10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:35:58.06 ID:f4FM5gfV0

 
                   _ ┌‐┐_     ii| 
  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|     | └‐┘   il|  |
  ||     yソノヘ` .Zzz   | | ̄ ̄ ̄ ̄|   .|||  |  |ii
  ||(ニノハ - ))     | | ̄ ̄ ̄ ̄|   .!||  |  |||i
  |,´´と y つ .`ヽ、 .| | ̄ ̄ ̄ ̄|  .l!\、.|  ||||
 (  ノ   ○ ⌒つ   ゙、\| ̄ ̄ ̄ ̄|     \. ||||
  ゙ヽ   「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄「|  ̄ ̄ ̄ ̄~      ..|!ll
   ヽ,,|」――――――|」  .___   \      '!!
                        |\___ヽ   \
                        |  |r――t|    ('A`)
                     |l\ ||=@||、  '|
                     |l ||  ̄ ̄ ̄|l   |~~|



〜未明〜

ノハ--)Zzz

ノハ--)Zzz「っ……すうすう……」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:37:47.80 ID:f4FM5gfV0
|

|‐ノv



〜 lw´‐ _‐ノv コソーリ



ノハ--)Zzz「……ん……すぴっ」

lw´‐ _‐ノv「……」

lw´‐ _‐ノv ))ゴソゴソ

lw´‐ _‐ノvつ[血圧計] ッパ


lw´‐ _‐ノv
 (つ と    スチャ
  と[]ノハ--)


lw´‐ _‐ノvρ)) シュポシュポ シュポシュポ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:39:07.73 ID:f4FM5gfV0
と[]ノハ--)Zzz「……ん……?」

lw´‐ _‐ノvρ

ノハ--)Zzz「んあ……」

lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「131/79……」

lw´‐ _‐ノvφ)) カキカキ


ノハ--)Zzz「……ん」

lw´‐ _‐ノv

ノハ--)Zzz「ん……んんっ、んゴッ」

lw´‐ _‐ノv「……」

ノハ#--)Zzz「ンごおおおおおお、んがああああああ」

∩´‐ _‐ノ')「……」

ノハ#-益-)Zzz「んがぎぎぎぎぎぎぎぎぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:40:38.88 ID:f4FM5gfV0
∩´‐ _‐ノ')「……」

∩#‐ _‐ノ')「……」

∩#‐ _‐ノつ-)Zzムギュ

∩#‐ _‐ノつ-)「ん゛も゛っ!」

∩#‐ _‐ノつ'゚)「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!」

ノハ;゚つ゚)「ん゛ん゛ん゛! ゛……」



ノハ  つ )



lw´‐ _‐ノ「……。よし」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:42:10.59 ID:f4FM5gfV0
〜 lw´‐ _‐ノv コソーリ



| _‐ノv

| パタン



ノハ )




20 名前:>>16ごめん人違いだ:2012/04/19(木) 00:44:49.77 ID:f4FM5gfV0
ノハ--)Zzz「んんん……むにゃ……」

ノハ* 〜 )Zzz「もう……食べられないぞお……」



彡 ノハ#`)「なーんてテンプレな寝言いうわけねぇだろっ! ブッ殺してやるっ!!」



がばっ! とからだを起こす。

ノハ*'')「んあ……あれ? アルベルト?」

二度寝してたから、もう、昼前だ。

カーテンまで閉め切った部屋の空気はもわっと暑くて、薄暗い。
まるで、ぬるま湯につかったまま泳いでるみたいな感じがした。

ノハ;゚听)「やっぱり、いつになっても夏はあついぞお……」

Tシャツの襟をぱたぱたはたきながらカーテンを勢いよく引く。
熱い、まっしろな光が、かあっ! って部屋じゅうに差し込んできて、思わず顔をそらした。


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:46:52.53 ID:f4FM5gfV0
                              |
                           \     /
                   ,.-'⌒ヽ,      /⌒\
   ,.‐、,ノ⌒ヽ_        ノ     ヽ、 ―
  ,ノ   ノ   ヽ__     ,ノヽ    )    \_/
  (´ _,.-――'  ,.-'      `)`ー-/  ノ⌒ヽ、
  `ー-          ,ヽ、 (⌒     ヽ、(    ,;
              `ー-'´ 'ー、,,,,,,,,..,,.-' ̄ ̄  `ー ´



ノハ 33)「うおっまぶしっ」

また汗がどっと吹き出してきて、二の腕とハーフパンツのふとももを流れおちる。
その汗まで、ぬるく感じる。

ノハ;゚听)「部屋は暑いし、外はまぶしいぞお……」

ノハ--)「でも朝からクーラーつけたら、姉ちゃんたちに怒られちゃうぞ」

ノハ*゚听)ノ「だから、さっさと着替えて顔洗いにいくぞっ!」

Tシャツのおなかのあたりをつまむと、もう汗でぐっしょりだ。
色が変わって、おなかに張り付いてる。

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:48:19.85 ID:f4FM5gfV0
ノハ;゚听)「うはー……べとべとだあ」

からだにひっかかるそれを脱ぎ捨てる。

ノパ听)「……ん?」

よく見ると、右の二の腕が赤くなってる。
まるで何かを巻きつけられてたみたいだ。

つんつん、とつついてみる。

ノパ听)「まただ……なんだろ、これ?
      ここんとこ、毎日なってるなあ」

ノパ听)「……」

ノハ*゚听)「……ま、いいか!」

考えても、思いつかない。

あきらめて、代わりのシャツをかぶりながら部屋を出た。

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:49:46.15 ID:f4FM5gfV0
二階の廊下は、しん、としずまり返ってる。
明るくて、静か。

一歩、歩くと、床板が、きしきしって鳴る。
汗で湿った足の裏は、ぺたりぺたりと床に張りつくみたいな感触だ。

ノハ*^竸)「ぺったん、ぺったん」

ちょっとがにまたになって、ぺたぺたと一階に降りる。
とたんに、おなかが、ぐうう、となった。

ノパ听)「……あ」



ノハ '兪)「……おなか、すいた」



ノハ '兪)「……ごはん……」

そうだ。
ごはんを食べよう。

ノハ*゚听)「ごはんっ!」

ノハ*゚听)「ごはん、ごっはんっ! お腹すいたあああああっ!!」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:51:09.42 ID:f4FM5gfV0
        | /____, /
        | |___||
        | |___|
  ∠二二. i|
  |I____| .l|
  |辷亙 o|_,'|       rr
 | ̄ ̄ ̄ ̄| |__「刈__.l.l______
 | []     |/ 厶γ彡ヘv7        二二
 |────ト.. lw´ _ )────────
 |        | ̄ ̄リハ 〉 ̄「 ̄ ̄ ̄「 ̄ ̄'
 |        |   'i,  | .|。     |ーー-|
_,.|
____|____.,し^J__|_____,|__.,|_



lw´‐ _ )「やあ、しょくん」

lw´‐ _‐ノvミ 「私は素直シュール。素直姉妹の長女だ」

lw´‐ _‐ノv「才色兼備、花も恥じらう(ぴー)歳」

lw´‐ _‐ノv「文句があるやつ、どっからでもかかってこい」



ノハ*><)ノ「シュー姉ちゃん、おはよっ!
       あれ? いま、誰と話してたの?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:52:28.64 ID:f4FM5gfV0
lw´‐ _‐ノv「ああ、お早う。
       なに、ちょっと2カメがね」

ノパ听)「カメ?」

シュー姉ちゃんは、たまによくわからないことをしてる。
いまのもきっと、いつもの癖にちがいない。

ノパ听)「そんなことより、おなか空いたぞっ。
     姉ちゃん、ごはん食べたい! ごはんっ!」

lw´‐ _‐ノv「だろうね。こんな時間まで寝てれば、減るだろう」

シュー姉ちゃんは壁の時計を見る。
表情はいつもあまり変わらなくて、よくわからない。

つられて時計を見ると、もう10時すぎだ。
かち、かち、かち……って、歯車の音が等間隔で食堂に響いてる。

ノパ听)「あっれー? わたし、こんなに寝てたのか?」

lw´‐ _‐ノv「みたいだね」

ノハ;゚听)「あう……」

夏休みだし天気もよかったのに、寝坊しちゃった。
寝過ごしただけ一日短くなって、もったいないぞ。

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:54:56.67 ID:f4FM5gfV0
ノハ*゚听)「……はっ! そうだ、落ち込んでる場合じゃないぞおっ!
     シュー姉ちゃん、ご飯つくって! ごはん、ごはんっ!」

空っぽの食卓を、ばんばんっとたたく。

ノハ*゚听)「ごっはん! ごっはん!
      すーぱーうるとらくっきんぐたーいむ! いやっほー!」

lw´‐ _‐ノv「はいはい、分かった。用意するから黙って座って待つ」

ノハ*゚听)「ほんと? やったああああっ!」

わたし、お料理が苦手なんだぞ。
だから、クー姉ちゃんかシュー姉ちゃんがいてくれなきゃ
ちゃんとした朝ご飯が食べられないんだ。

ノハ*゚听)「シュー姉ちゃん、大好きだぞおおおおっ!」

かけよって、シュー姉ちゃんのすらりと伸びた背中に抱きついた。

    _, ,_  パーン
 lw´‐ _‐ノv
  ⊂彡☆)ハ '')

ノハ;゚听)「あうちっ!」

lw´‐ _‐ノv「暑いんだからくっつかない。次やったらゴッド本塁打だからね。ったく」

Σノハ;'兪)「毒チワワ!」


30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:56:48.66 ID:f4FM5gfV0
ノパ听)「そういえば、クー姉ちゃんとキューは?」

lw´‐ _‐ノv「クーはサークル。キューは部活。私は、日曜の代休。
       いま家でごろごろしてんのはあんただけだよ」

ノパ听)「わたしは、きょうは部活休みだからいいんだぞっ!」

lw´‐ _‐ノv「はいはい」

テーブルに座って待つと、シュー姉ちゃんが冷たい牛乳をだしてくれた。

きれいに磨かれて、冷たいまっしろな牛乳がはいったコップを、開けた窓から
差し込む太陽の光があかるく照らす。

霧みたいにこまかい露のついたグラスを持ち上げると、そのしたにきれいな
虹色の光が何重もの輪になって、わたしの手の動きに合わせてひろがった。

汗は流したけど、からだの内側もからから。
うれしくなるほど冷たく冷えたグラスを両手で持って、口にはこんだ。

ノハ--)「ごくっ、ごくっ……」

おもいっきり傾けて、いっきに飲む。
口に当てたグラスのふちから牛乳があふれて、あごの脇をつつーっと流れて、
Tシャツのえりから胸元にこぼれた。
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:57:54.51 ID:f4FM5gfV0
ノハ*--)=3「っぷはあああああああっ!」

lw´‐ _‐ノv「最近よく飲むね、牛乳。
       好み、変わった?」

ノハ;゚听)「そ、そそ、そうだっけ? わたし、知らないぞっ!」

ふりかえったシュー姉ちゃんのからだは細身だけど、胸はエプロンを、下から
ぐいっと押し上げてて、「りょーりはあいじょー」ってでかでかとプリントされた生
地がゆがんでる。

逆に、腰とおしりはすっきりだ。

ノハ;'兪)「……クー姉ちゃんも、シュー姉ちゃんも。
      姉ちゃんたちに、わたしの悩みはわからないんだぞ……」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 00:59:08.61 ID:f4FM5gfV0
|||||
||||/
⌒ヽ ツクツクホーシ ツクツクホーシ
|||(^
ω^ )
||||Z
六ヽ
||||/
ヽ二|
|||||
V\|
|||||




ノパ听)「んあ……まだまだ夏だなあ」

セミの鳴き声も変わってきた。
夏も盛りを過ぎてるけど、まだまだ。



||||⊂⊃
||||/
⌒ヽ 寿命がきたお…
|||(-
ω- )
||||Z
六ヽ
||||/
ヽ二|
|||||
V\|



ノハ;゚听)「ちょ、はやっ!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:00:24.26 ID:f4FM5gfV0
夏の初め、黄色っぽく感じた太陽の光は、今は白っぽいみたい。
うまくいえないけど、そんな違いがあるように感じる。

とんとんとん、とんとんとんっ。

流しの方から聞こえてくるのは、きっとシュー姉ちゃんの包丁がまな板を
たたく音だ。

ノハ*'')「あ〜〜〜……。おなかすいたぁ……」

とんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとん……

ノパ听)「……」

とんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんと
んとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとん
とんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんとんと

ノハ;゚听)「……?」

窓から、シュー姉ちゃんに視線をうつす。


34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:02:56.52 ID:f4FM5gfV0
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ  
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-.:::| わ
  |  _(o)_,:  _(o)_, :::| ぁぁ
.
  |    ::<      .::| あぁ
   \  /( [] ) ::/ああ
   |`ー‐--‐‐―i\ぁあ
   l  ||_____||  l  トントントントントントントントントントントン
  | ⌒、l|  (^o^)   / /   トントントントントントントントントントントン
― \  ⌒っ―|l―/ /――
\ ̄ ̄`-|\__し "
  \ l|  <,) \_ )=三== ))
        | |l     \
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ノハ;゚听)「うわああああああああ!!」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:05:18.89 ID:f4FM5gfV0
    /\___/ヽ   ヽ
   /    ::::::::::::::::\ つ  
  . |  ,,-‐‐   ‐‐-.:::| わ
  |  _(o)_,:  _(o)_, :::| ぁぁ
.
  |    ::<      .::| あぁ
   \  /( [] ) ::/ああ
   |`ー‐--‐‐―i\ぁあ
   l  ||_____||  l  トントントントントントントントントントントントントントントン
  | ⌒、l|  (^q^)   / /   トントントントントントントントントントントントントントントントントン
― \  ⌒っ―|l―/ /――
\ ̄ ̄`-|\__し "  \   
  \ l|  <,) \_ )=三==三=ミヾミ  ボトボトボト
        | |l       ミミヾ   ボトボトボトボト...
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ノハ;゙゚'听')「うわああああああああああああああああ!!!!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:06:56.09 ID:f4FM5gfV0
……ちょっと経って。

姉ちゃんが湯気の立つお皿と、冷たい麦茶のコップを乗せたお盆を持って
きてくれた。

lw´‐ _‐ノv「はいよ。お待ちどう」

ノハ*´凵M)「わーい! シュー姉ちゃん、ありがとっ!」

スプーンを握りしめて、湯気のたつお皿を見る。

ノハ*´凵M)「いただきま〜〜〜……」

ノハ*´凵M)「……」

ノハ;゚听)ノ

ノハ;゚听)ノシ))「……う、うっ」

lw´‐ _‐ノv「ん?」

ノハ;゚听)「シュー姉ちゃん……この、このチャーハン……」



ノハ;'兪)「ニ……ニンジンさんが、はいってるんだぞ〜……」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:08:47.76 ID:f4FM5gfV0
わたしの抗議に、シュー姉ちゃんは、あ、そう、って感じでうなずく。

lw´‐ _‐ノv「そりゃあ、入れたからねえ。入ってなきゃ因果律の崩壊だ」

ノハ;゚听)「で、でもでもっ!」

ノハ;゚听)「でも……わたしっ!」

ノハ;゚听)「ニンジンさん、苦手なんだぞ……」

lw´‐ _‐ノv「ああ、知ってるよ。だから?」

ノハ;゚听)「だからって、その……。
      あうう……」

lw´‐ _‐ノv「いいかい、ヒート」

教えさとすように、スプーンを持ったまま姉ちゃんは続ける。

lw´‐ _‐ノb「ニンジンはアフガニスタンが原産のセリ科ニンジン属の野菜で、カロテノイドを含む
       黄色や橙色のものや、前述の黒人参などアントシアニンを含む濃紫色や紅紫色の
       ものがある。長さ15cm内外の短根ニンジンが周年店頭に並び、さまざまな料理に
       広く利用される。生食、炒める、煮るなど、多くの方法で調理が可能である。玉葱・
       じゃがいも・人参をあわせて家庭常用3野菜という人もいる。西洋料理のブイヨン
      (出汁)作りやソフリットなど、料理にうまみを出す用途にも用いられ甘みの強い素」
       ※
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3

ノハ;゚听)ノシ「ちょ、ちょっとタンマ!」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:10:46.03 ID:f4FM5gfV0
lw´‐ _‐ノv「とにかく。ひとにせがんどいて食べないなんて論外。
       そもそも食べ物の好き嫌いなんて不許可だ。食べな」

そっけなく、姉ちゃんは無情に言い放った。

ノハ '兪)「……あうあう……」

仕方なく、ほこほこ湯気を立てるチャーハンのお皿にスプーンを差し込む。

ノハ '兪)「……」

lw´‐ _‐ノv「ぱくぱく」

ノパ听)「……」

lw´‐ _‐ノv「ぱくぱく」

ノハ#゚听)「……ん、くぬっ、この……うりゃあっ!」

さいのめに切られた、ちっさいニンジンさんの切れはしをより分ける。
ふと、顔をあげると。

lw´‐ _‐ノv「ぱくぱく」

ノハ;゚听)「……」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:12:09.52 ID:f4FM5gfV0
ノハ;゚听)「シュー姉ちゃん?」

lw´‐ _‐ノv「ぱくぱく……なに?」

ノハ;゚听)「さっきから……なんで口で『ぱくぱく』って言い続けてるんだ?」

lw´‐ _‐ノv

ノハ;゚听)

lw´‐ _‐ノv



lw#´‐ _‐ノv チッ



ノハ;゚听)「し、舌打ちっ?」


43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:14:02.29 ID:f4FM5gfV0
数分後。
わたしのお皿のまん中には、積み上げられたニンジンさんの山が残った。

ノハ '兪)「……」

シュー姉ちゃんはもう食べ終わって、湯飲みの熱いお茶をすすってる。

lw´‐ _‐ノv「玄米茶だ」

ノハ '兪)「……」

ノハ;'兪)「……ね、シュー姉ちゃん」

lw´‐ _‐ノv「ダメ」

ノハ '兪)「……はい……」

でも、食べれない。どうしても、手が進まない。
手持ちぶさたにわたしは、ニンジンさんをスプーンでつんつん、とつついてた。

ノハ '兪)σ))。「……」

ノハ '兪)σ))。「……」

Σノハ;゚听)σ⌒Y⌒。

ぴん、と。

ニンジンさんがひときれ、お皿からとんだ。

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:16:10.57 ID:f4FM5gfV0
Σノハ:゚听)つ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒。
    ⊂彡

ノハ;゚听)つ「あ……」

⌒Y⌒。   lw´‐ _‐ノv

⌒Y⌒Y⌒Y゚ lw´‐ _‐ノv

        lw´‐゚_‐ノvピトッ



カァ━━━━━━lw´‐゚_‐ノv━━━━━━ン !!!!!
           つ旦と


ノハ;゚听)つ

lw´‐゚_‐ノv

:ノハ; ))ノシ::

lw´‐゚_‐ノv



lw´ ゚_ ノv



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/19(木) 01:17:54.72 ID:f4FM5gfV0
ノハ;゚听)「シュー姉ちゃん、なんか、顔、こわいんだぞ……」

lw´ ゚_ ノv「ふむ」

姉ちゃん、無言でひたいをぬぐう。

lw´ _と))「好き嫌いにお残し。その上食べ物は粗末に扱う」

lw´‐ _‐ノv「おまけに、テーブルマナーも赤点。これは――」

ノハ;゚听)「こ……これは……?」

シュー姉ちゃんはテーブルに手を置き、よっこらしょ、と立ち上がった。

テーブルの上に。

lw´‐ _‐ノv「ああ――」


                  n

         .        ||_
                (UUu) 
            + lw´ _ノ/    It's Show Time !!
              <)  ) +
          / +  / >   \
         ▲_  | ̄ ̄|   _▲
         □    |   |    □

        (訳 : おしおきの時間だ)

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