351 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 22:48:09.65 ID:c2tuKECO0
 で、何事も無く朝になり学校も終わった。
 家に帰るとしぃがテレビを見ている。

川 ゚ -゚)「ただいま」
('A`)「ソォロモンよぉ、わぁたしはかぁえってきたぁぁぁ!!」
(*゚−゚)「お帰りなさい」

 突込みが無いのはいつものことなので慣れた。
 時間は5時、バーボンハウスの閉店時間は7時だ。
 6時半ぐらいに家を出れば問題なく着くだろう。

('A`)「暇だな」

 クーがしぃの髪を弄っている。
 やっぱ、長い髪って弄り甲斐があるのかね。
 適当に漫画やらテレビを見て時間を潰す。
 そして、あっという間に時間が来た。

('A`)「よし、じゃあショボンさんのとこ行くか」
(*゚−゚)「分かった」
川 ゚ -゚)「晩御飯作って待ってるぞ」

 そういって家を出る。
 そして、しぃを自転車の後ろに乗せバーボンハウスへ向かった。
360 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 22:58:50.86 ID:c2tuKECO0
 あっという間にバーボンハウスに着く。
 時間は6時55分、多少早いが問題ないだろう。
 店に入るとショボンさんとジョルジュが仕事をしていた。

(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンハウスへ」
( ゚∀゚)「よう、変態」
('A`)「おk、表に出ろ、ぶっ殺す」

 まぁ、ジョルジュの顔面を引っ叩いてからショボンさんに話をつける。

(´・ω・`)「それがしぃって子かい?」
('A`)「そうです」
(*゚−゚)「・・・」
(´・ω・`)「はじめまして、ここの店長やってるショボンだ」
(*゚−゚)「ショボンさん?」
(´・ω・`)「そう、僕がショボンだ」

 何だか話が長くなりそうだ」

(´・ω・`)「じゃ、事務所で一応面接っぽいのやるから」
('A`)「分かりました、しぃ、ショボンさんについて行ってくれ」
(*゚−゚)「うん」

 そういってショボンさんとしぃは事務所へ向かった。

(#゚∀゚)「俺は無視かー!」
367 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 23:06:34.30 ID:c2tuKECO0
('A`)「んだ、この乳魔人が、またここ始めて来た時みたいにフルボッコするぞ」
(#゚∀゚)「うるせー! 俺だってあのときより強くなってんだー!」

 そんなわけで倉庫まで連れてこられる。

('A`)「で、一発で倒れてるお前は何だ」
(;゚∀゚)「ごめんなさい、もうしないから許してください・・・」
('A`)「お前、いつもそんなんだよな・・・」

 ジョルジュに手を貸す。
 ジョルジュが俺の手を取って立ち上がろうとする。

( ゚∀゚)「でもよ、お前があんな中学生ぐらいの子に手を出すとは、思ってたが・・・」
('A`)「もっかい行って来い」

 掴んでいた手を放し、ジョルジュが転ぶ。
 そのまま潰れない程度にジョルジュに玉を蹴り飛ばす。

( ゚∀゚)「?*{?*{``~|?~=”%”(kさふぁい*E\q@\!!!???(声にならない声)」
('A`)「もうちょい言葉に気をつけろ」

 もう面倒だったのでジョルジュを倉庫に放置する。
 店のほうに戻るとショボンさんとしぃが居た。
 どうやら、面接っぽいのも終わったみたいだ。
384 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 23:38:22.46 ID:c2tuKECO0
(´・ω・`)「ドクオ君、何してたんだい?」
('A`)「あぁ、ちょっとゴミがあったんで捨ててきました」
(´・ω・`)「そうか、あぁ、しぃ君のことだけど話していいかい?」
('A`)「どうぞ」

 とりあえず、平日の朝、俺が通学するときに連れて来てくれとのこと。
 そして、俺かクーが学校を終わり次第迎えに来てくれればいいということらしい。

('A`)「大体分かりました」
(*゚−゚)「・・・」
(´・ω・`)「じゃ、早速明日からお願いするよ」
('A`)「分かりました、ほらしぃも」
(*゚−゚)「お願いします」

 そういって店から出る。
 と、誰かに足を掴まれる。
 なんか、ボロクズみたいになったジョルジュが俺の脚を掴んでいた。

(;゚∀゚)「お、おい・・・、マジ駄目になったらどうするんだ・・・」
('A`)「大丈夫だ手加減した、それより帰るから放してくれないか?」
(*゚−゚)「お兄ちゃん、この人邪魔なの?」
('A`)「しぃ、大丈夫だ、こいつみたいな社会の底辺に居る変態は俺1人でどうにかする」
(#゚∀゚)「お前、その言い草は無いだろ!?」
(#'A`)「HA☆NA☆SE!!」
435 : 空軍(愛知県):2007/04/07(土) 00:09:59.02 ID:eqIkv32s0
 とりあえず、生ゴミ(ジョルジュ)を空き缶のゴミ箱に突っ込んでおいた。
 しぃを自転車の後ろに乗せ走り出す。
 10月も終わりに近づいているだけあって寒さが身に染みる。

('A`)「うー、さみぃ・・・」
(*゚−゚)「お兄ちゃん寒いの?」
('A`)「そりゃ、思いっきり風受けてるからな・・・」

 そういうとしぃが後ろからギュッと俺に抱き付いてくる。

(*゚−゚)「これで少しは温かい?」
('A`)「・・・あぁ」

 こういう優しさがしぃのいいところだ。
 本当に、あのときと同じ子なのだろうか・・・。
 生活環境が酷く、性格も酷くなるってのが子供だ。
 なら逆はどうだ?
 逆でも酷くなることはあるだろう。
 元々素直な性格なら治る余地はある。
 多分、それがしぃなのだろう・・・。

(*゚−゚)「へくちっ!」
('A`)「・・・」

 まぁ、余り深く考えなくてもいいだろう・・・。
 そして、遠くで叫ぶ馬鹿が一匹。

(#゚∀゚)「まだ俺の仕事は終了していないぜ!」
461 : 空軍(愛知県):2007/04/07(土) 00:27:45.43 ID:eqIkv32s0
('A`)「ただいまーっと」
(*゚−゚)「ただいま」
川 ゚ -゚)「お帰り、晩御飯出来てるぞ」

 机の上には料理が並べられている。
 まぁ、並べてあるというほど量は無いのだが。
 しぃはクーの料理が美味しいことを知っているからか、昨日より箸が進んでいる。

川 ゚ -゚)「なぁ、ドクオ」
('A`)「どした?」
川 ゚ -゚)「なんか、家族みたいだな・・・」

 米を喉に詰まらせた。
 お茶を飲みなんとか気道を確保する。

('A`)「突然何言ってるんだ!?」
川 ゚ -゚)「いや、兄弟みたいだなと思っただけだぞ?」
('A`)「あぁ、そういうこと・・・」

 ハメられた。
 ってか俺が勝手に勘違いしてただけか・・・。

(*゚−゚)「おかわり!」
川 ゚ -゚)「はいはい」

 よー食うな・・・。
496 : 空軍(愛知県):2007/04/07(土) 00:50:35.85 ID:eqIkv32s0
 クーとしぃは風呂に入っている。
 その間に俺は明日提出するレポートを書いている。

('A`)「流石先生のレポートおかしいだろ・・・」

 テキストに書かれたことを調べろと書かれているのだが。
 URLだけ書かれている、当然ブラクラ。
 まさか、自分のPCでブラクラにかかるわけにもいかない。
 だから、物凄く調べづらいのだが・・・。

('A`)「流石先生、もしかして毎日ブラクラに引っかかってるんじゃ・・・」

 いや、まさかそんなことは・・・。
 ありえそうだから怖い。

(*゚−゚)「おにーちゃん!」
('A`)「ぬわっ!?」

 風呂から出てきたのか、しぃが俺に飛び込んでくる。
 何か、1日程度で人間ってこんなに変わるもんなんだなと思った。
 こうやって抱きつかれてると子猫みたいだ。

('A`)「髪乾かさないとな」
(*゚−゚)「はーい」

 クーがまだ出てきていないのでしぃの髪を乾かす。
530 : 空軍(愛知県):2007/04/07(土) 01:08:59.43 ID:eqIkv32s0
('A`)「お、出たか」
川 ゚ -゚)「あぁ、入ってくれ」

 しぃをクーに渡すと着替えを持って風呂に入る。

('A`)「パーパパーパーパパーパーパパーパララララララ」

 男の風呂なんて見たくないだろ、省略。
 風呂を出るとしぃがクーの肩をたたいていた。

川 ゚ -゚)「しぃは肩を叩くのが上手だな」
(*゚−゚)「お姉ちゃんの役に立ってる?」
川 ゚ -゚)「あぁ、しぃはいい子だ」

 ババ(ry
 いや、これを言ったら殺されかけない、やめておこう。
 PCの前に座り、レポートの続きを進める。
 さっきから1個だけ全く見つからないURLがあるんだが・・・。
 覚悟を決めて踏むしかないか・・・?

('A`)「うーむ・・・」
(*゚−゚)「どうしたのお兄ちゃん?」
('A`)「いや、何でもない」

 嘘だけど。
552 : 空軍(愛知県):2007/04/07(土) 01:22:42.21 ID:eqIkv32s0
 結局自分でブラクラを踏んでレポートを終わらせた。
 まさか、あれが精神的ブラクラだとは・・・。
 クーとしぃが寝てて助かった、あんなグロ画像見せたら吐くぞ。

('A`)「さて、俺も寝るか」

 寝る前に携帯をチェックする。
 新着メールが2件来ていた。

( ゚∀゚)『速攻魔法発動、バーサーカーソウル!』

 何か馬鹿なこと書いてやがる・・・。
 とりあえず適当に返信しとくか。

('A`)「罠発動、マジックジャマー!」

 これでよしと。
 もう1件はブーンか。

( ^ω^)『明日学校行くの遅れるお』

 何故俺に言う。
 ツンとかに言えばいいだろうが・・・。
 とりあえず、把握したとでも送っておこう・・・。
736 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:09:37.63 ID:LnXPwo8y0
('A`)「うぅ・・・」

 妙な寝苦しさで目が覚める。
 部屋の中には朝の日差しが・・・、目がぁぁぁ!
 どうも体が重い、上体を起こそうとするが重くて・・・。
 って、なんでしぃが上に乗ってるんだ・・・。

('A`)「クーと一緒に寝てたはずだよな・・・」

 昨日、というか今日なのだが。
 俺は床に布団を敷いて寝た。
 そのときはしぃとクーはベッドで寝ていたはずだ。
 落ちたのか・・・?

('A`)「クーはまだ寝てるな・・・」

 しぃをどかし起き上がる。
 昨日レポートを書くためにずっとPCの前に座ってたせいか肩が痛い。
 腰を捻るとベキベキと音が鳴る。

('A`)「朝飯でも作るか・・・」

 台所へいき冷蔵庫を開ける。
 食パンを出してオーブンへぶち込む。

 

738 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:13:18.35 ID:LnXPwo8y0
 食パンが焼けたころにクーが起きる。

川 ゚ -゚)「ん、おはよう」
('A`)「おはようさん」

 しぃはまだ眠っている。
 そうだ、ショボンさんの所連れて行かないといけないから起こさないとな・・・。

('A`)「しぃ、起きろ」

 肩を揺すって声をかける。
 だが頭をカックンカックンと動かすだけで起きない。
 それだけでなく寝言まで言っている。

(*゚−゚)「もうおなかいっぱい・・・」
('A`)「・・・」

 頬をペシペシと叩き無理矢理気味に起こす。
 流石に起きたようだ。

(*゚−゚)「あれ、おにいちゃん・・・?」
('A`)「やっと起きたか」
(*゚−゚)「おひゃよう・・・」

 起きたばかりのせいか呂律が回っていない・・・。
741 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:18:20.89 ID:LnXPwo8y0
 朝飯を食べ終わり学校へ行く準備をする。
 しぃもバーボンハウスへ行くので一緒に準備をする。

('A`)「よし、そっちは準備出来てるか?」
川 ゚ -゚)「あぁ、出来てるぞ」
('A`)「じゃあ、俺がしぃをバーボンハウス連れてくわ」
川 ゚ -゚)「任せた」

 一緒に家を出て俺はバーボンハウスへ、クーが学校へと向かう。
 俺の自転車の後ろにはしぃが座っている。
 仕事の為か、髪は纏めてあり、衣服は動きやすそうだ。

(*゚−゚)「さむい・・・」
('A`)「まぁ、まだ7時だからな・・・」

 10月も後半で段々と寒くなってきた。
 まぁ、それでも昼あたりは暑いのだが。
 バーボンハウスへ着くとワカンナインデスさんが仕事をしていた。

( ><)「わわわ、ワカンナインデス!!」

 何をしているのやら・・・。
 いや、台車を引いて頑張ってはいるのだが・・・。
 事務所に入るとショボンさんが伝票を捲っていた。
743 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:22:39.58 ID:LnXPwo8y0
(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボン事務所へ」
('A`)「おはようございます」
(´・ω・`)「あぁ、ドクオ君か、しぃ君を連れてきたのかい?」
('A`)「そうです、とりあえず1日お願いします」
(´・ω・`)「承った、今日ドクオ君バイトだったけど、迎えはどうするんだい?」
('A`)「頼んでありますから」
(´・ω・`)「そうかい」

 そういってしぃをショボンさんに預ける。

(*゚−゚)「お兄ちゃん行っちゃうの?」
('A`)「ショボンさんの言うこと聞いて頑張るんだぞ」
(*゚−゚)「うん!」

 そして、しぃを置いて店を出る。
 通学途中ジョルジュに合った。
 川原で何かやっている。

(#゚∀゚)「粉砕!玉砕!大喝采!」

 あれ、周りから見たら完全に変人だな・・・。

(#゚∀゚)「これが俺のブルーアイズだ、ふははは、強いぞー、カッコいいぞー!」

 あれと知り合いになったことをこれほど悔やんだことは無いと思う。
753 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:30:12.88 ID:LnXPwo8y0
(#゚∀゚)「俺は、このドローに全てをかけるぜ!」

 まだ行ってやがる・・・。
 あいつ、学校行ってねえのか・・・?
 まぁ、あんなのはどうでもいい。
 早く学校に行かないとな。

('A`)「そういや、ブーン遅くなるんだっけか・・・」

 今日何かあっただろうか・・・?
 何かゲームが発売する訳でも無いし。
 限定の何かがあるわけでも無いよな・・・。

('A`)「ま、いいか」

 あいつが遅刻するなんざ今に始まったことじゃない。
 どうせ遅刻しても笑ってごまかすからな。

(`・ω・´)「お、ドクオじゃないか!」
('A`)「あ、シャキン先生」

 気づくと横にシャキン先生が走っていた。
 うん、車とかバイクとか、ましてや自転車じゃないよ。
 足で走ってるんだ、俺の自転車と同じ速度で。
757 : プロ棋士(愛知県):2007/04/07(土) 22:36:24.18 ID:LnXPwo8y0
(`・ω・´)「お前、そんなもんに頼ってるから貧弱になるんだぞ!」
('A`)「いや、先生もそれはそれでおかしいと思いますよ・・・」

 陸上選手が走ってるかのごとく走るシャキン先生。
 これがあのショボンさんの兄弟だと思うと信じられない・・・。

(`・ω・´)「まぁいい、遅刻はするなよ!」

 そのまま歯をキラリと輝かせて走り去るシャキン先生。
 今車追い越したな・・・、まじで超人だろあれは。
 多分あれはテリーマンの血を受け継いでる。

('A`)「何で俺の周りって変な人間が多いんだ・・・」

 シャキン先生に始まりショボンさん、乳魔人。
 ブーンに3馬鹿オワタさんとか・・・。
 俺って、そう人が集まるような性質なんだろうか・・・。

('A`)「俺は考えるのをやめた」

 あんなの考えてたら脳が逝ってしまう。
 やめよう、考えるのは。

( ゚∀゚)「俺は、3体の神を召喚!」

 まだ聞こえた・・・。

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