161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 07:28:32.29 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「………何か悲鳴が聞こえたような……。気のせいかお……?」

( ^ω^)「……しかし一体どこにいるんだお………」

シュッ……

(*'ω'*)「……」

( ^ω^)「……まったくあのオカマにも困ったもんだお……」←気付いてない
(*'ω'*)「……」
( ^ω^)「ブツブツ……」


「危ねぇぇ!!!」

( ^ω^)「!?」


(*'ω'*)「!」

( ^ω^)「こいつ!!!!!」

シュッ!

( ^ω^)「……また消えたお……」

( ゚∀゚)「ヨウ。危なかったナ」
( ^ω^)「あんたは……。」
163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 07:39:52.50 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「とりあえず礼を言っとくお。……ところで何でここにいるんだお?」
( ゚∀゚)「病魔を追ってたらお前がいただけサ」
( ^ω^)「……病魔?」
( ゚∀゚)「ああ。今お前を襲った奴はウイルスの一種でね……人から人に伝染する病気なのさ。んでお前等のご主人様はそれに伝染しちゃったワケだ」
( ^ω^)「なんだ……幽霊じゃなかったのかお」
( ゚∀゚)「……幽霊?」
( ^ω^)「?知らないのかお?何でも見たら……」
( ゚∀゚)「おいおい勘弁してくれヨ……。俺は怖いのが苦手なんだ……」
( ^ω^)「………」
( ゚∀゚)「まぁ……ハハハ………。冗談はこれくらいにして本題に入ろう。」
( ^ω^)「本題?」
( ゚∀゚)「ああそうさ。あの病魔を消し去らないとご主人様もろともお前等精子は全滅しちまうぞ」
( ^ω^)「全滅……!?」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 07:53:34.04 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「全滅って……どうしてだお?」
( ゚∀゚)「……最近ご主人様のオナニーの回数が異常だろ?一日に10回以上…………寝てる時も夢精しまくっている………しかも毎日だ。」
( ^ω^)「…………」
( ゚∀゚)「そのうちに精気と生気を奪われ……お前等精子が絶滅する。そして精子がいなくなった後はチンコから黒い液体が出てくる……」
( ^ω^)「う…………それは一体なんなんだお?」
( ゚∀゚)「黒い液体の正体はあの病魔さ…奴等はどんどん増殖する。」
( ^ω^)「!!一体だけじゃないのかお!?」
( ゚∀゚)「……。そして黒い液体は射精する時に激痛を伴う。それで人間はあまりにも痛すぎてショック死するらしい。」
( ^ω^)「……じゃあご主人様がオナニーしまくってるのも全部……」
( ゚∀゚)「病魔の仕業だ」
( ^ω^)「……」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 08:09:25.86 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「ど……どうすればいいんだお!?」
( ゚∀゚)「まぁまぁ、こっからは俺と「ワクチン」の仕事だ」
( ^ω^)「……ワクチン?」
( ゚∀゚)「最近人間が開発に成功したらしい。いくらなんでもご主人様もおかしいと思うだろう。そして医者でワクチンを注射してもらう筈だ」

( ^ω^)「そのワクチンが注射されるとどうなるんだお?」
( ゚∀゚)「病魔を一気に壊滅出来るらしい。……つーわけでお前はただのんきに待ってるだけでいい。後は俺等が解決する」
( ^ω^)「……もしワクチンが来なかったらどうなるんだお?アンタに解決できるのかお?」
( ゚∀゚)「ははは。そりゃ無理だ。ワクチンが来なかったらゲームオーバーだ。そんな心配しなくても普通の人間なら医者に行くから大丈夫だ」
( ^ω^)「……」

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 08:18:16.84 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「ところでワクチンってどこに注射するんだお?」
( ゚∀゚)「へ?そりゃキンタマに決まってるじゃねえか」
(;^ω^)「ウェェ……」
( ゚∀゚)「あとは俺等が病魔を退治するまえにオナニーに巻き込まれないように注意しろよ。」
( ^ω^)「わかったお……」
( ゚∀゚)「…………………!!」
( ^ω^)「?どうしたお?」
( ゚∀゚)「どうやら病魔が出現したらしい…」
( ^ω^)「……そんな事わかるのかお?」
( ゚∀゚)「ああ。俺がセンサーの役目をしてワクチンがそれをやっつけるんだ」
( ^ω^)「………」
( ゚∀゚)「じゃあそろそろいくぜ。またな!オナニーに巻き込まれるんじゃねえぞ!!」

( ^ω^)「そっちこそ気をつけるお!」
( ゚∀゚)「余計なお世話だ!」

ブゥゥ……

( ^ω^)「……あのバイク欲しいお」
175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 08:28:32.72 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「……でも何で僕にいろいろ教えてくれたんだお……?」


( ^ω^)「……まぁいいか……。結局幽霊じゃなかったんだし……。あのオカマの言う事きかなくてすんだお。……とりあえずワクチンが打たれるのを待つお…………」




―――――――――――
五日後

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

精子346563号「畜生……またかよ……」
精子653671号「一体いつまで続くんだ……」
精子5442号「もう……ダメポ……」


( ^ω^)「……ワクチンはまだかお……。遅すぎるお……」

精子65631号「とりあえず逃げよう……」
精子606731号「……」

( ^ω^)「……みんな精子なのに精気がないお……このままじゃあ………」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 08:36:03.60 ID:5M9q8e4VO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!


( ^ω^)「はぁ……最近休む暇も無くて体力が限界だお……もう動けないお……」

ドドドド!!

( ^ω^)「……?まだこんなに元気な精子がいるのかお……?一体誰だお……?」


('A`)「あら…?」

( ^ω^)「おぅ!?」
('A`)「ちょっとアンタ!」
( ^ω^)「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!ごめんなさいだお!!!許してくれお!!!!」
('A`)「あ……ちょっと何逃げてんのよ待ちなさいよ!!!!!」

ドドドド!!


精子36913号「……元気だなあいつら」
精子491345号「……」
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