544 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:54:30.14 ID:IBM64ya/0
ブーンのレポート

みつけたかず:64
つかまえたかず:10
おこづかい:40000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀ 状態:ふつう
LV30 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂ 状態:ふつう
LV22 わざ:ねんりき・しびれごな・ねむりごな・ふきとばし

【Σ`・゚・〉】 ゴルダック:ダル ♂ 状態:ふつう
LV39 わざ:じこあんじ・なみのり・かなしばり・ねんりき

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀ 状態:ふつう
LV45 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂ 状態:ふつう
LV41 わざ:ひっかく・なみのり・こらえる・きりさく

545 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:55:04.81 ID:IBM64ya/0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂ 状態:ふつう
LV33 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・かえんほうしゃ

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀ 状態:ふつう
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂ 状態:ふつう
LV37 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく

【△`◇´▽】 スターミー 状態:ふつう
LV37 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂ 状態:ふつう
LV46 わざ:はっぱカッター・しびれごな・ようかいえき・つるのムチ
547 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:55:41.99 ID:IBM64ya/0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀ 状態:ふつう
LV31 わざ:こうそくスピン・まもる・みずでっぽう・バブルこうせん

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂ 状態:ふつう
LV90 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂ 状態:ふつう
LV50 わざ:ナイトヘッド・あやしいひかり・のろい・シャドーボール

548 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:56:31.18 ID:IBM64ya/0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀ 状態:ふつう
LV29 わざ:あまいかおり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂ 状態:ふつう
LV19 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう・おうふくビンタ

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂ 状態:ふつう
LV50 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂ 状態:ふつう
LV16 わざ:テレポート・サイコキネシス・ねんりき・スプーンまげ

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂ 状態:ふつう
LV18 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける

【|ミ゚<>゚〉】 フリーザー:フリさん 状態:ふつう
LV90 わざ:れいとうビーム・ふぶき・しろいきり・こころのめ

549 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:57:03.28 ID:IBM64ya/0
―俺達は崩れゆくシルフカンパニーから命からがら逃げ出した

―犠牲を、払って


( ^Д^)「体が痛ぇ……」
( ^Д^)「……体、だけかな……」


―本当はみんな分かっていた

―あの局面、サカキを前にして……無事で済むはずがないと

―それでも、逃げたことは間違いじゃなかった……


―他にも、崩壊に巻き込んでしまったシルフ社員

―そして、ブーンのラプラス

―多くの犠牲が在った……みんな暫く呆然としていて、何もできなかった

―ハナダシティのポケモンセンターでそのまま夜を過ごし、払暁を迎えた


( ^Д^)「みんな……起きてるかな……」


―ブーン、ドクオ、スー……全員、別々の部屋に入った
554 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 00:59:05.46 ID:IBM64ya/0
―ナツメさんは昨晩のうちにどこかに発った

―昨日、ヤマブキから逃げ出せたのはナツメさんのテレポートのおかげだったが、

―そのテレポートで、急いで行ってしまった……何かやることがあるような表情だった


―暴れるニドキングとニドクインの影からこっそりフシギダネを回収し、逃げて……

―俺達は困惑した……これから、何をすればいいのだろう?


( ^Д^)「……ポケモンたちもまだ寝てる、か……」


―ヒトカゲたちはぐっすり眠っている……散々戦わせていたから、疲労はピークだっただろう

―それでも果敢に戦ってくれた……圧倒的なレベル差にも怯えることなく

―みんな気概はある……だけどやはり、明確な目的がない


ガチャッ


(*゚ー゚)「プギャー、起きてる?」
( ^Д^)「スーか?」


―プギャー はベッドから降りた

555 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:01:03.37 ID:IBM64ya/0
(*゚ー゚)「おはよう……眠れた?」
( ^Д^)「……いや、一睡もしてねぇ……」
(*゚ー゚)「……僕も……」

(*゚−゚)「……イブタのこととか、あんまり気にしないほうがいいって、分かってるんだけどね……」
( ^Д^)「あぁ……あの人も、そんなことは望んじゃいないだろうし……」

( ^Д^)「ホントはちゃんと体を休めたほうがいいんだろうけど……なんか、色々考えることがあったんだよな……」
(*゚ー゚)「まず……今後だよね」


(*゚ー゚)「ロケット団本部に乗り込むのは、今こそ本当に自殺行為……新改計画は多分もう、完成してる……」
( ^Д^)「あぁ……まさかシルフに何もなかったなんてな……」
(*゚ー゚)「……マスターボールは、シルフで開発してた……でももう、それは完成していて、多分今は本部にある……」

(*゚ー゚)「僕が疑問に思ったのは『マスターボールで何を捕まえるのか』ってこと……」
( ^Д^)「だな……マスターボールって、なんでも捕まえられるんだろ?」
( ^Д^)「だったらやっぱ……伝説のポケモンとかじゃねーかな?」
(*゚ー゚)「ファイヤーとか、サンダーとか……」
(;^Д^)「そういや、お前フリーザー持ってたんだよな……」

( ^Д^)「どうやって捕まえたんだ?」
558 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:03:11.44 ID:IBM64ya/0
(*゚ー゚)「……僕が捕まえたわけじゃない」
( ^Д^)「ってことは、お姉さんのポケモンか?」
(*゚ー゚)「うん……今持ってるポケモンだと、ゴロさんもそうだよ」

(*゚ー゚)「……フリさんは、ルーさんと繋がりがあったみたい」
( ^Д^)「ルーさんと?」
(*゚ー゚)「うん……ルーさんも姉さんのポケモンだったんだけど」
(*゚ー゚)「ルーさんは"ふたごじま"の出身だからね……フリさんとは見知った仲だったんだってさ」


(*゚−゚)「……でも……」



〜・〜・〜・〜・〜・〜回想〜・〜・〜・〜・〜・〜


―三年前

―ふたごじま


( ゚ー゚)「寒いところね……」
彡 ・з・ミ「一年中凍りついた島です。足元気をつけてください」
( ゚ー゚)「えぇ」


テクテクテクテク……
560 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:05:06.01 ID:IBM64ya/0
( ゚ー゚)「……フリーザーなんて……」
彡 ・з・ミ「不安ですか?」
( ゚ー゚)「正直、ちょっとね……伝説のポケモンなんて、いかにも気難しそう……」
彡 ・з・ミ「そんなことないですよ。心優しい方です」
( ゚ー゚)「ルーがそう言うならそうなんだろうけど……」

( ゚ー゚)「サカキに挑むにあたって……戦力面での不安は、確かにある……だけど、わざわざフリーザーを……」
彡 ・з・ミ「でも絶対勝てますよ! フリーザーさんの力が加わったら!」
( ゚ー゚)「それは、そうかも知れないけど……」


テクテクテクテク……


彡 ・з・ミ「昔私が外に出たとき、怪我したことがありまして」
彡 ・з・ミ「程度は酷くなかったんですけど、どうにも泳げなくて……」
彡 ・з・ミ「人もポケモンも通らんし、こりゃヤバイかなー……ってときにフリーザーさんが助けてくれたんです」
彡 ・з・ミ「とっても優しく介抱してもらって……命の恩人なんです」
( ゚ー゚)「そうだったんだ……」

( ゚ー゚)「それだけ優しいポケモンなら、ちょっとは望みありそうかな?」
彡 ・з・ミ「絶対大丈夫ですって! 私がなんとかします!」
( ゚ー゚)「ふふ。頼もしいわね」


( ゚ー゚)「……あっ」

561 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:07:26.66 ID:IBM64ya/0
彡 ・з・ミ「見えてきましたね……あれが"純氷壁"です」
彡 ・з・ミ「とんでもなく分厚い氷……その奥に、フリーザーさんは居ます」
( ゚ー゚)「通れるの……?」
彡 ・з・ミ「私が言えば通してくれます」


彡 ・з・ミ「フリーザーさーん! お話があります! 通してくださいー!」


フアッ……


―分厚い氷の向こうで、何かが動いた


|ミ゚<>゚〉「……ルーかい」
彡 ・з・ミ「そうですー。お話ししましょー」


シュワッ……


―分厚い氷の一部が溶け、向こうに行けるようになった


彡 ・з・ミ「行きましょ!」
( ゚ー゚)「うん……」


テクテクテクテク……
564 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:09:48.00 ID:IBM64ya/0
―しぃ と ルージュラ は フリーザー の前に立った


|ミ゚<>゚〉「久しぶりだねぇ……」
|ミ゚<>゚〉「見かけないと思ってたけど、捕獲されてたのかい……」
彡 ・з・ミ「良いご主人様に出会えました」
|ミ゚<>゚〉「そうかい……」

|ミ゚<>゚〉「……用向きはなんだい?」
彡 ・з・ミ「お力を、お貸し下さい」
|ミ゚<>゚〉「短いねぇ……理由を言わない気かい?」
( ゚ー゚)「理由は、私が」
|ミ゚<>゚〉「話してみな」


〜説明中〜


( ゚ー゚)「以上です」
|ミ゚<>゚〉「長いねぇ……もう最初のほう忘れたよ」
(;゚ー゚)「すみません……」
|ミ゚<>゚〉「……まぁ、大体分かったけど……」


|ミ゚<>゚〉「自警団体ねぇ……そんな奴らが仲間割れしてるようじゃ世話ないね」
( ゚ー゚)「情けなく思っています……」

565 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:11:59.83 ID:IBM64ya/0
|ミ゚<>゚〉「聞いた限りじゃ、どっちも間違っちゃいないと思うけどね」
( ゚ー゚)「……過激派の言い分も、分かるんです……彼らはただ、部下を路頭に迷わせたくないんだ、って……」
( ゚ー゚)「だけど、そのために悪事を働くなんて、やっぱり間違ってます」
|ミ゚<>゚〉「綺麗事だね……正義はいつでも脆いもんだよ」
|ミ゚<>゚〉「私はなまじ長く生きてきただけに、色んなことを知ってる……昔も、ロケット団みたいなやつはいっぱい居たさ」
|ミ゚<>゚〉「だけど、どれも正義を貫くことなんかできやしなかった……理由は様々だけどね」
( ゚ー゚)「ロケット団はまだやり直せます。サカキさえ追い出せば……」
|ミ゚<>゚〉「銀の弾丸があると勘違いしてる節が見える気がするんだけどね」
( ゚ー゚)「サカキを追い出すことが先決なんです。後の処理は上手くやれる自信があります」
|ミ゚<>゚〉「ふー……」

彡 ・з・ミ「過激派は最近じゃポケモンにも手を出してます。密売や実験……許されざる行為です」
|ミ゚<>゚〉「……そうかい」
(;゚ー゚)「どうでもいいんですか? 同じポケモンなのに……」
|ミ゚<>゚〉「興味が無いね」

|ミ゚<>゚〉「私自身、もう何年生きたかも忘れちまったけどね……大勢のポケモンと接してきたよ」
|ミ゚<>゚〉「昔なら怒ってたかも知れないけどね……あんまりに大勢を見たせいで、興味がなくなったのさ」
|ミ゚<>゚〉「私も惰性で生きてるし……どうでもいいことばかりだよ」
(;゚ー゚)「そんな……おかしいです」
|ミ゚<>゚〉「おかしくないさ……アンタみたいな若年の小娘には分からんだろうけどね」
(;゚ー゚)「……興味がないってだけで、大勢のポケモンが犠牲になるのを看過するんですか?」
|ミ゚<>゚〉「私に言われたって困る。元々はアンタたちのせいだろ?」
|ミ゚<>゚〉「筋が通ってないんだよ、小娘。笑わせないでおくれ。自分勝手が過ぎるだろう」
(;゚ー゚)「ッ……」

彡;・з・ミ(アカン……フリーザーさんの機嫌が悪くなってる……)

566 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:13:45.59 ID:IBM64ya/0
彡;・з・ミ(……こーなったら……)

(;゚ー゚)「……自分勝手は重々承知です」
彡;・з・ミ(ッ! しぃ様?)
( ゚ー゚)「元はと言えば、上に立つ人間であった私たちが足元を疎かにしていたせいです……全て自分の責任だと分かっています」
( ゚ー゚)「だからこそ、私が決着をつけなければ……ポケモンたちのためにも、過激派を倒す必要があります」
( ゚ー゚)「お願いです……力を貸して下さい」

|ミ゚<>゚〉「…………」
彡;・з・ミ「フリーザーさん……」

|ミ゚<>゚〉「……さっきも言ったはずだよ。ポケモンたちに興味はない」
( ゚ー゚)「そんなわけないです……だって、ルーを助けたんでしょう?」
|ミ゚<>゚〉「気まぐれさ。帰る途中で拾っただけだよ」
彡;・з・ミ「そんなん嘘や! だって治療までしてくれたのに!」
|ミ゚<>゚〉「……同じ氷ポケモンだったからさ。それだけだよ」
( ゚ー゚)「過激派は氷ポケモンも密売や実験の対象としています」
( ゚ー゚)「同じ氷ポケモンなら……助ける気に、なりませんか?」
|ミ゚<>゚〉「……やれやれ……小さな穴を突くやつは嫌いだよ」

|ミ゚<>゚〉「何度も言わせないでおくれ。基本的に興味がないんだ」
|ミ゚<>゚〉「それに、私は誰かのポケモンになるなんて考えたこともない。寒気がするよ」
|ミ゚<>゚〉「小娘。アンタの言いたいことはよく分かった。分かった上で、私は断ってるんだ」
(;゚ー゚)「そんな……」
|ミ゚<>゚〉「悪いね。アンタのポケモンになる気はない」
569 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:16:48.64 ID:IBM64ya/0
彡#・з・ミ「フリーザーさんの分からず屋! 最低!」
|ミ゚<>゚〉「おやおや、ルーがそんな口を利くとはね。恩は忘れたってわけかい?」
彡#・з・ミ「私一人の命助けて、他の大勢を助けへんなんて間違ってる! おかしい!」
彡#・з・ミ「フリーザーさんなんか、単に怖がってるだけや! 臆病者! 卑怯者!」
|ミ#゚<>゚〉「……どこまで私の機嫌を損ねれば気が済むんだい」


フアァァッ……!!


―フリーザー の周りを冷気が包む……!


(;゚ー゚)(凄い……! 威圧感が半端じゃない……!)
|ミ#゚<>゚〉「見逃してやるから帰りな。二度と来るんじゃないよ」
彡#・з・ミ「うるさい! こうなったら無理やり連れてく!!」
(;゚ー゚)「ルー!?」


―ルージュラ の あくまのキッス!


|ミ;゚<>゚〉「うっ!!」


ムチューッ♪

570 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:18:47.80 ID:IBM64ya/0
彡#・з・ミ「いくらフリーザーさんでもコレは利くはずやよ!」
|ミ;゚<>゚〉「うっ……くっ……」

|ミ;-<>゚〉「ア、アンタのあくまのキッスは……は、反則だよ……」


―フリーザー は眠りについた!


彡 ・з・ミ「しぃ様! 早くボールを!」
(;゚ー゚)「で、でも……」
彡 ・з・ミ「とりあえず捕まえて! 言い合いはあとでも出来ます!」
(;゚ー゚)「……うん……」


―しぃ は ハイパーボール を投げた!


ボンッ!


―……しぃ は フリーザー を捕まえた!


彡 ・з・ミ「ふー。目的達成!」
(;゚ー゚)「……大丈夫かな……」


〜・〜・〜・〜・〜・〜回想〜・〜・〜・〜・〜・〜
574 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:21:19.03 ID:IBM64ya/0
(*゚ー゚)「……で、後で散々言い合ったけど、結局フリさんは譲らなくて……」
(*゚ー゚)「姉さんは結局、フリさんは持たずにサカキに挑んだんだ」
(;^Д^)「……そりゃあ、そんな捕まえ方したら、従うわけねーよな……」

(*゚ー゚)「姉さんがゆめくいを喰らって倒れたあと、僕が譲り受けて、ずっと連れ歩いてたけど……」
(*゚ー゚)「やっぱりフリさんは全く従ってくれなくて……三年も経ったから、もう怒ってはないみたいなんだけどね……」
( ^Д^)「意地みたいなもんがあるんだろうな……」

(*゚ー゚)「フリさんが力を貸してくれれば、ツインズ相手でも互角に渡り合えると思うんだけどね……」
( ^Д^)「やっぱ、フリーザーの力は必要だよな……サカキやツインズに対抗できるのはドクオのズトくらいだし……」
(*゚ー゚)「どうしたものかな……」
577 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:23:24.10 ID:IBM64ya/0
―タマムシシティ郊外

テクテクテクテク……

[`↓´]「すみませんボス……お役に立てず……」
(ムΘラ)「どんな懲罰も覚悟はできております」
彡 ´ー`)「構わんさ。というより、アレは私のミスだ」
彡 ´ー`)「後で説明するが、あのフシギダネにしてやられたんだ」
[`↓´]「……はぁ……」


(ムΘラ)「……おいフルジャ、どこ行くんだよ。ココは右だ」
[`↓´]「何言ってんだよムラジャ。左だろ」
(ムΘラ)「方向に関してはフルジャよりマシな俺が言うんだ。右だよ!」
[`↓´]「左だ!」
(ムΘラ)「右だ!」
彡#´ー`)「真っ直ぐだ」
(;ムΘラ)「…………」
[;`↓´]「…………」
582 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:26:55.89 ID:IBM64ya/0
彡 ´ー`)「全く……お前らはツインズを操ること以外は空っきしだな……」
彡 ´ー`)「……まぁ、ツインズを上手くコントロールしてさえくれればそれでいい」
彡 ´ー`)「あの四人とは決着をつけねばならんからな……お前達の力も必要になる」
[`↓´]「次こそはお役に立ってみせます」
(ムΘラ)「全てはサカキ様のために」
彡 ´ー`)「ククク……期待しているぞ」

彡 ´ー`)「ミュウツーの状態を見て……行けそうなら奴らと再戦だ」
彡 ´ー`)「シルフに誘き寄せ殺す、という策は結果的には失敗したからな……色んな誤算があったにせよ、奴らに逃げられたことに変わりはない……」
彡 ´ー`)「次は間違いなく仕留めてやる……もう、策は練ってあるんだ……」
彡 ´ー`)「あとはアイツらを罠に引きずり込むだけさ……」
[`↓´]「上手く行きますでしょうか? サカキ様の策を心配しているわけではありませんが……」

583 :第75話 ◆azwd/t2EpE :2006/03/07(火) 01:29:48.41 ID:IBM64ya/0
彡 ´ー`)「奴らも戦いたがっている……ならば罠にかけるのは容易い」
彡 ´ー`)「必ず罠にかかる……そのことに、気付こうが気付かまいが、だ」

彡 ´ー`)「ククク……足掻け、私に仇なす者たちよ……」




第75話 終わり

     〜to be continued




―ロケット団本部

(リ-_-)「……完成だ」
(リ-_-)「フハハ……三年の歳月を費やした新改計画は、遂に完成した……」
(リ-_-)「これが……これ全てが、私のものだ……!」

(リ-_-)「フッフッフ……ハッハッハッハッハ!!」
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