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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 00:50:32.10 ID:NfekwLiD0
('A`)「死んだらどうなると思う?」
( ^ω^)
(´・ω・`)
('A`)「そんな養豚場のブタを見るような眼でみるな」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 00:52:04.12 ID:NfekwLiD0
(´・ω・`)「いや、君がそんな哲学を持ち出すとは思わなかったものでね」
( ^ω^)「地獄落ちするんじゃないのかお?」
('A`)「心臓が美味いとは思わない」
(´・ω・`)「……じゃあ、もうちょっと詳しく話を聞こうか」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 00:55:44.45 ID:NfekwLiD0
('A`)「作品内じゃあ、大体俺たちの『死』ってのは絶対だろ? だけど、今の俺たちが死ぬとどうなる?」
(´・ω・`)「『今の僕たち』が『作品内の僕たち』なら、死後の世界についてはそれこそ哲学になるけど……」
('A`)「それは、まぁそうだがな。だから今の俺たちってのは『作品内の俺たち』とは違う、と仮定しての話だ」
(´・ω・`)「つまり全作品を踏まえた総合的な僕ら、か」
('A`)「俺が思うに、俺たちを中心にして作品内の俺たちは生きて、死んでる。思い上がった考えだけどな」
(´・ω・`)「僕らがオリジナルって事か」
('A`)「作品内の俺らがコピーとは言わないが、何処かに元はある筈だ。で、そのオリジナルが死んだら?」
(´・ω・`)「うーん。仮に僕らがそうだとしても、やっぱり死は絶対な気がするけど」
('A`)「そうなると他の作品の俺たちはどうなる? 消えるのか?」
(´・ω・`)「いや、もうそれは独立した個体だと思うよ。僕は平行世界みたく同じ僕らが違う境遇で暮らしていると思うけど」
('A`)「でも必ず始まりは有ったはずなんだよなあ……」
(´・ω・`)「うん、だからここでのオリジナルの意味は最古参と同義だと思う」
('A`)「うーん。どっちにしても、一回死んでみないと分かんねーか」
(´・ω・`)「一番重要な『僕たちが元かどうか』って事も分かってないからね。結論の出しようがないよ」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 00:59:36.42 ID:NfekwLiD0
('A`)「ううむ、まだまだ思考の余地ありだな」
( ^ω^)「ドクオ」
('A`)「え?」
ザシュッ
('A`) ポッーン
(´・ω・`)「ブーン、その鎌はなんだい?」
( ^ω^)「よく分かんないけど、実際に試してみれば万事解決だお! だから殺してみたお!」
(´・ω・`)「なるほど、斬新だ」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:00:37.48 ID:NfekwLiD0
('A`)
( ^ω^)「さあ……どうなる!」
(´・ω・`)「いや別にどうもしないって」
('A`)
(´・ω・`)「……」
( ^ω^)「……」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:01:38.92 ID:NfekwLiD0
('A`)
(´・ω・`)「……」
( ^ω^)「……あれ」
('A`)
( ^ω^)「何も起こらないお」
(´・ω・`)「そりゃそうだ」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:03:20.81 ID:NfekwLiD0
ミ,,゚Д゚彡「警察だ! 殺人犯を捕らえに来たぞゴルァ!!」
( ^ω^)「……ギコ、フサギコは硬派なヒーローってイメージだお」
(´・ω・`)「そうだね。熱血は正義サイドに置くのがデフォだし」
( ^ω^)「そういえば、ギコとフサギコって同じじゃね?」
(´・ω・`)「僕とシャキンみたいな感じかな。でもあちらさんの方が使われる頻度は高いね」
( ^ω^)「シャキン哀れwwwwww」
ガチャン
( ^ω^)「お?」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:04:37.47 ID:NfekwLiD0
ミ,,゚Д゚彡「さ、行くぞゴルァ」
(;^ω^)「お、お?」
(´・ω・`)「ご苦労さまです」
ミ,,゚Д゚彡「通報、感謝します」
(;^ω^)「ショボン?」
(´・ω・`)「罪は償わないといけないよね」
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:05:24.48 ID:NfekwLiD0
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::::: \ ブーンの両腕に冷たい鉄の輪がはめられた
\::::: \
\::::: _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。
ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ_
// /< __) l -,|__) > 「刑事さん・・・、僕、どうして・・・
|| | < __)_ゝJ_)_> こんなこと・・・しちゃったのかお?」
\ ||.| < ___)_(_)_ >
\| | <____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち
ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼の掌を濡らした。
|_|_t_|_♀__|
9 ∂ 「その答えを見つけるのは、お前自信だ。」
6 ∂
(9_∂ ブーンは声をあげて泣いた。
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/11/22(木) 01:09:20.52 ID:NfekwLiD0
一ヵ月後
(´・ω・`)「ショボーン、ショボボボ、ショボリーヌ〜」
(´・ω・`)「あれ」
('A`)
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(´・ω・`)「えー」
ドクオの木と名付けられた。
終
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