744 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:07:18.65 ID:1AQVlUnkO
――――――――――


( ^ω^)「はぁはぁ……ちんぽっぽはどこにいるんだお……」


( ^ω^)「!!あれは……!!」

(*'ω'*)「…………」

( ^ω^)「おい!大丈夫かお!?しっかりするお!」
(*'ω'*)「……ぽっぽ……あんたは……?」

( ^ω^)「助けにきたお!さぁ!みんなの所へ帰るお!」
(*'ω'*)「僕……助かるるっぽ……?」
( ^ω^)「助かるお!背負ってみんなの所につれてってやるお!」

(*'ω'*)「……」

( ^ω^)「いくお!!」
シュー………
――――――――――


( ^ω^)「はぁはぁ……ついたお……!…………あれ?」

( ^ω^)「いないお……確かに背中に背負った筈なのに……」
746 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:13:01.78 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「………まさか……溶けたのかお?」

(*'ω'*)「……」

( ^ω^)「うぉ!アンタはラーメンちんぽっぽ!いつの間に……」

(*'ω'*)「僕達は仲間が死んだらテレパシーでわかるっぽ……。」
( ^ω^)「いきなりどうしたお?」
(*'ω'*)「……地上に残ってた仲間はみんな精子に殺されたっぽ……」

( ^ω^)「!!!!」
(*'ω'*)「……………」
( ^ω^)「……ごめんだお……」
(*'ω'*)「……あんたのせいじゃないっぽ……」
751 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:22:25.02 ID:1AQVlUnkO
――――――――――

ゴシゴシ……

ξ゚听)ξ「もっとコスッて!!そこ!サボらないで早く磨きなさい!」

精子49313号「………はい」
精子94316号「…………何で俺達が……」

('A`)「………」

( ゚∀゚)「あれ?さっきの精子はどこいったんだ?」
ξ゚听)ξ「え?ぶっとばしたわよ?」
( ゚∀゚)「…………」

ゴシゴシ………

――――――――――

(*'ω'*)「とりあえず地下に避難するっぽ」
( ^ω^)「わかったお……」

――地下


( ^ω^)「とりあえずワクチンを探しにいくお!今度こそ連れてくるからここでまってるお!」

(*'ω'*)「わかったっぽ。気をつけて欲しいっぽ……」
756 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:29:29.67 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「よし……誰もいないお……」

タタタタ……


精子19731号「……なんだあいつ……変な所から出てきたぞ……」
精子974号「……まさかあそこに病魔が……」
精子16934号「何!?大変だ!ワクチンさんに知らせなくちゃ!!」




( ^ω^)「ワクチン……何処にいるんだお!!」


――――――――――

ξ゚听)ξ「………まぁこんなもんでいいか……匂いも取れたし…」
('A`)「これでやっと病魔退治にいけるわね!!……でも居場所がわからないわね……」

( ゚∀゚)「……ブーンはどこにいったんだ……」


精子16934号「あの……ちょっと……」
('A`)「?」
765 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:42:09.10 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「………………はぁ……はぁ………ワクチン……どこにいるお……」




――――――――――
('A`)「……それホント?本当なら一網打尽にできるじゃない!」

ξ゚听)ξ「……?私の聞いた話では病魔は知能がないらしいんだけど…………。知能がないのに地下に基地なんか作れるのかな……」
('A`)「とりあえずいってみましょうよ。早くしないと逃げちゃうかもしれないし……」

( ゚∀゚)「ん……?ありゃ病魔じゃねぇか?」

(*'ω'*)「………」

('A`)「……!!!ワクチンちゃん!あなたのその武器の威力試すいいチャンスよ!」
ξ゚听)ξ「え?撃つの?」
('A`)「どうせ知能なんかないんだから痛みなんて感じないんでしょ!」
770 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:47:09.01 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「……!?あれはちんぽっぽ!?なんでまだ地上にいるんだお!!」

(*'ω'*)「………」

( ^ω^)「おい!なんで地下から出てきたんだお!!」

(*'ω'*)「…あ…ラーメンちんぽっぽさんから届け物を預かってきたんだっぽ……」
( ^ω^)「だからって……!!」


( ゚∀゚)「……ブーン……?」
('A`)「え?ブーンあなた……!!」
ξ゚听)ξ「…………!アナタは……」


( ^ω^)「……!ジョルジュ………ドクオ……ワクチン……」
775 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 13:56:41.80 ID:1AQVlUnkO
ξ゚听)ξ「……そこをどいて。私の攻撃にアナタも巻き込まれるわよ」

( ^ω^)「何言ってるんだお!こいつらは病魔じゃないお!病魔は違う奴なんだお!」


( ゚∀゚)「……ブーン?」
('A`)「……ブーンあなた………まさか病魔に操られてるんじゃないの……?」

( ^ω^)「本当だお!こいつらは病魔を倒すために生まれたんだお!」

ξ゚听)ξ「あなた……何でそんな嘘つくの……?昨日私そいつらに襲われてたの見たでしょ……!!」

('A`)「ブーン……そいつは病魔よ…!ほっといたらみんな死んじゃうのよ!!!」

( ^ω^)「……嘘じゃないお……本当なんだお………」
(*'ω'*)「……ぽ…」
786 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:03:13.18 ID:1AQVlUnkO
( ^ω^)「……絶対にどかないお!!」


('A`)「ブーン……あなたはダマされてるだけよ!正気に戻ってちょうだい!!」

( ^ω^)「違うお!!僕は自分の意思でここにいるんだお!!」

('A`)「……ジョルジュも何か言って頂戴!!」
( ゚∀゚)「……ブーン……」
( ^ω^)「……ジョルジュ……君まで僕を信じてくれないのかお……?」
( ゚∀゚)「……」


( ゚∀゚)「……オレは病魔を殺すために生まれた存在だ……。病魔をかばうことはできない……」

( ^ω^)「ジョルジュ……」
793 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:10:41.46 ID:1AQVlUnkO
('A`)「そうよ!目を覚ましてそこをどいて頂戴!!」


( ^ω^)「……ジョルジュ……」


( ゚∀゚)「だけど……」

( ^ω^)「…?」

( ゚∀゚)「だけど俺にはそいつが病魔だとは信じられない。ブーン……お前を信じていいか?」
( ^ω^)「ジョルジュ!!やっぱり君は…!」
('A`)「ジョルジュ!アンタまで!」


('A`)「ワクチンちゃん!病魔だけを撃つことはできないの!?」

ξ゚听)ξ「………そんなの難しい事無理よ……」

('A`)「もぅ!ちょっと貸しなさいよ!!私がやるわ!!」

ドン

ξ゚听)ξ「きゃあ!!……ちょっと!!それは私以外の人が使ったら………」

('A`)「ブーン!今目を覚ましてあげるわ!」
807 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:18:12.84 ID:1AQVlUnkO
( ゚∀゚)「ドクオ!!やめろ!!!」


('A`)「……もう遅いわ!!病魔!覚悟しなさい!!」

ξ゚听)ξ「私以外の人がつかつら暴走しちゃ…………」

('A`)「え……?」


( ^ω^)「!!!!」


ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!


( ゚∀゚)「ブーン!!!!」

ξ゚听)ξ「……!」

( ^ω^)「!!爆発!?」

(*'ω'*)「…………………」
816 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:22:55.31 ID:1AQVlUnkO
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!





―――――――――
地下
(*'ω'*)「……?何の音だっぽ……?」

(*'ω'*)「……!?わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」



――――――――――
精子64312号「おいおい……何だよありゃあ………」
精子94340号「すごい光だな……」
精子1679号「ん……?ウワアァァァァァァ!!!!!!!」
827 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:30:55.31 ID:1AQVlUnkO
シュウウウウウウウウウ………………………



( ^ω^)「……あれ?何で僕無事なんだお……?」

( ゚∀゚)「………」
( ^ω^)「………ジョルジュ!?まさか僕をかばって……!」

( ^ω^)「ジョルジュ……しっかりするお!ジョルジュ!!!」

( ゚∀゚)「ブーン……?生きてるかい……?」
( ^ω^)「ジョルジュ!僕は大丈夫だお!すぐ治療するからじっとしてるお!」

( ゚∀゚)「……ははは……。もう目も見えないし……耳も聞こえないや……」

( ^ω^)「!!!」
( ゚∀゚)「ブーン……もしそこにいるなら……手を握っててくれよ……」

( ^ω^)「ジョルジュ!握っててあげるお!だから死なないでくれお!」

( ゚∀゚)「ブーン……。最後に……声を……
…………」
( ^ω^)「…ジョルジュ?ジョルジュ!!ジョルジュー!!!!!!!!!!」
838 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:36:03.95 ID:1AQVlUnkO
( ゚∀゚)「……」

( ^ω^)「ジョルジュ……!……うぅ……」



( ^ω^)「………ドクオとちんぽっぽとワクチンはどうなったんだお………………」



ξ゚听)ξ「……………」

( ^ω^)「ワクチン!!無事だったのかお!」

ξ゚听)ξ「………私……私……のせい?」
( ^ω^)「……ワクチンのせいじゃないお!!」

ξ゚听)ξ「……」
( ^ω^)「でもどうして無傷なんだお……?」


(*'ω'*)「……ぽっぽ……」

( ^ω^)「!!ちんぽっぽ!」

ξ゚听)ξ「そいつ…爆発する直前に私にこれを投げたから……」
( ^ω^)「……これは……?お守り……?」
847 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/04/04(火) 14:41:16.39 ID:1AQVlUnkO
(*'ω'*)「それはラーメンちんぽっぽさんから……貰ったものだっぽ……。一回だけ……身を守ってくれるお守りだっぽ……」

ξ゚听)ξ「……そんな大事な物なんで私に投げたのよ!!!何で自分で使わなかったのよ!!」

(*'ω'*)「……ワクチンさんが死んだら……病魔を退治できなくなるっぽ……。そしたらみんな死んじゃうっぽ……!!」

ξ゚听)ξ「アンタ………」

(*'ω'*)「……ワクチンを守るのがちんぽっぽの役目…………………だっぽ…………」

ξ゚听)ξ「………………」
( ^ω^)「……………………」
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