100 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:15:05.17 ID:/HlfVcK10
最終話( ^ω^)世界のすべて だお!


宇宙へと上昇を開始したひろゆきの上に、ブーンとツンはいた。

二人はひろゆきの大地の端に立っていた。
そこから二人は、自分たちの住む世界の姿を見ていた。


( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・。」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・・・・。」


ひろゆきから見える世界は、蒼穹の色をした丸い球形をしている。
その上に、茶色の大地と白い雲が見える。


ブーンは、その世界を美しいと思った。


101 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:15:59.76 ID:/HlfVcK10
ブーンがその世界の姿に見惚れていると、隣からツンの声が聞こえてきた。


ξ゚ー゚)ξ「ブーン、夢がかなったね。」

( ^ω^)「お? どういうことだお?」

ξ゚ー゚)ξ「だってそうじゃない。」


ツンは、眼下に広がる蒼い球形の大地を指差して言った。



ξ゚ー゚)ξ「だって今あたしたちが見ているものって
   世  界  の  す  べ  て  じゃない。」




102 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:17:34.08 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)「・・・・・・・・・。」


ブーンは再び蒼穹の色をした丸い大地を見た。
これが・・・・・・世界のすべて?


確かにそうだ。
そこにはブーンたちが住む大陸が、世界の裂け目が、海が、
そして、ブーンたちがまだ知らない別の大陸の姿が見える。


これが・・・・・・・・世界のすべてなんだ。


103 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:18:54.23 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)「・・・・・・・・・・・」

ξ゚听)ξ「・・・・・・どうしたの? ブーン?
   もっと喜びなさいよ? 夢がかなったんだよ?」

( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・」


ツンの言うとおりだ。
これが、世界のすべてだ。
眼下に広がるこの蒼穹の丸い大地こそが、僕たちの世界のすべてなんだ。


だけど、何かが違う。
僕が見たかったのはこれなのか?


眼下に広がるそれは、確かに息を呑むほどに美しい。
そして、これが世界のすべてであることは間違いない。


だけど・・・・・・・だけど、やっぱり何かが違う。


104 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:20:14.30 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)「・・・・違うお、ツン。」

ξ゚听)ξ「何がよ??」

( ^ω^)「今、僕たちが見ているのは、確かに世界のすべてかもしれないお。
     でも、僕が見たい世界のすべては、これじゃないんだお。」

ξ゚听)ξ「どういうこと? よくわかんないよ。」

( ^ω^)「たとえば地図を広げて、そこに描かれた世界を見て、
     ツンは『世界のすべてを見た』って言えるかお?」

ξ゚听)ξ「・・・・・・・・言えないわね。」

( ^ω^)「つまり、そういうことだお。
     
     確かに、ここから見えるのは地図と違った、本物の世界のすべてだお。
     だけど地図と同じように、ここからは世界の細かい姿までは見えないお。
     
     ある場所の、そこから見える景色や風のにおい、
     そして、そこに生活している動物や人々の姿は、ここからは見えないお。

     僕はそういうものすべてを含めた『世界のすべて』を見たいんだお。」


105 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:20:47.70 ID:/HlfVcK10
ξ゚ー゚)ξ「・・・こんなきれいな世界を見ても満足できないなんて、ブーンも贅沢な奴ね。」

( ^ω^)「おっおっお。 確かにそうだお。」


二人は笑いあった。
そして、ブーンはツンの手を握って言った。


( ^ω^)「さあ行くお。 僕たちの世界に帰るんだお。」

ξ^ー^)ξ「・・・・・・・・・・うん!!」



106 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:21:40.44 ID:/HlfVcK10
('A`)「・・・・・・・・・・・。」

(*゚ー゚)「・・・・・・・・・・。」


FOXの最後を見届けた毒男たちは、大地に降りて世界の裂け目を見つめていた。


(*゚ー゚)「あの鳥・・・・・・なんだったんだろうね?」

('A`)「・・・・・・わかりません。
  ただ、ブーンとツンではないことは確かです。」

(*゚ー゚)「・・・・・・どうしてそう言えるの?」


('A`)「ブーンには、世界のすべてを見るっていう夢があります。
  その夢を果たさないで、あいつが死ぬわけありませんよ。」


(*゚ー゚)「・・・・・・・・・・うん、そうだね!」


107 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:22:17.35 ID:/HlfVcK10
そのとき、世界の裂け目から強風が吹き荒れた。


その風は、十数分吹き続けた。
毒男たちはその風に吹き飛ばされないよう、自分の身を守るだけで精一杯だった

そしてその風がやんだとき、そこから見える世界は一変していた。


(;'A`)「雷雲が・・・・・・」

(;*゚ー゚)「・・・・・・消えている。」



108 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:23:16.14 ID:/HlfVcK10
(´・ω・`)「ひろゆきが、その力を失ったんだろう。」


いつの間にか後ろにいたショボンがそう言った。


('A`)「・・・どういうことだ?」

(´・ω・`)「毒男から聞いた話では、
     ひろゆきは魔法だけでなく天候を、自然を支配していたそうじゃないか。

     だからこそ、世界の裂け目の上空に雷雲を留めておくことが出来た。
     そしてその力が無くなった今、雷雲は解き放たれ、その姿を消したんだろう。」

('A`)「ということは・・・・・・
  しぃさん!! 魔法は使えますか!?」

(;*゚ー゚)「・・・・・・・・・・。」


しぃは、指輪をかざし、呪文を唱えた。
しかし、風も何も起こることは無かった。


109 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:23:53.98 ID:/HlfVcK10
(*゚ー゚)「えへへ・・・・・・魔法、使えなくなっちゃった。」

('A`) (´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・。」


二人はしぃに頭を下げた。


('A`)「本当に申し訳ない。
  俺たちが世界の裂け目を超えなければ・・・FOXを発見しなければ・・・。」

(´・ω・`)「弁解の余地は無いよ。
     僕たちをののしるなり、殴るなり、去勢するなり、
     なんなりと自由にしてくれてかまわない。」



110 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:24:59.37 ID:/HlfVcK10
(*゚ー゚)「・・・・・・・頭を上げてください。」


その声に毒男とショボンが頭を上げると、しぃの笑顔がそこにはあった。


(*゚ー゚)「別に、魔法が無くなったって平気だよ。
    
    魔法が使えなくても、私は私だよ。
    私たちの生活も、何も変わらないよ。
   
    ただね、今まで出来たことが出来なくなって、ちょっと寂しかっただけ。」

('A`) (´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

(*゚ー゚)「それにね、私、今、すっごくうれしいんだよ!!」


そう言うと、しぃは両手を空にかざした。


(*゚ー゚)「風がね、すごく活き活きしているの。
   こんなにうれしそうな風を感じたのは、生まれて初めて!!
   まるで何かに繋がれていた風が、自由に動き始めたみたい!!」


111 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:26:22.71 ID:/HlfVcK10
(´・ω・`)「・・・・・・繋がれていた風が、ひろゆきから解き放たれたんだろう。」

(*゚ー゚)「・・・・・・そうだね!
   
   これも、毒男君やショボンさんたちが世界の裂け目を超えて、
   FOXを発見してくれたからだよ!!
   
   本当にありがとう!! 風たちに変わって、お礼を言わせてもらうよ!!」


(*'A`*)「あばばばばばばばば・・・・そんな・・・・お礼だなんて・・・。」


(´・ω・`)「それなら、体で払ってもらおうか。
     僕は両刀使いなんでね。 女の子でもモーマンタイさ!!」


('A`)(*゚ー゚)「ぶち殺すぞ。」


112 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:27:03.92 ID:/HlfVcK10
しばらくして、毒男にジョルジュが話しかけてきた。


( ゚∀゚)「おい毒男、これからどうするんだ?」

('A`)「もろちん、新しい夢をかなえに行くさ。」

( ゚∀゚)「新しい夢? 何じゃそりゃ?」

('A`)「ふひひひひwwwwwそれはだな・・・・・・・・・」



(*'A`*)「しぃさんの お 婿 さ ん になることだ!!」



(;゚∀゚)「・・・・・・・・・・・・・。」


113 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:27:47.48 ID:/HlfVcK10
( ゚∀゚)「ということは、こっちの世界に残るのか?」

('A`)「まあ、そういうことになるな。」

( ;∀;)「べ、別に寂しいだなんて、思っていないんだからね!!」

(*'A`*)「はいはいツンデレツンデレ。
  そういうお前は、これからどうするんだ?」

( ゚∀゚)「決まっているだろう? さらに速い飛行機械を作るのさ!」

('A`)「そうか・・・・・・。
  なら、とりあえずここでお別れだな。」

( ゚∀゚)「・・・・・・・ああ。」


そう言うと、二人は固い握手を交わした。


( ゚∀゚)「暇なときは、俺の世界最速の飛行機械で会いに来てやるよ。」

('A`)「ふひひひwwww楽しみにしているぜ。
  そのときは、俺としぃさんの子供を見せてやるよ。」


( ゚∀゚)「お前の子供・・・・・・・テラキモスwwwwwwwwwwww」


114 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:28:41.98 ID:/HlfVcK10
/ ,' 3「やれやれ、死に損なってしまったのう。」

(´・ω・`)「まったくですね。」


荒巻とショボンは、世界の裂け目を眺めていた。


/ ,' 3「おまえさん、これからどうするんだ?
  おまえさんが学生時代から追いかけてきたFOXは、世界の裂け目に消えた。
  おまえさんはこれから、何を生きがいにするんだ?」


(´・ω・`)「思えば軍に入ったのも、軍を利用してFOXを見つけ出すためでしたからねぇ。」


そう言って、ショボンは目を細め、世界の裂け目の底を見つめた。


(´・ω・`)「しかし、僕には人の上に立つ才能があるようでしてね。
     その才能のおかげで、大佐の地位まで上り詰めることが出来ましたしね。
     
     だからこの際、軍の総帥の地位まで上り詰めてやろうと思いますよ。
     そして、僕の好きなように軍を使ってやりますよ。」


115 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:29:49.40 ID:/HlfVcK10
/ ,' 3「ほっほっほ。それはいいのう。
  そのときは、わしの古代史研究チームに予算をたんまり回してくれ。」

(´・ω・`)「恩師であるあなたの言うことだ、善処しましょう。」

/ ,' 3「しかし、フサギコのようにはなるんじゃないぞ?」

(´・ω・`)「わかっていますよ。
     まあ総帥権限で、軍のいい男のケツの穴くらいは掘らせてもらいますがね。」

/ ,' 3「まあ、そのくらいだったらかまわんじゃろ。」


そして、ショボンはジョルジュのもとに歩き出した。


116 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:30:57.47 ID:/HlfVcK10
(´・ω・`)「やあジョルジュ。」

( ゚∀゚)「あ、大佐。 どうされました?」

(´・ω・`)「僕はこれから軍の総帥を目指すことにしたよ。
     だからジョルジュ、僕に付いてきてくれないかい?」

( ゚∀゚)「当たり前じゃないですか!! 何でも言うこと聞きますよ!!」


その言葉を聞いて、ショボンの目がギラリと光った。


(´☆ω☆`)「言ったね? 今、何でも言うこと聞くって言ったね?」

(;゚∀゚)「はあ・・・・言いましたけど?」

(´☆ω☆`)「ならばそのケツの穴、明け渡してもらおうか!!!!」

(;゚∀゚)「え?・・・・・・・・・あの・・・・・その・・・・・」


(´☆ω☆`)「  レ  ッ  ツ  く  そ  み  そ  !  !  」



(;゚∀゚)「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」




117 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:32:03.30 ID:/HlfVcK10
毒男としぃは、そんなショボンとジョルジュの様子を眺めていた。


('A`)「あー、まったく仲のいいことで。」

(;*゚ー゚)「世の中って、いろんな人がいるんだね。」


少し引き気味のしぃに向かい、毒男は促した。


('A`)「さて、行きましょうか。
   FOXが沈み、世界がひろゆきから解き放たれたことを、谷のみんなに伝えに。」

(*゚ー゚)「・・・・・・そうだね!」


そう言うと、しぃは毒男の手を握った。


(*'A`*)「あqwせdrftgyふじこlp!!!!!!」

(*゚ー゚)「あはは! 行くよ、どっくん♪」


そうして、二人は風の谷へと歩き出した。



118 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:32:57.16 ID:/HlfVcK10






















119 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:33:38.80 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)「・・・・・・・・・。」

ξ゚ー゚)ξ「・・・・・・・・・・。」


ひろゆきから戻った二人は、森の遺跡の樹海を抜け、草原の中に立っていた。

二人のそばを、風が渡っていく。


ξ゚ー゚)ξ「・・・・・風が、活き活きしているね。」

( ^ω^)「風が・・・世界が、過去の文明の楔から解き放たれたんだお。」


FOXもひろゆきも、魔法も自然を支配する力も、この世界から無くなった。

そんな新しい世界に、二人は立っていた。


120 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:34:06.42 ID:/HlfVcK10




ξ゚ー゚)ξ「・・・・・・今まで、いろんなことがあったね。」

( ^ω^)「ホントだお。
    ・・・・・・・ホント、いろんなことがあったお。」



122 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:38:29.76 ID:/HlfVcK10


             「おいすー。ミルナ教授、レポートもって来ましたお」

「機関車は速いお!光る風も追い越しちゃうお。」

                「ぶち殺すぞ。でな、ブーン。いいこと、とはこいつのことだ。」

「ブーン、お前は何で世界の裂け目を超えたいんだ?」

                 「古代史の、世界のすべてをみたいんだお。」

               「遅くても2週間内には微調整は完了する。その間に身辺整理は、しといてくれ。」

    「これをな、アナルに突っ込むと・・・」

                       「これからは、お前は俺と同等の研究者だ。達者でやれや。」

                   「はい、一人100諭吉になります。」







         

123 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:41:33.28 ID:/HlfVcK10


            「アナルがぁwwwwこれがエクスタシーなのかおwwwww」

                             「空とアナルは男のロマンだぜ!」

           「おお、今僕、空を飛んでるお。」

                   「お、おいすーございます・・・・。」

                               「これは・・・・魔法よ。」

              「マンボウうめーwwwwwむしゃむしゃwwwwwww」

    「そんなことより、僕のアナルの心配をしてほしいお。」

                          「こいつら・・・できる!いったい何者だ・・・・?」

                 「とりあえず、死んでもらおうか。」

        「軍に入って研究に協力しない?」

                  「男同士の!」「お約束だお!」


124 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:44:23.82 ID:/HlfVcK10
            「あ、ごめん。これウコンの力じゃなくてウンコの力だったわ。」

                       「明日はオナムーの最高記録にチャレンジするんだお!」

       「サプラーーーーーーーーーーーーイズ!!!!!」

               「その名も『もすかう』だwwwwwwww」

                           「  や  ら  な  い  か  !  ?  」

  「行くお。僕たちの目的地は、あそこじゃないお。」

        「ジョルジュの・・・・・・・・・バーローが。」

                       「おっぱいが・・・・おっぱいが飛んでくるオおおおオオお!!!!」

        「俺たちのたどり着くことのできなかった彼方へ、飛べ。」

               「俺たちは 世界の裂け目を 越えますた (字余り)」




125 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:47:10.80 ID:/HlfVcK10

                「  こ  の  短  小  男  !  !  」

   「あたしは風の谷のナウしぃカ。しぃって呼んでね。」

                          「私は毒男と申します!どっくんって呼んでね!」

           「あ、ありがとう!お姉さん、大事にいただくからね!」

                       「ナイスアナル!」

    「ツーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!」

                       「最後に・・・・・・ブーンと仲直りできて・・・・・よかった。」

     「うわー、魔方陣の光の中、暖かいナリ〜。」

              「ありがとうだお! スネオ・クールさん。」

                     「こういう言い方はきらいだが、さしずめこれは君の運命だ。」



126 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:49:51.37 ID:/HlfVcK10

        「僕と、結婚を前提に結婚してください!!」

                   「ブーン、あなたの夢は、あたしが守るわ。」

           「永遠を願うなら、一度だけ抱きしめて・・・その手から、離せばいい。」

                          「オナニーは偉大だ。 悩んだらオナニーをすればいい。」

  「全身からほとばしるこの熱いパトス!!毒男にとどけ!!」

                      「ぼ、僕の使用済みブリーフでよければ・・・・・・。」

  「空より高く!空より先へ!飛んでいけ!!ブーーーーーン!!」

                               「エターナル・フォース・ブリザード!!」

                     「ツン、大好きだお。」

        「FOX!! ともに地獄へ落ちようぞ!!」

                 「だって今あたしたちが見ているものって

                世  界  の  す  べ  て  じゃない。」


127 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:50:39.75 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)ξ゚ー゚)ξ「・・・・・・・・・・・・・。」


今までのことを思い出しながら、二人は風に揺れる草原を見つめていた。

そして、ブーンはツンにむけて言った。


( ^ω^)「ツン。 これからも、僕の夢に付き合ってくれるかお?」

ξ゚ー゚)ξ「当たり前じゃない。
    あんた、あたしがいなくちゃ何にも出来ないじゃない。」

( ^ω^)「おっおっお。 それもそうだお。」

ξ^ー^)ξ「この世の果てまで、あんたの夢に付き合ってやるわよ!!」
128 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:52:25.77 ID:/HlfVcK10
そのときだった。

風が、その向きを変えた。


( ^ω^)「・・・・・・行くお! 
     風が、僕たちを呼んでいるお!!」

ξ^ー^)ξ「うん!!」


そして二人は手を取り合い
風の吹くほうへと歩き出した。



目指すは、世界のすべて。
ブーンとツンの、夢の向こう側だ。



129 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:52:46.93 ID:/HlfVcK10

二人は歩き続けた。
いつまでもいつまでも歩き続けた。



やがて、二人の姿は地平線の彼方へと消え、見えなくなった。



最終話 完          推奨BGM  終わりなき旅 / Mr Children


130 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:53:43.24 ID:/HlfVcK10






      ( ^ω^)が世界のすべてを見てみたいようです

               

              〜おしまい〜







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