681 : ゴーストライター(愛知県):2007/03/22(木) 02:18:49.89 ID:bNqd/wrB0
>>506あたりから

川 ゚ -゚)「ゲホッゲホッ・・・」

 腹を殴られ咳が出る。
 痛い、凄く痛い。

<ヽ`∀´>「ニダー、誰も来ないからやりたい放題ニダー!」

 ふと、誰かが走る音がする。
 それは段々近づいてくる。
 ニダーは気づいてない。

川 ゚ -゚)「!」
('A`)「どっこいしょー!」

 ニダーの後ろからドクオがとび蹴りをした。
 それは見事にニダーの後頭部にあたり、私の横を吹っ飛んで行った。
 そして、ドクオは私を抱くと、そのまま走っていった。
 後ろを見ると頭からダンボールの山に突っ込んでいるニダーが見えた。

('A`)「よかった、クーが戻るの遅かったから見にきたら」

 そういって、ドクオは家まで走り続けた。
686 : ゴーストライター(愛知県):2007/03/22(木) 02:22:22.48 ID:bNqd/wrB0
('A`)「ゼェゼェ・・・」

 家まで戻ってきてドクオが後ろ手に巻かれているガムテープを切ってくれた。
 私は自分で口のガムテープを剥がす、ちょっと痛い。

川 ゚ -゚)「ドクオ、大丈夫か・・・?」
('A`)「お前こそ・・・大丈夫かよ・・・?」
川 ゚ -゚)「私は大丈夫だ」
('A`)「よかったぁ・・・」

 そういってドクオは倒れてしまった。

川 ゚ -゚)「ドクオ!?」

 ドクオをゆする、しかし起き上がる気配が無い。
 よく見ると、ドクオはいびきをかいている。

川 ゚ -゚)「・・・」

 そうか、ずっと走ってたから疲れたんだな。
 私はなんとかドクオをベッドまで運び横にした。
 そして、ドクオの寝顔を見ながら私も眠くなってきた。

川 ゚ -゚)「ドクオ・・・ありがと・・・」
693 : ゴーストライター(愛知県):2007/03/22(木) 02:29:06.59 ID:bNqd/wrB0
〜こっからドクオっぽい〜

('A`)「ん・・・」

 目が覚める、時計を見ると7時半を指していた。
 横を見ると、洗濯物を干しているクーが居た。

('A`)「おはよ」
川 ゚ -゚)「おはよう」
('A`)「あれ、今日学校だっけ・・・?」
川 ゚ -゚)「忘れたのか、今日は出校日だぞ」
('A`)「そうだったな」
川 ゚ -゚)「早く着替えろ、食事も出来ているぞ」

 クーに言われるままに着替えを済ませ顔も洗う。
 部屋に戻るとクーが机の上に食事をおいていた。

('A`)「クー、昨日のこと・・・」
川 ゚ -゚)「忘れよう、何も無かったんだ」
('A`)「そうか、クーがそう言うなら忘れるよ」
川 ゚ -゚)「うん・・・」

 まぁ、ニダーはあれ以上手を出そうとは思わないだろ。
 今度からクーが一人で行動しないようについてやらないとな・・・。
789 : 県議(愛知県):2007/03/22(木) 17:48:14.67 ID:72uwDFCt0
 学校へ着くと珍しくニダーがいた。
 昨日は顔を見られずに蹴っ飛ばしたからな・・・。
 バレては無いだろうが、少し心配だ。

<ヽ`∀´>「昨日は散々だったニダ! いきなり後ろから蹴られたりしたニダ!」

 いや、もう少しでお前は婦女暴行で捕まってたんだぞ。
 蹴られたぐらいで助かるならよかったじゃないか、ボケナス。

ξ゚听)ξ「おはよ」
('A`)「うっす」

 久しぶりとは言わない。
 昨日も会ってるからな。

('A`)「あれ、ブーンは・・・?」
ξ゚听)ξ「帰ったら風邪ひいたって」
('A`)「バカは風邪ひかないって言うのにな・・・」
ξ゚听)ξ「ホントよね」

 まぁ、実際は逆なのだが。
 体調管理のできないバカが風邪をひきやすいんだけどな・・・。

('A`)「まぁ、あいつなら大丈夫だろ」
ξ゚听)ξ「そうね」
793 : 県議(愛知県):2007/03/22(木) 18:06:46.96 ID:72uwDFCt0
 まぁ、適当に残りの日をすごせとか。
 宿題やっとけよとか言われて学校は終わった。

('A`)「そうだ、ブーンの見舞いでも行くか」
ξ゚听)ξ「なら私も」
川 ゚ -゚)「私も一緒に行くぞ」

 そういってブーンの家へ向かった。
 ブーンの家は学校より俺の家に近いところにある。
 普通の一軒家だ。

('A`)「ブーンいますか?」
ブーン母「あ、上がって頂戴」
('A`)「お邪魔しマース」

 そして、ブーンの部屋がある二階へと向かう。
 ドアを開けるとブーンはゲームをやっていた。

( ^ω^)「お? なんでドクオたちが居るお?」
('A`)「てめえが風邪ひいたって言ったから見舞いにきてやったのに、なんでゲームやってんだ」
( ^ω^)「別にそこまで酷くないんだお」
('A`)「もうちょい自分の体のこと考えれ」

 相変わらずだ。
860 : 県議(愛知県):2007/03/22(木) 23:43:17.52 ID:72uwDFCt0
 差し入れにと持って来たりんごを渡す。

ξ゚听)ξ「あ、私が剥こうか」
( ^ω^)「おいしかったお」

 早すぎ。
 別に剥くとか剥かないとか卑猥な意味は無いよ。

('A`)「それにしても、帰ってきて早々風邪ひいたとはな」
( ^ω^)「そうだお、学校行きたかったお」
('A`)「それだけ元気そうなら行けそうじゃねえか」
( ^ω^)「母さんにダメって言われたお」

 過保護なのかね、ブーンの母親は。

('A`)「さて、ブーンは元気だったみたいだし、帰るかな」
川 ゚ -゚)「私も帰ろう」
ξ゚听)ξ「わ、私は残るは! べ、別にブーンが心配なわけじゃないからね!!」
('A`)川 ゚ -゚)「ツンデレ乙」

 まぁ、そういってツンを置いて家を出た。

('A`)「相変わらずツンは素直じゃないな」
川 ゚ -゚)「そうだな、私ぐらい素直になればいいのに」
('A`)「それは否定する、あと自分で言うな」

 

882 名前: 歌手(愛知県) :2007/03/23(金) 00:11:54.18 ID:C1ka8VMw0
('A`)「ただいマクロス」
川 ゚ -゚)「突っ込まんぞ」

 ひでえ。
 そういえば、ブーンの見舞いに行ってまだ飯を食ってなかった。

川 ゚ -゚)「お昼どうする?」
('A`)「確か、ラーメンがあったはず」
川 ゚ -゚)「じゃあ作るから待っててくれ」

 そういってクーはエプロンをつけて台所へ行った。
 制服にエプロン、奥様は高校生。
 そういえばクーに昼飯作ってもらうの久しぶりな気がする。
 ここ2週間弱は色々あったからな・・・。

川 ゚ -゚)「ふふふ〜ん♪」

 相変わらず料理をするときのクーは楽しそうだ。
 まぁ、料理って言っても即席ラーメンだからなんともいえないが。
 カップ麺のようにお湯に入れるだけではないが、大して変わりないよな。

川 ゚ -゚)「ドクオは卵入れるか?」
('A`)「入れる」
川 ゚ -゚)「分かった」

 あれ、俺何もしてなくね?
884 名前: 歌手(愛知県) :2007/03/23(金) 00:15:41.69 ID:C1ka8VMw0
 とりあえず何もしないのもあれなので。
 丼とか箸とかお茶とか準備した。
 準備を終えて待っているとクーが鍋を机に置いた。

川 ゚ -゚)「できたよ」
('A`)「やべえ、うまそう」

 ただの即席ラメーンなのになんでこんなうまそうなんだ。
 鍋から麺を丼に移し、そして一気に啜る。

('A`)「こ、これは」
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|
         レ!小l●    ● 从 |、i|
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│ めがっさおいしいにょろ
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |
川 ゚ -゚)「ドクオ、顔が変わってる。
('A`)「いや、うまいぞ、これは凄い」
川 ゚ -゚)「特に何かしたわけでもないんだが」

 でもうまいのですが。
888 名前: 歌手(愛知県) :2007/03/23(金) 00:22:58.12 ID:C1ka8VMw0
('A`)「ごちそうさま」
川 ゚ -゚)「お粗末様でした」

 クーが食器を流しに置く。
 そうだな、洗い物ぐらいやってやらないとな。

('A`)「クー、食器は俺がやるから、休んでてくれ」
川 ゚ -゚)「え、でも」
('A`)「いいから、いいから」

 そういってクーを部屋に戻し食器を洗い始める。
 水を出しているはずなのに熱い、流石夏。

川 ゚ -゚)「なぁ、ドクオ」
('A`)「ん?」
川 ゚ -゚)「帰ってきたら、その、するんじゃなかったのか?」
('A`)「あぁ・・・」

 どうしよ、流石素直で有名なクーさん。
 俺が言いたがらないことを平気で言ってくれるぜ。

('A`)「まぁ、待て」
川 ゚ -゚)「・・・」
('A`)「黙られるとキツイんですけど」
893 名前: 歌手(愛知県) :2007/03/23(金) 00:29:02.73 ID:C1ka8VMw0
川 ゚ -゚)「根性なしが」
('A`)「いや、そういう問題じゃないって」

 最後の食器を洗い終え部屋に戻る。
 すると、クーに抱きしめられベッドに押し倒される。
 寝転がる俺に四つんばいで俺の顔を見るクー。

川 ゚ -゚)「ここまでしても・・・か?」
('A`)「ゴムとか無いぞ・・・」
川 ゚ -゚)「別に、ドクオなら構わない」
('A`)「俺が構うんだが」
川 ゚ -゚)「嘘だ、ゴムならある」

 あるのかよ。
 とか思ってるとクーにキスをされる。
 いつもみたいに唇と唇を触れ合わせるだけのキスではない。
 長い、長いキスだ。

川 ゚ -゚)「ふぅ・・・」

 俺の唇からクーの唇まで糸が引いている。

川 ゚ -゚)「ドクオ・・・」
('A`)「はぁ・・・」

 もうどうなっても知らん。

戻る

inserted by FC2 system