24 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:24:39.97 ID:Fs+dh2Of0
ブーンのレポート

みつけたかず:77
つかまえたかず:12
おこづかい:10000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・ゴールドバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀ 状態:ふつう
LV69 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・こうそくいどう・ひかりのかべ

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂ 状態:ふつう
LV64 わざ:ギガドレイン・サイケこうせん・ねむりごな・ソーラービーム

【Σ`・゚・〉】 ゴルダック:ダル ♂ 状態:ふつう
LV70 わざ:じこあんじ・れいとうビーム・ハイドロポンプ・ねんりき

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀ 状態:戦闘不能
LV74 わざ:メガトンパンチ・ほのおのパンチ・れいとうパンチ・かみなりパンチ

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂ 状態:軽傷
LV72 わざ:げんしのちから・メガドレイン・こらえる・きりさく

【('、'*)】 ミュウ:ミュウ 状態:ふつう
LV50 わざ:サイコキネシス・ゆびをふる・メガトンパンチ・げんしのちから
26 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:25:26.25 ID:Fs+dh2Of0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂ 状態:ふつう
LV61 わざ:メタルクロー・ほのおのうず・りゅうのいかり・かえんほうしゃ

【*〜( 〒W〒)】 ラッタ ♀ 状態:戦闘不能
LV57 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・スピードスター・いかりのまえば

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂ 状態:ふつう
LV65 わざ:たつまき・ふぶき・げきりん・はかいこうせん

【△`◇´▽】 スターミー 状態:戦闘不能
LV63 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂ 状態:戦闘不能
LV66 わざ:はっぱカッター・ヘドロばくだん・ソーラービーム・つるのムチ

【(゚ν゚炎】 ファイヤー 状態:ふつう
LV90 わざ:かえんほうしゃ・ゴッドバード・ほのおのうず・だいもんじ
31 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:27:30.07 ID:Fs+dh2Of0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀ 状態:HP2/3程度
LV62 わざ:ロケットずつき(2)・まもる(0)・ハイドロポンプ(0)・バブルこうせん(2)

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂ 状態:HP1/3程度
LV91 わざ:きりさく(1)・かげぶんしん(2)・れんぞくぎり(2)・こうそくいどう(2)

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂ 状態:戦闘不能
LV71 わざ:ナイトヘッド(1)・サイコキネシス(3)・のろい(1)・シャドーボール(1)

【|メ`・−Ю】 エビワラー:エビィ ♂ 状態:戦闘不能
LV86 わざ:マッハパンチ(0)・メガトンパンチ(0)・カウンター(1)・みきり(0)

【◎( ・U・)】 ベロリンガ:ベル ♂ 状態:HP3/4程度
LV84 わざ:たたきつける(2)・ふぶき(2)・じしん(2)・はかいこうせん(2)

【(○'ー')о】 バリヤード:パリー ♀ 状態:戦闘不能
LV85 わざ:バリアー(2)・リフレクター(2)・ひかりのかべ(3)・サイコキネシス(1)

32 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:28:23.92 ID:Fs+dh2Of0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀ 状態:ふつう
LV57 わざ:あまいかおり・ソーラービーム・やどりぎのたね・はっぱカッター

【о( ゚◎゚)о】 ニョロゾ・ニョロちゃん ♂ 状態:戦闘不能
LV54 わざ:ハイドロポンプ・れいとうパンチ・あまごい・れいとうビーム

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂ 状態:戦闘不能
LV70 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂ 状態:戦闘不能
LV53 わざ:リフレクター・サイコキネシス・じこさいせい・スプーンまげ

【彡`・ >】 オニドリル:オニちゃん ♂ 状態:ふつう
LV56 わざ:そらをとぶ・オウムがえし・こうそくいどう・ドリルくちばし

【|ミ゚<>゚〉】 フリーザー:フリさん 状態:ふつう
LV90 わざ:れいとうビーム・ふぶき・しろいきり・こころのめ
34 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:29:17.00 ID:Fs+dh2Of0
―ロケット団本部・三階−開発部

―キングラー の クラブハンマー!
―ベトベトン の ヘドロばくだん!
―フーディン の サイコキネシス!
―ラフレシア の はなびらのまい!
―ライチュウ の でんじほう!
―ウインディ の かえんぐるま!


グアァァッ!!!
ベチョッ!!!
クァァッ!!
フアァァァッ……!!
バチバチバチィィ!!!
ゴオオォォッ!!!!


バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ バタッ


―11匹の相手ポケモンを撃破した!
36 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:30:36.61 ID:Fs+dh2Of0
(;^・J・^)「そ、そんなバカな……!」
(;^・J・^)「いくらジムリーダーとはいえ、ここまで強いとは……そんなはずは……!」
从*^ヮ^)「ちょっと前なら、かなりキツかっただろうけど……」
ノノ*´ー`)「強くなったのは、ブーンくんたちだけではありませんよ?」

川 ゚−゚)「特訓に付き合っているうちに、こちらもかなりレベルアップした、ということだ」


―スリーパー の サイコキネシス!
―レアコイル の でんじほう!
―マタドガス の はかいこうせん!
―ウツボット の はっぱカッター!
―シードラ の ハイドロポンプ!
―ウインディ の かえんほうしゃ!


―10匹の相手ポケモンを撃破した!


(;^・J・^)「くっ……こんなペースで撃破されたら、マズイぞ……!」
(^・J・^)「反撃だ! 相手に攻撃させる隙を与えるな! 攻めて攻めて攻めまくれ!」
38 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:32:27.57 ID:Fs+dh2Of0
―パルシェン の とげキャノン!
―カモネギ の きりさく!
―ブーバー の かえんほうしゃ!
―ルージュラ の れいとうパンチ!
―ゴーリキー の クロスチョップ!
―ゴルダック の みだれひっかき!
―オコリザル の からてチョップ!
―ダグトリオ の きりさく!
―ロコン の かえんほうしゃ!
―カイロス の じごくぐるま!
―ゴースト の ナイトヘッド!
―バタフリー の サイケこうせん!
―アーボック の どくばり!
―ピクシー の スピードスター!
―プクリン の スピードスター!
―ドードリオ の トライアタック!


( ゚∀゚)「通りマセーン」


―バリヤード の バリアー!
―バリヤード の リフレクター!
―バリヤード の ひかりのかべ!
―フーディン の リフレクター!
―エレブー の ひかりのかべ!
―マルマイン の ひかりのかべ!
―ナッシー の リフレクター!
40 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:33:31.88 ID:Fs+dh2Of0
(;^・J・^)「くっ……!!」


―全ての攻撃を防いだ!


( ・∀・)「ハタ、お前には荷が重いな。大人数を指揮するのには、向いていない」


―ウインディ の だいもんじ!


ゴオオオオオォォォォッ!!!!


―6匹の相手ポケモンを撃破した!


( ・∀・)「今のロケット団員はサカキ至上主義だ。お前では務まらんさ」
(#^・J・^)「黙れ……」
( ・∀・)「反撃しろだの、攻撃させるなだの……指揮官が焦りと不安を感じさせてどうする」
(#^・J・^)「黙れ!!」


―ピジョット の つばさでうつ!

―ウインディ の かえんほうしゃ!


ゴオオォォッ!!!

41 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:34:42.74 ID:Fs+dh2Of0
―ピジョット は倒れた!


(;^・J・^)「くっ……」
( ・∀・)「そうやって闇雲に攻撃させるからダメなのさ。もっと冷静になれよ」
(#^・J・^)「お前のような老いぼれの話は聞かん!! 絶対に殺してやる!!」


从*^ヮ^)(カツラさん、上手い……)
川`・−)(あえて助言することによって、相手を逆上させている……)
ノノ*´ー`)(この感じだと……)


(雑A;゚Д゚)「な、なぁ……この状況、やばくね……?」
(雑B;゚Д゚)「あ、あぁ……勝てる気がしねぇよ……」
(雑C;゚Д゚)「もし負けたら、俺達全員捕まるかも知れねぇぜ……」
(雑D;゚Д゚)「……そ、そりゃマズイ……」

(雑E;゚Д゚)「……俺は逃げるぞ!!」


ダッ!!!


―雑魚E が逃げ出した!
44 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:36:38.48 ID:Fs+dh2Of0
(;^・J・^)「き、貴様! 待て! 敵前逃亡する気か!」
(雑F;゚Д゚)「ジムリーダーを六人も相手にして、勝てるわけねぇよ! こいつらバケモンだ!」
(雑G;゚Д゚)「捕まるくらいなら俺は逃げ隠れるぜ!」


―雑魚A〜Gが逃げ出した!


(#;^・J・^)「貴様ら! サカキ様に知られたら死罪だぞ!」
(雑H゚Д゚)「サカキ様に知られる前に逃げ遂せてやらぁ!」


―雑魚Hが逃げ出した!
―続々とロケット団員が非常口を使って逃げ出す!


( ・∀・)「ちょっと力を見せただけでこんなものか……群れをなして強がっていただけで、中身が脆すぎるな」
( ・∀・)「サカキという強大なリーダーを仰いでいた弊害が出たんだろう」
(;^・J・^)「そんな……バカな……」


―残り団員 上級幹部 二人 中級幹部 三人 下級幹部 一人 雑魚団員 六人


(;^・J・^)「お、落ち着け。アイツらが掴んでいる証拠は偽物だ」
(;^・J・^)「警察が俺達を捕まえることは絶対に有り得ない。大丈夫だ」

(=ι=)「……そうだったら、いいんだろうがな」

45 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:38:26.90 ID:Fs+dh2Of0
(^・J・^)「……何が言いたい、ワタリ」
(=ι=)「証拠が偽物だと思っているのが、おかしくてたまらないのさ」
(^・J・^)「何をバカなことを……俺自身が昨日摩り替えたんだ。本物と偽物をな。間違いなく、だ」
(=ι=)「……忘れたのか?」

(=ι=)「私は、ライブラリ一括担当だぞ」
(;^・J・^)「ッ!!」
(=ι=)「つまり、証拠とされる書類全て私の管理下にあった。サカキは私を信頼していたからな」

(=ι=)「サカキがいなくなってすぐ、私は本物の証拠を全て手に入れて、地下三階の別の場所に隠した」
(=ι=)「自分で保管しておかなかったのは、謀反するまでに誰かに知られるとマズかったからさ。ジムリーダーが来るのを待たなければならなかったからな」
(=ι=)「本物の証拠を手に入れたあとは、巧妙に偽装した偽物を元の場所に置いておいた。元々、私が書いた書類だ。お前が本物だと信じるのは当然さ」


(=ι=)「……サカキは普段、書類のサインを判子で行う。そのほうが楽だからな」
(=ι=)「だが、一度だけ判子が見つからなかったとき、サカキは自分の手でサインを書いたことがある。書類13枚分だ」
(=ι=)「……私がサカキの判子を隠していたから、サカキはそうせざるを得なかった」


(=ι=)「私が作った偽の書類は、細部まで巧妙に偽装してある。が、サカキのサインだけは偽装できていない。それができるなら、最初から偽装した証拠を突き出せばいいだけだからな」
(=ι=)「だから、何とかしてサカキにサインを書かせる必要があった……」

(=ι=)「……今マズアが持っている証拠のサカキの筆跡を鑑定すれば、本物だと証明されるぞ」


(;^・J・^)「……バ……バカな……」


ドンドンッ!! ドンドンッ!!

46 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:40:30.41 ID:Fs+dh2Of0
扉の向こう「警察です! 誰か居ますか!?」


(=ι=)「マズア、鍵を開けてやってくれ。警察に証拠を渡そう」
(・_u・)「あぁ。もうロケット団員はどうすることもできないだろうからな」


―マズア が扉に駆け寄った


(;^亮^)「もう……終わりだ……」
(;´金`)「サ……サカキ様……」


(=ι=)(……やりました、しぃ様……)
(=ι=)(これが、アナタの望んでいた形ですよね……これで、安堵してくださいますよね)
(=ι=)(しぃ様……)


( ・∀・)(……こっちは終わったぞ、ブーンくん)
( ・∀・)(あとは、そっち次第だ……)



―トキワシティジム・第一闘技場

―ベロリンガ の ふぶき!


コオオオォォォッ!!!
48 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:42:30.14 ID:Fs+dh2Of0
シャッ!!


―ペルシアン は攻撃をかわした!


◎(メ;・U・)(これだけの広範囲攻撃を躱すなんて……やっぱり、素早さが半端じゃない……)
◎(メ・U・)(……だけど、一撃くらいなら充分与えられそうだ)


―ベロリンガ の じしん!


ドオオォン!!!

グラグラグラグラグラッ!!!


ヾ(メメ=ФωФ)「ッ……」


シャッ!!


―ペルシアン は上空に飛び上がった!
51 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:44:35.26 ID:Fs+dh2Of0
◎(メ・U・)「軽率なジャンプだね」


ベロロロロロロ!!!!

ガシッ!!


ヾ(メメ;=ФωФ)「!!」


―ベロリンガ の舌が伸びて ペルシアン を捕らえた!
―ベロリンガ の たたきつける!


ドオオォォン!!!


―ペルシアン は地面に叩きつけられた!


◎(メ・U・)「舌で捕捉すれば、素早さも関係ない。確実にダメージを与えられる!」
彡 ´ー`)「これは、想像以上だ……リドー並のアタッカーだな……」

52 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:46:04.88 ID:Fs+dh2Of0
彡 ´ー`)「ここは、ペルシアンより……」


シュンッ


―ペルシアン はボールに戻った!


ボンッ


―サカキ は サンドパン をくりだした!

―サンドパン の すなあらし!


ブオオオォォォッ!!!


(;'A`)「うわっ!」
◎(メ;-U-)「うっ……目が、開けらんない……これじゃ無理だ……!」


('A`)「……よし、それなら」


―ドクオ は ベロリンガ をボールに戻した

53 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:47:39.89 ID:Fs+dh2Of0
ボンッ


彡 ´ー`)「ん?」


シュッ!!
ドゴオォッ!!!


Щ<メメメメメ;゚〜゚>Ш「!?」


ドオオォン!!!


―サンドパン は吹き飛ばされた!
―すなあらし が止んだ


彡;´ー`)「……ゼニガメか」

(※(メ;・-・)「ふぅ……嵐が止んでよかった……」


彡 ´ー`)「ボールの中で予め殻に閉じこもっておき、飛び出した瞬間にロケットずつきか……」
彡 ´ー`)「サンドパンもそろそろマズイな……」
55 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:48:38.75 ID:Fs+dh2Of0
―ゼニガメ の バブルこうせん!


ブクブクブクブク!!!
パァン! パァン!


―サンドパン はマヒした!


(*'A`)「よし! セニ、決めちゃえ!」
(※(メ*・ー・)「行くよ!」


―ゼニガメ の ロケットずつき!


Щ<メメメメメメ゚〜゚>Ш「…………」


グオオオォォォッ!!!

ドオオオォォォン!!

ズシャッ!!!

バタッ バタッ

56 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:50:06.82 ID:Fs+dh2Of0
(;'A`)「うっ……」

(※(メメメメメ;´-`)「ゴメ……ン……攻撃、喰らっちゃった……」
(※(メメメメメ;´-`)「きっと勝てるって、信じてるよ……だから、頑張って……」
(;'A`)「セニ……!」


―サンドパン は倒れた!
―ゼニガメ は倒れた!


(;'A`)「きりさくが急所に当たったんだ……」

彡 ´ー`)「本当は、ロケットずつきを躱して攻撃したかったが……思ったより、ゼニガメが速かった」
彡 ´ー`)「よくここまで成長したものだ……」


ボンッ ボンッ


―サカキ は ペルシアン をくりだした!
―ドクオ は ベロリンガ をくりだした!


◎(メ・U・)「僕はまだ技もけっこう残ってる。このまま勝つよ!」
彡 ´ー`)「先ほどのようにはいかんさ」
58 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:51:25.79 ID:Fs+dh2Of0
―ペルシアン の だましうち!


ドガッ!!!


◎(メメ;・U・)「うっ……」


―ベロリンガ の はかいこうせん!
―ペルシアン は攻撃をかわした!

―ペルシアン の だましうち!
―ベロリンガ はダメージを受けた!


◎(メメメメ;・U・)(だましうちでダメージを蓄積していく作戦か……)
◎(メメメメ;・U・)(動作の大きいきりさくなら、隙を突けるかも知れないのに……これじゃあ……)

彡 ´ー`)「お前は攻撃力があって技も多彩だ。が、リドーと比べると、スピードがなさすぎる」


―ペルシアン の だましうち!


ドカッ!!
60 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:52:51.04 ID:Fs+dh2Of0
◎(メメメメメ;・U・)(ヤバイ……!)
(;'A`)「ベル!」
◎(メメメメメ;・U・)「だ、大丈夫だよ! 僕に任せて!」

◎(メメメメメ;・U・)(技を当てるのは無理だ……なら、あとやるべきことは……)


―ベロリンガ の じしん!


ドオオォォン!!!


―ペルシアン は飛び上がった!


(;'A`)「あっ……!」


ダッ!!


―ペルシアン は壁を蹴って方向を変えた!
―何度も壁を蹴って的を絞らせない!

61 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:53:40.35 ID:Fs+dh2Of0
◎(メメメメメ;・U・)(さすがに上手い……)


―ベロリンガ の ふぶき!


コオオオォォォッ!!!


―ペルシアン は攻撃をかわした!


―ベロリンガ の はかいこうせん!
―ペルシアン は攻撃をかわした!

―ベロリンガ の たたきつける!
―ペルシアン は攻撃をかわした!


彡 ´ー`)「終わりだな」

◎(メメメメメ;・U・)(時間稼ぎも、ここまでか……)


―ペルシアン の きりさく!


ザシュッ!!

62 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:54:45.45 ID:Fs+dh2Of0
(;'A`)「ベル!!」
◎(メメメメメメメ;・U・)「最後……よろしくね……ズト……」


バタッ


―ベロリンガ は倒れた!


彡 ´ー`)「なるほどな、ペルシアンにかかった"のろい"か」
彡 ´ー`)「時間が経てば経つほど体力は削られる……技を出し切って時間を稼いだか」

彡 ´ー`)「……しかし、これで互いに残り一体ずつ」


ボンッ


―ドクオ は ストライク をくりだした!


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「最後の時だ、サカキ」
彡 ´ー`)「あぁ、悔いのないようにしろよ」


―ストライク の れんぞくぎり!


ギィン!! ギィン!! ギィン!! ギィン!!

63 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:55:38.69 ID:Fs+dh2Of0
―ペルシアン は攻撃を防いだ!


彡 ´ー`)「おいおい、単調すぎるぞ。もったいないな」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(……やはり、ペルシアンは弱っている。攻撃こそ防がれたが、力はない)

ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(皆が繋いでくれた、この機……逃すわけにはいかん)


―ストライク の かげぶんしん!


ブゥン ブゥン ブゥン ブゥン ブゥン ブゥン


彡 ´ー`)「かげぶんしんは意味が無い。忘れたか?」


―ペルシアン の だましうち!


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「だましうちは威力が弱い。正面からなら、弾くのは容易い」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「……そして、攻撃の瞬間は最も敵に接近する」


―ストライク の れんぞくぎり!


ギィン! シャッ シャッ シャッ
65 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:56:26.89 ID:Fs+dh2Of0
(;'A`)「ッ!!」


彡 ´ー`)「避ける技術に長けている、と言っただろう?」
彡 ´ー`)「単純に躱すだけではない。そういった技も持っている、ということさ」


―ペルシアン の みきり!
―ペルシアン は攻撃をかわした!


ヾ(¬メメメメメ;`・∧)¬(まさか、みきりまで……)

彡 ´ー`)「……残る攻撃は、きりさく一撃のみ」
彡 ´ー`)「まさに最後の一撃だ」


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「……最後の、一撃……」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「かげぶんしんはもう、使いどころがない……れんぞくぎりが使えれば良かったのだが、もう使用残量はない……」


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「こうそくいどうで接近し、最後のきりさくに全てを込める。それしかあるまい」


彡 ´ー`)「……ずいぶん、ハッキリと言うもんだな。惑わしか?」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「いや、賭けだ」
68 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:57:50.54 ID:Fs+dh2Of0
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「手の内を明かすことによって、サカキ、お前の心に訴えかけている」
彡 ´ー`)「……何をだ」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「拙者の一太刀を、受けてくれることをだ」


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「躱すなとは言わん……それが卑怯だとも、無論思わん」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「ただ、拙者は小細工一切なしで挑む。一撃に全てを込める」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「それが間違いなく、決着のときだろう」


彡 ´ー`)「……クックック……なるほどな……」
彡 ´ー`)「お前と戦うのは、これで三度目か……たった三度で、お前は私のことを知りすぎてしまったようだな」

ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「それだけではない……少し前、ナツメ殿から話を聞いた」
彡 ´ー`)「ナツメ?」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「サカキは、力が正面からぶつかり合う勝負を好む方だという話だ」
彡 ´ー`)「…………」


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「もう拙者は何も言わん……この一撃に全神経を集中させる」


―ストライク が構えた
73 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 00:59:33.84 ID:Fs+dh2Of0
彡 ´ー`)(……小細工なしの、正面衝突か……)
彡 ´ー`)(私は、何も変わっていないな……本当の強さがどこで決まるのか、という考えが、まるで変わっていない……)
彡 ´ー`)(昔が少し、懐かしく感じるのは、これが生涯最高の瞬間だからか……?)


彡 ´ー`)「……ペルシアン、お前はツインズ以上に苦労して育てた最高のポケモンだ」
彡 ´ー`)「お前の強さはよく知っている……パワー、スピード、どちらもリドー以上だ」
彡 ´ー`)「正面から、受けて立ってやれ。そして、完璧に打ち破ってやれ」

ヾ(メメ=ФωФ)「……ニャッ」


―ペルシアン が構えた


―静寂が二匹の間を通り抜ける……


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(この一太刀で全てを決める……これが、最後だ)
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(必ず、必ず勝ってみせる!)

ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「……行くぞ!」


―ストライク の こうそういどう!


シュッ!!!
79 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 01:02:03.59 ID:Fs+dh2Of0
―二匹の間合いが一瞬にして詰まる!

―ストライク の きりさく!
―ペルシアン の きりさく!


ヾ(¬メメメメメ;`・∧)¬(ッ!! まずい!!)


―ペルシアン の攻撃が、ストライク の攻撃よりも素早く相手に到達する!


ヾ(¬メメメメメ;`・∧)¬(駄目だ、攻撃が届かな「大丈夫だ」


フッ……


―ストライク の頭の中に言葉が流れ込む


「ペルシアンの爪は先が伸びているだけで、実際ダメージを喰らうのはもっと深く攻撃されたときだ」
「このままなら大丈夫だ、充分お前のほうが速い。だから諦めるな」
「諦めずにカマを伸ばせ。そして振りぬけ」
「そうすればきっと、お前が勝てる……そう俺は信じている」
「最後の一撃を喰らわせてやれ、ズト!」


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「!!!」
84 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 01:03:57.39 ID:Fs+dh2Of0
ザシュッ!!!!


ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(……殿の、声……恐らく、あれは……)
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬(……しかし、そのおかげで拙者は、ペルシアンを上回ることができた)


ドサッ


―ペルシアン は倒れた!


(*'A`)「や、や、や、やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「拙者たちの、勝利です」
(*'A`)「スゴイ! スゴイよズト!!」


彡;´ー`)「……ペルシアンが……負けるとは……」
彡;´ー`)「小細工、一切なし……その相手に、負けた……」

彡;´ー`)「……文句のつけようもない……完敗だ」
92 :第96話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/19(水) 01:06:32.87 ID:Fs+dh2Of0
ヾ(¬メメメメメ`・∧)¬「お前と戦えたこと、誇りに思うぞ、サカキ」
彡 ´ー`)「……私もだ、ズト」

('A`)「……戦えて……そして、勝てて良かった」
彡 ´ー`)「ドクオ、お前は間違いなく生涯最強の敵だった」
彡 ´ー`)「その相手に勝てなかったのは悔しいが……どちらかというと、今は清々しい気持ちだな」

彡 ´ー`)「今は素直に、お前の勝ちを称えるだけだ」



―第一闘技場 ドクオ対サカキ

―勝者 ドクオ





第96話 終わり

     〜to be continued
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