414 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:08:51.05 ID:Q+KWd6y10
こっからドクオ

( ゚∀゚)「ZZZzzz...」
('A`)「・・・」

 ジョルジュは目を開けたまま寝ている。
 正直怖い。
 中々眠れないので俺はテレビを見ている。

('A`)「そういや、あのファイル隠すの忘れたな・・・」

 クーとの思い出写真を詰め込んだファイル。
 普段は隠しファイルにしておくが、昨日デスクトップに出したからな。
 まぁ、パスワードがクーの誕生日だとは思うまい。
 見られることは無いだろう。

('A`)「はぁ」

 なぁ、トーチャン。
 トーチャンはカーチャンにしつこくプロポーズしてOKしてもらったって言うけど。
 俺はどうすればいいんだろ。

('A`)「あの懐中時計、帰ったら開けよう」

 そう、心に誓った。
415 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:13:54.16 ID:Q+KWd6y10
(´・ω・`)「一気に一週間後だケツ穴ども」

〜こっから一週間後〜

('A`)「今日ショボンさん帰ってくるんだよな」
( ゚∀゚)「昼には帰ってくるって言ってたぜ」

 今の時間は10時だ。
 昼というと12時から13時の間には帰ってくるだろう。
 仕事が終わったら、クーの誕生日プレゼントを買いに行かないと。

( ゚∀゚)「んで、お前誕生日プレゼント決めたのか?」
('A`)「それが、まだ決まってないんだが」

 色々考えた、花束?臭すぎるだろ。
 指輪や宝石?クーは断ると思う。
 カバンとかブランド物?これも断られる。
 あと、なんだろうか・・・。

('A`)「まぁ、帰るまでに考えるさ」
( ゚∀゚)「そっか、まぁ、決めるのはお前だからな」

 そういって、ジョルジュは倉庫へ行った。

('A`)「マジ、どうしようかな・・・」
423 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:26:39.48 ID:Q+KWd6y10
注;ドクオの行動は川 ゚ -゚)は心に整理がつかないようです
  上記作品にリンクしています、それなりのネタバレ

〜こっから再開〜

(´・ω・`)「ただいまドクオ君、ジョルジュ君」
('A`)「ショボンさんお帰りなさい」
( ゚∀゚)「お帰り店長」

 帰ってきたショボンさんはスーツ姿だった。

(´・ω・`)「一週間ありがとう、もう上がってもいいよ、あとお礼に僕の肉棒を」
('A`)「おつかれさまでしたー」
( ゚∀゚)「おつかれっしたー!」

 ドクオとジョルジュは逃げだした。

(´・ω・`)「まったく、かわいい子たちだ、あ、ドクオ君におみやげ渡すの忘れてた」

 そんなのを知る由も無かった。
 まぁ、結局店から出るときに渡されるのだが。

(´・ω・`)「女物の服なんだけどね、僕は女に興味がな・・・女性と縁が無くてね」
('A`)「で、俺にと」
(´・ω・`)「煮るなり焼くなり自由にしてくれてかまわない」
425 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:33:39.69 ID:Q+KWd6y10
('A`)「ありがとうございます」
(´・ω・`)「じゃあ、お疲れ様」

 そういわれて給与袋を渡された。

(´・ω・`)「頑張ってくれたからおまけしといたよ」

 ほんと、なんでこれだけバイトに金を出せるのだろうか。
 7月から8月までの累計で給料は入っていた。

('A`)「クーのプレゼント、どうしよう」

 当ても無く商店街をさまよう。
 ふと、あるものが目に付いた。

('A`)「帽子か・・・」

 目に付いたのは白い帽子、ワンポイントでリボンがついている。

('A`)「これ、クーに似合いそうだな・・・」

 そう思ったら最後、気づけば店に入っていた。
 そして、その帽子を買いプレゼント用で包んでもらった。

('A`)「クー、喜んでくれるかな・・・」
430 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:47:10.17 ID:Q+KWd6y10
('A`)「ただいま」

 1週間ぶりの我が家、この微妙な空気が懐かしい。

('A`)「クー?」

 部屋に入ると、ベッドの上でクーが眠っていた。
 すやすやと眠っている。

('A`)「・・・」

 1週間しか離れていなかったというのに妙に懐かしく感じる。
 と、急にクーの手が伸びてきて俺の首にまわされた。

('A`)「!?」
川 ゚ -゚)「・・・」
('A`)「起きてたのか?」
川 ゚ -゚)「あぁ」

 顔が近い、鼻息があたるほど近い。
 そうだ、帰ってきたんだから言わないと。

('A`)「ただいま」
川 ゚ -゚)「おかえり、ドクオ」
432 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 03:52:40.93 ID:Q+KWd6y10
 そうだ、もう一つ言い忘れていた。

('A`)「クー、誕生日おめでとう」
川 ゚ -゚)「ドクオ、知っていたんだな」
('A`)「ツンに聞いたからな」

 そういって、買ってきたプレゼントを渡した。

('A`)「はい、プレゼント」
川 ゚ -゚)「・・・開けていいか?」
('A`)「どーぞどーぞ」

 クーは包装を外していく、そしてあの白い帽子が現れた。

川 ゚ -゚)「かわいい・・・」
('A`)「クーに似合うと思ってな、あともう一つ」

 ショボンさんから渡された紙袋を渡す。
 クーが中から服を取り出す。

('A`)「ほぉー」
川 ゚ -゚)「すごい・・・」

 そこに現れたのは、帽子と同じ真っ白なワンピースだった。
456 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 04:52:18.69 ID:Q+KWd6y10
川 ゚ -゚)「これ、着てみてもいいか?」
('A`)「あ、あぁ」

 クーが着替えるというので、俺は家の外に出た。
 まさか、ショボンさんのおみやげがあんなものだったとは。
 中々やってくれる。

川 ゚ -゚)「いいぞ・・・」
('A`)「おう・・・」

 家の中に入る、部屋の真ん中にクーが立っている。
 真っ白なワンピースに帽子、それに黒い髪が映えている。

('A`)「綺麗だな・・・」
川 *゚ -゚)「そうか・・・?」
('A`)「あぁ、クーが彼女でよかったと思う」
川 ///)「うん・・・」

 やべえ、顔真っ赤にしてうつむいてる。
 滅茶苦茶かわいい、抱きしめたくなる。
 というか、抱きしめた。

川 *゚ -゚)「ドクオ?」
('A`)「ごめん、あまりにもかわいかったから抱きしめたくなった」
川 *゚ -゚)「そうか・・・」

 そういって、クーも俺に抱きついた。
459 : 学校教諭(愛知県):2007/03/18(日) 05:10:37.27 ID:Q+KWd6y10
 まぁ、抱きしめただけで終わった。
 キスも何も無いですよ。
 あと、あのフォルダのことバレてた。

川 ゚ -゚)「あれはどういうことなんだ?」
('A`)「クーとの思い出を残したかったからだよ」
川 ゚ -゚)「それだけか?」
('A`)「それ以外に何かあるか?」
川 ゚ -゚)「オカズに使ってたとか」
('A`)「無い無い」
川 ゚ -゚)「それはそれで悲しいぞ」
('A`)「冗談でもそういうのはやめてくれ」

 まぁ、そんな感じ。
 結局、誕生日までの1週間はのらりくらりと終わった。
 クーも喜んでくれたし、嬉しい限りだ。

('A`)「あ」
川 ゚ -゚)「どうした?」
('A`)「ショボンさんに伝言するの忘れた」
川 ゚ -゚)「・・・」

 そのときの阿部さん。

阿部「・・・ショボン君来ないな」

 これで、誕生日の話は終わり。

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