- 625 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 02:42:29.45 ID:hD5TlkJO0
- 部屋に戻るとクーとツンが浴衣姿で居た。
当然、怒っている。
川 ゚ -゚)「なんで君たちはあーいうことをするかな」
とか
ξ゚听)ξ「ほんと、スケベ人間たちね」
とか
散々なことを言われた。
俺とブーンは終始謝っていただけだが。
ξ゚听)ξ「次やったら泣くまでひっぱたくからね!」
川 ゚ -゚)「うむ」
(#)A`)「ごめんなさい」
(#)ω^)「二度としないお」
もうすでにフルボッコ状態なのだが。
川 ゚ -゚)「む、いつの間にか11時を過ぎてるな」
ξ゚听)ξ「そろそろ寝ましょうか」
川 ゚ -゚)「そうだな」
襲ったら殺されるだろうから懸命になろう。
- 642 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 03:01:07.57 ID:hD5TlkJO0
- もう横になってからかなり時間がたつのだが、中々眠れない。
3人はもう寝息を立てている、寝てないのは俺だけか。
「早く、お前たちの居るべき場所に帰れ・・・」
('A`)「ん・・・?」
今、声がしなかったか・・・?
上半身を起こし、周りを見回すが誰かが居る気配は無い。
('A`)「気のせいか・・・」
ふと、誰かに右手を握られる感覚がした。
('A`)「クー?」
川 ///)「ちょっといいか・・・?」
('A`)「どうした?」
川 ///)「あの、そのな・・・」
クーはもじもじとしながらうつむいている。
大体予想は出来た。
('A`)「ついてってやるよ」
川 ///)「うん・・・」
真っ暗な廊下をクーの手を引きながら歩いた。
- 649 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 03:12:35.51 ID:hD5TlkJO0
- クーがトイレに入ってる間廊下で待つ。
('A`)「真っ暗だから結構こええな」
「早く帰れ」
また何か聞こえた気がした。
でも、周りには何も見えない。
川 ゚ -゚)「ドクオ?」
('A`)「あ、戻るか」
また、クーの手を引き、部屋へと戻った。
布団に入ると、横からクーに手を握られた。
川 ゚ -゚)「眠れないんだ、握っていてくれないか?」
('A`)「分かったよ」
そのままクーの手を握って朝を迎えた。
結局、ほとんど眠れなかった。
皆より早くおきて、着替えをして旅館の外に出た。
外に出ると、朝の気持ちいい空気が体いっぱいに染み渡る。
そのとき、突然フラッシュとカメラの音が聞こえた。
('A`)「ん、な、なんだ!?」
- 657 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 03:21:51.57 ID:hD5TlkJO0
- 時報「いやぁ、ごめんごめん、つい良い姿だったから撮ってしまったよ」
そこにいたのは眼鏡に帽子を被り、タンクトップに半ズボンというガチムチのおっさんが居た。
時報「僕の名前は富竹ジロウ、フリーのカメラマンさ」
('A`)「聞いてねえ」
時報「君の名前はなんだい?」
('A`)「お前日本語分かってんのか?」
会話が繋がらない。
時報「そうか、君は旅行者なのか、じゃあ僕と似ているね」
('A`)「似てねーよ」
時報「そういえば、今日この村でお祭りがあるのは知っているかい?僕はその写真を撮りに来たんだ」
('A`)「だから聞いてねえって」
こいつ、キチ○イなんじゃないか?
時報「じゃあ、僕はまた写真を撮りにいくから、バイバイ」
('A`)「・・・」
朝っぱらから疲れた。
- 670 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 03:34:01.31 ID:hD5TlkJO0
- 部屋に戻ると髪を整えているツンとクーがいた。
('A`)「あれ、ブーンは?」
川 ゚ -゚)「そこで簀巻きにしてある」
ξ゚听)ξ「寝相悪いもんだから」
部屋の隅を見ると頭と足がはみ出したブーンが置いてあった。
完全に簀巻き状態だった。
( -ω-)「ファーブルスコファー、モルスァナデナデシテー」
('A`)「とんでもないいびきだな」
川 ゚ -゚)「ドクオも似たようなもんだぞ」
('A`)「何か言った?」
川 ゚ -゚)「別に」
それにしても、さっきのおっさん、ウザかった。
祭りの写真を撮るということは、祭りに行ったら会うよな・・・。
でも、何故か嫌な予感がする。
こう、誰かが死ぬ前触れみたいな。
('A`)「そんなことないか・・・」
きっと気のせいだ、寝てないから疲れてるんだろうな。
そう思いたい。
- 684 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 03:52:05.78 ID:DSmy7v990
- 川 ゚ -゚)「お、レナちゃんたちだ」
クーが言った先を見ると昨日の4人が歩いてきている。
KOOL「あ、おはようございます」
レナ「おはようございます」
あるぇ「おはよーう!」
沙都子「おはようですわ」
こっちも一通りおはようというとあることに気がついた。
('A`)「昨日いや、梨花ちゃんだっけ、一緒じゃないのか?」
あるぇ「あの子は今日の祭で大事なことやらないといけないからね」
沙都子「それの練習中でしてよ」
('A`)「なるほど」
祭は夕方ごろから始まるらしい。
それまで時間を潰さねば。
あるぇ「じゃあ、うちの部活を体験してみるかい?」
川 ゚ -゚)「いいねぇ」
( ^ω^)「どこでやるんだお」
あるぇ「多分、学校は閉まってないと思うから、学校でやろうか!」
そう言って、俺たちは魅音たちについていった。
- 690 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:02:43.34 ID:DSmy7v990
- ('A`)「で、部活って具体的に何をやるんだ?」
KOOL「大体いつも遊んでるだけですよ」
('A`)「遊んでるだけって」
KOOL「ただ、罰ゲーム付ですがね」
('A`)「罰ゲーム・・・?」
KOOL「トップはビリの人間を自由に出来る権利」
('A`)「それは・・・」
何でも出来るのか・・・?
KOOL「俺も過去数回メイド服やスク水を着せられた苦い思い出がありますよ・・・」
それは痛い・・・。
なんとしても避けたいものだ。
('A`)「で、何をやるんだ」
KOOL「ついてから、気分しだいですね」
('A`)「俺たちに不利になるようなのは勘弁してくれよ」
KOOL「譲歩します」
どうやら、圭一君とは気が合うらしい。
周りも、案外うまくやっているようだ。
- 693 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:07:45.06 ID:DSmy7v990
- ( ^ω^)「ブーーーーーン」
沙都子「あはは、すごいですわー!」
ブーンは沙都子ちゃんを乗せて走っている。
どうやら、あの二人は仲良くなったようだ。
あるぇ「うんうん、おじさんも分かるよーその気持ちは、男は皆スケベだからねぇ」
ξ゚听)ξ「分かってくれますか、昨日もあの二人は・・・」
・・・一応気は合ってるみたいだ。
あとは、クーとレナちゃんか。
川 ゚ -゚)「ほぉ、そんなにいいものなのか」
レナ「そうなんですよ、レナにとってあそこは宝の山なんですよはぅ〜」
話は合ってるみたいだ。
色々話し合ってるうちに学校へついた。
あるぇ「さーて、今日の部活は何にしようかねぇ」
KOOL「ドクオさんたちに不利にならないようにやらないか?」
あるぇ「そうだねぇ、当然罰ゲームも有りなわけだし」
圭一君と魅音さんが話し合ってる。
一体、何をすると言うのだろうか。
- 696 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:16:55.96 ID:DSmy7v990
- あるぇ「よし、決まったよ!」
パンと手を叩き、こちらを見る。
あるぇ「チーム対抗サバイバルバトルだよ!」
チーム対抗か、それなら不利にはならない、かな?
あるぇ「ルールは二人一組でこの旗を奪われないように戦う、
フィールドはグラウンド内で武器の使用は禁止!」
で、チームはと言うと。
俺、圭一君チーム。
ブーン、沙都子ちゃんチーム。
ツン、魅音チーム。
クー、レナちゃんチームとなった。
あるぇ「じゃあ、この石が地面に落ちたらスタートだよ!」
魅音が石を空高く投げる。
('A`)「圭一君」
KOOL「はい」
('A`)「絶対勝つぞ」
KOOL「当然です!」
- 702 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:24:55.38 ID:DSmy7v990
- 石が地面に落ちる、瞬間に魅音チームがブーンの方へ走り出す。
あるぇ「沙都子を背負ってるから動きは鈍るはず、なら一気に行く!」
ξ゚听)ξ「ブーン、悪いけど罰ゲームは嫌なのよ!」
そして、魅音がブーンの目の前に着く。
あるぇ「旗ゲットー!」
しかし、魅音の手は空を切った。
あるぇ「え、どこに!?」
ブーンは沙都子を乗せたままグラウンドを高速移動している。
沙都子「すごーい、はやいですわー!このまま魅音たちの旗をいただきですわー!」
( ^ω^)「分かったおー、ブーーーーーーン!!」
ブーンが移動を担当し、その上に乗った沙都子が攻撃する。
なんという分担攻撃、間違いなくあれは最強のコンビ。
あるぇ「油断してたね、でもおじさんたちも負けないよ!」
ブーンの軌道から外れた場所へ魅音が避ける。
ブーンは見事に外れた方向へ走ってしまった。
- 705 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:34:11.75 ID:DSmy7v990
- 最強のコンビだと思っていたが、やはりブーンのおつむが足りないらしい。
レナ「圭一君」
川 ゚ -゚)「ドクオ」
おっと、この二人を忘れていた。
いつの間にかもう攻撃範囲内にいる。
当然、あちらからの攻撃範囲だ。
('A`)「だが」
KOOL「夢の為には負けないぜ!」
圭一君とまったく逆方向へ逃げる。
要は旗を奪われなければいいのだ。
突然左右から逃げられた二人はどちらを追えばいいか困惑している。
だが、俺たちには秘策があった。
あっちではブーンたちとツンたちが戦っている。
なら、今のうちに。
('A`)「貰った!」
突然の奇襲、魅音のポケットに入った旗をさっと抜き取った。
あるぇ「あ、やられた!?」
戦いとは非情なのだよ。
- 707 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:42:23.64 ID:DSmy7v990
- 魅音の旗を奪った俺はそのまま地面に倒れる。
ブーンたちに見えるように自分たちの旗を持って。
沙都子「チャンスですわ!今のうちの圭一さんたちの旗を取るのです!」
( ^ω^)「分かったお!」
だが、これも作戦の内。
俺はただの囮だ。
KOOL「沙都子、油断しすぎだぜ!」
沙都子「あ!」
俺に注意をひきつけて圭一君が後ろから奇襲する。
完璧に決まった。
KOOL「さてと、あとはレナと」
('A`)「クーだけだな」
流石に今のは両方とも奇襲だから出来たことだ。
目の前で堂々とやったら勝てるかどうか・・・。
レナ「やっぱり圭一君は強いね〜」
川 ゚ -゚)「ドクオがそこまで計算してるとは思わなかったぞ」
俺の悪知恵を舐めるな。
- 713 : ブロガー(愛知県):2007/03/16(金) 04:57:51.76 ID:DSmy7v990
- さっきのように左右に飛ぶか、でもそれはもう見切られる。
圭一君の方を見る、軽いアイコンタクト。
KOOL「俺に作戦があります・・・」
('A`)「なんだ、ふんふん」
そうか、それなら何とかなるかもしれない。
KOOL「ふっふっふ、レナ、あれを見ろ!」
圭一君の指差した先にはブーンの膝の上で体育座りをしている沙都子だった。
レナ「はぅ!?」
子猫のようにうずくまっている沙都子、それを見てレナは。
レナ「かぁいいよぉ〜!お持ち帰り〜!!」
と言って走り出した。
KOOL「今だ!」
俺と圭一君は旗を持っているクーに向かって突撃する。
川 ;゚ -゚)「2対1は卑怯だ!」
('A`)KOOL「勝つためならなんでもする!」
クーのベルトから旗を奪い取った。
- 763 : べっぴん(愛知県):2007/03/16(金) 14:22:32.46 ID:79Rwl0Nk0
- あるぇ「あちゃー、おじさんたちの負けか〜」
ξ゚听)ξ「ドクオ、変な罰ゲーム言ったら沈めるわよ」
('A`)「・・・」
KOOL「・・・」
変な罰ゲームって・・・。
普通のことやったら罰ゲームにならないだろ・・・。
('A`)「そうだなぁ・・・」
そういえば、圭一君が前メイド服着せられたとか言ったな。
('A`)「圭一君、こんなのどうだい」
ごにょごにょと圭一君に耳打ちをする。
KOOL「それはいいですね」
('A`)「だろ?」
ξ゚听)ξ「何よ、早くいいなさいよ」
ツンがこちらをにらんでいる。
('A`)「お祭が始まるまで、メイド服で皆にご奉仕してもらおうか」
KOOL「当然二人でな」
これぐらいが妥当だろ。
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