242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:07:57.92 ID:GqeAKOzcO
>>236それも考えたしぃにあの黒い男をぶつけるのは気が引けたんです。
あと、ジョルジュのキャラがおかしいのは許してほしい。
─最終章・D─
(´・ω・`)「ここは…さっきとは別の空間だね」
( ゚∀゚)o彡゚「ほう、分かりますか」
(´・ω・`)「君、普通の人間なのにすごいね」
( ゚∀゚)o彡゚「アナタに言われたくはありません。それに私は普通の人間ではありません。神に力を与えられました。この力は全て神の祝福です」
神、の所を歓喜に満ちた声で言う。
( ゚∀゚)o彡゚「アナタも我らが神に祈りなさい。さすれば反逆という大罪をお許しになられるでしょう。
神は信ずる者を全てをお許し下さる。アナタも神の使徒となるのです」
今から殺し合うとは思えないほどの笑みを含んで言う。
(´・ω・`)「あいにく、君達の神に祈る気はないよ。それにそんな非科学的なもの信じていないしね」
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:12:39.52 ID:GqeAKOzcO
( ゚∀゚)o彡゚「……祈りを持ち合わせていない所か、神を否定するとは…。神は御嘆きになっている事でしょう…」
ジョルジュは深い悲しみの表情を作る。
そして天を仰ぎ、手を掲げた。
( ゚∀゚)o彡゚「おお、神よ!貴方に従わず、冒涜し、反逆する者を貴方に代わり、神罰を下します。我が信仰の揺るぎない事をここに示し、貴方の御加護と慈悲と愛をこの身に与えたまえ──!!!」
ジョルジュは情熱に満ちた顔で言葉を紡ぐ。
(´・ω・`)「(うわぁ…どうしよう、この人)」
ショボンの顔はげんなりしている。
( ゚∀゚)o彡゚「神の使徒として、アナタを滅ぼします。」
(´・ω・`)「………」
ジョルジュは十字を切る。
( ゚∀゚)o彡゚「反逆者に死を」
(´・ω・`)「今から立派な殉教者になれるよ。祈りな」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:17:40.01 ID:GqeAKOzcO
ショボンは服の中にある都合20本のナイフを展開させる。
だが…
(´・ω・`)「…!?」
半分が、コントロールを失い、意思に反して飛び回る。
(´・ω・`)「…君も僕と同じ能力を持っているね…?」
( ゚∀゚)o彡゚「神が御与えになられた力です。偶然にもアナタと………そうか!」
ジョルジュは急に大きな声をあげる。
( ゚∀゚)o彡゚「これは試練なのですね!?貴方があの反逆者と同じ力を私に与えたのは、この力で反逆者を滅ぼせと!この試練を乗り越えれば、神の使徒になれるのですね!?」
(´・ω・`)「いやいや、君は使徒じゃなくて神の奴隷だよ」


251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:21:07.11 ID:GqeAKOzcO
ジョルジュはショボンの言葉を無視し、ナイフを操る。
10本のナイフが一斉にショボンに襲いかかった。
キンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッキンッ!
ショボンもナイフを操り、弾く。
2本、弾きそこねた。
ショボンを刻もうとナイフが高速で飛来する。
ショボンは空を舞って飛び退く。だがナイフは追跡してきた。
奥のナイフを破棄し、迫るナイフに意識を集中する。
ジョルジュのサイコキネシスに打ち勝ち、コントロールを得た。
(´・ω・`)「(このままではお互いに攻撃は届かない…やはり接近戦しかないな…)」
ショボンは腰の短剣を握り、旋回する。
ジョルジュは一定の距離を保ち、隙を伺う。
(´・ω・`)「(接近戦はやらせないつもりか…)」

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:26:38.85 ID:GqeAKOzcO
自分の周りにある内の、一本を放ってみる。
キンッ!

やはり弾かれた。
(´・ω・`)「(無駄か…)」
( ゚∀゚)o彡゚「神よ、すぐに貴方の下へこの者を……」
(´・ω・`)「ぶち殺すぞ(ボソ」
ジョルジュの言葉に少々反応してしまうが、ナイフを確認するのは忘れない。歓喜の言葉に合わせて振るえている。
(´・ω・`)「………なるほど」
ショボンはナイフを全て突撃させる。
いずれも弾かれるか、コントロールを奪われ相手には届かない。
だが、ショボンは続ける。
弾かれても突撃させ、コントロールを奪われても、新たなナイフのコントロールを得て、それを突撃させる。
( ゚∀゚)o彡゚「持久戦ですね…。しかし私には神の御加護があります。滅ぶのはアナタです!」
ジョルジュもナイフを高速で操り、弾き、飛ばす。

甲高い金属音と風を斬る音があちこちで響く。
数十分の時が流れた。
(;゚∀゚)o彡゚「ハァハァ…………」
(;´・ω・`)「ハァハァ…辛そうだね。君の加護も切れかかっているんじゃないのかい…?足りないなら、もっと祈りなよ」
( ゚∀゚)o彡゚「……!」
ジョルジュのコントロール下にあるナイフがざわめく。
(´・ω・`)「(やはり…)」
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:32:25.47 ID:GqeAKOzcO
ショボンは自分の元へナイフを戻し、そして一斉に放射した!
コントロールを奪われまいと神経を集中する。
キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!キンッ!
最高速度で迫るナイフに、ジョルジュは弾くだけで精一杯のようだ。
ショボンは口の端をニヤリとつり上げて言う。
(´・∀・`)「加護が切れかかっているね。あ、もしかして見捨てられたんじゃないかな?」
( ゚∀゚)o彡゚「…!!!」
ジョルジュの顔に怒りと悲しみが混じった表情が浮かぶ。
(#゚∀゚)o「神は…神は私を見捨てたりはしない!!!!」
ジョルジュの激怒と共に、ナイフの統率がバラける。その間を縫ってショボンのナイフが疾走する!
グサグサッ!
(;゚∀゚)o彡゚「ぐ…あぁ……!」
腹部にナイフが突き刺さり血が吹き出す。
だが、倒れない。
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:40:56.06 ID:GqeAKOzcO
肩にナイフを突き立てると、悲鳴が上がる。
(´・∀・`)「痛いかい?好きなだけ叫ぶといいよ。もしかしたら悲鳴を聞いた神様が助けてくれるかもしれないよ」
一本、また一本とナイフが突き刺さっていく。
激痛に喉を震わせ、声を絞り出す。
(;゚∀゚)o彡゚「やめ……」
(´・∀・`)「やめて欲しいかい?なら……そうだ、神様の悪口を言ってみようか。二人だけの秘密にしてあげるからさ」
( ゚∀゚)o彡゚「悪魔め……!なんという事を……早く殺しなさい」
(´・∀・`)「早 く は 殺 さ な い よ」
その言葉に、ジョルジュは恐怖した。
サイコキネシスで肩の骨を外し、グリグリと回してみる。回す事に悲鳴の大きさが違うから笑い物だ。
しばらく回すと肉が裂け、骨が飛び出した。
小さくなっていた声が活気を取り戻し絶叫した。
(;゚∀゚)「神よ………!」ショボンは十数分間、残虐行為を行った後、呟く。
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/01/10(火) 23:47:15.63 ID:GqeAKOzcO
(´・ω・`)「そろそろ、逝くかい?」

(´・∀・`)「心置きなく神の元に馳せ参じなよ。祈る時間は与えたはずだ」
短剣を一閃する。
ズバッ!
動脈を斬り裂く。
(;゚∀゚)「か…神よ………」
(´・ω・`)「君の元に来たのは死神だったようだね…フフフ…」
ジョルジュは天を仰ぎながら絶命した。その目に神の姿は映っていたのだろうか?

《ジョルジュ長岡》
生涯神に使え、神の為に人生を捧げた男。その信仰の深さからエクスキューショナーに選ばれ、力を与えられた。
聖職者であるにも関わらず、実はおっぱいに目がない。
普段は信仰と強固な精神力でその欲望を押さえ付けていた。
─最終章・D─
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