- 2
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:44:23.22 ID:++PXJ22aO
カチッ、カチッ、火付きの悪いライターが鳴く。
(´・ω・`)「ふぅ…」
午前1時。
仕事、終わり。
今日も忙しい1日だった。
ただ、充実している。
仕事終わりのこの一服は僕にとっての1日のシメの行事だ。
だから仕事が全部終わるまでは敢えて一本も吸わない。
(´・ω・`)「…あー」
煙草なんて吸う人間になるなんて思わなかった。
我が身を顧みない馬鹿の諸行だと思っていたから。
旨いわけじゃあない。
もはやただの惰性。
(´・ω・`)「…」
(´-ω-`)
人生それなりに頑張って生きてきた。
だからいままでの人生それなりに楽しかった。
ただひとつ…
- 3
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:46:02.09 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「お疲れ様ー。今日の仕事はこれで終わりだぜッ。」
(´・ω・`)「あぁ…」
从 ゚∀从「明日はラウンジTVに午前6時入りだからな。早めに寝た方がいいぜ。」
(´・ω・`)「うん、一服したらすぐ帰るよ」
彼女はハイン。
僕のマネージャーだ。
当初は敬語で話していた…いや、話そうとしていた、と言った方がいいかな。
でもあまりに敬語がぎこちないから僕がタメ口を許可した。
そうしたらタメどころか上から目線だわ、一人称は「俺」だわでなんだか友達のような奇妙な関係になって現在に至る。
まぁ、ミスなんてめったにしない敏腕マネージャーだからなんの問題もない。
僕のような少しヌケたところがある人間にとっては非常にありがたい人材と言える。
- 5
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:47:36.78 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「最近疲れてんじゃねぇの?オフもろくになぇし…。」
(´・ω・`)「まぁね。けどオフの日数は人気のステータス。少なければそれほど喜ばしいことだよ」
从 ゚∀从「それで倒れたら元も子もねーぞー」
(´・ω・`)「わかってる、わかってるって。相変わらず口うるさいな、君は」
从 ゚∀从「一応マネージャーだからな。それくらい口うるさくさせろよ」
確かに最近、しっかりと休養をとった覚えがない。
仕事に仕事を重ねる日々。
充実しているからこそまだ体がもっている、としか言えない。
- 7
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:51:25.02 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「ふぅ…さて、と」
灰皿で煙草を押し消す。
半分くらいまでしか吸わないのが僕の
(´・ω・`)「それじゃ、帰りますかね」
从 ゚∀从「俺はもう少しやることがあるから。また明日よろしくー。あと、遅刻すんなよ」
(´・ω・`)「遅刻なんてしたことないじゃんか…。君こそ体に気をつけてね」
从 ゚∀从「安心しろ。俺はあんたみたいにズボラじゃねぇから」
(´・ω・`)「酷いな…まぁいいや。お疲れ」
从 ゚∀从「お疲れー」
くたびれた体を引きずり、局を後にする。
玄関に近づくにつれ、冷えた空気が体を刺す。
- 8
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:55:52.51 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「ふぅ…さて、と」
灰皿で煙草を押し消す。
半分くらいまでしか吸わないのが僕のこだわり。
(´・ω・`)「それじゃ、帰りますかね」
从 ゚∀从「俺はもう少しやることがあるから。また明日よろしくー。あと、遅刻すんなよ」
(´・ω・`)「遅刻なんてしたことないじゃんか…。君こそ体に気をつけてね」
从 ゚∀从「安心しろ。俺はあんたみたいにズボラじゃねぇから」
(´・ω・`)「酷いな…まぁいいや。お疲れ」
从 ゚∀从「お疲れー」
くたびれた体を引きずり、局を後にする。
玄関に近づくにつれ、冷えた空気が体を刺す。
- 9
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:57:51.99 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「ん…おぉ…」
外に一歩出ると、そこはいつの間にか雪景色。
都会では珍しいほどの降雪量だ。
(´・ω・`)「どうりで寒い訳だ…」
久しぶりに見た白銀の景色に、子供のような胸の高鳴りがする。
自分にまだそんな純粋な感情があったことがなんだかうれしくなった。
(´・ω・`)「しかし…」
これは困った。
この局は家から徒歩5分程度。
タクシーを使うには近すぎる距離だ。
しかしこの雪の中、傘なしで徒歩ってのも辛い。
気象予報士の的外れな予報にしてやられたという訳だ。
ちくしょう、あのゲジマユめ。
- 11
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 20:59:17.02 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「ショーボー、ンッ!」
(´・ω・`)「あ、ハイン…参ったよ。雪がさ…」
从 ゚∀从「お前のことだ。どうせ傘、持ってきてねぇんだろ?」
(´・ω・`)「どうせって…まぁ、図星だけどさ」
从 ゚∀从「やっぱりかよ…ほらよ」
(´・ω・`)「お」
ハインが僕に傘を差し出す。
天気予報は間違いなく晴れだったのに傘を持ってきてるとは。
流石は敏腕、と言える。
しかし、ピンク地にさくらんぼ柄とは…ハインのイメージと違いすぎるだろう。
- 12
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:00:34.84 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「流石ハイン。でもこの柄は…ないね」
从;゚∀从 「べっ、別にいいじゃねぇかよ!」
(´・ω・`)「君がこんなファンシーな傘を選んで買ってるとこを想像出来ないよ」
从 ゚∀从「俺だって女の子なんだぜ!」
(´・ω・`)「うわ、鳥肌立った」
从 ゚∀从「よし、ちょっと面貸せやオラ」
(´・ω・`)「ちょ…、胸倉を掴むな、胸倉を」
このやりとりを端からみて、タレントとマネージャーだと思うものがいるだろうか。
つくづく不思議だ。
- 14
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:04:20.56 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「ったくよー。お前はいちいち一言多いんだよ、バカ」
(´・ω・`)「こればっかりは性分でね」
从 ゚∀从「やれやれだぜ」
(´・ω・`)「お世話かけますね」
从 ゚∀从「さて、せっかくの珍しい雪だしよ、俺も歩いて帰るかな」
(´・ω・`)「ん?仕事はもういいのかい?」
从 ゚∀从「お前に傘貸したら俺が帰れなくなるじゃねぇよ。だから俺も今帰る!」
(´・ω・`)「君の仕事が終わるまで僕が待つ、ってのもあると思うけど」
从 ゚∀从「ダメだよ、バカ。あんたはさっさと帰って休まなきゃなんねぇかよ。オラ、帰るぞ!」
(´・ω・`)「なんだよ、それ…ま、君が大丈夫って言うなら仕事の方は大丈夫なんだろうね」
- 15
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:06:26.05 ID:++PXJ22aO
ハインの住むアパートは僕の家とかなり近い。
といっても、家賃は僕のマンションの足下に及ばないほどのところだけど。
故に彼女も今日は徒歩でこの局に来ている。
(´・ω・`)「まさかマネージャーと相合い傘するはめになるとはね」
从 ゚∀从「変な気、起こすんじゃねぇぞ」
(´・ω・`)「…」
从 ゚∀从「…」
从 ゚∀从「…なんか言えよ…」
(´・ω・`)「寝言は寝て言え」
从#゚∀从「あ?」
(´・ω・`)「胸倉!やめてー!」
- 17
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:08:53.57 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「ったくてめぇは、言ってるそばから…この減らず口がッ」
(´・ω・`)「ほんとは嬉しいくせに〜!ハインちゃんのツンデレ!」
从 ゚∀从「よし、埋める」
(´・ω・`)「ぎゃー!雪をぶっかけるなぁ!」
ギャー!ギャー!
- 19
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:10:51.66 ID:++PXJ22aO
从#゚∀从「〜〜〜!」
(´・ω・`)(あらら、すねちゃった)
(´・ω・`)(しかし…雪、か…)
(´-ω-`) (そういえば…)
雪。
そうだ。
あの日、僕が人生に残している「ただひとつ」のシコリのようなもの。
あれが生まれた日も、都会に珍しい雪だった。
从 ゚∀从「あ?どした?ボーッとしてよ」
(´-ω-`) 「…うん」
(´・ω・`)「…ちょっとね…昔のこと思い出してたんだよ」
从 ゚∀从「昔?なんだよ、じぃさんみてぇなこと言って」
(´・ω・`)「はは。まぁね」
- 20
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:13:48.81 ID:++PXJ22aO
从 ゚∀从「なんでまた急に耽ってたんだよ。昔のことなんか」
(´・ω・`)「ふふっ…」
(´・ω・`)「雪がさ、降ったんだ」
从 ゚∀从「あ?」
(´・ω・`)「ふふ…昔話、聞きたいの?」
从 ゚∀从「お前なぁ…そこまで言ってもったいぶんなよな」
(´・ω・`)「はいはい」
(´・ω・`)「そうだな…どこから話そうか…」
(´・ω・`)「…学生の頃の話なんだけど…」
- 21
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:16:30.58 ID:++PXJ22aO
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…
(´・ω・`)「262番、262番…」
(´・ω・`)「あ!あった!」
12年前、僕はめでたく第一志望だったニュー速高校に入学できた。
ニュー速高校は僕の学区の中でも指折りの名門だったので、本当に嬉しかった。
(´・ω・`)(入学出来たんなら、後は学生生活を楽しむだけだ。)
(´・ω・`)(絶対に青春を満喫してやる!)
当時の僕は、高校生活こそ長い人生のスパンの中で最も輝かしいものになると思っていた。
別段さみしい中学校時代を送ったわけではないが、とにかく自分で納得の行くような「青春」を送ろうと決めていた。
- 23
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:17:58.94 ID:++PXJ22aO
( ゚∀゚)「野球部!野球部どうですか!」
( ・∀・)「テニス部です!おねがいしまーす」
川д川「…オカ研…」
(´・ω・`)(とりあえずクラブだよな)
(´・ω・`)(さて…どうするかな)
中学校時代は、一応テニス部に所属していた。
しかし、友達と遊ぶための自由な時間を優先するようになっていったため結局中途半端に辞めてしまった。
- 24
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:19:32.60 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)(前みたいなことにだけはならないようにしよう)
(´・ω・`)(必ず最後までやりきれる、かつ「青春」に相応しいクラブ…)
(,,゚Д゚)「サッカー部で一緒にいい汗流そうぜ!」
( ゚∋゚)「空手部!空手部ゥ!」
(´・ω・`)(確かに運動部は魅力的だけど…)
(´・ω・`)(中学校でテニスをやってた分、新鮮味がないな)
(´・ω・`)(かと言って…)
ミセ*゚ー゚)リ「漫研へ是非どうぞ!」
(゚、 ゚トソン「茶道部いかがですか?」
(´・ω・`)(地味すぎる文化部じゃあなぁ…)
僕としては今までやったことのないことが出来て、かつ青春を感じれるクラブを探していたんだ。
- 25
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:21:31.62 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)(さて…どうしたものかな…)
ノパ听)「バドミントンやりましょう!」
(´-ω-`)
( ΦωΦ)「手芸部でーす」
(´-ω-`)
ξ゚听)ξ「吹奏楽部どうですかー?」
(´・ω・`)「!」
(´・ω・`)(吹奏楽、か…)
(´・ω・`)(確かに吹奏楽部なら、運動部でもなく、文化部の中でも活発だな…)
(´・ω・`)(それに女の子の部員が多いし…ふふふ)
(´・ω・`)(よし!吹奏楽部に決めた!)
こうして少し不純な動機を含みつつも、僕は吹奏楽部に入部することを決めたんだ。
でも、この決断は間違いじゃなかったと、今は心から言えるよ。
- 26
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:22:55.22 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)「…」
後日、僕は単独で吹奏楽部の見学へと来ていた。
クラスの男子の友人らの中に、吹奏楽に興味を抱くものが誰もいなかったからだ。
(´・ω・`)(さて…勇み足で来たはいいが…)
(´・ω・`)(どうしよう…緊張が…うぅ…)
僕は楽器なんて未経験だったし、なんせ吹奏楽部は先輩方も女子が大半。
必然と緊張はピークに達し、誰に何を聞けばいいかもわからなくなってしまった。
- 28
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:24:51.49 ID:++PXJ22aO
(´・ω・`)(ダメだ…あと一歩が踏み出せない)
(´・ω・`)(あー…なんか帰りたくなってきたな…)
ξ゚听)ξ「あら、見学かしら?」
(´・ω・`)「!…はっ、はい」
ξ゚听)ξ「あら、ようこそ…それじゃあとりあえずこの紙に名前とクラス、それから経験者かどうかを書いてもらえる?経験者ならやってた楽器もお願いね」
(´・ω・`)「あ、はい」
(´・ω・`)(ハキハキした人だな…)
- 29
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:26:40.94 ID:++PXJ22aO
ξ゚听)ξ「1年2組のショボンくん…楽器は未経験、か」
(´・ω・`)「はい」
ξ゚听)ξ「んじゃま、片っ端からいろいろ吹いてみましょうか。何が得意なのかわかんないしね」
(´・ω・`)「あ、はい」
その先輩はすごく会話の押しが強い人でさ。
流されるままに体験させられたよ。
あぁ、その先輩はツンさんっていうんだけど。
ちょっとツッケンドンだけど素晴らしい人だってことは後々嫌ってほどわかることにたる。
- 30
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:27:34.04 ID:++PXJ22aO
ξ゚听)ξ「1年2組のショボンくん…楽器は未経験、か」
(´・ω・`)「はい」
ξ゚听)ξ「んじゃま、片っ端からいろいろ吹いてみましょうか。何が得意なのかわかんないしね」
(´・ω・`)「あ、はい」
その先輩はすごく会話の押しが強い人でさ。
流されるままに体験させられたよ。
あぁ、その先輩はツンさんっていうんだけど。
ちょっとツッケンドンだけど素晴らしい人だってことは後々嫌ってほどわかることになる。
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:29:17.50 ID:++PXJ22aO
ξ゚听)ξ「はい、んじゃコレ」
(´・ω・`)「この楽器は…」
ξ゚听)ξ「チューバよ。楽器やってないと馴染み薄いかもしんないけど」
(´・ω・`)「よくオーケストラとかで見かけるデッカいやつですね」
ξ゚听)ξ「そうね。所詮そういうイメージよね…。まぁ見た目以外地味だし、花形楽器でもないし」
(´・ω・`)「はぁ…」
- 33
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:32:54.24 ID:++PXJ22aO
ξ゚听)ξ「まぁ愚痴は入部してからいくらでも聞かせてあげるとして…」
ξ゚听)ξ「はい、コレ」
(´・ω・`)「これは…吹き口ですか?」
ξ゚听)ξ「マウスピース、通称マッピ。チューバのはデカいから簡単に鳴らせるハズよ」
ξ゚3゚)ξ「こう…口角を広げて…唇を震わせて…」
ξ゚3゚)ξブー
ξ゚听)ξ「こんな感じ。やってみて」
(´・ω・`)「えと…口角を…」
(´・3・`)ブー
ξ゚听)ξ「おっ。いいじゃない。それよそれ。んじゃしばらく続けてみて」
(´・ω・`)「…はい」
なんだか運動部に比べて地味なことするんだなって思ったよ。
そして…この後、この直後に、僕は…運命的、と言える出会いをすることになるんだ。
- 34
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:35:05.84 ID:++PXJ22aO
lw´‐ _‐ノv「おい、ツン。ちょっといいかい?」
ξ゚听)ξ「あら、シュー。どうかした?」
(*゚ー゚)
lw´‐ _‐ノv「この子、いまうちの楽器の体験終わったんだけど…まだチューバの体験はやってないみたいだからみてやってくれまいか」
ξ゚听)ξ「いまあたしひとり受け持ってんだけど…」
lw´‐ _‐ノv「どこもそれくらいのペースでやってるんだから文句言うな。それじゃあ頼んだぞ!」
≡ヽlw´‐ _‐ノvノ ワホーイ
ξ゚听)ξ「ちょっとクー!」
ξ゚听)ξ「…後でシメる」ボソッ
(´・ω・`)(この人怖いよ…)
- 36
名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:37:49.78 ID:++PXJ22aO
ξ゚听)ξ「さてと…えーっと何々…」
ξ゚听)ξ「1年3組のしぃちゃん、楽器は未経験っと…」
(*゚ー゚)「はい!よろしくお願いします!」
(´・ω・`)「…」
彼女だ。
彼女こそが僕の今後の学生生活の中心であり、全てだった。
結論を先に言うなら、僕はこの人と恋人関係になる。
そして僕の人生観に非常に大きな影響を与えることになるんだ。
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名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 21:38:41.81 ID:++PXJ22aO
―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―…
从 ゚∀从「ふーん…なんだか青春だな」
(´・ω・`)「学生時代なんてそんなもんじゃない?」
从 ゚∀从「…さぁねぇ」
(´・ω・`)「…」
(´・ω・`)「続き、聞く?」
从 ゚∀从「愚問」
(´・ω・`)「はいはい…」
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