入口付近には誰もいないようだ。
見渡してみると、真ん中の小部屋の扉だけが開いているみたいだ。僕は、二人の安否を確認しようと部屋を出た。……その時だった。
- 15 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:43:08.90 ID:y2dK9qia0
- (;^ω^)「ちょwwwwwwww」
天井から生臭い物が降ってきた。
そう、それはまさに逆・絶世なスメル!
( ^ω^)「人間……」
一瞬、そう感じた。が、瞬きをした目に映ったのは怪物だった。
???「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
(;^ω^)「……じゃないッッ!?」
人間に似た形の、その腐臭漂う身体から放たれる一撃は、僕の腕を叩き折る。
(;^ω^)「くぁwせdrftgyふじこlp」
なんだ、コイツは。危ない、危ない、危ない、危ない
危ない、危ない、危ない、危ない
- 16 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:44:07.72 ID:y2dK9qia0
- 怪物「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
さらに一撃。僕はそれをギリギリで避ける。逃げなくては、ここは危ない。
Σ( ゚ω゚)
僕は見た。逃げた先、広間中央から見える、開いた小部屋の中。
それは確かに、数十分前まではツンだった。
しかし、あちこちから骨がはみ出し、身体は在らぬ方向へ曲がって、臓物が床の上にぶちまけられている。透き通った瞳など、もう存在しない。
しかも、その周りを僕の後ろにいる腐った臭い怪物が沢山群がっている。
……すみません、ここは何処の地獄ですか?
( ゚ω゚)「へぶぉっ」
衝撃で固まっている間に後ろ、とられました。僕にいっぱいのダメージ!
- 17 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:45:29.02 ID:LSoAUqRf0
- 支援
- 18 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:45:30.85 ID:y2dK9qia0
- ('A`)「ブーン! ど、どうした!?」
(;^ω^)「ド…ドクオ…」
一先ず怪物から距離を置く。奴らは、動きが少々鈍いようだ。
(;^ω^)「さっさと逃げるお!」
(;'A`)「ソイツはなんなんだ!? あとツンは!?」
(;^ω^)「いいから、そこの窓を突き破って逃げるお!」
ドクオが振り向くと、そこには確かに小さな窓があった。小柄なドクオなら通れるであろう。
(;'A`)「ブーンはどうすんだ!」
(;^ω^)「大丈夫、先に行っててくれお! すぐに出る!」
(;'A`)「本当だろうな? じゃあ…気をつけてね」
- 19 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:45:58.04 ID:y2dK9qia0
- 窓を突き破り、二階から脱出するドクオ。しばらくして声も何も聞こえない辺りからすると、必死で街の中まで逃げているのかもしれない。
( ^ω^)「それにしても…全身打撲で動けないとは」
動けなくなった僕の後ろから、怪物がゆっくり近付いてくるのがわかる。ツンのいた部屋の怪物達もこちらにやってきている。
怪物「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
もう、駄目なんだろうな。ドクオ、あとは任せたお…
( ゚ω゚)「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
- 20 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:47:22.13 ID:y2dK9qia0
- ―――――それから二十分くらいだろうか。
('A`)「ブーン!」
ドクオは扉を蹴飛ばす。手には銃。
…怪物の姿は見えない。
('A`)「…あれはツン…か?」
見えるのはツンだと思われる死体のみ。
他に生きている物の気配さえ感じられない。……実際に惨殺死体を見てみると、身体がガクブルしてくる。
全力疾走してきて切れた息を整えると、ドクオは廃屋の中に入ると、
警官「貴様ー、何をしている!」
('A`)「あ、すみません」
ドクオが呼んで来た警官も、少し時間を置いて到着。
警官「こ、これは! …貴様がやったのか」
(;'A`)「違いますって! 確かに、あの死体は友達のものですが……」
警官「…じゃあ、またやられたのか……あー、長さん? またですって」
警官も息を整え、煙草に火を点け一服、そして無線で他の警官に連絡。
- 21 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:50:04.18 ID:Lr3nSJ6zO
- (´;ω;`) ツン・・・
- 22 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:50:24.47 ID:y2dK9qia0
- ('A`)「また?」
確かに、また、と言った。
('A`)「またってどういうことですか?」
つまり、過去にもあったという事だろう。普通ならば、説明など一切していないのに解るワケがない。
ドクオは、これ以上ないくらい鋭い目で警官を見つめる。
('A`)「…とりあえず、詳しく聞かせてください…」
被害にあった側の人間だからか、それともその眼に少しびびったか、
今まで一般人に知らされていなかった秘密、その答えを、警官はあっさりと言った。
警官「いいけど、銃返してくれない?」
- 23 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:51:19.64 ID:y2dK9qia0
- ―――――――――――――――
ドクオは鉄の扉の前に立っている。
警官に連れられて来た場所だが、その本人はもう行ってしまった。
……いきなりこんな場所につれて来られて困惑しているが、自分で聞いたことだ、ドクオはゆっくりと開けてみる。
('A`)「…お邪魔しまー」
( ゚∀゚)「うぉい!」
Σ(;'A`)ビクッ
( ゚∀゚)「ははは、そんなにビクビクすんなよ!」
(´・ω・`)「お友達が死んでるんだ、無理言うなよ」
( ゚∀゚)「そうか?」
('A`)「…ここ、警察ですよね?」
真っ黒な帽子、シャツにズボン、白いネクタイの二人組。どう見ても警察ではない。
ドクオは、先程の警察官に詳しく事情徴集のため連れてこられたのだが、本当にここは警察なのだろうかと疑わしくなる雰囲気だ。
( ゚∀゚)「あ、そうそう君…えーと」
('A`)「ドクオです」
( ゚∀゚)「ドクオ君、君のお友達の事だが」
- 24 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:51:34.99 ID:whYU8lJN0
- なんという・・・
- 25 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:53:32.81 ID:y2dK9qia0
- そこでは椅子にかけた男がドクオに色々と聞かせてくれた。
まず、どうやらここに来るまでに検証はある程度終わったとのこと。
死体は、確かにツンの物だったらしいのだが、何故か頭蓋骨が見当たらなかったらしい。
それから、ブーンだが、死体は見付からなかったとの事だ。玄関前に彼の血液らしい跡はあるのだが、身体は一切見付からなかったらしいのだ。
それから、例の「また」について。
('A`)「ブーンは何処いったんだ…警察の手抜きじゃないだろうな?」
(;゚∀゚)「怖い顔すんなよ……おいショボン、頼むわ」
(´・ω・`)「まぁ、君は聞きたい事があると聞いている、その事を話してやろうか」
ドクオは凄い剣幕で、机に手を叩き付ける。それを宥めながら、椅子に座っている黒服はショボン―――呼ばれたもう一人の黒服、さっきから立ちっぱなしの、同じく黒服の男―――に指示を出す。真相は、彼が知っているらしい。
(´・ω・`)「ゾンビ…って知ってるよね。今回のは、そいつの仕業さ」
('A`)「んな馬鹿な…ゾンビ? 第一、そんな……」
あれ?
確かに、怪物らしき物は見た。
はっきり、この細いとか言われるが、視力だけは人並みな目で。
(´・ω・`)「ゾンビになるには、身体にとあるウィルスを宿さねばならない…ZVと呼ばれる物だ」
- 26 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:54:52.92 ID:y2dK9qia0
- さらにショボンは話しを続ける。
(´・ω・`)「そして、ZVは感染する。君の友達にもだ」
('A`)「じゃあツンも…」
(´・ω・`)「いやぁ、彼女には頭蓋骨さら頭持って行かれてたんだよ…ゾンビは頭が弱点でね、彼女はゾンビにはなっていないんだ」
('A`)「よかった…じゃねぇや、なんでそんな事みんなに黙ってんだよ!」
(´・ω・`)「警察を誤解しないで欲しいんだが……圧力だよ、圧力。私達だって真実を国民に把握して欲しいが、混乱を避けるため黙っているだけなんだ」
ショボンは手元に持っているファイルを開く。…何故か流し目だったのには、あえて触れない。
(´・ω・`)「ちなみにゾンビ沢山いたよね? 彼らは感染者だから…ブーン君がゾンビになっている可能性は高い」
('A`)「そうか…いないのはそういう事なのか」
( ゚∀゚)「ちょっと待ってくれ」
- 27 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:56:10.50 ID:y2dK9qia0
- 座っていた黒服が立ち上がり、ショボンからファイルを取り上げる。そして、それを床に叩きつける。
( ゚∀゚)「ゾンビは光に弱いんだよね〜…今は曇ってるからいいものの、晴れたら命危ないぜ? …ってもう死んでるかな」
(´・ω・`)「でも、そうやってウィルスは広まったんだよね。…ジョルジュは本当、何も考えてないな」
ショボンは怪訝そうな顔でファイルを拾いあげ埃を叩く。
…ジョルジュと呼ばれた男の言う通り、いつのまにか空は曇りになっていた。
( ゚∀゚)「データなんかに頼り過ぎると、頭イカレちまうぜ?」
(´・ω・`)「…そういえば、被害者の死亡時刻の天気は晴れだったね…ゾンビ化したら晴れ空の下は歩けないハズだったな」
( ゚∀゚)「…木陰があるだろう、木陰が……しかし行けるとしたら隣街だな」
('A`)「ブーンは、隣街ですか」
( ゚∀゚)「まぁ、可能性としては……って待ちなさい」
- 28 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:57:08.33 ID:y2dK9qia0
- ドクオは部屋を出ようとしたが、すぐにジョルジュによって静止。彼らには、一応従っておいたほうがよいかもしれない、そう思ってなければ、すぐに退出していたが。
ジョルジュはまた椅子にかける。そして、ゆっくり前のめりになってドクオにこう言った。
( ゚∀゚)「お前、仕事する気あるか?」
('A`)「まだ就職も決まってませんが」
( ゚∀゚)「あー、違う違う、俺らと仕事するか?」
急に何を言い出すんだ。
(;'A`)「え?警察って、そんな簡単に…それに年齢的にも…」
(´・ω・`)「あ、僕ら警察じゃないのよ」
('A`)「あ゙?」
ドクオは開きっぱなしの口から、呆気に取られたような声を漏らす。
(´・ω・`)「実は王立研究所の研究員なのです」
( ゚∀゚)「いいから、お友達の死体回収に行くからさ・・・真実知っちまった側の人間ってことで俺らと働け」
('A`)「………」
返事をする間もなく、ドクオは首根っこ引っ張られ、部屋を退出しました。
- 29 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:57:17.27 ID:qzw1kLf9O
- 支援
- 30 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 11:59:38.91 ID:Lr3nSJ6zO
- Look at you
- 31 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:00:27.44 ID:235ozvIuO
- 支援
- 32 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:01:09.64 ID:y2dK9qia0
- Thank you
機械的に書くのと
間と間に意見的な物を聞くのと
どっちがいいかしら
- 33 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:01:46.04 ID:OlCraW+L0
- 私怨
- 34 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:02:38.59 ID:Z3RGBp+YO
- 人間的に投下
- 35 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:02:49.32 ID:Lr3nSJ6zO
- とりあえず機械的に書いてくれると助かる
- 36 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:02:50.19 ID:y2dK9qia0
- ……熱い……
#02 ラック
- 37 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:03:18.89 ID:y2dK9qia0
- 怪物に噛まれた傷痕が焼けるように熱い。動脈が、静脈が、心臓を駆け巡る血が焼けるように熱い。
そして、痛い。身体中に針を通したであろうような痛みだ。
( ゚ω゚)「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙…あ?」
しかし、あっさりと痛みはなくなる。それはまるで、風邪をひいた時の腹痛のように、自然と引いてゆき、数分の後にはほとんど、痛みが解らなくなる。
( ^ω^)「……僕、生きてるお?」
見ると、怪物は全て倒れていた。何があったのかはわからないが、ぴくりとも動かない。
僕はその怪物を改めてまじまじ見てみる。……人間の死体みたいだな、コイツら。
( ^ω^)「ゾンビみたいだお……と、とりあえず、復活する前に燃やしてしまうお」
そうして、死体の一匹を外へ運び出そうとした、その時だった。
置いて……いかないで……
( ^ω^)「ツン?」
確かにツンの声が聞こえる。
- 38 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:03:46.34 ID:y2dK9qia0
- そして、その声に返事をした直後、
助けて……
助けて……
助けて……
死体の山からも無数の声が溢れている。ツンの声を聞こえた僕に、つまり死体の声が聞けると気付いたのか、まるで今までとは態度を真逆にしたように媚びた声だ。
僕はそれに躊躇ったが、
( ^ω^)「……わかった! みんなを助けてやるお!」
そう言って死体の山を一気に外へ担ぎ出した。なんというか、なんだか悪気はなさそうなのだ。僕達を襲ったのも、全て。
そんなことより、こういうのをなんとも思わなくなったのは何故だろうか。さっきの痛みで、ドキドキする時とかに使う血液が流れきったのかも知れない。
あと、こんな量の死体を運ぶ力があったかなぁ……
- 39 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:04:59.50 ID:y2dK9qia0
- ξ゚听)ξ ……置いていかないでって言ってるでしょっ!!
( ^ω^)「ツンはまだ元気そうだから、待っててくれお」
何故ツン達と会話が出来ているのか不思議ではあったが、なんだか心は変に安らかだった。
ツンの死体を一端放置して、死体達を背負った時、みんな泣いていた気がした。僕はすぐに庭まで死体達を運び終え、それを燃やして、ツンを迎えに戻る。
(;^ω^)「グロいお」
改めてツンを見る。これは精神的ブラクラってレベルじゃ(ry
ξ゚听)ξ ……ひどいじゃない……私だってこんなの嫌よ……
( ^ω^)「ツン、とりあえずどうにかしてやるお!」
ξ゚听)ξ ……どうにかって……?
( ^ω^)「とりあえず、頭を借りるお」
- 40 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:05:34.71 ID:y2dK9qia0
- ツンの死体から外れた頭を手に取る。なんかの漫画で読んだぞ、こういう場合は魂が成仏出来ずにいるんだって。
ξ;゚听)ξ わ、私の頭をどうするっていうのよ
( ^ω^)「やはり! 魂は頭に宿ってるのかお!」
だいたいセオリーである。流石に、足の指とか肋骨とかに宿るワケはないみたいだ。
ξ゚听)ξ あ、成る程…って、このまま持ち歩くつもりじゃないでしょうね? それは嫌よ
( ^ω^)「頭蓋骨で何か作れば、調った形のまま持ち歩けるお! …ツン自体には戻れないけれど」
ツンの魂が宿っている頭蓋骨で何かを作れば、それで持ち歩けるかもしれない。上手く行くかはどうかとして、そう考えた。
僕は、街中でも不自然ではないものならば、なんだっていいと考えていたが、
ξ゚听)ξ まぁ、こんなぐちゃぐちゃよりはマシよね……さっさと指輪なりなんなりにしちゃいなさい
( ^ω^)「……指輪がいいのかお」
ξ*゚听)ξ い、いま、贅沢な奴め、とか思ったでしょっ!
(;^ω^)「ツン、死んだってのに元気過ぎるくらいだお…」
…ツンの意見も、多少は尊重することにしよう。
とりあえずゾンビ達の死体の魂が天に昇っているのを見送りながら、ツンの頭を持ち、僕は廃屋をあとにした。
- 41 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:06:19.84 ID:y2dK9qia0
- ―――――とりあえず、遺骨を加工してくれる商売は、現代にも少なからず存在する。
ちなみにヌソックにはないが、隣街にいけばあるハズだ。隣街まで、徒歩でおよそ一時間はかかる。その間、僕はツンの頭と話をしていた。
( ^ω^)「調子はどうだお?」
ξ゚听)ξ 頗る爽快よ。なんだかとっても頭が軽いの
(;^ω^)「まぁ、肉だとか一切ないしね」
ξ゚听)ξ あー…悪いわね、綺麗にしてもらって
( ^ω^)「気にすんなお。多少グロかろうが、たいして苦ではなかったお」
ξ゚听)ξ 綺麗っても、頭蓋骨だから…多少はグロいかもしれないけれど
( ^ω^)「そういや、脳を抜いても大丈夫な物なんだおね…」
ξ゚听)ξ そうみたい…それと私ね、あのゾンビみたいな奴らに襲われた時に、彼らの考えてる事、思っている事なんかがわかったの
- 42 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:06:40.35 ID:y2dK9qia0
- 生前、一緒に寝ていた丘に差し掛かる。まだ綺麗なまま、緑いっぱいで清々しい。そして、若草に一人分の足跡がつけられる。
( ^ω^)「へぇ…何かわかったのかお?」
ξ゚听)ξ えぇ、彼らが何故そうなったのか、よくわかったわ
( ^ω^)「ま、街までまだあるし、詳しく聞かせてもらうお」
ブーン達は立ち止まらず、段々と、木々が闇を創る森に入ってゆく。そして、揺らめく葉の音に二人の声は消されてゆく。
- 43 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:07:17.15 ID:y2dK9qia0
- ―――――そこはなんだか薬品臭いロッカールーム、ドクオはヨレヨレのシャツから、黒シャツに着替えていた。
「彼ら」と同じ物である。
('A`)「…サイズ大きいなぁ」
なんだかんだいいながらも、とりあえずネクタイも締め終え…
締め終え…
締め…
('A`)「ツケカタワカンネ」
ちゃんとした服を来たのはいつ以来だろうか。ブーン達と遊ぶようになってからかな、服の事に関してはあんまり言われないから、これでいいかと、そう思っていたのかもしれない。
…もしかして、ツンはいつも何か言いたそうだったが、服の事だったのかもしれない。
( ゚∀゚)「よう、どうだ?」
('A`)「僕にピッタリなサイズってないんですか?」
頃合いを見てジョルジュが部屋に入ってくる。やはり黒シャツ。
( ゚∀゚)「もう少し牛乳でも飲むこったな」
これは完全な厭味である。が、ドクオには全く効果はない。彼はたいてい、mndksで済ますようなタイプの人間だから、厭味に一々反論するのが馬鹿馬鹿しいのだ。
('A`)「mndks」
ドクオはネクタイを適当に結び、なんだかぱっと見、気持ち悪い風な格好になる。結び方のせいで、ネクタイが変に短く、方向も滑稽だった。
- 44 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:07:47.43 ID:y2dK9qia0
- (´・ω・`)「お待たせ」
しばらくしてショボンも姿を見せる。またとんでもない量の紙が挟んであるファイルを脇に挟み、大変お疲れな様子。
( ゚∀゚)「じゃあ、回収に行きますか」
('A`)「…ちょっと不謹慎」
(´・ω・`)「女の子の死体は、こちらでしばらく預かる。サンプルとして、重要な研究結果が得られそうなんだ」
('A`)「…あー、ゾンビのウィルスが残ってる動かない死体だからですか…」
(´・ω・`)「そうそう…他のゾンビ達は何故か燃やされちゃってたからね」
ドクオはなんだか違和感に気付いた。
ゾンビを燃やされた、つまり燃やした奴がいた。そして、それが出来るのは、意識がある人間だ。だが、自分達の他に生きている奴がいた。
('A`)「…あの…」
(´・ω・`)「なんだい」
('A`)「僕が警察を呼びに行く間、僕ら三人の他に、誰か入ったんですか?」
(´・ω・`)「いや、そのような事実は一切ないが」
- 45 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:08:15.08 ID:y2dK9qia0
- ショボンはそう、はっきりと言い切った。警察を疑れば、完全にミスであろう。だが、警察には負い目のような物がないとすれば…
( ゚∀゚)「…もう一人のお友達には、まだ意識がある…だろ?」
('A`)「ビンゴ!」
ジョルジュもそれには気付いていた。だが、
(´・ω・`)「…しかし、男の子のほうは、失血死してもいいくらいの血液が流れ出ているんだよ…」
( ゚∀゚)「血液が人の十倍もあったとか」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ」
('A`)「…でも、死体を燃やしたのはブーンかもしれない」
(´・ω・`)「あぁ…庭にも血痕が発見されたそうだ」
生きているとは考えないほうが利口だ。そう言いたそうな顔で、ショボンはファイルから一枚の紙を取り出す。
(´・ω・`)「彼にはウィルス感染後にも、意識はハッキリしていた。これは間違いない、見てくれ」
- 46 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:08:36.00 ID:y2dK9qia0
- 紙には「抗体」について様々な事書かれていた。協力なウィルス故、今までにも多数の犠牲者は確認されて来たが、ZVに対する抗体を持つ人物が、発見されている。しかし、その抗体は他人の体内では効果を発揮しないという、かなり複雑な物らしい。
ブーンにも、ないとは限らない。
(´・ω・`)「ちなみに抗体があるとされた人は皆、死んだけどね…ゾンビ化しないけど、不死身ではないんだ」
('A`)「じゃあ、ブーンは死んでるんですか? そんなのあんまりですよ」
( ゚∀゚)「真相は、そいつを捕まえて調べるまでわからないぜ? とりあえず行こうか」
ジョルジュはロッカーの中に入っていた小瓶を取ると、すぐに部屋から出て行った。
それからショボンも紙をファイルに戻し、同じく手には小瓶を一つ、扉を開ける。
(´・ω・`)「ということだね。データがなけりゃ僕は無力だから、今は彼の言う通りにしとこう」
('A`)「それは…なんですか?」
(´・ω・`)「酒だよ、酒…飲むか?」
('A`)「…結構です」
彼らの言う仕事が、未だによくわからない。それ以上でも以下でもない。
ドクオはとりあえず、ショボンの後ろを追うようにして小走りを始めた。
- 47 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:10:23.58 ID:y2dK9qia0
-
森を抜けると、そこには山に囲まれた街が広がっている。
視界全体に広がる霧が濃く、遠くまではよく見えない。
( ^ω^)「ツン、ムスロについたお」
ξ゚听)ξ …寝てはないわよ
( ^ω^)「永眠じゃなかったお?」
ξ゚听)ξ …頭突きするわよ?
ムスロの街には、以前よく来ていた。ただ、この街は少し奇妙な感じがして、心地いい場所ではない。さらに、霧が絶えずかかっており、決して晴れないとまでいわれる。だから、この街はあまり好きではなかった。
( ^ω^)「商店街か…」
ヌソックよりムスロのが小さいが、すぐ近くに海や森がある。そのため、生鮮品が街の特産。あまり見られない食材もあり、他の街からも度々珍しい食材を求め来る人もいて、商店街は活気に溢れている。
…いや、今日は商店街に様はないのだが。
(;^ω^)「裏道に入るのは怖いお」
ξ゚听)ξ やっぱDQNに絡まれる可能性もあるかしら
これから行く店は、骨で物を作る事を仕事にしている店。その仕事内容から、商店街では忌み嫌われている。
しかし、やけに静かだ。確か、二ヶ月くらい前に来た街とはまるで別物、軒と軒の間から間歇的に聞こえるハズの街の喧騒が一切ない。
- 48 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:10:51.54 ID:y2dK9qia0
- ( ^ω^)「…そういえば、この街…さっきから人がいないお」
ξ゚听)ξ あら、全員で旅行かしら?
(;^ω^)「ねぇよwwwwwww」
やっと店に辿り着く。しかし、やはり誰もいない。僕は喉が渇いたので、無断で蛇口から水を拝借する。
(;^ω^)「ん?」
しかし、いくら捻れど水は出ない。
ξ゚听)ξ …人はもう住んでないのね
(;^ω^)「困ったお…喉が渇いて死にそうだお」
そう、喉の渇きようが異様なのだ。湿度は嫌というほどある街なのに、唾液も完全に渇いて口の中がぱさぱさして、苦い。
(;^ω^)「水…水…」
- 49 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:11:26.49 ID:y2dK9qia0
- おかしい。これは喉が渇いているなんてレベルじゃあない。口ずからする味は、確かに消化酵素類の苦み。だがなんだ、この渇きは。
ξ゚听)ξ どうしたの?
(;^ω^)「水が…水…」
とりあえず飲める物を探す。しかし、水道は通っていない。
それは何かに取り憑かれたのよう、僕は外に飛び出し、水を求めて走り出す。手元にツンの髑髏を抱えているのも忘れ、乱暴に走った。しかし、走れば走るほど喉の渇きは進行する。
(;^ω^)「ア゙ア゙…ア゙…」
屋根に滴る雫。僕はそれに飛び掛かった。しかし、それっぽっちでは満足は出来ない。
ξ;゚听)ξ ブーン!
(;^ω^)「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
……畜生。生き物さえいれば、そいつから血液をたらふくいただけるのに……
…あれ?僕、何を考えて…
(;^ω^)「ア゙ア゙…」
- 50 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:13:01.22 ID:y2dK9qia0
- その時だった。
雲っていた空からぽつぽつと雨が降り出した。
僕はそれを全身に浴び、身体も舐め、水滴を出来る限り体内に取り入れようとした。全く、調度いい所に振って来てくれた
。
…しばらくして喉が潤い、少し落ち着いた。
(;^ω^)「…ハァ…」
ξ゚听)ξ どうしたのよ
( ^ω^)「…ゾンビが人を襲う理由が分かったお…」
ξ゚听)ξ 何故?
( ^ω^)「さっき、僕もゾンビになったんだお」
ξ゚听)ξ ……?
( ^ω^)「血液を欲してたんだお…だから、人を襲ったんだお」
ツンが森で話してくれたのだが、噛まれた瞬間、彼らの意思なんかがツンの中に伝わってきたそうだ。泣きながら、それでも身体は言う事を聞かない。
しかし、まだきっとそれだけではない。ゾンビが廃屋にこぞって集まるのには何か意味があるのだろう。そう、きっと、出られない理由が。
ξ゚听)ξ 私にはもう感覚なんかほとんどないわよ
- 51 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:14:07.17 ID:y2dK9qia0
- ( ^ω^)「感覚はあるけど…僕はゾンビになってるのかお?」
ξ゚听)ξ だったら、もうブーンは死んでいるわね
( ^ω^)「動く屍…なんだかカッコイイお!」
ξ゚听)ξ それはない
そのあとツンの提案で、僕は水を集めた。
落ちていたペットボトルに、ありったけの水を詰めた。
もし喉が渇けば、さっきのように我を失うかもしれないからだ。
( ^ω^)「…ツンを加工してもらう店…なかったお…」
ξ゚听)ξ 仕方ないわよ…帰りましょう?
( ^ω^)「いや、帰らないお」
ξ゚听)ξ どうして?
( ^ω^)「ゾンビ達が廃屋から出られなかった…つまり、戻ったら僕らは廃屋生活だお? ゾンビはきっと、日光に弱かったりするんだと思うお」
ξ゚听)ξ …勉強にその思考力が使えたらね
- 52 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:15:55.57 ID:y2dK9qia0
- (;^ω^)「おっおっおっ」
雨足は強くなる。
それは、僕以外にも恵みの雨であって、
それは、つまり僕と同じような存在にも活力を与えるワケで。
ξ゚听)ξ …ブーン!後ろから何か来る!
僕の中へ、ツンが叫ぶ。
- 53 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:16:45.49 ID:whYU8lJN0
- し
- 54 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:20:43.25 ID:Lr3nSJ6zO
- めったらwktk
- 55 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:24:00.01 ID:y2dK9qia0
- #03 イディオット
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
(;^ω^)「おっ!?」
一陣の風が吹いたようだった。猛スピードで僕に襲いかかるそいつは、紛れもなく数時間前に見た姿。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
ゾンビだ。しかし、僕が見た物とは違い、動きは速く、姿形も妙に変形していた。
(;^ω^)「体勢が…」
両腕でツンの頭を守ったが、奴の襲撃で完全に身体ごと吹っ飛ばされた。そして、さらに追撃が迫る。
宙に舞っている身体は避ける事も防ぐ事も叶わず。
(;゚ω゚)「ぉヴぇぇぇ」
ツンを守るので精一杯、反撃なんてとてもじゃないが出来ない。そう思っていた。現に、ピラニアのような勢いで肩に噛み付かれたのだが、
( ^ω^)「…身体が軽い!」
おや?
ステップを踏めば、僕の姿形がゾンビの目の前から消える。
そして、相手が気付く頃にはもう背後を取った後、無数の打撃が死体の身体に捩込まれる。なんだか、妙に身体がすんなり動くんです。
- 56 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:27:33.54 ID:y2dK9qia0
- ( ^ω^)「オラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!!1111」
敵は動きのわりに脆い身体をしているため、拳を打ち込めば身体は簡単にちぎれ飛ぶ。
両腕には、確かに肉を刔るような感覚が伝わる。腹を乱雑にブチ破り、頭部を砕き、ついでに股間にタッチ。
そして、あっという間に相手の動きは止まってしまった。最後の一撃が、あまりにも情け深過ぎたか否か。
……ってアレ?
ξ;゚听)ξ ブーン! 無茶苦茶しないで! 骨に響いたわよ!
そうだ、ツンを抱えていたのを忘れてた。
両腕使えると思ったら、ツンの頭を落としてしまっていた。
泥だらけになった髑髏を拾い、申し訳程度に服の切れ端で拭いてあげると、ツンは機嫌のよさそうな声で笑った。
(;^ω^)「正直すまんかった」
ξ゚听)ξ 何があったのかわからないけれど…今、何かに襲われたでしょう?
( ^ω^)「見えない?」
ξ゚听)ξ 目がないもの、当たり前でしょう?
では何故、敵の姿を確認出来たのか。
そこんとこ、説明お願いします。
- 57 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:28:44.30 ID:y2dK9qia0
- ξ゚听)ξ 波動、って知ってるわよね?
( ^ω^)「あぁ、あのゾロリみたいなポケモ…」
ξ゚听)ξ 勉強してこい
波動、つまるところの「波」である。波は液体の表面に見えるだけではない、音や光なんかも波で出来ている。真空であろうと伝わる、波動がない物はないであろう。
ξ゚听)ξ 私には視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚がないけれど……それ以外はあるのよ
ツンは五感全て失ったせいで、それ以外がとてつもなく敏感になった、とでも言えようか、なんだかエスパー的な能力が備わった…存在はゴースト的な物だが。
( ^ω^)「あ、僕も死んでいるんじゃないかお。さっきから僕、ゾンビのような行動が目立つお……なんちゃって」
ξ゚听)ξ えぇ、わかるわ
(;^ω^)「え……」
ξ゚听)ξ だってブーン、さっきから私の頭を抱いてたのに、鼓動が一切伝わってこないわ
そうか。
目覚めた時に心臓のようすが妙に安らかだったのはそういうことだったのか。
慌てて胸に手を当てる。…ツンの言う通り、確かに心拍はない。
ξ゚听)ξ なんというかな…確かにブーンはゾンビなのだけれど
骸自体に何の変化はないが、僕の身体には何かが流れている。
僕は今更、僕やツンが恐ろしくなってきた。何で死んでるのに生きているんだ。
- 58 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:29:42.08 ID:y2dK9qia0
- (;^ω^)「僕はまさか幽霊なのかお! 催眠術と夢喰いが使えないと言うのに!」
ξ゚听)ξ ……ブーンは…モンスターに近いわね。死んではいるけれど、身体自体は意思で動かせるでしょう?
(;^ω^)「モンスターでゴースト!? でも催眠術と夢喰い使えないお! 絶対これは夢だお! 今朝尻からビーム撃った夢の続きだお!」
ξ;゚听)ξ だ、大丈夫よ…ゾンビになる条件に何かあって、それにたいしてブーンの身体が抵抗しているだけよ…
( ^ω^)「kwsk」
ξ゚听)ξ つうか心臓止まってんのにピンピンしてんじゃない…まぁ、完全には死んでないのよ
( ^ω^)「半死、把握した」
医学上では心停止、つまり死んでいるけれど、血液流れてないのに何故か思考も運動も出来る、つまり以前となんら変わりない。むしろ、身体能力はアップしているので結果オーライと考えるようにした。そうじゃなきゃ、結構キツイもんがある。
( ^ω^)「…つうか心臓がドクンとかならないからイマイチ緊張感出ないお」
ξ゚听)ξ さ、早く次の街に行きましょ
( ^ω^)「…いやいや、まずは水を飲ませて欲しいお」
先程貯めた雨水を少し飲む。ついでに、少し汚れが取れてなかったツンの頭にもかけて、汚れを取ってあげた。
ξ゚听)ξ もう贅沢言わないから、早く骸骨をやめたいわ
( ^ω^)「じゃ、行くかお……」
恐らく、これからの人生の生命維持(生きてはないけど)には、水分が欠かせないであろう。そして、他にもリミットがかかるかもしれない。行動には気を配らねば…こういう所が不便だなぁ。
- 59 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:30:34.68 ID:whYU8lJN0
- 支
- 60 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:30:47.96 ID:y2dK9qia0
- ――――――――――
????「…で、どうかね? 抗体は見付かったかね」
『これ、危ないです。触ると、ドカン、です。』
汚い字でこう書かれた箱が幾つも積み重なって、まるで要塞のようになっている部屋の中に彼はいた。しっかりした白衣を来ていて、隣にはまるでふざけているとは思えない口調で坦々とふざけた言葉を吐き出す女。
ノパ听)「すみませんっっっ!!私、頑張ったんですが」
????「言い訳はよしてくれ……私はそれを何回聞いたらいいんだい?」
ノパ听)「しかしですねぇ、私だって…」
????「だから言い訳はやめないか? ……で、彼の様子はどうだい?」
ノパ听)「そちらならご安心をぉぉぉぉぉっ!!!……着々と完成が近付いておりますからぁぁぁっ!!!」
????「そうでなければ困るね……これは政府のためでもあるんだから」
ノパ听)「…私としては、仕事を一生懸命熟しているだけですぅぅぅぅっ!!」
????「うるさいよ!」
ノパ听)「私を誰だと思ってんだぁぁぁぁっ!?ヒートだぞぉぉぉぉっ!」
- 61 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:31:51.21 ID:y2dK9qia0
- 男はおどおどした様子でヒートを見る。しかし、彼女の解釈では、その目は単なる不安の眼差しには見えなかった。
ノハ*゚听)「もしかして私、やりすぎてしまったんですかぁぁぁぁぁっ!照れるじゃないですかぁぁぁぁwwwwwww」
????「…そ、その調子で頑張って…」
ノパ听)「しゃあぁぁこらああぁぁぁぁ!!頑張るぜぇぇぇぇっ!!!」
照れるのは軽く期待以上の働きをしたとの勘違いからだが、まず普通には有り得ない。素直なんか通り越して、馬鹿がつくくらいだ。
彼女の性格上、仕方ない事であるが、それにしても心の中で思った事をそのまま口にするのも控えたほうがよいと、男は思った。…つまり、彼女は反面教師でもある。
ここが何処なのか、世間一般では誰もしらない。
- 62 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:32:57.95 ID:y2dK9qia0
- ―――――雨の街をあとに、僕らはふらふらと歩いていた。…しかし、目的地はまだない。何故?聞くまでもないだろうが、道が一つじゃないからさ。
( ^ω^)「何処に行こうかお…」
ξ゚听)ξ とりあえずベリャシに行ったほうがいいんじゃないかしら?
( ^ω^)「ベリャシに?」
ツンの言うベリャシは都邑の真ん中に作られた村で、ほとんどが山の中。僕が好きなハズである自然が広がる場所だと聞いた。しかし、実際に行く機会はなかったので、詳しくはわからない。
ξ゚听)ξ でも、マグニアにも行けるのよね
一方マグニアは大都市。排気ガスなんかのせいで実際の空気まで濁って見えるらしいが、その分色んな店もあり、ツンをどうにかするのには適している。だが、もうそんな汚い空気はうんざりだった。
( ^ω^)「普通ならマグニアに行くのが当たり前か…」
ξ゚听)ξ 別にベリャシでも構わないわよ? ベリャシには心霊スポットもあって、それらしき職業の人もいるかもしれないし
心霊スポット、と聞いてたじろんだが、なんてことはない、心臓がないの同然だから、きっと平気だろう。
- 63 名前: ◆B.D.T.Zvzc :2007/02/12(月) 12:33:35.43 ID:y2dK9qia0
- ( ^ω^)「じゃあやっぱベリャシだお」
ξ゚听)ξ じゃあこの先を左ね!
( ^ω^)「…やけに詳しいお。来た事あるのかお?」
ξ゚听)ξ ベリャシにはいった事はないわよ。そこの彼に聞いたのよ
( ^ω^)「彼?」
はて……今、人影は見えたかな?だんだんとぬかるんだ泥道になってゆく僕らの足元、振り返れど何も見えないくらいまで来た。
ξ゚听)ξ あぁ、見えないのね…あそこで首にロープ巻き付けてる彼……
(;^ω^)「早速現れたおwwwwww」
ドキドキはしないものの、なんだか嫌な感じはしなくはない。むしろ、嫌な感じはする。
…やっぱりマグニアにしときゃよかったと後悔した時には、調度雲を割って太陽が顔を見せ始めた時だった。
・・・帰りたいけど帰れない。
- 64 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:37:19.77 ID:y2dK9qia0
- さぁどうしたものか
- 65 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:39:46.03 ID:whYU8lJN0
- D・V・D!D・V・D!
- 66 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:41:47.50 ID:qzw1kLf9O
- 何人の規制も、我が支援には届きはせぬ
- 67 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:42:32.64 ID:y2dK9qia0
- とりあえずまた来るわ
- 68 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:42:51.67 ID:cny8US0j0
- わーくてか!わーくてか!
- 69 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:43:29.44 ID:Lr3nSJ6zO
- ブーンシリーズがあればまた今日も生きていける
- 70 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:43:42.67 ID:9tT40G960
- ほ〜ら☆
えっちなものだよぉ〜
(携帯可)
http://uploader.fam.cx/img/u04319.htm
- 71 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:45:23.19 ID:dOYzGkJ80
- アク禁か・・・
股来る
- 72 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 12:51:41.32 ID:Lr3nSJ6zO
- 続きを
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 73 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:06:39.32 ID:0J4Gt3M2O
- 続けて!
- 74 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:15:49.95 ID:ZzxD8Lzd0
- ∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 75 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:16:07.25 ID:ZzxD8Lzd0
- ∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 76 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:16:48.77 ID:ZzxD8Lzd0
- ∧_∧
( ^ω^)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 77 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:17:51.77 ID:ZzxD8Lzd0
- ∧_∧
( 'A` )=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 78 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:19:38.91 ID:dOYzGkJ80
- ∧_∧ ∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ ⊂≡⊂=(・ω・ )
(っ ≡つ=つ ⊂=⊂≡ ⊂)
./ ) ババババ ババババ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
- 79 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:34:41.21 ID:OlCraW+L0
- ( ⌒ω⌒)
- 80 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:36:38.74 ID:qzw1kLf9O
- ∧_∧
(´・ω・` )=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
∧_∧
( ゚∀゚ )=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
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(*´Д`)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 81 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:49:40.29 ID:dOYzGkJ80
- ∧_∧.・,' ∧_∧ ;・∧_∧
;;、(・ω(;;⊂≡⊂≡(・`ω´・)≡つ=つ;;)ω・)
(っ つ ⊂=⊂ つ=つ ⊂ ⊂)
/ ) ババババ| x | ババババ( \
( / ̄∪ ∪ ̄ ∪ ∪ ̄\ )
- 82 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 13:55:12.89 ID:BNn2vUL5O
- ほ
- 83 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 14:00:44.44 ID:ZzxD8Lzd0
-
ξ゚听)ξ=つ≡つ ⊂≡⊂=(^ω^ )
(っ ≡つ=つ ⊂=⊂≡ ⊂ )
./ ) ババババ ババババ ( \
( / ̄∪ ∪ ̄\)
- 84 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 14:26:31.51 ID:z3jdN5mtO
- ほしゅ
- 85 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 14:46:33.70 ID:BNn2vUL5O
- ほしゆ
- 86 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 15:02:47.69 ID:X3lG1mbPO
- wktk
- 87 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 15:10:58.74 ID:Lr3nSJ6zO
- ぷぴぷー
- 88 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 15:41:22.46 ID:qzw1kLf9O
- 規制?おれがぼこぼこにしてやんよ
∧_∧
( ^ω^#)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
- 89 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 16:16:20.42 ID:x7LpKEUUO
- wktk
- 90 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 16:52:00.83 ID:dOYzGkJ80
- ∩_∩
( ・(ェ)・)=つ≡つ 保守
(っ ≡つ=つ
./ ) クママママ
( / ̄∪
- 91 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 17:28:43.92 ID:0J4Gt3M2O
- もっと!
- 92 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 18:04:54.50 ID:6RukroIKO
- 捕手('A`)
- 93 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:00:57.80 ID:A6FMRuNC0
- 保守
- 94 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:46:17.43 ID:BNn2vUL5O
- ほしゆ
- 95 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 19:50:54.21 ID:4uofNQleO
- ほしゆ
- 96 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:22:21.10 ID:PepQPODvO
- ほしゅ
- 97 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:30:23.28 ID:BNn2vUL5O
- ほしゅ
- 98 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:36:03.08 ID:v2zlny3W0
- ほ
- 99 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:45:34.05 ID:6RukroIKO
- し
- 100 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 20:50:53.63 ID:PepQPODvO
- ゅ
- 101 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 21:38:19.10 ID:ofH2Y0FPO
- ほ
- 102 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 21:46:42.34 ID:2tvk6hvg0
- ho
- 103 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 22:36:29.41 ID:2tvk6hvg0
- あげたる
- 104 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 23:07:50.04 ID:/NyxNePEO
- あげ
- 105 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/12(月) 23:29:20.82 ID:BNn2vUL5O
- ほ
- 106 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 00:06:30.33 ID:5l/jeEhPO
- ろ
- 107 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 00:28:23.85 ID:bkGPvYEnO
- ほ
- 108 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 00:55:05.14 ID:BFhxSeM2O
- し
- 109 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 01:19:02.82 ID:LKWrHP5MO
- ねるまえのほ
- 110 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 01:27:31.40 ID:f4Rtv7hfO
-
- 111 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 01:45:55.23 ID:JGSzCaCq0
- h
- 112 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 01:49:24.05 ID:N9GkhVgfO
- あ、保守たんインしたお!
//
/ 人
/ (_) パカ
/∩(__)
/ |( ・∀・)_
//| ヽ/
" ̄ ̄ ̄ ̄∪
- 113 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 03:16:45.89 ID:f4Rtv7hfO
-
- 114 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 07:04:25.51 ID:LKWrHP5MO
- ほ
- 115 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 08:45:19.68 ID:CVUB0RZO0
- し
- 116 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 09:13:42.43 ID:hrZ+PNPcO
- ほ
- 117 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 09:22:10.90 ID:vPdF5iwVO
- 悪い奴みんなホモダチ
ほぇ
- 118 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 12:02:43.10 ID:hrZ+PNPcO
- しゅ
- 119 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 12:32:44.82 ID:JGSzCaCq0
- h
- 120 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 13:01:38.72 ID:f4Rtv7hfO
- う
- 121 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 13:17:06.41 ID:rZ02/oqb0
- おもしろすぎるだろ・・・
- 122 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 13:57:14.20 ID:gDE5mccgO
- 無理に小説風にしてる気がする
下手くそな文章だな
- 123 名前:愛のVIP戦士 :2007/02/13(火) 14:30:23.33 ID:3tJLx6jJ0
- ヽ / /⌒\
/ヽヽ|/⌒\ii|\
/ /ヾゞ///\\|
|/ |;;;;;;|/ハ \|
|;;;;//⌒ヽ
|;/( ^ω^) おっおっおっ
. |{ ∪ ∪
|;;ヾ.,____,ノ
|;;; |
|;;;;;|
|;;;;;|
ヽ / /⌒\
/ヽヽ|/⌒\ii|\
/ /ヾゞ///\\|
|/ |;;;;;;|/ハ \|
|;;;;/ /⌒ヽ
|;⊂( ^ω^)⊃ ブーンブーン
. |.{ミ∪ ∪彡
|;;ヾ.,____,ノ
|;;; |
|;;;;;|
|;;;;;| 保守
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