48 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:13:41.62 ID:ydvUBBi/0
第25話( ^ω^)VIP☆STAR発進!だお!


VIPシティでの最終報告会議から丸2ケ月。
今日はFOX発見プロジェクト実行の手始め、先遣隊の旗艦VIP☆STAR発進の日です。

ブーン達は第24話で毒男に案内してもらった
地下のVIP☆STARが格納されている場所に整列させられていた。
作戦実行にあたり、壮行会が行われているのだ。


49 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:14:32.77 ID:ydvUBBi/0
ξ゚听)ξ「いやーん、男臭い。」

(;^ω^)「いやーん、ホントすごい人数だお。これみんなVIP☆STARに乗るのかお?」

('A`)「まさか。VIP☆STARに乗るのは100人程度さ。」

(;^ω^)「まあ、それでもすごいお。」



( ^ω^)「お、あのおじさん、最終報告会議でもいたお。」

('A`)「フサギコ総帥だな。訓示でもするんだろ。」


ミ,,゚Д゚彡「諸君!」


都合により省略されました。続きを読みたければわっふるわっふると書き込んでください。
51 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:15:41.37 ID:ydvUBBi/0
(;^ω^)「まったく。何で偉い人ってのはあんなに長い話をすることにこだわるんだお?」

('A`)「長い話はただの飾りに過ぎんのです。偉い人にはそれがわからんのですよ。」


すると、今度はショボンが壇上に上がった。


(;^ω^)「おー、また長い話を聞かないといけないのかお・・・。」


ショボンは壇上に上がりマイクの前に立つと軽く咳払いすると、一言発した。




(´・ω・`)「  や  ら  な  い  か  !  ?  」


一同「   う  ほ  っ  !  !  い  い  男  !  !  」




その返答に満足したような表情で、ショボンは壇上から降りていった。


52 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:17:26.98 ID:ydvUBBi/0
そんなこんなで壮行会は終わり、先遣隊はVIP☆STARに乗り込んだ。
小型の飛行機械や食料、その他必要なものの搬入が終わり、VIP☆STARはいよいよ発進の時を待つのみだ。


( ^ω^)「おっおっお。特等席ktkr!」

ξ゚听)ξ「すいません。私たちなんかがブリッジに上がらせてもらっちゃって。」

(´・ω・`)「うん。君たちにはFOXの目視を手伝ってもらおうと思ってね。」


ブーンがしきりにはしゃぐその横で、ツンがブーンに耳打ちした。


ξ゚听)ξ「ねえ、毒男はどこにいるの?」

( ^ω^)「毒男はもすかうで待機だお。
     FOXが発見されたら飛行服に着替えて、毒男のもすかうのところまで行くお。」


53 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:18:29.22 ID:ydvUBBi/0
ブーンとツンが話していると、ジョルジュがブリッジに上がってきた。


( ゚∀゚)「ショボン大佐。小型飛行機械チーム、配置完了しました。いつでも飛べます。」

(´・ω・`)「うん、ご苦労さん。」

( ゚∀゚)「飛行機械のドックの入り口には、部外者が入ってきて邪魔をしないように
   衛兵を2人配置しましたがよろしいでしょうか?」

Σ(;^ω^)Σξ;゚听)ξ「!!」

(´・ω・`)「・・・・・・いいんじゃないかな。」

( ゚∀゚)「はっ!!それでは失礼いたします。」


ジュルジュは、ブーンとツンを一瞥してブリッジを出ていった。


54 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:19:17.42 ID:ydvUBBi/0
ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと!聞いてないわよそんなこと。」

(;^ω^)「ぼ、僕にいわれても困るお!」

ξ;゚听)ξ「はあ!?いつもの『う〜ん、まいっちんぐ!!』って言うくらいの余裕はどうしたのよ!!」

(;^ω^)「冗談が言える状況じゃないニダ!!」


55 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:20:10.43 ID:ydvUBBi/0
ブーンが、語尾が変わってしまうほど動揺していると
あたりにけたたましいサイレンの音が鳴った。それと同時にブリッジが騒がしくなる。


地下の扉が開く。
すると、ゴウンゴウンと突如腹の底まで響くような重低音で、空気圧縮エンジンの起動音がした。


56 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:20:36.54 ID:ydvUBBi/0
(´・ω・`)「うん。発進しようか。」


一瞬、体が浮き上がるような感じがしたと思ったら
ブリッジの窓から見える景色がゆっくりと後ろへと流れてゆく。


徐々にスピードが上がり、VIP☆STARは外に出た。


57 :78 ◆pP.8LqKfPo :2006/07/05(水) 07:21:49.75 ID:ydvUBBi/0
(;^ω^)ξ;゚听)ξ「・・・・・・・・・・・・。」


ブリッジから見える世界の裂け目の光景に2人は絶句した。
それは他の兵士たちも同じようで、ブリッジはショボンが命令を発するまで
誰の話し声も聞こえなかった。


(´・ω・`)「さあ、行こうか。」


真っ黒な雷雲の中に、VIP☆STARの姿は飲み込まれるかのように消えていった。

第25話 完      推奨BGM  VIP☆STAR
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