649 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:41:47.25 ID:+5dPo63D0
ブーンのレポート

みつけたかず:48
つかまえたかず:9
おこづかい:40000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ
現在位置:五階・第十五研究室

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV45 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう
655 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:44:20.32 ID:+5dPo63D0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ
現在位置:二階・第三研究室

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV27 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV32 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:不穏

【△`◇´▽】 スターミー
LV37 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン
状態:ふつう

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂
LV41 わざ:はっぱカッター・しびれごな・ようかいえき・つるのムチ
状態:ふつう
659 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:46:55.19 ID:+5dPo63D0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ
現在位置:六階・第十七研究室

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV25 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ふつう

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂
LV48 わざ:ナイトヘッド・あやしいひかり・のろい・シャドーボール
状態:ふつう

660 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:49:19.11 ID:+5dPo63D0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ
現在位置:三階・第八研究室

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV22 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂
LV19 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう・おうふくビンタ
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV50 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【ゞ< _☆_>p】 ユンゲラー:ユーちゃん ♂
LV16 わざ:テレポート・サイコキネシス・ねんりき・スプーンまげ
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV18 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】
663 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:52:38.58 ID:+5dPo63D0
―シルフカンパニー七階・特別室

〔 `」´〕「サカキ様! 今カモトとマムウェイから連絡が入りました!」
彡 ´ー`)「カモトもマムウェイは確か、カツラのジムとみさきのこやに行っているんだったな」
彡 ´ー`)「成果報告か?」
〔 `」´〕「ハイ! それぞれ所定のブツを入手したとのことです!」
彡 ´ー`)「! それは吉報だな」

彡 ´ー`)「すぐに帰還するよう伝えろ。新改計画は大詰めだぞ」
〔 `」´〕「了解です!」
彡 ´ー`)「……それとミヨシ、コレを使え」


―サカキ は携帯電話を ミヨシ に投げ渡した


〔 `」´〕「これは、本部への直通電話……」
彡 ´ー`)「奴らに連絡しておけ」
〔 `」´〕「! 了解です!」


―ミヨシ が退出した


彡 ´ー`)「ククク……カツラかマサキ、どちらかを計画に加えねばならんと思っていたが……何のことはない……家を漁るだけで、必要なモノは手に入ったな」
彡 ´ー`)「これで、アイツらが居らずとも、そこそこの科学者を大量に揃えるだけで計画は完成する……! 遂に、新改計画が……!」

彡 ´ー`)「クックック……感動で泣いてしまうかも知れんな……」
671 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:55:56.09 ID:+5dPo63D0
―シルフカンパニー五階・第十五研究室

ガタガタッ……
ガタガタガタガタッ……


(メ-ω-)「…………」


―ブーン は部屋の片隅で気を失っている


ガタガタガタッ

ガタガタガタガタガタガタガタガタッ!!


(メ-ω-)「うーん……うるさいお……風呂なら後で行くお……」

(メ゚ω゚) ハッ!!

(メ^ω^)(ここはドコだお?)


―ブーン は辺りを見回した
677 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 01:58:19.66 ID:+5dPo63D0
【ξ;゚听)ξ】「ブーン! やっと気付いたのね!」
(メ^ω^)「お?」
【〔◇;`゚¬〕フ】「声を出すな! アイツに聞こえる!」
(メ;^ω^)(アイツ?)
【ξ;゚听)ξ】「とにかく逃げて! アイツの姿が見えないうちに!」
(メ;^ω^)(と、とにかく逃げてみるお!)


―ブーン は立ち上がった


クラッ……


(メ;´ω`)(うっ……立ち眩みだお……)

(メ;^ω^)(でもとにかく逃げるお!)


―ブーン は逃げ出した!
679 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:00:24.62 ID:+5dPo63D0
―シルフカンパニー五階・南

(メ*^ω^)「脱出成功だお!」
【ξ;゚听)ξ】「案外あっさり逃げられたわね……油断してたのかしら……」
(メ^ω^)「とにかくここを離れるお!」


⊂ニニ(メ^ω^)ニ⊃ ブーン!


―ブーン はワープスイッチに乗った!


ブゥン……



―シルフカンパニー四階・北

【ξ゚听)ξ】「とりあえずどこかの部屋に隠れて。さっき起きたことを話すわ」
(メ^ω^)「分かったお!」


(メ^ω^)「あっちに第十二研究室とかいうのがあるお! あそこに入るお!」


ガチャッ

680 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:02:49.92 ID:+5dPo63D0
―シルフカンパニー四階・第十二研究室

【ξ゚听)ξ】「……よし、誰も居ないわね」
(メ;^ω^)「暗いお……」


ボンッ


ξ゚听)ξ「さっきブーンを襲ったのは、ヤマブキジムリーダーのナツメよ」
(メ;^ω^)「ま、またジムリーダーかお!?」
ξ゚听)ξ「えぇ……残念なことに……」

ξ゚听)ξ「ナツメはゴルダックをダルだと偽らせてブーンを騙し討った……狡猾な女ね」
ξ゚听)ξ「その後ブーンはさっきの部屋に連れてこられたけど……正直、ナツメが何をしてたのかは分からないの」
ξ゚听)ξ「ブーンは右肩が壁にもたれかかるように置かれてたからね。右腰に居た私達はナツメの動向が確認できなかったわ」

ξ゚听)ξ「ただ、ナツメはすぐにブーンから離れたみたいだったわ。その後、遠くから微かに音が聞こえた」
ξ゚听)ξ「多分、何かの準備をしてたんだと思う」
(メ^ω^)「準備……?」
ξ゚听)ξ「えぇ……その隙に私は精一杯ボールを揺らしてブーンを起こしたってわけ」
(メ^ω^)「そうだったのかお……」

(メ*^ω^)「電気を使わずに起こしてくれたのはブーンへの配慮からかお?」
ξ゚听)ξ「ホントは電撃で起こす気満々だったんだけどね」
(メ;^ω^)「…………」
ξ゚听)ξ「ただ、こんなところで使うわけにはいかないな、って」
(メ^ω^)「確かにそうだお。無駄使いはできないお」
ξ゚听)ξ「……ま、そうね」

681 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:04:55.23 ID:+5dPo63D0
ξ゚听)ξ「ダルとレンの居場所は分からないままね……」
(メ^ω^)「だお……早く会いたいお……」
ξ゚听)ξ「上手く隠れてくれてるといいんだけど……」

ξ゚听)ξ「とにかく行きましょう。私達が隠れてても仕方ないわ」
(メ^ω^)「行くお! ダルとレン探すお!」
ξ゚听)ξ「それに、シルフで何を開発してるのかも探らなきゃね……」



―シルフカンパニー三階・第八研究室

(*゚ー゚)(……ダメだ、この部屋も何もないな……)


―スー は机の上にあった本を置いた


(*゚ー゚)(どっかの研究室で開発作業を行ってると考えるのが妥当……だけど、見つからないな……)

(*゚ー゚)(やっぱ上の階層かな……?)


ガチャッ


(;゚ー゚)「ッ!!」


―二人の男が部屋に入ってきた!

682 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:07:06.51 ID:+5dPo63D0
(['][,])「あー、疲れたー」
(~´U`~)「この部屋で暫く休ませてもらうか……」


―スー は物陰に隠れている


(;゚ー゚)(アイツらは確か……下級幹部のコーケとフクモ……)


(~´U`~)「ったく、ダリィな……サカキ様なら侵入者なんか一撃なんだから、わざわざ俺達が追わなくても……」
(['][,])「俺もそう思うが、サカキ様は滅多に自分からは動かん人だからな……正直、今回ヤマブキに来たのも意外だったぜ」
(~´U`~)「あぁ、それは俺もだ……だからこそダルイんだけどよ……」
(['][,])「だよな……敵を壊滅させられるミサイルがあるのに、ピストル撃たされてるみたいな感じだ……サカキ様は楽しいんだろうけどよ……」
(~´U`~)「ったく……遊びすぎて新改計画が潰されても知らねぇぞって感じだな」

(['][,])「新改計画といえば……聞いたか?」
(['][,])「最近、七階の大研究室、夜中も電気が点きっぱなしらしいぜ」
(['][,])「こんだけ根詰めてるってことは……いよいよ完成間近なんじゃねぇかな……」
(~´U`~)「……マスターボール、か……」


(;゚ー゚)(ッ!!)

683 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:09:16.90 ID:+5dPo63D0
(['][,])「どんなポケモンも必ず捕まえられるなんて、夢のようだよな……」
(~´U`~)「あぁ……だが、製作に時間がかかりすぎだし、コストも半端ねぇな……」
(['][,])「商品化は無理だろうな。永久に切れない電球は作れるのに作らない、ってのと似たような感じで、マスターボールなんか商品にしちまったら他のボールが売れなくなるからな」
(~´U`~)「あんなのは無いほうがいいさ……生態系が崩れるぜ」
(['][,])「おうおう、顔に似合わぬことを言うねぇ」
(~´U`~)「うるせーバカヤロー」


(~´U`~)「さ、仕事に戻るか……」
(['][,])「あぁ……しぃ様に会いてーなー」
(~´U`~)「おいおい、本物はサカキ様に殺されたっての」
(['][,])「いっそしぃ様に化けてた弟でもいい。俺ファンだったんだよ……」
(~´U`~)「お前そっち系かよ……」


スタスタスタスタ……


―コーケ と フクモ が退出した


(;゚ー゚)「……マスターボールだったのか……」

684 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:11:49.28 ID:+5dPo63D0
(;゚ー゚)(マスターボールについては僕も聞いたことがある……ほぼ間違いなくポケモンを捕まえられる夢のようなボールだ……)
(;゚ー゚)(シルフはポケモン統括協会からモンスターボールの製造を請け負ってる……サカキはそこに眼をつけて、マスターボールを作らせているのか……)

(;゚ー゚)(……でも、何のために?)
(;゚ー゚)(サカキは一体、何を捕まえようとしてるんだ?)



―シルフカンパニー四階・北東

( ^ω^)「慎重に行きつつダルとレンを探すお……」
【ξ゚听)ξ】「私達をすぐに出せるよう身構えときなさいよ」
( ^ω^)「分かったお」

( ^ω^)「まぁでもいきなりドーン! とかない限り大丈夫だお。ブーンもそこまで鈍くないお」
【ξ゚听)ξ】「自覚ないのが一番危険ね」
(;^ω^)「…………」


( ^ω^)「だいじょーぶだおー♪ ブーンだって危険回避くらいできるおー♪」
【†;゚‐゚†】(相変わらず音痴だなぁ……)
【ξ#゚听)ξ】「っていうか敵に居場所を知らせるようなことはやめなさい! なんか最近私のキャラが変になってきるじゃない!」
(;^ω^)「そうかお? 相変わらずブーンは叱られてばっかりだお」
687 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:14:38.32 ID:+5dPo63D0
( ^ω^)「まぁ安心してほしいお。ブーンだって成長してるんだお。迷惑ばっかかけないお」
【〔◇;`゚¬〕フ】「ッ! ブーン! 前だ!」
(;^ω^)「お!?」


ドーン!!


(;´ω`)「イテテテだお……」
(;‘×’)「ぶつかっちまった! 悪いな!」
(;‘×’)「俺急いでるんだ! またな!」


タッタッタッタッ……


(;´ω`)「痛いお……さっきの子供は一体なんだお……」

【ξ;゚听)ξ】「……ねぇ……ブーン……」
( ^ω^)「なんだお?」
【ξ;゚听)ξ】「今まで気付かなかったけど……このベルトって……」
【ξ;゚听)ξ】「……旧型、なの……?」

(;^ω^)「お? 旧型? 何がだお?」


(雑30#゚Д゚)「待てクソガキ! どこに逃げやがっ……」


―雑魚30 が曲がり角から姿を現した
699 :第64話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/17(金) 02:20:24.60 ID:+5dPo63D0
(雑30;゚Д゚)「テメェ、侵入者か!」
(;^ω^)「あわわわ! えっと、誰出せばいいのかお……」


―ブーン は腰に手をやった


(;^ω^)「…………お?」
(;^ω^)「あれ? 今腰にあるのは三つ……のはずだお……?」


【ξ;゚听)ξ】「……さっきぶつかったとき……相手のボールが一個、こっちに移ったみたい……」




第64話 終わり

     〜to be continued




シルフカンパニー四階・東

(*‘×’)「やった! ビンボーそうな奴にぶつかって正解だった!」
(*‘×’)「頑張って守ってくれよー。後は任せたぞー!」
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