- 53
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:17:07.13 ID:J16gxM9V0
- がさごそがさごそ・・・
トントントントントン・・・ジャーパチパチパチ・・・
( ´ω`)「なにごとかお?」
その家の主は寝ているがどうやらもう一人の人間が何かをしているようだ
ξ*゚听)ξ「ふんふんふ〜ん♪ふふふんふ〜ん♪すんすんす〜ん♪」
どうやらその人間は料理を作っているようだった
ξ*゚听)ξ「美味しい料理は〜元気の〜みなぁもと〜〜〜〜しずか。」
独自の歌を唄いながらツンは朝食を整えている。
- 55
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:17:46.80 ID:J16gxM9V0
- ( ^ω^)「美味しそうな匂いだお!」
ξ;゚听)ξ「あ、ブーンもう起きたのか。もうちょい寝ててm・・・ゴニョゴニョ」
( ^ω^)「なんか言ったかお?」
ξ゚听)ξ「いや、なんでもないんだが。」
( ^ω^)「そうかお・・・って卵焦げてるお。」
ブーンの指がさした方にはさきほどまで作っていたツンの玉子焼きが無残に煙をあげていた。
ξ////)ξ「お前がタイミング悪く起きてくるからだ!アホ!」
(;^ω^)「濡れ衣だお・・・」
- 56
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:18:23.43 ID:J16gxM9V0
- 男物だがエプロンを着けて焦げた玉子焼き相手に慌てているツンを見てブーンはこう思った。
( ^ω^)「元の世界ならこの光景も最高だっただろうに・・・」
そう思っていると昨晩のブーンが勇気を出せずに精液を出していた光景が目に浮かんだ。
(;^ω^)「絶対元の世界に帰ってやるお!」
そうこう思っているうちに料理は出来上がったようだ。
ご飯に若布とたまねぎの味噌汁と漬物に玉子焼きと海苔
完璧な和朝食である
- 57
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:19:07.51 ID:J16gxM9V0
- ξ゚听)ξ「やぁっぱり朝は味噌汁だよな〜。元気が出るぜ。」
( ^ω^)「とっても美味しそうだお!」
ξ゚听)ξ「玉子焼きは焦げたけどな・・・」
(;^ω^)「それはツンの不注意だt」
言い終わる前にツンが大きい声で
ξ#゚听)ξ「いただきます!!!」
(;^ω^)「いっ・・・いただきますだお・・・」
(;^ω^)(これ以上蒸し返さない方がいいお・・・)
- 59
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:19:56.74 ID:J16gxM9V0
- 料理は見た目どおりの美味しい味だった。
(*^ω^)「美味しかったお!ツンは料理が上手いお!」
ξ////)ξ「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。」
(*^ω^)「朝食にまともな料理を食べたのは久しぶりだお!」
そういいながらブーンは時計に目をやった
AM8:30
( ^ω^)(今日は月曜日だから9:30からバイトだお・・・)
とりあえずツンも仕事があるので帰るそうだ
ξ゚听)ξ「じゃあまたな。」
( ^ω^)「あいおー。」
ガチャ・・・ブイブイブイブロロロロロロロロ・・・
ブーン宅から一台の車が出ていった。
( ^ω^)「さて、支度でもするかお。」
- 62
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:21:12.03 ID:J16gxM9V0
- カチャンカラコロカラコロ・・・
( ^ω^)「ブーンinしたお!」
ブーンのバイト先は一軒の喫茶店
名前はカフェテラス・フサ 昼間は近くのOLやカップルが来るような小洒落た喫茶店だ。
ミ,,゚Д゚彡「今日も時間通りですねブーン君。」
( ^ω^)「店長おはようだお!」
川 ゚ -゚)「おはよう」
(;^ω^)「お・・・おはようだお・・・」
ブーンは昨日のこともあってかクーと喋るときどこかぎこちない。
ミ,,゚Д゚彡「ブーン君今日は体調悪いのかな?」
( ^ω^)「いや、大丈夫ですじょ。」
- 64
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:22:03.28 ID:J16gxM9V0
- 朝は比較的に忙しくはないが仕入れの搬入などがある
ミ,,゚Д゚彡「クー ブーンちょっと荷物を取ってきて貰えませんか?」
川 ゚ -゚)「判りました。」
(;^ω^)「判ったお。」
荷物を取りに行く途中にクーが
川 ゚ -゚)「僕のせいであまり仕事が捗らないのかな?」
(;^ω^)「い・・・いや、そういうわけでは。」
川 ゚ -゚)「ふふふ、ブーン君は嘘が苦手だね。」
(;^ω^)「ううっ・・・」
川 ゚ -゚)「つまり、少なからず僕の告白が君に何らかの効果を持ってるってことだね。でも、出来る限り表に出さないで欲しい。」
(;^ω^)「善処しますお」
- 66
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:22:58.42 ID:J16gxM9V0
- そうしているうちに物置についた。
川 ゚ -゚)「じゃあ運ぼうか」
( ^ω^)「うい」
二人で持ち上げてるのだがこれがなかなか重いようだ
(;^ω^)「こ・・・これは重い・・・」
川;゚ -゚)「これは本当に重い・・・」
(;^ω^)「中身はなんなんだお?」
川;゚ -゚)「わかんない・・・」
- 67
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:23:32.57 ID:J16gxM9V0
- 頑張って途中まで運んでいたがここでアクシデントが起こった
川;゚ -゚)「ここは・・・」
(;^ω^)「下に物があって通りづらいお・・・」
川;゚ -゚)「頑張ろう・・・」
(;^ω^)「あいお。」
店長のフサは片付けをするのが下手なようだ。道のいたるところに物が散乱している。
(;^ω^)「うわぁ!」
川;゚ -゚)「うわっ!」
ガタガタゴトン!
- 68
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:24:05.81 ID:J16gxM9V0
- (;^ω^)「いったー・・・クー大丈夫かお?」
川;" -")「大丈夫・・・だけど・・・その手・・・」
( ^ω^)「手・・・?」
モミュモミュ
ブーンの右手は倒れているクーの左胸を的確に触っていた。
(;゚ω゚)「あわわわわ、ごめんお!」
川;" -")「謝るのは良いから・・・どけて・・・」
ブーンはサッと手をどける
(;゚ω゚)「ごめんおごめんおごめんおごめんお・・・」
川;" -")「大丈夫だから・・・早く運ぼう・・・」
(;^ω^)「う・・・うん・・・」
そうして二人は荷物を運び終えた。
- 70
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:25:34.28 ID:J16gxM9V0
- お昼、それは前述したとおりこの喫茶店の一番忙しい時間帯である
( ^ω^)「ランチAとアイスコーヒーだお。」
ミ,,゚Д゚彡「了解です。」
ミ,,゚Д゚彡「クーさん!これ運んで!」
川 " -")「・・・」
ミ#゚Д゚彡「クーさん!」
川;゚ -゚)「あ、はい!」
ミ,,゚Д゚彡「ブーン君がおかしいと思ったら次はクーさんもおかしくなるなんて・・・今日は変だわ。」
- 71
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:26:09.56 ID:J16gxM9V0
- 昼の喧騒も終わり夕方となり喫茶店も閉店時間となった。
ミ,,゚Д゚彡「じゃあ今日はここまでね。二人ともなにかおかしかったから明日までに直してくるように!じゃあね。」
(;^ω^)「あいお。」
川;゚ -゚)「はい・・・」
帰り際にブーンは自分の右手を見ながら思った。
( ^ω^)(クーの胸・・・意外と大きかったお・・・)
感触が脳に生々しくこびり付いている
(;^ω^)「ううっ・・・僕はまた何を・・・」
ブーンが記憶した胸の感触を思い出していると
- 74
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:26:42.89 ID:J16gxM9V0
- 川 " -")「あの・・・ブーン君・・・」
( ^ω^)「ん?どうしたんだお?」
川 " -")「朝の・・・あれだけどさ・・・」
( ^ω^)「?」
川 " -")「今まで僕は人に胸を触られたことなんてなかったんだ。だから・・・その・・・今日のことは・・・・・・・・嬉しかった。それだけ」
(;゚ω゚)「ブフッ!」
ブーンはふきだしながらもスタスタと歩くクーの後姿を眺めていた。
- 75
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:27:28.59 ID:J16gxM9V0
- (川 " -")「今まで僕は人に胸を触られたことなんてなかったんだ。だから・・・その・・・今日のことは・・・・・・・・嬉しかった。それだけ」)
(;^ω^)「アウアウ、ダメだお!あんなの言われたらどんな男でも腰砕けになるに決まってるお!」
一人もんもんしながらブーンはシャワーを浴びていた。
シャワーを浴び終わりパジャマに着替えていると
ピンポーンとチャイムがなった
- 78
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:28:14.70 ID:J16gxM9V0
- ( ^ω^)「あいおー」
ガチャ
( ´_ゝ`)(´<_` )「どうも今晩は。」
バタン
ドアの向こうから
( ´_ゝ`)「おい、閉められたぞ。」(´<_` )「兄者の顔がキモかったんだろうもう一度トライだ」
ピンポーン
ブーンはチェーンロックをかけながらドアを開けた。
(;^ω^)「何者だお?」
( ´_ゝ`)(´<_` )「我々は貴方の味方です。最近変なことが起こったりしたでしょう?男が女になったり・・・」
(;゚ω゚)「なんでそれを知ってるお!」
( ´_ゝ`)「立ち話もなんだから」(´<_` )「ちょっと中に入りましょう。」
(;^ω^)「あいお。」
- 82
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:29:54.86 ID:J16gxM9V0
- 二人を中に入れて判ったことは二人が自分の性別通りの恰好と頭を持っていることだった。
( ´_ゝ`)「ことの発端はある事故から発生した。」
(´<_` )「その研究所では人の性別に関することを研究していた。」
( ´_ゝ`)「我々はその研究チームの一人だ私は兄者と言う」
(´<_` )「同じく弟者だよろしく」
( ´_ゝ`)「そしてその事故というのは薬が外に大量に漏れたということだ。」
(´<_` )「その薬というのは男が男である女が女であるという認識をまるで逆転する薬だ。」
( ´_ゝ`)「しかし大量に流れ出た薬だが被害に合わなかった人間もいる。」
(´<_` )「その一人が君だ。」
(;^ω^)「いきなりキチガイが何か言ってるお・・・」
- 85
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:30:57.54 ID:J16gxM9V0
- ( ´_ゝ`)「キチガイとは酷いな。だが我々研究チームにもこの薬の解除方法がわからないんだ。」
(´<_` )「漏れた原因は兄者のせいだからキチガイってのは当てはまるけどな。」
(#´_ゝ`)「後で血を見せてやる。」
(´<_` )「自分の血でも見てろ。」
( ´_ゝ`)「とりあえず君は貴重な感染被害を受けてない人間だ。」
(´<_` )「ちなみにこの薬を調べてると性別の認識以外に恋愛感情も関係するようだから」
( ´_ゝ`)(´<_` )「色々とよろしく。」
(;^ω^)「色々ってなんだお・・・」
- 86
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:31:42.16 ID:J16gxM9V0
- ( ´_ゝ`)「君のこと調べてるうちに色々と知ってね」
(´<_` )「どうやらあの薬の感染者からは君はとても魅力的に見えるようだ」
( ´_ゝ`)「現に何人かもう魅了してるようだし・・・」
(´<_` )「恐れることはない、やってしまえ。」
( ´_ゝ`)(´<_` )「ってわけで帰るね。また来るよ。」
ドタドタドタガチャン・・・ギィ〜、バタン。
(;^ω^)「あいつら言いたい放題言って帰りやがったお・・・どうも最近押し付けられがちな生活だお・・・」
- 89
名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:32:26.33 ID:J16gxM9V0
- ブーンはベットに入りながら思った
( ^ω^)(どうやらブーンはこの世界ではモテ男のようだお・・・)
そう思うとふと一人の人間が頭に浮かんできた
その人は
クーだった・・・
( ^ω^)(モテるのは良いけど僕は一体誰を好きになっていいんだお・・・?)
そんなことを思いながらブーンは眠りについた
二夜目・完
- 118 名前:( ^ω^)以外が性別転換したようです。 :2007/09/08(土) 22:45:12.46 ID:J16gxM9V0
- 状況説明したほうが良いようですね。
ブーン 性別 男 周りからの認識 男 でも体にアレがぶら下がってるので見られると 女 と認識される
ツン 性別 女 周りからの認識 男 いわゆる薬物被害者
クー 性別 女 周りからの認識 男 上に同じ ブーンが大好き
フサギコ 性別 男 周りからの認識 女 上の上に同じ バイト先の店長
ショボン 性別 男 周りからの認識 女 うえn(ry BARの店長 ブーンに・・・
ドクオ 性別 男 周りからの認識 女 う(ry ブーンに・・・
流石兄弟 性別 男 周りからの認識 男 ブーンと同じ薬物被害を受けてない人
etc
薬物=その被害を受けると自分の性別の意識と他人の性別の意識が逆転する
戻る