35 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:03:55.22 ID:glZnZBfU0
第3話( ^ω^)バーボンハウスで出会ったお!


(`・ω・´)「やあ、ようこそバーボンハウスへ。
     このテキーラはサービスだ、まず受け取ってほしい。」

( ^ω^)「テキーラはきついおwwww
     カルーアミルクしてほしいおwwwww」

(`・ω・´)「ぶち殺すぞ。お前はポーションでも飲んでろ」

( ^ω^)「ちょwwwwwww酒じゃないおwwwwwww」

そんなこんなでポーションをのみ始めたブーンは、いつしか心地よく酔っていた。



36 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:04:57.09 ID:glZnZBfU0
( ^ω^)「マスター。やっぱり世界の裂け目を超えるのは駄目なのかお?」

(`・ω・´)「ぶち殺されるぞ。やめとけ」

( ^ω^)「やっぱそうかお・・・。」

(`・ω・´)「しかし、お前のような馬鹿は嫌いじゃない。いいことを教えてやろう」

( ^ω^)「なにかお?気持ちいいオナニーの仕方かお?」

(`・ω・´)「レッツくそみそ!」

( ^ω^)「正直スマンかったwwwwwwww」


37 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:05:37.10 ID:glZnZBfU0
(`・ω・´)「そもそも、何で世界の裂け目越えが禁止されているかわかるか?」

( ^ω^)「そんなの常識だお!でも一応教えてくれお。」

(`・ω・´)「ほんとに知ってるのか?」
      
シャキンマスターは語りだした。



38 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:06:53.83 ID:glZnZBfU0
(`・ω・´)「そもそも、世界の裂け目を超えようとする者はいなかったんだよね。
       底の見えないほどの深い裂け目と、はるか上空まで積み重なった雷雲の層が
       渡ろうとする者のやる気を奪っちゃう以前に、
       空を飛ぶ方法自体が存在しなかったからね。」

(`・ω・´)「でも、水素動力の発見が産業革命をもたらした。
       それから、機関車や車、そして飛行機械が作られるようになったんだよね。
       飛行機械は軍だけでなく、民間の機械工達も作り出した。
       軍の奴も民間の奴もたくさん世界の裂け目に挑み、雷雲の中に飛び込んでいったよ。

       しかし、誰一人帰ってきた奴はいなかったんだね。」




39 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:13:59.11 ID:glZnZBfU0
(`・ω・´)「事態を重く見た軍は、飛行機械による世界の裂け目越え作戦を中止し、世界政
       府は民間に世界の裂け目を超えることを禁止する旨の法律を発布したんだ。
       いわゆる「世界の裂け目法」だね。」

(`・ω・´)「それでも民間の機械工達による世界の裂け目越えはなくならなかった。
       だから政府は飛行機械の製作までも禁じ、飛行機械を製作したものは死刑、
       家族にも刑が及ぶと言う、異例の重罪規定を法律に盛り込んだんだね。
       これが功を奏したのか、世界の裂け目越えをするものは激減したよ」。



40 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:14:35.11 ID:glZnZBfU0
( ^ω^)「正直、知らんかったおwww」

`・ω・´)「ぶち殺すぞ。
それでな、いいことというのはだな・・・・」

そのとき、バーのドアが開いた。
年齢はブーンより少し上くらいだろうか?
細身の、やや背の高い、目つきの悪い男が入ってきた。
男はブーンの隣のカウンター席に座った。



41 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:15:28.09 ID:glZnZBfU0
('A`)「おいすー。マスター、いつもの。」

(`・ω・´)「やあ。はい、テキーラ。」

('A`)「ちょwwwそれじゃねえwwwwwww芋焼酎くれよwww」

(`・ω・´)「ぶち殺すぞ。でな、ブーン。いいこと、とはこいつのことだ。」

( ^ω^)「お?」
('A`)「ん?」

これが、二人の男の運命的な出会いだった。


42 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:16:31.53 ID:glZnZBfU0

(`・ω・´)「ああ、紹介がまだだったね。こいつはブーン。ニー即大学の学生だ。」

('A`)「おお!すげえじゃねえか!よろしくな。」

( ^ω^)「あ、よろしくだお。」

(`・ω・´)「で、こいつは毒男。VIP大学出身だ。」

( ^ω^)「VIP大学!!あんたのほうがすごいお!!!」

VIP大学は首都VIPシティにある大学で、この世界の最高学府である。
日本で言う東大である。


43 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:17:14.92 ID:glZnZBfU0
('A`)「いやあ。照れるなwwwww」

(`・ω・´)「いやすまない。でも、卒業じゃなくて、退学なんだ。」

('A`)「それを言うなよ。」

( ^ω^)「それでもすごいお。でも、なして退学になったんだお?」

(`・ω・´)「うん。それは飛行機械を作ろうとしたからなんだ。」

( ^ω^)「なんだってー!AA略」


44 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/06/25(日) 09:18:36.16 ID:glZnZBfU0
( ^ω^)「そもそも、なんで飛行機械を作ろうと思ったんだお?」

('A`)「聞きたい?聞きたい?」

(`・ω・´)「早く言え。ぶち殺すぞ。」

('A`)「おー怖w
   で、話すと長くなるんだが・・・」

毒男はテキーラを一口飲んだ。

('A`)「まずい。芋焼酎にしてくれ。」

(`・ω・´)「ぶち殺すぞ。ほれ。」

シャキンが出した芋焼酎を一口、口に含み
毒男はグラスをカランと鳴らす。

そして、毒男は語りだした。
第3話 完
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