11 名前:愛のVIP戦士 :2007/01/29(月) 21:56:04.12 ID:2R+/Eso3O



ツンのクラスに到着。
朝だと言うのにクラスは意外にも騒がしかった。

ξ゚听)ξ「みんな元気ねぇ」

ババ臭い発言をしながら鞄を下ろす。
眉間に皺がよったのは気のせいだろう。
手際よく机の中に教科書を移動させる。

ξ゚听)ξ「これも……と」

一つのノートを手に取る。
表紙には綺麗な字で「生物・宿題用」と書かれていた。

ξ゚听)ξ「ブーン大丈夫かな……」

ツンが一人の男子の名を呟く。


12 名前:愛のVIP戦士 :2007/01/29(月) 21:56:32.83 ID:2R+/Eso3O
ブーンとは彼女の幼なじみで、本名は内藤ホライゾンという。
彼はいつも宿題を忘れてくる怠け者だった。
そんな彼だが、生物の宿題だけは必ずやってくる。
まぁツンと一緒にやっているためほとんどツンが解いているのだが。
しかし、怠け者の彼がなぜ生物の宿題だけをやってくるのか。
それは生物の先生が恐ろしいほど怖いからだ。
特に宿題を忘れた時なんかは教室に雷が落ちたと思わせるぐらいの怒りっぷり。
しかし、いつもは一緒にやっていたのだが今回は互いの都合が合わなかった為に出来なかったのだ。

ξ゚听)ξ「ブーンは……」

ブーンの姿を探すツン。
教室の隅の方を見ると彼はいつも通り親友のドクオと一緒にふざけ合っていた。
その後ドクオは壁に激突。

ξ゚听)ξ「まぁあとで渡せばいっか」

ツンの机に置かれているノート。
彼女がブーンを心配し、自分がやった宿題のノートを見せてあげようと思ったのだ。
ツンにも意外に優しい一面があった。



13 名前:愛のVIP戦士 :2007/01/29(月) 21:58:09.80 ID:2R+/Eso3O
チャイムが鳴り響く。
HRが始まる。
担任のモナーが教室に入るとクラス委員の素直クール、通称クーが号令を掛ける。

川 ゚ -゚)「起立、おはようございます」

黒髪が印象的な美少女だ。
彼女に続き、他の生徒も挨拶をする。

( ´∀`)「おはようだモナー。今日も一日がんばるモナー」

語尾に変な癖を持つ彼。
そのまったりとしたキャラが人気で生徒からの支持は高い。
モナーは話しながら何かのプリントを配る。
前の席からプリントが回ってきたので一枚取り、残りを後ろに回す。

ξ゚听)ξ「えーっと………え?」

内容を確認するツンの口から疑問系の言葉が。
プリントにはこう書かれていた。

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