932 名前:現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:34:02.19 ID:0FGHC6XB0
ブーンのレポート

みつけたかず:75
つかまえたかず:11
おこづかい:30000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀ 状態:ふつう
LV42 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・こうそくいどう・でんこうせっか

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂ 状態:ふつう
LV36 わざ:ねんりき・サイケこうせん・ねむりごな・ふきとばし

【Σ`・゚・〉】 ゴルダック:ダル ♂ 状態:ふつう
LV41 わざ:じこあんじ・なみのり・かなしばり・ねんりき

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀ 状態:ふつう
LV49 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・こらえる

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂ 状態:ふつう
LV45 わざ:ひっかく・なみのり・こらえる・きりさく
934 名前:現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:35:45.76 ID:0FGHC6XB0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂ 状態:ふつう
LV33 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・かえんほうしゃ

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀ 状態:ふつう
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂ 状態:ふつう
LV37 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく

【△`◇´▽】 スターミー 状態:ふつう
LV37 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂ 状態:ふつう
LV46 わざ:はっぱカッター・しびれごな・ようかいえき・つるのムチ
936 名前:現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:37:41.64 ID:0FGHC6XB0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀ 状態:ふつう
LV31 わざ:こうそくスピン・まもる・みずでっぽう・バブルこうせん

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂ 状態:ふつう
LV90 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂ 状態:ふつう
LV50 わざ:ナイトヘッド・あやしいひかり・のろい・シャドーボール

【|メ`・−Ю】 エビワラー:エビィ ♂ 状態:ふつう
LV84 わざ:マッハパンチ・メガトンパンチ・カウンター・みきり

【◎( ・U・)】 ベロリンガ:ベル ♂ 状態:ふつう
LV82 わざ:たたきつける・ふぶき・じしん・はかいこうせん

【(○'ー')о】 バリヤード:パリー ♀ 状態:ふつう
LV83 わざ:バリアー・リフレクター・ひかりのかべ・サイコキネシス
938 名前:現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:38:49.96 ID:0FGHC6XB0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀ 状態:ふつう
LV29 わざ:あまいかおり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂ 状態:ふつう
LV19 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう・おうふくビンタ

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂ 状態:ふつう
LV50 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂ 状態:ふつう
LV16 わざ:テレポート・サイコキネシス・ねんりき・スプーンまげ

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂ 状態:ふつう
LV18 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける

【|ミ゚<>゚〉】 フリーザー:フリさん 状態:ふつう
LV90 わざ:れいとうビーム・ふぶき・しろいきり・こころのめ

939 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:40:37.05 ID:0FGHC6XB0
―チャンピオンロード

―ヒトカゲ の メタルクロー!
―ニョロモ の みずでっぽう!
―ウツボット の はっぱカッター!


ズシャッ!!!
ピューッ
シャッ シャッ シャッ!!


◇[:::;;;]{メメメメ;`Д´} グオォォ……


ズッシーン!!


―イワーク は倒れた!


(;^Д^)「マジで強ぇな……」
(;゚ー゚)「時間かかりそうだなぁ……」
( ^Д^)「フリーザーが全部カッキーンと凍らせてくれたら楽なのに……」

|ミ゚<>゚〉「死にそうになったら助けてやるよ。それまでは自分達で何とかしな」

(;^Д^)「……ですよね」

940 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:42:09.67 ID:0FGHC6XB0
テクテクテクテク……


(*゚ー゚)「このまま真っ直ぐ?」
|ミ゚<>゚〉「いや、左だね」
( ^Д^)「左? でも、そっちは正規ルートから外れてるんじゃ……」
|ミ゚<>゚〉「正規ルートってのはセキエイに行く道だろ? そんなところにアイツが居ると思うかい?」
|ミ゚<>゚〉「普通、人が来ないような場所……そこにファイヤーは居る」

|ミ゚<>゚〉「ファイヤーが居る奥地に近づけば近づくほど、野生ポケモンは強くなっていくよ……気をつけな」
(*゚ー゚)「うん……」


|ミ゚<>゚〉(……さて……上手くいくといいけどねぇ……)
|ミ゚<>゚〉(希望は……このプギャーって奴かな……)

( ^Д^)「よっしゃ、さくさく進んでいこーぜ!」



―ロケット団本部・ボスの部屋

(リ-_-)「ミュウツーを観察するこの一ヶ月間……」
(リ-_-)「サカキ様は、いかがなさいますか?」
942 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:43:31.15 ID:0FGHC6XB0
彡 ´ー`)「……少し、手続きが要るな」
(リ-_-)「手続き、ですか?」
彡 ´ー`)「あぁ。まぁ、急かずにやるさ。時間はある」

彡 ´ー`)「そこで、だ。リー」
(リ-_-)「はい」


彡 ´ー`)「お前を雇いたいんだが、どう思う?」
(リ;-_-)「はっ……?」



―朝

―ハナダシティジム

(;'A`)「ナナセ、シャドーボール!」


―ゲンガー の シャドーボール!


┏〔Υメメ;`w´Υ〕┓「ウグッ……!!」


―キングラー は倒れた!

943 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:44:49.50 ID:0FGHC6XB0
从*^ヮ^)「凄いね……強いのはストライクだけじゃないんだ……」


ボンッ


―カスミ は ニョロボン をくりだした!


从*^ヮ^)「ガシガシいくよー!」



―ハナダシティポケモンセンター・裏庭の闘技場

川`・−)「ベトベトン、ヘドロばくだん」
( ^ω^)「ファイ! サイケこうせん!」


ベチョッ!!
ビムムムムム!!!


#&メメ;`皿´「ッ……」


( ^ω^)「すかさずねむりごな! そしてもっかいサイケこうせんだお!」
946 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:46:22.90 ID:0FGHC6XB0
―バタフリー の ねむりごな!
―ベトベトン は 眠ってしまった!
―バタフリー の サイケこうせん!


ビムムムムムム!!!


―ベトベトン は倒れた!


川;`・−)「強いですね……さすが、ブーンさん……」
川`・−)「私など相手になりませんね……申し訳ないです」
( ^ω^)「そんなことないお!」
ξ゚听)ξ「まぁ、仕方ないわよね……アンズは最近リーダーになったばかりで、経験も浅いし……」
川`・−)「経験の無さを言い訳にするつもりはないです。挑戦者のつもりで、全力で立ち向かいます!」


ボンッ


―アンズ は ゴルバット をくりだした!
948 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:47:54.84 ID:0FGHC6XB0
―ハナダシティジム

从*^ヮ^)「ホント強いね……私が最も得意とする二対二で負けちゃうなんて……」
(*'A`)「た、たまたまだよ」
从*^ヮ^)「ゲンガーもだけど、ゼニガメも良いポケモン……私、昔っから欲しかったんだ……」
(※(;・-・)「えっ……」
从*^ヮ^)「タマゴ産んだら私に譲ることも検討しといてね。あぁ、いいなぁ……ゼニガメ……」

(;'A`)(な、なんかそのうちセニを譲ってとか言い出してきそう……ちょっと怖いなぁ……)
('A`)(ここは話題を切り替えて……)

('A`)「そういえばプギャーたち、帰ってこないね……」
从*^ヮ^)「あ、なんかあの二人、チャンピオンロードに行ってるらしいよ」
从*^ヮ^)「もしかしたら数日かかるかもって言ってた」
('A`)「あ、連絡来てたんだ……」

('A`)「……ん? なんでカスミさんに……?」
('A`)「普通、ブーンか僕に連絡するんじゃ……」
从*;^ヮ^)「あ……それは、えーっと……」

从*;^ヮ^)「たまたま……かな?」
('A`)「ふーん……」


('A`)(……何故か嫉妬心と鬱心が……気のせいかな……)
950 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:49:39.32 ID:0FGHC6XB0
―チャンピオンロード

(;^Д^)「ハァハァ、ハァハァ……」


テクテクテクテク……


(;^Д^)「まだなのか……? ファイヤーはどこにいるんだよ……」
(;゚ー゚)「回復アイテムもかなり減ってきたし……そろそろヤバイね……」

|ミ゚<>゚〉「……もうかなり近いよ。あと少しさ」

(;^Д^)「よしっ……頑張るか……」


テクテクテクテク……


( ^Д^)「……お?」


―プギャー は一つの岩の前に立った


( ^Д^)「なんか不自然な岩だな……まるで、道を塞いでるみたいだ」
|ミ゚<>゚〉「ほう、鋭いね……」
|ミ゚<>゚〉「この岩の向こうからファイヤーの気配を感じるよ……砕いてみな」
( ^Д^)「よっしゃ!」

951 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:51:43.56 ID:0FGHC6XB0
―ヒトカゲ の メタルクロー!
―コラッタ の ひっさつまえば!


ズシャァッ!!!
ガリガリガリガリガリガリガリ!!!!


―岩が砕けた!


(;^Д^)「うっ、熱っ……!!」
(;゚ー゚)「あれが……!」


―二人の視線が、一点で合わさった


(゚ν゚炎「…………」


(゚ν゚炎 [ファイヤー LV90]


(;^Д^)(スゲェ……近寄れねぇくらいの威圧感だ……)
(;゚ー゚)(フリさんと一緒だ……他を圧倒する空気を持ってる……)


|ミ゚<>゚〉「久しぶりだねぇ……ファイヤー……」
(゚ν゚炎「……久しいのう、フリーザー……」
956 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:53:23.60 ID:0FGHC6XB0
(゚ν゚炎「久しぶり、はえぇけどな……どういうこっちゃ」
(゚ν゚炎「お前、やっぱ人間に捕獲されとったんか」
|ミ゚<>゚〉「……あぁ、そうだよ」
(゚ν゚炎「天下のフリーザー様が人間なんかの手下かい……ワイには考えられんな」
|ミ゚<>゚〉「色々事情もあるんだよ……」
(゚ν゚炎「それはまぁえぇわ……けどな……」

(゚ν゚炎「ワイの人間嫌いを知っときながら……ココに人間連れてくるっちゅーことは」
(゚ν゚炎「事実上、ワイへの宣戦布告と捉えてえぇんか?」


(;゚ー゚)「人間嫌い……?」
(;^Д^)「な、何でだ?」

(゚ν゚炎「人間っつーのはアホやからのう。勝手にワイらを神格化して崇めて……」
(゚ν゚炎「滅多に外にも出られへん。色んな奴が躍起になって捕獲しようとするさかいにな」
|ミ゚<>゚〉「仕方ないことと割り切るしかないよ、それは」
(゚ν゚炎「ワイらは何もしとらへんのに、ただちょっと力があるだけってだけで……ホンマ、勝手やで、人間は」

(゚ν゚炎「フリーザー、お前は心まで人間に支配されたみたいやな。残念やわ」
|ミ゚<>゚〉「バカ言ってんじゃないよ。とにかく、今はミュウのことについて説明しなきゃいけないね」
(゚ν゚炎「ミュウ? ミュウがどうかしたんか?」

(*゚ー゚)「じゃあ、それは僕が説明するよ」


〜〜説明中〜〜
959 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:55:20.41 ID:0FGHC6XB0
(*゚ー゚)「……ということで、できれば一緒に来てくれないかな、と……」
|ミ゚<>゚〉「それだけじゃない……私は、アンタも一緒に戦ってほしいと思ってる。ロケット団とね」
|ミ゚<>゚〉「私とアンタなら、あのニドキング・ニドクインにも勝てる……そう思ってるよ」

(゚ν゚炎「……話は分かったわ」

(゚ν゚炎「ミュウを助けるんには協力したる。ワイかて、ミュウをみすみす死なそうとは思わん」
( ^Д^)「やった!」
(゚ν゚炎「でも、それだけや。後のことは勝手にやれや。ワイは関係ないわ」
|ミ゚<>゚〉「……なんだい、それは。意地かい?」
(゚ν゚炎「アホ抜かせ。意地なんかないわ」
|ミ゚<>゚〉「ミュウをベースにしたミュウツーって化け物も居るんだ……そんなものの存在を許すのかい?」
(゚ν゚炎「ワイには関係ない話や。お前も、そうやろ」
|ミ゚<>゚〉「……まぁね……」

|ミ゚<>゚〉「正直、ロケット団の存亡なんざ、私達には関係ないことさ……損益が生じるわけじゃない」
|ミ゚<>゚〉「だけどミュウは別さ……アイツが生きてると知ったら、ロケット団はミュウを殺そうとするはずさ」
|ミ゚<>゚〉「そうだろ? スー」
(*゚ー゚)「……うん。その可能性は高い」
|ミ゚<>゚〉「ロケット団を潰す理由ができた、ってわけさ……」
(゚ν゚炎「……なるほどのう……」

(゚ν゚炎「まぁ、ロケット団を潰さなアカンってのは分かったわ」
(゚ν゚炎「せやけど、ワイは人間のポケモンになるんは嫌やで。お断りや」
(゚ν゚炎「そこだけは譲れんな。どうあっても」
963 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:57:16.79 ID:0FGHC6XB0
(;゚ー゚)「……困ったね……」
(;^Д^)「あぁ……そのまんま飛び立ってもらうわけにはいかないしな……」
(;゚ー゚)「大騒ぎになって、色々面倒だよね……」

|ミ゚<>゚〉「……まぁ、ファイヤー、冷静に見てみな」
(゚ν゚炎「見る? 何をや?」
|ミ゚<>゚〉「ふざけた顔をしたほうの後ろに居る、ヒトカゲさ」

(;^Д^)「……ん? ふざけた顔って、俺……?」
Σ=(;・∇・)「僕? 僕を見るんですか?」


(゚ν゚炎「…………」


(゚ν゚*炎「ッ!!!」


(゚ν゚*炎「な、なんちゅーヒトカゲや! こりゃ凄い!!」
Σ=(;・∇・)「?」
(゚ν゚*炎「なんて愛らしい……可愛さだけじゃなくて、内なる強さも秘めとる……!」

(;^Д^)「え……え?」
971 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 20:58:47.21 ID:0FGHC6XB0
(゚ν゚*炎「おい! このヒトカゲ育てたんはお前か!?」
(;^Д^)「あ、あぁ……」
(゚ν゚*炎「凄いな……ここまでキレイに育てられたヒトカゲは見たことないで!」
( ^Д^)「それは、元々がジジイ……オーキド博士のポケモンだからじゃないかな……」
(゚ν゚炎「ほー、あのオーキドのポケモンかいな。アイツの名はワイも知っとるで」

(゚ν゚炎「それにしても、このヒトカゲはホンマえぇポケモンや……お前の育成能力がビンビン伝わってくるで」
(゚ν゚炎「ただ強くするだけとちゃう……ポケモンを伸び伸びと育てとるから、凄く生き生きとしとるわ」

Σ=(;・∇・)「そうなのかな……自分じゃよく分からないけど……」

(゚ν゚炎「せやで。ワイは炎ポケモンのことならなんでも分かるんや」
(゚ν゚炎「炎ポケモンってのはただでさえ育てるんが難しい。苦手な相手が多いからな」
(゚ν゚炎「せやけど、ここまで伸びとるってことは、苦手を克服したってことやろ」
( ^Д^)「……それは、確かにそうだ……岩タイプも苦にしない」
(゚ν゚炎「それはお前の力やろ、人間」
( ^Д^)「まぁ……そうかな……」


(゚ν゚炎「よっしゃ、決まりやな」
(゚ν゚炎「お前、名前は何や?」
(;^Д^)「俺? プギャーだよ」
(゚ν゚炎「プギャー、お前が俺を持て」

(゚ν゚炎「暫くはお前のポケモンとして働いたるわ。ロケット団とやらはワイが全部燃やし尽くしたる!」
( ^Д^)「ありがとう!」
(*゚ー゚)「やったね!」
|ミ゚<>゚〉「なんとかなったね」
978 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:01:00.68 ID:0FGHC6XB0
―ファイヤー が仲間になった!


【(゚ν゚*炎】「ヒトカゲの側やー♪」
【Σ=(;・∇・)】「よ、よろしくお願いします」
【*〜(;〒ω〒)】「何や、思ったより変なポケモンやなぁ……もっとビシっとしとるんかと思たら……」
【(゚ν゚炎】「お! その喋り方……」
【(゚ν゚炎】「さては、お前もジョウト出身やな?」
【*〜( 〒ω〒)】「お、同郷発見やな! 昔はジョウトに住んどってん!」
【(゚ν゚炎】「なるほどのー」

【(゚ν゚炎】「ここは思ったより居心地えぇなー。えぇでえぇでー!」


(;^Д^)「……ま、とにかく戻ろっか」
(;゚ー゚)「うん……何となく釈然としないけど、結果オーライだよね」


【(゚ν゚炎】(……ニドキングとニドクイン、か)
【(゚ν゚炎】(まさしく苦手な相手やな……きっちり対策練らんとな)
980 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:01:35.64 ID:0FGHC6XB0
―その後、俺達はマサラタウンまで戻り、フリーザーとファイヤーをオーキドに預けた

―そしてハナダに戻り、それぞれ特訓

―俺やスーもとにかくジムリーダーと戦いまくり、

―一ヶ月の間でかなりのレベルアップを果した

―俺のコラッタはラッタになったし、スーのニョロモもニョロゾに、オニスズメもオニドリルになった


―そして、一ヶ月が経とうかという頃

―マサラタウンから連絡が入った
985 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:02:35.97 ID:0FGHC6XB0
―マサラタウン・オーキド研究所

(〇ε〇)「やったぞい! ミュウの肉体は過去に戻った!」
(*^ω^)「ホントかお! スゴイお!」
( ^Д^)「腐ってもオーキド博士か……」
('A`)「さすがだね……」
(*゚ー゚)「ホント、凄い博士だよね……パっと見はただのジイサンなのに……」

(;〇ε〇)「何故か途中で貶される言葉がいくつか……」
(〇ε〇)「まぁ、とにかく……かなりの時間とお金がかかったが、なんとか成功したぞい」


(´・ω・`)「……初めて見たとき、俺は感動で震えたよ……」
(´・ω・`)「これほど愛くるしいポケモンは他にはいない……そう確信した」


ボンッ


キラキラキラキラ……!!


( ^Д^)「お、おぉ……!!」
(*゚ー゚)「キレイ……」

(*^ω^)「……可愛いお!」


('、'*) [ミュウ]
991 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:03:37.62 ID:0FGHC6XB0
(´・ω・`)「本当にありがとう、オーキド博士……」
(〇ε〇)「ほっほっほ。命を救うために努力するのは当然じゃよ」
(〇ε〇)「無論、ワシだけの力では到底無理じゃった……ファイヤーやフリーザー、そしてサンダーの羽根を提供してくれたマ・チースの力あっての成功じゃ」


('、'*)「皆さん、本当にありがとうございました」
('、'*)「元はと言えば、ロケット団に捕らわれた私のせいなのに……皆さん、大変な努力をして下さって……」

(*^ω^)「可愛い声だお」
(*゚ー゚)「うん……」


('、'*)「特に……私がずっと生死の境を彷徨っていたときでも、一生懸命世話をしてくださったショボンさん……」
('、'*)「本当にありがとうございます……アナタのおかげで、私は生きられました……」
(´・ω・`)「嬉しいよ、ミュウ……元気になってくれて、本当に……」
('、'*)「私も、嬉しかったです……人の温かさに触れられて……」


('、'*)「……だけど、元気になって喜んで……それだけでは、ダメですね……」

('、'*)「ロケット団で、私はミュウツー誕生のベースとして使われました……私の遺伝子が高性能だという理由です」
('、'*)「散々に実験を繰り返され……心身、襤褸のように汚され……」

('、'*)「……そして、私が必要ないと分かった途端、ロケット団は私を殺そうとしました」
994 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:04:42.57 ID:0FGHC6XB0
(´・ω・`)「前から疑問に思っていた……一体、どうやってロケット団から逃れたんだ?」

('、'*)「……サカキは私を連れ出し……サンドパンの"きりさく"で、私を殺しました」
('、'*)「私の、みがわりを」

(´・ω・`)「みがわり、か」
(〇ε〇)「なるほどのう」

('、'*)「サカキがみがわりを相手にしている隙に私は逃げ出しました」
('、'*)「しかし、みがわりは自らの体力を削って作り出す分身……私に逃げる力は残されていませんでした」
('、'*)「何とか森の中に逃げ込みましたが、そこで力尽き……」
(´・ω・`)「そこを偶然、俺が発見したというわけだな……」
('、'*)「はい」


('、'*)「ロケット団は恐らくミュウツーを完成させているでしょう……」
('、'*)「私が言うのもなんですが……あれは、最強です」
('、'*)「欠点がまるでない……普通に戦えば、敵うものはいないでしょう……」
('、'*)「だから……私の手で、消します。戦って、隙を見出して、消します」


(´・ω・`)「……そこで……だ」
(´・ω・`)「ブーン。お前に頼みがある」
( ^ω^)「お? なんですかお?」
(´・ω・`)「ミュウを、一緒に連れてってくれないか?」

(;^ω^)「……お?」
1000 名前:第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:05:29.82 ID:0FGHC6XB0
(´・ω・`)「俺は第一話からお前を見てきた……お前なら、ミュウを任せられる」
(´・ω・`)「頼む。お前が連れて行ってやってくれ……」

(;^ω^)「……ブーンじゃなくて、ショボンさんが」
(´・ω・`)「ダメなんだ。俺では無理なんだ……」
(´・ω・`)「勝手なことを言っていると分かっている……だが、お前に任せるしかないんだ……」


( ^ω^)「…………」

( ^ω^)「……分かったお! ブーンが連れていくお!」
(´・ω・`)「ありがとう……助かるよ……」

('、'*)「よろしくお願いします、ブーンさん」


―ミュウ が仲間に加わった!


( ^Д^)「それじゃあ、とりあえずハナダに戻ろうか」
(*゚ー゚)「だね……」


('、'*)「ショボンさん、本当にありがとうございました……」
('、'*)「アナタの優しさ、温かさ……ずっとずっと、忘れません」
(´・ω・`)「……あぁ、俺もだ……お前に触れた日々は、忘れないよ……」
14 :第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:10:21.34 ID:0FGHC6XB0
(´・ω・`)「頑張ってこいよ……俺はずっと、お前のことを思っているからな……」
('、'*)「私もです……ブーンさんと一緒に行くけれど、私の親は、いつまでもショボンさんただ一人です」
(´・ω・`)「嬉しいことを言ってくれるな……ありがとう」

('、'*)「それでは……」
(´・ω・`)「……あぁ」


バサッ バサッ


―四人 は飛び立った!


(〇ε〇)「……辛いじゃろう、ショボン……」
(´・ω・`)「……仕方が、ない……ミュウが、覚悟しているんだ……」

(´・ω・`)(お前の思うようにやってくれ……それで俺は満足だ……)

(〇ε〇)「……今日は一緒に夜明けまで飲むかの、ショボン」
(´・ω・`)「あぁ……」


(´・ω・`)(……絶対に、忘れないさ……お前の姿形や、体温……鳴き声や瞳も……)

(´・ω・`)(だから……悔いのないように頑張ってくれ……)
18 :第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:11:15.03 ID:0FGHC6XB0
―ハナダシティ

( ^Д^)「戻ってきた、はいいんだけどさ……」
( ^Д^)「これからどうする?」

(*゚ー゚)「……うーん」


タッタッタッタッ……!


(;゚∀゚)「たたたた大変デース!」
(*゚ー゚)「マ・チースさん?」
(;゚∀゚)「ポケモンセンターに来てクダサーイ! 今すぐデース!」

(;^Д^)「?」


タッタッタッタッ……
26 :第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:13:02.13 ID:0FGHC6XB0
―ハナダシティポケモンセンター

ノノ*;´ー`)「皆さん、大変です!」
川;`・−)「今日の朝刊を見たら、こんな記事が……!」


バサッ!!


―アンズ は新聞を広げた!


( ^Д^)「ん?」
( ^ω^)「ホフ・テーヒットソン、今度はバックスクリーン直撃弾を"ファール"と誤審……」
ノノ*;´ー`)「その記事じゃなくて……これです!」


―エリカ が 隅っこの記事を指差した


(;゚ー゚)「えっ……!?」
(;'A`)「ど、どういうこと!?」
33 :第83話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/18(土) 21:15:20.63 ID:0FGHC6XB0
『トキワジムリーダーのサカキ氏、ジムリーダー業に復帰』




第83話 終わり

     〜to be continued




―ハナダシティポケモンセンター

ダンッ!!!

―カスミ は拳を机に叩きつけた

从*;^ヮ^)「完璧に、してやられた……!!」
(;^ω^)「……?」
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