- 今回のお題
・「活動資金」
・「スライム」
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- 2
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 01:50:42.04 ID:g1L17bpf0
- ( ´_ゝ`)「弟者ー」
(´<_` )「何だ兄者」
ニ=ダー亡き後、魔族の城のニ=ダーの部屋はサスガ兄弟のものとなっていた。
ベッドでごろごろする兄者が、チェアに座りながら膝に何かを乗せている弟者に話しかける。
( ´_ゝ`)「それ何よ?その膝の上の変なモノ」
(´<_` )「これか?パソコンだよ」
( ´_ゝ`)「ぱ……そ……こん……?」
(´<_` #)「兄者……この前異世界に視察に行った時に買ってきただろ?」
(; ´_ゝ`)「あ、『あのお方』から貰った活動資金をつぎ込んで買った奴か」
(´<_` )「ああ。今これを使って『魔法少女ワタナベ』の情報を整理しているのさ」
- 3
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 01:52:49.86 ID:g1L17bpf0
- カタ……カタ……とぎこちない動きでノートパソコンのキーボードを叩く弟者。
(´<_` )「ふふふ、情報戦を制する者が勝者さ……」
( ´_ゝ`)「時に弟者」
(´<_` )「何だ?」
( ´_ゝ`)「それ……何で動いてるんだ?」
(´<_` )「知らん」
2時間後、バッテリー切れの警告を発し、パソコンが止まった。
- 7
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 01:55:45.57 ID:g1L17bpf0
- *******************
―――――あらすじ
从'ー'从「あれれー?私のおべんとうがないよぉ?」
どこにでもいるごく普通のドジっ娘天然女子高生、渡辺。
しかし、彼女の真の姿とは!
ご近所の平和のために奔走する、正義の魔法少女『魔法少女ワタナベ』なのだ!
「从'ー'从はsnegな魔法少女のようです」第九話
*******************
- 9
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 01:59:19.06 ID:g1L17bpf0
- 从'ー'从「ただいまー」
部屋に帰ってきた渡辺は、通学カバンをベッドに放り投げると、部屋のクローゼットを開けた。
从'ー'从「ドクオー……」
(-A-)「zzz……」
クローゼットの中の、掛けられた服の下のわずかな空間に、屈強な男性が寝ている。
筋肉が隆々と盛り上がる体に纏うのは、
まるで中世ヨーロッパの、一般市民のイメージを抱かせるようなラフな服だった。
从'ー'从(まさか魔力が少なくて、インコにもなれないなんて……)
あの日以来、ドクオは一日の大半を眠って過ごしていた。
変身を無理矢理解いたはいいものの、
人間のままの姿のドクオを匿う事の出来る空間は、渡辺の部屋には少なかった。
从'ー';从(これじゃあ、いつかバレちゃうよぉ)
ジョルジュと戦ったあの日以来、渡辺はいつバレるかとひやひやして、家でゆっくり過ごせていなかった。
- 10
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:03:02.07 ID:g1L17bpf0
- *******************
从'ー'从「栄養剤なら……もしかして回復早くなったりするかなぁ?」
渡辺は帰り道、駅前の薬局に寄っていた。
普段は見向きもしなかった錠剤やドリンクを、真剣な眼差しで見比べる。
从'ー'从「あ、これいいかも」
从'ー'从「えっと、『「精泉 ビ○ビン液」に、マカ抽出液とイチョウ葉エキス、更にコエンザイムQ10を強化配合。』」
从'ー'*从「『精泉マカ○ンビンX』……うん、これなら効きそうだね!」
精一杯背伸びして、陳列棚の上の段にあるドリンク剤に手を伸ばす。
が、高校生離れした背の低さが災いして、あと少しの所で届かない。
从;ー;从「ふええぇぇぇ〜……」
その時、渡辺の後ろから伸びた手が、ドリンク剤を棚から取り出し、渡辺へと手渡した。
( ´_ゝ`)「はい、おぜうさん。これをご所望かな?」
从'ー'*从「あ、はい。ありがとうございますっ」
( ´_ゝ`)「なんのなんの」
渡辺は、ドリンク剤を取ってくれた男に感謝の意を込め握手をした。
从'ー';从「―――――!?!?」
- 13
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:06:42.05 ID:g1L17bpf0
- ( ´_ゝ`)「ん?どうしたんだいメーン?」
从'ー';从「いえ、何でもないです……」
从'ー'从(え、そんな……?まさか……)
从'ー';从(魔族の気配が……かすかにするよぉ、この人……)
今までに感じていた魔族の気配、それは生命を魔力で維持しているが故の独特のオーラであった。
ツンやジョルジュ、ニ=ダーはその気配がだだ漏れと言ってもいいほどのレベルだったが、
目の前の男の気配は、注意しないと感じ取れないレベルのものだった。
( ´_ゝ`)「……ふふ、立ち話もなんだし。公園にでも行かないかい?『魔法少女ワタナベ』」
从'ー';从「―――――!!なんで、私の事を……」
(´<_` )「おっと、ここでもめたら厄介だ」
いつの間にかもう一人、同じような顔の男が渡辺の後ろに回りこみ、手に何か魔法をかけた。
- 14
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:09:29.85 ID:g1L17bpf0
- 从'ー';从「え……!?」
(´<_` )「手首を魔法で縛らせてもらったよ」
( ´_ゝ`)「悪いねワタナベ。でも俺らには大事な事だからね」
从'ー';从「……………私に、何する気……?」
(´<_` )「なぁに、ちょっとした『お話』の時間だよ」
( ´_ゝ`)「おっと、自己紹介がまだだったな。俺たちは『サスガブラザーズ』、魔族さ」
(´<_` )「俺が弟者、そっちが兄者だ」
从'ー';从(わかんないよぉ……)
手が使えなくては魔法を放つ事も出来ない上、杖を取り出す事も出来ない。
サスガ兄弟に囲まれながら、渡辺は言われるがままに公園まで歩いていった。
- 17
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:12:15.50 ID:g1L17bpf0
- *******************
公園のトイレへ連れ込まれた渡辺。
魔法が使えない状態ではあくまで普通の女子高生である渡辺は、
サスガ兄弟に完璧に組み伏せられたいた。
从'ー';从「ふぇ……何がしたいの……?」
( ´_ゝ`)「なに、彼の居場所を教えて欲しくてさぁ」
从'ー';从「彼……?」
(´<_` )「ν速国魔法軍の兵士・ドクオ……奴はキミと並んで厄介だからね」
( ´_ゝ`)「どうやらジョルジュ戦でドクオは弱ってるらしいと聞いた」
(´<_` )「そこで、今のうちにワタナベとドクオを分離して徹底的に叩いてしまおうというわけさ」
( ´_ゝ`)bd(´<_` )「「流石だよな、俺達」」
渡辺を個室の便器に座らせ、足を開いたままで固定し、サスガ兄弟が渡辺に親指を立てる。
从'ー';从「……つまり、拷問したい、の?」
( ´_ゝ`)「おっと聞き捨てならないなぁ、ワタナベちゃん」
(´<_` )「別にちゃんと俺たちの質問に答えてくれれば、このまま開放するさ」
从 ー ;从「……いやだといったら?」
- 19
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:15:41.93 ID:g1L17bpf0
- サスガ兄弟の威圧に負けないように渡辺も睨み返す。
魔力で縛られた手首を何とか開放しようと、手をごそごそと動かしながら、抗っていた。
( ´_ゝ`)「そうだな……例えば、さっき薬局で買ったマカ○ンビン」
兄者が、包装を解いたドリンク剤を渡辺の目の前でちらつかせる。
その後ろでは、弟者がドレッシングのボトルのような容器を持っていた。
(´<_` )「これと、薬局で売っていたローションを混ぜて……」
( ´_ゝ`)「こうだっ☆」
ボトルの中の透明な液体に褐色のドリンク剤を流し入れ、兄者がパチンと指を鳴らす。
すると、ボトルの中の液体が光に包まれ、膨張し始めた。
从'ー';从「!?!?」
(´<_` )「魔法の即席スライム……コイツを使わせてもらおうかな」
膨張したローションを基にしたスライムは、にゅるにゅると渡辺の体を這っていく。
从;ー;从「ふええぇぇぇぇえええっ!?!?気持ち悪いよぉ……!!」
意思を持った動きを見せるスライムが、すぐに渡辺のセーラー服をローションまみれにしてしまった。
濡れて渡辺の体に張り付いた服が、渡辺の豊満な胸をより扇情的なものにしている。
- 20
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:18:59.20 ID:g1L17bpf0
- (* ´_ゝ`)「うはwwwww今夜のオカズケテーイ」
(´<_` #)「……兄者」
(; ´_ゝ`)「OK弟者、落ち着こう。正直スマンかった」
渡辺がスライムのなんとも言えないおぞましさに耐えている中、
サスガ兄弟は次の一手を使う。
(´<_` )「さてワタナベ、これでもまだドクオの場所を言わないか?」
从'ー';从「……当たり前だよっ……!!」
( ´_ゝ`)「ふーむ……さすが魔法少女ワタナベ、一筋縄ではいかないな。『あのお方』の言う通りだ」
从'ー';从「ふぇ……?『あのお方』……?」
从*///从「はああっぁぁあああ!?!?」
首を傾げたと思うと、いきなり渡辺の背筋にぞわぞわっとした感触が走る。
これは、渡辺が何度か味わった感触。
从*///从「ふぁ……あ……お……しり……」
(* ´_ゝ`)「YAHOOO!ローション浣腸だZE☆」
(´<_` )「このスライムは動くから触手も兼ねてるかな。もう一つオマケもあるが」
从*///从「あ……は……おしり……熱いよぉ……」
- 24
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:22:42.97 ID:g1L17bpf0
- うねうねと得体の知れない物体の動きをを腸壁で感じ、
渡辺は金魚のように口をパクパクさせながら、額に脂汗を浮かべる。
(´<_` )「さっきのマ○ビンビン……あれの効果を魔法でぐんと上げてやったのさ」
( ´_ゝ`)「媚薬かドラックと同じくらいの効果があるとは思うが……」
从*///从「ふぇえええっ!?や、あああぁっ……!!」
腸から体全体に広がる、ぞくぞくする熱。
渡辺の秘部は、触ってもいないのにすでに塗れていた。
(* ´_ゝ`)「お♪報告どおり、随分淫乱なようだねぇ?兄者うれしいよー」
从*///从「違……!!いんら……ん……じゃ!!ないもん……!!」
(´<_` )「まぁ説得力の欠片も無い訳だが」
渡辺は尻には今もスライムを受け入れ続け、肌はすっかり紅潮。
もじもじと足を閉じようとするが、濡れた股間はサスガ兄弟の目の前にさらされている。
从*///从「や、はあぁぁぁああっ……!!」
スライムが渡辺の腸内を動き、腹をかき回す。
かなりの量のスライムを受け入れたので、渡辺の腹が膨らみ始めていた。
从*///从「はああぁっ……苦しい……くるし……よぉ……」
- 26
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:28:07.33 ID:g1L17bpf0
- (´<_` )「素直にドクオをこっちに引き渡せば……今すぐ止めるよ」
从*///从「ふああぁっ……ダメ……だめだよ……ぉ……」
( ´_ゝ`)「……ふー、イケナイなぁ。こんなに全身塗らして……」
从*///从「ふああぁっ!」
口から涎をたらして悶える渡辺のアゴを、兄者がくいっと持ち上げる。
( ´_ゝ`)「こんなにやらしい顔晒して」
从*///从「あ……私……やらしくなんか……ふああああああっ!?!?」
渡辺の喘ぎ声のオクターブが上がる。
渡辺の体に纏わりついていたスライムが、全て渡辺の腹に収まったのだ。
(* ´_ゝ`)「こんなに腹膨らませて……これなんてエロゲ?」
从*///从「はああっ!!っあ……!!やめ……」
(´<_` )「兄者、本来の目的忘れるなよ」
(* ´_ゝ`)「おkおk、まかせんしゃーい!」
- 27
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:31:27.28 ID:g1L17bpf0
- 兄者が、ローションに濡れた渡辺の腹をさする。
从*///从「ふええぇえぇっぁぁぁ!?!?やめてっ!!やめてぇぇ!!」
(* ´_ゝ`)「ほれほれ、これでもまだ言わないか?」
从*///从「やああぁぁぁぁああぁあぁっ!?漏れちゃう、もれちゃうよぉっ!!」
軽く兄者が腹に刺激を与えるだけで、渡辺が悶える。
媚薬(?)の影響もあってか、早くも我慢の限界を迎える渡辺を、更に兄弟が攻め立てた。
(´<_` )「早く楽になりたくないか?お前にとってドクオはそんなに大事なのか?」
(´<_` )「ドクオのせいで、お前は処女を散らされた」
(´<_` )「他にも俺たち魔族のさまざまな辱めを受けているわけだ」
(´<_` )「しかも、ドクオからは今のところ何の見返りも無い……それでも、か?」
从*///从「あ……ぐぅぅぅっ……!!あああぁっ!?!?」
弟者が、限界状態の渡辺の精神を揺さぶる。
- 28
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:35:16.07 ID:g1L17bpf0
- (´<_` )「……そんな奴の事なんて、裏切ってもいいとは思わないか?」
从 ー 从「……………も」
(´<_` )「どうだ?」
从 ー 从「………で……も……」
从'ー';从「それでも……私はドクオを……裏切れないよぉ……」
从*///从「ドクオは……ドクオは……ああぁぁっぁああああ!?!?」
何かを言おうとした渡辺。
その時、兄者が渡辺の腹を深めに押し込んだ。
(* ´_ゝ`)「それー♪」
渡辺の最後の砦が崩壊する。
从*//д/从「ふわああぁぁぁぁあ!!ああぁぁぁああぁぁ!!でるぅっ!!でちゃうよおおぉぉ!!」
- 29
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:40:16.63 ID:g1L17bpf0
- *******************
从*///从「あ……は……あぁ……」
全てを腹から出し切り、スライムが便器に溜っている。
渡辺は軽く意識を飛ばし、大量のスライムが通過した尻の穴はピクピクと痙攣していた。
(´<_` )「……しょうがないな、兄者、あれやってくれ」
(; ´_ゝ`)「えー、いくら俺らが『フェイズ2』だからってそれは……」
(´<_` #)「と っ と と や れ」
(; ´_ゝ`)「……把握」
ローションと汗にまみれ、息も荒くぐったりとタンクに寄りかかる渡辺の目の前に、兄者が手をかざす。
( ´_ゝ`)「『意識誘導』……ぶっちゃけて言えば自白魔法か……」
(; ´_ゝ`)「これものすごく魔力使うのよね……ヤダヤダ」
兄者の手から淡い光が放たれ、渡辺が光に包まれようとしている。
その時、
- 33
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:44:04.08 ID:g1L17bpf0
- 从'ー'从「……あ」
(; ´_ゝ`)「ん?」
渡辺の意識が戻ってきていた。
渡辺は力を振り絞り、首からアクセサリーサイズにしてぶら下げて持ち歩いていた、魔法の杖を握る。
从゚ー゚#从「……はああああっ!!」
杖を握った途端、渡辺が光に包まれる。
光に飲み込まれたサスガ兄弟は視界を一気に遮られた。
(; ´_ゝ`)(´<_` ;)「「うわあああぁぁああっ!!」」
サスガ兄弟がやっと視界を取り戻すと、
そこにはフリフリヒラヒラの魔力甲冑に身を包み、デンと構える渡辺がいた。
从'ー'#从「『フ レ イ ム ア ロ ー』!!」
(; ゚_ゝ゚)(゚<_゚ ;)「「ぎゃああああぁぁぁああぁぁあぁぁああ!!」」
- 34
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:46:26.10 ID:g1L17bpf0
- *******************
????「……で、のこのこ帰ってきたと」
(´<_`メメ)「……お言葉ですが、今回は収穫ゼロではありませんでした」
渡辺の魔法で焼かれてボロボロのサスガ兄弟は、魔族の城の広間に戻って来ていた。
弟者が、ノートパソコンを広げ、渡辺のデータを読み上げる。
(´<_`メメ)「……特に性感はかなり高まっております。十分弱点となりえるかと」
????「ふむ……」
(;メ´_ゝ`)「どうか、もう一度チャンスをっ!!」
????「……チャンスならいくらでもやる。但し、成功のめどがつかなかったら……」
(メメ´_ゝ`)(´<_`メメ)「「ははあっ!!」」
サスガ兄弟が深々と頭を下げると、声はそれっきりしなくなった。
- 37
名前: ◆xHu6Zz1VAI
:2007/12/06(木) 02:49:08.62 ID:g1L17bpf0
- *******************
サスガ兄弟が去ったVIP公園のトイレ。
渡辺は一人、手を見つめたまま立ち尽くしていた。
从'ー'从「また……あの光が出たよぉ」
渡辺が追い詰められた時に発揮される、火事場の馬鹿力のような光。
从'ー'从「……これも私の魔法、なのかな?」
从'ー'*从「なら、名前付けなきゃ〜!!」
その後、この火事場の馬鹿力のような光の魔法は、
渡辺が三分間思案した結果、『わたなべ☆フラッシュ』と名づけられた。
新たな刺客にも負けるな、魔法少女ワタナベ!
お前のセンスもどうかしてるぞ、魔法少女ワタナベ!
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