- 297 名前:現在のデータ
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
21:57:49 ID:YkXMBnlO0
- ブーンのレポート
みつけたかず:31
つかまえたかず:6
おこずかい:1724えん
もちもの
ピッピ人形×20
( ^ω^) ブーン
【ξ゚听)ξ】 ピカチュウ:ツン
LV17 わざ:かげぶんしん・でんじは・でんきショック・でんこうせっか
状態:瀕死
【† ゚‐゚†】 バタフリー:ファイ
LV16 わざ:ねんりき・しびれのこな・ねむりごな・ふきとばし
状態:戦闘不能
( ^Д^) プギャー
【Σ=( ・∇・)】 ヒトカゲ
LV16 わざ:メタルクロー・ひのこ・ひっかく・なきごえ
状態:あまり気が進まない
【*〜(〒ω〒)】 コラッタ
LV17 わざ:ひっさつまえば・でんこうせっか・たいあたり・しっぽをふる
状態:前歯損傷中
- 298 名前:現在のデータ
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
21:58:06 ID:YkXMBnlO0
- (*゚ー゚) スー
【( o∂ー∂o)】 フシギダネ・フシちゃん
LV12 わざ:たいあたり・なきごえ・やどりぎのたね・はっぱカッター
状態:ふつう
【ц_( ・◎・)】 ニョロモ・ニョロちゃん
LV13 わざ:あわ・さいみんじゅつ・みずでっぽう
状態:ふつう
【《μ`ー´》】 ゴローニャ:ゴロさん
LV48 わざ:あなをほる・じしん・ころがる・いわおとし
状態:ふつう
【(∨`◇´)】 ケーシィ:ケーちゃん
LV10 わざ:テレポート・サイコキネシス
状態:ねむり
【彡`・ゝ】 オニスズメ:オニちゃん
LV6 わざ:そらをとぶ・つつく・なきごえ
状態:ふつう
【???】
- 299 名前:現在のデータ
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
21:58:39 ID:YkXMBnlO0
- ('A`) ドクオ
【(※( ・ー・)】 ゼニガメ:セニ
LV10 わざ:たいあたり・からにこもる・あわ・バブルこうせん
状態:困惑中
【ヾ(¬`・∧)¬】 ストライク:ズト
LV89 わざ:きりさく・かげぶんしん・れんぞくぎり・こうそくいどう
状態:ふつう
- 300 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
21:59:29 ID:YkXMBnlO0
- ―ニビシティ
(*゚ー゚)「しぃです。リドー脱出の手引きをしたやつが見つかったと聞きて来ました」
(ペД゚)「はい、コイツです」
〈;‘ 3 ’〉「…………」
(ペД゚)「しかし、何も喋りません。一言も」
(*゚ー゚)「……リドーの居場所、知らないんじゃないですか?」
(ペД゚)「その可能性はありますが、しかし知ってる可能性も高い。なんとしても情報は全て吐かせないと」
(*゚ー゚)「…………野放しにしておくには、リドーは危険過ぎる……」
(*゚ー゚)(……だけど……もしかしたら……)
―クチバシティジム
メ○「……ウッ……」
ξメメメメ;゚听)ξ「! マルマイン……」
メ○「ウァッ……グッ……」
( `Θ´)「意識が戻ったのか、マルマイン」
メ○「は、はい……し、しかし……傷が……」
( `Θ´)「……眠ってろ……貴様は戦力にならん」
メ○「……ウ、ウゥ……傷が……マチス様……助けて……」
(#`Θ´)「私の手を煩わせるな……!!」
ドカッ!!
―マルマインは蹴り飛ばされた
メ○「ウアァァッ……!! マ、マチス様……」
- 302 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
21:59:46 ID:YkXMBnlO0
- (#`Θ´)「俺は貴様を"信頼"して、あの蝶を任せたんだがな……とんだ期待外れだ……」
( `Θ´)「安心しろ。貴様はこのバトルが終わったらポケモン保健センターに送ってやる。そこでじっくり傷を治せ」
メ○「そ……んな……」
ξメメメメ#゚听)ξ「……ホントにアンタ、どうしようもない男だわ」
( `Θ´)「ほざけ。俺の思い通りのバトルができんポケモンに存在価値などあるものか」
ξメメメメ#゚听)ξ「そして私に噛み付かれた過ちを、まだ理解してないようね」
( `Θ´)「その過ちも今日清算される」
( `Θ´)「ライチュウ! かみなりパンチ!」
―ライチュウ の かみなりパンチ!
―ピカチュウ は攻撃をかわした!
ξメメメメ゚听)ξ「大振りすぎるわよ、ライチュウ。動揺が面白いように見てとれるわ」
ξメメメメ゚听)ξ「……マルマインを見て、何も思わないわけないわよね……対岸の火事じゃないわ」
ゝ(●メメ;`ー´)ゝ「…………」
ξメメメメ゚听)ξ「マチス、相手と真っ向から戦って、それで負けたポケモンを蹴り飛ばすのがアンタの"信頼"なの?」
ξメメメメ゚听)ξ「信頼の名を冠した虐待よ、それは」
( `Θ´)「お前なんぞにとやかく言われる筋合いはない……勝利が全てだ」
( `Θ´)「ライチュウ、俺はお前がやってくれると信じてるぞ」
ゝ(●メメ;`ー´)ゝ「…………ライライ」
ξメメメメ゚听)ξ「……信頼で勝てる勝負なんてないんじゃなかったの……本当に下らない男……」
ξメメメメ゚听)ξ(……ブーン、頼んだわよ)
(;^ω^)(……やるお!)
- 303 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:00:34 ID:YkXMBnlO0
- ―イワヤマトンネル前・ポケモンセンター
(;^Д^)「捨てられた……」
Σ=(´・-・)「……はい」
Σ=(´・-・)「僕……前のご主人様とココに来てイワヤマトンネルを抜けようとしたとき……中で岩系のポケモンにまるで歯が立たなかったんです」
Σ=(´・-・)「そんな僕にご主人様は腹を立てて、イワヤマトンネルに僕を置き去りにして先に進んでいってしまいました」
Σ=(´・-・)「岩系ポケモンに散々攻撃を受けて、瀕死の状態になって……もう、ダメだって思ったときに、オーキド博士に助けてもらったんです」
(;^Д^)(…そうか……ニビシティジムに挑戦して負けたとき、ヒトカゲが捨てられるのをあんなに恐れたのには、そういう理由が……)
(`_ノ´)「お? お前ヒトカゲじゃね?」
Σ=(;・∇・)「!! ご主人様……」
(`_ノ´)「なっつかしいなー。まだヒトカゲってことは大して強くはなってみてーだけど」
( ^Д^)「おい、俺のヒトカゲに馴れ馴れしい口利いてんじゃねーぞ」
(`_ノ´)「あ? なんだテメー、冗談みてーな顔しやがって」
( ^Д^)「生まれ方間違えたような顔のやつに言われたかねーな。お前の話は聞いてんだぜ。俺のヒトカゲをイワヤマトンネルに置き去りにしたってな」
(`_ノ´)「そりゃ仕方ねーさ。こんなの連れてったって、何の意味もなかったからな。しかもコイツは、俺様をかばい切れず、俺様まで傷つけやがった。信じらんねーぜ」
( ^Д^)「……ポケモンと一緒に戦い、ポケモンと一緒に傷を負うのがトレーナーだぜ」
- 304 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:00:56 ID:YkXMBnlO0
- (`_ノ´)「……お前とは相容れねーな。おい、忠告してやるぜ。このイワヤマトンネルを抜けようと思うんならそんなポケモンは使わねーことだ。マジ使えねーからよ」
( ^Д^)「……ヒトカゲは強くなった。岩系ポケモンにだって負けはしない」
(`_ノ´)「ほう? 面白ぇ、ならバトルで証明してみせろ」
(`_ノ´)「今から外で一対一のバトルだ。勿論、逃げたりなんかしねーよな?」
( ^Д^)「……ヒトカゲ、やれるな?」
Σ=(`・-・)「はい!」
―ポケモンセンター外
(`_ノ´)「出て来い! イワーク!」
ボンッ
◇[:::;;;]{#`Д´} グビャゴフォォォォォ!!
Σ=(;・∇・)「!」
(`_ノ´)「覚えてるか? お前が全く歯が立たなかったイワークだ」
(`_ノ´)「お前を置き去りにした後、別のポケモンを使って捕獲したんだ」
Σ=(;・∇・)「…………」
( ^Д^)「大丈夫だ、ヒトカゲ。自信を持て!」
Σ=(`・-・)「…………はい!」
(`_ノ´)「試合開始だ!」
(`_ノ´)「イワーク、いわおとし!」
―イワーク の いわおとし!
- 305 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:01:29 ID:YkXMBnlO0
- ( ^Д^)「攻撃鈍いぞ!
大丈夫だ! 避けれる!」
―ヒトカゲ は攻撃をかわした!
Σ=(;・∇・)「ハァ、ハァ……」
(`_ノ´)「おうおう、昔仕留められた技をよく躱したもんだ」
(`_ノ´)「だがお前の不利に変わりはねーぜ?」
―イワーク の かいりき!
Σ=(メ;・∇・)「うぅ……」
( ^Д^)「ヒトカゲ、お前は強いんだ!
ニビシティでだってお前は勝ったじゃないか!
( ^Д^)「過去は振り払え!
メタルクロー!」
Σ=(*`・-・)「……はい!」
―ヒトカゲ の メタルクロー!
(;`_ノ´)「な、なんだと!?」
ズガガガッ!!!
―きゅうしょにあたった!
―こうかはばつぐんだ!
―イワーク は倒れた!
- 306 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:02:06 ID:YkXMBnlO0
- (;`_ノ´)「そんなバカな……イワークが、炎タイプのヒトカゲに……」
( ^Д^)「だから言っただろ。ヒトカゲは岩系ポケモンにだって負けやしない。お前みたいなトレーナーの許に居たときのヒトカゲとは違うんだよ!」
( ^Д^)「さて、お前は自分が傷つけられたのに怒ってヒトカゲを捨てたんだっけ?
ヒトカゲの爪が疼いてるみたいだけど、どーするよ」
( ^Д^)「メタルクローを喰らいたくないんなら、とっとと消えろ!」
(;`_ノ´)「ク……クソ!」
―トレーナー は立ち去った
( ^Д^)「……ヒトカゲ、今回だけ一緒にやるぞ」
Σ=(*・∇・)「はい!」
(^Д^)9m プギャー
Σ=(^Д^)9m プギャー
*〜(;〒ω〒)「勝ったんはえぇけど……これって絵的にどうなんやろ……」
―クチバシティジム
(;`Θ´)「クソ!貴様、離せ!」
(;^ω^)「絶対に離さないお!」
(;`Θ´)「俺の左手にしがみついて……何が目的だ!」
(;`Θ´)「ライチュウ! この男にかみなりパンチだ!」
- 307 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:03:31 ID:YkXMBnlO0
- ―ライチュウ の かみなりパンチ!
(メ;^ω^)「絶対に……離さないお!」
―ライチュウ の かみなりパンチ!
―ライチュウ の かみなりパンチ!
(メメメ;^ω^)「うぅ……離さないお……」
(;`Θ´)「貴様……一体……」
(;`Θ´)「……ん? あの電気ネズミは、どこに……」
(;`Θ´)「!!!!」
ξメメメメ゚听)ξ「クチバシティジムに代々伝わる秘蔵物。それを手に入れるボタンがこのゴミ箱のどこかに隠されてる」
ξメメメメ゚听)ξ「アンタが昔酔って話したわよね……興味を持った私は、そのスイッチを探した。もちろんスイッチを見つけること自体は苦労しなかったわ」
ξメメメメ゚听)ξ「ただ、時々場所が変わるもんだから、今も不安だったの。どういう理由で変わるのかな……って考えたとき、分かったのよね」
ξメメメメ゚听)ξ「アンタ、振られた女の数でスイッチの場所を決めてたわよね。俺を振った女はみんなクソだとかなんとか喚くぐらい、根に持ってたアンタだし」
ξメメメメ゚听)ξ「あれから一人も増えていないと聞いて安心したわ……1列目4番目のスイッチの場所に迷わなくて」
ポチッ
- 308 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:03:52 ID:YkXMBnlO0
- (;`Θ´)「キ、キサマァァァァ!
ヤメロォォォォ!!」
―壁に穴が開き、その中から一つの箱が顔を覗かせた
―ピカチュウ はその穴に入った
ξメメメメ゚听)ξ「言ったじゃない。穴を塞いでなければ勝機はある……って」
―ピカチュウ は わざマシン24を手に入れた!
(;`Θ´)「ク、クソ! 貴様、離せ!」
(メメメ;^ω^)「は、離さないお……」
(;`Θ´)「ライチュウ! 電気ネズミに向けてでんじほうだ!」
ゝ(●メメ;`ー´)ゝ「ライライ!」
―ライチュウ の でんじほう!
ξメメメメ;゚听)ξ「! (ヤバッ! 方向が合ってる!)」
- 309 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:04:17 ID:YkXMBnlO0
―マルマイン の ひかりのかべ!
―でんじほう は軽減された!
ξメメメメ゚听)ξ「! マルマイン!」
メ○「ウッ……今のが、最後の力だ……」
メ○「行け……ピカチュウ……!」
―マルマイン は意識を失った
(#`Θ´)「キサマァァァ!!! 主を裏切りやがって!!!」
ξメメメメ゚听)ξ「また、見捨てたポケモンに噛み付かれたわね」
―ピカチュウ は わざマシン24を起動した!
ブィィィィ……ィィィン
ξメメメメ#゚听)ξ「……この技の威力は、もちろん知ってるわよね……マチス……」
―ピカチュウ は 10万ボルトを覚えた!
- 310 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:05:11 ID:YkXMBnlO0
- (;`Θ´)「ク、クソォォ!」
(;`Θ´)「貴様! 離せ! ライチュウ、コイツにでんじほうだ!」
―ライチュウ の でんじほう!
(メメメメ;^ω^)「うぅ…………」
(;`Θ´)「な、何故手を離さん……貴様が死ぬだけだぞ!」
(メメメメ;^ω^)「……ブーンは……ツンが……勝つって……信じてるお……」
(メメメメ;^ω^)「……それに……ファイも……ツンも……いっぱい……傷ついたお……」
(メメメメ;^ω^)「……トレーナーだって……一緒に……傷つく……ものだお……!
これくらい……なんとも……ないお……」
(;`Θ´)「クッ……! ライチュウ!
でんじほうだ!」
―しかし、ライチュウ は疲れて
でんじほう を撃てない!
ゝ(●メメ;`ー´)ゝ「ラ……ライ……」
(#`Θ´)「クソ! 揃いも揃って使えんやつらめ!!
クズが!! もういい!!」
―マチス は ブーン を蹴りつけた!
―ブーン は 蹴り飛ばされた!
(#;`Θ´)「ハァ、ハァ……ようやく手を離したか……最後はあっさりだったな……」
ξメメメメ#゚听)ξ「そりゃそうよ。自分から手を離したんだもの」
(;`Θ´)「!!」
- 311 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:06:09 ID:YkXMBnlO0
- ξメメメメ#゚听)ξ「一緒に居ちゃ、電撃を受けちゃうわ……マチス、覚悟はいい?」
(;`Θ´)「や、やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
―ピカチュウ の 10万ボルト!!
バリバリバリバリバリバリバリィィィィ!!!
(;`Θ´)「ク……ソ……」
―マチス は気を失った!
―ライチュウ は気を失った!
ξメメメメ;゚听)ξ「ハァッ! ハァッ!(体力の消耗が……大きすぎる……)」
(メメメメ;-ω-) …………
ξメメメメ;゚听)ξ(ブーン……気を失ってる……)
クラッ
- 312 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:06:49 ID:YkXMBnlO0
- ξメメメメ;゚-)ξ(ダ……ダメ……倒れちゃ……まだ……やることが……)
ξメメメメ;--)ξ(……倒れ……ちゃ……)
バタッ
・・・
・・・
・・・
―朝
―ポケモンセンター
(メ-ω-)「う、うーん……そんなにイモの天ぷら……ダメだお……イモ天じゃご飯食べらんないお……」
(メ゚ω゚)「ハッ!」
(メ^ω^)「ここは……ポケモンセンター?」
ガチャッ
- 313 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:07:47 ID:YkXMBnlO0
- ξメ*゚听)ξ「! ブーン! 気がついたのね!」
(メ^ω^)「さっき眼が覚めたお」
ξメ*゚听)ξ「良かった……二日も目覚めないから……ホントに良かった……」
(メ*^ω^)「…………」
ξメ*゚听)ξ「……べ、別に心配なんかしてないんだから!
あんまり眠られると入院費がかかりすぎるかなって……ほ、本当なんだから!」
(メ*^ω^)「…………」
ξメ#゚听)ξ「ニヤニヤ禁止!」
(メ;^ω^)「はいだお……」
(メ^ω^)「それで……あの後どうなったんだお?
マチスに蹴られて、意識がなくなっちゃったお……」
ξメ゚听)ξ「私が10万ボルトでマチスを倒して……それから、私警察に行こうとしたの。家宅捜索すれば計画書が出てくるはずだったから」
ξメ゚听)ξ「でも気を失っちゃって……後は聞いた話なんだけど、私の10万ボルトのせいで街全体が停電しちゃったらしくてね。それで警察がマチスのジムに電気を借りに行ったの」
ξメ゚听)ξ「そしたら相当傷ついて倒れてる人とポケモン……すぐに全員をココに搬送して……それから最初に気がついたのが私だった」
ξメ゚听)ξ「私はすぐにマチスのジムを調べて欲しいって言った。今まで私が知っていた情報を全て話したら、警察は信じてくれたわ。マチスのジムを捜索した結果、過去の犯罪計画書まで全て発見されたの」
ξメ゚听)ξ「警察はマチスを緊急逮捕。私たちはマチスの悪事を暴いた功績が評価されて、特別貢献賞を貰いました……っと」
ξメ゚听)ξ「あー疲れた。大体分かった?」
(メ*^ω^)「特別貢献賞を貰ったのはよく分かったお!」
ξメ゚听)ξ「……ま、いっか……それで、金一封を貰ったわ」
(メ*^ω^)「お!」
―ブーン は金一封を受け取った!
(メ*^ω^)「金一封、金一封……」
(メ;^ω^)「………金……一封………」
- 314 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:08:11 ID:YkXMBnlO0
- ―ブーン は78円を手に入れた!
(メ;^ω^)「…………」
ξメ*゚听)ξ「やっぱクチバのプリンは最高よねー。今日も朝食代わりに食べよっかなっと」
(メ;^ω^)(……ブーンが寝てる間に、一体いくつ消化したんだお……?)
(メ^ω^)「あ! ファイはどこだお!?」
ξメ゚听)ξ「ファイはもう回復したわよ。今日は羽根を動かしたいって言って外に行ったわ」
パクパク
(*メ^ω^)「良かったお……」
(メ^ω^)「……ファイに……謝らないといけないお……」
ξメ゚听)ξ「?」 パクパク
(メ^ω^)「……ブーンは、ファイが何度も攻撃されてるのに……黙って見ているだけだったお……何も、できなかったお……」
(メ;ω;)「そのせいで……ファイは……あんなに傷ついて……」
ξメ゚听)ξ「……それは、ブーンが立派だったからよ」
(メ;ω;)「……?」
- 315 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:08:40 ID:YkXMBnlO0
- ξメ゚听)ξ「ブーンが、私たちを信じてくれたから。ファイが勝つと信じていたから。ファイはその信じてる心に力を貰ったし、ちゃんと作戦を遂行できた」
ξメ゚听)ξ「あそこで我慢しきれずファイをかばったりなんかしてたら、それまでファイが頑張った意味がなくなる」
ξメ゚听)ξ「マチスは負けたポケモンを蹴飛ばしたように、ポケモンに対する信頼なんか欠片もなかった。ポケモンを信じられたかどうかが、あの勝負の勝敗を分けた」
(メ;ω;)「でも……」
ξメ゚听)ξ「マチスの左手を掴んで、マチスを食い止めてたときに、思ったでしょ?
自分で行くのは楽だな、って……信じて耐え忍ぶのって、楽なことのように思えて、凄く辛いことよ」
ξメ゚听)ξ「ファイだって、信じて耐えてくれたことが、一番嬉しかったと思うわ」
(メ;ω;)「ウッ……ウッ……」
ξメ*゚听)ξ「もう! 泣くのはやめてよ!」
ガチャッ
†*゚‐゚†「ただいまー……あ! ブーンさん、眼が覚めたんですね!」
ξメ*゚听)ξ「ね? ファイ、そうでしょ?」
†;゚‐゚†「え? あ、はい」
ξメ*゚听)ξ「ほらね、ブーン」
(メ;ω;)「ウッ……二人とも……ありがとうだお……」
†;゚‐゚†「……何の話……?」
- 316 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:09:41 ID:YkXMBnlO0
- ―ファイはまた外に飛んでいきました
ξメ゚听)ξ「あ、そういえば新しいジムリーダーが就任したらしいわよ」
(メ^ω^)「…お? 新しい? なんでだお?」
ξメ゚听)ξ「なんでって……マチスは逮捕されたから、新しいジムリーダーが必要じゃない」
(メ*^ω^)「………確かにそうだお! ツン頭いいお!」
ξメ゚听)ξ「……怪我と一緒に頭も治ればいいのにね……」
ガチャッ
( ゚∀゚)「コンニチハー!」
ξメ゚听)ξ「? 誰?」
( ゚∀゚)「ミーはマ・チースとイイマース。アタラシク、ジムリーダーにナリマシター!」
( ゚∀゚)「マチスをタオシタ、ユウカンなショウネンがイルとキイテ、オミマイにキマシター!」
( ゚∀゚)「オー、ユーデスネー? ユーはスゴイデース」
(メ;^ω^)「……ど、どうもだお」
( ゚∀゚)「ソレデー、キョウはキミにオレンジバッジをモッテキマシター」
(メ*^ω^)「!」
( ゚∀゚)「ウケトッテクダサーイ」
―ブーン は オレンジバッジ を手に入れた!
(メ*^ω^)「ありがとうございますだお!」
( ゚∀゚)「オーケー、オーケー」
( ゚∀゚)「ユーはスデにオレンジバッジをゲットシタノデ、ミーとタタカウコトはナイデスガー、マタナニカのトキにはオネガイシマース」
( ゚∀゚)「ソレデハー、オダイジニー」
ガチャッ バタンッ
- 317 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:10:34 ID:YkXMBnlO0
- ξメ;゚听)ξ「……なんなのよ、アイツ……」
(メ^ω^)「……とりあえず、いい人そうで良かったお」
ξメ゚听)ξ「入院はあと一日で良さそうね。次はどこへ向かうの?」
パクパク
(メ^ω^)「まだ考えてないけど……セキチクシティに行ってみたいと思ってるお」
ξメ゚听)ξ「そう。良いんじゃない?」
パクパク
(メ^ω^)「ツンが賛成してくれるなら、それで決定だお!」
ξメ*゚听)ξ「…………」
ξメ*゚听)ξ「ブーン……あのね……」
(メ^ω^)「お?」
ξメ*゚听)ξ「……マチスの左手、掴んでるとき……私のこと信じてくれて……ありがとう……」
(メ^ω^)「…………」
(メ;^ω^)「ご、ごめんだお。よく聞こえなかったお」
ξメ*゚听)ξ「な、なんでもないわよ!
私、外行ってくる!」
ξメ;゚-゚)ξ(……ダメ、だよね……これじゃ……)
ξメ*゚听)ξ(……………)
ξメ*゚听)ξ「……ブーン、これあげる」
(メ^ω^)「お?」
- 318 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:11:49 ID:YkXMBnlO0
- (メ;^ω^)「これ、プリン……最後の一口……」
ξメ*゚听)ξ「おなか、いっぱいになっちゃった」
(メ;^ω^)「だって、まだ二個目だお……」
ξメ*゚听)ξ「いっぱいになっちゃったの!
いいから食べなさいよ!」
(メ;^ω^)「わ、分かったお!」
ξメ*゚听)ξ「……どーせ私は気性が荒いポケモンだもん……」
ガチャッ バタン!
(メ^ω^)(……ツン、ブーンにはちゃんと分かってるお)
(メ^ω^)(ツンは本音が照れくさくって、それを隠すためについキツイ態度を取っちゃってるだけだお…決して気性が荒いってわけじゃないお)
(メ*^ω^)(ブーンはそんなツンが大好きだお)
パクッ
ビリッ!!
(メ;^ω^)「! プリンに電気が残ってたお……まるで心を読まれたようだお……」
- 319 名前:第22話
◆azwd/t2EpE :2005/12/28(水)
22:13:08 ID:YkXMBnlO0
- (メ^ω^)「……いい風が入ってきてるお……旅に誘い出されてるみたいだお……」
(メ*^ω^)「頑張ってセキチクに向かうお!」
第22話 終わり
〜to be continued
―ニビシティ
(*゚ー゚)「……ゼニガメ……リドー……姉さん……カツラさん……サカキ……」
(*゚ー゚)「……やることと、考えることが多すぎて……頭痛い……」