- 346 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:28:09
ID:eo84MsPgO
(゚、゚トソン<あらすじ&人物紹介
概要:能力で戦う厨二を先生が説教で止めるんだけど今回章繋ぎだから先生あんま出ない。
( ´ー`):教師。説教で厨二依存を消すと能力を消せる。好きな動物は犬。
从 ゚∀从:純情前世ヤンキー。重力を操れる。好きな動物はアザラシ。
( ><):KYショタ。色んな重装を操れる。好きな動物はライオン。
爪'ー`)y‐:マセショタ。歌詞を心に響かせる。好きな動物はコアラ。
(*‘ω‘ *):ほんわかボス。人を洗脳出来る。好きな動物はモモンガ。
lw´‐ _‐ノv:よくわからん海賊団員。能力不明。好きな動物はラバ。
ハハ ロ -ロ)ハ:ツンデレ帰国子女。忍者の術が使える。好きな動物は虎。
( ´_ゝ`)(´<_` ):緊張感皆無とエセクール。光と影を操れる。好きな動物は兄者が猫、弟者が狼。
サンプラザ作者くん:チキン。中学の修学旅行で行った国会議事堂でカレー食べてる大仁田厚に会った。好きな動物は狐。
(゚、゚トソン「知りませんよ」
- 348 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:30:01
ID:eo84MsPgO
−廊下−
|゚ノ ^∀^)『ウフフ、お散歩は楽しいですわね、ミルナ君♪
私ついつい歌っちゃいますわ♪ この悲しみをどうすりゃいいのー♪』
( ゚д゚ )『レモナ様……これは散歩ではなく巡回です、気を引き締めてください。
ただでさえアジトに侵入者が入ったと連絡があったんでしょう? あと何故大迷惑なんですか。』
|゚ノ ^∀^)『もーっ、ミルナ君は相変わらずお堅いですわねーっ。
せっかくの非日常なんですから楽しみましょうよーっ♪』ギュッ
( ゚д゚ )『……レモナ様、胸が当たっております。歩きづらいです』
|゚ノ ^∀^)『あててるんですのよ。せめて怒ったり表情変えたりしてくださいな、寂しいです』
( ゚д゚ )『表情なんか変えたら貴女の「悪癖」が出るでしょう。わかってます、全てわかってます』
|゚ノ ^∀^)『あらパクリ。ハァ、ビロード君でしたらアワワアワワ言ってくれるのに……』
( ゚д゚ )『あ、レモナ様、前方に人影を発見しました。敵かもしれません、接近します』タッタッタ
|゚ノ ^∀^)『あら自分勝手。走るのはイヤですわね、のんびり歩くことにしましょう』トテトテ
|゚ノ ^∀^)『……ハァ、ビロード君に逢いたいなぁ……』フゥーッ
- 349 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:31:37
ID:eo84MsPgO
( ´ー`)先生の戦う生徒指導のようです
第十二話 『レモナミルナソンナコンナメロンパンナ』
.
- 350 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:33:22
ID:eo84MsPgO
- −理科室−
ハハ ロ -ロ)ハ「それじゃ、ウィークドッグの皆さんはワタシが図書準備室まで連れてきマスネ。
そこで皆さんを守ったりダベったりシマス。ワタシにぃ、むぁかせぇとケェイ!!」
(;´ー`)「あぁ、頼むヨ……鬱田と内藤も見つけ次第よろしく頼む」
ξ (*;゚∀゚)「チィ、何故アタシがツンおぶらなきゃなんねえんだ!
巻き毛がちょいちょい視界を遮る! 引っこ抜きたい!!」
( ∀( <●><●>)「いいじゃないですか、貧乳の担当は貧乳でしょう。適材適所です」
(*#゚∀゚)「よっしゃ、そんなに地獄が見たいなら望み通りぶち込んでやるよ。またんきもろとも」
从;゚∀从「お前ら仲良くしろや! つー、俺と全体的に似てんな!?」
( ´_ゝ`)「やっぱハロー1人じゃ大変なんじゃね? 弟者君、ついていってあげなさいな」
ハハ*;ロ Дロ)ハ「オ、オトジャ!? オトジャなんざ要らんわ、ノープロノープロ!!
んな、1人でもミッションいけるわ、何言ってんだ左向き高身長!!」
(´<_` )「光栄だし俺何も言ってねぇし」
- 351 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:35:59
ID:eo84MsPgO
ゾロゾロ )))(、'∋`)川゚д川ξ (*゚∀゚)( ∀(
<●><●>) ハハ*;ロ -ロ)ハノ イ、イキマスヨテメェラ
( ´_ゝ`)「ふぅ、さて、俺達はどうする? 大富豪でもする?」
(´<_` )「あ、大富豪ならローカルルール決めなきゃな。8切りとかやる?」
从;゚∀从「いや、トランプ持ってねぇだろ!!」
(;´ー`)「ツッコミどころもそこじゃネーヨ! 今後お互いにどうするか、だろ!?」
(´<_` )「まぁなー……照井やったったからには俺達敵同士だからなー……」
( ´_ゝ`)「せっかくだからやり合ってみるか?
フフ先生、俺のつっぱりを受けて土俵にいられるかな?」
(;´ー`)「相撲でやり合うの!? 土俵とかネーし、つーかお前ひょろひょろじゃネーか!!」
从 ゚∀从「……ふっふっふ……そーうはさせねえぜバカ兄弟共……」
(;´ー`)「……ハイン……? どうした、雰囲気が邪悪だヨ……?」
- 352 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:38:11
ID:eo84MsPgO
- 从 ゚∀从「テメェら、さっき言った『交換条件』は覚えてんな?」
(;´ー`)「交換条件?」
从 ゚∀从「はい、さっきツン探しに協力する代わりに、1つ交換条件を突きつけたんす。
さぁ言ってみろ、結果的はどうあれツンは見つけたぞ? 約束は守りなはれや?」ニヤニヤ
(;´ー`)「おぉ……ハインがまるでナニワ金融業みたいに……」
(´<_` )「仕方ないな、約束通り兄者の操を捧げよう。特別だぞ?」
(*´_ゝ`)「ウフフ……まだおぼこやけど弄んでおくれやす……」ハラリ
从;゚∀从「んな気色悪い要求してねぇよ!! 何ノリノリではだけてんだ兄者!!」
(;´ー`)≡≡「え、ハイン、お前、え、そんな、えええぇぇぇぇぇ……!?」サササッ
(*´_ゝ`)ドキドキ
从;゚∀从「イヤァァァァァ、先生がドン引きしとるぅぅぅぅぅっ!!!
誤解です誤解です、兄者テメェ何期待してんだ股間に重力かけんぞぉぉぉぉぉっ!!!」
(´<_` )「やだ、股間がキュッとなった」キュッ
- 353 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:41:03
ID:eo84MsPgO
- 从#゚∀从「てか、どーでもいーんだよおぼこだの股間に重力だのはよぉぉぉぉぉっ!!!
『ちんぽっぽを倒すまでは先生のために共闘する』!! これだろうが!!」
( ´_ゝ`)「あー、せやったせやった。てっきり汚されると思った」
从#゚∀从「汚れてんのはテメェらの性根だろうがよぉぉぉぉぉ!! ムキー!!」
(;´ー`)「どうどうどうどうどう! 野猿みたいになってる!!」
(´<_` )「てか、『ちんぽっぽを倒すまで』でいいのか?
どうせなら最後までときゃかましときゃいいのに」
( ´_ゝ`)「『ちんぽっぽを倒す』ってなんだかドMな香りがするよな」
(;´ー`)「兄者、お前今日下ネタしか言ってネーヨ!? お前はそれでいいのか!?」
( ´_ゝ`)「よくはないし後悔はしている。ああ、なんて品の無いこと言っちゃったんだ俺」
(;´ー`)「じゃあ黙ってろヨ! わりと真面目なシーンなんだから!!」
- 354 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:43:33
ID:eo84MsPgO
- 从 ゚∀从「ハッ、どーせそんな命令してもテメェら納得しねぇだろ? 優勝狙いだろうし。
だったら最終的に他の奴ら一緒に倒して、最後に決着つけた方がわかりやすいだろ」
(;´ー`)「……なるほど……まさかハインがそこまで考えていたとは……」
从*゚∀从「わはー、もっと褒めて撫でてくださぁい☆ キュンキュンキュン!」
(´<_` )「んー……でもなぁ……」
( ´_ゝ`)「いいんじゃねぇの? お互いに能力明かして最後に激突ってわかりやすいし。
今は7時半、時間は半分近く残ってんだ。ここで急ぐこともあるまい」
(;´ー`)「なっ……!! 兄者が比較的マトモなことを言っている……!! 不吉……!!」
从;゚∀从「先生下がってください、なんかの敵の能力で操られている可能性があります!!」
(´<_` )「安心しろ2人共、兄者は多分仲間だったヤツと最終的に争うって
なんかサスケみたいでカッケーwwwとか思っているだけだ」
( ´_ゝ`)「なぁ、俺って何? 信頼って何?」
- 355 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:47:31
ID:eo84MsPgO
- (´<_` )「まぁ、確かに理には適ってるしな。じゃあしばらくよろしく頼む」
从 ゚∀从「よし、血肉の髄まで先生に捧ぐつもりで励めよ!!」
(;´ー`)「そこまでじゃなくていい!! おっかネーヨ!!」
( ´_ゝ`)「よし、仲間になったところで何する? ポーカーでもする?」
(´<_` )「えー、俺ポーカーのルールあんまり知らねえんだよね。8切りある?」
从;゚∀从「いや、トランプ持ってねぇだろ!!」
(;´ー`)「デジャヴ!! それより、ビロードを探しに行きたいんだが……」
从 ゚∀从( ´_ゝ`)「ビロード?」(´<_` )キョトン
( ´ー`)「酷くね? 流石兄弟はまだしも、ハインがそっち側に回るの酷くね?」
- 357 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:51:27
ID:eo84MsPgO
- ( ´_ゝ`)「え、何でビロード探すんすか? アイツトランプ持ってるんすか?」
(;´ー`)「お前どんだけトランプやりてぇんだヨ!!
ビロードはずっと仲間として協力してくれてたんだが、はぐれちまって……」
从 ゚∀从「多分時空の歪みに巻き込まれて異世界に飛ばされてんだよ」
(*´_ゝ`)「え、なにそれかっこいい!! 夜明けの炎刃王っぽい!」
(;´ー`)「ネーヨ!! そんな急展開すぎる急展開ネーヨ!!」
(´<_` )「ビロードねぇ……大前と会ってなきゃいいけどな……」
从 ゚∀从「大前? レモナのことか?
そういやビロード、レモナが四天王って聞いた時イヤな顔してたな」
(;´ー`)「気になるなぁ……弟者、知ってるなら教えてくれネーか?
レモナとビロードに一体どんな因縁があるんだヨ?」
(´<_` )「あぁ……なんつーか大前はなぁ……ちょっとした『悪癖』がなぁ……」
- 358 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:54:06
ID:eo84MsPgO
−廊下−
(;´ ω `)「……ぐふっ……まさかそんな奥の手があるとはな……見くびっていたよ……」
(;><)「僕は1人じゃない……信じてくれる人がいる限り、僕は立ち続ける……!!」
(;´ ω `)「フフッ……流石だよ、『無敵重装戦士』……!!」ガクッ
(;><)「ショボン君、君は決して弱くありません。ただ僕が無敵だっただけです……!!」
lw´‐ _‐ノv「いやぁ、すげー戦いだった。間違いなくブーン系の歴史に残るほど壮大な戦いだった」
( ><)「シュールさん、これでカッコいいとこ見せられましたかね!?
これで空気系ブリッジギャグ要員を脱却出来ましたかね!?」
lw´‐ _‐ノv「余裕余裕、今の戦いがはしょられてでもなっていない限り余裕」
( ><)「はしょられるってwwwwwあんなに劇的な戦いにそれは無いですよwwwwwww」
lw´‐ _‐ノv「wwwwwwwwwwwwwwww米wwwwwwwwwww」
- 359 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:56:34
ID:eo84MsPgO
- はい皆様お疲れ様です、ここに来てようやく地の文です。作者が一番疲れてます。
いやぁ、それにしてもとんでもない戦いだった。黛ショボン、これほどまでとは。
途中で異次元に飛ばされた時はどうなることかと思った。誰がそんなこと予想出来ようか。
あとまさかアサピーがあんな形で殺されるなんて。クッ!
ていうかずっと思ってたんだけど、戦いの中盤あたりからずっとビロのズボンのケツ裂けてんのよね。
すげーなこのショタ、パンツモロ出しで『君は決して弱くありません(キリッ』。
なんだあのパンツの柄、なんでかたつむり柄なんだ。どこで売ってんだ、しまむら?
lw´‐ _‐ノv「まさか貴様、しまむらーか!!」
(;><)「あれ、ていうか地の文シュールさんなんですか!?
せっかくのメイン回なのに僕視点で話進めさせてもらえないんですか!?」
わーわーウルサいショタっ子よのぉ、君の口調だと地の文が面倒なんだよ。
そもそも地の文をやるということが何なのかね? それがメリットなのかね?
あ、メリットと言えばシャンプーだけど、そもそもシャンプーの成り立ちは……。
(;><)「絶対この人に地の文を任せてはいけないんです! 話が破綻するんです!」
- 360 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 20:59:17
ID:eo84MsPgO
- いやー、マジでイジり甲斐あるなコイツ。反応がいちいち初々しい。
トソンといいビロといい、やたら生真面目な天然さんが私は大好きだ。だが米の方が好きだ。
lw´‐ _‐ノv「残念だったな、貴様は米には及ばない!」
(;><)「何の話なんですか!? 会話に脈絡が無さ過ぎるんです!!」
lw´‐ _‐ノv「そんなことよりショボンでだいぶ時間使っちゃったね。これからどうするつもりよ」
(;><)「急にちゃんとしたこと言い出した! 僕の感情が弄ばれるんです!!」
私が1つボケるたび、ビロードは唾を飛ばして全力で打ち返す。
いやぁ、ボケ冥利に尽きるね。こういう存在がバラエティに1人は要るんだよね。
( ><)「そんなことよりシュールさん、さっきの戦いの途中に来たメールはなんだったんですか?」
lw´‐ _‐ノv「はいパッパラパー」
(;><)「流された! 軽く流されたんです!!」
- 361 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:02:28
ID:eo84MsPgO
- lw´‐ _‐ノv「まぁそんなことはどうでもええやないの。
それより待ってなさい、今先生とハインの居場所調べるから」
(;><)「謎は深まるばかりなんです……てかいいかげん知りたいんですが、
シュールさんの能力って何なんですか? ショボン君との時も使ってなかったし」
lw´‐ _‐ノv「お盆の時の割り箸刺したナス、あれ牛を表してるんだってさ」
(;><)「畜生、会話が通じないんです! 翻訳コンニャクが欲しいんです!」
ビロードのツッコミをヒョイとあしらって、私は『サーチ』に集中した。
全く、デリカシーってもんが無い。乙女の秘密を知りたがるなんて、スケベ!!
lw´‐ _‐ノv「つーかあーだこーだ言うなよ、これ結構集中力要るんだから」
(;><)「話をふっかけたのはシュールさんなんです!
僕は提示されたボケにツッコんでいっただけなんです!」
lw´‐ _‐ノv「はいはい業務的業務的。ちょっと黙っててマジで。
蒼空より高く雲より白く、愛より実りしコシヒカリよ……!!」ブツブツ
(;><)「ここにきて詠唱!? 今までやってなかったんです!!」
- 362 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:05:12
ID:eo84MsPgO
- 延々と連鎖していくボケツッコミの応酬。気分は餅つき。
うーん、やってる側としては楽しいけど、流石にそろそろちゃんとせなあかん。
そろそろボケも尽きてきたし、話進まないし。空気の読めるシュール。
lw´‐ _‐ノv「さて……どうやら先生もハインも合流してるみたいやね」ピーン
(;><)「本当ですか!? だったら僕も早く合流したいんです、ツッコミの数を増やしたいんです!」
どんだけフォローに飢えてんだ。やりすぎたにゃ、テヘッ☆
( ><)「ふぅ……でも良かった……やっと2人に会えるんです……」ホッ
lw´‐ _‐ノv「……」
そう言って息を吐くビロードの表情は心底安心したようだった。
ツッコミとかじゃなく、この短時間で先生とハインはだいぶ大切な存在になってるみたい。
元々ビロードはイジられ気質で気弱、ハインみたいな存在は一番苦手だったはず。
lw´‐ _‐ノv「いやぁ……人って成長するのねぇ……」シミジミ
(;><)「何故保護者のような目で僕を見るんですか!?」
- 363 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:08:15
ID:eo84MsPgO
- (;><)「それより2人の場所を教えてください、早く2人に会いたいんです!!」
lw´‐ _‐ノv「そう急くな急くな。でもさぁ、すぐには合流出来ひんと思うよ」
(;><)「えっ……どういうことですか!? まさか、また敵が……!?」ドドド
lw´‐ _‐ノv「いやぁ……敵では無いんだけどさぁ……ごにょごにょ……」ドドドド
(;><)「……あれ、ていうか何ですかこの轟音……」ドドドドド
ダダダダダ「「ひゃああああああああああああああっ!!!」」
≡≡≡≡≡(;^ω^)☆);'A`)☆);><)ドゴゴゴーン
「ぎゃああああああああああああああっ!!!」
lw´‐ _‐ノv「だが私は避けるぜ!」サッ
- 365 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:09:52
ID:eo84MsPgO
- えっと、わかりにくいので説明しまーす。「デブガリチビの玉突き事故」。以上!
ていうかみんな、事故現場って見たことある? 事後じゃなくて、事故が起こるその瞬間。
私初めて見たわ、大迫力だね。ついつい目が輝いちまうわ。
(;><)「あんぎゃぁぁぁぁぁ、痛いしお尻がなんか冷たいぃぃぃぃぃ!!!」ジタバタ
(;'A`)「ぐぉぉぉぉぉ、前からも後ろからもダメージがぁぁぁぁぁっ!!!
いつの世も痛い目見るのは中間管理職だぁぁぁぁぁっ!!!」ゴロゴロ
(;^ω^)「やべ、僕なんともねえ!! 2人共、なんかゴメン!!」
lw´*‐ _‐ノv「畜生、写メ撮り忘れた!! もっかいやってお三方!!」
(#);'A`(#)「テメェふざけんなよ!? 玉突きは中間の車が一番辛いんだぞ!?」プクーッ
(;^ω^)「ドクオが! ドクオが腫れによりアンパンマンみたいに!!」
lw´‐ _‐ノv「済まないドクパンマン、君に新しい顔はやれない……。
その汚れた顔で一生を貫いてくれ……クソッ……!!」
(#);'A`(#)「望んでねぇし、悔しがられると余計惨めだし!! そもそもドクパンマンじゃねえし!!」
やったー、おもちゃが増えたー。
- 366 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:13:03
ID:eo84MsPgO
- (#);><)「イテテ……ブ、ブーン君とドクオ君!?
何があったんですか、その股間のシミは何なんですか!?」サスサス
涙目で腰をさすりながら、ビロードは事故車両2台に尋ねた。
この子はいつでも絶妙なタイミングで被害者になるのね。おいしい。
(#);'A`)「そ、そうだ、2人共! 助けてくれ!! 追われてるんだ!!」
(;><)「追われてる……!? いや、それより股間……」
lw´‐ _‐ノv「いや、そうは言うがな。人間は誰しも何かに追われながら生きているもんだろがい」
(;^ω^)「そんな哲学的な話じゃないお!! それより早くしないと追いつかれる……!!」
( ゚д゚ )「追いついているけどな」
(;'A`)「ひゃんひゃぁん!!」ビクビクジョアァァッ
lw´‐ _‐ノv「『戦う生徒指導』でよくある登場シーンやね。パターン大事」
(;><)「そんなことより股間!! エンガチョなんです!!」
(;^ω^)「お前股間ばっかrドクオがまた漏らしたおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
- 367 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:15:48
ID:eo84MsPgO
- ( ゚д゚ )「……若内にシュール、倒れているのは黛か……。
都合がいいな、侵入者と未洗脳者を同時に捕縛出来、同朋も助けられる」ヌッ
河内ミルナ。冷酷無比、絶対零度の無感情。そんなクールガイに憧れてるただの14歳。可愛っ。
ただ、ヤツは無駄に意思が強いため、厨二発症からのかれこれ半年近く、無表情を貫いている。
そりゃもう能面の方が笑うレベルだ。彼を笑わそうとと名うてのお笑い事務所がざわついたとか何とか。
え? 第一話では汗かいてたって? う る せ え 。 察 せ 。
(;'A`)「う、うるせぇよ! こっちだって知りたくて知ったんじゃねえんだ!
誰が女性職員用トイレにアジトがあると思うか!!」
(;><)「え、アジトそんなとこにあるんですか!? そして何で入ったんですか!?」
(;^ω^)「いやぁ……僕もまさかコイツが女性職員用トイレにぶっこむとは……」
(;'A`)「あ、ズリィお前ズリィ! お前藤森みたいにカッコウィーとか言ったじゃん!!」
(;><)「まさに泥仕合なんです! 誰も得しない下品話なんです!!」
( ゚д゚ )「そんなことはどうでもいい、アジトを知られた時点で逃がすわけにはいかん」
へlw´#‐ _‐ノvへ「つーかお前せめて汗かくなりツッコむなりしろやぁ!! シャーッ!!」
(;><)「ワケわかんないところで感情を露わにしたんです!!」
('A`)「お前完全に状況説明係だな」
- 368 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:19:15
ID:eo84MsPgO
- こっち側のてんやわんやに眉一つ動かさずにミルナは敵意を示した。
なんだコイツ、せっかく愉快なコントしてるというにリアクションの1つも無い。
コイツ一番イジり甲斐の無いタイプだ! 私みたいなボケ倒しタイプの天敵だ!
lw´#‐ _‐ノv「止めてくれるなポカスカジャン! あのボケ潰しをリアクション芸人にしてくれる!」
(;><)「どういう仕打ちなんですか!? それに変なくくりに入れないでほしいんです!!」
('A`)「おぉ、さり気なくディスられた。童顔には見合わぬ毒舌」
( ^ω^)「僕らだけじゃなくポカスカジャン及びWAHAHA本舗にも失礼だお」
相変わらずボケ耐性のあるトリオ・ザ・コンプレックスはいい反応をしてくれる。満足。
それにひきかえあの人間肖像画のつまらないことたるや。せめて口閉じろや!
( ゚д゚ )y=-「さて、遊びはここまでだ。貴様ら4人共撃ち抜かせてもらうぞ」チャッ
lw´#‐ _‐ノv「なぁにどさくさまぎれにバトルパートに移行しようとしてんのじゃあぁぁぁっ!!!
そんなの許さんぞ、お前が頬にセミコロン浮かべるまでボケ続けるからな!!」
(;><)「なんなんですかこの一方的な対立関係!!」
- 371 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:21:29
ID:eo84MsPgO
- (;><)「そんなことより……ミルナ君、それが君の武器ですか……?」
( ゚д゚ )y=-「あぁそうだ、ピストルだ。意味不明な能力が飛び交うこの戦いじゃ頼りない武器だな」
そう自嘲混じりの発言をしながら、ミルナは私達4人から目を逸らさない。
くぅ、その眼力は舞台に立つ時非常にいいツカミになるのに。あな勿体無や。
(;><)/◎ ) =| )「そうですか……悪いですね、僕の武器は重装です。
そんなチャチな拳銃でどうにかなるような力じゃ……」ジャキッ
( ゚д゚ )y=-'、、、「ない、そう思っている時点でダメなんだよお前は」ダンダンダン
(;><)/ ◎ ) = | )「!!?」バラバラバラッ
(;'A`)「ぬぁっ、若内の重装が一瞬でバラバラに!? どういうことだ!?」ジョビジョバ
(;^ω^)「ドクオこそどういうことだお! 何故一瞬で股間をビチョビチョに、体質!?」
lw´‐ _‐ノv「お前ら楽しいな」
- 372 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:24:02
ID:eo84MsPgO
- ザ☆不健康ボーイズはさておき、バトル組に起きた事象は実に不可解だ。
ミルナは銃弾を数発放っただけ、それだけでビロの大掛かりな重装が分解された。
キレイな分解だ、きっとミルナに焼き魚あげたらキレイに食うんだろうな。
( ゚д゚ )y=-「お前らは人間離れした能力を欲して酔っているだけだ。俺は違う」
( ゚д゚ )y=-「人間離れではなく『人間のMAX』の力で異能力を駆逐する、それが俺の理想だ」
( ゚д゚ )y=-「それゆえ力に名前も無い。ただ直感や射撃テクなどが最大になっているだけだ」
( ゚д゚ )y=-「そのテクを利用してお前の重装の継ぎ目などを撃ち抜き、バラした、それだけのことだ」
(;><)「それって充分な厨二だと思うんです!! ひねた厨二だと思うんです!!」
lw´‐ _‐ノv「お、どうだビロがお前の設定のイタいところを突いたぞ?
さぁ、どうする? シャープかセミコロンか、お?」
( ゚д゚ )y=-「まぁ、否定はしないが非現実的な能力に陶酔するよりはまともだという自負はあるぞ」
lw´#‐ Д‐ノv「 だ ぁ か ぁ ら ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ っ ! ! ! 」シャァァァァッ
(;'A`)「AAデケェ!! 俺3つ分の幅じゃねえか!!」
- 374 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:26:47
ID:eo84MsPgO
- ( ゚д゚ )y=-「さぁ、それよりどうする? 巨大な機械に頼っているだけでは俺には勝てんぞ?」チャッ
(;><)「くっ……」
圧倒的優位ながら無表情を崩さず、ミルナはビロな銃を突きつけた。
もーぅ、せめてドヤ顔とかしろや! ドヤッて括弧外に出せや!!
(;'A`)「ヤベェ、ミルナ強すぎる! 俺の股間も湿りすぎる!!」
( ^ω^)「もうお前黙れよ」
(;'A`)「せめて『お』付けてくれや!! こっちはボケを挟んで状況を緩和してんだぜ!?」
ワオ、コイツら下劣。ヨゴレ芸人もビックリだね。
lw´‐ _‐ノv「……うーん……」
- 375 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:29:50
ID:eo84MsPgO
- さて、どうしやしょ。私としては今でも楽しいが、このままだとこの3人全員ミルナに捕まる。
コイツらはイジればイジるほど響いてくれるから、私としては捕まったら面白くはない。
だけど、ここで能力さらけ出しちゃうのもなー。トソンに叱られるからなー。
顔真っ赤にして涙目のトソンが必死で怒る姿をニヤニヤしながら堪能したいからなー。
lw´‐ _‐ノv「よし、この状況を打開するための方法は1つ! デブガリ、撃たれろ!」
(;^ω^)「もっと何かあるんじゃないかお!? 他人事だからってツラいお!」
lw´‐ _‐ノv「はいはい死人に口無し。大体狙われてんのお前らだけやん、私ら部外者ぷっぴー」
( ゚д゚ )「貴様らさっき鬱田がアジト言った時聞いてただろう。逃がさん」
lw´#‐ _‐ノv「ガッデム! 鬱田お前は本当にガッデムだなガッデム!!」
('A`)「あぁもういいや、もっと罵れ。唾を浴びせかけて俺を育てろ」
(;^ω^)「開き直った!! やだ、友達が怖い!!」
(;><)「そんなやりとりの横で銃を突きつけられてる僕の身にもなってほしいんです!」
(´ ω `)(そのさらに横に気絶してる僕がいるんだけどいないものとして扱われてるね)
- 376 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:32:10
ID:eo84MsPgO
- ( ゚д゚ )y=-「さて、もう気は済んだか? まずは鬱田、お前からだ」チャッ
(;'A`)「え、どして!? 流れ的に対峙してたビロードじゃねえの!?」
(;><)「こっちとしても予想外なんです! えっと、なんかごめんなさい!!」
( ;ω;)「ドクオ、お前のことは忘れないお!
ドクオが一時期ふかわりょうを本気でリスペクトしていたことは忘れないお!!」
(;'A`)「他にも思い出あるだろうよ!! やだもう助けて、もう尿は枯渇してる!!」
lw´‐ _‐ノv「なんか助けたくないよね、どっか行かね? 米粉パンとか食いたくね?」
(;><)「それは流石に良心が許さないんです!! 米粉パンも無いし!!
でもどうしましょう、僕の重装はミルナ君には通じませんし……」
ビロは優しいねぇ、見捨てれば逃げられるかもしんないのに、圧倒的不利に立ち向かうかい。
その判断はぶっちゃけアホだと思う。だけどさ、バカなヤツが私は大好きだ。
トソン、ニダー、モララー、先生、ハイン、ブーン、ドクオ。
みんな大好きな楽しいバカだから、私を楽しませてくれる。
楽しきゃ何でもいいんだよ、何だって、何事も。私は刹那主義だから。
- 377 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:34:24
ID:eo84MsPgO
- ( ゚д゚ )y=-「安心しろ鬱田、殺しはしない。ただ足を撃ち、動きを止めるだけだ」
(;'A`)「お前ガチすぎるんだよぉぉぉぉぉボケろよぉぉぉぉぉ!!!」
<( ^ω^)ピシッ
(;'A`)「テメェ何完全に死地に向かう仲間見送る感じで敬礼してんだデブぅぅぅぅぅ!!!
アイヤー、男に痛めつけられて悦ぶ趣味は無いんだぁぁぁぁぁっ!!!
イヤァぁぁぁぁぁっカーチャぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁン!!!」
(;><)「そうこうしているうちに鬱田君が大ピンチなんです!!
こうなったら『歯車王』を使うしか……!!」
lw´‐ _‐ノv「いいよとっとけ。それさっきショボンに使ってたろ、だいぶ疲れてたやん」
(;><)「でも、このままじゃ、鬱田君が!! 尿漏れ虚弱体質こと鬱田君が!!
いくら小便小僧で顔面ハンデキャッパーでも、生きる資格はあるんです!!」
lw´‐ _‐ノv「お前一番ヒドいな。まぁ安心せぇや、今『サーチ』した。
ミルナを止める人間がめちゃくちゃ近くにおるで」
|(*><)「えっ!! それってまさか、先生達……!?」
- 378 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:36:32
ID:eo84MsPgO
- lw´‐ _‐ノv「いや……そうじゃなくてさ……君的にはピンチかもしれないけど……ゴニョゴニョ……」
|゚ノ(;><)「どういうことですか、助けてくれるなら味方じゃないんですか!?
はっきり言ってください、近付いているのは誰なんです!?」
lw´‐ _‐ノv「よし、とりあえず振り返れ。話はこれからだ」
|゚ノ ^∀(;><)「はっ!? 振り返れって何ですか、そんな真後ろにいるわけじゃあるまいし……」
|゚ノ ^∀^(>< )クルッ
|゚ノ ^∀^(>< )←顔面距離数センチ
|゚ノ ^∀^( >< )
.
- 381 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:40:06
ID:eo84MsPgO
|゚ノ ^∀^)「私レモナさん。今アナタの後ろにいますわ」
(><;)「ほんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
(><;)「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
(;>< )「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
lw´‐ _‐ノv「うるせっ」
- 382 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:42:38
ID:eo84MsPgO
- 大前レモナ。サラサラの金髪といつでも絶やさぬ笑顔が特徴の彼女は、
実家はアホみたいな巨大製薬会社代表取締役というお嬢様だ。絶対ペルシャ猫飼ってる。
そんなお嬢がショタの背後に音もなく忍び寄る。なんかエロゲ感が凄い。
えげつない衝撃を受けたビロードは、腰を抜かして床にへたり込んだ。
:(;><):「あ、あ、あ……な、な、な……れ、れ、れ……!?」ブルブルブルブル
すげぇ、何言ってんのかわからん。あなれ?
|゚ノ ^∀^)「ウフフ、やっと逢えましたわねビロード君。
相変わらず素敵なリアクションですわね、惚れ惚れしますわ」
lw´‐ _‐ノvb「ほうお嬢よ、お前もビロードのリアクションに目をかけてたか。筋がいいな」グッ
|゚ノ ^∀^)b「あらありがとうございます、こちらこそ価値観を共感出来て嬉しい限りですわ」グッ
(;><)「なんか個人的には嫌な打ち解け方なんです!!」
( ゚д゚)y=-('A`)「そして今そういう和やかムードを醸し出している場合なのかな?」
(;^ω^)「あっやっべ、この立ち位置じゃ僕が空気になりかねんお! ブーン系の顔のこの僕が!」
(´ ω `)(僕もブーン系メインのはずなんだけどなー。携帯の顔文字で出るし)
- 383 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:44:46
ID:eo84MsPgO
- )))|゚ノ*^∀^)「ウフフ、それはさておき探しましたよビロード君。まさかこんなに逢えないなんて。
私についてきてください、洗脳という形ですが一緒にいれますわ」グイグイ
(;><)(((「イヤなんです来るななんです寄るななんですヒィィィヤァァァァ!!!」ズリズリ
にじりよるレモナに対して、ビロードは腰を抜かしたまま後ずさる。ズボン摩擦で傷むぞ。
('A`)「むぅ、何でビロードはレモナをあんなに嫌がるんだ?
セレブでデレデレなお嬢に迫られるなんてまたんき辺りが血涙流して望むパターンなのに」
( ゚д゚ )y=-「……全ては、レモナ様の『悪癖』が招いたことだ。
若内にとっては不運としか言えないが……」
('A`)「悪癖? どういうことだ、詳しく聞かせてもらおうか」
( ゚д゚ )y=-「あぁ、実はレモナ様はな……」
(;^ω^)「すげぇ、銃を突きつけてる人と突きつけられてる人が普通にトークしてるお!」
lw´‐ _‐ノv「ここいらで一旦場面転換しまっしゅ」
(´ ω `)(ははーん、さては僕延々と目覚めどころ無いな?
ショボーン)
- 384 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:46:35
ID:eo84MsPgO
−理科室−
(´<_` )「レモナは知っての通りハンパねぇお金持ちだ。
『レモナには 買えない物は
レモナだけ』と詠まれるほどの金持ちだ」
(;´ー`)「誰が詠んだんだヨ、その妙に深い一句」
(´<_` )「今年に入るまで小銭を見たことがなく、一円玉をみた衝撃でアヘ顔晒したという」
从;゚∀从「それは金持ちのレベルなのか!? ウチ庶民だからわかんねえ!!」
( ´_ゝ`)「こりゃ風呂場はライオンの尻からお湯が出るヤツだな」
(;´ー`)「口からな!? どんな悪趣味な大富豪もそんな不潔な設備整えネーヨ!!」
(゚<_ ゚ )「だがしかし、そんな社長令嬢という恵まれた環境こそが、
レモナの『厨二病』を育んでしまう要因となったのじゃぁぁぁぁぁっ!!」クワッ
(;´ー`)「目が見開いた!! やだこわい!!」
( ´_ゝ`)「いつもの弟者じゃない」
- 386 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:50:59
ID:eo84MsPgO
- (´<_` )「兄者よ、レモナのおとんがどこのシャッチョサンなのかは知っているな?」
( ´_ゝ`)「ああ、確か日本有数のおくすりメーカー・モーナ製薬だろ?
あの会社の陰から白い『( ´∀`)』がたくさん飛んでくるCMでお馴染みの」
(;´ー`)「よくお馴染みになれたな、そんな気色悪いの」
从 ゚∀从「大体スマスマ見てるとそのCMやってんだよな。どこに需要があるんだろう」
(*´_ゝ`)「モーナ♪ モーナモーナ♪ モーナ♪ モーナモーナ♪
モーオーナーせーいやーあくーぅ♪」(あのリズムで)
(´<_` )「そう、製薬会社だ。ありとあらゆる薬品を取り扱う会社。
もうこの響きだけで厨二にとっちゃゾクゾクするだろう」
(;´ー`)「……あ、なるほど、レモナの厨二病って、そういうタイプの……」
- 387 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:53:41
ID:eo84MsPgO
- (´<_` )「そう、レモナは幼い頃から薬学に没頭する父を見て育った」
(´<_` )「多分書斎あたりに薬学関係の本がたくさんあるだろうし、実際に薬も見ただろう」
(´<_` )「薬品、化学反応。ちょっと賢く振る舞いたい年頃にはまさに魅力の宝庫だ」
(´<_` )「そして14歳。様々な薬学知識を人並み以上に得たレモナは、とある厨二病にかかった」
(´<_` )「そう、それこそが理系のヤツが陥りやすい厨二病……!!」
(´<_` )「『薬品とかすげぇ知ってる俺インテリっぽくてかっけえwww』系厨二だ!!」ダダーン
(;´ー`)「ネーミングセンスひでぇな!!」
( ´_ゝ`)「エンッ」
- 389 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:56:10
ID:eo84MsPgO
- (´<_` )「そう、レモナは極度の薬学オタクだ。ドラッガーだ。
噂じゃ『黒の教科書』を穴があくほど熟読したらしい」
(;´ー`)「マジであるの!? 『黒の教科書』ってマジであるの!?」
( ´_ゝ`)「そういやアイツ春の委員会決めで嬉々として保健委員に名乗り出てたな。
部活も科学部だし。ポケットマネーで謎の薬品をどんどこ学校に寄贈したとか」
从 ゚∀从「アイツたまに自前の白衣とか着てドヤ顔してくるもんな。
理科の実験で同じ班になった時、あまりに興奮しすぎて鼻息でアルコールランプの火が消えた」
(´<_` )「風の噂じゃ実は本来の年齢は100をとうに越えているが、
若返りの秘薬により若い姿を維持しているとかなんとか」
(;´ー`)「うん、少なくとも最後がガセビアであることはわかった! オカルトすぎるわ!」
(´<_` )「えー、でもニダーから聞いた確かな情報だぞ?」
(;´ー`)「嘘じゃん!! ソースからしてもう嘘じゃん!!」
( ´_ゝ`)「ニダーがソース。なんか辛そうだな」
从;゚∀从「横槍を挟むな!!」
- 391 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 21:58:17
ID:eo84MsPgO
- (´<_` )「そんなわけで、思春期にお金を与えるとろくなことにならないという結論です」
(;´ー`)「え、そんな終着点!? 最初からそこ目指してたっけ!?」
从 ゚∀从「つーかさ、それがビロードと何の関係性があんの?
ただの薬品オタクならあのミニマムを追っかけ回す理由が無いじゃん」
(´<_` )「関係性は無い」ズバッ
(;´ー`)「言い切った!!」
从;゚∀从「ちょっと待て、じゃあ今までの時間何だよ!! 解説に費やした時間何だよ!!」
(´<_` )「まぁまぁさえずるな。俺が話したのはあくまで大前の『厨二病』についてだ。
大前が個人的に持っている『性癖』については話してない」
(;´ー`)「性癖?」
(´<_` )「ああ……ある意味厨二以上に厄介な、レモナの『悪癖』はな……」
( ´_ゝ`)「ここでスタジオにお返ししまーす」
- 395 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:01:24
ID:eo84MsPgO
−何度も言うが廊下−
|゚ノ*^∀^)「ビロード君、今日こそホルマリン漬けになってくれますわね?
怖がらなくても大丈夫です、ずっとちみっこいままのビロード君でいられるだけですから」ホクホク
(;><)「断固拒否なんです、僕は素肌に皮ジャンの似合うワイルドガイになるんです!!」ビクビク
|゚ノ*^∀^)「ああぁぁぁぁぁもぉぉぉぉぉ、顔真っ赤にして嫌がる姿かーわーいーいーっ!!!」スリスリスリスリ
(;><)「ヒィぃぃぃぃぃ、頬が擦り切れるんですぅぅぅぅぅっ!!!」
(;'A`)「……ショタコン……?」
( ゚д゚ )y=-「そう、ショタコン」
(;^ω^)「薬学マニアに重ねてーの?」
( ゚д゚ )y=-「ショタコン」
lw´‐ _‐ノv「ビロとレモナは同い年にも関わらず?」
( ゚д゚ )y=-「ショタコン」
- 397 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:03:41
ID:eo84MsPgO
- (;'A`)「……ショタコンってあの、ギザとかマミタストゥットゥルーとかいう……」
( ゚д゚ )y=-「それはしょこたんだ」
(;^ω^)「あの、ヤンキーの車とかによくある、ボディが地面スレスレの……」
( ゚д゚ )y=-「それはシャコタンだ」
lw´‐ _‐ノv「あれだろ? 昔コロコロとかによく載せてた、Wiiリモコンコスプレでお馴染みの」
( ゚д゚ )y=-「それは……すまん、誰だ。知らん」
lw´#‐ _‐ノv「ピョコタンだろうが!!」クワッ
(;'A`)「誰がわかるんだよ!! 一部のまんがマニアくらいしか知らねえよ!!」
|゚ノ ^∀^)「ショタコンとは、少年を対象に抱く愛情・執着のこと、
またはそのような感情や好みを持つ者のことを指す造語。
正太郎コンプレックスを語源とする。ショタという略称も使われる。
なお正太郎とは、アニメ・鉄人28号に出てくる少年、金田正太郎のことである」
(;><)「まさかの本人がここぞとばかりに完璧な説明をしたんです!!」
- 398 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:06:40
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ*^∀^)「ウフフ、さぁ皆さんが理解をしたところで早速漬かりましょうか。
ほら、勇気を出して。私と契約してホルマリン漬けになってよ!!」グイグイ
(;><)「本家よか質が悪いんです!! 僕に寄るな触るななんですぅぅぅぅぅっ!!!」ズザザザ
物凄いパクリをかましながらショタに迫りゆくショタコン。
ちんぽっぽはあれかな? 3組の変態女子ツートップをはべらしたかったのかな?
そしてそんなカオスを横に、銃を突きつけてる人とられている人は世間話してる。その他の人は太ってる。
lw´‐ _‐ノv「ていうか今思えばだけどミルナさ、お主もなかなかちっちゃいよね。
ビロードとフォックスよりは大きいけど。まさか? いや、まさか?」
( ゚д゚ )y=-
:( д ):y=-「……察せ……!!」プルプル
(;^ω^)「ミルナが辛そうな表情を! 鉄仮面ミルナがトラウマを思い出すかのような表情を!!」
(:'A`)「ちょ、引き金に指を付けたまま震えるな! 気が気じゃないぜ!!」
lw´‐ _‐ノv「すまねぇミルナ、お前やっぱ面白ぇや。お前がレモナに仕えてるという事実が面白ぇや」
|゚ノ ^∀^)「あー、あとはフォックス君がいれば私の黄金トライアングルが揃うのに」
(;><)「フォックス君逃げてぇぇぇぇぇっ!! 色んな意味で逃げてぇぇぇぇぇっ!!!」
- 399 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:08:41
ID:eo84MsPgO
- いやぁ、すごいね。何かしら恵まれた人はろくな性癖を持たないね。
流星舞踏会(笑)といい、ペロペロおばけといい。なんだこのクラス。
lw´‐ _‐ノv「なるほど、つまりビロードさえ引き渡せば我々はスルーというそういうわけだな」
(;><)「どういう訳なんです!? 今までそんな描写1ミリたりとも出なかったんです!!」
|゚ノ ^∀^)「あ、それ名案ですわね。流石はシュールさん」
(;><)「ハァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!??」
<( ^ω^)<lw´‐ _‐ノv<('A`)ビシビシビシィッ
(;><)「ここにきて何という連帯感を見せてやがるんですかぁぁぁぁぁっ!!!」
( ゚д゚ )y=-「レモナ様の案とはいえそうはいかんな、アジトを知ったものは逃がせない」チャキッ
(#^ω^)lw´#‐ _‐ノv(#'A`)「「「乗れよぉっ!!!」」」クワワワッ
(;><)「マジでいつ養ったんですかそのチームワーク!?」
|゚ノ ^∀^)「一糸乱れぬとはこのことですわね」
- 400 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:11:35
ID:eo84MsPgO
- あーもー、やっぱりノリ悪ぃな三白眼!! せめて「!!?」とかやれや!
ショタのクセにそんなんだからショタコンが食いつくんだぞ!! 気をつけぃ!!
|゚ノ ^∀^)「まぁいいじゃないですかミルナ君、結論を急ぎすぎるのは貴方の悪い癖ですわよ?」
おっ、いいぞレモナ、そのまま説得しておくれやす!
いやぁ、ノリのいいお嬢様っていいね、親近感湧くね。ド変態だけど。
( ゚д゚ )y=-「レモナ様、しかし……」
|゚ノ ^∀^)「ミルナ君、半ズボンはもう用意してありますのよ」
( ゚д゚ )y=-
;( д );「……レモナ様の……仰せのままに……!!」
屈した!!
lw´‐ _‐ノv「半ズボンならアイスキャンデー持たせたいな」
|゚ノ ^∀^)「あ、それ採用ですわ」
(#゚д゚ )「細かいディテールを決めるな!!」ワァッ
怒鳴った!!
- 401 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:13:25
ID:eo84MsPgO
- lw´‐ _‐ノv「よっしゃ、君が代わりに半ズボンを履いてくるのだ」
(;><)「イヤだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! ヴィンテージジーンズとか履きたいぃぃぃぃぃっ!!!」
しょうがない、これはしょうがないよビロード君。君が犠牲になれば村が救われるんだ。
だから誇りを持って生贄になってくれ! ショタ神様の生贄に!!
|゚ノ ^∀^)「ウフフ、ビロード君、早とちりですわよ。貴方も逃げていいんですのよ?」
(*><)「えっ、マジですか!? 色欲の権化にしか見えなかったレモナさんが天使に見えるんです!!」
|゚ノ ^∀^)「構いませんわ、私も鬼じゃありませんし。嫌がられ続けるのもイヤですしね」
lw´‐ _‐ノv「えーっ……」チェッ
(;><)「そっちは何故に残念そうなんですか!? 全員無事でハッピーじゃないですか!!」
いやぁ、そうなんだけどさー。なんか面白くないわなー。
こっちとしてはホクホク顔のお嬢に引きずられる涙目のショタっ子を見たかったんだよなー。
それはちょっと物分かり良すぎるぜショタ神様ー。ちょっと待ってくださいよー。
- 402 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:16:00
ID:eo84MsPgO
- (;'A`)「な、なにはともあれ、俺達はどっか行っていいんだな? ドロンパ!」
(;^ω^)「見逃してくれるならすぐ逃げるお、ミルナが未だに名残惜しそうに銃口向けてるし!」
( ゚д゚ )y=-
すっかり存在を忘れてたデブガリがこっそり逃げたがる。それを狙う鉄面皮。
まぁ、コイツら能力無いんだもんな。もう一刻も早く逃げたいだろうよ。
(;><)「と、ともかく! 僕達4人を見逃してくれるんですね!?」
|゚ノ ^∀^)「えぇ、その通りですわ。ただし……」
lw´‐ _‐ノv「ただし?」
私が聞き返すと、レモナは吊り上がった口角を舌先でペロリと舐めた。
まるで、悪戯好きの猫がネズミをいたぶる方法を思いついたかのように。
|゚ノ ^∀^)「皆さんが所属するそれぞれのグループについて密告してくだされば、ですが」クスッ
lw´‐ _‐ノv(;><)「!!!」('A`;)(^ω^;)
- 403 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:17:46
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ^∀^)「居場所、弱点、何でも構いません。仲間を我々に売ってくださいな。
そうすれば皆さんはどこへ行っても構いません。ミルナ君、それならいいでしょう?」
( ゚д゚ )y=-「まぁ、それならば」
相変わらずあらあらうふふ系の微笑みを浮かべながら、レモナは私達に向き直った。
なるほど、確かにここにはちんぽっぽ達以外の派閥の一員が大体揃ってる。
普通に捕まえて情報を吐かせるのではなく、相手の意志で漏洩させることでチーム破壊を狙ってるってわけだ。
なるほど、めちゃくちゃゲスくてそれでいて賢いやり方だ。
lw´‐ _‐ノv「お嬢よ……お前なかなかの性格してんな。嫌いじゃないよ」
|゚ノ ^∀^)「ウフフ、お褒めに預かり光栄ですわ。貴女がショタならもっと嬉しかったのですが」
うおぉ、ゾクゾクっときた。怖っ。
(;><)「そ、そんなのムリなんです!! 先生やハインさんを売るなんて……」
|゚ノ ^∀^)「まぁ、拒んでも構いませんがそれは得策ではありませんわよ。周りをご覧ください」
(;'A`)「周り?」
- 404 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:20:29
ID:eo84MsPgO
- レモナに促されて私達は一斉に周りを見た。
一見すると何も変わらないが、うっすらと何かかかってる。
(;^ω^)「これは……煙……!?」
|゚ノ ^∀^)「私の能力は『煌めきの毒泉(ダイヤモンド・ポイズン)』。
ありとあらゆる化学物質を体内で合成し、噴出・状態変化を自在に操る能力ですわ」
なるほど、わからん。
|゚ノ ^∀^)「要するに、今皆さんは無意識に私の合成した薬品を摂取しています。
今でこそ無害ですが、私の一存で一瞬にして皆さんの体内のそれが猛毒に変わりますわよ」
lw´‐ _‐ノv「へぇ……」
参ったねこりゃ、知らず知らずのうちにレモナの罠にハマってたってことっすか。
さぁ、どうすっぺか。仲間を売るってのは相当のアレだ。今後の人間関係にも響く。
だが、拒んだ瞬間卒倒、行く末は洗脳だろう。だとしたら結末は同じとも言える。
|゚ノ ^∀^)「どうですかビロード君? 先生達が大事ならキッパリ否定して構いませんわ。
ただ、そうしたら貴方は私の物ですけど。キャッ、サスペンダーとか付けたい!」
ある意味一番怖いなそれ。しかしまぁ、ビロードは先生達を凄い大事に思ってる。
それと同時にレモナをめちゃんこ恐れてる。さぁ、ビロはどっちを取るのかね?
(;><)「……い……」
- 405 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:22:48
ID:eo84MsPgO
(;'A`)「い、イヤやー!! そんなんイヤやー!!」ギャーン
(;><)「ありゃ!?」ビクッ
lw´‐ _‐ノv「あれ、予想外の人が否定した」
(;'A`)「イヤっ、あぁっ、今度はお尻が温かい……」ムニョン
\(;^ω^)/「ドクオぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
( ゚д゚ )y=-「レモナ様にとって目に毒だと認識した。汚物は消d……処分する」
|゚ノ ^∀^)「大丈夫ですわ、私うんことかおしっことか結構平気なタイプのお嬢様なので」
(;><)「それはそれで問題なんです!!」
lw´‐ _‐ノv「楽しくなってまいりました」
- 406 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:26:34
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ^∀^)「さて、それはともかく。鬱田君が真っ先に拒むとは意外ですわね。
失礼ですが、貴方は真っ先にお仲間を売るタイプだと思っていましたわ」
にこやかな笑みを崩さずに、うんこもイケるタイプのお嬢は告げた。
ぶっちゃけ私も同意見よ。鬱田はチキンだし顔面Fランだし、そんなに勇敢でない。
そんな低評価に立ち向かうように、鬱田は震える内股でふんばりながら叫んだ。
(;'A`)「や、やかますぃわおじょうちゃまちゃんがよぉ! 体中の色んな穴をかっぽじってよく聞けや!」
lw´‐ _‐ノv「あら卑猥」
(;'A`)「俺はよぉ、確かに顔は個性的だし、ヘタレだし、細身だよ!!」
(;><)「ちょっといいように言ったんです!!」
(;'A`)「でもなぁ……そんな俺をなぁ……」
(;'A`)「チーム負け犬のヤツらは『仲間』っつってくれたんじゃぁぁぁぁぁい!!!」ドゴーン
|゚ノ ^∀^)lw´‐ _‐ノv「!!!!!」(><;)(^ω^;)(゚д゚
)
- 407 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:28:07
ID:eo84MsPgO
- (;'A`)「俺はコミュ障だ。友達らしい友達なんて幼なじみのブーンくらいしかいなかった」
(;'A`)「このクラスになって3ヶ月、未だにあまり仲のいい友達を作れなかった。不細工だし」
(;'A`)「なのによぉ……ワカッテマスも、委員長も、つーも、クックルも、何よりブーンも……」
(;'A`)「俺を仲間って言ってくれた!! 役立たずな俺を信じてくれた!!」
(;'A`)「なのに俺がヤツらを裏切れるワケ無いやないかぁぁぁぁっ!!バカバカうんこぉぉぉぉっ!!」
( ゚д゚ )y=-「うんこは貴様だろ」
|゚ノ ^∀^)「……」
(;><)「……ドクオ君……」
丸腰で、ヒョロガリで、小便垂れな臆病者の心からの叫び。
それは何よりも無力で、そんでもって何よりも格好良くて。なんつーか。
lw´‐ _‐ノv「やるじゃん」ボソッ
- 410 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:30:44
ID:eo84MsPgO
- (;^ω^)「……ドクオだけに、そんなイケメンみたいなことはさせないお……!!」ザッ
(;'A`)「ブーン……!!」
ホソメンに触発されたか、ずっと眺めていたフトメンも前に歩み出た。
ほぉ、お前ただの汗っかきじゃなかったのね。
(;^ω^)「僕はドクオの友達だお、ドクオはキモメンで性的倒錯者で小便小僧だけど!」
('A`)「おい。友達おい」
(;^ω^)「とにかく、ドクオが刃向かうのに僕が仲間を売るわけにはいかないお!
ふとっちょの厚い脂肪には思いやりが詰まってんだおぉぉぉぉぉっ!!!」ドォォォォン
(;><)「……ブーン君、ドクオ(汚)君……」
lw´‐ _‐ノv「あら、謎の括弧書きが現れた」
|゚ノ ^∀^)「……あらあらまあまあ……これは意外な展開ですわね……」
( ゚д゚ )y=-「……」
- 411 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:34:22
ID:eo84MsPgO
- :(;'A`)::(;^ω^):ブルブルブルブル
前に出たはいいものも、デブガリの体はマナーモードみたいに震えていた。
それもそうだ、自分達の命をポイ捨てするような選択なんだもん。
それでも、コイツらは刃向かった。なかなかやるな不健康。
lw´‐ _‐ノv「まぁ別に付き合いたいとか無いけどな!」
(;'A`)「急になんだよ! わかってるよ、こんなんで魅力出るとは思ってねぇよ!」
( ><)「……レモナさん、わかったでしょう? 仲間を売るとか、そんなん有り得ないんです」
lw´‐ _‐ノv「あ、すっかり空気になってた人がでしゃばってきた」
(;><)「いいじゃないですか!! メインキャラなんだからいいじゃないですか!!」
( ^ω^)「いーやビロード、ここは僕達に譲るお。
戦う生徒指導番外編『( ^ω^)('A`)の戦う泌尿器科のようです』の時間だお」
(;><)「一番の空気は黙っててなんです!」
(;^ω^)そ ガブーン
- 414 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:37:09
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ^∀^)「ビロード君、ということは貴方も?
まぁ私としてはホルマリンドリームが叶うのでいいですが」
(;^ω^)「何その悪夢!! アメリカンみたく言うなお!!」
おぉ、心なしかレモナがワクワクしてる。まぁアイツに損は無いからね。
さぁ、どうするよビロ。キミの判断で全てが決まるぞよ!
(;><)「いや、正直ホルマリンとかまっぴらですし、もう今すぐとんずらぶっこきたいですけど……」
(;><)「先生は僕を仲間にしてくれました! 一度殺そうとした僕を許してくれました!」
\(;><)/「だから僕は折れません!! 怖いけど立ち向かうんです!!
何が何でも逃げたりしないんですぁぁどーだちくしょぉぉぉぉぉっ!!!」ドォォォン
おお、気合いは感じるがポーズ的にはお手上げだ!!
|゚ノ ^∀^)「……それが皆さんの選択でいいんですわね……?」
(;><)「そうなんですけどすいませんごめんなさいせめて長袖を着させてください!!」
(;'A`)「そーだそーだ貧乏人ナメんなよこんにゃろ、猫まんまの味を教えてやろうか!!」
(;^ω^)「そんなことよりみんな、今の内に出来るだけ息を吐くお! ガスを体外に出すんだお!」ハァァァァッ
lw´‐ _‐ノv「お前すげぇバカだったんだね」
- 415 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:40:21
ID:eo84MsPgO
- 慌てふためく3人に対して、表情を変えない2人。逆に怖いなこれ。
そんなことしてたら、不意にレモナが口を開いた。オワタ。
|゚ノ ^∀^)「……なるほど……皆さんの気持ちは充分わかりましたわ……」ゴゴゴゴゴ
(;><)「やっべえ、空気が変わったんです!! おそらく間もなく体内の空気も変わるんです!!」
(;^ω^)「おおおもちつくんだお皆の衆、ここは慌てず騒がず深呼吸……」スーッハーッ
(;'A`)「よし、みんなで舌を噛もう!! 相手の言いなりになるくらいなら潔く死を!!」
lw´‐ _‐ノv「うんこ漏らしてるくせに男らしいな」
|゚ノ ^∀^)「……死が目の前にあるというに……仲間のために自分を犠牲にするなんて……」
:(;'A`)::(;^ω^)::(;><):ガタガタガタガタガタガタ
|゚ノ ^∀^)「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
lw´‐ _‐ノv コメコメコメコメコメコメ
- 416 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:45:02
ID:eo84MsPgO
|゚ノ ;∀;)ブワッ
(;'A`)(;^ω^)「 ! ! ! ? ? 」(><;)(゚д゚
)
lw´‐ _‐ノv「いやミルナよ、『 ! ! ! ? ? 』に入るなら表情変えろやボケコラ」
(;'A`)「加入してないお前が言うのもなんだけどな!?」
( ゚д゚ )y=-「ちょ、いや、ちょ、レモナさまちょ、どうされたんですかちょ」
(;^ω^)「思いのほか動揺してたお!! でも表情変わらないから怖いお!!」
|゚ノ ;∀;)「おおおっおおおっおおおっおおおっおおお
感動しましたわあああっあああっあああっあああ」オイオイオイオイオイ
(;><)「どういうことなんです!? 何がどうなってそうなったんです!?」
- 418 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:47:59
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ;∀;)「わわわ私の鬼畜のような交換条件に対して仲間を優先するなんて素晴らしいですわぁぁぁぁぁ!!!
見た目がどんだけ劣っていても心は美しいことがわかりましたわぁぁぁぁぁ!!!
それに引き換えわたくしのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁみゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」シクシクシクシク
(;'A`)「さりげなくディスられた! こんなんばっかりだ!!」
(;^ω^)「ちょ、とりあえず現状を把握させてお! 何故に泣いてんだお、ホワイ!?」
|゚ノ ;∀;)「びえぇぇぇん私は感動屋でして感動するとついついびえぇぇぇん!!!」ビェェェェン
(;><)「まさかの一面がこんなところで垣間見えたんです!!」
|゚ノ ;∀;)「あああもう最高ですわ素敵ですわ美男ですわぁぁぁぁぁっ!!!
もう皆さんお仲間のところに戻ってあげてくださいなぁぁぁぁぁっ!!!」ワンワンワンワン
lw´‐ _‐ノv「マジかよ」
- 419 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:49:16
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ;∀;)「マジですわ、こんな素敵な皆さんをこんなところで殺せませんわぁぁぁぁぁっ!!!
むしろ行ってくださいな、行ってあげてくださいなぁぁぁぁぁっ!!!」ジョロジョロジョロ
笑顔に満ちていた両目から涙を垂れ流し、レモナはなんか凄いこと言い出した。
えー、そんなんでいいの? そんなに情に弱くて金持ちやってけるの?
( ゚д゚ )「いや、レモナ様、流石にそれはちょっと」
ドクオのションベンがごとく泣きじゃくるレモナをミルナが宥める。
まぁ、規律人間のミルナにこんなイレギュラーは受け入れらんないわな。
|゚ノ ;∀;)「いいんですわいいんですわお詫びですわああああああ!!!
『指揮帝』には私が頭を下げますからここは見逃してあげてえええええええええっ!!!」ピューヒューピューヒュー
( ゚д゚ )「しかし……」
んー、こりゃ話進みそうにないな。どっちもガンコちゃんだし。
しゃーないな、私も急がなきゃだし。ここは私の出番かにゃ。
lw´‐ _‐ノv「体育館」ボソッ
|゚ノ ;∀;)「?」ヒグッ
- 420 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:52:07
ID:eo84MsPgO
- lw´‐ _‐ノv「要はミルナは自分達にメリットが無いから納得出来ないんでしょ?
ウチらのアジト、体育館だから。この情報でチャラでよくね?」サラッ
(;><)「おおお!? ちょ、シュールさん、いいんですか!? 仲間売ってますよ!?」
lw´‐ _‐ノv「かまへんかまへん。ここでこじれるの嫌だし、それに……」
(;><)「それに?」
lw´‐ _‐ノv「……私の仲間がさ、そんな簡単に負けるわけないしね」
(;><)「!!」
( ゚д゚ )「……相当な自信だな。虚偽ではなかろうな?」
lw´‐ _‐ノv「モチのロンよ。あたくし、嘘と坊主の頭はゆったことがございませんぜ」
(;><)「もうそれが胡散臭いんです!!」
|゚ノ ;∀;)「皆を逃がすための慈悲の心、そして仲間への厚い信頼!!!
んほぉぉぉぉぉすんばらすぃですわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ジョビジョバ
(;><)「もういいんです!!」
- 421 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:54:27
ID:eo84MsPgO
- |゚ノ ;∀⊂)「グスッ、いいでしょう? 情報もいただいたことですし……。
今度会ったらちゃんと戦いますから……だからお願いですわ……」フキフキ
( ゚д゚ )「……今回だけですよ」
うおぉ、見逃してもらえるみたいだ。言ってみるもんだね。
|゚ノ;^∀^)「スゥ……落ち着きましたわ、それではここで失礼いたしますわ。
ビロード君、ホルマリンはまた後々おいおいと」
(;><)「出来れば無期限延期してほしいんです! あ、それと……」
|゚ノ ^∀^)「?」
( ><)「……見逃してくれてありがとうなんです」
|゚ノ ^∀^)「!!」
|゚ノ ;∀;)「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあんなに酷いことした私にデレてくれたぁぁぁぁぁ!!
これは感動屋としての涙とショタコンとしての涙ですわぁぁぁぁぁっ!!」ブァァァァァ
(;'A`)「もう早く行けよ!! めんどくさいわ!!」
( ゚д゚ )「鬱田、言っておくが一番めんどくさいのは俺だ」
(;^ω^)「でしょうね!」
- 422 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:57:04
ID:eo84MsPgO
)))( ゚д゚ )|゚ノ ;∀;)ノシ ゴキゲンヨウデスワァァァァァン
こうして鉄仮面と笑顔の仮面は去って行った。えがったえがった。
ていうかみんな忘れてると思うけど、アイツらショボン置いていってるからね。
いいのか? そしてショボンはいつまで寝てるのか?
lw´‐ _‐ノv「いやぁ、何とかなるもんだね。ケセラセラ、ケセランパセラン」
(;><)「シュールさん、本当に良かったんですか? 都村さん達の場所バラしたりして……」
lw´‐ _‐ノv「いいんです!!」タカハーラ
(;^ω^)「川平慈英!?」
- 423 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 22:58:44
ID:eo84MsPgO
- lw´‐ _‐ノv「まぁ、そんなことより先生達の所に行ったんさい、待ってるから。
みんなは理科室にいるよ? 早く行ったれ、ハリアー!」
(;><)「ホントですか!? い、行っていいんですか!?」
lw´‐ _‐ノvb「い゛い゛よ゛!!」フラーンチェーン
(;'A`)「スリムクラブ!? こいつさてはテレビっ子だな!?」
(;><)「じゃ、じゃあ僕行きますね!? ツッコミはお二人に任せますね!?」
(;^ω^)「荷が重いお……」
(´ ω `)(実は3人だよ)
lw´‐ _‐ノv「おお行けよ若人、明日を掴め。あとのことは私に任せんしゃい」
(;><)ノシ「わ、わかりましたなんです!!
今まで本当にありがとうなんです、シュールさんもお気をつけて!!」
lw´‐ _‐ノv「ああ、そっちこそ毒を吐くサイには気をつけろよ。右にかわせ」
(;><)「最後の最後に日本一要らないアドバイスなんです!!」
- 424 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:01:37
ID:eo84MsPgO
≡≡≡≡≡(;><)ノシ ソレジャマタナンデスー
テトテトという擬音が似合う感じで、ビロードは一目散に駆け出した。
いやぁ、微笑ましいねぇ。おねーさん腰抜かしちゃいそうだぜ。
lw´‐ _‐ノv「……さーてと……」ピッピッ
(;^ω^)「? シューちゃん、何携帯いじってるんだお?」
lw´‐ _‐ノv「あぁ、あんねー、トソンに連絡よ。そーうしん、っと」ピッ
(;'A`)「連絡? あぁ、俺達をワカッテマス達のとこに送るから遅れる、みたいな?」
lw´‐ _‐ノv「……ああ、ごめんにゃ、そうじゃなくてね……」
- 425 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:03:19
ID:eo84MsPgO
へlw´‐ _‐ノvへ「作戦決行準備出来ましたの合図」シャッ
(;'A`)「!!?」(^ω^;)
(´ ω `)(はてさて、どうなることやら。
ていうかこの顔、顔長いブーンが落ち込んだみたいだね)
- 426 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:05:46
ID:eo84MsPgO
−体育館−
<ブルーブルーブルーブルーブルーブルーネイビーブルーゥー♪
「……はぁ、やっとシュールさんも準備OKですか……」
「やっぱりあの人を1人にしたのは失敗だったかなぁ……もう1人くらい協力者増やしとけば良かった……」
「1人は嘘ばっかだし……1人は立ち直って鬱陶しいし……」
「……仲間の人選ミスかなぁ……はぁ……」
「まぁいいです……みんな準備出来たみたいだし……」
「【全員準備完了確認・それぞれ決行してください】で、送信……っと」
「フゥ……さて……」
(゚、゚トソン「『豪快! 根こそぎガッポリ大作戦!』決行です!」トソーン
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン「なんか色んなところから『ダセェ』って声が聞こえる気がする……」
- 427 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:07:54
ID:eo84MsPgO
−図書準備室−
从'ー'从「暇だなぁ、でぃ……もうだいぶ暗くなってきたし……」
(#゚;;-゚)「そだねぇ……暗くて暇だと魔界大王クラヒマーが出てくるってニダー君も言ってたし……」
从'ー'从「多分だが嘘だな。よし、暇つぶしにマジカルバナナでもするか」
(#゚;;-゚)「いいよー。私強いよ、親戚では『マジカルバナナの女帝』と呼ばれてるよー」
从'ー'从「何か弱そうだな。それじゃ私から行くぞ? マジカルバナナ♪
バナナと言ったら黄色♪」
(#゚;;-゚)「黄色と言ったらお星様♪」
( ・∀・)「お星様と言ったらオーレ♪」
从'ー'从「オーレと言ったらカフェオーレ……」
(#;゚;;-゚)「 ! ! ? 」从'ー';从
( ・∀・)+ キラーン
- 428 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:09:53
ID:eo84MsPgO
−さっきとは別の廊下−
川;゚д川「……な、何が……一体、どういうこと……!?」
(*;゚∀゚)「ちょ、ワケわからん!! 意味がわからん、意味がわからん!!」
ハハ;ロ -ロ)ハ「下がっててクダサイ……ニダー君、アナタの目的はなんデスカ……!?」
<ヽ`∀´>「ホルホルホル……目的は君の後ろの皆ニダ、ハローさんに敵意は無いから譲ってほしいニダ」
(*;゚∀゚)「な、何が敵意はねーだよ、だったら、だったら……!!」
ハハ;ロ -ロ)ハ「落ち着いてクダサイ、ツーサン……だったら、もう一つ質問デス……」
ハハ;ロ -ロ)ハ「アナタ……ワカッテマス君達を、どこに消したんデスカ……!?」
<ヽ`∀´>「精神と時の部屋ニダ」
川;゚д川「本当に!?」
<ヽ`∀´>「嘘ニダ」
(*;゚∀゚)「うぜぇぇぇぇぇぇっ!!!」
- 429 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:12:25
ID:eo84MsPgO
−理科室ぅ−
(´<_` )「そんなこんなで早く行くべ、どこかで誰かがダサいこと言ってる気がする」
(;´ー`)「どんな予感だヨ!? それはそれで能力っぽいな!?」
<ランランラリルレロリララン♪
ナンナンナニヌネノニナナン♪
( ´_ゝ`)「あ、メールだ」
从;゚∀从「なんで着うたコボちゃんのテーマなんだよ!?」
(´<_` )「メール? どういうことだ、この戦いで兄者に連絡とるヤツがいるなんて」
( ´_ゝ`)つ「……いやいやまあまあ……話せばベロリンガのベロより長くなるんだけどさぁ……」ポン
(´<_` )「どうした兄者、よくわかんないこと言いながら俺の肩に手を乗っけたりなんかして……」
( ´_ゝ`)つ「とりあえず、能力の徴収させてぇや」ヴゥゥン
( <_ ;)「……っ!?」
- 430 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:14:49
ID:eo84MsPgO
- 从;゚∀从「なっ!?」
(;´ー`)「ちょ、兄者!? お前何してんだヨ!?」
( ´_ゝ`)つ「ごめんの弟者。『光と影(ジキルアンドハイド)』について黙ってた設定あったわ」キュゥゥゥゥン
( <_ ;)「……せっ……て、い……!?」グンッグンッグンッ
( ´_ゝ`)つ「うん。『ジキルとハイド』でさ、殺人鬼のハイドはジキル博士の別人格やん」キュゥゥゥゥン
( ´_ゝ`)つ「それと同じ。『影』の能力はさ、好きな時に『光』が徴収出来るんよ」キュゥゥゥゥン
( ´_ゝ`)つ「だからお前はここいらでお休み。ゴートゥーザスリープ!」キュゥゥゥゥン
( <_ ;)「……あ……にじゃ……!!」グンッグンッグンッ
( <_ )ガクッ
( ´_ゝ`)「ふぅ……頑張りすぎて賢者タイムになっちまったぜ。
ごめんねハインにせんせー☆ まったぁ〜?」
从;゚∀从「……いや、そんな軽い感じでお前……」
- 431 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:17:13
ID:eo84MsPgO
- (;´ー`)「……兄者……お前、今何しやがったんだヨ……!?」
( ´_ゝ`)「あー、ちょっと弟者に能力返してもらったんよ。
てきがへったよ! やったねシラネーヨちゃん!」
从;゚∀从「何かのフラグみたいなこと言うなや!! お前、弟に何やってんだ!!」
( ´_ゝ`)「いやねぇ、俺も悩んだんよ。なんたって弟者だもの。
でもさ、弟者連れてきておくれやすって『協力者』が言うんだもの。仕方ないじゃない」
(;´ー`)「協力者……? どういうことだヨ、お前の目的は何だ!」
( ´_ゝ`)「何だって言われてもさ、弟者も言ってたじゃん」
( ´_ゝ`)+「俺は単に、裏切りとか、仲間との決別とか、そういうのが好きなタイプの厨二だよ」キリッ
(;´ー`)「……ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……!?」ヘナヘナヘナ
┓从;゚∀从┏「ダメだ、会話になんねえ!!」
- 432 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:19:34
ID:eo84MsPgO
−数時間前・2年3組教室−
「……う、うぅん……ここは……」
爪'ー`)y‐「教室……そうか、俺は一旦死んだから……」
爪'ー`)y‐「フッ、死後の世界ってのもろくなもんじゃねぇな」
爪'ー`)y‐「どうせ死ぬなら殺されるんじゃなく、肺ガンで死にたいもんだね」モグモグ
爪'ー`)y‐「さーてと、喉が潰されてないのが救いだ。まだ歌える」
爪'ー`)y‐「折られた相棒(ギター)の敵討ちだ、せめてゾンビになった気分でやってやりますか」
爪'ー`)y‐「よっしゃ、歌声を届けてやるから待ってろ馬鹿野郎共。ジャラーン」
「……待って」
爪'ー`)y‐「ん? 誰だい俺を呼び止めるじゃじゃ馬な声は……」
- 433 名前:
◆kB11BI8NVE:2011/06/27(月) 23:24:38
ID:eo84MsPgO
「フォックス君、頼みがあるの。この戦い、今からでもいいから私と組んでほしい」
爪'ー`)y‐「……おいおい、どういう風の吹き回しだい?
お前さんは俺と馬があわなかったはずじゃないか……」
爪'ー`)y‐「ダイオードさんよ」
/ ゚、。 /「……」
第12話 END
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