76 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:51:19.98 ID:/HlfVcK10
第50話( ^ω^)火の鳥の伝説 だお!


(*‘ω‘ *)「やれやれ、再びこれを動かす日が来るとはな。」


そういうとちんぽっぽは、目の前の物体を見上げた。
クー、ちんぽっぽ、わかんないですの目の前には、巨大な機械の鳥がいた。


( ><)「魔導兵器『ジュウシマツ住職』。
    ひろゆき防衛の目的でひろゆき設立当初に作られ
    かつて古代史においてFOXを沈めた、われわれの最後の力だ。」


川 ゚ -゚) (*‘ω‘ *)「・・・・・・・・・・・わかんないです、しゃべれたのか?」


( ><)「・・・・・・わかんないです!!」


77 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:51:54.98 ID:/HlfVcK10
3人は、腹部に備え付けられたコックピットに乗り込んだ。


川 ゚ -゚)「魔導回路、正常に起動した。」

( ><)「わかんないです!!」

(*‘ω‘ *)「アナルブースター、点火完了だ。」

( ><)「わかんないです!!」

川 ゚ -゚)「よし! 魔導兵器『ジュウシマツ住職』、発進する!!」

( ><)「トエエエエエイ!!」


住職は翼に炎をまとわせると、空中へと羽ばたいた。


78 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:52:26.60 ID:/HlfVcK10
( ^ω^)ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・・。」


ひろゆきの建物から出たブーンとツンは、
森の遺跡へとつながる魔方陣へと歩いていた。

しかし、その表情は優れない。


( ^ω^)「・・・・クーは、死ぬ気なのかお?」

ξ゚听)ξ「・・・・・・わかんないよ。」


79 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:53:10.80 ID:/HlfVcK10
そのときだった。

ブーンとツンは、巨大な影に包まれた。

何事かと思って二人が見上げると、二人の頭上には巨大な鳥の姿があった。


(;゚ω゚)「・・・・なんですかお、あれ?」

;゚听)ξ「・・・・・・・火の・・・・・鳥??」


その機械の鳥は、翼に炎をまとわせながらひろゆきの下、地上へと降下していった。


80 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:54:37.09 ID:/HlfVcK10
( ´_ゝ`)「やれやれ、どうしてわれわれがこんなことをせねばならんのだ。」

(´<_` )「そう言うな兄者。われわれは仮にも水の都の民。
     その復興に協力することは、われわれの義務だよ。」


そんな風に文句をたれながら作業する流石兄弟のもとに、モナーとギコがやってきた。


( ´∀`)「いやー、ご苦労さんモナ。」

( ,,゚Д゚)「流石兄弟!
    モナー達が、風の谷から支援物資を持ってきてくれたぞゴルァ!!   
    それをさっさを運ぶんだゴルァ!!」

( ´_ゝ`)「やれやれ、こき使ってくれるな。 
      早いとこ終わらせて、森の遺跡の調査に戻りたいものだな、弟者よ。」

(´<_`;)「・・・・・・・・・・。」

( ´_ゝ`)「どうした弟者? 持病の痔が痛むのか?」

(´<_`;)「・・・・・・兄者、あれは何だ?」


そう言って、弟者は空を指差した。

81 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:55:14.05 ID:/HlfVcK10
その方向を見ると、空には巨大な、炎をまとった鳥が飛んでいた。


(;´∀`)「あれは・・・・・・なんだモナ?」

( ;,,゚Д゚)「ししし、知るかゴルァ!」

(;´_ゝ`)「あれは・・・・マッサーカー・・・・・・・」

(´<_`;)「古代史でFOXを沈めたという・・・・・・・火の鳥??」


4人の視線の先では、火の鳥がその炎の翼を羽ばたかせていた。


やがて火の鳥は、空の彼方へとその姿を消していった。


82 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:56:07.33 ID:/HlfVcK10
( ゚∀゚)「大佐!! FOXが見えました!!」

(´・ω・`)「そうなの? ご苦労さん。」


VIP☆STARは、FOXが田代砲を撃ったときに割けた世界の裂け目の雷雲の前にいた。
そこから、小さいながらFOXの姿が目視できた。


( ゚∀゚)「さあ、FOXのフサギコたちに一発かましてやりましょう!」

(´・ω・`)「そうだね。 一発やっちゃおうか。」


ショボンはジョルジュの肩に手をかけた。


(;゚∀゚)「た、大佐? 何をなさる気で?」


(´・ω・`)「  一  発  や  ら  な  い  か  ?  」


(;゚∀゚)「いやあああああああああああああああああああああああ」



83 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:57:02.99 ID:/HlfVcK10
(´・ω・`)「冗談はさておき、」

('A`)「冗談になってないぞ。」

(*゚ー゚)「おーい、ジョルジュくーん、大丈夫ですかー?」

(゚∀゚)「・・・・・・・・・・・・・。」


真っ白に燃え尽きたジョルジュを尻目に、ショボンは続けた。


(´・ω・`)「冗談はさておき、これからVIP☆STARはFOXに特攻する。」

Σ(;'A`)Σ (;゚∀゚) Σ(;*゚ー゚)「 ! ? 」 

/ ,' 3「というわけで、わしとショボン以外は速やかにVIP☆STARから退艦したまえ。」
85 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:58:09.49 ID:/HlfVcK10
(;゚∀゚)「な・・・特攻だなんて、何バカなことを言っているんですか!!」

(´・ω・`)「残念だが、本気だよ。
    君もFOXの力は見ただろう?
    特攻でもしない限り、FOXは沈められない。」

(;゚∀゚)「それなら、俺も残ります!」

(´・ω・`)「それは許可できない。 死ぬのは僕たち2人で十分だ。」

('A`)「なんで死ぬのが、あんたたち2人なんだ?」

/ ,' 3「ほっほっほ、それが上に立つ人間の責任という奴じゃよ。
  不可抗力とはいえ、君たちをFOX復活に協力させてしまったのはわしら二人じゃ。
  
  その責任は、わしらが取らんとのう。」


86 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:59:05.47 ID:/HlfVcK10
(;゚∀゚)「な、なんと言われても、俺はここから動きませんよ!!」

(´・ω・`)「そんな聞き分けの無い子は
     掘  っ  ち  ゃ  う  ぞ  ?  ?  」

(;゚∀゚)「ほ、掘られてもかまいません!!」

\(´・ω・`)/「わーい、いただきまーす。」


(;゚∀゚)「いやああああああああああああああああああああああああ」



ショボンの手によって、
ジョルジュのかわいらしいお尻が露出させられた。


そのときだった。

しぃが、前方を指差しながらつぶやいた。



(;*゚ー゚)「・・・・・・鳥が・・・・・・・・・・飛んでいる。」




87 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 21:59:55.18 ID:/HlfVcK10
一方こちらはFOXの制御室。
そこにフサギコはいた。


ミ,,゚Д゚彡「くくく、このFOXの力を使い、ワシはこの世界の王となるのだ!」


あの偉大なムスカでさえ成しえなかった野望を、自分は今果たそうとしているのだ。
フサギコはその興奮のため、人目もはばからずに高笑いした。


そのときだった。
兵士が、悲鳴にも似た声をあげた。


兵士「フ、フサギコ総帥!! 巨大な鳥が、こちらに接近してきます!!」

ミ,,゚Д゚彡「何をバカなことを言って・・・・・・・。」


フサギコが制御室から外を見ると、
炎をまとった巨大な鳥が、FOXに向かって接近していた。


88 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:00:39.33 ID:/HlfVcK10
ミ;,,゚Д゚彡「・・・・・・・・・」


あの鳥はヤバイ。
FOX自身が持つ過去の記憶が、フサギコに流入したかどうかは定かではない。
しかし、フサギコはそう感じた。


ミ;,,゚Д゚彡「た、田代砲で、あの鳥を吹き飛ばせ!! 急げ!!」

兵士「は、はっ!! わかりました。」


田代砲は、その照準を火の鳥・・・魔導兵器『ジュウシマツ住職』に向けた。


ミ;,,゚Д゚彡「発射せよ!!」


田代砲は、強烈な閃光と轟音とともに発射された。


89 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:01:35.13 ID:/HlfVcK10
川;゚ -゚)「ちいぃ!!」


田代砲の直撃から、クーはかろうじて避けた。
しかし、直撃を受けなくとも機体のダメージは相当なようだ。


川;゚ -゚)「被害箇所は!?」

( ><)「わかんないです!!」

(*‘ω‘ *)「お前は黙っていろ。
    クー、左翼を丸ごと持っていかれたぞ。 
    姿勢の制御ができん。 飛行するので精一杯だ。」


それを聞いて、クーはぺろりと舌なめずり。(肉欲さん、ごめんなさい)


川 ゚ー゚)「いや・・・・・・飛行できれば十分だ。」



90 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:03:30.09 ID:/HlfVcK10
川゚ -゚)「ちんぽっぽ、わかんないです。
    すまないが、お前たちの命、私にくれ。」

( ><)「わかってます!!」

(*‘ω‘ *)「何万年も付き合ってきたよしみだ。 
     俺の命くらい、好きに使わせてやる。」


川 ゚ー゚)「ふ・・・・・・ありがとう。」


91 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:03:57.59 ID:/HlfVcK10
クーがそう言い終わると、
片翼を失った火の鳥の体が、大きな炎に包まれた。

火の鳥の体は、その炎により数倍に膨れ上がった。


その炎は、まるでクーたちの命のともし火のようだ。


川 ゚ー゚)「FOX!! ともに地獄へ落ちようぞ!!」

(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!!」

( ><)「わかんないです!!」



川 ゚ー゚) (*‘ω‘ *)( ><)「トエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!」



火の鳥は、その体ごとFOXに突っ込んでいった。
93 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/27(木) 22:05:06.45 ID:/HlfVcK10
(;'A`)「・・・・・・・・・・・・。」
(;*゚ー゚)「・・・・・・・・・・・。」
(;゚∀゚)「・・・・・・・・・・・。」
(;´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・。」
/ ,' 3「・・・・・・・・・・・。」


VIP☆STARの中で、5人はその光景を無言で見つめていた。


田代砲に撃たれ、方翼を失った火の鳥が、
まるでその命を燃やし尽くすかのように巨大な炎を体にまとわせ、FOXに突っ込んだ。


FOXは、その炎・・・クーたちの命の炎に包まれた。
そして、突っ込まれた衝撃でバラバラになって落ちていく。


やがてFOXの欠片たちは、炎に焼かれながら、世界の裂け目の底へと消えていった。


第50話 完 推奨BGM  この世の果てまで / the pillows
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