- 404 : わさび栽培(愛知県):2007/03/15(木) 23:05:47.14 ID:oF87w8iE0
- ('A`)の青春は川 ゚ -゚)と共にあるよふです
波乱万丈の告白から3週間。
クーはまだ俺の家に居た。
夏休みの始まりにはクーの両親にも会いに行った。
何だかんだで親公認の付き合いになった。
('A`)「おさらい終了」
川 ゚ -゚)「空白の3週間は特に何も無かったのです」
いや、一つだけあったか。
どっかのバカが追試に追われていた。
(;^ω^)「うぇうぇうぇwwwww4教科も赤点だおwwwww」
('A`)「氏ね」
( ^ω^)「ドックン助けておー!」
('A`)「断る、たまには自分でどうにかしろ」
俺がこんな態度を取るのにはわけがある。
こいつは魔法使いになれなくなってしまったのだ!
( ^ω^)「ツンの中、暖かかったお」
('A`)「滅 殺」
まじうらやましかった。
- 416 : わさび栽培(愛知県):2007/03/15(木) 23:12:15.85 ID:oF87w8iE0
- ('A`)「あめにーうたれーながらー」
今、俺たちは樹海にいる、いやカラオケ屋な。
ブーンは追試でこれなかったが、オワタさんがこころよく入れてくれた。
\(^o^)/「ブーン君の友達なら大歓迎!」
そういって伝票を針のついた台に刺すとき自分が刺さっていた。
◎「ティウンティウンティウン」
そんなわけで、今は俺とクーとツンで歌っている。
('A`)「ガンダムは名曲が多いから困る」
川 ゚ -゚)「同感だ」
ξ゚听)ξ「ストーリーは知らないけど曲は好きよ」
次の曲のイントロが流れる。
川 ゚ -゚)ξ゚听)ξ「私たちだ」
クーとツンがマイクを取ってお立ち台に上る。
川 ゚ -゚)「のどがかわくはらがへる、なのにちからがわいてくる」
ξ゚听)ξ「きずがうずくあせがとぶ、だけどはっきりみえてくる」
- 421 : わさび栽培(愛知県):2007/03/15(木) 23:16:41.66 ID:oF87w8iE0
- 川 ゚ -゚)「せかーいのー、ひろーさってーほら、おもういじょうにとんでもない」
ξ゚听)ξ「わらっちゃうほどむしゃぶるい、なんまんまいるゆめをおいかけ」
川 ゚ -゚)ξ゚听)ξ「まだまだまだまだぽてんしゃる!」
それにしても、この二人ノリノリである。
川 ゚ -゚)「くーつひもーぎゅーっとむすびなーおーそーおー」
ξ゚听)ξ「みらーいーのおれーとーのーやくーそーくはーたーそー」
数秒後、そこには元気に歌っているツンとクーの姿が!!
川 ゚ -゚)ξ゚听)ξ「いーくーぜー、うぃーびーぜあー!!」
歌い終わったらしい。
川 ゚ -゚)「ポケモンもなかなか名曲が多い」
ξ゚听)ξ「テンションがあがるわね」
('A`)「でも、デュエットする曲じゃないと思う」
川 ゚ -゚)「気にするな」
ξ゚听)ξ「たまたま歌いたい曲がかぶっただけよ」
そうですか。
でも、ポケモンの曲が被るってどういうことだ。
('A`)「俺にはわからない」
- 427 : わさび栽培(愛知県):2007/03/15(木) 23:22:07.45 ID:oF87w8iE0
- ('A`)「そろそろ時間だな」
あっという間に時間は過ぎていく。
まぁ、カラオケなんてそんなもんだが。
川 ゚ -゚)「片付けないと」
ξ゚听)ξ「そうね」
と、唐突に部屋のドアが開く。
( ^ω^)「ブーンも歌うお!!」
('A`)「ちょwwwおせえwwww」
終了5分前に来るとは、タイミングが悪すぎる。
( ^ω^)「なら5分もかからない曲歌うお!」
ブーンは記憶しているのだろうか、ボタンをあっという間に押していく。
そして、イントロが流れ始めた、これは、まさか・・・。
( ^ω^)「そーらにー!そびえるー!くろがねーのーしーろー!スーパーロボットー!マジンガーZ!!」
予想通りだった。
- 460 : わさび栽培(愛知県):2007/03/15(木) 23:47:52.40 ID:oF87w8iE0
- ( ^ω^)「満足したお」
('A`)「光速のマジンガー乙」
3週間で、ほとんど何も無かったが皆雰囲気が変わった。
ブーンはツンと付き合って・・・いや、何も変わってない。
ツンとクーは女として日に日に綺麗になっている、奴らが光なら俺はゴミだ。
('A`)「そろそろ昼飯の時間だな」
( ^ω^)「荒巻亭行きたいお」
('A`)「二人もそれでいいか?」
川 ゚ -゚)ξ゚听)ξ「いいわよ」
('A`)「ハモるな」
そんな会話を続けながら荒巻亭についた。
( ゚Д゚ )「ラッシャイ!」
一同「こっちみんな」
店の隅にある4人席に座る。
( ゚Д゚ )「注文は?」
('A`)「しおラーメン、ネギ多めで、あとこっちみんな」
( ^ω^)「豚骨ラーメン、チャーシュー多め、あとこっちみんなお」
ξ゚听)ξ「私とクーはしょうゆラーメンで、あとこっちみんな」
注文を聞くと店員は厨房に戻っていった。
- 912 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 23:13:59.18 ID:79Rwl0Nk0
- (゚Д゚)「お待ち!」
注文から出来上がりまでわずか30秒、なんという速さ。
やはりここの店は格が違う。
('A`)「うめぇ」
( ^ω^)「おいしいお」
ξ゚听)ξ「はじめてきたけど、早いしおいしいわね」
川 ゚ -゚)「うむ、並の料理人じゃないな」
それぞれにラーメンに対する感想を言っていく。
10分もすると、ブーンが替え玉を頼む。
相変わらず早い。
そして、その後俺も食べ終わる。
クーとツンもしばらくしたあと食べ終わり勘定を払う。
('A`)「腹が膨れたら眠くなってきた」
川 ゚ -゚)「食べてすぐ寝ると牛になるぞ」
( ^ω^)「そうだお」
('A`)「お前に言われたくない」
そんなことを言いながら時間を見る。
時計の針は1時を指していた。
('A`)「俺、今日は帰るわ」
( ^ω^)「分かったお」
- 913 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 23:18:16.80 ID:79Rwl0Nk0
- 川 ゚ -゚)「私はツンたちと行くよ」
('A`)「あいよ」
そういって一人で家路に着く。
家の鍵を開け中に入る。
そういえば、朝クーが布団を干していた。
それを思い出し窓を開け布団を家の中に入れた。
('A`)「眠いな」
何だか凄く眠い。
昼寝でもするか・・・。
('A`)「どうせ、やることもないしな・・・」
ベッドの上で横になる。
目を閉じると眠気が一気に押し寄せてくる。
('A`)「ふあぁ」
ボーッとしているうちに俺の意識は無くなった。
- 921 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 23:27:27.65 ID:79Rwl0Nk0
- ('A`)「ホァー」
目が覚めると外は赤く染まっていた。
もう、こんな時間かと思いおきようとする。
川 - -)「すぅすぅ・・・」
('A`)「・・・」
いつの間に帰ってきていたのか、クーが横で寝ている。
いや、横で寝ているぐらいなら慣れたのだが。
だが、よく見るとクーの両手が俺の腰あたりにまきついている。
これは、起きようとすればクーを起こすことになる。
('A`)「クーさん、起きてくれませんか・・・」
川 - -)「・・・」
まったく起きる気配が無い。
どうしよう、クーが起きるまでこのままというわけにもいくまい。
だが、熟睡してるのか体をゆすっても起きない。
('A`)「どうしろと」
川 - -)「んっ・・・」
それより、さっきから気になっていたのだが。
背中にやわらかい感触が二つあるのですが・・・。
- 927 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 23:39:36.80 ID:79Rwl0Nk0
- ('A`)「脱出・・・」
さっきから無理な体勢を何度もしてクーの手から脱出した。
一瞬クーの手が俺の息子に触れた気がしたが気にしないでおこう。
('A`)「まったく、クーも寝てるじゃねーか・・・」
と、クーのほうを見るととんでもないことになっている。
脱出のさいにクーの服に引っかかっていたらしく、シャツが捲れている。
('A`)「・・・」
シャツは下着が見えるギリギリまで捲れている。
これは、やばいんじゃないのか?
('A`)「・・・」
何も見なかったことにし、タオルケットをクーの上にかけた。
これで視界に入ることは無いだろう。
('A`)「さてと」
時間を見ると4時になっていた。
冷蔵庫を見るとほとんど食材が入ってない。
('A`)「クーが寝てるうちに行くか・・・」
そう言って、家を出た。
- 930 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 23:50:36.34 ID:79Rwl0Nk0
- ('A`)「ただいマジンカイザー」
川 ゚ -゚)「お帰り」
帰ったらクーは起きていた。
川 ゚ -゚)「何処に行ってたんだ?」
('A`)「晩飯の買い物」
川 ゚ -゚)「そうか、なら晩御飯を作ろうか」
そういって、クーはベッドから立ち上がりエプロンをつけた。
3週間でうちには随分とクーのものが増えた。
正直、このままの生活がずっと続けばなとか思ってた。
川 ゚ -゚)「〜♪」
クーは鼻歌を歌いながら料理を作っている。
その後姿は楽しそうだ。
('A`)「クー」
川 ゚ -゚)「なんだ?」
('A`)「料理作るのってそんなに楽しいのか?」
川 ゚ -゚)「そうだな、私にとっては楽しいぞ」
女子ってこんなもんなのか?
- 937 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 00:02:39.42 ID:3DmYHF4l0
- 川 ゚ -゚)「はい、御飯出来たぞ」
('A`)「あれ、うなぎなんて俺買ってきたっけ・・・?」
川 ゚ -゚)「私が帰りに買ってきたものだ」
('A`)「そうか、あざーす」
川 ゚ -゚)「ドクオ夏バテ気味だって言ってたからな、これで精力つけてくれ」
クーの優しさに素直に感動。
夏バテ気味だった俺にはありがたいプレゼントだ。
川 ゚ -゚)「そういえば、明日から一週間だっけ?」
('A`)「あぁ、そうだな」
そう、明日から一週間バーボンハウスに住み込みで働く。
ショボンさんがいないので俺とあの二人、そして新しいバイトが3人で働く予定だ。
川 ゚ -゚)「一週間居ないのか、ちょっと寂しいな」
('A`)「別に、店の方が広い部屋あるぞ、クーが来ても大丈夫だ」
川 ゚ -゚)「そうか、でも働くドクオの邪魔はできないからな」
('A`)「そこまで忙しく無いんだけどな」
ほんと、大して忙しく無いはずなのに。
ショボンさんは赤字になったことは一度も無いと言う。
配達のほうで、結構大きなお得意様が居るというが。
('A`)「どうなんだろうか」
川 ゚ -゚)「何が」
- 951 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 00:16:12.13 ID:3DmYHF4l0
- ('A`)「はぁ・・・」
飯も食い終わり風呂も入れてある。
お気に入りサイトの巡回も終わったしやることがない。
川 ゚ -゚)「何ため息ついてるんだ?」
('A`)「癖だ」
川 ゚ -゚)「ホントに君は癖が多いな」
('A`)「そうか?」
川 ゚ -゚)「そうだよ、それにため息をつくと一つ幸せが消えてしまうんだぞ」
なんか、それどっかで聞いたことある。
誰だっけな、カーチャンが言ってたんだっけ。
川 ゚ -゚)「そういえば、ドクオは私の両親にあったが、ドクオの両親はどういう人なんだ?」
('A`)「うちの両親かぁ」
そういえば、今年の正月に会ったっきりで連絡もしていない。
('A`)「カーチャンは料理がうまくて、俺のこといつも心配してくれて」
川 ゚ -゚)「ドクオのことを大切に思ってるんだな」
('A`)「そうだな」
カーチャン、正月にパートはじめたって言ってたけど、元気かなぁ。
- 972 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 00:38:45.04 ID:3DmYHF4l0
- ('A`)「トーチャンは昔はとび職やってた、今は自営業で八百屋やってるけど」
川 ゚ -゚)「へぇ・・・」
何で八百屋なのか分からないが。
それなりに儲けてはいるらしい、よく知らないが。
俺の実家はかなり遠くにある。
だから、正月とかの大事な日にしかかえってない。
親から出してもらっているのは家の家賃の2,5万だけ。
それ以外は全部自分でやってきた。
何度もカーチャンから「仕送り増やそうか?」といわれたが断った。
川 ゚ -゚)「ドクオは両親のために頑張っているんだね」
('A`)「まぁ、ガキのころに迷惑かけたからな」
まぁ、あまり思い出したくないことだが。
川 ゚ -゚)「そうか、私も両親に親孝行しないとな」
('A`)「親孝行は後悔してからじゃ遅いからな」
そう、ショボンさんに教わった。
ショボンさんの両親はショボンさんが10歳のころに事故で亡くなったらしい。
せっかく親孝行できるような資産と年齢になったのに出来ないのが歯痒いという。
ショボンさんはそういっていたけど、シャキン先生も同じ気持ちなのだろうか。
('A`)「だから、俺は俺に出来ることをやってる」
川 ゚ -゚)「そうか・・・」
- 985 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 00:50:52.13 ID:3DmYHF4l0
- ('A`)「イタッ」
川 ゚ -゚)「ん、どうした?」
('A`)「目に何か入ってきた」
痛くて目をこする。
川 ゚ -゚)「ちょっとまて、こすると目を傷つけるぞ!」
('A`)「どうすりゃいいんだよ」
川 ゚ -゚)「私がとってやるから」
そういうと、クーが両手で俺の顔を押さえつける。
川 ゚ -゚)「どっちの目なんだ?」
('A`)「みぎでふ」
顔を掴まれているのでうまく発音ができない。
クーは左手で俺の右目を広げる。
そして、右手の指を俺の目に。
('A`)「・・・」
川 ゚ -゚)「・・・」
正直めっちゃ怖かった。
だって、クーの爪俺のよりぜんぜん長いんだもん。
- 36 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 01:02:51.60 ID:3DmYHF4l0
- 川 ゚ -゚)「よし取れたぞ」
('A`)「ぷはぁー」
やっと息が出来る、というかクーさん顔近すぎ。
川 ゚ -゚)「なんだ、ずっと息止めてたのか」
('A`)「いや、顔近かったし」
川 ゚ -゚)「今更それぐらいで何を言っているんだ」
('A`)「うぅ・・・」
どう考えても立場はクーが上。
何で俺ってこんなに弱いんだ。
川 ゚ -゚)「キスまでした仲じゃないか」
('A`)「そういうことを平気で言うな」
川 ゚ -゚)「いいじゃないか、私たちは一応恋人同士なんだぞ」
久しぶりに聞いた言葉。
やはり、恋人同士というのは気恥ずかしい。
俺、本当にクーの彼氏になったんだよな。
川 ゚ -゚)「だから、私はドクオに何されても許すし、逆もしかりだ」
('A`)「何もしないけどな」
川 ゚ -゚)「根性無しめ」
('A`)「うっせー」
- 49 : 会社員(愛知県):2007/03/17(土) 01:15:25.71 ID:3DmYHF4l0
- 川 ゚ -゚)「でも、ツンとブーンももうやってしまったと言うじゃないか」
('A`)「お前、よく平気でそんなこと言えるな」
川 ゚ -゚)「素直だからな」
('A`)「素直ってレベルじゃねーぞ!!」
そんな突っ込みを返したあと風呂に入った。
('A`)「あの蒼穹に磔刑にしてくれたまえ〜」
アリプロもいい曲が多いから困る。
実は、クーが告白の時言った「私はここに居る」で.hackを思い出したのは内緒だ。
('A`)「ふぅ、いい湯だった、スケェェェェェェェェイイス!!」
川 ゚ -゚)「一言多いぞ、私も入るか」
クーは押入れから服を出し風呂場へと行った。
('A`)「なんか急にスパロボやりたくなってきた」
そんなことを思いながらPS2を準備する。
そして、一番最初に目に付いたサルファをやり始める。
('A`)「そういや、トウマの最終話クリアしてないな」
そう思いながらLOADをした。
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