22 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:08:36.67 ID:SVBZV0on0
第46話( ^ω^)再会だお!


3人はVIP☆STARの姿を見上げていた。


(;^ω^)「なんでVIP☆STARがこんなところに出てくるんだお?」

('A`)「わかんね。 だけど、これはチャンスだな。」

(;*゚ー゚)「チャンス?」


(*'A`*)「そうです。 VIP☆STARには知り合いが乗っているんですよ。
  そいつらを説得して、ひろゆき捜索に協力させます。
  ダメなら、搭載されている飛行機械を奪って脱出します。」


(*゚ー゚)「よくわかんないけど・・・・・・協力するよ!」

ノ(*'A`*)ノ「わーい。」

( ^ω^)「おっおっお。 なら早いとこVIP☆STARに潜入するお。」


3人はグライダーで羽ばたいた。


23 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:09:37.29 ID:SVBZV0on0
VIP☆STARの甲板に3人は降り立った。

まさかこんなところに侵入者がいるとは思いもしていないのだろう。
甲板への着陸は簡単だった。


('A`)「目指すはブリッジのみ! ショボンはそこにいるはずだ。
  しぃさん、邪魔する奴は魔法で吹き飛ばしてください!」

(*゚ー゚)「は〜い。」

(*'A`*)「や〜ん、しぃさんか〜わ〜い〜い〜!」

( ^ω^)「お願いだから、死んでくれお。」


3人は甲板からVIP☆STAR内に潜入した。


24 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:11:18.41 ID:SVBZV0on0
VIP☆STAR内の通路を3人は走った。
しかし案の定、兵士に見つかる。


兵士「な、何者だおまいら!?」

(*゚ー゚)「ごめんね〜。」


しぃが魔法で突風を起こす。
すると、兵士は面白いようにひっくり返った。


それを何回か繰り返しているうちに、3人はついにブリッジまで到着した。

ブーンはその扉を開けた。


25 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:12:53.26 ID:SVBZV0on0
( ^ω^)「よ〜し、おまいら全員手を挙げるお!!」

('A`)「VIP☆STARは、われわれ『六月の晴れ男たち』がハイジャックした!!」

Σ(;´・ω・`)「き、君たちが広域下着泥棒集団、『六月の晴れ男たち』か!?」

( ^ω^)「いかにもタコにも!! 」

(;゚∀゚)「参ったぜ!! まさか全国特別指名手配犯に遭遇するとは!!」

('A`)「さあ、女性乗組員の下着を渡してもらおうか!!」

(;´・ω・`)「ぼ、僕の使用済みブリーフでよければ・・・・・・。」

( ^ω^)('A`)「う  ほ  !  !   や  ら  な  い  か  !  !  」

/ ,' 3「おや? 内藤君と毒男君じゃないか。」

( ^ω^)('A`)「あ、お久しぶりですー。」

(´・ω・`)「で、何のようなの?」

( ^ω^)('A`)「VIP☆STARをくれませんかねー?」

(´・ω・`)「だが断る。」

( ^ω^)('A`)「ですよねー。」


26 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:14:05.28 ID:SVBZV0on0
とりあえず、ブーンたち3人にお茶が出された。


( ^ω^)「いやー、お茶って、いいものですね。」

(´・ω・`)「ようかんマンもあるよ。」

( ^ω^)「あ、ご丁寧にすみませんおー。」


ブーンはようかんマンを頂いた。
ありがとう、ようかんマン!おいしかったよ!

 .__
ヽ|・∀・|ノ ようかんマン
 |__|
  | |


 i〜'~~|
 |__|   さようなら
  | |



27 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:15:29.10 ID:SVBZV0on0
ようかんマンの犠牲のおかげで、ブリッジは和気藹々とした雰囲気になった。


( ゚∀゚)「それにしても、お前ら生きていたんだな。」

('A`)「ああ。 世界の裂け目を越え、さまざまなものを見てきたよ。」

(´・ω・`)「それで、VIP☆STARをくれとは、いったいどういうことなんだい?」

('A`)「かくかくしかじか、まんまんみてちんちんエレクト。」

(;´・ω・`)「なるほど、ツン君が魔族でひろゆきでFOXか・・・・。」


ショボンはそういうと、お茶を飲みながら黙った。
話の流れを頭の中で整理しているようだ。


( ^ω^)「ところで、僕からも聞きたいことがありますお!」

(´・ω・`)「なんだい?」

( ^ω^)「なんでFOXを復活させたんですかお!?
    そして、なんで今あなた方はこんなところにいるんですかお!?」



28 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:16:40.46 ID:SVBZV0on0
(#^ω^)「FOXが復活したせいで、ツンを含め多くの人が犠牲になっているんですお!!
     あんたたちはこうなることがわかっていてFOXを復活させたんですかお!?」


(´・ω・`)「まあ、餅突きたまえ。」


(#^ω^)「これが落ち着いていられるかお!!
     あんたたちはこの責任をどう取るつもりだお!!」


(´・ω・`)「それを言うなら、君たちにも責任はある。
     FOXの調査、VIP☆STARの建造。 それに協力したのは誰かね?」


(;^ω^)「おっ・・・・・・・・・。」


29 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:18:32.98 ID:SVBZV0on0
('A`)「そのくらいわかっている。 だから俺たちはその過ちを正そうと行動しているんだ。」

(´・ω・`)「それは、われわれも同じだよ。」

('A`)「kwsk」


(´・ω・`)「FOXに着いたあと、われわれはFOXの調査を開始した。
    その技術は想像を絶するもので、われわれには到底扱える代物ではなかった。
    起動させることすら出来なかったよ。
    
    しかし、その危険性だけは把握できた。FOXは危険だ。 
    特に『田代砲』には手がつけられん。」


('A`)「田代砲?」

(´・ω・`)「うん。 君たちはFOXから発せられた閃光を見なかったかい?あれだよ。」

(#^ω^)「見たも何も、その閃光のせいで水の都は大変なことになっているお!」

(´・ω・`)「おkおk。 落ち着いて話を聞いてくれないか?
    僕たちはそれをフサギコ総帥に進言したんだ。
    FOXは復活させてはいけない。 早急に手を引くべきだとね。」


30 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:20:20.39 ID:SVBZV0on0
(´・ω・`)「しかし、あのバカ総帥は聞く耳をもたなくてね。
     まったく、権力の権化というものは救いようがないものだね。
     それでも数日僕たちは説得し続けたよ。」

( ^ω^)('A`)「・・・・・・・・・。」


(´・ω・`)「そしてその日は来た。
    
    僕の再三の説得に腹を立てたフサギコ総帥は
    FOXの制御盤らしきものにこぶしを叩きつけた。
    
    そしたらね、FOXが起動しちゃったんだなこれが。」


(;^ω^)「なんともまあ、いい加減な話だお。」

( ゚∀゚)「映りの悪いテレビも叩けば直ることがある。そういうことだ。」

(´・ω・`)「それでね、FOXの起動と同時に田代砲が発射された、というわけさ。」


31 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:24:03.35 ID:SVBZV0on0
(´・ω・`)「田代砲の威力は君たちが見たとおりだよ。
     僕たちの試算じゃ、あれでも最高出力の20%にも満たないはずだ。

    僕はもうフサギコを殺す以外、手は無いと判断した。
    そして僕はフサギコに銃を向けた。」

('A`)「・・・・・・・・。」

(´・ω・`)「しかし、フサギコがPOP★STARでつれてきたのはレンジャー部隊のようでね。
    隠れていたそいつらに、逆に僕が撃たれた。」


そういうとショボンは服のすそをめくった。
ショボンのおなかには痛々しく包帯が巻かれている。


(´・ω・`)「幸い、弾丸はわき腹をかすっただけだったよ。
     ジョルジュがとっさに僕に体当たりしてくれなければ、僕は死んでいただろうけどね。
     
     それから僕らはかろうじてFOXから逃げ出した。
     そして今ここにいる、というわけだよ。」


32 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/22(土) 23:25:20.59 ID:SVBZV0on0
(´・ω・`)「フサギコをとめることが出来きず、
     FOXを復活させてしまったのは僕たちの罪だ。
     
     その罪を償うためなら、僕たちはなんだって協力しよう。」


('A`)「それを聞いて安心した。 では、ひろゆき捜索に協力してくれ。」

(´・ω・`)「ああ。 それが償いになるのなら、命を懸けて協力しよう。」


毒男とショボンは握手を交わした。


( ^ω^)「これで役者はそろったお。」


ブーンはブリッジの窓から空を見上げた。


目指すはひろゆき。
ツンが眠る、天空の城だ。


第46話 完
inserted by FC2 system