2 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:22:03.24 ID:5vpBxwmI0
ブーンのレポート

みつけたかず:77
つかまえたかず:12
おこづかい:10000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・ゴールドバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀ 状態:ふつう
LV69 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・こうそくいどう・ひかりのかべ

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂ 状態:ふつう
LV64 わざ:ギガドレイン・サイケこうせん・ねむりごな・ソーラービーム

【Σ`・゚・〉】 ゴルダック:ダル ♂ 状態:ふつう
LV70 わざ:じこあんじ・れいとうビーム・ハイドロポンプ・ねんりき

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀ 状態:戦闘不能
LV74 わざ:メガトンパンチ・ほのおのパンチ・れいとうパンチ・かみなりパンチ

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂ 状態:軽傷
LV72 わざ:げんしのちから・メガドレイン・こらえる・きりさく

【('、'*)】 ミュウ:ミュウ 状態:ふつう
LV50 わざ:サイコキネシス・ゆびをふる・メガトンパンチ・げんしのちから
4 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:23:09.78 ID:5vpBxwmI0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂ 状態:ふつう
LV61 わざ:メタルクロー・ほのおのうず・りゅうのいかり・かえんほうしゃ

【*〜( 〒W〒)】 ラッタ ♀ 状態:戦闘不能
LV57 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・スピードスター・いかりのまえば

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂ 状態:ふつう
LV65 わざ:たつまき・ふぶき・げきりん・はかいこうせん

【△`◇´▽】 スターミー 状態:戦闘不能
LV63 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂ 状態:戦闘不能
LV66 わざ:はっぱカッター・ヘドロばくだん・ソーラービーム・つるのムチ

【(゚ν゚炎】 ファイヤー 状態:ふつう
LV90 わざ:かえんほうしゃ・ゴッドバード・ほのおのうず・だいもんじ
6 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:24:55.77 ID:5vpBxwmI0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀ 状態:ふつう
LV62 わざ:ロケットずつき(2)・まもる(0)・ハイドロポンプ(0)・バブルこうせん(3)

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂ 状態:HP1/3程度
LV91 わざ:きりさく(1)・かげぶんしん(2)・れんぞくぎり(3)・こうそくいどう(2)

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂ 状態:戦闘不能
LV71 わざ:ナイトヘッド(1)・サイコキネシス(3)・のろい(1)・シャドーボール(1)

【|メ`・−Ю】 エビワラー:エビィ ♂ 状態:HP1/3程度
LV86 わざ:マッハパンチ(0)・メガトンパンチ(0)・カウンター(2)・みきり(3)

【◎( ・U・)】 ベロリンガ:ベル ♂ 状態:ふつう
LV84 わざ:たたきつける(3)・ふぶき(2)・じしん(2)・はかいこうせん(2)

【(○'ー')о】 バリヤード:パリー ♀ 状態:戦闘不能
LV85 わざ:バリアー(2)・リフレクター(2)・ひかりのかべ(3)・サイコキネシス(1)
8 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:26:37.84 ID:5vpBxwmI0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ・ゴールドバッジ

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀ 状態:ふつう
LV57 わざ:あまいかおり・ソーラービーム・やどりぎのたね・はっぱカッター

【о( ゚◎゚)о】 ニョロゾ・ニョロちゃん ♂ 状態:戦闘不能
LV54 わざ:ハイドロポンプ・れいとうパンチ・あまごい・れいとうビーム

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂ 状態:戦闘不能
LV70 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂ 状態:戦闘不能
LV53 わざ:リフレクター・サイコキネシス・じこさいせい・スプーンまげ

【彡`・ >】 オニドリル:オニちゃん ♂ 状態:ふつう
LV56 わざ:そらをとぶ・オウムがえし・こうそくいどう・ドリルくちばし

【|ミ゚<>゚〉】 フリーザー:フリさん 状態:ふつう
LV90 わざ:れいとうビーム・ふぶき・しろいきり・こころのめ

9 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:28:44.30 ID:5vpBxwmI0
―トキワシティジム・第二闘技場

―ミュウ の ゆびをふる!
―ミュウ の だいもんじ!


メメ`゚−゚》「…………」


―ミュウツー の ひかりのかべ!
―だいもんじ は ミュウツー に届かない!


('、';)(打開策が……思い浮かばない……)

†;゚‐゚†(どうすればいいんだろ……全く攻撃が通らない……)


(リ-_-)「手を拱くのも当然さ……ミュウツーは最強なんだ」
(リ-_-)「戦うために生まれてきた戦闘兵器……私の理想のために、存在しなければならないポケモンだ」
14 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:30:28.72 ID:5vpBxwmI0
―ミュウツー の 10まんボルト!
―ピカチュウ の 10まんボルト!


バリバリバリバリバリィ!!!!
バリバリバリバリバリィ!!!!


―互いの技が相殺された


ξ;゚听)ξ(こうやって技を相殺し続けても、いずれ流れを持っていかれる……)
ξ;゚听)ξ(なんとかミュウが触れる方法は……方法は……)
ξ;゚听)ξ(ブーン……なにか方策は)

ξ;゚听)ξ(……ブーン?)


(#^ω^)「…………」


(リ-_-)「どうした、ブーン」
(リ-_-)「勝つ手段が見つからなくて、苛立っているのか?」

(#^ω^)「そんなんじゃないお」
16 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:32:31.12 ID:5vpBxwmI0
(#^ω^)「ミュウツーのことを何回も何回も戦闘兵器って……いい加減にしろお!」
(リ-_-)「なんだ、いきなり……」

(リ-_-)「ミュウツーは戦闘のために作られたんだ。それが戦闘兵器以外の何だというんだ」
(#^ω^)「ミュウツーにだって心はあるんだお! 兵器なんかじゃないお!」
(リ-_-)「敵であるお前がミュウツーの擁護か……? 何の意味がある」
(#^ω^)「戦うためだけに生み出されたなんて、悲しすぎるお! 絶対にしちゃいけないことだお!」
(リ-_-)「私達が作り出さなければミュウツーは存在しなかった。存在にこそ意味があるんだ」
(#^ω^)「そんな存在なら無いほうがマシだお! 間違ってるお!」


(#^ω^)「……ブーンはシルフカンパニーで、ラプラスを仲間にしたお」
(リ-_-)「あのラプラスか……」
(#^ω^)「ラブは、人を乗せるのが大好きだったんだお。いつかトレーナーと一緒に旅するようになったら、そのトレーナーを背中に乗せて海を泳ぎたいって夢も持ってたんだお」
(#^ω^)「だけど、ロケット団に改造されて、人に触れられなくなって……その夢は叶わなくなったお」

(リ-_-)「…………」

(#^ω^)「自由な未来があったはずのラブは、ロケット団に自由を奪われたお」
(#^ω^)「ミュウツーを作り出す過程で……ラブは犠牲になったお!」

( ´ω`)「……でも、それは今更言ってもしょうがないお……ラブが生き返るわけじゃないお……」
( ´ω`)「でも、悲しいお……ミュウツーが、このまま戦闘ばかりさせられて生きるのが、悲しいお!」
( ´ω`)「きっとラブも悲しむお……自由のなさとゴーストタイプであることの悲しさを知ってるラブなら、ミュウツーを消そうって言うはずだお……」
( ´ω`)「それが……ミュウツーのためだお……」

17 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:34:27.59 ID:5vpBxwmI0
(リ-_-)「……答えが見えんな……」
(リ-_-)「ミュウツーは生きたがっている。それを消すというのか」
(リ-_-)「サカキ様がラプラスを消したのとどこが違う? それこそラプラスは悲しむんじゃないのか?」
ξ゚听)ξ「……ミュウツーの存在は、ラブと違って危険……そして強大です」
ξ゚听)ξ「そのミュウツーを操るトレーナーも、危ない思想を抱いている……ラブとは大違いです」
(リ-_-)「お前がそんな口を利くとは思わなかったよ、ピチュ……しっかり気持ちを切り替えたようだな」


(リ-_-)「……ゴーストタイプとして生まれ、他と一線を画すほどの力を持ち、ゆめくいと同等の眼力もある……」
(リ-_-)「それが、当然……私は、気にしたこともなかったよ」
(#^ω^)「なんでだお! リーさんは眼が見えないのに、なんで気にしないんだお!」
(リ-_-)「?」
(#^ω^)「ゆめくいの力がある眼なんて誰も見ないお! つまり誰とも眼を合わせられないってことだお! その辛さはリーさんが一番よく分かってるはずだお!」
(リ-_-)「……!」
(#^ω^)「トレーナーであるリーさんには、触れてもらえないどころか、眼まで……そんなの、愛がなさすぎるお!」

(#^ω^)「ポケモンに愛を与えるのがトレーナーの役目だお!!」

(リ-_-)「……今更、言い合っても仕方ないさ……お前の言うことの"正しさ"は分かるがな……」
(リ-_-)「互いに目的が違いすぎている……潰しあわなければならないんだ」


―ミュウツー の かえんほうしゃ!
19 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:36:13.22 ID:5vpBxwmI0
ゴオオオォォォッ!!!!


―バタフリー は攻撃をかわした!


†;゚‐゚†(……あれ?)

†;゚‐゚†(攻撃が……鈍ってる?)


メメ`゚−゚》「…………」


(リ-_-)(ミュウツー……)

(リ-_-)「ミュウツー、安心しろ」
(リ-_-)「こいつらに勝てば、お前は消えない。ずっと生きられるんだ」
(リ-_-)「お前は全力を尽くせ。そうすれば、負けない。消えない」

メメ`゚−゚》「…………」


ξ゚听)ξ(ご主人様……昔は、あんなに忖度が上手かったのに……)
ξ゚听)ξ(……今は……)

20 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:38:22.41 ID:5vpBxwmI0
―ロケット団本部・地下三階−独房部

(・_u・)「五人揃ったな」

川`・−)「揃いはしましたが……」
ノノ*´ー`)「一体、どうするつもりですか?」
(;゚∀゚)「片腕ダケとは言え、手錠ハメられっぱなしは、アマリ気分のヨイモノではアリマセンネ……」

(・_u・)「今から、全員で逃げる」
从*^ヮ^)「逃げる?」
(・_u・)「あぁ、逃げる。マサキさんとカツラさんを連れて逃げる」
(・_u・)「ロケット団の追手を掻い潜って外に出る。もし警察が単独で建物にいたら、そのときでもいい。とにかくロケット団員に捕まらなければいい」
(・_u・)「そろそろワタリが戻ってくるはずだが、もし誰かに捕らえられていたら……」


タッタッタッタッ……


(=ι=)「待たせたな」
(・_u・)「帰ってきたか。無事だったんだな」
(=ι=)「あぁ、素知らぬ顔で歩いてきたよ。独房部の担当は俺達だからな、怪しいことはなにもない」
(=ι=)「これは、お前に渡しておくよ、マズア」


―ワタリ は マズア に厚みのあるフォルダを手渡した

21 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 22:40:56.21 ID:5vpBxwmI0
(=ι=)「早く行かねばな」


ガチャッ


―ワタリ は カツラ の独房の鍵を開けた!


( ・∀・)「ありがとう」
(=ι=)「手錠の鍵は見つからなくて……」
( ・∀・)「気にしないでくれ。こんなもの、後でどうにでもなる」


ガチャッ


―ワタリ は マサキ の独房の鍵を開けた!


(=ι=)「マサキさんは俺が担いでいこう。とにかく、急ぐぞ」
(・_u・)「あぁ。警察が大勢押し寄せてくると厄介だ。話をする前に問答無用で逮捕されるかも知れん」
从*^ヮ^)「……一体、何をするつもりなの?」
(・_u・)「証拠を突きつけるのさ。警察に」
从*^ヮ^)「!!」
32 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:09:25.94 ID:5vpBxwmI0
(=ι=)「地下三階に隠してあったあらゆる証拠を、さっき入手してきた」
(・_u・)「入手は難しいことじゃない。俺達は上級幹部だからな」
(=ι=)「団員名簿や命令録、行動録……証拠としては充分だ」
川 ゚−゚)「サカキがそんなものを残しておくとは……」
(=ι=)「絶対の自信があったんだろう……誰も裏切らないと」

(・_u・)「正確には、幹部は誰も裏切らないだろう、と思っていたんだろうな。スーやカツラさんに目を向けすぎていたんだ」
(=ι=)「俺達が平和派であることに気付くはずはないさ。カツラさんだって知らなかったはずだ」
(;・∀・)「確かに……君達は、サカキにあまりに従順な過激派……とても平和派とは思えない行動も取っていた……」
(=ι=)「いずれサカキを潰すために、仕方ないことと割り切っていました……そして、それは間違っていなかった」
(・_u・)「上級幹部にまで引き上げられ、こうして証拠を掴んでいるのだから」


―マズア は多数の書類が入ったフォルダを掲げた


(・_u・)「あとは、この証拠を紛失せずに警察に突き出せばいい」
( ・∀・)「しかし、信じてくれるのか? 君達はロケット団員だぞ」
(=ι=)「ジムリーダーがいます。六人ものジムリーダーが」
(・_u・)「カツラさん以外は全員疑われている……なら、カツラさんが出せば問題ないでしょう」
(・_u・)「団員名簿や命令録にはカツラさんの記録も残っていますが、それは他のジムリーダーが物言えば向こうも納得するはずです。全員、正しいことをしたのですから」
( ・∀・)「なるほど……つまり、問題は」
(=ι=)「いかにこの証拠を守りきれるか、です」
34 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:11:35.04 ID:5vpBxwmI0
(・_u・)「本部内には今、かなりのロケット団員が集まっています。サカキにもそのうち連絡が行くでしょう」
(=ι=)「サカキかリーが戻ってきたら終わりです。まず勝てませんから」
(・_u・)「とにかく、この証拠を警察に渡さなければ……できる限り早く」
从*^ヮ^)「口を動かすより、足を動かしたほうが良さそうだね……」
川 ゚−゚)「行こう。雑魚団員なら軽く蹴散らせる」
( ゚∀゚)「頑張りマース!」


タッタッタッタッ……



―ロケット団本部・地下三階−南

(・_u・)「あっちだ。外に出るなら、非常口が一番いい」
(=ι=)「非常口の場所は幹部しか知らない。ジムリーダーが寄り付くわけがない、と高を括って誰も見張りなどしていないだろうから」


タッタッタッタッ……


( ・∀・)「……ん?」


―カツラ は保管棚を見た

35 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:13:28.95 ID:5vpBxwmI0
( ・∀・)「ウインディ! ウインディがいる!」
从*^ヮ^)「ウインディ? カツラさんの?」
( ・∀・)「あぁ、間違いない! すまないが棚を開けて、ウインディを取ってくれ!」


―カスミ は棚から ウインディ を取り出した


( ・∀・)「ウインディ、無事だったか……嬉しいよ」
(=ι=)「ウインディはここにあったのですか……」
(・_u・)「カツラさんの残りのポケモンは一階にあります。あとで取りに行きましょう」
( ・∀・)「あぁ、そうしてくれるとありがたい。戦力にもなるはずだ」


タッタッタッタッ……


( ・∀・)「こっちは、開発部だな」
(・_u・)「そうです。開発部を横切ります」


ガチャッ


―ワタリ が扉の鍵を開けた!
37 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:15:45.18 ID:5vpBxwmI0
(=ι=)「……よし、誰も居ない」
(・_u・)「急ごう。非常口は遠い」
(=ι=)「あぁ」


タッタッタッタッ……


川`・−)(不思議な場所……)
川 ゚−゚)(嫌な空気だ……恐らく、ここで新改計画を進めていたのだろうな……)
ノノ*´ー`)(色んな気が混じってる……居心地が悪いですね……)
( ゚∀゚)(ロケット団の非道さが伝わってくるヨウデース……)


タッタッタッタッ……


从*^ヮ^)「……ん?」

从;^ヮ^)「!?」


( ・∀・)「どうしたんだ?」
从;^ヮ^)「あ……あれは……?」


―カスミ は震える指で右方を指した
40 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:17:56.82 ID:5vpBxwmI0
(=ι=)「……あれは、ミュウツーの礎となったポケモンだ……」
(・_u・)「酷いものだろう……死んだポケモンから血液などを大量に抜き取るんだ……」


―干からびた カモネギ や ルージュラ が無造作に積み上げられている……


(・_u・)「色んな犠牲を払って生まれた化物……それがミュウツーだ……」
(=ι=)「あまりに悲しすぎる存在さ……」
从;^ヮ^)「…………」


タッタッタッタッ……


(・_u・)「もう非常口はすぐそこだ。少々長い階段で、薄暗いから足元には気をつけてくれ」
(=ι=)「しかし、ここまで誰にも出くわさないとは……みんな捜索が甘いな」

川 ゚−゚)(……迷いどころだ……)


川 ゚−゚)(本当に捜索が甘い可能性もある……内応者に導かれているのだから、見つかりにくいルートも進んでいるのだろうし……)
川 ゚−゚)(もしそうなら、一刻も早く階段を昇ったほうがいい……しかし……)

川 ゚−゚)「……待ってくれ」
(=ι=)「ん?」
42 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:20:26.25 ID:5vpBxwmI0
川 ゚−゚)「ここまで誰とも出会わないのは、不自然極まりない。ロケット団員総出で私達を探しているなら、一人や二人遭遇しててもおかしくないはずだ」
(・_u・)「見つかりにくい進路をとったつもりだが……」
川 ゚−゚)「だとしても、おかしいだろう……誰も居ないなど、そうそう有り得ることではない」

川 ゚−゚)「非常階段を昇るのは一旦待とう。狭く暗い場所で、もし挟撃でもされたら敗北は免れない」
(=ι=)「しかし、あまり悠長なことは言ってられない。こうしている間にも後ろから迫られているかも知れない」
川 ゚−゚)「分かっている。だから、どこかに隠れて」
(^・J・^)「意味の無いことだ」

(;・∀・)「ハタ!!」
从;^ヮ^)「!!」

(^・J・^)「ナツメ、さすがに頭がいい。もし階段を昇っていたら、途中で全滅していただろうな」


ゾロゾロ……


―非常階段から多数のロケット団員が姿を現した!


(;・_u・)「最初から気づいていたのか……!」
(^・J・^)「どこを最初とするか、によって答えは変わるな……」

43 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:23:16.81 ID:5vpBxwmI0
(^・J・^)「まず、マズアとワタリが平和派だとは知らなかった。が、誰かが裏切るだろうとは予測できていた」
(^・J・^)「サカキ様の予測だ。サカキ様は、自分が居ない間に誰かが行動を起こすかも知れないとして、警戒するようにと私に命令して下さった」
(^・J・^)「案の定、ジムリーダーが攻め込んできて、ロケット団から謀反者が出た。そこからは簡単なものさ」
(^・J・^)「逃げ出すのには、必ずこの非常階段を使うと安易に予測できた。そこで待ち伏せていただけさ」
(^・J・^)「無論、挟撃の形でな」


ガチャッ!!

ゾロゾロ……ゾロゾロ……


从;^ヮ^)「……!!」


―背後から多数のロケット団員が姿を現し、周りを囲まれた!
46 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:25:31.71 ID:5vpBxwmI0
(^・J・^)「幹部は上級が二人、中級が八人、下級が十五人、雑魚団員が七十人ちょっとだ」
(^・J・^)「鍵はかけたから警察も来ない。遠慮なく、お前達を殺せる」
(;・_u・)「くっ……!」
(^・J・^)「……それとな、マズア。お前が持ってる、その紙」
(^・J・^)「お前が証拠だと思っているその紙だ」
(;・_u・)「……これが、なんだっていうんだ……?」

(^・J・^)「それは、偽物だぞ」
(;・_u・)「何だと!?」


(^・J・^)「誰かが持ち出すことが推測できたからな。あらかじめ偽物と摩り替えておいた」
(^・J・^)「まともなのは表紙だけで、中身は適当さ。もっとよく確認すべきだったな」
(;・_u・)「…………!!」
51 :第94話 ◆azwd/t2EpE :2006/04/15(土) 23:27:50.34 ID:5vpBxwmI0
(^・J・^)「お前達に望みなどない。ここで死に果てろ」


ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!
ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ! ボンッ!


―ロケット団員 から次々にポケモンがくりだされる!!





第94話 終わり

     〜to be continued
inserted by FC2 system