37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/02(日) 08:09:43.22 ID:ky5jhsXgO
シュゥゥゥゥゥゥ……………。

( ^ω^)「あ……おさまったみたいだお。」
( ゚∀゚)「危なかったナ。諦めちゃだめだゼ」
( ^ω^)「助かったお!ありがとうだお!あんた一体何者だお!?」
( ゚∀゚)「君達精子を救いに来た正義のヒーローってとこかナ?」
( ^ω^)「……?救いに来た?あんた精子じゃないのかお?じゃああんたは一体何者なんだお?」
( ゚∀゚)「まぁ……平たく言えば「薬」だナ。」
( ^ω^)「…薬?」
( ゚∀゚)「ああ。最近このオナニー野郎おかしいだろ?いくらなんでも異常だ。それで俺が生まれたってワケ」
( ^ω^)「……」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/02(日) 08:19:45.69 ID:ky5jhsXgO
( ^ω^)「……それじゃあアンタが異常を解決してくれるのかお?」
( ゚∀゚)「オレもそのつもりだったんだがね……予想以上に事が大きいらしい。下手したらご主人様は死んじまうかもな」
( ^ω^)「!!どうしてだお!?何が原因なんだお!?」
( ゚∀゚)「……そのうちわかる……」
( ^ω^)「……」
( ゚∀゚)「ん……?なんかあっちが騒がしいな」



精子32463346号「なんでこんな所にヘモグロビンがあるんだ?」
精子456866号「俺もらっちゃおうかな」
精子36755149号「あ!ずるいぞ!」


ギャーギャー!!!
( ゚∀゚)「あ…あいつら!!」



( ゚∀゚)「どかんかガキ共ぉぉ!!!!!!!!!!それはオレのだぁぁぁ!!!!!!」

精子326675号「うお!何だこいつ!」
精子632169号「逃げろ!」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/02(日) 08:26:38.95 ID:ky5jhsXgO
( ゚∀゚)「畜生……油断ならん……」

( ^ω^)「さっきから気になってたんだけどそのヘモグロビンバイクは何でこんな所にあるんだお?」
( ゚∀゚)「ん?ああ。コイツはそこら辺に落ちてたヘモグロビンを改造して俺が作ったんだ。」
( ^ω^)「そういう事じゃなくてなんでヘモグロビンがそこら辺に落ちてるんだお?」
( ゚∀゚)「まぁこの異常と関係あるのは確かだな」
( ^ω^)「………」
( ゚∀゚)「じゃあそろそろ俺はいくぜ。また会う時までには異常を解決してやるよ!」
( ^ω^)「わかったお。頑張ってお!」
( ゚∀゚)「じゃな!!」

ブゥゥゥ……

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/02(日) 08:32:05.69 ID:ky5jhsXgO
( ^ω^)「………ふぅ。大変な事になったお……。異常ねぇ……」



(*'ω'*)「……………」

( ^ω^)「……?あいつはあの時の……。あいつも薬なのかお?」


( ^ω^)「お〜〜い!」
(*'ω'*)「!!!!!」

シュ!!

( ^ω^)「え!?消えた!?‥‥あいつ何者だお!?」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:03:12.83 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「まさか……あいつがこの異常の原因なのかお……?」


精子2467号「おいお前。そんな所にいたら死ぬぞ」
( ^ω^)「?なんでだお?」
精子2467号「お前知らないのか?あの噂……」
( ^ω^)「し……知らないお……」
精子2467号「……オレもよく知らないんだがここに幽霊が出るらしい……」
( ^ω^)「……幽霊?そんなものいる訳ないお」
精子2467号「まぁいいから聞けよ。なんでもその幽霊に近づくとそいつは一瞬こっちを向き煙のように消えてしまうんだ。そして幽霊を見た奴は100%死ぬらしい……」
( ^ω^)「………死ぬ?」
147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:11:35.47 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「……見てしまったら死ぬしかないのかお?」
精子2467号「まぁ一つだけ生き残る方法があるらしいんだが………俺は知らないな」
( ^ω^)「……そんな話誰から聞いたたんだお?」
精子2467号「ほら、あそこに屋台があるだろ?そこの店主が言い触らしてるらしい」
( ^ω^)「……何だか気になるお…………」
精子2467号「まぁお前も見ないように気をつけな。もし見たまったらそこの屋台に行くんだな。店主が生き残る方法を知ってるらしい」
( ^ω^)「………どうも。」
精子2467号「じゃあな」

( ^ω^)「……とりあえず……屋台に行ってみるお」

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:23:02.43 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「……ここかお。「ラーメン屋もっこり」。……すごいネーミングセンスだお……
客は全然いないみたいだお」


――――――――――

( ^ω^)「ちょっといいかお?」

('A`)「いらっしゃぁい」
( ^ω^)「あ……ラーメン食べに来た訳じゃないんだお。ちょっと聞きたい事があるんだお」
('A`)「……あぁ。幽霊の話ねぇ?ボウヤ見ちゃったの?」
(;^ω^)(げ……。こいつオカマかよ。)
('A`)「可哀相ね……あなたあと12時間で死ぬわよ。」
( ^ω^)「……どうゆう事だお」
('A`)「あら……そのままの意味よ。惜しいわね……可愛いのに……」
( ^ω^)「………ぉぇ……」
150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:30:44.80 ID:5M9q8e4VO
('A`)「でもねぇ……助かる方法が一つだけあるのよ」
( ^ω^)「……それは?」
('A`)「……教えてほしぃ?」
( ^ω^)「……当たり前だお」
('A`)「ダ〜〜〜メ」

( ^ω^)「そうかお。じゃあさよなら」
('A`)「ちょっとアンタ待ちなさいよ!私の願いを叶えたら教えてあげようと思ってたのに!」
( ^ω^)「……アンタの願い?」
('A`)「そぅよ……勿論叶えてくれるわよね……」
( ^ω^)「……どんな願いだお?」
('A`)「んもぅ…(はぁと。わかってるくせにぃ〜〜」

( ^ω^)「……さよならだお」
('A`)「嘘よ!冗談に決まってるじゃない!!」
152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:37:40.65 ID:5M9q8e4VO
('A`)「アタシの願いは………」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!

( ^ω^)「……!?」
('A`)「キィィィ!こんな時に!!ほらアンタ!!逃げるわよ!屋台押してちょうだい!」
( ^ω^)「……何で僕が持たなくちゃいけないお?」
('A`)「何よアンタ!私が死んだら助かる方法がわからなくなるのよ!?」
( ^ω^)「……やれやれだお……」



―――――――――――


('A`)「はぁ……はぁ……ようやく………おさまった……わね……」
( ^ω^)「はぁ……はぁ……はぁ……。この屋台…糞重いお……」
155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:49:16.25 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「一体この屋台に何があるんだお?」
('A`)「……ラーメンに決まってるじゃない。」

( ^ω^)「………材料は?」
('A`)「え?言っていいのかしら?これからラーメン食べれなくなるわよ?」
( ^ω^)「……………」

('A`)「まぁそれは置いといて……私の願い叶えてくれるねよね?」
( ^ω^)「……まぁ一応」

('A`)「アタシの願いはただ一つ。ある男を捜して欲しいの。」
( ^ω^)「……そんなの不可能だお。大体もう射精されちゃったかも知れないのに………」
('A`)「それでも捜してちょうだい。じゃないとアンタ死ぬわよ」
( ^ω^)「………………特徴は?」
('A`)「う〜〜んと……いっつもショボクレた顔。」
( ^ω^)「……なるほど」
('A`)「……」
( ^ω^)「………」
('A`)「……」
( ^ω^)「……。まさか……これだけかお?」
('A`)「そうよ?」
( ^ω^)「わ……わかる筈ないお!!!」
158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 06:56:14.48 ID:5M9q8e4VO
('A`)「はぃ!じゃあ頑張ってね!!バイバ〜〜〜イ」

( ^ω^)「……」


――――――――――

( ^ω^)「とりあえず聞き込みだお……」



精子94323号「シラネーヨそんな奴」


精子134946号「?見たことないなぁ……」

精子64381号「フヒヒヒ!!!!」

精子51937号「うるせぇな……邪魔するなよ」

――――――――――

( ^ω^)「…………誰も知らないのかお‥‥。そりゃそうか……手掛かりがこれじゃあ…………」

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/03(月) 07:12:29.22 ID:5M9q8e4VO
( ^ω^)「…………糞……どこにいるんだお……そんな奴…。ショボクレた顔…………………………ショボクレた顔?」

( ^ω^)「……ショボンさんかお……。でもどこにいるのかわからないお…………。はぁ……」
――――――――――
精子62687号「ははは。それでさ〜〜」
精子346866号「え〜マジマジ〜〜?……ん?」

( ゚)

精子62687号「………?何だあいつ。気味悪いな」精子346866号「ね〜何かムカつくからボコろうよ〜〜〜」


精子62687号「おいてめぇ!」
(  ゚)「………」
精子346866号「そこのアンタよ!」
精子62687号「無視すんなよ!こっち向け!」
(  ゚)「……」
精子62687号「…………え?」



( ゚Д゚ )ァァァァァアアア!!!!!!!!!!
―――――――――
( ^ω^)「……どこにいるんだお……ショボンさん……」


ギャァアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!
( ^ω^)「?」
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