- 535 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 00:23:19.53 ID:hD5TlkJO0
- 番外編
('A`)「そういえば、せっかくだし皆で旅行とかしてみないか?」
( ^ω^)「いいお、ブーンが免許取ったからブーンが運転していくお」
ξ゚听)ξ「何処がいいかしらね」
川 ゚ -゚)「ここなんてどうだ?」
クーが指し示した場所には『雛見沢』と書いてあった。
('A`)( ^ω^)ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)は雛見沢に旅行へ行くようです
( ^ω^)「おっおっおっ〜」
ブーンが運転する車で俺たちは旅行をしている。
行き先は雛見沢、特に何かがあるわけではないが、宿の安さに惹かれて決定した。
( ^ω^)「おっおっ、雛見沢の標識が見えたお」
ξ゚听)ξ「ついたみたいね」
見渡す限りの田園風景、のどかな良い所だ。
ふと見ると、木の下で一人の男性が手を振っている。
( ^ω^)「なんだお?」
男A「あんたたちがブーンさんたちかい?」
( ^ω^)「そうだお」
男A「良かった、君たちを宿に案内するように言われていたんだ、ついてきてくれ」
- 544 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 00:37:01.90 ID:hD5TlkJO0
- 宿に着くと、若い女性が立っていた。
女性「ようこそ、旅館雛見沢へ」
女性は深くお辞儀をすると、こちらをみてニコリと笑った。
女性「では、お部屋へ案内しますので、どうぞ」
俺たちは荷物を持って、旅館の中へと入っていった。
古風な廊下を歩いていくとある部屋で女性が入っていった。
( ^ω^)「綺麗だお」
ξ゚听)ξ「ほんとねぇ」
川 ゚ -゚)「風景もいいな」
('A`)「ありがとうございました」
そういうと女性はごゆっくりと言ってお辞儀をして出て行った。
川 ゚ -゚)「これからどうするんだ?」
腕時計を見ると時間は14時、昼飯は車の中でもう食べた。
ξ゚听)ξ「観光でもしましょうよ」
( ^ω^)「そうするお」
そういって、最低限の荷物を持って旅館を出た。
- 549 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 00:42:20.28 ID:hD5TlkJO0
- 旅館を出るとき、さっきの女性が俺に耳打ちをした。
女性「くれぐれも、ダム建設跡地には近づかないように」
(;'A`)「?」
そのときの女性の声は出迎えてくれた時とは違っていた。
凄く、何かを訴えかけるかのような声をしていた。
( ^ω^)「ドクオ何してるお?」
('A`)「あ、いや、ちょっと忘れ物したから待っててくれ」
そういって、部屋に戻る。
('A`)「何でこんなもん入れてきたんだろうな」
カバンから取り出したのはスタンガン。
もしも、とか思って持ってきたが半分冗談だった。
('A`)「何があるかわからないからな」
スタンガンをウエストポーチに突っ込むと急いでブーンたちの下へ行った。
( ^ω^)「忘れ物は取ってきたのかお?」
('A`)「あぁ」
ξ゚听)ξ「じゃあ、行くわよ」
川 ゚ -゚)「徒歩でな」
- 552 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 00:51:41.20 ID:hD5TlkJO0
- 舗装もされてないような道を4人で歩く。
ひぐらしが鳴き、時がゆっくりと進んでいる感じだ。
川 ゚ -゚)「良い所だな・・・」
ξ゚听)ξ「そうね、すごくゆっくりできそう」
( ^ω^)「セミがうるさいお」
('A`)「空気嫁」
しばらく歩くと学生らしき3人組と出会う。
KOOL「あれ、見たことない顔だな」
レナ「ホントだね、見たことない人たちだ」
あるぇ「あれかな、あっちの旅館に泊まりに来てる旅行に来てる人たちだと見た!」
普通の学生風の少年と少女、それと髪が緑色でスケ番みたいなスカートをはいた少女。
KOOL「こんにちは」
('A`)「こんにちは、君たちはここにすんでる人?」
レナ「そうですよ、自己紹介がまだでしたね、私は竜宮レナって言います」
KOOL「俺は前原圭一って言います」
あるぇ「おじさんは園崎魅音だよ、よろしくね」
あちら側の自己紹介を聞いたあと、こちらからも自己紹介をした。
- 560 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 00:59:11.44 ID:hD5TlkJO0
- ('A`)「かくかくしかじかなわけで」
KOOL「そうなんですか、夏休みを利用して旅行に」
あるぇ「それじゃ、おじさんたちで雛見沢を案内しちゃおうか!」
レナ「そうだね、どうです?」
('A`)「どうする、ってさ」
( ^ω^)「ブーンはいいお」
ξ゚听)ξ「私も」
川 ゚ -゚)「私もだ」
('A`)「というわけなのでお願いしますか」
あるぇ「じゃあ、一緒についてきてよ!」
そういわれ、魅音という少女を先頭に歩いていった。
でも、どうしても腑に落ちないことがある。
この3人、どっかで見た気がするのだ。
だが、それが何処だったかさっぱりわからない。
('A`)「まぁ、気にしなくていいか」
3人についていくと色々な場所へ連れて行かれた。
彼らの通う学校、ここにはカレーの悪魔がいるらしい。
次はある店につれていかれた。
('A`)「エンジェルモート・・・?」
中に入って驚愕するのはこの数秒後だった。
- 566 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 01:04:05.35 ID:hD5TlkJO0
- ('A`)「・・・」
( ^ω^)「・・・」
川 ゚ -゚)「・・・」
ξ゚听)ξ「・・・」
中に入って驚いたのは、ウェイトレスの制服だった。
きわどい!色々な部分がきわどい!
まるでスク水じゃないか!
店長「ん、君たちはバイトの面接かね?」
川 ゚ -゚)「え、私たちは・・・」
ξ゚听)ξ「違うんでs」
店長「いいからいいから、ちょっと一緒に来てくれるかな?」
ξ;゚听)ξ「ちょっと、ブーン!」
川 ;゚ -゚)「ドクオー!」
俺たちが止める間もなく二人は店の奥に連れて行かれてしまった。
('A`)「・・・」
( ^ω^)「・・・」
KOOL「あちゃー、ちゃんと説明するべきだったな」
レナ「まぁ、悪くはされないと思うけど・・・」
あるぇ「出てきたら、どうなるだろうかねぇ・・・」
まぁ、そのあとどうなるかは大体予想できた。
- 572 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 01:12:08.33 ID:hD5TlkJO0
- 店の奥から二人が戻ってきた。
川 *゚ -゚)「・・・」
ξ*゚听)ξ「・・・」
('A`)「・・・かわいい」
( ^ω^)「ツンかわいいお」
まさか、この二人がこの制服を着るだけでここまで凶悪になるとは。
エロいってレベルじゃねーぞ!!!
レナ「・・・うぅ」
('A`)「あれ、どうかした・・・?」
KOOL「やばい、レナがこうなってるときは・・・」
あるぇ「二人とも逃げて!」
レナ「はぅ〜☆かぁいいよぉ〜お持ち帰り〜!!」
レナと呼ばれた少女がクーとツンに突進していった。
川 ゚ -゚)「うわぁ!」
ξ゚听)ξ「ちょ、ちょっとそこは!?」
KOOL「ちくしょう、色々と羨ましいがレナを止めないと!」
('A`)「俺も手伝うぞ!」
だが、相手は強大すぎた。
すぱぱぱぱーんという音と共に俺と圭一君は倒れていた。
- 574 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 01:16:34.68 ID:hD5TlkJO0
- その後、何とかレナを引き剥がし二人は元の服に着替えた。
川 ;゚ -゚)「大丈夫かドクオ・・・」
(#)A`)「凄く痛い」
圭一君も同じような状況だが。
レナ「ごめんなさい、私、かわいいもの見ると周りが見えなくなっちゃって・・・」
('A`)「別にいいよ、現に、二人とも凶悪なぐらいかわいかったし」
写真とっとけば良かった。
あるぇ「あはは、それじゃ、次のところに行こうか!」
KOOL「そうだな、あと行ってないのは何処だ?」
魅音と圭一君が話すのを横目にクーが話しかけてきた。
川 ゚ -゚)「ドクオは・・・」
('A`)「ん?」
川 ///)「ああいうのが好きなのか・・・?」
(;'A`)「いや、別にそういうわけじゃなくて、クーだから・・・」
川 ///)「・・・」
(;'A`)「・・・」
これは困る。
- 587 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 01:29:00.83 ID:hD5TlkJO0
- ( ^ω^)「ドクオドクオ」
('A`)「ん、どーした」
歩いている途中、ブーンが話しかけてきた。
( ^ω^)「さっきの二人の写真撮っておいたお」
(*'A`)「ちょwwwおまwwwww、GJwwww」
( ^ω^)「帰ったら焼き増しして渡すお」
('A`)「サンキューマイブラザー」
( ^ω^)「いいってことだお」
ブーンとガッチリと握手をする。
これだからこいつはいい奴だ。
あるぇ「この石段の上が古手神社だよ」
KOOL「多分、あの二人もいるかもしれないな」
('A`)「あの二人?」
レナ「部活の仲間ですよ」
('A`)「へぇ」
話しながら石段を登っていく。
そして、石段の最後の一段を登りきったときだった。
ゴウンという音とともに俺の頭部に衝撃が走った。
('A`)「なんで、俺ばっかり・・・」
- 590 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 01:41:22.22 ID:hD5TlkJO0
- 「おーっほっほっほっほ、圭一さんもまだまだですのね!」
「みー、沙都子、どうやら違う人みたいですよ」
痛む頭をさすりながら立ち上がる。
('A`)「タライ・・・?」
上を見るが、遮蔽物も何もない。
('A`)「どっから降ってきたんだ」
KOOL「おいこら、沙都子!旅行に来た人に何やってるんだ!」
沙都子「あれ圭一さんは無傷、ということは」
首根っこを掴まれている少女はこちらを見て慌て始めた。
沙都子「あああぁ、ごめんなさいですの!てっきり圭一さんだと思って」
('A`)「いや、別にいいんだけどさ」
後ろで、もう一人髪の長い少女がこっちを見ている。
('A`)「ん?」
梨花「雛見沢にいらっしゃいなのですよ旅行者さん」
やばい、かわいい。
- 597 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 02:08:40.40 ID:hD5TlkJO0
- 沙都子「私は北条沙都子と申しましてよ、よろしくですわ旅行者さん」
梨花「僕は古手梨花なのです、よろしくです旅行者さん」
うん、タライを食らったがいい子たちだ。
('A`)「あれ、そういえば部活の二人は居ないのか?」
KOOL「目の前に居るよ」
川 ゚ -゚)「どう見ても年齢差がありすぎなのだが・・・」
あるぇ「うちは全学年共通で授業してるからね、田舎の学校なんてこんなもんだよ!」
そういうことか。
( ^ω^)「田舎って凄いお」
ξ゚听)ξ「ブーンも一緒に勉強すればいいんじゃない?小学生に混じって」
あるぇ「あっははは、なんだい、あんたはそんなに頭が悪いのかい?」
ξ゚听)ξ「バカの極みですよ」
( ^ω^)「ひどいお」
まぁ、俺もそう思うから困る。
梨花「旅行者さんたちはいいときにきたのです」
川 ゚ -゚)「どういうことだい?」
あるぇ「明日綿流しのお祭りがあるんだよ!」
お祭り・・・か、何か嫌な予感がした。
- 600 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 02:19:37.26 ID:hD5TlkJO0
- 旅館に戻ると部屋には食事が置いてあった。
荷物を置いて待っていると、鍋を持った女性が現れた。
女性「どうぞ、ごゆっくり堪能してください」
食事を済ませると、何人かの人が片づけを始めた。
川 ゚ -゚)「ここには温泉があるってね」
ξ゚听)ξ「入ってきましょうよ」
そういって二人は温泉に行った。
('A`)「はぁ」
( ^ω^)「ブーンも温泉入ってくるお」
('A`)「あぁ、それなら俺も行く」
そういって、一緒に温泉に向かった。
温泉は露天風呂で、石造りの広い風呂だった。
('A`)「ふぅー、温まる」
( ^ω^)「気持ちいいお」
温泉に浸かっていると壁越しに声が聞こえた。
クーとツンだった。
- 605 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 02:25:32.86 ID:hD5TlkJO0
- 川 ゚ -゚)「いい湯だな」
ξ゚听)ξ「そうねー、私たちの住んでるところに温泉なんか無いからねぇ」
やはり、旅行に来て良かったなと思う。
ξ゚听)ξ「・・・」
川 ゚ -゚)「どうした、さっきから私のほうを見て」
ξ゚听)ξ「クーって、胸があっていいわね・・・」
川 ゚ -゚)「な、何を言っているんだ」
ξ゚听)ξ「だって、私は小さいし・・・」
川 ゚ -゚)「別に小さいってほどでもないだろ」
ξ゚听)ξ「でもクーぐらい欲しいわよ」
(;'A`)「・・・」
壁越しに聞こえる声はうら若き乙女の胸相談。
と、いつの間にかブーンが壁をよじ登っていた。
(;'A`)「おま、何やってんだ(小声)」
( ^ω^)「男なら、いや漢ならやらなきゃいけないときがあるお!」
('A`)「まて、それなら俺も行く!」
そういって、ブーンのあとを追って上っていった。
( ^ω^)「あとちょっとで、ツンの体がwww」
('A`)「クーの裸体が、フヒヒヒwwww」
- 613 : 共産党幹部(愛知県):2007/03/16(金) 02:33:04.47 ID:hD5TlkJO0
- 壁から頭をそーっと覗かせる。
しかし、そこには風呂桶を構えるツンとクーの姿が!
ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)「せーの!」
スカンといい音が二回なり俺たちは落ちた。
('A`)「ゴファ」
( ^ω^)「ムギュ」
落ちたときの位置が悪かった、俺の前にはブーンの・・・。
( ^ω^)「それは私のおいなりさんだ」
('A`)「ぎゃあああああああ!!!!」
死んだ。
川 ゚ -゚)「まったく、あいつらは」
ξ゚听)ξ「大体予想はついてたけどね」
カーチャン、俺は生き残れない・・・。
( ^ω^)「ドクオ、気を確かに持つお!」
('A`)「俺はもう駄目だ、せめて童貞を捨ててから死にたかった」
ガクッ。
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