137 : べっぴん(愛知県):2007/04/15(日) 23:47:20.63 ID:kXyb3qU70
 家に着くとクーが朝飯を作っていた。

('A`)「おはよう」
川 ゚ -゚)「おはよ、どこ行ってたんだ?」
('A`)「ちょっと散歩行ってた」
川 ゚ -゚)「その箱は?」
('A`)「知り合いに会って蜜柑貰った」

 ダンボールを台所の隅に置く。
 そして、コタツに入り冷たくなった体を温める。

('A`)「ふぅ・・・」
川 ゚ -゚)「ほら、暖かいココアだ」

 クーにココアが入ったカップを渡される。
 そして、机の上にトーストが置かれる。

('A`)「いただきますっと」

 熱いほどのココアを一口飲む。
 体が温まる、コタツのおかげもあるが。

('A`)「はぁー」
川 ゚ -゚)「しぃはまだ起きないな」
('A`)「そうだな」
163 : 会社員(愛知県):2007/04/16(月) 00:25:53.40 ID:Ufm5aDTY0
 朝飯を食べ終えるとクーがミカンを持ってきた。
 そして、それをコタツの上に置く。

('A`)「コタツにミカン、まさに日本の冬だな・・・」
川 ゚ -゚)「そうだな、お、このミカン美味いぞ」

 俺も1つとって食べてみる。
 確かに、甘くて美味い。

川 ゚ -゚)「今夜、だな」
('A`)「そうだな」

 しぃに聞かなければならないこと。
 俺たちのことをどう思っているか・・・。

('A`)「とりあえず、日中は暇だな・・・」
川 ゚ -゚)「まぁのんびりしてようか」
('A`)「そうだな」

 学校も終わり1月まで休みだ。
 少しぐらいのんびりしたって許されるだろう。

('A`)「ミカン美味いな・・・」

 あの人たち、一体何処で取って来たのだろうか。
176 : 会社員(愛知県):2007/04/16(月) 00:41:28.24 ID:Ufm5aDTY0
 11時ぐらいにしぃがのそのそと起きてきた。
 昨日の10時に寝たんだから・・・、13時間睡眠か・・・?

(*゚−゚)「はにゃ?」
('A`)「おはよう、もう昼だぞ」
(*゚−゚)「おにーひゃんおはよう・・・」

 まだ頭がカックンカックンしてる。
 寝ぼけてるのか、まだ眠いのか・・・。

('A`)「顔洗って来い」
(*゚−゚)「ふぁーい・・・」

 ふらふらとした足取りで洗面所へ歩いていく。
 クーはさっきちょっと寝ると言って横になっている。
 俺はというと、テレビを見るでもなく、本を読むでもなく。
 ただひたすらにミカンを食べていた。
 そろそろ舌の感覚麻痺してきたかも。

('A`)「でも美味いんだよな・・・」

 なんか麻薬とかそんな感じ。
 一度食べたら止まらない、って感じなのかな。
 それにしても、俺も少し眠くなってきた・・・。
10 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 22:16:01.15 ID:ooZmQyuX0
('A`)「ん・・・?」

 あれ、俺寝ちまったのか・・・。
 コタツから出て立ち上がり背を伸ばす。
 体中がバッキバキランド、腰痛い・・・。

('A`)「2時か・・・」

 3時間ほど寝てたみたいだ。
 コタツの中で寝ていたせいか少し汗をかいている。
 ふと見ると、クーとしぃもコタツで寝ている。
 クーは俺が寝る前から寝ていたが、しぃはまた寝ているのか・・・。

('A`)「よー寝るな・・・、冬眠でもするんじゃないのか・・・?」

 二人を起こさないようにまたコタツに入る。
 少しボーっとしながらまたミカンに手を出す。

('A`)「はぁ・・・」

 今夜、しぃに聞くんだよな・・・。
 果たして、なんと答えるのだろうか。
 もしも・・・、いや、変な考えはしないほうがいいだろう。
 おばあちゃんは言っていた、嫌な考えほど現実になるって。
15 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 22:25:06.07 ID:ooZmQyuX0
 ボーっとしていると携帯が机の上でガタガタ揺れている。
 揺れて段々と俺から遠ざかる携帯を掴み待ち受けを見る。
 メールが届いている、ツンからだ。

ξ゚听)ξ『今日クリスマスパーティやるから、クーとしぃちゃんも連れてきなさいよ!』

 相変わらず強引だ・・・。
 まぁ、タダで良いものが食わせて貰えるんだ、文句は言うまい。
 去年も呼ばれたが、去年はクーとはほとんど見知ってなかったんだよな・・・。
 クーも居たが特に会話もなかったしな・・・。

('A`)「さて、まだ時間はあるな・・・」

 メールには6時にツンの家と書いてあった。
 4時ごろに準備を始めればいいだろう。

('A`)「んー」

 あと2時間どうするか・・・。
 特にやることも無いんだよな・・・。
 またミカンに手を伸ばす。
 ホント、ずっと食べてるよな俺・・・。

('A`)「でもミカンうめー」
21 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 22:37:15.20 ID:ooZmQyuX0
 で、3時半、流石にクーとしぃを起こす。

川 ゚ -゚)「そうか、ツンが呼んでいるのか」
(*゚−゚)「私も行っていいの?」
川 ゚ -゚)「当然だ」

 そんなわけで女性陣、つっても2人だが・・・。
 準備をしているようだ。
 俺はというと、もう準備を終えてボーっとしている。
 一応正装しているつもりだが・・・。

('A`)「ん? 電話か」

 携帯が鳴っているので取る。

( ^ω^)「おいすー」
('A`)「よう空気饅頭」
( ^ω^)「誰が空気饅頭だこのヘタレスケベ」
('A`)「どうやら元気みたいだな」
( ^ω^)「当たり前だお」

 ノリもテンションもそのまま。
 なんというブーン、これは間違いなくガチムチ。

('A`)「で、何だよヘチャムクレ」
(#^ω^)「ビキビキ・・・」
27 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 22:43:15.13 ID:ooZmQyuX0
('A`)「最近お前存在感無さ杉なんだよ」
( ^ω^)「仕方ないお、出番が無かったお」
('A`)「でば・・・ん・・・?」
( ^ω^)「ゆとり乙」
('A`)「おk、用件を聞こうか」

 そんなわけでブーンからの用件を聞く。

( ^ω^)「ドクオは今年の冬コミ行くかお?」
('A`)「あー、そういやそんなんあったな・・・」

 すっかり忘れていた。
 というか、夏コミも行ってなかったな・・・。
 いや、行く気が無かったから忘れてたんだろうな。

('A`)「今年はやめとくわ」
( ^ω^)「そうかお、それならブーン1人で行ってくるお」
('A`)「頑張れ」

 そんなこんなで話が続く。
 今夜のパーティ、ブーンも行くらしいが。

( ^ω^)「昨日飲んだばかりだから辛いお・・・」
('A`)「ツン・・・、あいつも飲んだのに大丈夫なのか・・・」
37 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 23:04:35.87 ID:ooZmQyuX0
 まぁ、そんなわけで5時ぐらいからのことは省略。
 時間は5時50分、ツンの家の前だ。

川 ゚ -゚)「ツン、私だ」
ξ゚听)ξ『あ、クーね、入っていいわよ』

 インターホン越しにツンの声が聞こえる。
 声が聞こえた後、ツンの家のドアの鍵が開く音がする。

/ ,' 3「どうぞ、お入りください」

 荒巻さんに言われ家に入る。
 食堂まで行くとツンとブーンが座っていた。

ξ゚听)ξ「来たわね、さ、座って座って」

 ツンに言われるままに席に着く。
 テーブルの上を見ると様々な料理と、ワインが置いてある・・・。
 もしかして・・・、飲むのか・・・?

ξ゚听)ξ「まぁ、パーティって言う割には人数少ないけど」
川 ゚ -゚)「いいじゃないか、こういうのも楽しいからな」

 しぃが物欲しげな目でテーブルの上の料理を見つめている。
39 : 火星人−(愛知県):2007/04/19(木) 23:14:31.87 ID:ooZmQyuX0
ξ゚听)ξ「食べていいわよ」
(*゚−゚)「え・・・」
ξ゚听)ξ「ほら、おかわりもあるからね」
(*゚−゚)「うん!」

 ツンはしぃに物凄く甘い気がする。
 まぁ、それはそれでいいのだが・・・。

ξ゚听)ξ「さて、私たちも食べましょ」

 ツンがそういうと荒巻さんがしぃ以外のグラスにワインを注ぐ。
 マジで飲むのか・・・?
 一方、しぃのグラスに注がれているのはオレンジジュースだろうか・・・?
 まぁ、酒は絶対に飲ませられないからな・・・。

( ^ω^)「頂くお」
川 ゚ -゚)「頂きます」
('A`)「頂ますっと」

 クリスマスにちなんだ料理が多いが、どれも美味い。
 荒巻さんが作っているのだが、あの人は本当に何でも出来るんだな・・・。

( ^ω^)「おいしいお」
川 ゚ -゚)「あぁ、美味い」

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