597 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:18:48.47 ID:8gdxfK6k0
ブーンのレポート

みつけたかず:49
つかまえたかず:10
おこづかい:40000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ
現在位置:四階・医務室

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV45 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう

【∂´ー)】 ラプラス:ラブ ♀
LV25 わざ:うたう・なきごえ・みずでっぽう・しろいきり
状態:ふつう
604 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:20:28.24 ID:8gdxfK6k0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ
現在位置:三階・第五研究室

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV27 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV32 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:ふつう

【△`◇´▽】 スターミー
LV37 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン
状態:ふつう

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂
LV41 わざ:はっぱカッター・しびれごな・ようかいえき・つるのムチ
状態:ふつう
606 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:22:22.95 ID:8gdxfK6k0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ
現在位置:六階・北東

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV25 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ふつう

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂
LV48 わざ:ナイトヘッド・あやしいひかり・のろい・シャドーボール
状態:ふつう

607 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:24:04.14 ID:8gdxfK6k0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ
現在位置:五階・南西

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV22 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂
LV19 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう・おうふくビンタ
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV50 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂
LV16 わざ:テレポート・サイコキネシス・ねんりき・スプーンまげ
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV18 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】
610 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:25:11.14 ID:8gdxfK6k0
―シルフカンパニー四階・医務室−個室

ξ゚听)ξ「どこへ向かうべきなのかも探らなきゃね……」
ξ゚听)ξ「さっきの医者とかに聞くのが一番早いかな……」

( ´ω`)「…………」

ξ゚听)ξ「? ブーン、どうしたの?」

( ´ω`)「……お……?」


(;^ω^)「な、なんでもないお! ちょっとボーっとしちゃっただけだお!」
ξ;゚听)ξ「もしかして、ナツメにやられた傷が……?」
(;^ω^)「傷は痛くないお! ちょっと頭が冴えないだけだお! いつものことだお!」
ξ#;゚听)ξ「何言ってんの! 元気だけが取り得のブーンがいつもこんな感じなわけないじゃない!」

∂´ー)「……少し、休まれたほうがよろしいのでは……?」

∂´ー)「朝から動き続けてきたのでしょう? こんな場所では神経もすり減ります……」
ξ゚听)ξ「そうね……ブーンはひたすら逃げてきたし……体力は限界に近いのかも……」
(;^ω^)「休んでなんかいられないお! 少しでも早くしないと……ダルとレンもまだ見つかってないお……」
( ^ω^)「ブーンは大丈夫だから、早くここを出るお! 出発だお!」


―ラプラス の うたう!


(*-ω-) Zzz...
613 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:26:58.00 ID:8gdxfK6k0
ξ;゚听)ξ「強引に眠らせたわね……」
∂´ー)「その方が良さそうでしたから……」

∂´ー)「……いい人ですね」
ξ゚听)ξ「……バカで、何も考えてないだけよ……」
∂´ー)「だからこそ、いい人なんです」
ξ゚听)ξ「……そうね……優しくて、温かい……」

ξ゚听)ξ「ところでアンタの"うたう"って、なんで私とかには効かないの? 歌声聴いてるのに……」
∂´ー)「私の気持ち次第です。私が"聴かせたい"と思った相手にしか効きません」
ξ゚听)ξ「便利ね……」
∂´ー)「元々"うたう"はそういう技ですから」


ξ゚听)ξ「……一時間くらいしたらブーンを起こして出発するけど……アンタ、大丈夫?」
ξ゚听)ξ「戦える?」
∂´ー)「戦えます」

∂´ー)「私だってロケット団に対する恨みはあります……戦って、勝ちたい」
ξ゚听)ξ「そう……それならいいの」
ξ゚听)ξ「頑張りましょう」
∂´ー)「えぇ」

∂´−)「…………」
617 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:29:11.23 ID:8gdxfK6k0
―シルフカンパニー七階・特別室

彡 ´ー`)「ふぅ……ただじっと椅子に座って報告を受けるだけというのも、少々味気ないな……」
彡 ´ー`)「誰でもいいから早く来い……戦わせろ……」

彡 ´ー`)「……貴様ら如きがロケット団に立ち向かうなど、そもそもが無謀の過ぎる話……しかし、その勇気と行動力は賞賛に値するものがある」
彡 ´ー`)「私も礼儀を尽くさねばな……」

彡 ´ー`)「最高の死を与えてやる……早く来い、侵入者ども……」



―シルフカンパニー三階・第五研究室

ζ^・_)「"きのみ"や"おうごんのみ"といった回復系の実が人間に効かないのは、実の中身を体内で回復成分に変換できないせいだと聞いたことがあります」
ζ^・_)「ですが、牙の力なら回復成分のみを取り出すことができるので、キズぐすりと同等の効果が得られます」
( ^Д^)「なるほどな……そういやさっき見たキズぐすりの資料にも、元々は木の実の成分って書いてあったな」
( ^Д^)「流血も止まったし痛みもほとんどねぇ……包帯巻いときゃ行動には問題ないな」

*〜( 〒ω〒)「せやよなー……いや、おかしいとは思てたんよ」
623 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:31:28.09 ID:8gdxfK6k0
*〜( 〒ω〒)「ロケット団員からあんだけ攻撃を受けたのに、ピンピンしとるから……」
ζ^・_)「攻撃を受けてすぐ、ヤマブキに入る前に貰った"おうごんのみ"を噛んだんです」
*〜( 〒ω〒)「その実の成分を大将に注入したってわけやね!」
ζ^・_)「はい」
( ^Д^)「ホント、何から何まで悪いな、ハクリュー。お前がいなかったらマジ死んでたかもな……」
*〜(*〒ω〒)「さすがやでハクリュー♪ ワイの心揺さぶっただけあるわ〜♪」
【Σ=(*・∇・)】「無事で良かったですー♪」

*〜(*〒ω〒)「それにしてもハクリュー、脅かさんといてーなー! てっきりウチは毒攻撃したんかと……」
*〜( 〒ω〒)「……そういえばハクリュー、なんで1分もすれば消えるって嘘ついたん?」
ζ^・_)「……別に……」
*〜(;〒ω〒)「?」


ζ^・_)(……この人は、死ぬかも知れないってときまで、手持ちポケモンの心配をしていた……)
ζ^・_)(アイツとは、大違いだ……)

ζ^・_)(……信用したわけじゃない……でも、まだ見るべきこともある……)
ζ^・_)(別に、今死ぬ必要はなかった……助けた理由は、それだけだ……)


( ^Д^)「よっしゃ、行くか! 早く攻略しねーとな!」
630 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:34:19.25 ID:8gdxfK6k0
―シルフカンパニー五階・南西

(*゚ー゚)(行くべき場所は大研究室……これはもう、ほぼ間違いない……)
(*゚ー゚)(問題は、どうやってそこに行くか、だ……)

(*゚ー゚)(エレベーターは危険すぎるし、上に行けるかどうかも分からない……必然的にワープスイッチでの移動になるけど……)
(*゚ー゚)(ワープスイッチはどれがどれに飛ぶか分からない……何度か移動してある程度把握できてきたけど、七階に通ずるスイッチはまだ見つけてない……)
(*゚ー゚)(この感じだと……見つけにくいとこに、隠してあるんだな……それがどこにあるか……)

(*゚ー゚)(……ん?)


テクテクテクテクテク……


川 ゚−゚)「…………」

(;゚ー゚)(ッ!!)


―スー は慌てて物陰に隠れた


川 ゚−゚)「…………」
636 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:36:33.39 ID:8gdxfK6k0
テクテクテクテクテク……


―ナツメ はそのまま通り過ぎていった


(;゚ー゚)(あれは、ヤマブキジムリーダーのナツメ……なんでこんなところに……?)

(*゚ー゚)(……別におかしな話じゃない、か……タケシだって、キョウだって、ロケット団との関わりを持ってた……)
(*゚ー゚)(ナツメもその口か……上級幹部の僕が知らなかったなんて……サカキはやっぱり情報を遮断してたんだな……)

(*゚ー゚)(……でも、僕に隠してたってことは……ナツメは、重要人物だ)
(*゚ー゚)(七階へのワープを知ってる可能性が高い……チャンスだ。尾行しよう)


タッタッタッタッ……


―スー は ナツメ の後をつけた!


川 ゚−゚)「…………」
639 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:39:20.66 ID:8gdxfK6k0
―シルフカンパニー六階・北東

('A`)「結局、第十七研究室には何もなかったね……」
('A`)「どうしよ……やっぱり、大研究室かな?」
【(※( ・-・)】「でも、七階ってまだ行けてないよね……どうやったら行けるんだろ?」
('A`)「そりゃワープスイッチで……」
ヾ(¬`・∧)¬「……なるほど」
('A`)「?」

ヾ(¬`・∧)¬「これだけ何度も移動しているにも関わらず、七階にのみ到達していない……つまり、七階に通ずる移動装置は極端に少ない」
ヾ(¬`・∧)¬「来られては不味いところへの移動手段は、極力減らすもの……」
【(※( ・-・)】「そっか……そう考えれば、七階以外有り得ない……」
ヾ(¬`・∧)¬「意表をついた場所も考えられましたが……やはり、大研究室と考えるのが妥当なようです」
('A`)「よし……じゃあ、七階目指そう」

(;'A`)「問題は、スイッチがどこにあるかだよね……」



―シルフカンパニー四階・医務室

(医・_・)「随分長い話だったんだね」
(;^ω^)「ちょっと眠ってしまってたんですお。ゴメンなさいお」
(医・_・)「いやいや、構わんよ」
( ^ω^)「おかげさまで体力全快ですお!」
643 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:41:28.11 ID:8gdxfK6k0
(医・_・)「もう行くのかい?」
ξ゚听)ξ「出発する前に、訊いておかなきゃいけないことがあるわ」
ξ゚听)ξ「ナガタニ……っていったかしら?」
ノメメ−ι−ノ「私かい?」
ξ゚听)ξ「えぇ」

ξ゚听)ξ「シルフでは今"何か"を開発してると思うんだけど……それがどこで開発されてるか、知ってたら教えてほしいの」
ノメメ−ι−ノ「あぁ、それは大研究室だ」
ノメメ−ι−ノ「我が社選りすぐりの科学者たちが、缶詰になって作業しているそうだよ……何を作っているのかは知らんがね……」
ξ゚听)ξ「そう……ありがとう」
ξ゚听)ξ「ついでに、大研究室へのルートも知ってたら……」
ノメメ−ι−ノ「いや、それは分からないんだ……ロケット団がワープスイッチの配置を変えてしまったからね……」
ノメメ−ι−ノ「今エレベーターは上へ行けない状態だし、道順は分からないんだ……」
ξ゚听)ξ「ありがとう……充分よ」

( ^ω^)「じゃあ出発だお。お世話になりましたお!」
(医・_・)「餞別として回復アイテムを渡せたらいいんだが、ロケット団にごっそり持っていかれてしまってね……申し訳ない……」
( ^ω^)「気にしないでくださいお。怪我しなきゃ大丈夫だお!」


( ^ω^)「それじゃあ、七階に向けて出発だお!」
650 :第67話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/21(火) 23:44:13.86 ID:8gdxfK6k0
―シルフカンパニー四階・北

【ξ゚听)ξ】「でもやっぱり、問題はどこにスイッチがあるか、よね……」
( ^ω^)「適当に乗りまくるお」
【ξ゚听)ξ】「今までもそうしてきたけど、未だ七階には行けてない……」
【ξ゚听)ξ】「何らかのカムフラージュがあると考えるべきね……」
( ^ω^)っ◇「例えば、こういう故障していそうなくらいボロボロのスイッチとかかお?」
【ξ゚听)ξ】「それは本当にただ故障してるだけだと思うけど……」


ブゥン……



―シルフカンパニー七階・特別室の扉前

(;^ω^)「……お?」




第67話 終わり

     〜to be continued




( ‘×’)「ラプラス、大丈夫かな……」
( ‘×’)「頑張れよ……お前ならきっと大丈夫だ……」
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