44 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:10:03.39 ID:vhYMmPhP0
ブーンのレポート

みつけたかず:42
つかまえたかず:8
おこずかい:0えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【( ´Э`)】 コダック:ダル ♂
LV16 わざ:ひっかく・なみのり・かなしばり・ねんりき
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV44 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう
49 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:10:56.76 ID:vhYMmPhP0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV24 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV19 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV31 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:ふつう


('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV23 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ふつう

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう
52 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:12:04.40 ID:vhYMmPhP0
(*゚ー゚) スー

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV16 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【彡 ・з・ミ】 ルージュラ:ルーさん ♀
LV?? わざ:??・??・??・??
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん ♂
LV13 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV14 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】

53 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:13:26.68 ID:vhYMmPhP0
―グレンタウンジム・屋外闘技場

( ・∀・)「ギャロップ! とっしんだ!」
( ^ω^)「ラル! メガトンパンチで迎撃だお!」


―ギャロップ の とっしん!

―ガルーラ の メガトンパンチ!


ドガッ!!


〔◇メ;`゚¬〕フ「……ぐっ……」
ξ√メメ;・∪・)「…………」


( ・∀・)「互いにダメージを負った、か……」

( ・∀・)「ふぅ……中々決定打に欠けそうだな。さて、どう攻めるか……」


(´・ω・`)(……なるほど、カツラ……相変わらず、頭がキレるな)
(´・ω・`)(長引かせれば長引かせるほど有利、と考えたか……本当は、最後の一撃まで全て決めてあるだろうに……)

(´・ω・`)(……カツラの勝ちがもう見えたぞ、ブーン。どうするんだ?)
55 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:14:38.75 ID:vhYMmPhP0
〔◇メ`゚¬〕フ「ブーン、叩くならギャロップだ。いくらかダメージを負っている」
(;^ω^)「けど、動きが速いお……躱されたら終わりだお……」

(*^ω^)「! ピコーン!」

( ^ω^)「そうだお! ダルの"かなしばり"があったお! それで動きを止められるお!」


ξ゚听)ξ「……ブーンにしては、まともな意見ね」
†;゚‐゚†「……残念だけど、同意です……」


( ^ω^)「ダル、やれるかお?」
( ´Э`)「……やって……みる……」

〔◇メ`゚¬〕フ「ダル、私がギャロップを抑える。その後合図として、右足を少し後ろにズラす。そしたら"かなしばり"を撃ってくれ。私はギャロップの体勢を崩して離れる」
( ´Э`)「……うん……」


ξ゚听)ξ(……ホント、物分かりがいいわね、ラル……引っ張ってあげて、っていう言葉を、もう実践してる……)
ξ#゚听)ξ(……だったら名前くらいすぐ覚えてほしいんだけど)


( ・∀・)「作戦会議は終わったかい? それじゃ、行かせてもらおうか」
( ・∀・)「ギャロップ、とっしん!」

56 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:16:36.00 ID:vhYMmPhP0
―ギャロップ の とっしん!


〔◇メ`゚¬〕フ「フンッ!!」


ガシッ!!


―ガルーラ は ギャロップ の首元を掴んで抑えた!


ズッ……


―ガルーラ は右足を後ろに下げた!


(#´Э`)「だうー!!」


―コダック の かなしばり!


〔◇メ;`゚¬〕フ「……?」

57 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:17:27.68 ID:vhYMmPhP0
―しかし コダック は かなしばり を出せない!


( ・∀・)「うん……? どうしたんだ?」
( ・∀・)「何もしないなら……ギャロップ! かえんほうしゃ!」


―ギャロップ の かえんほうしゃ!


〔◇メ;`゚¬〕フ(ッ! 近すぎる……!)


ゴォォォォォッ!!


―ガルーラ は 攻撃を受けた!
―ガルーラ は やけど を負った!


(;^ω^)「ッ!!! ラル!!」

〔◇::メ;`゚¬〕フ「だ、大丈夫だ。大したことはない」


ξ;゚听)ξ「ダル……アンタ、やっぱり自分の意思では発動させられないの?」
(;´Э`)「ゴメ……ン……」
(;^ω^)「ダル……」
59 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:18:41.04 ID:vhYMmPhP0
(´・ω・`)(……やはり、まだまだ未熟……か。ムラがありすぎるな……)


( ・∀・)「よし、ギャロップ! とっしんだ!」


―ギャロップ の とっしん!


スカッ


―ガルーラ は 攻撃をかわした!


〔◇::メ;`゚¬〕フ(何とか躱せたが、マズイな……火傷の痛みで、動きが鈍っている……)


†;゚‐゚†「……ねぇ、ツン様……このバトル、なんかおかしいですよ……」

ξ゚听)ξ「……私も違和感はある……けど、何が変なのか分からなくて……」
61 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:20:26.83 ID:vhYMmPhP0
†;゚‐゚†「僕が気付いたのは、さっきからずっとギャロップが"とっしん"していること……」

ξ゚听)ξ「! そういえば……」

†;゚‐゚†「まるで、得意な炎系の技を敢えて使わずに、バトルを長引かせようとしてるみたいに……」


ξ;゚听)ξ「……カツラは何かを企んでる。早めに、勝負をつけないと、マズイことになる気がする……」


†;゚‐゚†「でも、どうやって……」

ξ゚听)ξ「……今までのパターンから言って、ダルの"ねんりき"や"かなしばり"は、ブーンがピンチになると発動する」
ξ゚听)ξ「……だったら話は早いわ」


ξ゚听)ξ「カツラ! 一つ質問していい!?」

(;・∀・)「ん? 闘技場外から……一体なんだい?」
63 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:21:57.20 ID:vhYMmPhP0
ξ゚听)ξ「闘技場外から自分のトレーナーに対して攻撃を加えるのは、アリ?」


(;^ω^)「?? ツン??」
(;・∀・)「……私もジムリーダーは長いが……そんな質問をされたのは始めてだよ……」


ξ゚听)ξ「つまり、私がブーンに10まんボルトを浴びせてピンチにさせれば、きっとダルは力を発揮できる。そしたら勝てるわ」

(;^ω^)「ちょっwwwwwwwマジかお?wwwwwwwww」

ξ゚听)ξ「あとでプリン一口あげるから……ね?」

(;^ω^)「プリン一口のためにブーンは死ぬのかお……?」


(;・∀・)「コ、コラコラ。ダメだよ。闘技場外からアクションを起こすのは原則禁止だ。ホントはあまり口出しもするもんじゃないよ」
ξ゚听)ξ「ケチ」 ハゲ
(;・∀・)「とにかくダメだ! 全く、おかしな挑戦者だな……」


ξ゚听)ξ「……本格的にマズイわね……打開策が見つからない……」
ξ゚听)ξ「ココ、地面の照り返しが凄くて異様に暑いし……早く屋内に戻りたいのに……」
†;゚‐゚†(そういう理由……?)

64 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:23:29.80 ID:vhYMmPhP0
―ギャロップ の とっしん!

―ガルーラ にかすった!


†;゚‐゚†「またとっしん……」
ξ゚听)ξ「普通のトレーナーが相手なら、バトル下手の一言で片付くけど……ジムリーダーだし……」
ξ゚听)ξ「でも、なんでギャロップにとっしんばっかり……」

ξ゚听)ξ「……ん? ギャロップ……」


ξ;゚听)ξ「!!」
66 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:25:40.68 ID:vhYMmPhP0
†;゚‐゚†「!? ツン様、どうかしたんですか!?」
ξ;゚听)ξ「ブーバー! アイツは何をやってるの!?」


Σ~к бο 「…………」


( ・∀・)「……ふぅ。白い"えんまく"で隠して、できるだけ気付かれないようにしてたんだが……気付かれちゃしょうがないな」

( ・∀・)「さぁ、ココで再び問題だ。私は何故、屋外に闘技場を作ったと思う?」


―ギャロップ の かえんほうしゃ!


ゴォォォォォォォォッ!!


ξ;゚听)ξ「! 炎が大きい!!」
〔◇::メ;`゚¬〕フ「クッ!」


―ガルーラ は攻撃をかわした!


(;^ω^)「な、なんだお? 今のかえんほうしゃ……」
(;^ω^)「今までより、確実に威力が上がってたお……」

ξ;゚听)ξ「威力が……上がった?」

67 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:27:02.90 ID:vhYMmPhP0
ξ;゚听)ξ「ッ!! "にほんばれ"……!?」


( ・∀・)「あぁ、正解だ」


―ギャロップ の かえんほうしゃ!


ゴォォォォォォォォッ!!


(メ;´Э`)「!! アツイアツイアツイ!!」


―コダック にあたった!


( ・∀・)「"にほんばれ"は炎系の技の威力を高める技だが……屋内では意味がないのでね」
( ・∀・)「しかも、効果は時間をかけて徐々に現れていくため、タッグバトルでないととても使えない。自分の有利な環境を整えられるのも、ジムリーダーの特権だな」

ξ;゚听)ξ「……だからギャロップにとっしんばかりさせてたのね……短期決戦になると、ブーバーの"にほんばれ"が台無しになって、自己戦術の大前提が崩れるから……」

( ・∀・)「ハハハ。その通りさ。ノーガードの殴り合いではギャロップがやられた後、絶対的に不利だからね」
( ・∀・)「こんなジイさんが相手だと、ボケてるのかと思って油断するトレーナーも居るんだが……違和感はあったようだね。もう少し早く気付かれていたら、マズかった」

( ・∀・)「だが、チェックメイトだ」

68 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:28:15.97 ID:vhYMmPhP0
―ギャロップ の ほのおのうず!


グォォォォォッ!!!


(;^ω^)「!!」


―ほのおのうず が ブーン と ラル と ダル を取り囲んだ!


(´・ω・`)「! 分厚い炎だ……抜け出せないだろうな……」

( ・∀・)「降参するしかないぞ、ブーンくん。焼殺する気はもちろんないが、粘られては困るんだ」


ξ゚听)ξ「…………」

† ゚‐゚†「…………」


(;・∀・)「……? 君たち、何故そんなに落ち着いているんだ? 炎に包まれているのが、心配じゃないのか?」
ξ゚听)ξ「若干、心配ね。でもま、大丈夫でしょ」
(;・∀・)「……おいおい……そんな悠長なことを言って……私がキョウなら、間違いなく死んでいるぞ?」
ξ゚听)ξ「キョウが相手でも、死なないかもね。アイツはバカだったし……」


ξ゚听)ξ「ただ、アイツより数倍賢いアナタも、"三つ"致命的なミスを犯した」

69 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:29:35.69 ID:vhYMmPhP0
(;・∀・)「な、なんだって?」


ザァァァァァァ……


ドドドドドドド……


(;・∀・)「!? な、何の音だ?」

ξ゚听)ξ「一つ目のミスは、屋外闘技場で闘ったこと。屋外であることを利用できるのは、アナタだけじゃないもの」
ξ゚听)ξ「二つ目は、炎の中にブーンを一緒に巻き込んだこと」

ξ゚听)ξ「最後に、私たちの話を全く聞いてなかったこと。ダルはブーンがピンチの時に力を発揮する、っていう話をね」

(;・∀・)「!!」


ドドドドドドドド!!!


ξ゚听)ξ「耳が遠くなってたのかしら? 私が小さくハゲって言っても、聞こえてなかったみたいだしね」


―コダック の ねんりき!

―海 から 波 が押し寄せてくる!
73 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:31:29.01 ID:vhYMmPhP0
(;・∀・)「なっ……!!」
(;´・ω・)「バ、バカな……ココまで強力なねんりきとは……!」


(メ#´Э`)「だうー!!!」


―コダック の なみのり!


(;・∀・)「くっ!」


バッシャァァァァァァン!!!!


―ほのおのうず が掻き消えた!


(メ#´Э`)「だうだうだうー!!」

ξ√メメ;・∪・)「!!」
Σ;~к бο「!!」


バシャァァァァーン!!


―ギャロップ は倒れた!
―ブーバー は倒れた!
80 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:33:38.39 ID:vhYMmPhP0
(;・∀・)「……私の、負けだな」

ξ゚听)ξ「…………」



―グレンタウンジム・内部

( ・∀・)「途中までは自分でも気持ち良いくらい好調だったんだが……ツメが甘かったな」
( ・∀・)「"にほんばれ"で威力を上げすぎたのも間違いだった……おかげで、ブーバーの"だいもんじ"は使えなくなってしまった。それこそ、殺してしまう恐れがあったからね……」
ξ゚听)ξ「その歳になっても負けを冷静に振り返れるなんて、やっぱジムリーダーらしい部分はあるのね」
( ・∀・)「反省を自分の力にしないと、勝てなくなるんだよ。柔軟性を失ってしまうんだ」

(;^ω^)「でもビックリしたお……ギャロップがとっしんばかりしてるのも、ブーンは全然変だとかは感じなかったお……」

( ・∀・)「ハハハ。だが、最後のはいい判断だったな、ブーンくん。そして、ツンというそのピカチュウ……私が犯したミスは、実は二つだ」
( ^ω^)「お?」
ξ゚听)ξ「?」

( ・∀・)「私は最初、ガルーラとコダックだけを"ほのおのうず"に巻き込むつもりだったんだよ」
83 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:35:10.66 ID:vhYMmPhP0
( ・∀・)「だが、ギャロップのかえんほうしゃが強くなった途端、ブーンくんがガルーラやコダックから離れなくなったのでね……仕方なく巻き込んだんだ」
(;^ω^)「炎が凄くて……危ないって思って、意味もないけど側に居たかったんだお」
( ・∀・)「ハハ。君は優しいトレーナーだな。そして、それが勝利に結びついた」

( ・∀・)「私の完敗だ。クリムゾンバッジを受け取ってくれ」

(*^ω^)「やったお!」


―ブーン は クリムゾンバッジを受けと
ξ゚听)ξ「ちょっと待って」


(;^ω^)「? ツン?」
( ・∀・)「どうかしたのかい?」


ξ゚听)ξ「……私の完敗? カツラ、ふざけないで」


(;・∀・)「……?」
86 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:37:52.96 ID:vhYMmPhP0
ξ゚听)ξ「アナタ、ウインディはどうしたの? カツラといえばウインディ、ウインディといえばカツラ、じゃない。私だって知ってるわ」
†;゚‐゚†「……!」
ξ゚听)ξ「ベストメンバーで闘わずに負けて、"完敗"なんて、挑戦者を愚弄してるとしか思えないわ」

(;^ω^)「……ツン……」

(;・∀・)「……気分を害したようなら謝る。ただ、今日のバトルは私のベストメンバーだった」
ξ゚听)ξ「……ウインディは闘えなかった、とでも言うの?」
( ・∀・)「実は、その通りでね……今のウインディはとても闘える状態じゃない。だから今回のバトルには出さなかった」
( ・∀・)「だから、君たちの完勝に変わりはないんだ。私は今出せる力の全てを出したのだから」

ξ゚听)ξ「……そう。そうだったの……私も、言葉が過ぎたわね。それについてはお詫びするわ」

( ・∀・)「ハハハ。気にしないでくれ。私のことを少しでも知っているなら、当然の疑問だろう」


( ・∀・)「さぁ、今度こそ遠慮なく受け取ってくれ」

(*^ω^)「やったお!」


―ブーン は クリムゾンバッジ を受け取った!


(*^ω^)「ふふふふふふ。四つ目のバッジゲットだお!」
ξ゚听)ξ「やっと半分かぁ……」
91 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:40:10.10 ID:vhYMmPhP0
( ・∀・)「ところでブーンくん。私がポケモンの研究をしていることは知っているかい?」
( ^ω^)「全っ然知らないお」
(;・∀・)「……ま、まぁ、特に古代ポケモンについて調べているんだが……」
( ・∀・)「先日、我が研究所でオムナイトの化石を復元することに成功してね」

( ・∀・)「良かったら、君の"こうらのかせき"も復元してみるかい?」

( ^ω^)「!! ホントかお!?」
( ・∀・)「あぁ。私も研究の成果を試せるしね。君さえ良ければ、是非」
( ^ω^)「もちろんだお! お願いしますお!」


―ブーン は こうらのかせき を カツラ に手渡した!


( ・∀・)「研究所の場所は分かるかい? このジムのすぐ隣なんだが」
( ・∀・)「明朝、研究所に来てくれ。一晩で復元作業は終わると思うから」

(*^ω^)「分かったお! ありがとうございますお!」


―ブーン はグレンタウンジムから離れた


―グレンタウン・路道

† ゚‐゚†「ブーンさん……」
( ^ω^)「?」
95 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:41:56.56 ID:vhYMmPhP0
† ゚‐゚†「僕、ジムに入る前に『カツラさんも研究員』だって話したのに、また忘れてましたね……」

(;^ω^)「……あ……」

ξ゚听)ξ「ファイ、相手が小学生ならまだしも、ブーン相手にそんなこと言ったってしょうがないわ」
( ;ω;)「ウッ…ウッ…」

【〔◇`゚¬〕フ】「……ブーン」
( ^ω^)「あ、ラル……もう火傷は大丈夫かお?」
【〔◇`゚¬〕フ】「あぁ。貰った"やけどなおし"はよく効いた」
【〔◇`゚¬〕フ】「それはいいんだが……ブーンは、カツラと以前からの知り合いなのか?」
( ^ω^)「? 今日初めて会った人だお?」

【〔◇`゚¬〕フ】「……? つじつまが合わないぞ」

【〔◇`゚¬〕フ】「だったら何故、こうらのかせきを持っていることをカツラは知っていたんだ?」


( ^ω^)「…………」

(;^ω^)「……あれ? そういえば……」


ξ;゚听)ξ「あまりにも流れが自然だったから気付かなかったけど……そういえば……」

†;゚‐゚†「…………」
99 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:43:19.52 ID:vhYMmPhP0
―グレンタウンジム・カツラの居住部屋

(´・ω・`)「まさか負けるとはな」
( ・∀・)「私だって、勝つつもりだったさ。勢いをつけたかったからね」
( ・∀・)「しかし、若い力に触れたのはいい刺激になった。おかげで、軽い足取りで本部へ発てそうだ」

(´・ω・`)「……ウインディは?」

( ・∀・)「万全さ。今日のバトルでは、下手に傷つけたくなかったから温存したまでだよ」

(´・ω・`)「……ブーンたちに言ったのは、やはり嘘か……ずいぶん下手になったな」

(;・∀・)「そうか? 自分では上手くなったと思っているんだが……」
( ・∀・)「まぁ、別に嘘をついたわけじゃない。ウインディを出せなかったのは本当だ。だから今日のバトルは全力と言っていい」


(´・ω・`)「…………」
102 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:44:54.76 ID:vhYMmPhP0
( ・∀・)「それに、嘘をつくのが下手なら……ジムリーダーとロケット団員は両立させられない」
( ・∀・)「……つくづく、便利な顔だよ。二つを使い分けられるというのは」

( ・∀・)「ロケット団員である私に、こんなにアッサリこうらのかせきを渡してくれるんだからね」


(´・ω・`)「……ブーンのことは、知っていたんだな?」

( ・∀・)「あぁ……ロケット団からの指令で顔は知っていた。もちろん、こうらのかせきを持っていることも」


( ・∀・)「……さて、このこうらのかせき……考えようによっては、違う使い道があるな」
(´・ω・`)「?」
( ・∀・)「私は本部への立ち入りを禁止されている……だが指令を逃れ続けている私を、サカキはそろそろ本部に呼び出すはずだ」
( ・∀・)「だが、それが無い場合のことを私は懸念していた……しかし、こうらのかせきを手に入れた」

(´・ω・`)「……何が言いたいんだ? カツラ」
104 :第46話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/20(金) 00:46:42.46 ID:vhYMmPhP0
( ・∀・)「簡単なことだ……本部受付に行って『こうらのかせきを手に入れた、直接サカキに渡したい』……と言うのさ」

( ・∀・)「そしたらほぼ間違いなく、私はサカキに近づける。この、こうらのかせきのおかげでね」




第46話 終わり

     〜to be continued




―タマムシシティ・屋上

(*^Д^)「ふー、ジュースで腹いっぱいだぜー」
*〜(*〒ω〒)「数ヶ月分くらい飲んでまいましたわー! トイレが部屋になってまうー」

Σ=(´・-・)「ご主人様……」

( ^Д^)「ん? どうしたヒトカゲ?」

Σ=(´・-・)「僕の、ココアは……ないの……?」

(;^Д^)「…………」
*〜(;〒ω〒)「…………」

―残金:92円
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