364 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 15:29:04 ID:VlumV+/r0
あれから3ヵ月後。。。

ピッピッピッピ……シュコー…シュコー
ツン子「またくるね、内藤君…」
ガラガラ……パタン
コツコツコツコツ…
ツン子「あ、内藤君のお母さん……」
J('ー`)し「今日もきたのね、ツンちゃん…」
ツン子「すみません…」
J('ー`)し「いいのよ……。」
ツン子「それじゃあ…」
ペコ……パタタタタタ…

ガラガラガラ…パタン
J('ー`)し「ホライゾン……。あんな可愛い子、ほっといて…どうするの?。早く起きなさいね…」
J('ー`)し「母さん、妊娠したの…。貴方と16歳も離れた兄弟が出来るのよ…」
J('ー`)し「母さん、頑張るから、ホライゾン、貴方も頑張りなさい」


カッコーカッコーカッコー
ガヤガヤ……
ツン子「(東京は五月蝿いな……。やっぱ…どこか静かなところに…)」
ツン子「………だめだめ、ホライゾン置いていけない…」

ツン子「空が綺麗だなぁ……もうすぐで、夏か……」
371 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 15:42:02 ID:VlumV+/r0
一方、ドクオ企業では

原田「では、エルル島リゾート開発を始めるということで、大丈夫ですね」
部長「ああ、5年後の完成を目指して、君が指揮を執ってやってくれ」
原田「わかりました。」

コンコン
原田「どなたで?」
部長「入れ」
ガチャ……
藍野「久しぶり、原田君…。」
原田「藍野さん!いやぁお久しぶり……」
藍野「部長、新しい企画書を持ってきました」
原田「(オレは無視かよ、このメス豚)」

部長「ほう……。政府公認で、これをやれと?」
原田「なんですか?これ?」
原田「………いわゆるスパイですか?」
藍野「3ヶ月前の参加者の中で、4人生き残ったわ」
部長「その4人を政府の犬にすると?」
藍野「そうです。そして、コッチも色々と情報を貰う…」
原田「政府も手玉に・・・って作戦ですか?」
藍野「この会社は大きくなりすぎて、目指すところは政府しかない」

藍野「かつてのイオンが、そうしたように、こっちからも政府の人間を生み出す」
原田「許可、取れますかね?」
藍野「社長のはとったわ。スパイの許可なら政府はするわ」
部長「防衛省の大臣を使うわけか・・・」
375 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 15:57:11 ID:VlumV+/r0
部長「大臣が「うん」と縦に首を振るかね?」
藍野「私の部下の椚原がもう落としたので、うんと言いますよ」
部長「そうか・・・では、会議に通そう」
藍野「わかりました・・・。では、失礼いたします。」
原田「じゃあ、私も・・・。」

原田「すごい案ですね。なんていうか…」
藍野「冒険者みたいで恐いもの知らず・・・って言いたいんでしょ?」
藍野「……社長に、もっと大胆な案をだせって言われたのよ。」
藍野「いっそのこと、また無人島で殺人ゲーム企画でもって……」
原田「あ……それだ」
藍野「何が?」
原田「ほら、エルル島の横にある、人が住んでる島があるでしょ?邪魔で邪魔で…」
原田「あの四人をつかって、消したいんですよ」
藍野「プロ使えば?」

原田「どのみち、あとで訓練するなら、いっそのこと最初に教え込めばいいんですよ」
藍野「でも、まだ一人目覚めていないって…」
原田「なぁに、オレがそうしてたんですよ」
原田「看護士買収して、薬を投入させてたんです」
藍野「バレないために?」
原田「そうです。いいですか?あの四人、お借りして」
藍野「私のものじゃないわ。好きにしなさい」
379 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 16:16:05 ID:VlumV+/r0
J('ー`)し「じゃあね、ホライゾン、またね…」
ガラガラガラ…バタン

原田「あの〜内藤さん?」
J('ー`)し「はい?あ…」
原田「先ほどは、本当にすみませんでした。」

J('ー`)し「あの…なんでしょうか?」
原田「申し訳ありませんでした!!」
J(;'ー`)し「ちょっと…大きいですよ声が…」
原田「本当に、ホライゾン君のことは、この通りです!!」
J(;'ー`)し「そ、そんな、土下座なんて…下の喫茶店に行きましょう」

原田「当社の当社の不注意で、ご子息をあんな目にさせてしまって…」
J('ー`)し「もう終わったことですし…。もうマスコミも居なくなって、静かに…」
原田「…当社が負担で、いい病院を紹介しようと…」
J('ー`)し「え?」
原田「やはり、下町の病院ではあれなんで、いい病院にって社長がおっしゃってまして」
原田「移っていい治療を受けたら、ご子息も…」
J(;'ー`)し「う〜ん、旦那に聞かないと…」
原田「じゃあ、この名刺を渡しますので、決まったらご連絡ください」

J('ー`)し「…いい病院にいい治療……それが、いいのかしら…」
381 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 16:25:27 ID:VlumV+/r0
3時間後
原田「内藤の両親の許可は得ました。」
藍野「そう。で、どこに移すの?」
原田「いったんは離島の病院へ。それからノエル島に置いてけぼりにする」
藍野「他の三人は?」
原田「ツン子って子は、また拉致すればいいですし」
原田「あとの二人は、金を渡して、それで終了。」
藍野「それで、上手くいくかしら?」
原田「ツン子以外は、人殺しに慣れてます。大丈夫でしょ」

出発当日
J('ー`)し「ホライゾン…母さんもすぐ行くからね…」
ツン子「いいんですか?私が一緒に……」
J('ー`)し「いいのよ…。それじゃあ、たのみます。」

バラバラバラバラ……
ツン子「ヘリコプター……3ヶ月前も、こうやって……」
ツン子「……」
3時間後
ガタ…ガタタタガタガタ…
ツン子「え?何、この揺れ…」
操縦者「う、うわぁ、トラブルだ!」
ツン子「え?ちょ…きゃああ!!」
操縦者「だ、だめだ、墜落する!!」
ブゥゥーーーーーーーンキーーーン……
ガシャーーーン

ヘリコプター、太平洋上であっけなく墜落
386 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 16:39:31 ID:VlumV+/r0
http://vippic.moo.jp/up/files/up16973.jpg

地図

ちなみに架空の世界なので、矛盾点は気にせずに
390 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 16:45:37 ID:VlumV+/r0
ザ〜〜ン
サァァァァァァ
ザザ〜ン…

ツン子「う……ここは……」
キョロキョロ
ツン子「生きてる……。」
ツン子「…あ…操縦士は……いない…無事だったのかな…?」

( ^ω^)「ツン子、起きたかお!?」

ツン子「……な、内藤君…。お、起きたのね!!」
( ^ω^)「うん、起きたお。あ〜もう一生分寝た感じwwww」
( ^ω^)「墜落してから、すぐ起きて…あれから2日ぐらい立ってるお」
ツン子「そ、操縦…」
( ´ω`)「…死んじゃったお」
ツン子「そっか……。そっかじゃないよ!!」
(;^ω^)「つ、ツン子…!落ち着くお…」
( ^ω^)「ブーンがいるから大丈夫だお」

ツン子「何が大丈夫よ!!私、あの日、あの日、酷い目にあったんだから!!」
400 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:01:14 ID:VlumV+/r0
( ^ω^)「知ってるお。ゴメンお……」
( ´ω`)「ブーンは情けないお……」
ツン子「そう思うなら、もっと悲しい顔してよ!」
ツン子「私、汚れたんだよ?あんたにあげる身体じゃなくなったんだよ!?」
(;^ω^)「……」
( ^ω^)「どんなのでも、ツン子だお。デレなツン子も、ツンなツン子も、ツン子だお」
ツン子「そんな事じゃないでしょ!!うわぁぁん…バカァ…」
(;^ω^)「……困ったお…」

ザ〜〜ン……
ツン子「ヒック…ヒック……」
ドサドサ……
( ^ω^)「バナナとマンゴーがあったお…。コレ食べて落ち着くお」
ごしごし…
( ^ω^)「はい、もぎたてマンゴー」
ツン子「……パク、モグモグ…」
ツン子「これからどうするつもり?」
( ^ω^)「無人島ライフを原始人のようにマンキツする」
ツン子「………」
( ^ω^)「サバイバーみたいに頑張ればいいお」
( ^ω^)「wwうはwwwwタノシミスwwww」
406 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:08:34 ID:VlumV+/r0
ツン子「バカみたい」
( ^ω^)「ここじゃバカが平均だお。無人島だし」
( ^ω^)「野生のネコも居るし、馬もいるし」
ツン子「ネコ?」
( ^ω^)「うん、ネコ。強暴だけどいるお…?」

ツン子「ほしいなぁ、サーバルキャット。」
( ^ω^)「………いやd」
ツン子「盗ってきて」
( ^ω^)「………」

ツン子「あ〜〜あの夜はさびしかったなぁ〜〜」
(#^ω^)「…わかったお、とって来るお」
ツン子「やったぁ〜〜。」

ガサガサ……
( ^ω^)「まったく、優しいのは今だけだお」
( ^ω^)「ネコちゃんネコちゃんでておいで〜〜」
415 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:17:22 ID:VlumV+/r0
4時間後

ツン子「おそいなぁ」
ガサガサ
( ^ω^)「ただいも」
ツン子「あ、おかえり。あ、ちゃんと抱きついてるじゃ〜ん」…ってそれ普通のネコじゃない?
( ^ω^)「サーバルなんとかじゃなくて、普通のネコが居たので…」
ツン子「………」
(;^ω^)「………」

ツン子「ま、いいか。ヨロシク、デレちゃん」
( ^ω^)「デレちゃん…(ネーミングセンスないお)」
ツン子「なぁんか言った?」
( ^ω^)「なんでもないです。はい」


こうして、本当の無人島ライフが始まった…
423 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:30:32 ID:VlumV+/r0
無人島ライフ1日目

ガシュ…ガシュ…ザ…ザ…
ツン子「…う〜〜ん……もう朝…?内藤君、何してるの?」
( ^ω^)「おはようだお、ツン子」
ツン子「穴なんて掘ってどうするの?」
( ^ω^)「ツン子用のおトイレを作ってるんだお」
ツン子「え?」
( ^ω^)ウンコしたら土をかけるんだお。一杯になったら、また作ってあげるお」
ツン子「う、うん。」
( ^ω^)「海で朝ごはん採って来るお。そこにある、かまどで火をたいてお」
ツン子「ら、ライターは?」
( ^ω^)「ないお。頑張って火を起こすお。」

試練:ツン子一人で火を起こせ

( ^ω^)「じゃあ頑張ってお」
ツン子「ちょ……」
427 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:39:43 ID:VlumV+/r0
ツン子「………たしか、内藤君の持ち物に、めがねがあったよな」
ツン子「……内藤君の黒い服……うわ!臭い!!」
ツン子「くぅ〜〜あのデブ…、何食って生きてるのよ…」

めがね、黒い服、木、草をツン子は用意した

ツン子「これで、光を服に集中させて……私って頭いい〜♪」



( ^ω^)「タコとったど〜〜!」
( ^ω^)「コバンザメとったど〜〜!!」
( ^ω^)「黄金伝説も、時には役に立つお!」
ザプン……ボコボコ
( ^ω^)「(おお、カラフルな魚もいっぱいだお…)」

ツン子「うふふ〜もう釜戸に火がついたもんね〜」
ツン子「服、燃えちゃったけど、まあいいか。内藤のだし」

ツン子「なんかここって、色々と人が住んでた後があるなぁ……」
ツン子「あとで探索行こうっと」
430 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:45:05 ID:VlumV+/r0
( ^ω^)「いっぱいとったよ〜〜。おお!火がついてる!」
ツン子「えへへ〜」
( ^ω^)「えらいおツン子。でもどうやったんだお?」
ツン子「アンタのネガネと、黒い服を使って……」

(#^ω^)「燃やしたのかぁぁぁぁ!!」
ツン子「しゃーないでしょ!!」

(#^ω^)「あああああVIPTシャツがぁぁぁぁ」
ツン子「あんた、すんごく臭いわよ!上半身裸で暮らしてよね!」
( ^ω^)「く、臭くなんか無いお!」
ツン子「臭いわよ。すんごいツ〜〜ンってしたんだしぃ」
ツン子「やっぱピザばっかり食ってるから……」
(#^ω^)「ま た ピ ザ か !」

ネコ「にゃ〜〜」
ツン子「お〜よちよち。いやでしゅね〜このヲタクはぁ」
(#^ω^)「ピキピキ」
ツン子「さ〜〜て、タコを焼こうか。」
ツン子「どうした?」
(;^ω^)「もう、怒るの疲れたお…」
ネコ「にゃ〜〜ん」
433 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 17:51:44 ID:VlumV+/r0
( ^ω^)「予備のメガネだから良いものの…ブツブツ…Tシャツは…」
ツン子「この魚まいう〜〜」
ツン子「塩が欲しいね〜〜いや〜でも旨い!」
( ^ω^)「(何がともあれ、元気出てよかったお)」


( ^ω^)「ぐえぇっぷ」
ツン子「あ〜美味しかった。」
ツン子「これからどーするの?」
( ^ω^)「ん〜?とりあえず、探索だお」
ツン子「洞窟とかあるかなぁ…あったらいいなぁ」
( ^ω^)「雨が心配かお?」
ツン子「それもあるけど」
ツン子「水が欲しいの。でも民家なんてないし…。水が作れない。塩も」
( ^ω^)「じゃあ水源も探すかお」
( ^ω^)「そーと決まれば、行くかお」
ツン子「デレちゃんは?」
( ^ω^)「連れてけないお。」
ツン子「ぶ〜〜」
438 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 18:02:09 ID:VlumV+/r0
( ^ω^)「結構でかい島だお」
ツン子「もう1時間はあるってるわ。な〜〜んにもないね」
( ^ω^)「人がいてもいいはずなのに……」
ツン子「あ、あれみて!民家だよ!」

( ^ω^)「人がいなくなってから大分経ってるみたいだお」
ツン子「そうだね…。でも、ほら風力発電所がある。」
ツン子「でも動いてないね……」
( ^ω^)「……2002年の新聞があるお」
( ^ω^)「2002年までは人がいたんだお……」
ツン子「なんでいなくなったんだろ」
ツン子「ほら、あそこにも民家が……。教会もある。」
( ^ω^)「どうしていなくなったんだお?何で??」
ツン子「ねえ、この包丁と、バケツもって帰ろう?」
( ^ω^)「うん……」

ツン子「あ、布団もいいかな?」
( ^ω^)「大丈夫かお?」
ツン子「うん」
( ^ω^)「そろそろ帰るか…」
446 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 18:22:34 ID:VlumV+/r0
ツン子「ねえ、あの民家で暮らすのはどう?」
( ^ω^)「ほへ?」
ツン子「だって、雨風は…」
( ^ω^)「……(そっちのほうがいいのかお?)」
( ^ω^)「とりあえず、一日考えるお」
ツン子「うん……」

無人島ライフ1日目終了

民家が10軒ある場所をみつけた
風力発電所を見つけた
包丁を見つけた
バケツを見つけた

( ^ω^)「………」
ツン子「スー…スー…」
( *^ω^)「かわいいお、ツン……チュ…」
ツン子「……(タヌキ寝入りも疲れる…)」
475 : ◆hpHY2nYSpA :2005/12/14(水) 20:48:08 ID:+k3DzBM10
無人島ライフ2日目

ゆさゆさ…
ツン子「ん……?」
( ^ω^)「起きるんだよツン子」
ツン子「んあ?」
( ^ω^)「昨日の場所にいくお」
ツン子「え?」
ツン子「じゃあ屋根のあるばしょで…」
( ^ω^)「そうだお。だから、早く支度するお」

( ^ω^)「出来た?」
ツン子「うん」
デレ「にゃ〜〜〜」
ツン子「デレも…」
( ^ω^)「うん、連れてくお。」
ツン子「良かったね!デレ。」
ツン子「家、綺麗にしなきゃね〜。」

ツン子「な、なんだか、し、新婚みたい/////」
(*^ω^)「ふひひひひひ」
560 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 07:06:51 ID:eLEePZ4m0
無人の村

ツン子「井戸はかれてないね。でも衛生面で大丈夫かなぁ…」
( ^ω^)「この家、小さいし可愛いし、他の家より全然汚れてないし…」
ツン子「ね〜どこの家にするのぉ?」
( ^ω^)「ここの家がいいお。二人にぴったりだお」
( ^ω^)「オーブンと釜戸は薪だけど、風力発電所が使えれば、電気も使えるはずだお」
ツン子「あ〜可愛いね〜。ねぇ、みて!寝室の窓、まる〜い!」
ガタ、ガタタ…
( ^ω^)「タンスの中の衣類も、シーツも虫食いもカビも…大丈夫みたいだお」
ツン子「じゃあ、ここにしよ?」
( ^ω^)「そうだね、ここにしようかお」

ツン子「じゃあわたしは、バケツとかに一杯水入れて、床掃除するから」
( ^ω^)「ブーンは風力発電所を見てくるお。もしかしたら動くかも…」
( ^ω^)「あと、薪も持ってくるお。教会の裏に、薪がつんであったし」
ツン子「わかった、じゃあ頑張ってね」

ツン子「よ〜し、頑張るぞ〜〜」
デレ「うにゃ〜〜ん」

( ^ω^)「たしか隣の家に、工具があったから借りようっと」
( ^ω^)「ブーン達だけの島にしてみせるお!!」

561 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 07:07:37 ID:eLEePZ4m0
( ^ω^)「村のハジに風力発電所があるなんて変なの」
( ^ω^)「よいしょっと…。さて、ヲタクの真髄を…」


ツン子「よいっしょっと!」
ツン子「5つぐらいのバケツでいいよなぁ……」
バシャ……バシャ……ベチャ!ザッシュ…ザッシュ…
ザッシュ…ザッシュ…
ザッシュ…ザッシュ…

2時間後

ツン子「ふう、家の床掃除終わり!さて、水をぶちまけてっと…」
ザパァァァ〜〜
ツン子「乾くまで放置!次は…窓と家具だな!」

( ^ω^)「結構…最近まで使ってたみたいだお……むぅ」
( ^ω^)「よし、あとはこの配線をどういれるかだお……」

2時間後

ツン子「やったぁぁ!家具、窓、綺麗!あとは洗濯と細々と掃除すればいいだけ」
ツン子「デレ、お嬢様も結構やる時はやるでしょ〜えへへへ〜」
デレ「ニャうん」
( ^ω^)「ただいも〜。お、綺麗だお!!」
ツン子「お帰り!あ、ちゃんと薪持ってきた!?」
( ^ω^)「一杯持ってきたお!」
ツン子「じゃあ、外において、洗濯手伝って!」
563 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 07:16:36 ID:eLEePZ4m0
バッシャバッシャバッシャ!
ツン子「脚で洗うの面白い!ね?」
( ^ω^)「うん!」

3時間後

ツン子「絞るのって大変…」
( ^ω^)「絞り終わったのは干しとくお」
ツン子「交代して〜手が痛い〜」
( ^ω^)「あいよ〜〜」

ツン子「家中の洗濯したから、いっぱいだね〜」
( ^ω^)「でも暑いからすぐ乾くお」
( ^ω^)「それよりお腹が減ったお…」
ツン子「そ〜だね。途中でとってきた果物でも食べようか」

( ^ω^)「南側に、畑があって、トマトとかなってたお」
ツン子「へ〜」
( ^ω^)「はす向かいの家の保存庫に、小麦もあったし。」
( ^ω^)「お米も合ったけど、ちょっと日本の米とは違うみたいだお」
ツン子「なが〜い米じゃなかった?」
( ^ω^)「そんな感じだったお」
ツン子「カレーとかに最適なんだけど……そんなの作れないだろうし」
ツン子「でも見て、この本、どうみても日本の本なの」

( ^ω^)「昭和……26年……ボロボロであんまり見れないお」
ツン子「日本人、住んでたのかな……?」
(;^ω^)「……」
565 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 07:31:49 ID:eLEePZ4m0
( ^ω^)「あ〜食った食った」
( ^ω^)「一休みしたら、釜戸に火を入れて、それからもう一度発電所にいくお」
ツン子「私は洗濯物取り込むね。寝室のマットレス、叩いて綺麗にしなきゃ」
ツン子「ふかふかのベットに寝れるのか〜やっと」
( ^ω^)「(元気でよかったお…このまま誰にも邪魔されなければいいのに)」

日本:ドクオ企業
部長「……原田、お前はクビだ」
原田「待ってください!まだあの三人が死んだとは…」
部長「内藤と綾小路(ツン子の苗字)両家が裁判を起こす準備をしている」
部長「こっちの非が多い面、不利になっている。」
原田「じゃあ裁判長を買収…」
部長「だれが、その費用を払う!!?」
部長「もう、お前は必要ない。」
原田「そんな……」

社長室
('A`)「で、裁判じゃなく、示談では幾らぐらいに…?」
藍野「12億前後……」
('A`)「金より時間が惜しいから、捜索費用+15億で片をつけてくれ」
('A`)「で、リゾートエルルの計画者の身の……」
藍野「クビで。」
('A`)「あっさりだな。」
藍野「無能な部下は要りません」
藍野「それに、原田の次席はもう決まっています。」
('A`)「これも君を罵った罰か?それとも……」
藍野「自分自身が、盾と矛という事をガキに教える教育ですよ」
藍野「他人を盾に使う者など、会社には……いりません」
('A`)「………」
567 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 07:52:39 ID:syhKTRRi0
ふたたび無人島

ツン子「よ〜し、ベット完了!」
ゴ…ゴンゴンゴンゴンゴン……
ツン子「??」
ツン子「あ、風車が動いてる!」

( ^ω^)「ツ〜〜ン!動いたお〜〜!ブレーカー上げてみてお!」
ツン子「は〜い!」
ガタ…カチ…
ツン子「電気のスイッチ……これだ」
パチ……

パ…パ…ポッ…

ツン子「つ、ついた。点いたよぉぉ!!」
( ^ω^)「wwwうはwwww」
ツン子「快適ライフだね!!」

( ^ω^)「あぁ…幸せだ……16歳にして、可愛い妻と……」
ツン子「ん?何か言った?」
( ^ω^)「なんでもないお」
ギュ
ツン子「ちょと、ちょ……だ、抱きつかないでよ」
(*-ω-)「やだ……」
ξ*゚-゚)ξ「………スケベ」
573 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 08:40:43 ID:syhKTRRi0
(*^ωξ゚听)ξ「……」

ツン子「そろそろ、寝ないと」
( ^ω^)「う、うん」
ツン子「変なこと、期待しないでよ?」
( ^ω^)「する」
( ^ω^)「だめ?」
ツン子「……」
ツン子「だめ。まだだめ。」
( ^ω^)「そうか……残念だお…」

ツン子「あ…。あんたに上げる身体なんて無いのよ!指一本でも触れたら怒るからね!!」
バシ!
(//)ω^)「……クスンクスン…」

ツン子「あ〜疲れた。」
( ^ω^)「フカフカだお、ベット」
ツン子「……もうちょっとあっち行ってよ」
( ^ω^)「無理だお」
ツン子「……お休み」

( ^ω^)「・・・・・・」
(*^ω^)「つ、つんこぉぉぉ!!」
バサ!
ツン子「きゃあ!何するのよ!」
600 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 11:43:40 ID:syhKTRRi0
バサ
( ^ω^)「し、静かに」
ツン子「なによ?」
(;^ω^)「外に人の気配がするお」
ツン子「え?だってここは・・・」
( ^ω^)「ツンは布団に包まってて。様子見てくるお」
ツン子「ヤダ、また一人はいや!」
ツン子「一緒についてく!」
( ^ω^)「じゃあぜったい物音立てないようにする?」
ツン子「うん」

ブーンは窓から外を覗いた。。。
男が何かを探し回っている様子がわかる。

(;^ω^)「どろぼーさん???」

もう一度覗く。。。
こっちにきてる!!

(;^ω^)「げ!!ツン子、寝室にいくお!早く」
ツン子「う、うん」

(#^ω^)「く、くるならこいお!」
604 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 11:55:12 ID:syhKTRRi0
(;^ω^)「・・・・・・」

ガチャ・・・
キョロキョロ

??「やっぱりいねぇなぁ。風車は動いてるのに・・・・・・帰ってきてないのか」
???「とうさ〜ん!こっちもやっぱり帰ってきてないよ〜」

( ^ω^)「(帰ってきてない???)」
( ^ω^)「(一か八か、姿を……)」
??「でもやっぱ発電所が動いてるって事はいるだろ。もうちょっと探すぞ!」
(;^ω^)「(きた!)」

??「お?なんだ?やけに綺麗に…」
ガタ
(#^ω^)「ぬおおおおおおお!!」
??「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
バキ、ボカ、ドカ、ベシ、ベキョ

??「うわぁぁぁ!た、たすけてくれ!」
(#^ω^)「な、なんだお!?貴様らは!」
???「と、父さんに何してるんだ!!」
(#^ω^)「む?」
(#^ω^)「うおぉぉぉぉぉぉぉ」
ツン子「ま、まって!バカ!」
607 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 12:09:03 ID:syhKTRRi0
しばらくして。。。

ツン子「ごめんなさい。あの?大丈夫?」
??「頭に当たってないから一応…な」
ツン子「あの、お名前は」
阿部「阿部だ。阿部仁太。今年で……60だ。阿部爺って呼んでくれればいいさ」
浩輔「お、おれは浩輔。呼び捨てで呼んでくれ」
ツン子「私は綾小路裡都子です。ツン子って呼んでください。本名、嫌いなので。」
ツン子「で、貴方たちを襲ったバカは内藤ホライゾン。ブーンって呼んでやってください・・・」
阿部「なんでおめぇら、此処に居るんだ?」
ツン子「話は複雑なんですが、簡単に言うと、ヘリが墜落して・・・」
ツン子「貴方たちはどうして此処に?ずっと住んでるんですか?」

阿部「ああ、おれは30から此処に居る。此処にいた日本人と結婚して・・・・・・」
阿部「此処は日本からとても遠い。だが日本人は多く暮らしていた」
浩輔「でも、2・3年前、漁獲量が減って、食べるのに困って・・・…」
阿部「殆どが日本にいっちまったわけさ…」
ツン子「だから、日本の物が……でも、貴方たちは此処に住んでないんですか?」
浩輔「河の辺りに、もう一つ集落があるんだ」
浩輔「でも、父さんと、オレと、嫁と、子供2人しかいないさ」
阿部「ああ、あとこの間、小さなボートで変な奴が来たな」
浩輔「うんそうだった。かなり傷が酷いんだけど、大丈夫そうな感じで…」
浩輔「やたらホモ臭いというか……綺麗な顔なのに」

ツン子「やたらホモ臭い……もしかして…」
( ^ω^)「ツン子〜縄ほどいてお〜〜」
614 名前: ◆hpHY2nYSpA :2005/12/15(木) 12:29:05 ID:syhKTRRi0
ツン子「もしかして…もしかして…」
ツン子「その人、蒼いつなぎ着てませんでしたか?」
阿部「あぁ、血で汚れてたが…なぁ?」
浩輔「うん。」
ツン子「うそ…生きてたの…兄貴…生きてたんだ…」
阿部「おいおい、どうしたんだ……?」

( ^ω^)「つ〜〜ん〜〜!!??」
ツン子「ちょっとまってぇ!!」
タッタッタッタ
パラ……
( ^ω^)「ふう、やっとほどけたお。」
ツン子「聞いて、内藤君!兄貴が、兄貴が生きてる!!」
( ^ω^)「またまた、そんな……」
ツン子「とりあえず、会いに行こう!!」
阿部「あいたいのか?」
浩輔「止めたほうが……」
( ^ω^)「なんでだお?」
浩輔「……殺気に満ちて……」
阿部「ありゃやばいな」
ツン子「でも、会いたいんです!ね?内藤君!?」
( ^ω^)「うん、会いたいお!」
阿部「どうなったって知らないからな…」
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