108 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:39:35.86 ID:2A0KUhIq0
ブーンのレポート

みつけたかず:40
つかまえたかず:8
おこずかい:26982えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【( ´Э`)】 コダック:ダル ♂
LV16 わざ:ひっかく・しっぽをふる・かなしばり・ねんりき
状態:ふつう

【〔◇`゚¬〕フ】 ガルーラ:ラル ♀
LV44 わざ:メガトンパンチ・れんぞくパンチ・いかり・にらみつける
状態:ふつう

109 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:40:43.75 ID:2A0KUhIq0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV20 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV18 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう

【ζ^・_)】 ハクリュー ♂
LV30 わざ:たつまき・りゅうのいかり・たたきつける・まきつく
状態:ふつう


('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV23 わざ:こうそくスピン・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ピンチ

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:期待と困惑
113 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:42:45.70 ID:2A0KUhIq0
(*゚ー゚) スー

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ:フシちゃん ♀
LV16 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【彡 ・з・ミ】 ルージュラ:ルーさん ♀
LV?? わざ:??・??・??・??
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん ♂
LV13 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV14 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】
115 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:44:13.96 ID:2A0KUhIq0
―シオンタウン・ポケモンタワー6階

(;`A´)「う……うあぁぁー!」


―ドクオ の たいあたり!


スカッ


―カメックス には効果がないようだ……


(メ;'A`)「うぅ……やっぱり、幽霊には……」
〔※(;:;´ロ)『便利だな……こちらからは攻撃を仕掛けられるが、相手からは喰らわない……』
〔※(;:;`ロ)『ありがたいことだ……どんな敵であろうと、ゼニーを守れる』
(※(:;:´ー)『えぇ……私たちを殺した奴らからも……』
(※( ;-;)「ママ! 聞いて! あの人たちは捕まったんだよ! だから僕は大丈夫なんだ!」
(※(:;:´ー)『でも、アナタを狙う人は居るわ……そうでしょう?』

(※( ;-;)「! それは……」
(メ;'A`)「な、なんでロケット団に狙われてることを……」
(※( ;-;)「!! ドクオ!! 言っちゃダメ!!」

(※(:;:´ー) ニヤッ
118 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:46:50.86 ID:2A0KUhIq0
〔※(;:;´ロ)『やはりな……』
(※( ;-;)「パパ! 違う! 狙われてなんかない!」
〔※(;:;´ロ)『ならば、嘘をついたとしてこの男を殺す……』
(※( ;-;)「!! パパ……どうしちゃったの……? なんで……?」
〔※(;:;´ロ)『全ては、お前を守るためなんだよ……ゼニー……』

(メ;'A`)「セ……セニを離せ!」
〔※(;:;#`ロ)『その名で呼ぶな!!』
〔※(;:;#`ロ)『この子はゼニーだ。セニなんてふざけた名前ではない!』
(メ;'A`)「セニは……セニだ!」
〔※(;:;#`ロ)『黙れ! ゼニーを無理やり連れ回しておいて、偉そうな口を利くんじゃない!』

―カメックス の かみつく!

(メ;'A`)「!!」

ガブッ!!

(メメ;A;)「痛い痛い!」


〔※(;:;`ロ)『フハハハ……お前のような虚弱な人間に、誰が大切な愛娘を預けるものか……』
〔※(;:;`ロ)『もっと相手を思いやる気持ちが必要だぞ、人間。ゼニーのことを考えろ』
〔※(;:;`ロ)『お前に引き連れられて危険な目に合うより、私たちが守ったほうがゼニーの幸せのためだ。それくらい、分かるだろう?』
〔※(;:;`ロ)『エゴを通していいのは幼いときだけだぞ、小僧』

(メメ#'A`)「ふざけるな!!」
120 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:49:29.24 ID:2A0KUhIq0
(メメ#'A`)「セニは僕と一緒に行くんだ! 自分が望んでいることをやるのが一番幸せに決まってる! それの何がエゴなんだ!!」
(メメ#'A`)「僕はセニと一緒に旅に出た日に決めた! セニと最後まで一緒に、最後まで楽しい旅にするって!」
(メメ#'A`)「僕は"心構え九条"の最後の条項には絶対10円も払わないぞ!!」

〔※(;:;`ロ)『何をワケの分からんことを……吼えれば私たちが怖気づくとでも思っているのか?』
〔※(;:;`ロ)『……やはり、黙らせる必要がありそうだな……眠らせた後で、窓から放り投げようか……』
(※( ;-;)「!!!」
〔※(;:;`ロ)『親の責務というやつだ。子を守るのはね』
(※( ;-;)「パパ! やめて! ドクオを攻撃しないで!」
〔※(;:;´ロ)『何も心配要らないよ、ゼニー……すぐに終わる……』


―カメックス の ロケットずつき!


ドゴォッ!!


(メメメA`)「うあぁぁぁ!! ゲホッ! ゲホッ! うっ……」
(※( ;-;)「ドクオ!!」

〔※(;:;´ロ)『やれやれ……大人しく帰るなら手は出さんのだが……』
(※(:;:´ー)『仕方がないわ……それも全て、ゼニーのためよ……』
〔※(;:;`ロ)『これでもまだ帰らんというなら、気が済むまで痛めつけてやろう』


―カメックス の かみつく!

ガブッ!!

121 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:51:52.76 ID:2A0KUhIq0
―19番水道

ブオォォォォ……

オォォォ……ォォォン


ξ゚听)ξ「ふー……疲れたー」
† ゚‐゚†「羽根がベタベタする……」
( ´Э`)「……海……青い……」

( ;ω;)「ウッ……ウッ……」

ξ#゚听)ξ「私だって泣きたいわよ!」

†;゚‐゚†「ツン様、楽しみにしてましたもんね……グレンタウンの焼きプリン……」
ξ#゚听)ξ「一個1500円とリーズナブルな値段ながらその味はクチバのプリンに勝るとも劣らないと聞いたから、軽く30個は食べる予定だったのに!」
ξ#゚听)ξ「そのための資金がこんな定期船の乗船費で大幅に減っちゃったじゃない!」
( ;ω;)「初めてまともにお金を手にしたと思ったのに……」

セキチク−グレン間の定期船乗船費:3万円

ξ#゚听)ξ「高いだけあって船内サービスは良いけど、プリンがないじゃない! 舐めてんの!?」
( ;ω;)「ウッ……ウッ……いずれプリンに消えると分かっていたお金でも悲しいお……」
†;゚‐゚†「ま、まぁ、定期船が出てただけでもラッキーですよ……もう少しでグレン行きを断念しなきゃならない状況でしたし……」


(´・ω・`)「……おや? 君は……」

122 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:54:22.01 ID:2A0KUhIq0
( ;ω;)「? どちらさんだお?」
(´・ω・`)「覚えてないか? トキワシティのショップで一度会ったことがあるだろ? オーキド博士へのお届け者を頼んだじゃないか」

( っω;)「…………」

( ^ω^)「! 思い出したお! 確か『ヤマシイ私をすべて」
ξ#゚听)ξ「いつぞやのド変態じゃない」 パリパリパリッ……
(;^ω^)「ちょ、待つお! 船上ではマズイお!」
(;´・ω・)「アレはオーキド博士が頼んできただけで……私はそれを仕入れただけで……もちろん、私の私物から提供したなんてことは一切ないし……」
(;^ω^)「そこまで考えてなかったのに、それ言っちゃうのかお……」


―ツン は『こいつの顔見てると電撃を抑えられそうにない』と言って、どこかへ行ってしまいました


(´・ω・`)「ふぅ……とりあえず中に入ろう。私の部屋に行くぞ」
( ^ω^)「了解だお!」


―船内・ショボンの部屋

(´・ω・`)「やぁ、ようこそバーボンルームへ。まずこの海水はサービスだから塩を抜いて飲んでほしい」
(;^ω^)「切実に要らないお」


( ^ω^)「ところでショボンさんはなんでグレン島に行くんだお?」
124 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:57:09.29 ID:2A0KUhIq0
(´・ω・`)「ん……あぁ、ちょっと古い知り合いが居てな……久しぶりに会いに行くんだよ……」
( ^ω^)「へぇー」
(;´・ω・)「反応薄いな……ブーン君は何をしにいくんだ?」
( ^ω^)「ブーンはジムリーダーに挑戦するお。ポケモンマスターを目指してるんだお!」
(´・ω・`)「あぁ、なるほど……目的の人物は私と一緒だな……」
( ^ω^)「だおだお」

(;^ω^)「……ん?」

(;^ω^)「ショボンさんの知り合いって、グレンタウンのジムリーダーかお?」
(´・ω・`)「あぁ、そうだ。呼び出しを喰らってしまってな……島を中々離れない奴なんだ……」
( ^ω^)「一体何の用で呼び出されたんだお?」

(´・ω・`)「! ……それは……」


(´・ω・`)「……それは、君に話すようなことじゃない」


(;^ω^)「……ゴ、ゴメンなさいだお……」

(´・ω・`)「いや、いいさ。じゃあ、注文を聞こうか」
(;^ω^)「何の注文?」

―ブーン が ショボン の部屋から退出しました

(;^ω^)(何の用か聞いたら、急に顔色変えたお……ちょっと怖かったお……)

(;^ω^)(きっと、用は……ヤマシイ本の遠距離直接配送だお……そうじゃなきゃ、あんな険しい顔は中々できるもんじゃないお……)

125 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 03:59:23.61 ID:2A0KUhIq0
―シオンタウン・ポケモンタワー6階


―……違う……
―こんな……こんなものが……

ヾ(¬#`・∧)¬(こんなものが……死と呼べるか!)

―ストライク の れんぞくぎり!

ズパズパズパズパズパッ!!


(※( ;-;)「ッ!! パパ!!」


―カメックス が分散した


ヾ(¬;`・∧)¬「殿! お怪我の程は」
(メメメA`メ)「痛いよ……ズト、呼びかけても答えてくれないし……」
ヾ(¬;`・∧)¬「大変申し訳ありませんでした。敵を前にして雑念に襲われるなど、誠に拙者の不徳の致すところ……」
(メメメA`メ)「……グリーンさん……昔の殿のこと……?」
ヾ(¬;`・∧)¬「!! 見抜いておいででしたか……」
(メメメA`メ)「ズトの様子がおかしくなるのって、グリーンさん関連のことだけだもん……」
(メメメA`メ)「……ズト……セニのパパとママは……多分、セニを思う気持ちが強すぎて……その過剰な愛が、異常事態に発展したんだと思う……」
(メメメA`メ)「パパとママに、自分たちのしてることは間違ってるって、分からせてあげなきゃ……じゃなきゃ、セニも悲しむ……」
ヾ(¬`・∧)¬「……はい」

シュウゥゥゥゥ……
127 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 04:03:15.25 ID:2A0KUhIq0
―カメックス が復元した


〔※(;:;`ロ)『無駄だ……私は死んでいる身だからな……斬れるはずがあるまい……』
ヾ(¬#`・∧)¬「貴様、死んでいる身だと? ふざけたことを抜かすな。貴様らは死んでなどおらん」

ヾ(¬#`・∧)¬「死者は決して生者の声には応えん……どれだけ声が聞きたいと願っても、死者は喋らん!」

ヾ(¬#`・∧)¬「貴様らは死んだ。しかし半端な生を再び与えられた。死者でもない、生者でもない。最も下らぬ存在よ」
〔※(;:;#`ロ)『何だと……?』
ヾ(¬#`・∧)¬「死者であると言うなら黙しておれ。死者が現世で口を利けることなど、有り得てはならんのだ」

〔※(;:;#`ロ)『親が子のために言葉を出すのは、当然だろう……親の思いを伝えているのだ』

ヾ(¬#`・∧)¬「貴様ら親が子を思うのは結構なことだ。だが死者が生者を自分の世界に引きずりこもうとするなど、冗談が過ぎる」
ヾ(¬#`・∧)¬「死した後は、子を矯めつ眇めつ見守るのが親の責務だ。生者は死者を思いつつ生きてゆくものよ。それの何が不満なのだ、貴様らは」

〔※(;:;#`ロ)『黙れ……あの子は私たちが守ってやらねばならんのだ!』

128 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 04:05:36.26 ID:2A0KUhIq0
ヾ(¬#`・∧)¬「勘違い甚だしい……セニ殿は充分に成長している。伸び白も多い。それを貴様らが認めようとせんだけだ」
ヾ(¬#`・∧)¬「親がいつまでも幼い考えでどうする。碌々子のことを見もせずに、自分の幼稚なエゴばかりを通そうとする者に、子を拘束する権利などないわ」

ヾ(¬#`・∧)¬「大人しくセニ殿を放せ。そして、墓に戻れ」


〔※(;:;#`ロ)『……黙れ……何も知らん余所者が口を出すな!』


ヾ(¬`・∧)¬「聞き分けの悪い大人よの……」


ヾ(¬`・∧)¬「……セニ殿」

(※( ;-;)「?」

ヾ(¬`・∧)¬「下の階でのこと、覚えておりますか?」

(※( ;-;)「下の……階……?」
140 :第40話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/14(土) 04:28:34.81 ID:2A0KUhIq0
ヾ(¬`・∧)¬「拙者は今から、セニ殿の父君と母君を斬ります」
ヾ(¬`・∧)¬「セニ殿……その後、すかさず"バブルこうせん"を」

ヾ(¬`・∧)¬「……それで、御両親は再び死の眠りに就けることと思います」


(※( ;-;)「…………え……?」


(※( ;-;)「……僕が……パパと、ママを……?」




第40話 終わり

     〜to be continued




―19番水道

† ゚‐゚†「そういえばブーンさん、知ってます?」
( ^ω^)「知らないお」
†;゚‐゚†(まだ何も言ってないのに、もう知らない気マンマンなんだ……)
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