62 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:16:49.75 ID:7oqK7c5x0
ブーンのレポート

みつけたかず:47
つかまえたかず:9
おこづかい:40000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【( ´Э`)】 コダック:ダル ♂
LV31 わざ:じこあんじ・なみのり・かなしばり・ねんりき
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV45 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂
LV30 わざ:ひっかく・なみのり・すいとる・すなかけ
状態:ふつう
64 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:18:03.60 ID:7oqK7c5x0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV27 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV32 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:ふつう

【△`◇´▽】 スターミー ♀
LV37 わざ:スピードスター・バブルこうせん・じこさいせい・こうそくスピン
状態:ふつう

【τ/゚◎ ゚/凵z ウツボット ♂
LV41 わざ:はっぱカッター・しびれごな・ようかいえき・つるのムチ
状態:ふつう
66 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:19:09.00 ID:7oqK7c5x0
('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV23 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ふつう

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう

【《●`ー)】 ゲンガー:ナナセ ♂
LV47 わざ:ナイトヘッド・あやしいひかり・のろい・シャドーボール
状態:ふつう
69 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:20:30.83 ID:7oqK7c5x0
(*゚ー゚) スー
保持バッジ:ブルーバッジ・オレンジバッジ・レインボーバッジ・ピンクバッジ

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV16 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂
LV14 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん ♂
LV13 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV14 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】
71 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:22:08.31 ID:7oqK7c5x0
―ヤマブキシティ

彡 ´ー`)「どうした、何故答えん?」
彡 ´ー`)「私も気の長いほうではない……早く答えんと、うっかり攻撃してしまうかも知れん……」
彡 ´ー`)「さぁ、理由を言え」

(; ー )(クッ……一か八か、不意打ちをかけるか……!?)


(; ω )「……実は、一人が負傷してしまったんだお」


(; ー )(ッ! ブーン……!)

(; ω )「あまり大きな怪我じゃないけど、治療しなきゃいけないと思ったから、シルフに連れて行くところだったんだお」


(; ー )(……最悪だ……)

(; ー )(見破ってくださいと言わんばかりの嘘だ……通るわけがない……)


彡 ´ー`)「……クックック……」


(; ー )(ダメだ……もう、勝負するしかない……!)
74 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:24:18.22 ID:7oqK7c5x0
彡 ´ー`)「そうか……それは、すまなかったな」


(; Д )「……?」

(; ー )(……どういう意味だ?)


彡 ´ー`)「怪我人が居るなら、すぐに運んでやれ。つまらんことで部下を失いたくない」
彡 ´ー`)「運び終わったら持ち場に戻れよ」
(* ω )「ありがとうございますだお! 失礼しますだお!」


テクテクテクテク……


―ヤマブキシティ・中心部

(* ω )「まさにブーンのファインプレーだったお!」
(; Д )「信じらんねーぜ……あんなにあっさり信用するなんて……」
( A )「サカキって、意外に甘い人……?」
(; ー )「……いや、サカキはほとんど隙のない人間だ……」
(; ー )(僕達を見逃したのは、気付かなかったからなのか? それとも……)

(* ー )「……何にせよ、一旦の窮境は脱した」
(* ー )「一気にシルフカンパニーまで行こう」
(  Д )「だな」
78 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:26:51.20 ID:7oqK7c5x0
―ヤマブキシティ・北部

彡 ´ー`)「…………」

(◎´∵`◎)「……よろしかったのですか? サカキ様……」
(◎´∵`◎)「あんなにアッサリ信用してしまって……」

彡 ´ー`)「構わんさ……私は最高の決断をした」

彡 ´ー`)「さぁ、シルフカンパニーに行くぞ。奴らより先に入らねばな」
(◎´∵`◎)「……はぁ」


彡 ´ー`)(……さっき喋ったやつは、聞いたことのない声だったな)
彡 ´ー`)(三人で来ると思っていたが……他にも仲間がいたか)
彡 ´ー`)(さて……新たな仲間は、どれほどの実力を持っているやら……)

彡 ´ー`)「……もっともっと、楽しませろ……殺し甲斐のあることをやってみせろ……」
彡 ´ー`)「私の期待を裏切るなよ……クックック……」


―ヤマブキシティ・中心部

(  Д )「……それにしても、お前……」
(* ー )「ん?」
(  Д )「よく、我慢したよな……」
80 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:29:22.27 ID:7oqK7c5x0
(  Д )「正直、俺はお前がなりふり構わずサカキに攻撃するんじゃないかと思ってビクビクしてたんだ」
(  Д )「耐えてくれたから助かったけど、よく堪えられたなぁって……」
(* ー )「……もちろん、憎悪は沸きあがってきたよ」
(* ー )「僕は昔から感情的になることが多かった……正直、僕自身よく我慢できたなって思う」
(* ー )「けど、一時の感情に任せて全てを台無しにできないのは、分かってる。最終的な目標を見失わずに行動しなきゃね……」
(* ー )「ちょっと、大人になったかな」
(  Д )「……あぁ、立派だよ……」

(  Д )「……何が何でも、シルフでの計画を潰さなきゃな……」


(* ー )「……よし、到着」


―ヤマブキシティ・シルフカンパニー前

(* ー )「ここからはバラけたほうがいいね」
(* ー )「どうせまともに戦っても物量で圧倒されちゃうから、固まって行動するメリットはない……」
(* ー )「四方向にそれぞれ入り口がある。バラバラに入ろう」
(  Д )「あぁ。俺は西口から入る」
(* ー )「僕は北から」
( A )「じゃあ、東から……」
(  ω )「残り物に福アリだお。南から入るお!」
【ξ゚听)ξ】「こっちは北だから一番遠いって理由でみんな避けたんだろうけど」
(; ω )「……なるほどだお」
82 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:31:29.73 ID:7oqK7c5x0
(* ー )「入り口にどんなセキュリティがあるかは分からない……いざとなったら物理的に破壊して侵入しないとね」
(  Д )「あんまり話してるとまた怪しまれるな……とにかく行くぜ」


(  ω )「みんな! 絶対勝つお!」
(  Д )「ったりめぇだ!」
( A )「が、頑張る」
(* ー )「行こう!」


―四人 がそれぞれの入り口に向かった


―シルフカンパニー・一階

彡 ´ー`)「ん? 何故こんなに薄暗い?」
(◎´∵`◎)「サカキ様、入り口のセキュリティが作動していません!」
彡 ´ー`)「なんだと……? どういうことだ?」
(◎´∵`◎)「分かりません。今原因を究明させていますが……」
彡 ´ー`)「従業員専用口からだと、気付かなかったな……電気が通っていないのか……?」

彡 ´ー`)「しかし、セキュリティが作動しない、ということは……扉はどうやっても開かんということか?」
(◎´∵`◎)「内側から開くことはできますが、外からは扉を破壊しない限りは……」
彡 ´ー`)「その破壊も難しいだろう……ここの扉はかなり頑丈だからな……」

彡 ´ー`)「……しかし、入れないのでは困る……」

83 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:33:51.17 ID:7oqK7c5x0
彡 ´ー`)「扉を内側から開けるよう命令しろ。四つの入り口全てだ」
(◎´∵`◎)「よろしいのですか?」
彡 ´ー`)「いいさ」

彡 ´ー`)「……仕掛けを作るからな」


―シルフカンパニー・北口

(* ー )(……ん?)

(* ー )(扉が……開けっぱなしになってる?)


(* ー )(……これは、判断が難しいな……)


(* ー )(もしさっき、サカキが僕達に"気付いていながら"見逃したのだとしたら……開いてるからといって、素直に通るのは危険だ……)
(* ー )(だけど、入らないことにはどうしようもないのも事実……どうする?)

(* ー )(……他に道があるとも思えない……行くしかない……!)


ダッ!!


―スー は 入り口に駆け込んだ!
85 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:35:48.89 ID:7oqK7c5x0
シュッ!!


(; ー )「ッ!?」


ベシャッ!!


(; ー )「これはっ……!?」


―スー はペイント弾を浴びた!


(; ー )(しまった……! 扮装を解かせる作戦か……!)


―シルフカンパニー西口(スーと同じく警戒しながら入ったプギャー側)

(; Д )「クソッ……! こんなペイントがついてちゃ、侵入者であることを知らせるみたいなもんだ……!」
(; Д )「とにかく、どっかに隠れて服を脱がないと……」


―シルフカンパニー東口(セニに背中を押されビビりながら入ったドクオ側)

(; A )「うえぇぇー……何これ……」
(; A )「あぁ、モンスターボールまで変な色に……」

【《●`ー)】(……?)
88 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:37:59.25 ID:7oqK7c5x0
―シルフカンパニー南口(何の疑いもなく入ったブーン側)

(* ω )「ペインティングモデルだお。値打ちがつくお」
【ξ;゚听)ξ】「何バカなこと言ってんのよ! そんな服のままでいたら侵入したことがバレバレじゃない!」
(; ω )「それは困るお! 脱ぐお!」


ズポッ!!


(*^ω^)「脱いだお! これでバレないお!」
【ξ#゚听)ξ】「顔が丸見えじゃない!」
(;^ω^)「あっ、そういえばブーンの顔も知られてたんだお! とりあえずどっかに隠れるお!」


物陰|彡 ササッ


【ξ゚听)ξ】「……でも、少し変ね」
( ^ω^)「?」
【ξ゚听)ξ】「だって、ペイント弾をぶつけられたってことは、その気になれば実弾だってぶつけられたってことでしょ?」
【ξ゚听)ξ】「死んでておかしくなかった……なのに、それをしなかった……」
【ξ゚听)ξ】「……何か、狙いがあった……?」
91 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:40:14.73 ID:7oqK7c5x0
―シルフカンパニー七階・特別室

(◎´∵`◎)「御報告します。現在ヤマブキシティ全体が停電中。どうやら発電所側のコンピューターにトラブルがあったようです」
(◎´∵`◎)「復旧にかかる時間は分からず、早くとも明日以降になるそうです」
彡 ´ー`)「……奴らの仕業か?」
(◎´∵`◎)「いえ、単にコンピューターの不調だそうです」


(◎´∵`◎)「シルフ内も電気は不通ですが……自家発電が作動しています」
(◎´∵`◎)「現在、電気はエレベーターと、ワープスイッチ……」

(◎´∵`◎)「そしてもちろん、この7階に流れています」

彡 ´ー`)「……ちゃんと分かってるじゃないか……」
彡 ´ー`)「大研究室がある7階に電気が流れんようでは、シルフそのものの価値がなくなると言っても過言ではないからな……」
彡 ´ー`)「あとは、移動を円滑にするためのエレベーターとワープスイッチか……それでいい」
(◎´∵`◎)「エレベーターは下りのみで、上には行けません。また7階に通ずるワープスイッチも一つであるため、奴らがいきなり7階に来る心配はありません」
彡 ´ー`)「なるほど。悪くない」


(◎´∵`◎)「しかし、セキュリティ類や監視カメラは一切作動しておりません」
(◎´∵`◎)「これでは侵入者の居所も掴みにくく……」
彡 ´ー`)「構わんさ。そのほうが、楽しめる」
(◎´∵`◎)「ですが……」
彡 ´ー`)「ククク……私が居るのだぞ。何を不安に思う」
(◎´∵`◎)「……いえ……」

92 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:42:34.65 ID:7oqK7c5x0
(◎´∵`◎)「……入り口でペイント弾をぶつけたのは良い策だったと思うのですが、しかし……」
(◎´∵`◎)「せっかく自動発射の仕掛けをセットしたのですから、そのまま殺してしまえば良かったのでは?」
彡 ´ー`)「まぁ、そう逸らんでも良かろう」

彡 ´ー`)「……こんなところで死なれては困るのさ……せっかく、ヤマブキまで来たんだ……」
彡 ´ー`)「絶望に満ちた死顔も見ずに去ることはできん」

彡 ´ー`)「ただし、団員には殺すことを躊躇させるなよ。手駒を無駄に失いたくはない」
彡 ´ー`)「上に来るまでに殺されるようなら、所詮それまでということだな……」

彡 ´ー`)「私を楽しませるに値するかどうか、もうテストは始まっているさ」


―シルフカンパニー一階・南

( ^ω^)「? ツン、何でゴソゴソしてるんだお?」
【ξ゚听)ξ】「ちょっとね……」


―ツン はボールの中でゴソゴソしている


【ξ゚听)ξ】「……なるほどね」
( ^ω^)「?」
95 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:45:12.06 ID:7oqK7c5x0
【ξ゚听)ξ】「確信は持てないけど……サカキの狙いが分かったわ」

( ^ω^)「マジかお?」
【ξ゚听)ξ】「多分ね。さすがに、周到だわ」
【† ゚‐゚†】「……?」
【ξ゚听)ξ】「でも……」


―シルフカンパニー七階・特別室

(◎´∵`◎)「テスト……ですか?」
彡 ´ー`)「あぁ」

彡 ´ー`)「私は奴らを"罠"にかけた」

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【ξ゚听)ξ】「サカキは私達を罠にかけたつもりかも知れないけど……私達はそれを破ってることに気付いてない」

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彡 ´ー`)「アイツらは気付いてないかも知れんが、罠にはしっかりかかっているさ……」

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【ξ゚听)ξ】「もし罠にかけたつもりなら、お笑いね。見縊りすぎよ」

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彡 ´ー`)「もし罠にかかってないつもりなら、これは笑える……私を見縊っているのだろう」
104 :第58話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/11(土) 23:48:07.95 ID:7oqK7c5x0
彡 ´ー`)「全く、楽しみで仕方ない……これから奴らがどんな行動をしてくれるのか……」

彡 ´ー`)「……クックック……」




第58話 終わり

     〜to be continued




―グレンタウン

(´・ω・`)(……帰ってこないな……)
(´・ω・`)(ダメだったのか……? カツラ……)
(´・ω・`)(……殺されたのか……?)

(´・ω・`)「……一度、トキワに戻らんとな……」
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