355 : 相場師(愛知県):2007/03/28(水) 18:52:07.63 ID:P05TqL2x0
時計「インフェルノだごっつんこ!」
( ^ω^)「快眠だったお」

 いつもより早く起きたブーン。
 制服に着替え1階へと降りていく。

ブーン母「あ、おはよう」
( ^ω^)「おはようだお」

 まったく、この母親が20回/月を成し遂げる根源だ。
 だが、母親としてすべきことは全部やっている。

( ^ω^)「たまには早く学校に行ってみるお」

 そういってさっさと家を出る。

( ^ω^)「今日はツン来てるといいお」

 と、歩いてる途中後ろからどつかれる。

( ^ω^)「痛いお」
('A`)「うっす」
( ^ω^)「朝っぱらから喧嘩売ってるのかお?」
('A`)「今なら3個で398円!」
(#^ω^)「ビキビキ・・・」

356 : 相場師(愛知県):2007/03/28(水) 18:58:59.65 ID:P05TqL2x0
('A`)「お前よく自転車に着いてこれるな・・・」
( ^ω^)「ドクオが遅いんだお」

 ドクオが自転車を漕ぐのにあわせてブーンは走る。
 かなり早い、気がする。

('A`)「そういや、お前今日は早いな」
( ^ω^)「今日はぐっすり眠ったお」
('A`)「またROやってたんじゃないのか」
( ^ω^)「もう全然やってないお」

 一時本当に廃人じゃないかと言うぐらいやっていた。
 まぁ、ブーンはツンにそれを咎められてやめたのだが。

('A`)「まぁ、やらないほうがいいわな」
( ^ω^)「第一課金が面倒だお」
('A`)「同感」

 そのまま学校へと着く。

('A`)「俺チャリ置いてくるわ」
( ^ω^)「分かったお、先教室行ってるお」

 そういって校門で2人は別れた。

( ´_ゝ`)「まだ8時なのに早い奴らだ」
(´<_` )「別にいいじゃないか」
( ´_ゝ`)「まぁな」
359 : 相場師(愛知県):2007/03/28(水) 19:09:04.69 ID:P05TqL2x0
('A`)「うぇー誰もいねー」
( ^ω^)「そりゃこんな時間だからだお」
('A`)「ツンもいねえな」
( ^ω^)「また休みかお・・・?」
('A`)「昨日お前見舞い行ったんだろ」
( ^ω^)「昨日は元気だったお」

 何をどうしたかとかは答えていないが。
 まぁ、あれをこうしてどうしたなんて言ったらドクオが発狂する。

( ^ω^)「そういえば、ドクオが持って来たものなんだったお?」
('A`)「知りたきゃ見に来い」
( ^ω^)「断る」
('A`)「はいはい、そうですか」

 傍目から見たら仲が悪いようだが。
 まぁ、これで実際凄く仲がいいから面白い。

川 ゚ -゚)「おはよう」
( ^ω^)「おはようだお」
('A`)「お、来たな」
川 ゚ -゚)「ツンは今日も休みらしい」
( ^ω^)「昨日元気だったお?」
川 ゚ -゚)「大事を取ってもう一日だってさ」

 よくある。

360 : 相場師(愛知県):2007/03/28(水) 19:22:43.63 ID:P05TqL2x0
 昼放課、普段ならブーンがドクオに言われて購買に突撃する時間だ。

( ^ω^)「ドクオ、今日は何にするお?」
('A`)「あー、それなんだが・・・」
( ^ω^)「弁当持ってるのかお?」
('A`)「クーが作ってくれてな・・・」
( ^ω^)「羨ましいお」
('A`)「お前もツンに作ってもらえばいいじゃねーか」
( ^ω^)「あれは見た目が最悪だお」
('A`)「腹に入れば全部一緒だ」

 質より量、高校生にとってはそんなもんだろう。
 うまいより多くて安いが一番だ。

( ^ω^)「じゃ、ブーンは購買行ってくるお」
('A`)「おう、いってらっさい」
( ^ω^)「ブーーーーーーン!!」

 廊下を歩く生徒を蹴散らしながらすすむブーン。
 周りからフルボッコされるだろ・・・。

(,,゚Д゚)「またブーン先輩か」
(  ´∀`) 「相変わらず凄いモナ」
(  ・∀・) 「そうだな」

 もう慣れてるようだ。

361 : 相場師(愛知県):2007/03/28(水) 19:33:32.68 ID:P05TqL2x0
( ^ω^)「体育は楽しいお!」
('A`)「この体力バカが」

 6時限目は体育でバレーだった。
 男女混合でやるのだがブーンのチームが強すぎる。
 というかブーンが強すぎる。
 
('A`)「相変わらず強すぎ」
川 ゚ -゚)「ドクオ、日本語がおかしくなってるぞ」

 この学校、校長の意向なのか女子はブルマになっている。
 変態校長だとか噂されてるが真実は定かではない。

('A`)「さて、終わった終わった」
( ^ω^)「汗凄いお」
('A`)「お前軽く干からびてないか・・・?」
( ^ω^)「んなこたーない」

 とはいうもののブーンは手洗い場で水を飲みまくっている。

( ^ω^)「ぷはー」
('A`)「親父くせえぞ」
( ^ω^)「ドクオに言われたくないお」

 どっちもどっちだが。
370 : 配管工(愛知県):2007/03/28(水) 22:28:32.47 ID:st2aCLf90
('A`)「さて、バイト行くかね・・・」
川 ゚ -゚)「いってらっしゃい」
( ^ω^)「がんばるお」
('A`)「あいよー、ブーンはまた見舞いか?」
( ^ω^)「そうだお、早くツンに元気になってほしいお」
川 ゚ -゚)「まぁ、君が行くのがツンにとって一番の薬だからな」
('A`)「そうだな、じゃ、俺は行くわ」

 そういうとドクオは自転車に乗って行ってしまった。

('A`)「うぃー! がっとぱぁわー! ドラゴンボール、ぜえええええっと!!!」
川 ゚ -゚)「・・・」
( ^ω^)「・・・」

 羞恥心と言う物が無いのだろうか。

( ^ω^)「じゃ、ブーンも行くお」
川 ゚ -゚)「あぁ、じゃあね」

 そういってブーンとクーも別れた。
 ブーンはツンの家に続く道を歩いていく。

( ^ω^)「ババンバーン、ババンバーン、ババンバンとバトルだぁー!」

 こっちも羞恥心と言う物が欠けている。
374 : 配管工(愛知県):2007/03/28(水) 22:40:35.31 ID:st2aCLf90
( ^ω^)「着いたお」

 ブーンはツンの家の前に居た。
 相変わらずでかい家である。

( ^ω^)「誰も居ないのかお?」

 チャイムを鳴らしても誰も出てこない。
 と、インターホンから声が聞こえる。

ξ゚听)ξ「はい、どちら様ですか?」
( ^ω^)「ブーンだお、お見舞いに来たお」
ξ゚听)ξ「ブーン? 鍵開いてるから入ってきていいわよ」

 そういわれブーンはツンの家へと入った。
 玄関にはパジャマに上着を着たツンが立っていた。

ξ゚听)ξ「いらっしゃい、って昨日も来たのにまた来たの?」
( ^ω^)「ツンが元気なとこ見たかったお」
ξ゚听)ξ「そう、まぁ部屋まで行きましょ」

 ツンに言われ階段を上っていく。
 多分ドクオがここに来たら耐えれなくなって逃げるだろう。
 それぐらい綺麗な家だ。
379 : 配管工(愛知県):2007/03/28(水) 23:10:01.27 ID:st2aCLf90
ξ゚听)ξ「まったく、アンタ部活は行ってないの?」
( ^ω^)「もう引退したお」
ξ゚听)ξ「それならいいけど、私の家来るために何かサボってたりしてないでしょうね?」
( ^ω^)「してないお」
ξ゚听)ξ「そう・・・」

 ツンは何かソワソワしている。
 だがブーンは気づいていないようだ。

( ^ω^)「ちょっといいかお?」
ξ゚听)ξ「え・・・」

 ブーンがツンの額に手を当てる。

( ^ω^)「昨日より熱下がってるお」
ξ゚听)ξ「そりゃそうよ、あれだけ休んだもの」
( ^ω^)「明日は学校来れるかお?」
ξ゚听)ξ「明日って、明日は休みでしょ?」
( ^ω^)「そうだったお・・・間違えたお・・・」

 そんなブーンを見てツンがクスクスと笑う。
 ブーンもそれにつられて、というかいつもどおりだがニコニコと笑う。

( ^ω^)「ツンが元気でよかったお」
380 : 配管工(愛知県):2007/03/28(水) 23:18:36.91 ID:st2aCLf90
ξ゚听)ξ「まぁ、そこまで元気ってわけでもないんだけどね・・・」
( ^ω^)「どういうことだお?」
ξ゚听)ξ「まだ体とかだるいし、頭もクラクラしてるの」
( ^ω^)「そうかお、早く治って欲しいお」
ξ゚听)ξ「私、ちょっと眠るわ」
( ^ω^)「分かったお」

 そういうと、ツンはベッドに横になり寝息を立てた。
 ブーンはボーッと周りを見回す。

( ^ω^)「そういえば、ツンの部屋何度も来た事あるけど、詳しくは見てないお」

 そう思いながら椅子から立ち上がる。
 ツンの机の上やテレビの周りなどを物色する。
 プライバシーの侵害とかそういうのは言ってはいけない。

( ^ω^)「ツンの髪留めいっぱいあるお」

 テレビの上にかごが置いてあり、そこには髪留めが何個も入っていた。

( ^ω^)「毎日違うのつけてるのかお?」

 ブーンは気づいていないがドクオとクーは知っている。
 ツンは毎日違う髪留めをしていることを。
386 : 配管工(愛知県):2007/03/28(水) 23:49:22.83 ID:st2aCLf90
( ^ω^)「休んでるのに宿題ちゃんとやってるお・・・」

 ツンの机の上には教科書とノート。
 そして学習課題が置いてあり、ほぼ全部終わらせてある。

( ^ω^)「今のうちに写しても大丈夫かお・・・?」

 とかいいながらブーンは鞄から宿題を出して写している。
 ツンは以前眠ったままである。

( ^ω^)「出来たお、ツンにバレたら怒られるお」

 そりゃそうだ。
 バレたらきっと学校の屋上から突き落とされるか。
 アイアンメイデンの刑を食らうであろう。

( ^ω^)「それにしても、ぐっすり寝てるお」

 ベッドの前に立ち、ツンの顔を見るブーン。
 ツンは静かに寝息を立てている。

( ^ω^)「・・・」

 少しだけ時間がゆっくりと流れていく。
 それに比例してブーンの心拍数が上がっているのだが。
5 : 留学生(鹿児島県):2007/03/29(木) 01:21:49.12 ID:o5NoqL9p0
 ブーンは引き出しの中を見る。
 そこにはツンの下着やらなんやらが詰まっていた。

( ^ω^)「ワイワイワイワーイwww」

 壊れた。
 だが、ある人は言っていた。
 パンツは穿いているからこそ意味があると。

( ^ω^)「これ以上はやめとくお」

 そういってタンスを閉めるブーン。

( ^ω^)「フヒヒヒヒ、今夜のおかずが出来たおwwww」

 どうみても変態だ。
 そんなことも知らない彼女のツン、哀れだ。

( ^ω^)「ツンまだ起きないお」

 時間はもう2時間経っていた。
 しかしツンが起きる気配はまったく無い。

( ^ω^)「ツーンー、起きないといたずらしちゃうおー」

 でも起きない。

17 : 留学生(愛知県):2007/03/29(木) 01:40:01.46 ID:NKn4K8MR0
( ^ω^)「・・・汗かいてるお」

 ツンの額には汗がにじんでいる。
 ブーンはベッドの横に置いてあったタオルでツンの額を拭く。

ξ゚听)ξ「ん・・・」
( ^ω^)「あ、起きちゃったお・・・」
ξ゚听)ξ「あれ、ブーン? タオル・・・汗拭いてくれてたの?」
( ^ω^)「額だけだお、他には何もしてないお」
ξ゚听)ξ「そ・・・ちょっと肩貸してくれない?」

 そういってブーンはツンに肩を貸す。
 部屋を出て向かったのはお手洗いだ。

ξ゚听)ξ「いいわ、ちょっと待ってて」
( ^ω^)「分かったお」

 ツンはお手洗いに入りブーンはその前で待つ。
 それにしても、ツンの部屋からお手洗いまでかなり距離がある。

( ^ω^)「こんなの夜通ったら怖いお」

 そんなことを考えているうちにツンが出てきた。

ξ゚听)ξ「また部屋までお願い」
( ^ω^)「分かったお、でもツン辛そうだからブーンが抱いていくお」

 ツンを抱き上げ、ブーンは歩いていった。

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