607 : 会社役員(愛知県):2007/04/04(水) 22:46:49.84 ID:vcY0hGb00
 晩飯も食べ終わりクーは食器を洗っている。
 ってか、俺のコロッケ5個中3個しぃに奪われたんですが・・・。
 しぃは今漫画を読んでいる、意外に気に入った様子だ。

('A`)「風呂入れてくるか・・・」

 俺は風呂場に行きお湯を入れる。

('A`)「ワンダバワンダバダバダバダバダバダ」

 そのまま放置し部屋に戻る。
 クーも洗い物が終わりテレビを見ている。

('A`)「はぁ・・・」
川 ゚ -゚)「災難だったな、ツンに殴られて」
('A`)「出来ればもっと早く止めて欲しかった」
川 ゚ -゚)「それはすまなかった」

 俺もベッドに背を預けて座る。
 何か、今日はいつにもまして疲れた気がする。

川 ゚ -゚)「そうだドクオ、しぃのことなんだが」
('A`)「また何かあるんかい・・・」
川 ゚ -゚)「家にずっと居させるのも何だろ、だから学校行くなり働くなりできないかな・・・?」
('A`)「また難しい相談を・・・」
617 : 会社役員(愛知県):2007/04/04(水) 22:57:13.29 ID:vcY0hGb00
 学校っつてもしぃは今までまともな教育を受けていたかどうか危うい。
 だとすれば働くことだが・・・。
 14歳で働けて、危険が無い場所ねぇ・・・。
 あ、1人だけ居たじゃないか。

('A`)「できそうなとこあるわ」
川 ゚ -゚)「どこだ?」
('A`)「バーボンハウス」
川 ゚ -゚)「それだ」

 そんなわけで俺はショボンさんに電話をかける。
 何度か着信音が鳴った後電話がつながった。

(´・ω・`)『やぁ、バーボンハウスへようこそ』
('A`)「ショボンさんですか?」
(´・ω・`)『あぁ、ケツあn・・・ゲフンゲフン、ドクオ君じゃないか、どうしたんだい?』
('A`)「・・・ちょっと相談がありましてね」
(´・ω・`)『なんだい、僕が役に立つのなら言ってくれないか?』

 とりあえず、しぃがバーボンハウスで働けないかどうか聞く。
 用件を言い終わったあと、ショボンさんが話し出す。

(´・ω・`)『ちょっと難しいね、14歳だと労働基準法とかに色々ねぇ・・・』
('A`)「やっぱ、ダメですかね・・・?」
(´・ω・`)『手が無いことも無いよ』
662 : 会社役員(愛知県):2007/04/04(水) 23:33:16.88 ID:vcY0hGb00
('A`)「何ですか、その方法は」
(´・ω・`)『バイトとか社員じゃなくて、お手伝いをすればいいんだよ』
('A`)「お手伝いですか?」
(´・ω・`)『そう、お手伝い、それなら問題無いからね』
('A`)「なるほど」
(´・ω・`)『それにお給料も、おこづかいという名目で渡せば何も問題無いよ』
('A`)「それなら、働かせて貰えるんですか」
(´・ω・`)『まぁ、明日そのしぃって子を閉店後に連れてきてくれないか?』
('A`)「分かりました」

 そういうとショボンさんは電話を切る。
 そして、今した話をクーとしぃに伝える。

('A`)「ってわけなんだが」
(*゚−゚)「私がお兄ちゃんとお姉ちゃんの役に立てるの?」
川 ゚ -゚)「そうだよ、しぃちゃんの頑張り次第だけどね」
('A`)「まぁ、明日学校終わったらバーボンハウスに連れてくか」
(*゚−゚)「分かった、私頑張る!」

 しぃもやる気のようだ。
 やっぱ、根は素直な子なんだよな。
 まぁ、今までの過去なんて気にすることは無い。
 これから新しく人生を始めればいいんだ。

(´・ω・`)『女の子か、可愛い子だといいな』

 

281 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 20:54:35.80 ID:c2tuKECO0
川 ゚ -゚)「風呂沸いたみたいだぞ」
('A`)「ん、そうか、じゃ入るかな・・・」
(*゚−゚)「私も」

 壁に顔面から突っ込んだ。
 え、今何て言った?
 私も?

('A`)「どどどどどどどういうことだ?」
(*゚−゚)「私もドクオお兄ちゃんと一緒に入る」
('A`)「・・・」
川 ゚ -゚)「いいじゃないか、一緒に入ってあげても」
('A`)「いや、お前なぁ・・・」
川 ゚ -゚)「何だ、ドクオは14歳に性的欲求を覚えるロリコンか?」
('A`)「・・・酷くね?」
川 ゚ -゚)「一緒に入ってあげるくらいいいだろ?」

 そんなわけで一緒に入るわけになったのだが。
 いや、別にまったく予想してなかったわけじゃないが。
 まぁ、あったらいいんじゃなーい、ぐらいにしか・・・。
 で、湯船に浸かっているとしぃが入ってきた。

('A`)「ちょ、バスタオルぐらい!」
(*゚−゚)「何で?」

 何でって、あのなぁ・・・。
284 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 20:59:58.58 ID:c2tuKECO0
 14歳言えば成長期真っ只中だ。
 あえて口にはしないが、しぃの体はまだ子供だ。
 それにしても、髪の色が青いって珍しいよな・・・。

(*゚−゚)「お兄ちゃんどうしたの?」
('A`)「ん、あぁ、いや別に何も・・・」

 しぃは椅子に座ると体を洗い始める。
 なるべく見ないようにはしているが・・・、それでも目に入る。
 クーとは違うが白くて綺麗な肌をしている。
 って、息子が!?

(*゚−゚)「お兄ちゃん」
('A`)「はいっ!」
(*゚−゚)「髪洗ってくれる?」
('A`)「ん、それぐらいならいいぞ」

 そういうとしぃは俺に背を向けて座る。
 シャワーでしぃの髪を濡らしシャンプーで髪を洗う。
 それにしても長い髪だな、腰まであるぞ。
 加えて濡れた髪は青色が際立って凄く不思議だ。
 で、結構長い時間をかけて髪を洗い終わる。
 シャワーで泡を洗い流すとしぃは顔をブンブン振って水を飛ばす。
 犬か、こいつは・・・。
291 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 21:19:20.30 ID:c2tuKECO0
 で、何で一緒に湯船に浸かってるんですか・・・?
 しぃは俺の脚の間に体育座りで浸かっている。
 何これ、俺がロリコンだったら間違いなく襲う。
 クーとは違う少女の匂いと柔らかさが伝わる。
 さっきから必死になってるが、息子は素直に元気で・・・。

(*゚−゚)「お兄ちゃん大きいね」
(;'A`)「え!?」
(*゚−゚)「身長大きいし、体も私より全然大きいね」
('A`)「あ、あぁ・・・」

 焦った、息子のこと言われたかと思った。
 いや、バレてないはずだ、しぃの体には当たってない。

(*゚−゚)「あぅ〜」
('A`)「どうした」
(*゚−゚)「体が熱いよ」
('A`)「のぼせてるんだろ、もう出とけ」
(*゚−゚)「分かった〜」

 そういってしぃは風呂から出る。
 残された俺は息子の激情を抑えるのに必死だった。

('A`)「ぼくはくまー、くま、くま、クマー!!」
301 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 21:33:08.35 ID:c2tuKECO0
 風呂を出るとクーがしぃの髪を乾かしていた。

(*゚−゚)「う〜」
川 ゚ -゚)「お、出たか」
('A`)「色々大変でした、ごめんなさい」
川 ゚ -゚)「ふふっ」

 そして、しぃの髪を乾かし終えたクーはしぃの髪を結う。
 って、ツインテールですかいお姉さん・・・。
 青い髪にツインテールで美少女とか、ストライクゾーンど真ん中・・・。
 いやいやいや、まて落ち着け俺、素数を数えるんだ・・・。

川 ゚ -゚)「じゃ、私も入ってくる」
('A`)「はい・・・」

 てか、寝巻きは買ってこなかったのか。
 ハーフパンツにTシャツ姿のしぃが居る。
 まて、そんな目で俺を見るな。
 頭がどうにかなりそうだ・・・。

(*゚−゚)「眠い・・・」
('A`)「ん、もう寝るか?」
(*゚−゚)「ううん、お兄ちゃんたち寝るまで待ってる・・・」

 何でだ・・・。
329 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 22:27:41.05 ID:c2tuKECO0
 クーが風呂から出てくる。

川 ゚ -゚)「いい湯だった」
('A`)「ん・・・」

 気づくとしぃが眠っている。
 通りでさっきから静かだったわけだ。

('A`)「ベッドに寝かせるか」
川 ゚ -゚)「そうだな」

 しぃを抱き上げる。
 そういえば、しぃって凄く軽いんだよな・・・。
 片手で持ち上げられるくらいだし。

川 ゚ -゚)「む、ドクオの手掴んでるな」
('A`)「そうだな」

 しぃの腕を外そうとする。
 しかし、ギュっと握っていて離れない。

('A`)「放してくれないな・・・」
川 ゚ -゚)「そのまま一緒に寝てやればいいだろ」
('A`)「マジデスカ?」
川 ゚ -゚)「いいじゃないか、それだけ頼られてるんだよ」
('A`)「ふむ・・・」
343 : 電話番(愛知県):2007/04/06(金) 22:39:31.41 ID:c2tuKECO0
('A`)「まぁ、仕方ないか・・・」

 そういってしぃの眠る横に寝転がる。
 で、クーも入ってきた。

('A`)「狭いのですが・・・」
川 ゚ -゚)「こういうのもいいだろ?」
('A`)「しぃが落ちるぞ」
川 ゚ -゚)「私がこうすればいい」

 そういうとクーが俺に抱きつく。
 そして、しぃが俺の右腕に抱きついている。
 これ、なんてエロゲ?
 美少女2人に抱きつかれて寝るとか、一部の男性は悶絶して喜ぶぞ。

川 ゚ -゚)「さて、明日も早い、眠るとしようか」
('A`)「おう・・・」

 興奮で眠れるかどうか・・・。
 しぃはそんな苦労も知らずすぅすぅと眠っている。
 俺が頼られていると考えると少しは嬉しい。
 だけど、いつまでもこんな生活が続くとも思えない。
 いつか、何かしらあってこの生活は終わりを告げるかも知れない。
 そんなことが無いようにしたいが、それは無理かも知れない。

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