173 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 00:54:26.79 ID:wwe1kIqZ0
ブーンのレポート

みつけたかず:45
つかまえたかず:9
おこづかい:40000えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ・クリムゾンバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【( ´Э`)】 コダック:ダル ♂
LV31 わざ:じこあんじ・なみのり・かなしばり・ねんりき
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV45 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう

【ヽ〈┓` 八〉┓】 カブトプス:レン ♂
LV30 わざ:ひっかく・なみのり・すいとる・すなかけ
状態:ふつう
175 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 00:55:42.91 ID:wwe1kIqZ0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ・レインボーバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV27 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV32 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:ふつう


('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV23 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ふつう

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう
180 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 00:57:27.70 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚) スー

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV16 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん ♂
LV13 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV14 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】

181 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 00:58:47.33 ID:wwe1kIqZ0
〜・〜・〜・〜・〜・〜回想〜・〜・〜・〜・〜・〜

―三ヶ月前

―夜

―マサラタウン・オーキドの研究所二階

(*゚ー゚)(ポケモン図鑑は……どこにあるのかな……)


コソコソコソコソ……


(*゚ー゚)(オーキドは寝てるだろうけど、静かにしなきゃな……あれだけ著名な科学者だし、どんな警戒をしてるか分からない……)

(*゚ー゚)(……この部屋は、なんだろ?)


ガチャッ
184 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:00:49.31 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚)(……資料室、かな……)
(*゚ー゚)(本しかないな……ハズレか……)


ガチャッ バタン

テクテクテクテク……


(*゚ー゚)(一階かな……?)


―スー は階段を下った


―オーキドの研究所・一階

(*゚ー゚)(……ん?)


テクテクテクテク……


―スー は大きな機械の前に立った


(*゚ー゚)(……Time Capsule……)
188 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:03:16.00 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚)(大層な名前だけど……これは、化石復元装置か……グレンで見たことあるな……)
(*゚ー゚)(でも、化石の復元までやってるなんて……さすがに、オーキドか……)


テクテクテクテク……


(*゚ー゚)(さて、この部屋は……?)


ガチャッ


(*゚ー゚)(……ここは、ポケモンの保管部屋か……)
(*゚ー゚)(いっぱいボールがあるけど……中身が、ない?)
(*゚ー゚)(……ラベルだけ貼ってあるな……中身は多分、人に譲ったりしたのかな……)
(*゚ー゚)(オーキドは初心者トレーナーに優しいって聞くし……)

(*゚ー゚)(しかし、この部屋ならポケモン図鑑がある可能性が高い……)
(*゚ー゚)(よし、探すか)


ゴソゴソ……
ゴソゴソ……
190 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:05:48.53 ID:wwe1kIqZ0
(;゚ー゚)(うっ……一つ動かすだけで全てが動きそうなくらい、物が積み重なってる……)
(*゚ー゚)(慎重に探さなきゃ……)

(*゚ー゚)(……ん?)


( o∂ー∂o) Zzz...


(;゚ー゚)(ッ! フシギダネが、ボールから出て眠ってる……!)


ガタッ


―後ろに引いた弾みで、スー は物の積み重なりにぶつかってしまった


(;゚ー゚)(ヤバッ!)


グラッ……

ズシャァァァーン!!


( o∂ー∂o)「……ん……?」
193 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:07:54.05 ID:wwe1kIqZ0
(;o∂ー∂o)「ッ!? アンタ、一体……!」
(;゚ー゚)「クッ!」


ガシッ!!


―スー は フシギダネ を後ろから押さえ込んで口を塞いだ!


(;o∂ー∂o)「ングッ……」
(;゚ー゚)「大人しくしてね……僕はこんなところで捕まるわけにはいかない……」
(;o∂ー∂o)「ンンンーッ!!」


ジタバタジタバタッ!!


(;゚ー゚)「クッ……!」


―スー は フシギダネ を抱え込んで口を押さえた!


(;o∂ー∂o)「ンンンーッ……ンーッ……」

(;o∂ー∂o)「…………」

(;゚ー゚)「ハァ、ハァ……やっと大人しくなってくれたか……」
196 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:09:49.41 ID:wwe1kIqZ0
(;゚ー゚)(……待てよ? 確か、フシギダネは背負ってる種から、粉を出せる……)
(;゚ー゚)(ヤバッ! 大人しくなったのはそういうことか!)


バッ!!


―スー は フシギダネ から離れた!


(;゚ー゚)「クッ……!」

(;o∂ー∂o)「……ちょっと、待って……」

(;゚ー゚)「え?」


(;o∂ー∂o)「……スー、ちゃん?」


(;゚ー゚)「ッ!? なんで、僕の名前を……!?」
(;゚ー゚)「一体……!?」

(;o∂ー∂o)「……やっぱ、そっか……」
( o∂ー∂o)「……こういう風に会うのは、初めてだね……」

(;゚ー゚)「何を、言ってるの……? 君は、誰なの……?」
199 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:12:05.63 ID:wwe1kIqZ0
( o∂ー∂o)「うん……分からなくても、無理ないよね……」

( o∂ー∂o)「だけど、僕は分かるよ……スーちゃんの手の、温かさ……すごく、懐かしかった……」


( o∂ー∂o)「覚えてる……? 僕、スーちゃんに温めてもらった卵の、フシギダネだよ……」
(;゚−゚)「ッ!!」

(;゚−゚)「三年前の……あの時の……卵……?」


(;゚−゚)「……ホン……トに……?」

( o∂ー∂o)「うん」

( ;−;)「……無事……だったんだ……」

( ;−;)「良かった……! ホントに、良かった……! ちゃんと孵ってくれたんだ……!」
( o∂ー∂o)「うん……僕は元気にしてたよ……」
( ;−;)「三年前はホントにゴメンね……ゴメンね……」
( o∂ー∂o)「気にしちゃダメだよ……僕も卵の中だったから、あまり覚えてないけど……スーちゃんのせいじゃなかったし……」
( ;−;)「でも、でも……あの時、僕がしっかり抱えていれば……」
( o∂ー∂o)「僕は運良く、あのあとすぐ孵化することができて……そして数日後、偶然にもオーキド博士に拾ってもらえた……」
( o∂ー∂o)「ホントにラッキーの連続で、なんとか助かったんだよ……」

( っ−;)「うん……ホントに、良かった……」
203 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:14:26.40 ID:wwe1kIqZ0
( o∂ー∂o)「ねぇ……スーちゃんは、なんでこの研究所に忍び込んだの?」
( o∂ー∂o)「あと……僕のお母さんは、どこに居るの? また、会えるよね?」

(;゚ー゚)「…………」

( o∂ー∂o)「……スーちゃん?」


(;゚ー゚)「……ゴメンね……せっかく会えたのに……こんなこと、話したくないんだけど……」

(;゚ー゚)「お母さんは……フシギバナは……三年前、ロケット団のボス、サカキに殺された……」
(;o∂ー∂o)「ッ!?」
(;゚ー゚)「僕の姉さんが、サカキに挑んだとき……ツインズにやられたって聞いてる……」

(;゚ー゚)「そして……僕は今、ロケット団で働いてる」

(;o∂ー∂o)「ッ!? ホントに!?」
(;゚ー゚)「うん……ゴメンね……」


(#o∂ー∂o)「……それがホントなら……僕は、スーちゃんを許さないよ……」
205 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:16:29.98 ID:wwe1kIqZ0
(;゚ー゚)「でも、違うんだ! ロケット団に入ったのはホントだけど、ロケット団のために働いてるわけじゃない!」
(*゚ー゚)「……全ては、姉さんのためだ」

( o∂ー∂o)「……?」

(*゚ー゚)「僕の姉さん……フシギバナのトレーナーは、三年前、フシギバナが殺されたとき……スリーパーにゆめくいを喰らって、精神に大きなダメージを受けた……」
(*゚ー゚)「今もほとんど動けない状態が続いてる……僕は、それを治す方法をロケット団で探ってる」
(*゚ー゚)「同時に……ロケット団潰しも目論んでる」

(*゚ー゚)「いずれ、ロケット団を潰すため……そのために、僕はロケット団に潜入してるんだ」
(*゚ー゚)「だけど、指令を与えられて、いくつかの罪を犯してるのも事実……フシギバナを殺したロケット団のためになるようなことをしてるなんて、許してはもらえないと思うけど……」
(*゚ー゚)「……それでも、やらなきゃいけない……ロケット団だけは、必ず潰さなきゃいけない……!」

( o∂ー∂o)「…………」

( o∂ー∂o)「そっか……ゴメンね、怒ったりして……」

(*゚ー゚)「ううん……仕方ないことだし……僕も、自分を正当化しようとは思ってないよ……」


(*゚ー゚)「……だけど、やっぱ指令は遂行しなきゃいけないんだ……」
(*゚ー゚)「指令を完遂しつづけて、サカキの信頼を得なきゃ……ロケット団を潰すには、まずサカキを潰す必要がある……」
(*゚ー゚)「そのためには、サカキに近づかなきゃ……仕方ない、って言ったらおかしいけど、割り切って指令をこなしてるよ……」

( o∂ー∂o)「……うん……」


( o∂ー∂o)「……ねぇ、スーちゃん」
(*゚ー゚)「ん……?」

206 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:18:44.83 ID:wwe1kIqZ0
( o∂ー∂o)「……僕を、一緒に連れてってくれないかな?」
(*゚ー゚)「えっ……?」

( o∂ー∂o)「僕も、お母さんの仇、討ちたい……ロケット団、倒したい……」
( o∂ー∂o)「それに……憎む相手であるロケット団のために働くなんて、辛いこと……スーちゃんだけに、させられないよ……」
( o∂ー∂o)「僕も一緒に、背負うから……辛いこと、半分コしよ……?」

(*゚ー゚)「……ホントに、いいの……? 絶対、イヤになるよ……?」
( o∂ー∂o)「今、覚悟したよ。女の信念は揺らがない!」
(*゚ー゚)「……あはは。うん、強いね……」

(*゚ー゚)「……じゃあ、一緒に行こう! 僕と一緒に、ロケット団倒そう!」
(*o∂ー∂o)「うん!」


―フシギダネ が仲間になりました!


(*゚ー゚)「今日はポケモン図鑑を盗みに来たんだ……目的は分かんないけど、サカキはポケモン図鑑を欲しがってる……」
(*゚ー゚)「フシちゃん、ポケモン図鑑がどこにあるか、分かる?」

( o∂ー∂o)「ポケモン図鑑は、確か……博士の部屋かな?」
(*゚ー゚)「……一番厄介なトコだね……」

(*゚ー゚)「静かに忍び込めば、大丈夫かな……?」


ガタッ
209 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:20:44.01 ID:wwe1kIqZ0
(;o∂ー∂o)「ッ! 上から、物音……!」
(*゚ー゚)「?」
(;o∂ー∂o)「ココの真上が博士の部屋だよ! 多分、博士が起きたんだ!」
(;゚ー゚)「ッ!」

(;゚ー゚)「……仕方ない……今日は逃げるよ」
( o∂ー∂o)「うん……でも……」
(*゚ー゚)「?」
( o∂ー∂o)「……博士に、お別れが言いたい……」

(*゚−゚)「……気持ちは、分かるけど……ダメだよ……」

(;o∂ー∂o)「でも……博士には、命を助けてもらったし……」
(*゚−゚)「ゴメンね……でも、分かって……事情は、説明できないんだよ……」
(*゚−゚)「博士はきっと僕を捕まえようとするし……説明して分かってもらえるとは限らないし……」
(*゚−゚)「今は……このまま逃げるしかないんだ……」

( o∂−∂o)「……うん、分かった……ワガママ言って、ゴメンね……」
(*゚ー゚)「ううん。こっちこそ、辛いこと言ってゴメンね」

(*゚ー゚)「行こう!」
( o∂ー∂o)「うん!」


タッタッタッタッ……


―スー と フシちゃん はオーキドの研究所から立ち去った
211 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:22:51.53 ID:wwe1kIqZ0
(*゚−゚)「……できればもう、この町には来たくないね……」
( o∂−∂o)「……うん……辛い思いしか、できそうにない……」
(*゚−゚)「……なんとか、指令を逃れられたらいいけど……失敗しちゃったしな……無理かな……」
( o∂−∂o)「でも……今度日を改めて、オーキド博士に全てを説明する、っていうのはどう……?」
(*゚−゚)「……それは、ダメ」
(*゚−゚)「僕がロケット団に反意を抱きながら行動してるってことは、ごく一部の人しか知らない……」
(*゚−゚)「親交が深いわけでもないのに話すのは、危険だよ……いくらオーキド博士とはいえ……」
( o∂−∂o)「そっか……それもそうだね……」

(*゚−゚)「ゴメンね……でも、ロケット団を倒せば全てが解決する」
(*゚ー゚)「頑張ろう! そのためなら、少しくらいの辛いことも跳ね除けられるよ!」
( o∂ー∂o)「……うん! 頑張ろう!」


タッタッタッタッ……


―オーキドの研究所二階・オーキドの部屋


(*〇ε〇) Zzz...


―ヘビメタのCDの山が崩れている


(*〇ε〇)「うーん……ジェイミー……キャシー……ううーん……」


〜・〜・〜・〜・〜・〜回想〜・〜・〜・〜・〜・〜
213 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:25:14.96 ID:wwe1kIqZ0
―シオンタウン・町外れの丘

(*゚−゚)「三年前……姉さんがサカキに挑みに行った日、突然タマムシの僕たちの家が襲われた」
(*゚−゚)「その時、僕は必死にシオンタウンまで逃げて……ゴメンね……あの時、フシちゃんのこと、忘れてたんだ……」
( o∂ー∂o)「……仕方ないって……いきなりロケット団が襲ってきたんだもん……混乱して当然だよ……」

(*゚−゚)「でもあの日、フシギバナと約束したんだ……この卵は僕が守る、って……」
(*゚−゚)「だからずっと抱えてたのに……家が揺れた瞬間、もうワケが分かんなくなっちゃった……」

( o∂ー∂o)「……全部、ロケット団のせいだよ……」
( o∂ー∂o)「だってあの日、しぃさんが負けて……カツラさんがしぃさんを抱えて逃亡したとき、サカキは先手打って家を襲ったんでしょ?」
( o∂ー∂o)「感心するほどの周到さだけど……そこまでするサカキは、やっぱ許せないよ……」
(*゚−゚)「うん……」

(*゚−゚)「サカキは、僕たちの色んなものを奪って、引き裂いた……」

(*゚−゚)「姉さんも最後、ロケット団を悪の方に向けたまま逝くのが心残りだ、って言ってた……ロケット団を倒す、っていうのは、フシちゃんの目標でもある……」


(*゚−゚)「……やっぱり、僕はロケット団に立ち向かわなきゃいけないんだと思う」
( o∂ー∂o)「……うん!」

(*゚ー゚)「そうだよね……姉さんのためを思うなら、尚更ロケット団を倒さなきゃ」
(*゚ー゚)「そのためにずっと動いてきたんだ……今更、歩みを止めてなんかいられない!」

(*゚ー゚)「やろう! フシちゃん! 一緒にロケット団倒そう!」
(*o∂ー∂o)「うん!」


(*゚ー゚)「……そのためにはやっぱり……リドーの力が、不可欠かな」
216 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:27:15.44 ID:wwe1kIqZ0
―シオンタウン・ポケモンタワー6階

(※(;・-・)「ドクオと、一緒に……?」
(※(;・-・)「な、何のために?」

《●`ー)「何のためにって言われると、ちょっと困るガ……」
《●`ー)「端的に言うなら……ついていきたいから、かナ?」

(※(;・-・)「……理由になってないよ」

《●`ー)「だから、特に理由はねぇんだヨ。興味があるだけなんダ。駄目カ?」
(※(;・-・)「ダメじゃないけど……」
《●`ー)「それに、お前らロケット団と戦うんだロ?」
《●`ー)「ロケット団がココのゴーストポケモンを大量に連れてったって話、覚えてるよナ? もしかしたら、俺が役に立つかも知れねぇゼ?」
《●`ー)「……ま、何の根拠もないけどナ」

(※(;・-・)「……まぁ、そうかも知れないけど……」

《●`ー)「オイオイ……拒むのは個人的な理由カ? だったら直接ドクオに訊いてくれヨ」
《●`ー)「不都合があるわけじゃねぇんだロ?」
(※( ・-・)「……別に、僕もイヤなわけじゃないよ」

(※( ・-・)「ドクオはポケモンにも嫌われてるから、ついていきたいなんて物好きは凄く貴重だし……」
《●;`ー)「オイオイ……物好きってカ」
(※( ・-・)「あとはドクオが『うん』と言えば、何も問題はないと思う……」
(※( ・-・)「ただ……ドクオはあまりいい思い出はないと思うから……もしかしたら、っていうのがあって……」
《●`ー)「……ま、それは俺の自業自得だナ……」


テクテクテクテク……
218 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:29:25.51 ID:wwe1kIqZ0
('A`)「あ、セニ。居た居た……」

(※( ・-・)「ドクオ、来たの?」
('A`)「うん……迎えに来たよ」
(※(*・-・)(こういう優しいところ、あるよね……ちょっとだけだけど)

(;'A`)「……ん? ゲ、ゲンガー?」

《●`ー)「久しぶりだナ」
《●`ー)「今日はちょっと頼みごとがあるんだヨ。聞いてくれ、ナ?」

(;'A`)「……?」


〜頼み中〜


《●`ー)「というわけで、頼むヨ」
(※( ・-・)「ドクオ……どうする?」

('A`)「どうする、って……」
223 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:31:19.40 ID:wwe1kIqZ0
('A`)「……僕が拒む理由はないし、いいと思うけど」


(※(;・-・)「え?」
《●`ー)「ヨシ、決まりだナ」

《●`ー)「よろしく頼むゼ、マスター」


―ゲンガー が仲間になりました!


(※(;・-・)「な、なんでそんなにアッサリなの?」
(※(;・-・)「少しくらい嫌な思い出が過ぎったりとか、なかったの?」

('A`)「イヤな思い出……? そんなのあったっけ……?」

(※(;・-・)「え……?」

ヾ(¬`・∧)¬「セニ殿、前回ここに来たときをよく思い出してくだされ」
ヾ(¬`・∧)¬「ゲンガーが姿を現した頃、殿は気を失っておりました」

(※(;・-・)「……あっ……!」

ヾ(¬`・∧)¬「彼奴の力は、きっと殿のお役に立つことでしょう」
ヾ(¬`・∧)¬「少々おかしな奴ですが、実力は確かと見ています」
('A`)「うん……これからロケット団と戦うことになるし、少しでも戦力が上がるのはいいことだよね」
ヾ(¬`・∧)¬「で、あります」
230 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:34:48.27 ID:wwe1kIqZ0
('A`)「じゃあ、戻ろっか」


テクテクテクテク……


(※(;・-・)(……杞憂もいいとこだったなぁ……)


―翌日

―シオンタウン・ポケモンセンター

(*゚ー゚)「というわけで、よろしく」

( ^ω^)「よろしくだお!」
( ^Д^)「貴重な戦力が加わったな」
(*'A`)「フヒッ フヒヒヒッ!!」
(;^Д^)(ドクオ……)

(;^ω^)(そういえば、まだドクオはスーが男だってこと知らないお……)
(;^Д^)(あぁ……言うべきなのかな……)

ξ゚听)ξ「アンタが居れば、情報については何も問題ないわね」
(*゚ー゚)「……まぁね」
(*゚ー゚)「何もかも計算づくっていう、その打算的な態度はちょっと気に喰わないけどね」
ξ゚听)ξ「別に? アンタは計算してなかったしね」
(*゚ー゚)「そういう意地張るのやめたら?」
ξ゚听)ξ「どっちがよ」

231 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:37:11.18 ID:wwe1kIqZ0
(;^ω^)(また仲悪くなってるお……)
【†;゚‐゚†】(大丈夫でしょうか……)

( ^Д^)「おいおい、ケンカすんなって。一致団結しなきゃロケット団に勝てねーぞ?」

(*゚ー゚)「……まぁ、いいけど。今は引き下がってあげる」
ξ゚听)ξ「アタシが引き下がるのよ。アンタは下らない意地張ってればいいじゃない」
(*゚ー゚)「そういうのを意地っていうんじゃないの?」
(;^Д^)「やめろってのに! 全く……」

( ^Д^)「とにかく話進めよーぜ。タマムシゲームコーナーの地下に乗り込むのは得策じゃない、だから違う手を探さなきゃいけない、ってことなんだが……」
( ^Д^)「俺が昨日聞いた話によると、最近ますますヤマブキにロケット団員が増えたらしいな」

(*゚ー゚)「……ヤマブキ、か」

(*゚ー゚)「確かに、本部に行くのは危険だし……サカキに近づくのも、まず無理」
(*゚ー゚)「となると、次に有効なのは……ヤマブキのシルフカンパニーかな」

ξ゚听)ξ「シルフカンパニーっていうと、ポケモン関連の製品を多く作り出してる会社ね」
(*゚ー゚)「あそこももう、ロケット団のモノだよ」
(*゚ー゚)「今"新改計画"も一部あそこで進められてるらしいし……」

ξ゚听)ξ「……何よ、"新改計画"って」

232 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:39:25.88 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚)「……ロケット団が長年進めてきた計画だよ」
(*゚ー゚)「詳しいことは知らない……僕は参加してなかったから」
(*゚ー゚)「知ってるのは……"新改計画"には有能な科学者が必要ってことと……」

(*゚ー゚)「それが完成すれば、ロケット団は敵なしになるくらい、危険な計画ってことかな」

(;^ω^)「……ヤバイ感じだお?」

(*゚ー゚)「かなりね……ただでさえ強力なロケット団なのに……」


(*゚ー゚)「でも逆に言えば、新改計画を潰せばこっちにも勝機が出てくる」
(*゚ー゚)「つまり……シルフカンパニーに乗り込んで、新改計画の一部を破壊する」
(*゚ー゚)「シルフで計画の何が行われているのかは分からない……だけど、会社を乗っ取ったってことは……きっと、何かを開発してるんだと思う」
ξ゚听)ξ「物理的に破壊が可能ってことね」
(*゚ー゚)「そういうこと」

(*゚ー゚)「シルフでの目的を潰せば、新改計画も大きく揺らぐ。それは間違いないよ」


(*゚ー゚)「……ただ、問題がいくつかある」

233 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:41:47.00 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚)「まず、ヤマブキシティは今入るのもキツイ状態。四つの関所は勿論、空まで監視されてる」
(*゚ー゚)「僕の元部下も中には居ると思うけど……僕に従う可能性は限りなく低い」

(*゚ー゚)「仮に街に入れても、今度はシルフカンパニーに行くまでが一苦労。僕たちは全員ロケット団にマークされてるからね。シルフ入り口まで誰にも気付かれず行けるとは思えない」

(*゚ー゚)「そして……シルフにはロケット団員が山ほど居る」
(*゚ー゚)「セキュリティも万全……入った瞬間、殺されても、何ら不思議はない……」

(*゚ー゚)「……それに……サカキは、僕たちの考えを読んでる」

ξ゚听)ξ「……警戒・迎撃体勢がとられる……」
(*゚ー゚)「うん……間違いない」
(*゚ー゚)「ビルに入っても、今度は"何を壊すのか"を探りながら進まなきゃいけない。誰にも気付かれずに」

(;^ω^)「…………」

(*゚ー゚)「……これだけの困難を全て打ち破らなきゃいけない……ハッキリ言って、タマムシのアジトに乗り込むのと同じくらいキツイと思う」
(*゚ー゚)「まぁ、アジトに乗り込むよりはまだ可能性があると思うけどね……」

ξ゚听)ξ「……困ったわね」

234 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:43:31.84 ID:wwe1kIqZ0
(*゚ー゚)「全くだよ……ロケット団はホントに強大……隙がほとんどないもん……」
(*゚ー゚)「……みんな、それでもロケット団に立ち向かおうっていうの?」

( ^Д^)「……ったりめーだろ!」
( ^ω^)「ロケット団は絶対許せないお!」
(*'A`)「僕は君についていくだけフヒヒヒヒ!!」

ξ゚听)ξ「……ま、みんな意志は固いわよ」
ξ゚听)ξ「あとは、手段だけ」

(*゚ー゚)「それが一番問題なんだけどね……」

( ^Д^)「……いや、待てよ?」


( ^Д^)「……もしかしたら……シルフカンパニーに乗り込めるかも知れねぇ!」


(*゚ー゚)「ッ!?」
236 :第55話 ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:45:39.58 ID:wwe1kIqZ0
(;^Д^)「……ただ、ちょっと時間と手間がかかるな……確実とは言えないし、危険性まである……」

ξ゚听)ξ「どんな作戦なのよ?」

( ^Д^)「……ちょっと待っててくれ。今からカスミさんに連絡してくる」

ξ゚听)ξ「ハァ……?」
(*゚ー゚)「……?」




第55話 終わり

     〜to be continued




('A`)「ゲンガーの名前は……ナナセにしよっと」
【(※(;・-・)】「随分可愛らしい名前だね……」
(*'A`)「僕の好きな原画家の名前だよ。フヒヒヒヒヒ」
【(※(;・-・)】(……なんだかなぁ)
241 : ◆azwd/t2EpE :2006/02/06(月) 01:47:46.67 ID:wwe1kIqZ0
第55話は以上です、深夜にお付き合いいただきありがとうございました!

>>217
今のところ、スーがリドーと呼ぶ場合はズトのことです

第56話は7日の夜頃になると思います
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