944 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 15:36:53.45 ID:1AQVlUnkO
プシューー………………………



( ^ω^)「!?なんだおこの煙は!?」


( ゚Д゚ )ウ…………ウガァ…………………


ξ゚听)ξ「……病魔が……苦しんでる……」

/',З「お前さんたち何をしているんじゃ!早く地上へ逃げろ!」
( ^ω^)「ジーサン!!」
ξ゚听)ξ「?誰よ?」
( ^ω^)「ほら!ワクチンも一緒に逃げるお!」ξ゚听)ξ「……………」
( ゚Д゚ )ウガアァァァァァァ!!!!!!!!!!

( ^ω^)「追ってきたお!」


/',З「ふんぬ!!」

プシューー!!!!


( ゚Д゚ )ガァァァァ!!!!!!!!!!


ξ゚听)ξ「あれ……もしかしてワクチンの武器……?」
963 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 15:44:41.79 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「……いったいなんだおあの機械は……」
/',З「よぅし……地上に出たな!!一旦逃げるぞ!おい、ワクチン跳べるか!?」
ξ゚听)ξ「え、えぇ………」
/',З「お前は?!」
( ^ω^)「無理に決まってるお!!!」
/',З「仕方ない………お前はワクチンの足にでもつかまっとけ。いくぞ!!」

ビュウ!!!
ξ゚听)ξ「え?え?ちょっと待ってよ!」


ビュウ!!!

( ^ω^)「アッー!!おいていかないでくれお!」

ガシ!

ξ゚听)ξ「ちょ……ちょっと!くすぐったいから違うところつかんでよ!」
( ^ω^)「……じゃあここを……」
ξ゚听)ξ「どこ触ってんのよ!!!!いやぁぁぁ!!!!!」
( ^ω^)「……じゃあ足首でいいお……」
973 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 15:52:53.74 ID:1AQVlUnkO
/',З「ここじゃ…………」
ξ゚听)ξ「………?何よこの家……。どうやって空中に浮いてるワケ?」
( ^ω^)「これは……!!ヘモグロビンかお!!」
/',З「その通りじゃ……。まぁ詳しい話は中でするから入ってくれ……」

――――――――――
家の中

( ^ω^)「ジーサン……あんた一体……」

ξ゚听)ξ「……ジーサンの持ってる武器……ワクチンの武器よね……?何で持ってるの……?何で使えるの……?」


/',З「待て待て……一気に質問されても混乱するわい……とりあえず順番に話すとするかのぉ……」
989 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:04:45.83 ID:1AQVlUnkO
/',З「昔昔の事じゃ……お前さん達が生まれるよりもずっと前……
病魔がこの精子界に現れたんじゃ……」

( ^ω^)「!!じゃあ病魔が来たのはこれで二回目だったのかお!?」
ξ゚听)ξ「嘘………」

/',З「そうゆう事になるかな……。それでだ、私はその頃いち早く病魔とゆう存在に気付き他のみんなにそれを教えたんじゃ」

ξ゚听)ξ「……それでどうなったの?」

/',З「……嘘つきよばわりされたよ……。誰も信じてはくれなかった………。
じゃが……その時ワシに心強い味方ができたんじゃ」
( ^ω^)「……それは?」

/',З「……ヘモグロビンとちんぽっぽじゃ……。そのヘモグロビンは病魔を倒すために精巣に来たらしい……」

( ^ω^)「まさか………」
/',З「そう……お前でいうジョルジュの事じゃ……」
ξ゚听)ξ「………」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:14:46.44 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「………ジョルジュ………君は………………」

/',З「………そして暫くしてからワクチンも来た…。あの時もお前さんみたいにめんこい女の子のワクチンじゃったよ……」
ξ゚听)ξ「あら……………じゃあその子すっごく可愛かったのね!」
/',З「まぁそうだがお前さんよりおとなしかったぞ」

ξ゚听)ξ「なんですって!!私のどこがおしとやかじゃないのよ!!!」
ガタン!!!

( ^ω^)「……………」
/',З「………」

ξ゚听)ξ「………コホン‥‥話続けて……」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:27:09.34 ID:1AQVlUnkO
/',З「そして……ワシらは病魔と闘ったんじゃ………」

( ^ω^)「……病魔は倒せたのかお?」

/',З「………ああ……倒せたよ……。
しかし……ヘモグロビンも……ちんぽっぽも……死んでしまった……」

ξ゚听)ξ「……ワクチンは……?」
/',З「………ワクチンも死んだよ……」

( ^ω^)「……」

ξ゚听)ξ「……そのワクチンは何で死んだの……?」
/',З「………それは……」
( ^ω^)「?」
ξ゚听)ξ「………」
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:36:19.24 ID:1AQVlUnkO
/',З「……病魔と闘った傷が元で死んだんじゃ…」

ξ゚听)ξ「……」
( ^ω^)「?病魔と闘って死んだんだから当たり前だお。他に病魔以外の死因があるお?」

ξ゚听)ξ「…………」

/',З「……話を続けようか……。
みんなが死んだ後私はワクチンが使っていた武器とヘモグロビンの残したこの家を見つけたんじゃ……。」

( ^ω^)「ヘモグロビンは何故この家を残したんだお?」

/',З「……多分あいつはまた病魔が来るとわかってたんじゃろ……。この家にいれば病魔は襲ってこれないから………」

ξ゚听)ξ「……それで?何であなたはワクチンの武器を使えるのよ?」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:44:32.74 ID:1AQVlUnkO

/',З「ワシは今度病魔が来る時に備えてワクチンの武器を必死に使いこなされよう練習した。幸いこの家は宙に浮いてるから暴走しても被害はなかったよ………」

( ^ω^)「………」
ξ゚听)ξ「………」

/',З「さて……これでワシの話は終わりじゃ……。お前達はもう休め………」

ξ゚听)ξ「!?病魔はどうするのよ!」
/',З「……今の疲労しきった体じゃあ勝てないだろう……?すべては明日じゃ………」
( ^ω^)「明日……病魔に挑むのかお……」

/',З「‥……」


――――――――――
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 16:51:42.70 ID:1AQVlUnkO
――――――――――
寝室………
( ^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「スー……スー」

( ^ω^)「なんだか……ドクオのイビキが懐かしいお………」


( ^ω^)「……?居間で物音が……まだ起きてるのかお………?」

――――――――――
居間

/',З「……とっさにあのワクチンの娘にウソをついてしまった………。
……お前等なら何て言ったんじゃろうな………………」

( ^ω^)「……?お前等………?昔のヘモグロビンとワクチンの事かお………?」

/',З「しぃ……あのワクチンの娘を見守ってくれ………」

( ^ω^)「…………」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 17:00:28.06 ID:1AQVlUnkO
/',З「……………」

( ^ω^)「ジーサン…?」

/',З「まだ寝てなかったのか………」

( ^ω^)「……ウソってどうゆう事だお?」

/',З「……知りたいか?」

( ^ω^)「……知りたいお!」

/',З「……後悔するかも知れないぞ……」

( ^ω^)「それでも!!!気になるんだお!!!」

/',З「……あいわかった。あのワクチンの娘には言うなよ……」
( ^ω^)「……」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 17:16:45.12 ID:1AQVlUnkO
/',З「昔……病魔と闘ったとき……ちんぽっぽとヘモグロビンが病魔に殺された……。そして私達はかろうじて病魔に勝ったんだ……」
( ^ω^)「………」
/',З「そして……」

――――――――――
?年前
( ゚Д゚)「今だ!!!!!!」

(*゚ー゚)「はい!!」

プシューー!!!!!!!!

( ゚Д゚ )ヴガァァァァ!!!!!!!!!!

( ゚Д゚)「………」
ドサ…………

( ゚Д゚)「……!!やった!!遂に……遂にやったよ!!ちんぽっぽ!!モララー!!見たか!?敵は………とったぞ……!!!!!!!」

(*゚ー゚)「………よかった。これで……アナタは……死なない………」

( ゚Д゚)「ハハ!!!これもお前のお陰さ!!
…………!?」
87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 17:27:54.16 ID:1AQVlUnkO
( ゚Д゚)「お前……体が……!!!」

(*゚ー゚)「……あれ?もう時間か……。せっかく倒したのに……」

( ゚Д゚)「ど……どうゆう事だゴラァ!!!!!説明しやがれ!!!」


(*゚ー゚)「わたしは精子じゃないの……ワクチンよ……。
…病魔を倒したら消えるようになってるの……」

( ゚Д゚)「……そんな…!!ウソだろ………!?
俺……お前ともっと喋りてぇよ!これから色んな事……話せると……思ったのに………」

(*゚ー゚)「私も……話したかったよ………」

( ゚Д゚)「お願いだ……消えないでくれ……!!!お前は……………お前はそれで幸せなのか?」

(*゚ー゚)「……」

( ゚Д゚)「おい!!何とか言え!!!」

(*゚ー゚)「私は幸せだよ」

( ゚Д゚)「……え?」
89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 17:31:57.49 ID:1AQVlUnkO
( ゚Д゚)「どうゆう事だゴルァ!!!」



(*゚ー゚)「………だって私、アナタに会えたんだもん」

( ゚Д゚)「!!!!!!!!」


シュゥゥゥゥゥ……

(*゚ー゚)「……ばいばい………」
( ゚Д゚)「待て!待ってくれ!また会えるよな!?また会えるんだよな!?」


(*゚ー゚)「…………」

シュゥゥゥゥゥ…………



( ゚Д゚)「あ…………あ…………………………」



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