432 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:45:15.77 ID:zCETecyc0
ブーンのレポート

みつけたかず:40
つかまえたかず:7
おこずかい:56982えん


( ^ω^) ブーン
保持バッジ:グレーバッジ・オレンジバッジ・ピンクバッジ

【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン ♀
LV28 わざ:かげぶんしん・10まんボルト・たたきつける・でんこうせっか
状態:ふつう

【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ ♂
LV22 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:ふつう

【( ´Э`)】 コダック:ダル ♂
LV16 わざ:ひっかく・しっぽをふる・かなしばり・ねんりき
状態:ふつう
435 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:46:40.87 ID:zCETecyc0
( ^Д^) プギャー
保持バッジ:グレーバッジ・ブルーバッジ

【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ ♂
LV20 わざ:メタルクロー・ひのこ・えんまく・いかり
状態:ふつう

【*〜( 〒ω〒)】 コラッタ ♀
LV18 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:ふつう


('A`) ドクオ
保持バッジ:グレーバッジ

【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ ♀
LV18 わざ:たいあたり・からにこもる・みずでっぽう・バブルこうせん
状態:ちょっと怖い

【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト ♂
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう

436 :現在のデータ ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:47:20.14 ID:zCETecyc0
(*゚ー゚) スー

【( o∂ー∂o)】 フシギダネ・フシちゃん ♀
LV16 わざ:たいあたり・どくのこな・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう

【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん ♂
LV14 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう
状態:ふつう

【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん ♂
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう

【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん ♂
LV13 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ふつう

【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん ♂
LV14 わざ:そらをとぶ・つつく・みだれづき・にらみつける
状態:ふつう

【???】
441 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:48:58.23 ID:zCETecyc0
―夜

―シオンタウン

(;゚ー゚)(あの場所……っていうと……)


―シオンタウン郊外

(*゚ー゚)「ルーさん!」

彡 ・з・ミ「! スーくん!」


タタタタタ……


(*゚ー゚)「そっか……あの場所って、ココか……」
彡 ・з・ミ「小さい頃は、しぃ様と一緒によく遊んだね……この丘で……」
(*゚ー゚)「この岩、懐かしいなぁ……上に座って、よく姉さんとお喋りした……僕が喋るのを、優しい顔で聞いてくれる姉さんを思い出す……」
彡 ・з・ミ「しぃ様、聞き上手やもんね……」

(*゚ー゚)「……ルーさん、なんで僕を待ってたの? それに……家に戻らないほうがいいって、どういうこと?」
444 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:50:04.57 ID:zCETecyc0
彡;・з・ミ「……あのプギャーって子のこと、怒らんといたってな……実は、ロケット団に居ることがしぃ様にバレたんよ」
(;゚ー゚)「!! プギャーが教えたの!?」
彡;・з・ミ「で、でも、しぃ様は薄々感づいてるみたいやったよ……それに、いずれは知れることやし……家に帰らん限りは、何も問題ないと思う」
(*゚ー゚)「……分かった……なら、少しでも早く作戦を実行しなきゃ……」

彡 ・з・ミ「作戦……どんなやっけ?」

(*゚ー゚)「……プギャーに協力してもらおうと思ってる」
彡 ・з・ミ「?」
(*゚ー゚)「プギャーにロケット団本部への入り口を教えて、ロケット団に侵入してもらう。そしたら本部は警戒体制が取られるから、暫く乱れる」
(*゚ー゚)「……それから僕は、サカキの護衛と称してサカキに近づく。多分、サカキは僕に護衛を任せると思う」
(*゚ー゚)「そこで、殺す」

彡;・з・ミ「……サカキも、無抵抗ではないんやし……」
(*゚ー゚)「グレンタウンのカツラさんにウィンディを借りるつもりだよ。あのウィンディのだいもんじなら、多分サカキも仕留められる……今、手持ちのポケモンも鍛えてるし……」

彡 ・з・ミ「……やっぱり、あの時……サカキを倒しておくべきやったんかな……」

(*゚ー゚)「……リドーとサカキが戦ってた時のこと?」
彡 ・з・ミ「……あの時は、スーくんがサカキのすぐ側に居ったから攻撃できへんかったけど……」
(*゚ー゚)「それで良かった……ツインズがこっちに向かってたから。サカキを氷付けにしたら、ツインズに連絡もできないし……」
彡 ・з・ミ「あの時も言うてたけど、ツインズって何? そんなに危ないの?」

445 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:51:10.59 ID:zCETecyc0
(;゚ー゚)「ロケット団最強最悪の最終兵器……一度暴れだしたら、疲れるまで破壊を止めない。このシオンタウンも、間違いなく潰されてた」
彡;・з・ミ「そんな奴が居るのに……ホントに大丈夫?」
(*゚ー゚)「大丈夫。アイツらが本部で暴れたら、全部台無しになるから。サカキすら制止できないから、本部でツインズは使えない」

(*゚ー゚)「サカキを殺すことがそのままロケット団を壊滅させる、ということにはならないけど……それでも、今よりはずっと状況は良くなる」
(*゚ー゚)「きっと"平和派"も再び奮起する……大丈夫、上手く行く」
彡 ・з・ミ「……うん、きっと」


パリィィィン!!


(*゚ー゚)「!」
彡 ・з・ミ「ポケモンタワーの、窓のガラスが……」
(*゚ー゚)「またポルダーガイスト?」
彡 ・з・ミ「ゴーストとかゲンガーの仕業ちゃうかな……でも、最近おかしいみたいなんよ」
彡 ・з・ミ「どうも、六階が異常な状態らしくて。近寄れんくなってるって」
(*゚ー゚)「ふぅん……ボランティアハウスの人は必死だろうね。あの人たち、ポケモンタワーの管理に命かけてるし」
彡 ・з・ミ「ガラスが割れたんは三階……まぁ、今はポケモンタワー自体もちょっと変やけどね……」
(*゚ー゚)「……近づく人も、あまり居ないだろうね」
彡 ・з・ミ「そりゃ、こんな時にポケモンタワーに行く人はあんま居らへんよ。居っても昼かな。夜に行くなんて、今のポケモンタワーなら自殺行為よ」
(*゚ー゚)「あはは」
447 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:52:42.86 ID:zCETecyc0
―シオンタウン・ポケモンタワー3階

―ストライク の きりさく!


ブアッ……


―影が切り裂かれて揺らめいた


ヾ(¬;`・∧)¬「くっ……こやつ、ゴーストポケモンか……」
(;'A`)「ゴ、ゴーストポケモン?」
ヾ(¬`・∧)¬「物理攻撃が一切通じんタイプです……拙者の刃をもってしても、倒せませぬ」
(※(;・-・)「ど、どうしよう……」
ヾ(¬`・∧)¬「……倒すことはできませんが、しかし……この場を切り抜けることなら可能です」


―ストライク の れんぞくぎり!


ズパズパズパズパズパッ!!
パリーン!!


―影が霧散した!

448 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:53:38.99 ID:zCETecyc0
ヾ(¬`・∧)¬「走って下され!」
(;'A`)「う、うん!」


ダダダダダダッ!!


―散らばった影の隙間を通り抜けた!



―シオンタウン・ポケモンタワー4階

(;'A`)「ハァ、ハァ……」
(※(;・-・)「あの影、よく分からなかったけど……ゲンガーかな……」
ヾ(¬`・∧)¬「厄介な連中です。一時的に分散させることは出来ますが、撃破には至りません」
ヾ(¬`・∧)¬「セニ殿の攻撃なら奴らに効果がありますが……しかし、倒すのは至難でしょう」

(;'A`)「ねぇ、セニ……どうしても行かなきゃダメ?」
451 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:54:22.31 ID:zCETecyc0
(※(;・-・)「……うん……伝えなきゃ……どうしても……」
(;'A`)「伝えるって……誰に?」

(※(;・-・)「……パパと、ママ……」

(;'A`)「! セニのパパとママって……」
(※(´・-・)「うん……3年前に……」

(※(´・-・)「……とある宿泊施設に泊まってたら……いきなり、変な人たちが襲ってきてね……パパとママは、僕をかばって……」

(※(;・-・)「でも、僕は見たんだ……ヤマブキで……」
453 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:56:38.25 ID:zCETecyc0
(※(;・-・)「貰った新聞を読んでたら、幾つかの施設を襲った罪で逮捕されたマチスって男が載ってて……あの顔は、間違いなかった……僕のパパとママを、殺した男……」
ヾ(¬`・∧)¬「捕まったということはもう、仇は討てたも同然ですな」
(※( ・-・)「うん……だから、パパとママに報告しなきゃ。あの男たちは、もう捕まったよって。だから安心してって。僕も元気にしてるよって」
('A`)「……そっか……」

('A`)「ちょっと怖いけど……セニのため……頑張ってパパとママのお墓まで、行こう」
(※(*・ー・)「うん! ドクオならそう言ってくれると思ってたよ! ドクオ、ホントに強くなった!」
(*'A`)「フヒヒヒヒ」

(;'A`)(……まぁ、そろそろセニ基金に入れるお金が無くなってきたしね……)


オォォォォ……オォォォォ……

《●`ー) ケケケケ……


―ゲンガー が現れた!


ヾ(¬`・∧)¬「こやつら……何故、行く手を阻むのでしょうか」
(※(;・-・)「縄張りを荒らされて、怒ってるのかな……」
ヾ(¬`・∧)¬「……しかし、笑っております……」

《●`ー)「ケケケ……ソコノ、ゼニガメ……」

(※(;・-・)「!?」
455 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 19:57:49.52 ID:zCETecyc0
《●`ー)「……オマエ、シヌ」


―ストライク の れんぞくぎり!


ズパズパズパズパズパズパッ!!!!


―ゲンガー は黒い霧状になった


ヾ(¬`・∧)¬「……下らぬことを抜かすな。殿、セニ殿、上へ!」
(※(;・-・)「う、うん」
(;'A`)「…………」


ダッダッダッダッ……


……


シュウゥゥゥ……


―ゲンガー が復元した


《●`ー)「ケケケケ……」

456 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:00:03.15 ID:zCETecyc0
―サファリゾーン『乱鴉の間隙』地区

ξ゚听)ξ「で……その箱は、一体なんなの?」

( ^ω^)「? さっき掘り出したこの箱かお?」
† ゚‐゚†「あんまり大きくないですね……」

(*^ω^)「ふふふふふふ。実はこれは"プレゼント"なんだお」

ξ゚听)ξ「? 私たちへの?」
( ^ω^)「だおだお」

( ^ω^)「ブーンは昔、サファリゾーンにしか野生ポケモンが居ないと思ってたお。だから、ポケモンが捕まえられる歳になったら、ここでポケモンをゲットして旅に出ようと思ってたお」
( ^ω^)「だから、ココで捕まえて一緒に旅をするポケモンへのプレゼントを作ったお。どうせココで捕まえるんだから、と思って土の中に埋めたんだお」
(;^ω^)「実はキョウと戦った日に掘り出したかった理由は、その日がちょうどコレを埋めた日だったんだお。偶然だけど……」
ξ;゚听)ξ「理由って、それだけ?」
(;^ω^)「だお……でも、いつかポケモンマスターになると志した日と同じ日に掘り返せたら、すごくイイと思ったんだお」

ξ゚听)ξ「……で、そのプレゼントは、なんなの?」

(*^ω^)「ふふふふふ。オープンだお」


パカッ


ξ゚听)ξ「……? 何コレ?」

457 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:01:59.12 ID:zCETecyc0
†;゚‐゚†「……ただの小石?」
(;^ω^)「ち、違うお。確かに元はただの小石だけど、ブーンが角張った部分を削って、丸く整えた石だお」
ξ*゚听)ξ「……まぁ、確かにキレイね……」
†*゚‐゚†「よく見ると、キラキラしてる……」

(*^ω^)「ふふふふふだお」
(*^ω^)っо「これはツンの分。それから、ファイの分だお」

ξ*゚听)ξ「フ、フン! 嬉しくなんかないんだから!」
†*゚‐゚†「わぁー! ブーンさんありがとうございますー!」

(*^ω^)「ふふふふふだお」

ξ゚听)ξ「……ん?」
ξ゚听)ξ「箱の入ってるうちの、一個……一つだけ、文字が書いてあるの?」
( ^ω^)「?」
( ^ω^)「……あ……これは……」


[ラル]


ξ゚听)ξ「……ラル?」
〔◇`゚¬〕フ「……!」

( ^ω^)「……ブーンは昔、このガルーラをラルと呼んでたお……」

458 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:03:00.48 ID:zCETecyc0
( ^ω^)「……ブーンは……絶対、ラルと一緒に行くって決めてたお……一人で勝手に、だけど……」
( ^ω^)「だから、既に名前が書いてあって……」

( ^ω^)「あの頃は……純粋で……」
( ^ω^)「何も……考えてなくて……」


ξ゚听)ξ「……無理するのはやめてよ、ブーン」

ξ゚听)ξ「本当は……ガルーラと一緒に行きたくてたまらないんでしょ?」


( ;ω;) ブワッ!


( ;ω;)「ウッ…ウッ…寂しいお……離れたくないお……」

〔◇`゚¬〕フ「……しかし……」
ξ゚听)ξ「ガルーラ……アンタだって、一時とはいえブーンのために戦った……」

〔◇`゚¬〕フ「……私が、今までに心を通わせた人間は……ブーンだけだ……トレーナーに捕まえられるとしたら、ブーン以外は考えられない……」
ξ゚听)ξ「! じゃあ」
〔◇`゚¬〕フ「しかし、私には森を守る義務がある……」


∩∩∩「ガルーラさん、行ってきなよ」
461 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:04:09.43 ID:zCETecyc0
ξ゚听)ξ「!」
〔◇`゚¬〕フ「!! ダグトリオ!」

(∧`Й´)「森は大丈夫だ。いつまでもガルーラ一族に頼ってちゃ、自分たちが強くなれないしな」
┗〔 `_´〕┛「やっと、ガルーラさんに相応しいトレーナーが見つかったんじゃないか。今行かなくてどうするんだよ。ずっとこの森で俺たちのお守りして過ごす気か?」

〔◇`゚¬〕フ「ズバット、ケンタロス……」

∩∩∩「そこの兄ちゃんはあのキョウを倒してくれた。森もあの不思議な力に怯える必要はなくなったんだ。俺たちだって、密猟者くらいなら追い払えるしさ」
┗〔 `_´〕┛「何も心配はいらない。本当に、大丈夫だ」

〔◇`゚¬〕フ「……皆……」


( ;ω;)っо「……ラル……この石……受け取ってほしいお……」


〔◇`゚¬〕フ「…………」

ξ゚听)ξ「……ガルーラ……」
464 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:06:07.01 ID:zCETecyc0
〔◇`゚¬〕フ「……思い起こせば……私が、今まで生きてきた中で……楽しかった思い出は、ブーンと遊んだ日々くらいだ……」
〔◇`゚¬〕フ「生まれつき体の大きかった私には、慕う者こそ居れど、友と呼べる者は居なかった……そんな私に怯えることなく、君は近づいてきた」
〔◇`゚¬〕フ「君を背に乗せて歩き回るのは、本当に楽しかった……私は、君が来るのが楽しみだった」
〔◇`゚¬〕フ「だが……君を突き飛ばしてしまい、君は来なくなり……私は寂しさと苛立ちで、心が荒んでいくのを感じた……」
〔◇`゚¬〕フ「……キョウに一度は操られたのも……そんな隙間のせいかも知れない……」


〔◇`゚¬〕フ「そして、君は再び心の隙間を埋めてくれた」


〔◇`゚¬〕フ「……またあのような思いをするのは……どうも、耐えられそうにない」

( ;ω;)「! じゃあ……」

〔◇`゚¬〕フ「私を、一緒に連れていってほしい」


―ガルーラ は小石を ブーン から受け取った!


(*;ω;)「うあぁぁぁぁん!! 嬉しいおー!!」

ξ*゚听)ξ「全く、もう……」


⊂二二(*;ω;)二⊃「嬉し泣きブーンだおー!」
466 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:07:39.69 ID:zCETecyc0
〔◇*`゚¬〕フ「……大げさなやつだな……」
ξ*゚听)ξ「あぁいう性格なのよ……ホント、純粋で……」
〔◇`゚¬〕フ「……私がブーンと一緒に居て楽しかったのも……その純粋さ、だろうな」
ξ゚听)ξ「……これからよろしく、ラル」
〔◇`゚¬〕フ「あぁ、よろしく頼む……名前は……」
ξ#゚听)ξ「ツンよ! さっきからブーンが何度か呼んでたじゃない!」
〔◇`゚¬〕フ「そうだったな。すまない。ファイも、よろしく頼む」
†*゚‐゚†「ハイ!」
ξ;゚听)ξ「なんでファイの名前は覚えてるのよ……」


( ;ω;)「あ……喜びの余り忘れるとこだったお。危ないお」

(*^ω^)っо「ダルにもプレゼントだお。どうぞだお」

( ´Э`)っо「……」

( ´Э`)о「…………」 クンクン


( ´Э`)о 「……」


( ´Э`) パクッ


(;^ω^)「!!」
ξ;゚听)ξ「!!」
〔◇;`゚¬〕フ「!!」
†;゚‐゚†「!!」
470 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:08:51.00 ID:zCETecyc0
( ´Э`)「……おいしい」

(;^ω^)「…………そ、それは良かったお……」
〔◇;`゚¬〕フ(……中々に濃いメンバーだな……)



―シオンタウン郊外

(*゚ー゚)「ニョロちゃんは家に置いていくつもり。代わりにルーさん、よろしくお願い」
【ц_( ・◎・)】「……僕、お留守番?」
(*゚ー゚)「うん、ごめんね……作戦終わったら、また一緒に行こうね」
【ц_( ・◎・)】「うん、僕待ってるー」
(*゚ー゚)「ありがと。素直でいいコだね」
【ц_(*・◎・)】「えへへー」

彡 ・з・ミ「家のことはラキに任せてくるよ。そんなに長いこと時間かかるわけじゃないしね」
(*゚ー゚)「うん。今から一旦家に行って、ニョロちゃん置いてきてくれる?」
彡 ・з・ミ「了解やよー。それじゃ、ちょっと待っとってな」
(*゚ー゚)「うん」

タッタッタッタッ……

(*゚ー゚)(……預けるのは、このコにしたほうが良かったかな……)


―スー は六つ目のボールを手に取った
475 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:10:23.04 ID:zCETecyc0
(*゚ー゚)(……でも、もしかしたら、このコで逆転できることもあるかもだし……)
(*゚ー゚)(……不安は抱えちゃダメだ……自信を持って行動しなきゃ……)

(*゚ー゚)「……近いうちに、グレンタウンに行かなきゃな……」



―サファリゾーン『海神の戚容』地区

ξ゚听)ξ「ねぇ、ブーン」
( ^ω^)「?」
ξ゚听)ξ「ちょっと聞きにくいけど……ラルに突き飛ばされたときに負った怪我って、やっぱりヒドかったの?」
(;^ω^)「……大怪我だったお」
〔◇;`゚¬〕フ「そんなに強く突き飛ばしたつもりはなかったが……しかし、幼かったからな……大怪我であっても、おかしくはないか……」
ξ゚听)ξ「どれくらいの怪我?」
( ^ω^)「実はあんまり覚えてないんだお。確か、突き飛ばされてすぐ気を失って……目覚めたときは、左腕にバンソーコーが一枚貼ってあったお」

ξ゚听)ξ「…………」


ξ;゚听)ξ「……バンソーコー?」


( ^ω^)「だお。でも姉貴が呼んだ救急車で運ばれたくらいだお。きっと大怪我だったんだお」

†;゚‐゚†(……ブーンさん、それはちょっと……)
〔◇;`゚¬〕フ(……わだかまり無く、行けそうだな……喜ばしいはずなんだが……)
ξ;゚听)ξ(キョウなんか比較にならないくらい立派だ、って心の中で呟いちゃった私の立場は……? いくら子供の頃とはいえ……)

476 :第37話 ◆azwd/t2EpE :2006/01/10(火) 20:11:34.27 ID:zCETecyc0
―サファリゾーン・受付ゲート

川*’ー’)「ありがとうございましたー!」
( ^ω^)ノシ「また来るお! ばいばいだお!」


―セキチクシティ

ξ゚听)ξ「ブーン、次はどこ目指すの?」
ξ゚听)ξ「ココからならタマムシシティが一番近いし……引き返して真っ直ぐ行けばシオンタウンにも行けるけど……」
( ^ω^)「実はもう決めてるお。一度行ってみたかった場所があるんだお」
ξ゚听)ξ「? どこ?」
( ^ω^)「グレン島だお。次はグレンタウンに向かうお!」




第37話 終わり

     〜to be continued




―タマムシシティ

(;^Д^)「デケェ街だな……」
*〜(*〒ω〒)「大将! タマムシ言うたらやっぱ"アレ"行くしかありまへんて!」
(*^Д^)「おう! 勿論だぜ!」
Σ=(;・∇・)「?」
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