- 94 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
07:50:49.22 ID:rSiPWmQT0
- そうして最後の夏休みは終わっていった
僕は完全にツンに惚れていたお、ついに親友のジョルジュに激しい嫉妬を覚えるまでに
('A`)「ぶーん、今度の日曜カラオケいかね?」
( ^ω^)「いいお、ゲーセンばっかも疲れるおwwwwwwwwwwww」
当日
- 133 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:01:49.29 ID:iqvMyAtl0
- (#^ω^).。oO(さすがに目の前でイチャつかれると辛いお…)
(´・ω・`)「ぶーん元気ないね」
( ^ω^)「ごめん、なんでもないお」
( ゚∀゚)「俺そろそろ帰るわ〜」
ξ#゚听)ξ「え〜!?一緒に帰るんじゃないの〜?」
( ゚∀゚)「あ〜わりぃw」
バタン
- 134 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:02:32.89 ID:iqvMyAtl0
- (;^ω^)「相変わらずマイペースだお…」
ξ#゚听)ξ「もう!!」
ξ゚听)ξ「はぁ〜本当に意味わからないわ、それでも好きなんだけどw」
( ^ω^)「…。」
ξ゚听)ξ「ぶーん?」
( ^ω^)「カエルオ」
ξ;゚听)ξ「えっどうしたの?具合でも悪いの?」
( ^ω^)「大丈夫だお、ちょっとね(顔に出ないようにしなきゃ)」
ξ゚听)ξ「そ、そう、またね」
( ^ω^)「ウン」
バタン
- 135 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:03:47.82 ID:iqvMyAtl0
- ('A`;)「…ッッ、おいツン、お前ぶーんに何したんだよ?」
ξ;゚听)ξ「えっ、あたしは何も…」
(;´・ω・`)「ぶーんのあんな顔初めて見たよ」
何をやってるんだろう、自分勝手に嫉妬して、自分勝手に逃げて
自分が情けないお
- 136 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:04:50.29 ID:iqvMyAtl0
- そしてついに3学期
ξ--)ξ「はぁ…ついに高校もあと少しで終わっちゃうんだ…」
('A`)「そだな、この高校は大当たりだったな」
( ^ω^)「特に担任の先生がよかったお、あんな先生見たことねぇ!!」
ξ゚听)ξ「そうよね、あたしも先生大好きだわ」
('A`)「本当だな、中学とはえらい違いだ」
(´・ω・`)「それはそうと君たち」
一同「ん?」
(´・ω・`)「僕卒業したら留学しようと思うんだ」
- 137 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:05:22.90 ID:iqvMyAtl0
- (;^ω^)「な、なんだって〜!!!?」
('A`;)「ちょwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwww」
(;゚∀゚)「落ち着け!!日本ほどおっぱいの美しい国はないぞ!!」
(;´・ω・`)「いや、そんなこと申されましても」
突然の親友の告白、ショックだったお…
それでも残された少ない時間、僕はみんなと楽しく過ごしたお
そしてある日信じられない事が起こったお
- 141 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:14:51.65 ID:iqvMyAtl0
- ( ^ω^)「はぁ…今日もコンチェ繋がらなかったお、シンバル地帯うぜぇwwwwwwwwww」
その時携帯が鳴った
( ^ω^)「メール?ツンから…題名、ごめん??」
なんか今更言うのもなんだけど、あたしぶーんのことが好きだったみたい
本当今更言うなって感じだけど、ごめんね、まぁなんだ、言いたかった系w
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そんなバカな、僕にそんなことが起こるはずないお
でも、ツンがこんなタチの悪い嘘をつくわけがないお…
僕の脳は数分にわたり混乱の渦に巻き込まれていた
- 145 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:24:13.49 ID:iqvMyAtl0
- ( ^ω^)「ここまで言われたのに…黙ってるのは男じゃないお…」
僕は伝えた、ツンのことが好き、大好きだってことを
返事が来た、見るのが恐かった、勇気を振り絞り、本文を見た
そこには意外にもとても嬉しいと、予想をいい意味で裏切ることが書いてあった
なんで僕なんかを…?
当然の疑問だった中学のころから強烈に擦り込まれたマイナス思考
自分のいいところなんて見つかるわけが無い
彼女の返答は
色々あるけど、決め手になったのはやっぱ、ロケテの時、上着貸してくれたでしょ?
その優しさに胸キュンしたw
あー、別れ際、人生最大の選択ミスだったわけね
- 146 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:27:20.47 ID:iqvMyAtl0
- 次の日
(;^ω^)「今日は休みで本当によかったお、目を見てしゃべれないお」
( ^ω^)「だが暇すぎる」
そしていつものようにツンとメールしたお
( ^ω^)「最近呑んでないから呑みたいお」
ξ゚听)ξ「そうねぇ、あたしも呑みたいわ」
( ^ω^)「じゃあ呑むおwwwwwwwww」
ξ゚听)ξ「2人で?w」
(;^ω^)「えっ、僕は全然構わないけど、場所は?」
当時酒はコンビニで買って呑むのが当たり前だった
だが外で呑むには寒すぎる季節だった
- 153 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:32:52.61 ID:iqvMyAtl0
- ξ゚听)ξ「どこでもいいわよ?」
( ^ω^)「じゃあ僕の家に来るかお?wwwwwwwwwwwwwww」
正直冗談だった
ξ゚听)ξ「じゃ、決定ね」
(;^ω^)「ジョルジュにはきちんと言っといたほうがいいお」
ξ゚听)ξ「そうねwまぁどうせOKよ、ぶーんの事信頼してるからw」
確かに、僕はツンのこと好きだけど、襲うことなんて出来ない
僕に襲われるなんて、傷つくに決まっている
( ^ω^)「んじゃ、明日楽しみにしてるお」
- 154 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:35:08.76 ID:iqvMyAtl0
- 翌日
ピンポーン
(;^ω^)「は、はい?」
ξ゚听)ξ「ツンですけど」
ガチャ
(;^ω^)「よ、よく来たお」
ξ゚听)ξ「あ、お酒買って無くない?wwwwwww」
( ^ω^)「そういえばそうだおwwwwwwwwwwww」
いきなりのハプニングに緊張は少し和らいだ
それも束の間だったけど
- 156 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:36:15.16 ID:iqvMyAtl0
- ( ^ω^)「それじゃ呑むおwwwwwwwwwww」
ξ゚听)ξ「いただきま〜すw」
家には僕とツンしかいなかったお
それでも僕はまったく手を出せなかったお
そして程よく酔ってきたところで
ξ*゚听)ξ「そいえばビデオ借りてきたのよ」
( ^ω^)「ほぉ、なんだお?」
呪怨2
(;^ω^)「きめぇwwwwwwwwwwwwwwww」
- 158 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:38:46.10 ID:iqvMyAtl0
- ξ*゚听)ξ「ホラーおもしろいじゃんw」
(;^ω^)「僕は苦手だお、いや、見たこと無いけど」
ξ*゚听)ξ「さ、見よ見よw」
そして2人でビデオを見ながら酒を呑んでいたお
するとツンがやけに大人しいことに気が付いたお
( ^ω^)「ツン?なんか大人しいけど呑みすぎかお?wwwwwwwwwwwww」
ξ*--)ξ「・・・・・。」
ガバッ
(;^ω^)「・・・え?」
- 164 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
11:45:15.08 ID:iqvMyAtl0
もうだめだ
( ^ω^)「いただきます」
- 175 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
12:06:40.32 ID:iqvMyAtl0
- そうして僕らはやってはいけないことをしてしまった
しかし僕に後悔はなかった
(;^ω^)「じゃあ、家まで送るお」
ξ///)ξ「うん…」
気まずさはなかった、いつものようにしゃべっていつものように笑っていた
だけど、崩壊の日はすぐに訪れたお
- 183 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
12:19:24.25 ID:iqvMyAtl0
- 数日後
ξ゚听)ξ「ねぇぶーん、ジョルジュに、浮気したって言っちゃった…」
(;^ω^)「そうかお…確かに僕はやってはいけないことをしたお、しっかり謝らねば」
ξ゚听)ξ「ううん、相手がぶーんとは言ってないの」
(;^ω^)「え…」
ξ゚听)ξ「一緒にビデオ見てたら浮気のシーンになって…」
- 185 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
12:19:51.04 ID:iqvMyAtl0
- ( ゚∀゚)「浮気かぁ…なぁツン、もし浮気なんかすることがあったら、隠さずに言えよな、責めないから」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・。」
ξ゚听)ξ「実は…実はね…」
ξ゚听)ξ「というわけなの」
( ^ω^)「いや、はっきり言うべきだお、そこまで言ったのなら、本当のことを…」
( ^ω^)「ツンにだけ責任を被せるわけにはいかないお」
ξ゚听)ξ「ぶーん…わかったわ」
そして
- 188 : ◆qea3nP0EXI :2006/01/16(月)
12:21:46.84 ID:iqvMyAtl0
- ピンポーン
(;^ω^)「来たか…」
( ゚∀゚)「話がある」
( ^ω^)「わかってるお、本当にお前には悪かったお、反省はしてる、だけど後悔はしないお」
( ゚∀゚)「ああ、わかった。」
( ゚∀゚)「悪いな、ツンのことは諦めてくれ」
( ^ω^)「…ぃぃぉ」
( ゚∀゚)「え?」
( ^ω^)「僕はもういいんだお、僕のことは何も気にする必要はないお」
( ゚∀゚)「お前も辛かったんだな、悪かった」
( ^ω^)「こっちこそごめんだお」
じゃあまた、学校でな