48 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 00:57:21.22 ID:iqvvikRe0
第47話( ^ω^)空より高く!だお!


ブリッジでは、作戦会議が行われていた。


(´・ω・`)「で、具体的に僕たちはどうすればいいんだい?」

('A`)「とりあえず、VIP☆STARの飛行可能高度の限界まで上昇してくれ。」

(´・ω・`)「おk。把握した。」


49 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 00:58:15.87 ID:iqvvikRe0
VIP☆STARがその限界高度まで上昇した後、ブーン達は甲板に出た。


( ^ω^)「こんなところで何をするお?」

('A`)「はい、これ。」


毒男に双眼鏡を渡された。


('A`)「とりあえず、ここからひろゆきを目視して発見する。」

(;^ω^)「出来るのかお?」

('A`)「出来るのか?じゃなくて、やるんだよ。」

( ^ω^)「おkおk!」


50 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 00:58:55.95 ID:iqvvikRe0
しかし、数時間探してもひろゆきの姿は見つからない。


(;^ω^)「う〜ん、どうしたものかお・・・・・・。」

(´・ω・`)「影も形も見当たらないとは、まさにこのことだね。」

('A`)「う〜ん、まいっちんぐ!!」

( ^ω^)(´・ω・`)「ぶち殺すぞ。」

('A`)「・・・・・・・・・・orz」


51 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 00:59:28.71 ID:iqvvikRe0
そのとき、しぃがおずおずと話しかけてきた。


(*゚ー゚)「あの〜、ちょっといいかな?」

(´・ω・`)「すまない。 わるいけど、僕は女には興味は無いんだ。」

(*゚ー゚)「そういう話じゃなくて・・・・・・・。」

( ^ω^)「んじゃ、何の話だお?」

(*゚ー゚)「あのね・・・・・なんとなくなんだけど、ひろゆきはあっちにある気がするの。」


しぃは、ある方向を指差して言った。
53 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:01:12.26 ID:iqvvikRe0
(´・ω・`)「なんとなく・・・か。 ソースとしては、この上なく曖昧だね。」

(*゚ー゚)「そういわれると元も子もないんだけど・・・・・・。」


しぃは申し訳なさそうにもじもじしている。


(´・ω・`)「しかし、君は魔族だ。 
     ひろゆきとは何か通じるものがあるのだろう。
     とりあえず、君の言う方向に進路をとろう。」


VIP☆STARはしぃの指差す方向に進路をとった。


54 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:02:52.37 ID:iqvvikRe0
それからもブーン達は甲板で目視を続けた。


(´・ω・`)「このあたりから感じるのかい?」

(*゚ー゚)「うん・・・・・・・・・。」


しかし、ひろゆきは影も形も見当たらない。


('A`)「ということは・・・・・・・さらに上か。」
(;^ω^)「・・・・・・・・・。」


ブーン達は空を見上げた。
56 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:04:58.93 ID:iqvvikRe0
( ゚∀゚)「それなら、俺のおっぱいイーグルを出そう。
   ここから飛び立てば、少なくともVIP☆STARよりは高く飛べるはずだ。」

('A`)「悪いが頼む。 おっぱいイーグルは3人が限界だったな?」

( ゚∀゚)「ああ。」

('A`)「それじゃあ、メンバーは俺とジョルジュ、そしてしぃさんだ。」

(;^ω^)「ちょwwwwwwwwww僕も行きたいおwwwwwwwwww」


('A`)「とりあえず、ひろゆきの位置を確認しに行くだけだ。
  最終的に、お前は必ずひろゆきに連れて行くから安心汁。
  ツンを助けられるのは、お前だけだからな。」


( ^ω^)「・・・・・・・・・把握したお!」


57 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:05:58.35 ID:iqvvikRe0
それから、毒男としぃを乗せてジョルジュのおっぱいイーグルは飛び立った。


(;*゚ー゚)「は、速いのね・・・・・・・。」

( ゚∀゚)「俺のおっぱいイーグルは、世界最速だぜ!!」

('A`)「今は、スピードは関係ないだろう。
  目視しにくいから、スピード落とせバカ。」


おっぱいイーグルはその限界高度まで到達した。
しかし、ひろゆきは見つからない。


( ゚∀゚)「おい、見つかったか?」

('A`)「・・・・・・・・・ダメだ。 しぃさん、本当にこっちなんですか?」

(*゚ー゚)「うん・・・・・・・こっちから感じるんだけど。」
58 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:07:02.49 ID:iqvvikRe0
(*゚ー゚)「あ・・・・・・・。」

('A`)「どうしました!? しぃさん!!」

(*゚ー゚)「感じるの・・・・・・。」

( ゚∀゚)「うひゃひゃwwwwここがええんかいwwwwwwww」


(;*゚ー゚*)「あwwwああwwwいやぁwwwwwwww
    そこはwwww感じるのぉwwwwwらめぇwwwwwwwwwww」


(*'A`*)「テラモエスwwwwwwwwww」


59 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:07:51.95 ID:iqvvikRe0
(#)A;)「・・・・・・・・どちらから感じるんですか?」

(* ー )「・・・・・・・真上!!」

(#)∀;)「真上ですか・・・・・・・。」


毒男とジョルジュは真上を見上げた。


(;゚∀゚) (;'A`)「・・・・・・・・」


Σ(;゚∀゚)Σ (;'A`)「!!」


二人は、空に浮かぶ豆粒ほどの物体を見つけた。



60 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:09:27.68 ID:iqvvikRe0
(;゚∀゚) (;'A`)「あれが・・・・・・・・・ひろゆき!!」

(;*゚ー゚)「見つかったのはいいけど・・・・・・。」

(;゚∀゚) 「もうおっぱいイーグルは高度の限界点まで来ている。
    ・・・・・・・・あそこまでは無理だぞ。」

('A`)「・・・・・・・・いや、行ける!!」


二人は毒男を見た。


('A`)「俺に考えがある。 とにかく、一度VIP☆STARに戻ろう
62 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:10:09.96 ID:iqvvikRe0
おっぱいイーグルはVIP☆STARに帰還した。

収容されると、ブーンが毒男たちのもとに駆け寄ってきた。


(;^ω^)「ひろゆきは見つかったおか!?」

(;*゚ー゚)「うん・・・・・・見つかったよ。」

( ^ω^)「ktkr!! 早速行くお!!」

(;゚∀゚)「しかしな、おっぱいイーグルの限界高度のその先にあるんだ。」

(;^ω^)「お・・・・・・無理なのかお?」

(;゚∀゚)「いや、毒男が何か方法を考えているらしいんだが・・・・・。」
64 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:13:01.10 ID:iqvvikRe0
ブーンは毒男のほうを向いた。
毒男はなにやらおっぱいミサイルをいじっている。


(;^ω^)「毒男!! どうやってひろゆきまで行くんだお!?」

('A`)「まあ待て。 
  お前は飛行服に着替えて、ゴーグルじゃなくてヘルメットを準備してこい。」

(;^ω^)「わかったお!! ブーーーーーーーン!!」


ブーンは格納庫から飛び出していった。


65 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:13:37.10 ID:iqvvikRe0
(;゚∀゚)「おい毒男。 どうするつもりなんだ?」

('A`)「ごにょごにょごにょ。」

( ゚∀゚)「うひゃひゃひゃひゃwwwwそりゃいいやwwwwwwwwwwww
   パラシュートと無線機とロープの用意は任せておけ!」

('A`)「ふひひwwwwwww頼んだwwwwwwwwww」

(;*゚ー゚)「・・・・・・いったいどうするする気なの?」

('A`)「ひろゆきにブーンを連れて行く気ですよ。 
  しぃさんはよく切れるナイフを探してきてください。」

(;*゚ー゚)「うん・・・・・・・わかった。」


しぃは、首をかしげながら格納庫から出て行った。
76 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:52:09.48 ID:iqvvikRe0
ブーンとしぃが準備を追えて、格納庫に戻ってきた。


( ^ω^)「毒男!! 飛行服にヘルメット用意してきたお!!
     ヘルメットはSHOEI製だから、安全性は抜群だお!!」

(*゚ー゚)「私もナイフ用意してきたよ〜。 
    オリハルコン製だから切れ味は文句ないよ。」

('A`)「サンクス。 もう少し待ってくれな。」


しばらくしてジョルジュがやってきた。


( ゚∀゚)「毒男ー、無線機にパラシュート、それとロープの準備はばっちりだぜ!」

('A`)「サンキュー。 こっちも準備おkだ。」
78 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:53:04.87 ID:iqvvikRe0
( ゚∀゚)「そんじゃブーン、パラシュートつけてくれ。」

( ^ω^)「おkおk!」


ブーンはジョルジュに言われるがままにパラシュートを装着した。


('A`)「よーし。 それじゃブーン、こっちに来て。」

( ^ω^)「おkおk!」
81 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:56:50.50 ID:iqvvikRe0
(;^ω^)「あのー、毒男さん?」

('A`)「ん? きついか?」

(;^ω^)「まあ、少しきついお。
     しかし、なして僕はミサイルにくくりつけられているんですかお?」


ブーンはおっぱいミサイルにロープでくくりつけられていた。


( ゚∀゚)「おっぱいイーグルで限界まで上昇したあと、お前をミサイルごと発射するんだよ。」

Σ(;^ω^)「ちょwwwwwwwそれなんて罰ゲームwwwwwwwww」

('A`)「大丈夫大丈夫。 信管は抜いてあるから。」

(;^ω^)「そういう問題じゃないおwwwwwwwwww
     今すぐそのロープを解くおwwwwwwwwwwww」


( ゚∀゚)「はい、これ無線機とナイフね。
   発射するときは無線で知らせるから。
   ひろゆきの上空に到達したらナイフでロープ切って降下してね。」


( ^ω^)「あ、はいですおー。」
83 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:59:04.74 ID:iqvvikRe0
ブーンをくくりつけたおっぱいミサイルを装填して、
再びおっぱいイーグルは飛び立とうとしていた。

そこに荒巻とショボンが見送りにきた。


/ ,' 3 (´・ω・`)ノ「いってらっしゃ〜い。」

( ^ω^)ノ「いってきますおー。」


おっぱいイーグルは飛び立った。

84 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 01:59:58.05 ID:iqvvikRe0
おっぱいイーグルはグングン高度を上げていく。

そこに、毒男の声が無線から聞こえてきた。


('A`)「ブーン、調子はどうだ?」

(*^ω^)「意外といい感じだお。捕縛プレイも悪く無いお。」

( ゚∀゚)「もう少し我慢してなー。」

(*^ω^)「むしろ何時間でも縛られていたいお。」


85 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 02:00:59.10 ID:iqvvikRe0
そしておっぱいイーグルは先ほどの場所まで到着した。


ブーン以外の3人は、ひろゆきの姿を確認した。


('A`)「ブーン、ひろゆきが見えたぞ。 
  俺たちが出来るのはここまでだ。
  ここから先はお前にしか出来ない仕事だ。」

( ^ω^)「毒男、しぃ、ジョルジュ・・・・・・ほんとうにありがとうだお!」

(*゚ー゚)「気にしないで。 それより、ツンちゃんを頼んだよ!」

( ゚∀゚)「おまえはたいした奴だよ。 必ず戻ってこいよな!」

( ;ω;)「しぃ・・・ジョルジュ・・・・ありがとうだお!
    ショボン大佐や新巻教授にもよろしくだお!!」
86 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 02:03:09.43 ID:iqvvikRe0
('A`)「ブーン、おまえと会えて本当によかったよ。
  ・・・・・・帰ってきたら、バーボンハウスでまた酒を飲もうな!!」

(;^ω^)「ちょwwwwwwww何その死亡フラグwwwwwwwwwww」

( ゚∀゚)「よっしゃー、それじゃ発射するよー。」

(;^ω^)「ちょwwwおまwwwwwwww空気嫁wwwwwwwwwwwww」



('A`)(*゚ー゚) ( ゚∀゚)「 空 よ り 高 く ! 空 よ り 先 へ ! 
          飛 ん で い け ! !  ブーーーーーーーーーン ! !」
( ゚∀゚)「ということで、ポチッとな。」



( ゚ω゚)「ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」



ブーンをくくりつけたミサイルは、空を超えて、ひろゆきへと飛んでいった。
89 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/23(日) 02:04:55.42 ID:iqvvikRe0
3人はミサイルが見えなくなってからもひろゆきを、ブーンの飛んでいった先を見続けていた。


(*゚ー゚)「行っちゃったね。 ブーン君、大丈夫かな?」

( ゚∀゚)「爆発もしていないみたいだし、大丈夫だろ。
   それにしてもたいした奴だな。 毒男がパートナーに選んだわけがわかったよ。」


('A`)「ふひひひwwwwwそうだろ? 
  挫折も経験して、アイツは一回りも二回りも大きくなった。
  
  おいつならやってくれるさ。
  
  なあブーン? その高度で見える世界は、一つだろう?」


毒男はブーンに語りかけた。
しかし、返事は返ってこなかった。


そして、おっぱいイーグルはVIP☆STARへと帰っていった。


第47話 完     推奨BGM   VISTA / GOING UNDER GROUND
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