379 : 画家のたまご(愛知県):2007/04/09(月) 23:25:20.08 ID:guds92PE0
 しぃを止めないと。
 そんな思いだけが頭を駆け巡るが体が言うことを聞かない。
 こんなこと、クーに申し訳立たないだろうが・・・!

(*゚−゚)「あはっ、ビクビクなってる!」
('A`)「しぃ・・・なんで・・・」
(*゚−゚)「私がやりたいだけ、お兄ちゃんには関係ないよ」

 もう限界だった。
 しぃが俺のものを口に加えたまま俺の精が放たれる。
 しぃがそれを口から零さずに飲み込んでいる・・・。
 ちくしょう・・・!

(*゚−゚)「おいしい・・・」
('A`)「くっ・・・」

 頼む、頼むから動いてくれ・・・!
 右手の感覚が少しだけ戻ったような気がする。
 その右手に力を込める、動いた。

('A`)「しぃ・・・!」
(*゚−゚)「え・・・」

 思い切り振り上げた拳がしぃの鳩尾に入った。
 そして、しぃはそのままぐったりとなってしまった。
392 : 画家のたまご(愛知県):2007/04/09(月) 23:30:18.62 ID:guds92PE0
 しぃが俺の上に倒れこむ、そして俺の体の感覚が戻る。
 しぃは目を瞑ったまま気絶しているようだ・・・。
 俺は前からだらしなく出た物をしまう。
 そして、しぃの顔についた自分の精をティッシュで拭う。

('A`)「・・・」

 思いっきり殴ってしまった・・・。
 どうやら気絶しただけのようだ・・・。

('A`)「何だったんだ・・・」

 俺は指に絆創膏をつける。
 しぃをベッドの上に横たえる。
 いつもと変わらないしぃだ。
 でも、さっきのは・・・。

('A`)「やっぱり・・・、何かあるのか・・・?」

 考えても分かるわけが無い。
 突然のことで、しかもあんなことだ。
 クーに相談するわけにもいかないしな・・・。

('A`)「とりあえず・・・、飯作るか・・・」
418 : 画家のたまご(愛知県):2007/04/09(月) 23:49:53.98 ID:guds92PE0
 晩飯を作り終えたころにしぃが起きた。
 目が合うだけで何か空気が重い・・・。

(*゚−゚)「あれ・・・、私寝てたの?」
('A`)「何も覚えてないのか・・・?」
(*゚−゚)「お兄ちゃん何言ってるの?」

 覚えてない・・・?
 いや、覚えてないほうが都合がいいのだが・・・。
 でも、やっぱりおかしいよな・・・。

('A`)「いや、何でもない、飯食うか」
(*゚−゚)「うん!」

 食事をしている間もずっと考える。
 何故あんなことになったのか・・・。
 最後までやってないとしても、申し訳ない気持ちでいっぱいだ・・・。

(*゚−゚)「お兄ちゃん食べないの?」
('A`)「ん、いや、食べてるぞ」
(*゚−゚)「でもさっきから箸動いてないよ・・・」

 しぃが心配そうな表情でこちらを見ている。
 やっぱり・・・、何も覚えてないんだろうか・・・。

 

649 名前: 前社長(愛知県) :2007/04/10(火) 23:21:04.12 ID:R3b88/U90
 今日はクーが帰ってくる日だ。
 しぃに起きたことは言わないほうがいいだろう・・・。
 学校が終わりクーと一緒に帰路に着く。
 そして、バーボンハウスへしぃを迎えに行く。

川 ゚ -゚)「しぃ、ただいま」
(*゚−゚)「おねーちゃん!」

 しぃはクーの元へ走っていく。
 そして、クーの懐へと飛び込んだ。

川 ゚ -゚)「1週間良い子にしてたか?」
(*゚−゚)「うん!」
('A`)「帰るぞ」
川 ゚ -゚)「そうだな」

 しぃがクーの手を握って歩く。
 その横を俺が歩く。
 本当に、あんなことがあったのが嘘みたいだ。
 でも、あれは夢じゃなかった・・・。
 考えないほうがいいのだろうか・・・。

川 ゚ -゚)「どうしたドクオ?」
('A`)「いや・・・、何でもないさ」
657 名前: 前社長(愛知県) :2007/04/10(火) 23:32:15.02 ID:R3b88/U90
 それから、クーが居る生活が戻った。
 月日はあっという間に過ぎて行き、もう12月だ。
 しぃもあれからおかしくなることは無かった。
 やっぱり、あれは夢だったのいだろうか・・・?
 学校も休みに入る3日前だった。

('A`)「もう今年も終わりか・・・」
川 ゚ -゚)「なぁ、ドクオちょっといいか?」

 俺とクーは宿題を終わらせるために遅くまで起きていた。
 しぃはとっくの昔に熟睡している。

('A`)「どうした?」
川 ゚ -゚)「えっとな・・・、その・・・」

 クーがゴニョゴニョとはっきりと喋らない。
 何か言い辛いことでもあるのだろうか・・・?

('A`)「何だ、言い辛いなら言わなくてもいいぞ」
川 ゚ -゚)「いや、そうじゃなくてな・・・」

 まだはっきりしない。

川 ゚ -゚)「もうすぐクリスマスだろ、それで、しぃにな・・・」
('A`)「把握した」
672 名前: 前社長(愛知県) :2007/04/10(火) 23:44:47.81 ID:R3b88/U90
('A`)「しぃにクリスマスプレゼントか・・・」

 だが、しぃが何を欲しがっているのかさっぱり分からない。

川 ゚ -゚)「駄目か・・・?」
('A`)「いや、別にいいけどさ、何が欲しいんだろうな」
川 ゚ -゚)「そうだな・・・」

 もうしぃが来て2ヶ月になるが、しぃが何かを欲しがった記憶が無い。
 いや・・・、あれは・・・、やめておこう。
 本人に直接聞けば早いのだが、もしそれを分かっていたらどうするかだな・・・。

川 ゚ -゚)「それよりもドクオ」
('A`)「ん、他にも何かあるのか?」
川 ゚ -゚)「うむ、ここ最近ご無沙汰だったろ」
('A`)「突然何言いやがる」
川 ゚ -゚)「要するに欲求不満なんだ」
('A`)「それ、女が言う言葉じゃないぞ・・・」
川 ゚ -゚)「気にするな」

 そういいながらクーが俺に近づいてくる。
 そして、顔を近づけキスをする。

川 ゚ -゚)「いいだろ・・・?」
('A`)「しぃが居るぞ・・・」
川 ゚ -゚)「大丈夫、ぐっすり寝てるから・・・」
683 名前: 前社長(愛知県) :2007/04/10(火) 23:55:50.31 ID:R3b88/U90
 エロエロがグチャグチャで。
 放送禁止で自主規制。
 そんなわけで夜が明けた。

('A`)「眠い・・・」
川 ゚ -゚)「どうした、そんな目を真っ赤にして」
('A`)「テメーのせいだテメーの」
川 ゚ -゚)「そうか、私は凄く体調がいいんだがな」

 人の体力散々奪っといて何言ってるんだ・・・。
 と、しぃがもぞもぞと起きだす。
 目をごしごしと擦りながらトロンとした目でこちらを見る。

(*゚−゚)「おふぁよう・・・」
川 ゚ -゚)「おはよ、しぃ」
('A`)「おはようさんっと、顔洗ってこいよ」
(*゚−゚)「ふぁーい・・・」

 呂律が回らないまましぃは洗面所へと行く。
 俺とクーは着替えをする。
 今日と明日学校へ行けば冬休みだ。
 大して長いわけでは無いが・・・。
 それにしても、しぃのクリスマスプレゼントか・・・。
 何が欲しいんだろうな・・・。
707 名前: 副社長(愛知県) :2007/04/11(水) 00:08:06.23 ID:NwlcX+uS0
 しぃもバーボンハウスの仕事に慣れて1人で行くようになった。
 合鍵もしぃ専用の物を作ってある。
 しぃが働いてくれているおかげで最近は生活が楽だ。
 あと、ショボンさんの誘いを受けた。
 卒業後、バーボンハウスへ就職することにした。
 学校へ着くとツンが何かゴソゴソやっていた。

川 ゚ -゚)「おはよう」
('A`)「おはようさん」
ξ゚听)ξ「あ、おはよ」

 ツンの手元を見ると編み物をしているようだ。
 見た感じマフラーか何かだろうか・・・?

('A`)「それ、ブーンにか?」
ξ゚听)ξ「な、なんで分かったの!?」

 いや、分かるだろ・・・。

川 ゚ -゚)「ツンは分かりやすいんだよ」
ξ゚听)ξ「むぅ・・・」

 まぁ、ブーンも喜ぶからいいだろう。
 ブーンなら学校にツンがこんなもの持ってきても気づかないだろうからな。
728 名前: 副社長(愛知県) :2007/04/11(水) 00:21:37.23 ID:NwlcX+uS0
 半日で学校が終わり家に帰る。
 しぃはまだ仕事、というかお手伝いをしている。
 帰ってくるのは5時ぐらいだろう。

川 ゚ -゚)「ドクオ、しぃのプレゼントどうするんだ・・・?」
('A`)「どうするか・・・」

 何が欲しいのかさっぱり分からないからな。
 本人に聞くしか方法は無いのかな・・・?

('A`)「ほんと、どうするかねぇ・・・」
川 ゚ -゚)「やっぱり、しぃ自身に聞こうか」
('A`)「そうだな、それが一番いいな」

 しぃが帰ってきたら何が欲しいか聞こう。
 それで当てがつくものならプレゼントしてやらないとな。
 今生活が楽になってるのはしぃのおかげでもあるし。

('A`)「今年は楽に年が越せそうだな・・・」
川 ゚ -゚)「ふむ・・・」

 毎年この時期はバイトに追われて必死だった。
 だが、しぃのおかげで少しは余裕ができた。
 やっぱり、しぃが来てくれたことは良かったことなのかな・・・。

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