6 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:51:30.33 ID:uN/GbHra0
あの宴の夜から、数日が経った、とある日。
僕らは、外から聞こえてくる、騒々しい叫び声に目を覚ました。


川д川「何事じゃ」

「村長…!! 区村の一つが……襲撃をうけた」

川;д川「襲われたじゃと!? どういう事じゃ!」

「それが……」


国境の村のひとつを襲ったのは、神教国の人間。
そして彼等は、書置きをのこしていったと言うのだ。

その内容は。

  _,
( ゚∀゚)「……なんだって?」

7 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:52:09.18 ID:uN/GbHra0
川д川「どうやら……狙いはお主等のようじゃ」


要約すれば、無条件で神具を渡せ、との次第。

このままでは、自分達のせいで、この平和な国まで戦火に巻き込んでしまう。
どうしたものかと、困り果てる僕らを他所に、村長さんは言った。


川д川「戦がはじまる」


(;^ω^)「……へ?」


川#д川「みなのしゅー!! 戦の準備じゃーーーーーーー!!」


「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」

9 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:53:04.27 ID:uN/GbHra0
川#д川「シャキン様より授かりし知恵と力!! 今こそ奮い起こすべき時じゃ!!」


「やってやる!やってやるぞ!!」

「踏み込みが甘い!!」

「黄色い猿めをやっつけろーーーーーー!!」


何がなんだかよく分からないが、とにかく、この地では、
古来よりシャキンに教わった、村防衛の手段がありありと残されており。

……まあ、とにかく、なんかやる気まんまんだった。

そして。


(;^ω^)「僕らはどうするんだお…?」

( ゚∀゚)「相手は大群なんだろ? じゃあ俺たちの出番だ、
     こんな平和な場所を狙ってくるような奴等、容赦しねえ」


10 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:54:03.54 ID:uN/GbHra0
('A`)「……相手は、神教国、なんですよね」

川д川「そうじゃが…?」

('A`)「………」


なんだか、邪悪な笑みを浮かべるジョルジュさんに対し、
ドクオは相手の国を聞くなり、つよく拳をにぎっている。

そうだ、そういえば確か、VIP国に攻め込み、滅ぼしたのは……。

( ゚∀゚)「……あんま、気負うんじゃねーぞ?」

と、ジョルジュさんが、ドクオの頭に手を置いて、というか押し付けた。
すると、しばしの間をおいて、俯いたまま。

( A )「……………はい」

呟き。

('A`)「今度は……今度は、守ってみせる……」

自らの腰に下げた、赤い剣を横目に、
はっきりとした口調で言った。
12 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:55:07.86 ID:uN/GbHra0
そして、僕はと言うと……。


(;^ω^)「え、ここに残るのかお……?」

( ゚∀゚)「そうだ、連中の狙いは神具だと言った……
     つまり、別に動いてくるやつが居てもおかしかねぇ」

そしてここに残った、戦う術を持たない人たちを守れ、との事。

(;^ω^)「それは、わかるけど……」
 _,
( ゚∀゚)「それに……お前の神具は、あまり大群相手には向かねえ
     だってのに、まーた、こないだみたいな無茶されたら困るんだよ」

(li^ω^)「う゛……」


こうして、僕は残り、ジョルジュさんとドクオは、村の漢たちと共に、
戦いの場へと赴いていき。僕は、歯痒い思いでそれを見送った。

13 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:56:11.23 ID:uN/GbHra0
ζ(゚ー゚*ζ「……正直、ほっとしました、ブーン様が居てくれて…」

( ^ω^)「……そう、かお?」

从 ゚∀从「ああ、ちゃんと守ってくれよ? ナイトさん、内藤だけに」

「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

(;;^ω^)「……」


の、だが。


「村長ちゃん!! なんか、誰か来るよ!!」

川;д川「あれは……?」


かつて、ショボが言った、僕はなんか呪われてるんじゃないか、
という言葉どおり、本当に別に動き、神具を狙ってくる連中が居た。
16 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:57:06.99 ID:uN/GbHra0
「ぐあっ!!」

(#^ω^)「帰れお!! ここはお前らが来るような場所じゃない!!」


この世界に来て、すぐに見た覚えのある服を着た、敵の兵たち。
数は多くない、僕はすぐさま迎撃に向かい、それらを打ち倒した。


从*゚∀从「お前……ほんとに強いんだな」

ζ( ー *ζ「もう……かっこよすぎ……」フ、フフフ、フフフフフ……

川 ゚ -゚)「デレ、鼻血が出てるぞ」


それを、二度、繰り返した頃。


ζ('ー`*ζ「もうあかん…駄目やわぁ……」

川;゚ -゚)「デレ、鼻血……」
19 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 21:58:37.17 ID:uN/GbHra0
川д川「……まだ、来る」

/ ,' 3 「しかし、一人じゃぞ?」

川д川「……どうも、嫌な予感がするのぅ」


そして、皆はいったん村を離れ、付近の避難所にまで逃げる事になり。
僕は一人、そのこちらへ向かってくるという、単独の敵を迎え撃った。

そして、現れたのは……。


(’e’)「初めまして、私はセントジョーンズ」


神教国がほこる、聖徳の剣が管理者。

かつて、VIP国との戦いにおいて、
史上最強、とまで言われ、畏れられた炎の風を討ち。
彼の国を滅亡に追いやった、第一人者。(瀬川談)


ミ,,゚Д゚彡「そして今、管理者vs管理者の、熱いバトルが始まったのだっっっ!!」
21 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:02:03.33 ID:uN/GbHra0
(#゚Д゚)「おい、何ナチュラルに出てるんだ!」ゴルァ

ミメ;Д;彡「いいんだよ!ここまでダイジェストなんだから!!」

(,,゚Д゚)「確かに…なんかやたら淡々としてるが……」

ミ,,゚Д゚彡「正直、このあたりはネタが浮かばなくてね…
      まあ、おかげで一気に進んだぜ!」

ミ,,゚Д゚彡「さあ、今日は、こっから長いぜ!多分!」

(,,゚Д゚)「はいはい、はじまりはじまり」
23 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:04:02.61 ID:uN/GbHra0
  【 第24会 「誓 賢 者の覚醒 (後) 」 】


( `ω´)「おおおおおお!!!」

下段に構えた剣をそのままに、左右に体をふりながら、
あくまで、敵へと一直線に駆け抜ける。


(#^ω^)「んで、エアロバリア、オン…!!」

(’e’)「む…」

ふりをして、激しい横風に身をゆだね、むりやりな方向転換。
相手を真ん中におき、そのまま距離を保ちながら横に走りつづける。

速度ではこちらが完全に上回っている。

このまま、あいつが目をまわしてくれれば御の字なのだが。
このままでは、僕のほうが先にダウンしかねないので。
26 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:06:42.31 ID:uN/GbHra0
( `ω´)「そこだお!! 真っ向ぉ!! 唐竹割りぃいいいいいいいいいい!!!」

セントジョーンズは、未だ前を向いたまま。
その後ろから、風をまとい、剣をふりあげ猛然と突貫。

背後をとった、今度こそ。しかし、そんな思いも虚しく。


(li^ω^)「ってぇ、うわらば……っ!!」

何かに足を取られ、僅かにつまづき、大きくバランスを崩した。
そんな隙、見逃してもらえるはずもなく。


(’e’)「懲りない人だ」

(;^ω^)「っっ!」

まだ吹きすさぶ風のなか、迫りくる斜めの剣線、
それを、どうにか受け止めると、弾かれあう金音と共に距離をとる。

実を言えば、先ほどからずっと、
攻めているのに防戦一方と、おかしな状態がつづいていた。

27 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:08:41.37 ID:uN/GbHra0
(;^^ω)(またか……なにやってんだお前)

(;^ω^)(ちちち、違う! なんか変なんだお)

しかし、何よりおかしいのは、その過程にあった。と言うのも、
攻める度に、僕がつまづいたり、目にゴミが入ったり、くしゃみが出たりと。

(;^^ω)(正直、ふざけてるようにしか……)

見えないらしい。
わかるけど。

( ;ω;)(ほんとに違うんだお……)

(’e’)「いい加減、貴方の相手ばかりしていられないのですがね……」

(;^ω^ω)『「ほぉ? だがお前の狙いは神具だろ? これだって欲しいんじゃないのか」』

急に瀬川が言うので、僕は慌てて剣をつきだした。
そういえば、今までにあった、あの一体感もない事に気が付いた。
30 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:10:28.10 ID:uN/GbHra0
(’e’)「ええ、ですが、その為に時間を浪費するわけにもいかないのですよ
    こちらの狙いは……あくまで正体不明の神具、聖剣フレイ」

(;^ω^)「しょうたいふめい……って?」

(’e’)「生憎、あまり塩を送るのは好きではないのです
    ……まあしいて言うなら」

(’e’)「聖剣は、この世に一つだけでいいのですよ」

(;^^ω)(来るぞ!)

( `ω´)「…お!」

そうして、剣戟がおきること数度。

離れ、近づき、また離れを繰り返し、膠着の状態がつづくなか、
やはりというか、相変わらず、僕の体には異変が起こる。

(;^ω^)「…!!」

(;^^ω)(どうした!?)

(;;^ω^)(ものっそい!! 足の裏が痒い……!!!)

(;^^ω)(アホの子かお前)
32 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:12:36.02 ID:uN/GbHra0
(’e’)「その身のこなし、勘性は相当な物…確かに脅威に値します、が……」

(;^ω^)「…なにを!!」

言葉を待たずに、もう一度駆け出す。
こんなかゆみが何だ、虫アルファEXが無くたって、関係ないのだ。

(;^ω^)「どわあ!!」

だが、意識が別に行っているのが、やはり命取り。
今に集中しきれない僕は、何かにつまづき、そのまま派手にすっ転んでしまった。

(’e’)「まだ、若い」

(li゚ω゚)「げ……」

そこへ、振り落とされる剣。
横に転がり、寸でのところで避けつつ、そのまま転がって距離をとった。

(’e’)「………はやく立ちなさい」

(;^ω^)「お」

と、何故か、セントジョーンズはそんな無様な姿を、
黙して見ているだけだった。
35 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:14:51.05 ID:uN/GbHra0
( ^^ω)(………死ぬの?)

(;^ω^)(うるさいお!!)

それにしても、絶不調ってレベルでは無い、
これはもう、どうしたものかと頭を抱えていると……。


(’e’)「む…?」

ふと、何かに気付いたのか、セントジョーンズは怪訝な表情をうかべた。
その視線は、僕のうしろへと向かっているようだ。

前に注意をはらいつつ、恐る恐るふりむけば、そこには。

(;^ω^)「ショボ!? な、なんで居るんだお!」

(´-ω-`)「……」

身じろぎも、物怖じもせず、ただ静かに立ちすくむ姿があった。
その腰には、日陽でペニサスさんからもらったという、剣が下げられている。

(´・ω・`)「なんか、嫌な予感がしてね……案の定だったみたいだけど」

37 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:17:32.57 ID:uN/GbHra0
(’e’)「新手ですか、いいでしょう……」

(;^ω^)「だ、駄目だお!! ショボ!! 早く逃げ」

慌ててショボへと駆け寄り、前に立ちはだかり、
はやく逃げる事を促すが、ショボは何やら、呟いている。

(;^ω^)「……?」

そして、少しだけ覗き見えたその顔は、ここに来るまでにあった、
あの暗い影は、どこにも見当たらなかった。

(´・ω・`)「ずっと……考えてたんだ」

(;^ω^)「はい?」

(´・ω・`)「そして、ずっと……逃げてたんだ、他ならない、自分から……」

(;^ω^)「な、何を言って……」

(´-ω-`)「そう、だから……もう逃げない、視えたんだ、また……」

38 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:18:39.33 ID:uN/GbHra0
                                .


(`-ω-´)「僕は認める……そして僕が、僕であるために――――



微かな音を鳴らし、引き抜いた剣を片手に、腰元にかまえ、
それが、そうする事が、さも当然であるように。





(`・ω・´) ―――――接続、開始」





もう片手を眼前にかざし、言うはずの無い言葉を言い放った。




43 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:21:12.09 ID:uN/GbHra0
                                 .








            【 次会予告 】セーイジャークーヲーーヤーブーリーサァーイテェー♪









47 : ◆6Ugj38o7Xg :2008/06/08(日) 22:24:04.39 ID:uN/GbHra0
ミ,,゚Д゚彡『今回は、諸事情によって、ゲストは無しだ!!』

ミ,,゚Д゚彡『ブーンが戦う場に、突如として現れたショボン!!
      なんと、驚くべき台詞を言いました!!』

ミ,,゚Д゚彡「うん、もうめんどいから予告はいいよね?」

ミ,,゚Д゚彡『次会!! 異世界でもう一度、第25会 「約束された勝利の剣」』

ミ,,゚Д゚彡b「このあとすぐ!」

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