168 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:21:01.06 ID:fbDg/HOK0

第7話( ^ω^)アナリスクは気持ちいいお!


毒男に飛行機械が完成間近であることを伝えられて1週間以上が経過した。
ブーンはいまだ、世界の裂け目に挑むことをミルナ教授に伝えられないでいた。


( ^ω^)「鬱だお・・・。
      ミルナ教授になんて切り出したらいいかわからないお・・・。」



169 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:21:54.60 ID:fbDg/HOK0

ミルナ教授の研究室の前に着いた。
深呼吸をし、
気を落ち着かせ、
覚悟を決めて、ブーンはいつものようにドアを開いた。
今日こそは言わなければ・・・・。


( ^ω^)「おいすー。」

170 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:22:47.26 ID:fbDg/HOK0

( ^ω^)「おいすー。」

( ゚д゚ )「うお!
     だからノックしてから入ってこいやゴルァ!」

( ^ω^)「善処するお。」

( ゚д゚ )「お前のその言葉、政治家より当てにならん。」

( ^ω^)「うはwwwwテラヒドスwwwwww」


171 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:23:38.71 ID:fbDg/HOK0
( ゚д゚ )「それよりな、新たな発掘物の使い方がわかったぞ。」

( ^ω^)「お・・・・それは・・・すごいお・・・。」


世界の裂け目のことを切り出そうとした矢先、
ミルナ教授に先手を取られた。


172 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:25:23.03 ID:fbDg/HOK0
ミルナ教授は小さな箱状の発掘物を取り出し、
その中からさらに小さな、錠剤のような発掘物を取り出した。


( ゚д゚ )「これをな、アナルに突っ込むと・・・」

( ^ω^)「ちょwwwおまwwww
      何をどう考えたらそんな発想が出てくるんだおwwww」

( ゚д゚ )「ああんwwwwいくうううんwwwwwww」

( ^ω^)「ちょwww僕にもプリーズwwwwww」


ブーンはその錠剤をアナルに突っ込んだ。


( ^ω^)「はああんwwwwトレビア〜ンwwwwwww」

( ゚д゚ )「私はこの錠剤をフリスク、そしてこの行為をアナリスクと名付けた!」

( ^ω^)「やっぱ教授は天才ですお!」



その後日が暮れるまで、ブーンはミルナ教授とフリスクとアナリスク行為についてのレポートをまとめた。


173 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:26:08.82 ID:fbDg/HOK0
帰宅の路につきながら、ブーンは自己嫌悪に陥っていた。


( ^ω^)「おお・・・今日も切り出せなかったお・・・。
      僕は馬鹿チンの意気地なチンだお・・・・。」


学生寮の前に着くと、玄関には見慣れた男の姿があった。



174 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:27:51.17 ID:fbDg/HOK0
('A`)「よお。浮かない顔してどうした?」

( ^ω^)「な、なんでもないお。ブーンは今日も元気だお!」


ブーンは両手を広げてブーンして見せた。


('A`)「うはwwwならいいwww
   それよりな、飛行テストは完了した。」

( ^ω^)「おお、どうだったお?」

('A`)「完璧だ。微調整も簡単であさってには飛べる。」

( ^ω^)「お・・・。」

('A`)「明日の深夜0時にバイクで迎えにくる。
  その時に必要最低限のものを持って、バーボンハウスに来てくれ。」

( ^ω^)「・・・わかったお!」


175 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 23:28:40.62 ID:fbDg/HOK0
自分の部屋に着いたブーンは荷物をまとめたリュックを取り出した。
中身は、最低限の服と下着、食料、基本サバイバルグッズ、
そして自分に夢をくれた、ミルナ教授のあの本だ。


( ^ω^)「明日、ミルナ教授ともサヨナラだお。」



家具も何もかもすべて売り払い何も無い部屋で一人、ブーンは学生生活最後の夜を過ごした。

第7話 完
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