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( ^ω^)ブーンが運命の一戦に登板するようです
1 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:10:24.45 ID:/HxwEU6v0
まとめサイト
http://boonsoldier.web.fc2.com/touban.htm


最後まで書ききってから投下しようと思ってましたが、
思ったより時間が取れないことや、慣れないスタイルで書いてることで作成が捗々しくないことから、
一話ずつ投下にしようと思います

とりあえず今書けてる第3話までいきますお

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:10:38.52 ID:Rk+q1BFp0
つまんねつまんね

3 名前:第1話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:11:23.28 ID:/HxwEU6v0
【第1話『赫灼』】


 喪名は電話でその連絡を受けたとき、しばらく頭が白くなって、身動きできなかった。

(;´∀`)『擬古が階段から落ちた……!?』

 2006年10月2日。
 この日、テラワロスヴィッパーズは延長12回まで戦った末、モームスウルフズにサヨナラ勝ち。遂に同率で首位に並んだ。

|;・∀・|『運悪く右肩から落ちてしまったそうです。先ほど連絡を受けました』
(;´∀`)『なんてこった……明日の登板は……』
|;・∀・|『全治二週間……本人は投げると言ってるそうですが、とても無理です』
(;´∀`)『だろうな……』

 喪名は時計を見上げた。日付が変わろうとしている。

|;・∀・|『喪名監督は今、どちらに?』
(;´∀`)『自宅さ。しかし、どうしたものかな……』
|;・∀・|『ダブルエースの斉藤と白根は昨日と今日で使い切ってしまいましたからね……』
(;´∀`)『今野が居れば良かったんだが、野手充実のために登録を抹消してしまった……』
|;・∀・|『地園はどうです? 今季は中継ぎとして活躍しましたが、過去には先発経験があります』
(;´∀`)『いや、ダメだ……地園は今日3イニングを投げてる……とても先発はできない』
|;・∀・|『な、ならば旭日は?』
(;´∀`)『昨日ロングリリーフして70球を投げてしまった……あの乱打戦は痛かったな……旭日も無理だ』

 喪名は慌てて投手リストを探り始めた。
 他にも、投手がいないわけではない。中継ぎ投手を先発に回してもいいし、二軍から上げてくる手もある。しかし、適役となるとどうか。喪名は苦心していた。

4 名前:第1話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:13:18.01 ID:/HxwEU6v0
|;・∀・|『比木は……』
(;´∀`)『それは最初に考えたが……アイツは今季、ロケッターズ相手には0勝3敗、防御率9.45だ……まだルーキーにでも投げさせたほうがマシだよ……』
| ・∀・|『……ルーキー?』

 二軍監督の羊羹は携帯電話を握り締めながら、ある一人の名を思い浮かべた。

| ・∀・|("アイツ"は確か、明日二軍戦に登板予定だったな……)
| ・∀・|(調整は万全だし……今はかなり調子もいい)
(;´∀`)『本当に弱ったな……チームの状態も、ここまではかなり良くなってきていたんだが……』

 今季、テラワロスヴィッパーズは序盤に圧倒的な強さを見せ、独走。六月序盤で二位に7ゲーム差をつけており、評論家の多くはこのまま優勝と見ていた。
 しかし、タマムシロケッターズは食い下がり、時間をかけて徐々に詰め寄っていく。ヴィッパーズは決して不調になったわけではなかったが、ロケッターズの執念は並々ならぬものがあった。プレイングマネージャーである榊を胴上げしたいという思いがナインに強くあったのだ。
 九月に入ってロケッターズは遂に2ゲーム差にまで迫る。危機感に襲われたヴィッパーズは必死に試合を制するも、ロケッターズは離れない。そして九月終盤、遂にヴィッパーズはロケッターズに首位の座を明け渡すこととなった。

 そして迎えた今季最終の3試合。ロケッターズとのゲーム差は、2。ヴィッパーズは3位のウルフズとの二連戦に連勝し、そしてロケッターズは最下位のイーフルズにまさかの連敗。互いに88勝56敗1分で同率首位に並び、最終戦の直接対決を迎えた。
 喪名監督はロケッターズとの最終戦、今季ロケッターズ相手に4勝0敗、防御率1.56で抜群の相性の良さを見せている擬古の先発を決めていた。そして半分、楽観視していた。
 しかし、あまりに唐突な、予期せぬ故障。構想が全て崩れ去り、そして、困惑していた。

5 名前:第1話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:15:12.25 ID:/HxwEU6v0
(;´∀`)『くそっ……運が悪すぎるな……最終戦に向けて、先発投手は全員抹消しちまった……』

 野手や中継ぎの充実を考えるなら、当然のことだった。本当は、もしもの事態に備えて臨時先発を確保しておくべきだったのだろうが、喪名はあまりに安心しすぎていた。完全に喪名の失策だった。

(;´∀`)『……一軍には先発に適任な投手がいない……二軍から上げるしかないだろう』

 喪名は再び投手リストに眼を通し始めた。無論、適任だと思える投手などいない。しかし、それでも二軍から選ぶより他なかった。
 一軍の中継ぎ投手にスクランブル先発はあまりに危険すぎる。継投で1イニングや2イニングずつ投げさせるとしても、駒が足りるとは限らないし、やはり数イニングを投げられる先発を立てるべきだった。
 喪名は二軍投手から一人の名を見つけた。実績のあるベテラン、井用。今季は怪我の影響もあって全く好成績を残せていないが、井用なら持ち前の投球術で何とかしてくれるかも知れない。喪名は微かな希望にすがりつくように、その名前を声に出した。

| ・∀・|『井用、ですか……』
(;´∀`)『それしかないだろう……かなり不安ではあるが……』

 羊羹は、窓の外に眼をやった。
 井用は確かに実績がある。しかし、今季は明らかに衰えが見えた。ストレートは走らなくなり、球のキレにも昔の面影はない。今季は一軍で二度リリーフ登板したが、どちらも失点してしまい、二軍にすぐ逆戻りしていた。
 喪名監督の考えは、確かに悪くない。しかし、二軍監督である羊羹は、直に球を見ているのだ。
 そして、その羊羹には、もはや一人の名しか考えられなかった。

( ´∀`)『早速、井用に連絡して』
| ・∀・|『お待ち下さい、監督』
( ´∀`)『ん?』

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:16:45.37 ID:X5UNFbg70
おっ!!きたな!!!まってたぞ

7 名前:第1話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:17:22.83 ID:/HxwEU6v0
| ・∀・|『二軍に、内藤というルーキーが居ます』


 羊羹は再び窓の外に眼を向けた。
 いくつか星が輝いている。きっと明日は快晴だろう、と羊羹は思った。






 第1話 終わり

     〜to be continued

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:17:26.10 ID:XYc7Gebi0
http://www.meramera.info/

9 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:19:21.62 ID:/HxwEU6v0
第1話は以上です

>>6
お待たせしてすみません
楽しんでいただけたら嬉しいです

続いて第2話いきます

10 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:19:51.72 ID:/HxwEU6v0
【第2話『跋渉』】


( ´∀`)『内藤?』
| ・∀・|『ご存知ですか?』
( ´∀`)『いや、ちょっと覚えがないな……というより、私の覚えがないようなルーキーを、まさか先発させるというのか?』
| ・∀・|『はい』

 喪名は嘆息を吐いて窓の外を見た。曇っているように感じた。

( ´∀`)『君の見る眼は確かだ、と思っているよ、羊羹君。しかし、曇ったな』
| ・∀・|『私は何も変わっていませんよ。少なくとも、見る眼に関しては』

 羊羹の声には、冷静さがこもっていた。

| ・∀・|『内藤は高校生ドラフト4位……監督が知らないのも無理はありません』
( ´∀`)『今年のルーキーは不発だと思っていたし、まして高校生だからな……』
| ・∀・|『内藤は今季の新人の中では随一の力を持っています。スカウトの目論見通りです』
( ´∀`)『目論見?』
| ・∀・|『技術がないだけで、器用さは持っている。そういった報告を受けていたので、とにかく技術を叩き込みました』
( ´∀`)『かなり伸びたのか?』
| ・∀・|『はい。球速は140キロ台中盤で、カーブとスライダーはどちらも一軍で投げても恥ずかしくないレベルです。変化球を低目に集められるコントロールがありますし、三振も取れます』
( ´∀`)『ふむ……それは、ベテランの井用より』
| ・∀・|『間違いなく、上です』

 喪名は思案し始めた。現時点でベストだと思えた井用より、上だと断言した羊羹。
 喪名は羊羹に絶対の信頼を置いていた。ここでルーキーの名前を出したことで一旦は疑ったものの、羊羹の選手を見る眼は確かだった。今季、何度も羊羹の的確な進言で試合を勝ってきた。二軍から昇格即先発の投手が結果を出してくれることもあった。

11 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:22:04.14 ID:/HxwEU6v0
| ・∀・|『内藤は明日の二軍戦で登板予定でした。明日に向かってしっかり調整できています』
( ´∀`)『ふむ……しかし、ルーキーだ』
| ・∀・|『確かに、危険な賭けではあります。ですが、私は最も勝てる可能性が高いと考えています』
( ´∀`)『経験のなさだけが不安だよ。何たって、プロ初登板が、優勝決定戦の先発だ』
| ・∀・|『内藤は繊細な性格ですが、それが却って奏功するかも知れません』
( ´∀`)『慎重に攻めるからか?』
| ・∀・|『えぇ。緊張はするでしょうが、それで良いのではないでしょうか。緊張しないけど打たれる、というよりは』
( ´∀`)『まぁ、誰に投げさせても緊張はするだろうしな……そこらへんは、キャッチャーが上手くやってくれるといいが……』

( ´∀`)『しかし、君がそれほど勧める投手なら、何故今まで言わなかったんだ? 少しでもいい投手が欲しい時期だぞ、今は』
| ・∀・|『プロ初登板が優勝決定戦のリリーフ、はあまりに酷でしょう。ランナーを背負っている場面が多いし、回の始めから投げても点差によってはかなり厳しくなります』
( ´∀`)『それもそうだな……それなら、経験のある投手を上げさせるのは当然か』
| ・∀・|『はい。しかし、まっさらなマウンドなら、あるいは上手くいくのではないでしょうか』
( ´∀`)『先発……ルーキーの内藤か……』

 喪名は椅子に腰掛けて、天井を見上げた。
 賭けの要素が多すぎる。あまりに、あまりに大事な一戦の、先発。誰だってまともなピッチングができなくなる。
 しかし、プロ初登板なら、それをプロの緊張と見て優勝決定の重圧は薄れるかも知れない。極度の緊張には陥るだろうが、それ以上はない。喪名は自分を納得させはじめていた。
 そして、再び椅子から立ち上がった。

( ´∀`)『内藤を一軍に上げよう。明日の先発は、内藤だ』
| ・∀・|『分かりました。早速連絡します』
( ´∀`)『頼む。私はショボンに連絡する。明日はアイツのリードがかなり重要になる』
| ・∀・|『そうですね……他の選手にも極力連絡しましょう。それでは失礼します』

 喪名は携帯電話から手を離して、ようやく一息ついた。
 博打に出た。相手に全く情報のない投手の先発、というのがまずメリット。ロケッターズは擬古が先発だと信じきって研究しているはずで、その裏をかける。
 大きなメリットは、そんなところだろう、と喪名は思った。

12 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:24:29.09 ID:/HxwEU6v0
 デメリットは、不安。とにかくその一点だろう。喪名にとっても、ヴィッパーズの面々にとっても、そして内藤にとっても、だ。

 しかしもう、賭けてしまった。喪名は部屋にある鏡の前で口だけで笑ってみせて、自分を落ち着かせた。
 もう日付が変わった。運命の日を、迎え入れてしまっていた。



―2006年10月3日

 内藤は、眠れない夜を過ごしていた。
 今季内藤は、コーチからひたすら技術を叩き込まれて、内藤自身、自分の伸びが嬉しくなるほど成長した。その成果を試す意味で、10月3日の二軍戦にプロ初先発する予定だった。
 内藤は興奮していた。遂にプロのマウンドに立てる。親や友人にも連絡したし、願掛けまでしてきた。何度も頭の中でイメージトレーニングして、三振のパターンを思い浮かべたりもしていた。

 お守りを枕元に置いて、寝る前のストレッチをしていた、そのときだ。
 寮長が、部屋に来た。

(;^ω^)「……お?」

 二軍でのプロ初登板を、喜んでくれていた寮長。
 その寮長の表情が、なんとも複雑そうで、内藤は困惑した。

 そして、寮長から説明がなされる。内藤は、途中から理解できなくなり、何度か聞き返した。
 たちの悪い冗談か、と思うのは失礼なくらい、寮長の表情は真剣で、内藤は自分の足が震えていることに気付かなかった。

 全てを飲み込んだのち、寮長が慰めるように内藤に言葉をかける。お前なら大丈夫だ、野手が全力でバックアップしてくれる、緊張するな。
 内藤は、全てを聞き流してしまいたい気分だった。

13 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:27:11.75 ID:/HxwEU6v0
(;^ω^)(なんで……なんで……)

 寮長が帰ったあと、内藤は布団にもぐり、しかし眼は開いたままだった。
 何故、自分が。その疑問ばかりが脳を襲う。
 散々説明は受けた。論理的に理解すれば、それは充分納得できるものだった。
 それでも寝付けなかった。不安と、重圧。薄い布団が、のしかかってくるように重かった。

 いつしか朝を迎えていて、内藤はいつも通り6時に起きた。眠れたのが何時だったかは覚えていない。しかし、体の調子は良さそうだった。
 内藤は努めていつも通りの朝を送った。食べるものも変えてはいないし、験担ぎをすることもなかった。だが、ニュースの占いだけは見る気になれず、テレビは消したままだった。

 そして、部屋に球団広報がやってきた。その場で、いくつか守って欲しいことを内藤は言われた。
 まず、登板まで自分が先発だとは誰にも教えないこと。そして、マスコミに何を聞かれても『頑張ります』とだけ答えること。その二つだった。

 球団広報が帰ってすぐ、内藤は球場に向かった。ヴィッパーズのホーム球場、VIPスタジアムだ。

(´・ω・`)「おはよう、内藤」
(;^ω^)「お、おはようございますだお」
(´・ω・`)「時間がない。早速始めるぞ」

 ヴィッパーズの正捕手、ショボン。
 両親がアメリカ人だが、生まれも育ちも日本。冷静に状況分析をする力があるが、奇抜なリードも見せる。内藤がショボンについて知っているのは、それくらいで、今まで全く接点は無かった。

(´・ω・`)「お前の心境は分かるつもりだ。しかし、決まってしまったものはしょうがない」
(;^ω^)「理由については納得しているつもりですお」
(´・ω・`)「あぁ……それにしても、監督は思い切ったものだ……ルーキーに……」

 ショボンは一瞬視線を地に落とした。

14 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:28:51.68 ID:/HxwEU6v0
(´・ω・`)「サインを教える。かなり複雑だが、無理やり覚えろ」
(;^ω^)「が、頑張りますお」
(´・ω・`)「それが終わったら、お前の球を受けてみる」

 内藤はミーティングルームに入ってひたすらサインを頭に入れた。サインを盗まれにくくするため、複雑化されている。優勝決定戦なら当然だった。
 それが終わったときには、もう正午が近くなっていた。

(´・ω・`)「軽く体を動かしてから投球練習に入ろう」
( ^ω^)「もしかして、極秘練習ですかお?」
(´・ω・`)「それじゃ却って怪しい。堂々と投げるさ。ロケッターズには"リリーフ登板するのかもな"くらいにしか思われないだろう」

 グランドに出ると、内藤は視界が白くなった。真上に昇った太陽が内藤を睨みつけている。
 10月に入ったとはいえ、まだ暑い。内藤の掌には汗が浮かんでいた。

(´・ω・`)「騒がしいな……」

 グランドは大勢のマスコミの取材で賑わっていた。ヴィッパーズの選手達がカメラの前で軽く笑いながら喋っている。
 内藤は、その笑いを少し白々しく感じた。無理に笑っている、と言ったほうが適切かも知れない。

 ショボンとは一旦別れ、内藤は一人でストレッチを始めた。ずっと一緒に居ると怪しまれるかも知れない、とショボンが言ったからだ。
 先発であることを、公表しない。敵を目を欺くことによって、内藤の負担を軽くするため。分かってはいても、独りになった内藤は再び重圧に苛まれ始めていた。

 いつもより体が伸びなく感じているとき、近くで擬古が取材を受けているのを内藤は見つけた。

(,,゚Д゚)「不安? ありません。いつもと同じ、ただの一戦ですよ」

 右肩を怪我しているはずだが、傍目から見ている分には全く分からなかった。

15 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:30:58.76 ID:/HxwEU6v0
(,,゚Д゚)「頼もしい野手ばかりですし、大丈夫だと思ってます」
(マ´∀`)「リリーフも磐石ですね」
(,,゚Д゚)「えぇ。いつも助けてもらっていますし、例えランナーを残して降板したとしても、安心して見ていられます」

 擬古の視線が、一瞬内藤に向いた。
 内藤は、擬古の発言が、自分に宛てられているのではないかと思い始めた。あえて、自分の近くで取材を受けて、安心させるために言葉を選んでいるように感じられたのだ。
 その擬古の視線に、取材していたマスコミが気付いた。

(マ´∀`)「内藤選手。高卒ながら一年目にして一軍昇格、しかもその日は優勝決定戦! 一軍の空気はどうですか?」
(;^ω^)「え? あ、えっと……とても良いんじゃないかなと……」
(マ´∀`)「今季11勝の比木選手に代わっての昇格ですが、監督は内藤選手のどういう部分を見込んで昇格させたとお思いですか?」
(;^ω^)「えっと……その……」
(,,゚Д゚)「あんまり緊張させないでやってくださいよ。初めての一軍で、ただでさえガチガチなんですから」

 擬古が内藤の隣に立った。細身で背が高く、整った顔立ちをしていることから、女性ファンの人気が高い選手だった。

(,,゚Д゚)「今日はよろしく頼むぜ、内藤。俺が降板した後を受けるのはお前かも知んねーんだからな!」
(;^ω^)「が、頑張りますお!」

 広報に言われていたことを、内藤は思い出した。いや、擬古が思い出させてくれていた。

(,,゚Д゚)「僕も球は見てないんですけどね、いいピッチングするって聞いてますから。大丈夫ですよ」
(マ´∀`)「擬古選手も安心、ですね」
(,,゚Д゚)「えぇ。今日は勝てるという絶対の自信があります」
(マ´∀`)「ありがとうございました。内藤選手も頑張ってくださいね!」
(;^ω^)「頑張りますお」

 マスコミが立ち去った。すぐに擬古は内藤に顔を寄せて、小声で喋り始めた。

16 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:32:33.51 ID:/HxwEU6v0
(,,゚Д゚)「迷惑かけてるな、内藤……俺のせいだ……すまん……」
(;^ω^)「擬古選手のせいじゃありませんお。事故だから、仕方ないですお」
(,,゚Д゚)「階段から足を滑らせるなんて……バカか、俺は……くそっ……」

 擬古が顔を俯けた。固く握られた拳が、震えているようにも見えた。
 しかし、顔を上げた瞬間、擬古はさっきの調子に戻っていた。

(,,゚Д゚)「大丈夫だ、内藤。ウチの守備は12球団でもトップを争うほど堅い。打たせていけば、バックが何とかしてくれる」
(;^ω^)「は、はいですお」
(,,゚Д゚)「じゃあな……頑張ってくれ」

 内藤の肩を叩く擬古の手には、切なげな力が込められていた。


(´・ω・`)「カーブとスライダーが得意だったな?」

 午後になってから、内藤はショボンと共にブルペンに向かった。

(;^ω^)「一応……」
(´・ω・`)「どれほどのものか……それを見ておかないと、リードができないからな」

 ショボンが内藤から離れて、しゃがんだ。そして、ミットを前に出す。
 まずはストレート。そして、カーブとスライダー。チェンジアップやシンカーも投じた。
 全球種を3球ずつ投げたところで、再びショボンが寄ってきた。

(´・ω・`)「なるほどな」

 一度、二度とミットを叩いて、ショボンは一瞬考える素振りを見せた。

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:32:36.73 ID:TBW8yX0o0
http://www.gazo-knight.info/

18 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:34:15.88 ID:/HxwEU6v0
(´・ω・`)「スライダーは空振りが取れるな。カーブもカウントを稼げそうだ、が……チェンジアップとシンカーは、高校生レベルだな」

 一年前まで、高校生だった。その言葉が、内藤の口を突いて出てきそうになった。意味のない、下らない一言だ。そう思って、無理やり言葉を喉の奥に押し込んだ。

(´・ω・`)「一応頭には入れておくが、基本はストレート・カーブ・スライダーだ」
(;^ω^)「分かりましたお……」
(´・ω・`)「心配は要らない。お前のカーブとスライダーなら、充分通用する。抑えられる」
( ^ω^)「……そうですかお?」
(´・ω・`)「あぁ。安心したよ。高卒ルーキーも侮れんな。ここまでの球を投げられるとは」
( ^ω^)「投手コーチのおかげですお。僕に目をかけてくれて、色んなことを教えていただきましたお」
(´・ω・`)「河西さんか。あの人は細かすぎるところがあるが、お前にはそれが良かったようだな。直球と変化球に、全くフォームの違いがない」
( ^ω^)「クセは散々言われたので、頑張って直した部分ですお」
(´・ω・`)「大したもんだ……一年目でこのレベルにまでたどり着けるとは……」
(*^ω^)「ありがとうございますだお!」

 その後、セットポジションで投球するなど、様々な部分をショボンに見せた内藤。終わったときは、少し疲労を感じていた。


 やがて、ロケッターズが練習を始め出した。
 グランドの端で、取材を受けている選手がいた。ロケッターズの青いユニフォームがよく似合う。内藤は、汗が体のいたるところから流れ落ちるのを感じていた。
 圧倒するような、出で立ち。内藤は、自分の体の小ささが異様に気になった。

('A`)「あれが、畑だ」
(;^ω^)「毒田さん!?」
('A`)「おう。とりあえず、一軍昇格おめでとう、内藤」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:35:19.66 ID:6a5ELBAX0
           /ヽ       /ヽ
            / ヽ      / ヽ
  ______ /U ヽ___/  ヽ
  | ____ /,,   U  ,, :::::::::::U:\
  | |いま、   /《;.・;》___ 《;.・;》  ::::::::::::::|
  | |あなたの |   |   |     U :::::::::::::|
  | |うしろに  |U  |   |      ::::::U::::|
  | |いるよ。 .|  ├―-┤ U...:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ     .....:::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄      :::::::::::::::::::::::::|
  |\    |           :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___      ::::::::::::::::::::::::|

この呪いのAAを見たあなたには、一ヶ月以内に生死にかかわる事故に遭うでしょう。

ただし、のろいを解く方法は一つだけ有ります。
ここにhttp://comic6.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1146906935/
 自分のお気に入りAAを貼ってください。
健闘を祈ります。



20 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:36:19.72 ID:/HxwEU6v0
 内藤にとって、あまりに遠い存在。そんな選手が、一軍には大勢居た。
 天才・毒田。チームの主軸打者で、選手会長も務めている。痩身から繰り出される華麗な打球は、投手の内藤すら感動させるほど美しいものだった。

 そして、その毒田の視線の先にいるのは、畑。ロケッターズのエース、畑。
 内藤の、プロ初対戦投手は、あまりに大きすぎた。

('A`)「さすがにエースをぶつけてきたな、ロケッターズ……畑は中4日なのに……」

 いつもと変わらず、表情を崩さず。ポーカーフェイスで、冷静沈着。畑が、淡々と取材に答えていた。

('A`)「ま、気楽にやってくれよ、内藤。畑の研究はバッチリだからな、打ち崩せると俺は見てる」
(;^ω^)「頑張りますお」
('A`)「おう。じゃあな」

 毒田がバット片手に立ち去った。そしてすぐ、内藤の側に寄ってきた人物が居た。

/ ,' 3「やぁ、内藤くん」
( ^ω^)「荒巻さん? お久しぶりですお!」
/ ,' 3「久しぶりだね、ハハハ」

 チーム最年長のベテラン、荒巻。怪我で二軍に落ちていたとき、内藤は荒巻と何度か話したことがあった。

/ ,' 3「大変なことになってしまったが……安心してくれ。僕達がついてるからね」
(;^ω^)「頑張りますお」
/ ,' 3「僕も老いの力を振り絞るよ」

 荒巻が去り、そして長岡が。そして椎名が、津村が、笑野が、という具合に、レギュラーが次々に内藤に話しかけていた。内藤は、敵に怪しまれないだろうか、と内心はらはらしていた。

21 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:38:27.45 ID:/HxwEU6v0
 全員と話し終えたあと、内藤は再び独りになった。そして、重圧との戦いがまた始まっていた。
 みんなが、安心させようと声をかける。そのときは安心するが、後で逆に怖くなる。それでも、みんなの成績などを考えると、心強くなる。しかし、それを崩すほどに打たれしまったら、と考え不安になる。
 内藤は、100球投げたあとよりも今のほうが苦しい、と感じていた。


 観客がスタンドを埋め始めた。テレビ中継も既に始まっているという。17時を過ぎていた。

(実・Д・)『今季のチャネラーリーグは、まさに神のいたずらかきまぐれか、なんと2チームが同率首位! 優勝は、最終戦の直接対決によって決まります!』
(実・Д・)『10・8の再来、優勝決定戦! 18時よりプレイボールです!』

(実・Д・)『本日の解説は、かつての大打者・名捕手、野布良さんです』
(解´Д`)『どうも』
(実・Д・)『野布良さん、勝敗の行方が全く分からない試合となりそうですね』
(解´Д`)『そうですねぇ。ピッチャーに関して言うと、ロケッターズの畑のほうが力は上でしょう。しかし、擬古は相性が良い。互角でしょうね』
(実・Д・)『しかし、打線ではロケッターズが有利とも言われています』
(解´Д`)『ロケッターズの打線は強力ですね。ほとんど抜け目がない。機動力には若干欠けますが、補って余りある破壊力で、どんな場面でも点を取りますからね』
(実・Д・)『ヴィッパーズは、やや長打力には欠けますね』
(解´Д`)『笑野の不振がとにかく痛いところでしょう。ですが、他は悪くない。毒田は今年も結果を出しましたし、ショボンも復調した。椎名も確実に成長していますからね』
(実・Д・)『そして、守備面ではヴィッパーズのほうがかなり上です。総合的に見ると、やはり互角ですか』
(解´Д`)『えぇ。鍵となるのは恐らく、投手のデキでしょうね。あとは、キャッチャー次第ですか』
(実・Д・)『やはり全く分かりません、この試合。果たしてどちらがチャネラーリーグを制して優勝するのか! プレイボールが刻一刻と近づいてまいります!』

22 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:40:32.91 ID:/HxwEU6v0
 内藤は、監督室に呼ばれた。
 熱気を感じさせない、寒々とした廊下。汗をかいたせいだ、と内藤は自分に言い聞かせた。
 ドアをノックし、部屋に入っていく。

( ´∀`)「ショボンとしっかり話し合ったか?」
(;^ω^)「はいですお」
( ´∀`)「突然で、すまなかったな……しかし、お前以上の投手は見つからなかった」
(;^ω^)「プロとして、どんなときでも投げる覚悟はできてましたお」
( ´∀`)「そうか……なら、安心して見ていられそうだな」

( ´∀`)「体調はどうだ?」
(;^ω^)「問題ありませんお。球もいい感じで投げられてますお」
( ´∀`)「そうか。問題は、ないか?」
(;^ω^)「何も、ありませんお」
( ´∀`)「……よし、じゃあ一つだけお前に言っておこう」
(;^ω^)「なんですかお?」

( ´∀`)「今日の試合、3イニングを2失点に抑えてくれ。それだけでいい」

 内藤は、何故か時計を確認してしまった。スタメン発表の時間が近づいてきている。

(;^ω^)「3回を、2失点……」
( ´∀`)「残りの6イニングは、中継ぎで何とかしよう。3回を2失点で切り抜けてくれれば、試合としては充分やっていける」
(;^ω^)「……分かりましたお」
( ´∀`)「よし、行こう。スタメンを審判に伝えないとな」

 喪名が立ち上がり、歩き出した。追従する形で、内藤も歩いていく。
 内藤は、更なる不安に駆られていた。具体的な数字を示されたことによって、抑えなければいけないという意識が再び芽生え始めたのだ。
 喪名監督の真意は、内藤には分からなかった。それも、不安を増徴させる要因の一つだった。

23 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:42:09.25 ID:/HxwEU6v0
 グランドに出て、喪名はスタメン表をロケッターズの監督である榊と交換した。
 スタメン表を見た瞬間、榊の顔色が変わった。そして、睨みつけるような眼で喪名を見た。

彡;´ー`)「……どういうことですか、喪名監督」
( ´∀`)「見てのとおりですよ、榊君」
彡;´ー`)「擬古じゃなく……内藤? 内藤とは……誰ですか?」
( ´∀`)「楽しい一戦にしましょう」

 軽く笑いながら、喪名はベンチに引き上げた。榊は、暫くその場で呆然としていた。


(実;・Д・)『えっ……!? ヴィッパーズの先発は……内藤?』
(解´Д`)『内藤? 誰ですか?』
(実;・Д・)『すみません、私もちょっと存じておりませんが……な、内藤? 擬古の間違いでは?』
(解´Д`)『……一体、どういうことですかね』


 バックスクリーンにスタメンが表示された。瞬間、場内から大きなざわめきが起きた。

('A`)「さすがに大騒ぎだな……内藤って誰だよ! って感じか」
(;^ω^)「あわわわわ……」
('A`)「三塁側ベンチも慌ててるぜ。こんだけ浮き足立ってたら、最初っからこっちペースで試合を進められそうだな」

 内藤はスタンドを眺めていた。みんなの視線を浴びているような気分になった。ヴィッパーズのファン、ロケッターズのファン、二つの気持ちがぶつけられているように感じた。
 それは、内藤にとって、ただただ、恐怖だった。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:43:42.08 ID:zQmfav5SO
wktk

25 名前:第2話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:44:04.84 ID:/HxwEU6v0
('A`)「いい感じだよな、ショボン?」
(´・ω・`)「…………」
('A`)「ショボン?」
(´・ω・`)「え? あ、あぁ、そうですね……」
('A`)「おいおい、しっかりしてくれよ。お前がガッチリリードしてやらねーと」
(´・ω・`)「大丈夫ですよ。内藤、ブルペンに行こう」
(;^ω^)「はいですお」

 内藤とショボンが、並んでブルペンへと向かう。
 ショボンの表情は、冴えない。

(´・ω・`)(ちっ……萩野かよ……ついてねーな……)

 去り際、ショボンは球審を一瞥した。
 ショボンは、内藤に伝えるべきかを、一瞬迷った。しかし、ただ不安を煽るだけだろうと、言葉を心の中にしまい込んだ。

 今日の球審である萩野は、ロケッターズびいきの判定が多い審判だ、とショボンは思っていた。





 第2話 終わり

     〜to be continued

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:46:01.17 ID:PVsCVShk0
おつ

27 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 00:47:10.82 ID:/HxwEU6v0
第2話は以上です、ありがとうございました!

>>24
リアルの選手の顔文字の引用はありますが、選手ネタは一切入らない予定です
野球板でやるならまだしも、ここはVIPですし

第3話は1時前ごろから投下します

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:51:27.87 ID:u9tDFuJy0
乙!GW中はずっとwktkしてたおw

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:51:44.17 ID:AMOxykvtO
前にリアルの選手をネタにしてボロクロ言われてスレ潰された奴いるからな

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:52:19.92 ID:zQmfav5SO
>>27
安心しました。

作者タンの地の文が意外に巧くて驚いた

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 00:59:20.44 ID:zQmfav5SO
まとめの中の人いますか?

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:02:25.25 ID:9TgbUpwdO
今読終

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:04:01.57 ID:9TgbUpwdO
内藤はオーバースロー?

34 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:06:46.12 ID:/HxwEU6v0
>>33
あ、オーバースローです

かなり短めの第3話いきますお

35 名前:第3話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:07:42.94 ID:/HxwEU6v0
【第3話『孤独』】


(実;・Д・)『信じられない出来事が起こりました……なんと、ヴィッパーズの先発は、ルーキーの内藤! 喪名監督、この優勝決定戦の先発に、高卒ルーキーを持ってきました!』
(解´Д`)『……何とも、理解しがたい……』
(実・Д・)『一部では擬古の故障が伝えられています。しかし、何故ルーキーを……』
(解´Д`)『ルーキーを持ってこなければならない理由など、どこにもないでしょう。奇策を通り越して、愚策ですよ』
(実・Д・)『また詳しい情報が入り次第、視聴者の皆さんにお伝えしたいと思います』


 ブルペンにミット音が響く。内藤は、自分の放った白球を見つめていた。そして、返球されるのを待っていた。

(;^ω^)(調子は悪くないお……というか、凄く良いお……でも……)

 ショボンからの返球を、思わず取りこぼしそうになった。右手から汗が滴り、ボールを上手く握れない。
 ミットを差し出したショボンに向かって、変化球を投げ込む内藤。ボールは、高めに浮いた。

(´・ω・`)「とにかく低目だ。高目の変化球は御法度、それを確実に心がけてくれ」
(;^ω^)「了解ですお」
(´・ω・`)「お前のコントロールなら大丈夫さ。充分抑えられる」

 内藤はストレートを投げ込んだ。一際大きな音が鳴り、ショボンは捕球したと同時に立ち上がった。

(´・ω・`)「行くぞ。試合開始だ」

 二人は再びベンチに戻った。それを見た観客が、大歓声をあげる。
 内藤は、左右どちらの足で歩き出せばいいのか、分からなくなった。ナインが、グランドへと飛び出していく。それすら、見えていなかった。

36 名前:第3話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:10:15.03 ID:/HxwEU6v0
(実・Д・)『さぁ、まずは一番センター長岡! そして二番レフト荒巻! 続いて三番ライト毒田! 外野三人で形成する1・2・3番は近年不動のものとなっております!』

 グラブにいくつか入ったボールを観客席に投げ込んでいく。素早い足取りで外野へと向かっていった。

(実・Д・)『そして四番ファーストのニダ! 五番キャッチャーはショボン! 六番サードに笑野!』

 内野陣もグランドへと飛び込んでいく。内藤の視線は、宙を彷徨っていた。

(実・Д・)『七番セカンド椎名、八番ショート津村、そして九番、なんとプロ初先発のルーキー、内藤です!』

 名前がコールされても、内藤は足が動かなかった。本当に、このグランドに踏み込んでいいのか、自分に問いかけてしまっていた。

ξ゚听)ξ「内藤? 何してんの、行かなきゃ」

 津村に腕を引っ張られ、ベンチからグランドに出る内藤。何万という人の視線が、内藤に集まっている。
 一塁線を跨ぎ、マウンドへ向かった。小高くなっているそれは、内藤の孤独感を煽るに充分だった。


(実・Д・)『プロ初先発の内藤、その一戦は、あまりに大きな一戦です! 果たして今の心境やいかに!』
(解´Д`)『酷なことをするもんだ、喪名監督は……しかし、一体何故……』
(実・Д・)『えー、喪名監督のコメントが取れたようです。『擬古の故障は事実。そしてその代替の先発を模索したとき、内藤が一番手に挙がった。それだけです』とのことですが……』
(解´Д`)『……見てみないと、分かりませんねぇ……内藤がどれほどの球を投げるのか……』

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:13:11.65 ID:zQmfav5SO
ちょwwwwwwwwwwツンwwwwwwwww

…もしや男?

38 名前:第3話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:14:05.81 ID:/HxwEU6v0
 政治家の偉い人が、始球式を務めていた。手前でワンバウンドして、バッターが空振る。内藤の頭には、そんな淡々とした言葉しか入らなかった。
 白球を、握る。そして、投球練習を開始する。その初球、いきなり変化球が抜けた。

(実・Д・)『緊張しているのでしょうか……投球練習であれほど球が抜けるのはあまり見かけませんが……』

 二球、三球と投げ込む。掌の汗が、はっきり見てとれた。
 レフトスタンドから大歓声が巻き起こる。球場が揺れているのか、恐怖で自分の手が震えているのか、内藤は分からなかった。

(実・Д・)『さぁ、一番井蓋が左打席に入りました! 今季打率は.3284、現在毒田と首位打者を争っております! ロケッターズ不動のリードオフマン、井蓋!』

 左打席で、井蓋が静かに地を均す。
 ヘルメットから微かに覗く、その眼光が、内藤を貫いた。内藤は、プレートから足を外して逃げ出してしまいたくなった。

 何故、ここに立ってしまっているのだ。何故、白球を握らされているのだ。
 内藤は、何も分からなくなっていた。

(審゚O゚)「プレイボール!」

 球審の声にはっとした内藤は、慌ててサインを確認する。
 初球は、外角に外れるストレート。頷いて、右足をプレートに乗せる。

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:16:07.82 ID:zQmfav5SO
wktk

40 名前:第3話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:16:48.34 ID:/HxwEU6v0
 第一球を、投げ込んだ。
 瞬間、内藤は視界が白くなった。


(実`・Д・)『打ったァァァァァァァ―――――――――――――!!!!!』


 打球が、どこに飛んだのか。内藤の白くなった視界で、分かる由もなかった。









 第3話 終わり

     〜to be continued

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:18:53.12 ID:zQmfav5SO
乙!

津村の元ネタはNHKのうわなにするきさまらはぐりすむ

42 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 01:20:57.35 ID:/HxwEU6v0
第3話は以上です、ありがとうございました!

第4話も半分以上できてるんですが、投下は明日になりますお

>>37
そこらへんは後でw


それではまた明日ー
おやすみなさい

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:23:18.80 ID:zQmfav5SO
おやすみなさい。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:23:23.65 ID:9TgbUpwdO
内藤の背番号は

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:26:13.16 ID:iu85gkiaO
にしこり

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:33:34.76 ID:8mXBcw6C0
おやすみなさい

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 01:59:08.40 ID:9TgbUpwdO
描いた
http://kjm.kir.jp/?p=14853

背番号わからないから、VIPだし7にしといた

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 02:22:45.09 ID:dbYZfgQZO
保守?

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 02:42:12.07 ID:R4awt9d6O
野球には興味ない
興味ないけどこれは期待
保守

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 02:53:12.99 ID:FeSWPfBs0
>>47
GJ!

野球好きだから楽しめそうだ

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 02:54:03.54 ID:FEY2TeTWO
http://c.n-w.jp/index_fg.php?f=14155

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 03:15:15.93 ID:w4Q5H18n0
おっつー

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 03:39:43.65 ID:/sDbkjogO
乙保守

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 04:30:25.11 ID:uDpyDMt6O
先に保守
これから読んでくるノシ

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 05:14:51.38 ID:uDpyDMt6O
作者さん乙!3回を2失点に抑えろってすげぇリアルだな!!
そんな読後保守

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 05:20:00.90 ID:kxR89NWAO
野球好きな俺にはたまらんな。期待期待

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 06:22:49.17 ID:/sDbkjogO
地味だが堅実な保守

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 06:51:21.34 ID:WzFi4321O
初球ホームランぽい

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 07:04:07.83 ID:7tPJ0Eil0
作者さん乙でした
やっぱりタヌラのAAは使うんですねwww

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 08:16:11.04 ID:+ltaBZ71O
作者さん乙です

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 09:02:29.61 ID:ArLisiNc0
作者様GJ。



うん、保守なんだ、すまない。

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 09:55:03.33 ID:4ToKFzR7O
良スレ

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 10:14:27.88 ID:4ToKFzR7O
保守




















ぬるぽ

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 10:27:14.85 ID:Bh0I87110
野球好きだから捕手

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 10:54:54.65 ID:4ToKFzR7O
>>1
マダー?

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 11:34:25.86 ID:4ToKFzR7O
保守

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:04:56.50 ID:dbYZfgQZO
保守

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:18:15.61 ID:4ToKFzR7O
>>1

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:26:34.88 ID:tvPns3SVO
>>42の明日って今日の事?

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:33:14.42 ID:66Gzk4G10
これは野球好きにはたまらん。
守備が上手いチームは好きさ。
いいゲームを期待しているぜ

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:55:46.81 ID:GW4ZjFsq0
       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /             \
   /                  ヽ 
    l:::::::::.                  | 
    |::::::::::   (●)     (●)   | 
   |:::::::::::::::::   \___/     |  保守しとくよ
    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ 

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 12:57:44.11 ID:8mXBcw6C0


73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 13:35:44.50 ID:GW4ZjFsq0
彡 ゚ー゚)
彡 ´ー`) 保守するよ

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 13:59:15.29 ID:9TgbUpwdO


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 14:21:31.03 ID:8mXBcw6C0


76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 14:46:25.01 ID:GFpUd9zxO
( ゚∀゚)「>>1サン、私の出番マダデスカ〜?」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 14:49:21.14 ID:8mXBcw6C0
ジョルジュはオーバースローの投手で決定だなwwwwwwwwwwwwww
左利きか

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 14:57:08.59 ID:GFpUd9zxO
いや、むしろマ・チーs

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 15:15:46.08 ID:uDpyDMt6O
ほっしゅ おら悟空!!

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 15:43:03.71 ID:uDpyDMt6O
再度ほっしゅ おら悟空!!

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:05:15.69 ID:+qVNLglrO
絶対みてくれよな!!

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:05:14.97 ID:Ak6MdFuEO
緊張するお( ^ω^)

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:06:13.82 ID:uDpyDMt6O
保守 流れ早ぇな

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:19:17.17 ID:VGkp+KEIO
これはおもろい。今後の展開に期待。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:32:00.25 ID:8mXBcw6C0
ホシュ

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:36:37.44 ID:lteyVZw5O
http://boonsoldier.web.fc2.com/pokemon.htm
前作も貼っときます

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:37:49.35 ID:n9xDYMlG0
前作貼らなくていいだろ

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:38:23.48 ID:JfhAFmbBO
屑以下の小説スレにありがちなこと

@作者が変なコテハンをつけてる
A書き溜めは絶対にしない
Bスレの7割は保守かwktk
C良いところまで持っていくと、「風呂入ってくる」「やべ、眠い」
Dまとめサイトに避難所があるにも関わらずVipでやる
Eツンデレがツンツンしてるのは最初だけ
F中途半端な知識で誤魔化す
G小説と言うより台本
H作者とギャラリーの馴れ合いがひどい
Iギャラリーが作者を神格化しすぎる
Jただの指摘とアンチの区別がつかないやつがいる
Kスレが落ちれば立てておかないと気がすまないやつがいる
L自己主張しながら保守
M作者が保守
Nアンチvsギャラリー
Oアンチvs作者

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:42:43.47 ID:wmXanX/J0
>>88
あるあるあるあるあるあるwwwwwww


今のVIPなんて全部そうだけどなwwwwwwwwwwwwwww

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 16:51:40.64 ID:6kP77zLzO
>>88
いつもの人乙

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:00:13.61 ID:PVsCVShk0
こぴp

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:06:21.86 ID:6kP77zLzO
それ貼ってるの明らかに毎回同じ奴なんだよね
ブーンスレ住人全員死ねとかいうスレ立てて結局他のブーンスレ嫌いにまで叩かれた池沼

スレ汚しスマソ。ROMる

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:11:11.43 ID:vTqRXo8j0
審美の目玉が割れてるよ

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:11:36.20 ID:vTqRXo8j0
審美眼ブギイェー

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:11:44.95 ID:3Jmg14En0
http://blog.livedoor.jp/shun0312/

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:14:16.96 ID:JfhAFmbBO
屑以下の小説スレにありがちなこと

@作者が変なコテハンをつけてる
A書き溜めは絶対にしない
Bスレの7割は保守かwktk
C良いところまで持っていくと、「風呂入ってくる」「やべ、眠い」
Dまとめサイトに避難所があるにも関わらずVipでやる
Eツンデレがツンツンしてるのは最初だけ
F中途半端な知識で誤魔化す
G小説と言うより台本
H作者とギャラリーの馴れ合いがひどい
Iギャラリーが作者を神格化しすぎる
Jただの指摘とアンチの区別がつかないやつがいる
Kスレが落ちれば立てておかないと気がすまないやつがいる
L自己主張しながら保守
M作者が保守
Nアンチvsギャラリー
Oアンチvs作者
Pコピペ貼ってるアンチが、一人だけだと思ってる低脳リスナー

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:19:28.60 ID:9TgbUpwdO
はいはいわかったわかった

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:30:36.02 ID:n9xDYMlG0
なにがわかったんだろうね

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:31:11.37 ID:pPqN/0Fq0
自分のブログ作ってそこでやれ

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:33:03.84 ID:cHEfqjh50
さっきからあぼーんが多いのだがなんて書いてあるのだろうw

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:37:25.25 ID:rCtgiD7E0
ほす

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:47:00.98 ID:wmXanX/J0
ちょwwwwwwリスナーwwwwwwww

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 17:57:20.42 ID:GW4ZjFsq0
あげ

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:00:06.40 ID:9TgbUpwdO
乱立クルー?

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:16:41.46 ID:dbYZfgQZO
age

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:34:36.99 ID:9TgbUpwdO


107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:46:04.17 ID:Bh0I87110
ありがちだから内藤が試合途中に怪我する展開はなしで


108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:46:47.45 ID:Bh0I87110
9回の表で勝ち越しするのも禁止

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:47:30.29 ID:Bh0I87110
審判が不利な判定をするのも禁止

110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:50:10.80 ID:n9xDYMlG0
>>109
それは困るだろ

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:52:31.65 ID:wmXanX/J0
野球禁止

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 18:57:19.73 ID:9TgbUpwdO
工エエェェ(´д`)ェェエエ工

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 19:08:53.27 ID:8mXBcw6C0
しゅ

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 19:21:25.68 ID:uDpyDMt6O


115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 19:37:20.63 ID:dbYZfgQZO
もっ

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 19:44:05.46 ID:WzFi4321O


117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 19:47:10.81 ID:8mXBcw6C0


118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:00:53.31 ID:wgV6lXOv0
ほっほっほっ


119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:13:07.92 ID:lnvKDxxM0


120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:19:05.67 ID:7d1nm5I90
この話おもしろいwwwwwwwwww
激しく続きが気になる保守

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:36:25.18 ID:i26mGJ9BO
保守

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:39:42.00 ID:JfhAFmbBO
屑以下の小説スレにありがちなこと

@作者が変なコテハンをつけてる
A書き溜めは絶対にしない
Bスレの7割は保守かwktk
C良いところまで持っていくと、「風呂入ってくる」「やべ、眠い」
Dまとめサイトに避難所があるにも関わらずVipでやる
Eツンデレがツンツンしてるのは最初だけ
F中途半端な知識で誤魔化す
G小説と言うより台本
H作者とギャラリーの馴れ合いがひどい
Iギャラリーが作者を神格化しすぎる
Jただの指摘とアンチの区別がつかないやつがいる
Kスレが落ちれば立てておかないと気がすまないやつがいる
L自己主張しながら保守
M作者が保守
Nアンチvsギャラリー
Oアンチvs作者
Pいつまでもしつこい

123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:41:12.08 ID:9TgbUpwdO
しつこい

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 20:54:20.86 ID:EQpuMuvnO
( ^ω^)ほしゅんお

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 21:01:38.81 ID:R0lazkJqO
乱立ほす

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 21:11:57.22 ID:dbYZfgQZO
保守

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 21:29:18.79 ID:R0lazkJqO
落ちそ

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 21:42:28.47 ID:8mXBcw6C0
ほしゅ

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 21:52:57.88 ID:GFpUd9zxO
( -д- )zZZ
( -д゚ )
( ゚д゚ )呼んだ?

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:05:40.45 ID:Rz4qR/xmO
>>129
コッチミルナ!

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:06:55.03 ID:P77H9neX0
お!とうとうきてる!!
今日からまたwktkできるwwww

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:09:27.21 ID:ITA4zP2KO
保志

133 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:17:15.61 ID:/HxwEU6v0
おはようございまーす

ポケモンでずっと地の文書いてなかったから、なんか書きにくいなぁ・・・
書くのにやたら時間かかっちゃってますが、一日一話のペースを守れたらいいなぁと思ってます

第4話いきます

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:17:18.76 ID:7QaJqUiB0
http://www.gazo-tiger.info/

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:19:26.06 ID:rf3RTma80
wktk

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:19:41.54 ID:tBTDe3/n0
>>133
ちょww不意打ちwww

137 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:19:52.89 ID:/HxwEU6v0
【第4話『危殆』】


(実`・Д・)『井蓋、先頭打者ホームラン! ライトスタンドにライナーで突き刺さりました! 内藤のプロ初球を打ち砕きました!』

 井蓋がホームを踏んだとき、内藤ははじめてホームランを打たれたのだと気付いた。
 1−0。わずか一球で、点を失っていた。

(実・Д・)『この大事な一戦に高卒ルーキーを持ってきた喪名監督、それが裏目に出た形でしょうか』
(解´Д`)『当然ですよ。プロ初登板は誰だって緊張する。それが、優勝決定戦ですから。制球なんて定まるわけがない』
(実・Д・)『やはり無謀、ということですか……』
(解´Д`)『こんなもん、上手くいくわけがないんです。喪名監督みたいな若い監督は得てして奇策に走りやすい。それが嵌まらなかったときの怖さを分かってないんでしょう』

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:20:04.88 ID:Bh0I87110
>>133
おせーよwwwwこっちはどんだけ捕手したとおもってるんだwwwww

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:21:16.71 ID:Bh0I87110
>>137
実況wwテロ朝かよwwwww

140 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:21:44.14 ID:/HxwEU6v0
 内野陣がマウンドに集まる。全員、当惑顔だった。

(;^Д^)「大丈夫だ、内藤。たった一点、すぐに取り返せる」
(;゚ー゚)「うん。だから落ち着いて。打たせていけばいいから」
<;`∀´>「ウリたちがしっかりカバーするニダ。堂々と投げればいいニダ」
ξ゚听)ξ「どんなボールでも取ってみせるわ。安心して」
(´・ω・`)「落ち着いて投げれば打たれない。大丈夫だ」

 矢のように慰めの言葉が内藤にかけられる。内藤の耳には、ほとんど入っていなかった。

(実・Д・)『さぁ、続いて打席に入りますは二番・高掛! 攻撃的二番として今季は26本のホームランを放っています!』
(解´Д`)『いいパンチ力を持ったバッターですね。甘いところは逃しませんよ』

 右打席から、高掛が内藤を睨みつける。
 ショボンが要求するのは、低目に沈むカーブ。内藤は無心で頷いた。

 プロ二球目を、内藤が投じた。
 そして、高めに浮いたボールは、当然のようにレフトへと向かっていく。

(実`・Д・)『また打ったァァァァァ―――――――――!!!! これも大きいィィィィ――――!!』

 二点目。喪名監督に言われていた二点目を、失ってしまった。内藤の頭をそれだけが支配し、視界を塞いでいた。


 そしてその視界を晴らしたのは、ライトスタンドの大歓声だった。

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:23:04.06 ID:CKHWSReL0
やっぱ内藤じゃだめぽ…
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄

142 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:24:26.25 ID:/HxwEU6v0
(実*`・Д・)『捕った! 捕った! レフト荒巻スーパーファインプレー!!』

 レフトの荒巻が、フェンスにぶつかりながらの好捕。荒巻が軽く微笑みながらボールを内野に返球した。
 内藤は、しばらく事態を飲み込めなかった。本当に、アウトが取れたのか。バックスクリーンでアウトカントを確認するまで、それすら分からなかった。

(*゚ー゚)「言ったでしょ? 打たせていけばいい、って」
( ^Д^)「信頼してくれていいぞ。なんたって、ヴィッパーズの守備は12球団一だからな」
ξ゚听)ξ「自分で言うもんじゃないですよ、笑野さん」
( ^Д^)「ははは。まぁ、守備の堅さはお前達が代名詞みたいなもんだしな」


( ^ω^)「……打たせていけば……」

 内藤の掌の汗は、いつの間にか乾いていた。


(実・Д・)『荒巻に救われた内藤ですが、まだまだ気は抜けません。三番近城の登場です!』

 近城が左打席に入っても、内藤は臆さなかった。

(´・ω・`)(大丈夫だ。お前の球なら一軍のバッターも充分抑えられる)

 ショボンがサインを出す。そして、ミットを差し出した。

(´・ω・`)(その方法は俺に任せろ。お前は自分の投げる球だけに集中してくれ!)

143 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:27:22.37 ID:/HxwEU6v0
 初球、ストレートが低目に決まってワンストライク。二球目のスライダーは内角に外れてボール、そして三球目のストレート。

(実・Д・)『打った! しかしこれはショート正面、津村からニダにボールが渡ってツーアウト!』

 内藤の視界は安定していた。
 サインがよく見える。意図まで、はっきり分かる。頭も冴え始めていた。
 指先の感覚も、しっかり掴めている。

彡 ´ー`)「分かりませんね、何故あのピッチャーなのか……」

 榊がバットを揺らしながら右打席に入る。その眼は、内藤を見据えていた。
 ショボンがサインを送る。

(´・ω・`)「見ての通りですよ。分かりませんか?」
彡 ´ー`)「全く分かりません」

 初球、ストレートがやや甘めに入るも、榊は見逃しストライク。
 ショボンから内藤へボールが放られる様を、じっくりと眺め、そしてゆっくりとフォームを構える榊。

彡 ´ー`)「いくら擬古君が怪我をしたとは言え……他にもピッチャーはいるでしょう」

 二球目のカーブを、右方向へのファール。カウント上で、内藤が榊を追い込んだ。

(´・ω・`)「……もう一度、訊きましょうか。何故内藤なのか、分かりませんか?」
彡 ´ー`)「?」

 三球目を外角に外し、四球目。榊は再びファールを放つ。

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:28:34.02 ID:rf3RTma80
サカキktkr

145 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:29:47.13 ID:/HxwEU6v0
(実・Д・)『四番・榊。じっくりと球を待っているように見えます……』
(解´Д`)『怖いですよ、この人は……40歳になっても四番に座り続けてるわけですしね』
(実・Д・)『今季の本塁打王・打点王をほぼ手中にしている榊。さぁ、この勝負の行方はどうなるのか』
(解´Д`)『ここが一つのポイントになりそうですね』

 ショボンが一つ一つゆっくりサインを出す。内藤も、ゆっくり頷く。
 榊がバットを構える。
 一瞬、間が流れた。

 内藤の右手からボールが離れる。そして、外角へ。

彡;´ー`)「ッ!!」

 榊は、自然にバットが出ていた。
 しかし、外のボールゾーンに球は逃げていく。バットを伸ばして必死に当てようとするも、届かない。
 アウトローへのスライダー、空振り。

(実`・Д・)『空振り三シィィィィィィンッ!!! 内藤ッ!! プロ初奪三振を榊から奪いました!!』

 ショボンが立ち上がった。内藤が、まだ信じられないというような表情でマウンドを降りていく。
 榊は、暫くバッターボックスに留まっていた。

(´・ω・`)「これで、分かりましたよね?」

 ショボンが、榊のほうを見ないまま言った。榊は、苦々しそうにその後姿を見ていた。

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:30:27.61 ID:8mXBcw6C0
.

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:31:34.15 ID:Bh0I87110
wktk

148 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:34:46.24 ID:/HxwEU6v0
彡 ´ー`)「たまたまかも知れませんが……あの決め球は分かっていても手が出てしまいます……あそこに何度も放られると……」
(◎´∵`◎)「しかし、僕に投げたボールはまるで棒球でした。他にも、失投が何球か見受けられましたし」
彡 ´ー`)「えぇ。ですから、甘い球をしっかり打つ、セオリーに忠実な野球をしましょう」
(◎´∵`◎)「……そして、優勝ですね」

 井蓋が守備位置へ走っていく。他のナインも続々とグランドへ散っていった。

彡 ´ー`)「……優勝は……絶対に、逃せない……」

 そして、榊が静かに外野へと向かって行った。


( ゚∀゚)「すぐに取り返しちゃるからな……待っちょけよ、内藤」

 長岡がベンチから出て、バットを振っている。その視線は、マウンドへ向かう一人の男に向けられていた。
 その男は、まるでレストスタンドからの大歓声が耳に入っていないかのように、自然体でマウンドに登っていった。

(実・Д・)『出ました! ロケッターズの大エース畑! 今季既に21勝を挙げているその右腕でチームを優勝に導けるか!』
(解´Д`)『あんな若造とは比べモンになりませんよ、この人は。今年はたったの3敗ですしね。安定性がある』
(実・Д・)『えぇ、昨年も19勝を挙げていますし、不調というのがほとんどないですね』
(解´Д`)『悪いときでもどうにかするんですよ。それがエースってもんです』
(実・Д・)『なるほど。果たして今日の畑はどうなるんでしょうか、注目です』

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:36:20.06 ID:iu85gkiaO
しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ
しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ
よくやった内藤!!!
しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ
しこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこしこ






アッー

150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:37:04.70 ID:mAuHpzmBO
ショボン渋いわ

151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:37:22.93 ID:n9xDYMlG0
>>149
早漏は黙ってシコっとけ

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:39:16.80 ID:Bh0I87110
若造ってwww中立的なアナウンスしろよwwwwwww

153 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:39:38.43 ID:/HxwEU6v0
(実・Д・)『さぁ、そしてバッターボックスに向かうは一番長岡! 今季はここまで48盗塁、二位井蓋との差は6、盗塁王はほぼ確定です!』
(実・Д・)『ヴィッパーズは早く一点を取り返したいところ、果たしてどういった作戦に出てくるのか!』


 畑が右手で白球を握り締める。そして、左打席の長岡と眼を合わせる。
 振りかぶり、そして第一球。
 長岡の内角へ、直球が走っていく。

(実`・Д・)『打ったァ!! 一二塁間を破ってライト前!!』

 ライトが捕球したときは既に一塁にたどり着いていた。長岡が一塁ベース上で手を叩く。
 一塁ベンチにいる内藤に向かって、軽く手が突き出された。内藤も呼応して手を上げる。
 ランナー一塁。初球を叩いての出塁だった。

(解´Д`)『そして二番荒巻ですか……ここは送ってくるでしょうね』
(実・Д・)『通算294犠打の荒巻、バントに関してはチャネラーリーグ1です。長岡の盗塁というのは?』
(解´Д`)『それも考えられますね。しかし、畑のクイックモーションだと、中々厳しい気もします』
(実・Д・)『今季は……畑相手には、2回試みて1回成功ですね。さぁ、どう出るかヴィッパーズ!』

 荒巻がのっそりと右打席に入る。ホームベースを見たり、捕手を見たりと、掴みどころがない動きをしている。
 その荒巻が、腰を軽く曲げた。そして、右手でバットの真ん中を掴む。

(^・J・^)(送りバントか)
(^亮^)(監督からの指示は……特になしか……畑さん、ここは)

 捕手の哀歌がサインを出す。マウンドの畑がそれを確認して、首を振った。

154 名前:第4話 ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:43:06.70 ID:/HxwEU6v0
(^・J・^)(ここで出鼻を挫いておきたい。荒巻のバントが失敗すれば、展開は楽になる)
(^亮^)(……それなら)

 再び哀歌がサインを出して、畑は頷く。
 初球、カーブ。低目にしっかり制球されている。

(実`・Д・)『おおーっと! 長岡初球から走ってきた!!』

 畑ははっとして振り返った。走者のことが、一瞬頭から消えていた。
 哀歌がボールをキャッチする。長岡は、二塁へ猛然と駆けていく。







 第4話 終わり

     〜to be continued

155 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:44:44.31 ID:/HxwEU6v0
第4話は以上です、ありがとうございました!

第5話は8日の22時〜25時ごろ投下予定です

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:44:58.26 ID:CKHWSReL0
ホントは内藤のこと信じてたよ
        Λ_Λ
        (´∀` )-、
       ,(mソ)ヽ   i
       / / ヽ ヽ l 
 ̄ ̄ ̄ (_,ノ ̄ ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄

157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:45:27.65 ID:R0lazkJqO
(^亮^)
りあるせんしゅねたはあんまりごはっとだが、あまりにもそのまんますぎてふいたwwwww

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:46:28.13 ID:R0lazkJqO
>>155
そしておつ!
wktkしながら寝るお

159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:46:35.54 ID:QpAEtS4y0
コテみたらポケモンの人だったのね・・・。気づかなかったorz

続きにwktk。期待してるよ!

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:46:44.02 ID:9TgbUpwdO
背番号とか教えてほしかったりする

勝手に内藤は7で絵描いちゃったから、個人的に他のとかもしりたい

161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:47:16.02 ID:l7a0+kRe0
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

よぅ、クソども。いまここを見ているクソ連中にチンポコリンが     
         _ _
        /::. ソ .::;;ヽ
       /::.     ..:::;;;ヽ
       /::.      ..::;;;;ヽ
     /::.        ..::::;;;;i  
     (::.        ..::;;;丿 
      >::...___.   .::::;;;イ  
      !ヾ. ̄⌒__ ̄彡|
    .彡.|:::   | ! .....:::;;;;;|ゞ巛ミ
  巛从ミ彡ミ彡从巛彡ミ彡ミ彡》》
 巛巛ミ人ミ彡巛彡从ミ巛ミ人ミ》》》》
巛彡巛彡从ミ》彡彡巛ミ人ミ彡ミ从》》

これぐらい短くなる呪いをかけた。この呪いをとくには
 http://ex12.2ch.net/test/read.cgi/soccer/1147006104/
このスレに「オワットル」と書き込みに来いクソが。
俺はここにいる。来たら呪いをといてやる。
さぁ急がないとお前らのチンポコリンはどんどん短くなっていくぞ・・・フフフ

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:47:52.06 ID:KnI4CuXf0
>>155
おつ!
でも明後日から修学旅行の俺には第5話なんて見れない・・・
あとからまとめ楽しみにしてるよ!

163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:48:31.20 ID:rf3RTma80
>>162
つ携帯

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:50:14.46 ID:pgiQPCgh0
>>作者
面白かったよ。
相変わらずいー所で終わらせますな。
荒巻は今回のMVPやね
ところで貴方はやっぱベイのファンですか?

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:50:51.70 ID:KnI4CuXf0
>>163
そ れ だ !
imonaとってきたw

166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:53:51.86 ID:MxUswWspO
乙!

167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:56:47.77 ID:rf3RTma80
言い忘れてた
乙です

168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 22:58:21.74 ID:mAuHpzmBO


169 名前: ◆azwd/t2EpE :2006/05/07(日) 22:58:56.87 ID:/HxwEU6v0
>>160
内藤は背番号77です そのうち作中で補完します
他は 長岡:00 荒巻:2 毒田:5 ニダ:33 ショボン:10 笑野:1 椎名:6 津村:7 です

>>164
元横浜ファンです けっこう流動的だったりします
野球自体が好きなので


皆さんいつもレスありがとうございます これからも頑張ります
おやすみなさい

170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 23:00:29.72 ID:Bh0I87110
>>160
うp

171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 23:04:53.68 ID:9TgbUpwdO
うp
ごめんね、美術2で
http://p.pita.st/?m=hpiist39

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 23:06:40.70 ID:8mXBcw6C0
>>171
それで美術2?
じゃあ俺の美術4はマイナス4ってことだったのかな


173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 23:06:50.29 ID:pgiQPCgh0
>>作者
レスありがとうございます。
元ファンでしたか、なるほど。
貴方が野球好きなのは文章から
ビシビシ伝わって来ました。
自分も野球好きなので続きを
楽しみにしています。

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/07(日) 23:12:47.44 ID:Bh0I87110
>>171
カコヨスwwwwwwwww

175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 00:57:03.05 ID:LpnQJdiBO
ほす

176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:00:29.66 ID:E3pGw1x5O


177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:00:51.20 ID:Nl5ThFQNO
復活保守

178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:07:10.80 ID:kT3AqZml0
早めの保守

179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:18:47.89 ID:E3pGw1x5O
http://kjm.kir.jp/?p=15069
美術3の俺がきましたよ

180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:20:38.18 ID:T+gAjNBAO
ほす

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:29:24.22 ID:0p/VlnWnO


182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/05/08(月) 01:30:56.75 ID:swG4dxm20
otudesu-
またサータソの書き物がよめるなんて

幸せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!111111111111


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