778 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:49:45.19 ID:LnXPwo8y0
 学校へ着き、1時間目が始まる。
 1時間目は流石兄弟先生の授業だ。

( ´_ゝ`)「オラ、糞餓鬼どもレポート出せ」
(´<_` )「兄者、口が悪いぞ」

 いつものテンションで授業が始まる。
 この人の授業で宿題を忘れることは死を意味する。

( ´_ゝ`)「む、ブーンはどうした」
('A`)「遅刻するそうです」
( ´_ゝ`)「遅刻ならいい、レポートを忘れたら・・・コロス」

 何気に真面目なんだよな、この人。
 宿題を忘れると授業後にPCの前に拘束される。
 そして、そのまま精神的ブラクラを・・・。

( ´_ゝ`)「さて、授業始めるか」

 いつもどおり、というか変わった記憶の無い授業。
 毎回のごとくブラクラを踏む先生が居る。

( ´_ゝ`)「OK、ブラクラGET」
(´<_`;)「兄者・・・、授業中は勘弁してくれ・・・」
791 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 23:00:11.47 ID:LnXPwo8y0
 1時間目の途中にブーンが来た。

( ´_ゝ`)「お、来たな」
( ^ω^)「遅れてしまってすいませんお」

 ブーンは持っていたレポートを先生に渡すと席へと座る。

('A`)「お前、何で遅刻したんだよ」
( ^ω^)「秘密だお」

 なんでやねん・・・。
 まぁ、こいつが何をしてても別にいいのだが。
 気にしないで置こう、うん・・・。
 あっという間に授業終了のチャイムが鳴る。

( ´_ゝ`)「さて、帰るか」
(´<_` )「帰るな」

 あの二人、よく教師やってられるな・・・。
 未だに母親が恐怖らしいが。
 そりゃ、商店街でボコボコにされたらな・・・。

('A`)「はぁ」
( ^ω^)「何溜め息ついてるお?」
('A`)「気にするな空気」
( ^ω^)「誰が空気だお」
793 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 23:08:09.20 ID:LnXPwo8y0
 2〜6時間目は省略。
 特に何も無かった。

('A`)「さて、バーボンハウス行くか」
川 ゚ -゚)「私も行かないとな」

 クーはしぃを迎えに行くために一緒にバーボンハウスへ行く。
 商店街を通り、バーボンハウスへと着く。
 しぃはレジで座っていた。

(*゚−゚)「あ、お兄ちゃんお姉ちゃん!」
川 ゚ -゚)「しぃ、迎えに来たぞ」

 店の奥からショボンさんが出てくる。
 そのまま俺の前に来て放し始める。

(´・ω・`)「ドクオ君、彼女はよく働いてくれたよ」
('A`)「そうですか」
(´・ω・`)「まさしく看板娘だ」
('A`)「・・・」

 どうやら、しぃがレジにいる間かなり客が来たらしい。
 まぁ、この店にこれだけ可愛い子がいるんだからな・・・。
 ちんぽっぽさんは可愛いが事務所に篭ってるからな・・・。
822 : 旅人(愛知県):2007/04/08(日) 00:04:47.46 ID:uuG4EKXF0
('A`)「じゃ、俺はバイト終わったら帰るわ」
川 ゚ -゚)「分かった」
(*゚−゚)「がんばってねお兄ちゃん」

 なんというか、しぃの一言は破壊力がある。 
 妹とかいたらこんな感じなのかと思ったが、多分それは無い。
 現実にこんな妹が居たらそれは奇跡だ。

(´・ω・`)「ドクオ君、ちょっといいかい?」
('A`)「はい?」

 ショボンさんに呼ばれて事務所へ行く。
 ショボンさんは真面目な顔でこちらを見ている。

(´・ω・`)「ドクオ君、君は卒業後の進路をもう決めているかい?」
('A`)「いえ、まだですけど」
(´・ω・`)「物は相談なんだけど、卒業後もここで働かないかい?」

 要はバイトから正社員へ格上げということ。

('A`)「社員にならないか、ってことですか?」
(´・ω・`)「まぁ、それもあるんだが、支店長になってほしいんだ」
('A`)「ててててて店長ですって!?」

 予想外の話だった。
836 : 旅人(愛知県):2007/04/08(日) 00:27:56.99 ID:uuG4EKXF0
('A`)「どういうことですか?」
(´・ω・`)「うん、僕ね、バーボンハウスを全国展開しようと思ってね」
('A`)「いきなり話が大きくなりましたね」
(´・ω・`)「まぁ、気にしないでくれ、それで2号店を出そうと思ってるんだ」
('A`)「はい」
(´・ω・`)「それで、来年の3月にはそこが始まるから僕はそっちに行かないといけないんだ」

 要するに、この店に店長が居なくなるということ。

(´・ω・`)「というわけで、一番信頼できるドクオ君に代理店長をしてもらいたいんだ」
('A`)「でもなんで俺なんです?」
(´・ω・`)「上の2人は他にも仕事があるし、ジョルジュ君じゃまだ経験が浅いからね」
('A`)「そうですか・・・」

 正直、卒業後の進路が決まるのはうれしいことだ。
 就職活動の苦労も無く行けるわけだし・・・。
 でも、いきなり店長となると話は変わる。
 店長、という名前が大きく思える。

('A`)「少し、考えさせてもらえますか?」
(´・ω・`)「うん、良い返事を待ってるよ」

 そういうとショボンさんは伝票を持って倉庫へ行った。
 店長・・・か・・・。
849 : 旅人(愛知県):2007/04/08(日) 01:07:29.97 ID:uuG4EKXF0
 仕事も終わり帰る準備をしている時だった。
 ワカンナインデスさんが珍しく話しかけてきた。

( ><)「ドクオ君店長になるんですか!?」
('A`)「え、まだ決めた訳じゃ無いですけど・・・」
( ><)「僕もちんぽっぽちゃんもドクオ君が店長なら着いていくんです!」
('A`)「・・・」

 この人、全然話さないから分からなかったけど。
 ちゃんと、色々見てくれてるんだなと思った。
 こんなことを言ってくれる人だったんだ・・・。

( ><)「あ、帰る途中でしたね、ごめんなさいです!」
('A`)「大丈夫ですよ」
( ><)「そうですか! じゃ、さよならなんです!」

 そういってワカンナインデスさんは店のほうへ戻っていった。
 やっぱ、色々考えないといけないな・・・。

('A`)「消える飛行機雲〜、追いかけて追いかけて〜」

 なんだか分からないけど無性になきたくなった。
 理由なんて全然分からないけど涙が出てきた。
 色々と、俺の中で崩れていくのが分かった。
853 : 旅人(愛知県):2007/04/08(日) 01:24:00.46 ID:uuG4EKXF0
 家に帰るとクーとしぃの姿は無かった。
 風呂場の電気がついてるから風呂に入ってるんだろう。

('A`)「飯は、あるか・・・」

 机の上に飯が置いてあったので箸を取る。
 その中に1つだけ妙なものがあった。
 玉子焼き・・・というかスクランブルエッグかこれは。
 それを食べてみる、かなり塩辛い。
 クー、間違えたのかな・・・?
 食事を食べ終えたころにしぃとクーが風呂から出てきた。

川 ゚ -゚)「お、帰ってたのか」
(*゚−゚)「お兄ちゃんお帰りなさい」
('A`)「ただいま」
川 ゚ -゚)「ん、食事は食べたのか?」
('A`)「あぁ」
川 ゚ -゚)「卵、どうだった?」
('A`)「塩辛かったな、砂糖と間違えたのか?」
(*゚−゚)「・・・」

 何か、しぃが落ち込んでるぞ。
 まさか・・・。

川 ゚ -゚)「それはしぃが作ったんだ・・・」
('A`)「ヴェノアー」
856 : 旅人(愛知県):2007/04/08(日) 01:29:25.88 ID:uuG4EKXF0
(*゚−゚)「ごめんなさい・・・」
('A`)「いや、その・・・」

 クーが厳しい目で見てる・・・。
 何とかして励まさないと・・・。

('A`)「しぃ」
(*゚−゚)「なに?」
('A`)「次は、もっと頑張ろうな」
(*゚−゚)「・・・うん」

 しぃは軽く涙ぐんだ目をこする。
 はぁ、何とかなったか・・・?

川 ゚ -゚)「しぃ、次はドクオが驚くようなの作ろうな」
(*゚−゚)「うん、お兄ちゃんが驚くようなやつ作る!」

 驚くようなやつって・・・。
 生死にかかわるようなことが無いだろうが・・・。

('A`)「さて、俺も風呂入るかな・・・」

 着替えを持って風呂場へ。
 特に何かあったわけも無く省略。
97 : チーマー(愛知県):2007/04/08(日) 21:33:13.93 ID:LR+iv8pM0
 風呂から出るとクーが電話をしていた。
 そして、俺に気づくと手早く用件を済ましたようだ。

('A`)「なんかあったのか?」
川 ゚ -゚)「うむ・・・」

 クーはちょっと深刻そうな表情をしている。
 一体誰からの電話だったのだろうか?

('A`)「誰からだったんだ?」
川 ゚ -゚)「父さんだ」
('A`)「父親からの電話で何があったんだ?」
川 ゚ -゚)「それがな、帰って来いと言われたんだ」

 なるほど、帰って来いと。
 何かあったのだろうか、それともただ単に帰らせたいのか。
 どちらの理由にしても帰らないわけにはいかないだろう。

('A`)「どれぐらい帰るんだ?」
川 ゚ -゚)「多分、1週間ぐらいだな・・・」
('A`)「1週間か、それなら問題無いだろ」
川 ゚ -゚)「大丈夫か、しぃのこともあるぞ?」
('A`)「大丈夫だっての、1週間ぐらいならどうにかする。

 たった1週間だ、どうにでもなる。
104 : チーマー(愛知県):2007/04/08(日) 21:38:48.54 ID:LR+iv8pM0
川 ゚ -゚)「じゃあ、明日学校から帰るついでにそのまま家に帰るからな」
('A`)「分かった、しぃのことは任せろ」
川 ゚ -゚)「変な気を起こすなよ」
('A`)「ねーよ」

 しぃがキョトンとした表情でこっちを見ている。
 状況が把握出来ていないのだろうか・・・。

(*゚−゚)「お姉ちゃんいなくなるの?」
川 ゚ -゚)「1週間だけだよ」
(*゚−゚)「むぅ・・・」
川 ゚ -゚)「大丈夫、ドクオが一緒に居てくれるからな」
('A`)「一緒にってな・・・」
(*゚−゚)「分かった、お兄ちゃんと一緒に待ってる」
川 ゚ -゚)「良い子だ」

 もう、本当に母娘だな。
 まぁ、しぃは守ってやりたいという感じだが。
 しぃはクーに頭を撫でて貰って笑っている。
 やっぱ、この子は笑ってる顔がいいな・・・。

('A`)「おなかいっぱいです」
川 ゚ -゚)「何言ってるんだ・・・?」
('A`)「いや、別に」

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